JP2014158583A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【課題】制御基板に対する不正行為を防止可能なぱちんこ遊技機を提供する。
【解決手段】遊技の制御を行う主制御基板41と、主制御基板41を収容する基板ケースとを備えたぱちんこ遊技機において、主制御基板41は、遊技の制御処理を行うメインCPU415と、ぱちんこ遊技機ごとに異なる第1照合コードを記憶した内蔵ROM417とを有しており、正規の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと一致する関係を有する第2照合コードを記憶した子基板ROM455と、内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定する照合コード判定手段416とを備えている。
【選択図】図4
【解決手段】遊技の制御を行う主制御基板41と、主制御基板41を収容する基板ケースとを備えたぱちんこ遊技機において、主制御基板41は、遊技の制御処理を行うメインCPU415と、ぱちんこ遊技機ごとに異なる第1照合コードを記憶した内蔵ROM417とを有しており、正規の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと一致する関係を有する第2照合コードを記憶した子基板ROM455と、内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定する照合コード判定手段416とを備えている。
【選択図】図4
Description
本発明は、遊技の制御を行う制御基板を備えた遊技機に関する。
ぱちんこ遊技機等の遊技機には、該遊技機に搭載された電子部品の作動を制御する制御基板が設けられている。例えば、主制御基板ないしメイン制御基板と称される制御基板には、遊技機の制御ソフトウェアが書き込まれたROMが搭載され、遊技機の作動を統括的に制御する中枢制御装置としての役割を担っている。そのため、遊技機の制御基板は、偽造ROMへの差し替えや不正回路の付加などの不正行為の対象になりやすい。
このような不正行為を防止して公正な遊技に供するため、制御基板は、ともに透明な樹脂材料を用いて形成されたケース本体とその前方に開閉可能に装着されるケース蓋とからなる基板ケース内に収容されている。また、基板ケースには、ケース本体に対してケース蓋を閉止状態で装着したときに、ケース本体の側に形成した係合部とケース蓋の側に形成した係合部とが係合連結して基板ケースを閉止状態にロックし、ケース蓋(もしくはケース本体)とその係合部との間を繋ぐ連結部をニッパ等の工具を用いて切り離さない限り基板ケースを開放不能にする不正開放防止構造が設けられている(例えば、特許文献1を参照)。
しかしながら、制御基板に対する不正行為は巧妙化しており、このような不正行為をより確実に防止する対策が求められている。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、制御基板に対する不正行為をより確実に防止可能な遊技機を提供することを目的とする。
このような目的達成のため、本発明に係る遊技機は、遊技の制御を行う制御基板と、前記制御基板を収容する基板ケースとを備えた遊技機であって、前記制御基板は、前記遊技の制御処理を行う中央処理装置と、前記遊技機ごとに異なる第1照合コードを記憶した第1記憶手段とを有しており、前記第1照合コードと所定の関係を有する第2照合コードを記憶した第2記憶手段と、前記第1記憶手段に記憶された第1照合コードと前記第2記憶手段に記憶された第2照合コードとが前記所定の関係を有しているか否かを判定する照合コード判定手段とを備えている。
本発明によれば、制御基板に対する不正行為をより確実に防止することが可能である。
以下、本発明の好ましい実施形態について図面を参照して説明する。まず、ぱちんこ遊技機PMの概要構成を図1〜図4を参照しながら説明する。なお、図1はぱちんこ遊技機PMの斜視図、図2は遊技盤10の正面図、図3はぱちんこ遊技機PMの背面図、図4は主制御基板および払出制御基板を示すブロック図である。
である。
である。
[ぱちんこ遊技機の全体構成]
始めに、図1及び図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
始めに、図1及び図2を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの正面側の基本構造を説明する。ぱちんこ遊技機PMは、図1に示すように、外郭方形枠サイズに構成された縦向きの固定保持枠をなす外枠1の開口前面に、これに合わせた方形枠サイズに構成されて開閉搭載枠をなす前枠2が互いの正面左側縁部に配設された上下のヒンジ機構3により横開き開閉および着脱が可能に取り付けられ、正面右側縁部に設けられたダブル錠と称される施錠装置4を利用して常には外枠1と係合連結された閉鎖状態に保持される。
前枠2には、この前枠2の上部前面域に合わせた方形状のガラス枠5が上下のヒンジ機構3を利用して横開き開閉および着脱可能に組み付けられ、施錠装置4を利用して常には前枠2の前面を覆う閉鎖状態に保持される。前枠2には、遊技盤10が着脱可能にセット保持され、常には閉鎖保持されるガラス枠5の複層ガラス5aを通して遊技盤10の正面の遊技領域PAを視認可能に臨ませるようになっている。
ガラス枠5の下部には遊技球を貯留する上下の球皿(上球皿6a及び下球皿6b)が設けられ、下球皿6bの正面右側には遊技球の発射操作を行う発射ハンドル7が設けられている。ガラス枠5の前面側には、発光ダイオード(LED)やランプ等の電飾装置8や、遊技の展開状態に応じて効果音を発生させるスピーカ9が設けられている。
遊技盤10は、図2に示すように、ルータ加工等を施した矩形状の積層合板に、所定の図柄が印刷されたセルを貼り付けて成型される化粧板11を基板として構成される。化粧板11の前面には、飛送レール12a及び内レール12bが円弧状に固設されて遊技球が転動可能な略円形の遊技領域PAが区画形成されている。飛送レール12a及び内レール12bにより遊技球を遊技領域PAに誘導する発射通路12が形成され、この発射通路12における遊技球の出口開口12cの近傍位置(内レール12bの先端部)に、発射通路12を通って出口開口12cから遊技領域PA内に放出された遊技球が再び発射通路12に逆戻りするのを防止する球戻り防止装置13が設けられている。
遊技盤10の遊技領域PAには、多数本の遊技釘とともに、風車や各種の入賞装置14,15,16,17、遊技の進行状況に応じて各種の演出パターンの画像および図柄を表示する図柄表示装置18などの遊技構成部品が取り付けられている。また、遊技領域PAの下端には、各入賞装置に入賞せずに落下した遊技球を遊技盤10の裏面側へ排出させるアウト口19が設けられている。
なお、詳細な図示を省略するが、前枠2の前面下部には、上下の球皿の背後に位置して遊技盤10と上下に整合し得る遊技補助盤(図示せず)が形成されており、この遊技補助盤の各部に、遊技盤10へ向けて遊技球を発射する発射機構21(図4を参照)、遊技領域PAに到達できずに発射通路12を戻ってくる遊技球(すなわちファール球)を回収する遊技球回収機構(図示せず)などが設けられている。
続いて、図3を参照しながら、ぱちんこ遊技機PMの背面側の基本構造を説明する。前枠2の背面側には、中央に前後連通する窓口を有して前枠2よりも幾分小型の矩形枠状に形成された基枠体をベースとしてなる裏セット盤30が、上下のヒンジ機構3を介して前枠2後方に横開き開閉及び着脱が可能に連結されている。この裏セット盤30には、前面開放の矩形箱状をなす裏セットカバー30Cが着脱自在に装着されており、常には前枠2に取り付けられた遊技盤10の裏面側を覆って配設されている(これにより後述する主制御基板ケースユニット100及び演出制御基板ケースユニット200が裏セットカバー30Cにより覆われる)。
裏セット盤30の各部には、多数個の遊技球を貯留する球貯留タンク31、球貯留タンク31から右方に緩やかな下り傾斜を有して延びるタンクレール32、タンクレール32の右端部に繋がり下方に延びる球供給通路部材33、球供給通路部材33により導かれた遊技球を払い出す賞球払出ユニット34、賞球払出ユニット34から払い出された遊技球を上球皿6に導くための賞球通路部材35などが設けられている。
遊技盤10の背面側には、ぱちんこ遊技機PMの作動を統括的に制御する主制御基板41(主制御基板ケースユニット100)や、遊技展開に応じた画像表示、効果照明、効果音等の演出全般の制御を行う演出制御基板42(演出制御基板ケースユニット200)などが取り付けられている。これに対して、裏セット盤30の背面側には、遊技球の発射及び払い出しに関する制御を行う払出制御基板43(払出制御基板ケースユニット300)や、遊技施設側から受電して各種制御基板や電気・電子部品に電力を供給する電源基板44(電源基板ケースユニット400)などが取り付けられている。これらの制御基板とぱちんこ遊技機PM各部の電気・電子部品とがハーネス(コネクタケーブル)で接続されて、ぱちんこ遊技機PMが作動可能に構成されている。
ぱちんこ遊技機PMは、外枠1が遊技施設の遊技島(設置枠台)に固定設置され、前枠2、ガラス枠5等が閉鎖施錠された状態で遊技に供され、上球皿6aに遊技球を貯留させて発射ハンドル7を回動操作することにより遊技が開始される。発射ハンドル7が回動操作されると、上球皿6aに貯留された遊技球が、ガラス枠5の背面側に配設される球送り機構によって1球ずつ発射機構21(図4を参照)に送り出され、発射機構21により遊技領域PAに打ち出されて、以降パチンコゲームが展開される。
ここで、遊技領域PAに打ち出された遊技球が各入賞装置に落入したときの遊技球の払い出し処理について、図4を参照しながら説明する。遊技盤10に設けられる入賞装置には、その外観意匠や入賞時の動作を含めて種々の形態のものがあり、ゲージ設定に応じてどのような形態の入賞装置を用いるものであってもよいが、例えば図2に例示した遊技盤10では、一般入賞装置14、始動入賞装置15、大入賞装置16,17の3種類の入賞装置を設けた例を示している。
一般入賞装置14は、遊技球が落入可能な入賞口14aを有する固定入賞具であり、この入賞口14aに落入したセーフ球はセーフ球通路を通って化粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器14s(図4参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。入賞球検出器14sは、遊技球の通過を検出可能な通過型センサである限り特に限定されず、例えば、磁気センサや光センサ、近接スイッチ等の非接触動作型でも、マイクロスイッチのような接触動作型でもよい(以下に示す入賞球検出器15s,16s,17sにおいても同様とする)。
始動入賞装置15は、遊技球が落入可能な入賞口15aを有し、図柄の変動開始の条件を定める入賞具であり、この入賞口15aに落入したセーフ球はセーフ球通路を通って化粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に設けられた入賞球検出器15s(図4を参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。
大入賞装置16,17は、遊技球が落入可能な入賞口16a,17aを有し、いわゆるアタッカー型の可動入賞装置であり、横長方形状の大入賞口16a,17aを覆う開閉扉が開閉可能に取り付けられている。開閉扉は通常閉止されており、遊技中における所定の入賞条件の下で特別遊技状態が成立したときに、開閉扉の上部が前方にほぼ90度倒されて大入賞口16a,17aが開放される。大入賞口16a,17aに落入したセーフ球はセーフ球通路を通って化粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に領域開口に対応して設けられた入賞球検出器16s,17s(図4を参照)を通過することによって入賞が検出されるようになっている。なお、入賞球検出器14s,15s,16s,17sにより検出された遊技球は、遊技済み球排出通路(図示せず)を流下して遊技施設の遊技島の回収装置に排出される。
遊技領域PAに打ち出された遊技球のうち、いずれの入賞装置にも入賞しなかった遊技球は、アウト球としてアウト口19を通過する。アウト口19を通過したアウト球はアウト球通路を通って化粧板11の裏面側に排出され、該裏面側に設けられたアウト球検出器19s(図4を参照)によってアウト球の通過が検出されるようになっている。なお、アウト球検出器19sにより検出された遊技球は、遊技済み球排出通路(図示せず)を流下して遊技施設の遊技島の回収装置に排出される。
各入賞球検出器14s,15s,16s,17sから出力された入賞検出信号が主制御基板41に入力されると、主制御基板41は、賞球払出ユニット34により払い出す賞球の数を認識可能な情報を有した入賞コマンドを出力する。払出制御基板43は、主制御基板41から入力された入賞コマンドに応じて賞球払出ユニット34の作動を制御し、賞球払出ユニット34によって、入賞装置14〜17(入賞球検出器14s〜17s)の種類に応じて設定された個数の賞球が払い出される。
なお、発射ハンドル7には、発射ハンドル7の回動操作量を検出するポテンショメータ等の角度検出器7s(図4を参照)と、遊技者が発射ハンドル7に接触しているか否かを検出するタッチ検出器7t(図4を参照)が内蔵されており、角度検出器7s及びタッチ検出器7tの検出信号は、払出制御基板43に入力される。払出制御基板43は、タッチ検出器7tからの検出信号から遊技者が発射ハンドル7に触れているか否かを判定し、角度検出器7sからの検出信号から発射ハンドル7の回動操作量を検知して、これらの検出信号に基づいて発射機構21の作動を制御する。
[主制御基板ケースユニットの構成]
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100の構成について図5及び図6を追加参照して説明する。ここで、図5は主制御基板ケースユニット100の分解斜視図、図6は主制御基板ケースユニット100におけるボトムケースとトップケースの斜視図である。なお、以降の説明においては、説明の便宜のため、上下及び左右前後の方向は、ぱちんこ遊技機PMへの取付状態での方向として、図5の状態を基準にして定義しており、図5に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100の構成について図5及び図6を追加参照して説明する。ここで、図5は主制御基板ケースユニット100の分解斜視図、図6は主制御基板ケースユニット100におけるボトムケースとトップケースの斜視図である。なお、以降の説明においては、説明の便宜のため、上下及び左右前後の方向は、ぱちんこ遊技機PMへの取付状態での方向として、図5の状態を基準にして定義しており、図5に示す矢印の方向をそれぞれ前後、左右、上下と称して説明する。
主制御基板ケースユニット100は、ぱちんこ遊技機PMにおける制御の中枢を担う前述の主制御基板41と、主制御基板41を内部に収容する略矩形容器状の基板ケース110と、を主体として構成されている。なお、本実施形態において、基板ケース110には、主制御基板41の他に、詳細後述する小基板45が収容されている。
主制御基板41は、詳細図示を省略しているが、矩形形状のプリント配線板を基板として、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411や抵抗、コンデンサ、コネクタ等の電子・電気部品が実装されて構成されている。主制御基板41には、演出制御基板42や払出制御基板43等とハーネスを介して電気接続するための接続コネクタ(図示せず)が設けられている。この主制御基板41は、基板ケース110(後述するトップケース130)の内面側にビス止め固定される。
基板ケース110は、遊技盤10の背面に着脱されるボトムケース120と、このボトムケース120に着脱自在に取り付けられるトップケース130とを備えて構成されており、ボトムケース120にトップケース130を装着した閉止状態で前後整合するケース右端部及び左端部に、不正開放防止構造及び封印構造(共に詳細後述)が設けられている。ボトムケース120及びトップケース130は、互いの開口同士を相対向させた閉止状態で組み合わされて一体化される。ボトムケース120及びトップケース130は、共に透明な樹脂材料(例えば、ポリカーボネート等)を用いて射出成形等の成形手段により形成され、外部からでも基板ケース110内を視認可能に構成されている。
ボトムケース120は、底壁121a及びこの底壁121aの周縁から立設される上下左右の側壁121bを有して全体として後面開放の矩形箱状に形成されたボトムケース本体121と、ボトムケース本体121の右端部に一体的に形成されたボトム側ロック部122と、ボトムケース本体121の左端部に一体的に形成されたボトム側封印部123とを有して構成される。ボトムケース本体121の上下の側壁121bには、底壁121aからそれぞれ後方に向けて突出するボトム側スライド係合部121cが左右方向に並んで複数形成されている。
トップケース130は、底壁131a及びこの底壁131aの周縁から立設される上下左右の側壁131bを有して全体として前面開放の矩形箱状に形成されたトップケース本体131と、トップケース本体131の右端部に連結部132bを介して一体的に繋がるトップ側ロック部132と、このトップケース本体131の左端部に一体的に形成されたトップ側封印部133とを有して、ボトムケース120に対して左右方向にスライド装着可能に構成されている。トップケース本体131の上下の側壁131bには、この側壁131bが延びる長手方向(左右方向)に沿って前面側に開口してボトムケース120のボトム側スライド係合部121cを受容可能な凹溝状のトップ側溝部131cが形成されるとともに、このトップ側溝部131c内においてボトムケース120のボトム側スライド係合部121cと係合可能なトップ側スライド係合部131dが形成されている。トップケース130には、主制御基板41のコネクタ(図示省略)の実装位置に対応して表裏貫通するコネクタ挿抜口131eが形成されており、主制御基板41がトップケース130に取り付けられた状態で、主制御基板41のコネクタがコネクタ挿抜口131eを通して外部に露出し、演出制御基板42や払出制御基板43等とハーネス(コネクタケーブル)を介して電気接続可能となる。
ボトムケース120にトップケース130を組み付けるには、図6に示すように、ボトムケース120に対してトップケース130を左方に若干ずらした状態で前後方向に対向させて、トップケース130のトップ側溝部131cにボトムケース120のボトム側スライド係合部121cを挿入し、トップケース130を右方向(以下において「閉止方向」とも称する)にスライド移動させることにより、ボトム側スライド係合部121cとトップ側スライド係合部131dとを係合させる。これにより、ボトムケース120とトップケース130とが互いの開口同士を相対向させた閉止状態で取り付けられる。そして、こうしてボトムケース120にトップケース130が組付けられた閉止状態において、前後に位置整合するボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とにより不正開放防止構造が構成されるとともに、同じく前後に位置整合するボトム側封印部123とトップ側封印部133とによりケース封印構造が構成されている。さらには、基板ケース110内に密閉状態で収容された主制御基板41及び子基板45に対してコネクタ破壊構造が構成されている。それでは以下において、主制御基板ケースユニット100に設けられた、不正開放防止構造、封印シール構造、コネクタ破壊構造、を順番に説明する。
<不正開放防止構造>
不正開放防止構造は、いわゆるカシメ構造とも称されて、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図5等に示されているように、ボトムケース本体121の右端部に設けられたボトム側ロック部122と、トップケース本体131の右端部に連結部132bを介して設けられたトップ側ロック部132と、ボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを係合連結するためのロック部材140と、を有して構成されている。
不正開放防止構造は、いわゆるカシメ構造とも称されて、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図5等に示されているように、ボトムケース本体121の右端部に設けられたボトム側ロック部122と、トップケース本体131の右端部に連結部132bを介して設けられたトップ側ロック部132と、ボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを係合連結するためのロック部材140と、を有して構成されている。
ボトム側ロック部122は、後方に向けて開口するボトム側ロック孔122aを有している。トップ側ロック部132は、ボトム側ロック孔122aと前後に整合する位置に表裏貫通して形成されたトップ側ロック孔132aを有している。カシメ部材140は、前後に延びる軸部141と、この軸部141よりも大径の円盤状に形成された操作部142と、軸部141に凹設されたピン収容孔(図示省略)内に設けられて軸部141の中心軸と直交する方向に進退自在に支持された円筒状のロックピン143とを有している。ロックピン143は、ピン収容孔内に設けられたバネ(図示省略)の反発力によってピン先端部が軸部141の外方に突出するよう付勢配設されている。
かかる構成のカシメ構造において、基板ケース110が閉止されて、ボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを前後に対向して重ね合わせた状態で、ロック部材140の軸部141を本体側ロック孔122a及び蓋側ロック孔132aに跨るように挿入して、カシメ部材140をボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とに係合連結されることで、ボトムケース120に対してトップケース130が閉止状態で取り外し不能(開放不能)となる。なお、この状態から基板ケース110を開放するには、トップケース本体131とトップ側ロック部132との間を繋ぐ連結部132bを切断し、ロック部材140を介してボトム側カシメ部122と係合連結した状態のトップ側カシメ部132をトップケース本体131から切り離せばよい。
<封印シール構造>
封印シール構造は、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図5等に示されているように、ボトムケース本体121の左端部に一体的に繋がって形成されたボトム側封印部123と、トップケース本体131の左端部に一体的に繋がって形成されたトップ側封印部133と、ボトム側封印部122に貼着されて基板ケース110を封印する封印シール150と、基板ケース110の開放時に封印シール140を破壊するカッター部材151と、から構成される。
封印シール構造は、従来から知られている構成であり、種々の構成が適宜採用されているが、本実施形態では、図5等に示されているように、ボトムケース本体121の左端部に一体的に繋がって形成されたボトム側封印部123と、トップケース本体131の左端部に一体的に繋がって形成されたトップ側封印部133と、ボトム側封印部122に貼着されて基板ケース110を封印する封印シール150と、基板ケース110の開放時に封印シール140を破壊するカッター部材151と、から構成される。
封印シール150は、例えば紙製のシート部材の表面に、ICチップ及びこれに繋がるアンテナ線が透明な樹脂フィルムによって覆われて形成されており、ICチップに格納された種々の情報(例えば、ぱちんこ遊技機PMに関する情報、主制御基板41の識別情報など)がアンテナ線を介して基板ケース110の外部からでもリーダ装置によって読み取り可能となっている。封印シール150は、ボトム側封印部123にコ字状に折曲された状態で貼着される。
カッター部材151は、ボトム側封印部122に貼着された封印シール150を覆うように装着される。このカッター部材151は、基板ケース110の閉止状態においてはボトム側封印部123に装着されて封印シール150を外方から包囲して保護する一方、基板ケース110の開放時、すなわち、トップケース130をボトムケース120に対して左方向(以下において「開放方向」とも称する)にスライド移動させるとき、トップ側封印部133と協働して当該開放方向に移動することで、ボトム側封印部123に貼着された封印シール150を再生不能な程度に破壊するように構成されている。
ところで近年では、ゴト師による巧妙な手口によって不正開放防止構造および封印シール構造に対して何ら痕跡を残すことなく基板ケース110が開放される事態が発生している。基板ケース110が不正に開放されると、多量の賞球を不正に獲得するために、主制御基板41に実装された正規の電子デバイス(ROM)411が抜き取られ、プログラムが改竄された不正な電子デバイス(ROM)に交換されることで、主制御基板41が不正な遊技に供されてしまうという問題がある。そこで、本実施形態では、このような不正行為に対する予防を実効せしめるため、詳細次述するコネクタ破壊構造が設けられている。
<コネクタ破壊構造>
それでは、本実施形態の特徴構成たるコネクタ破壊構造について、図7〜図13を追加参照して説明する。ここで、図7はコネクタ破壊構造を示す分解斜視図、図8は基板ケース110の閉止状態を示す断面図、図9は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介して接続された状態を示す斜視図、図10は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介して接続された状態を示す平面図、図11は図10における矢印XI−XIに沿って示す断面図、図12はトップケースに主制御基板41を取り付けた状態を示す断面図、図13はボトムケース120に子基板45を取り付けた状態を示す断面図、である。なお、図7〜図13では、説明の理解を容易にするため、ボトムケース120及びトップケース130を簡略化して図示している(不正開放防止構造及び封印シール構造などの図示を省略している)。
それでは、本実施形態の特徴構成たるコネクタ破壊構造について、図7〜図13を追加参照して説明する。ここで、図7はコネクタ破壊構造を示す分解斜視図、図8は基板ケース110の閉止状態を示す断面図、図9は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介して接続された状態を示す斜視図、図10は主制御基板41と子基板45とがコネクタを介して接続された状態を示す平面図、図11は図10における矢印XI−XIに沿って示す断面図、図12はトップケースに主制御基板41を取り付けた状態を示す断面図、図13はボトムケース120に子基板45を取り付けた状態を示す断面図、である。なお、図7〜図13では、説明の理解を容易にするため、ボトムケース120及びトップケース130を簡略化して図示している(不正開放防止構造及び封印シール構造などの図示を省略している)。
コネクタ破壊構造は、トップケース130に取り付けられる主制御基板41と、ボトムケース120に取り付けられる子基板45と、主制御基板41と子基板45とを電気接続するための嵌合型コネクタC1と、トップケース130に設けられて基板ケース110の開放時に嵌合型コネクタC1を破壊するための破壊突起134と、を主体として構成される。
主制御基板41は、前述したように、矩形形状のプリント配線板に、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411などの電子・電気部品が実装されて構成されている。図5等では、電子デバイス(ICパッケージ)411をICソケット412を介して主制御基板41に実装しているが、電子デバイス411を主制御基板41に直付けしてもよい。主制御基板41には、トップケース130の底壁131aと対向する実装面側に、演出制御基板42及び払出制御基板43等とハーネスを介して電気接続するための接続コネクタ(図示せず)の他に、基板ケース110内に同じく収容される子基板45と電気接続するための主基板側コネクタ413が設けられている。主制御基板41は、トップケース130の内面側に凸設された四カ所のネジボス131fにビス止め固定される。
子基板45は、矩形形状のプリント配線板を基板として構成されており、その実装面側には主制御基板41の主基板側コネクタ413と嵌合接続する子基板側コネクタ453が設けられている。この子基板45はボトムケース120の内面側に凸設された2カ所のネジボス121fにビス止め固定されるようになっており、基板ケース110が閉止された状態において、主制御基板41と子基板45とは互いに隣接される位置関係で配置される。
嵌合型コネクタC1は、主制御基板41の右端部に設けられたプラグコネクタとしての主基板側コネクタ413と、子基板45の左端部に設けられたレセプタクルコネクタとしての子基板側コネクタ453と、からなる基板対基板コネクタであり、ボトムケース120にトップケース130をスライド装着する動作に対応して、両コネクタ413,453が嵌合することで、基板同士が互いにボード・トゥ・ボード接続されるように構成されている。
主基板側コネクタ413は、主制御基板41の実装面上に取り付けられるプラグハウジング413aと、このプラグハウジング413aの幅方向に沿って整列状態で保持される複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。プラグハウジング413aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、子基板側コネクタ452と対向する右端部には突起状の嵌合凸部413bが形成されている。不図示のコンタクト端子は、導電性の金属材料を用いて板状に形成されており、一端(接触部)が嵌合凸部413bに圧入保持されて露出し、他端(リード部)が主制御基板41の配線パターン上に半田付けにより接合されている。
子基板側コネクタ453は、子基板45の実装面上に取り付けられるレセプタクルハウジング453aと、このレセプタクルハウジング453aの幅方向に沿って整列状態で保持される複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。レセプタクルハウジング453aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、主基板側コネクタ413と対向する左端部には嵌合凸部413bを受容する空間となる嵌合凹部453bが形成されている。不図示のコンタクト端子は、導電性の金属材料を用いて板状に形成されており、一端(接触部)が嵌合凹部453b内に突出保持され、他端(リード部)が子基板45の配線パターン上に半田付けにより接合されている。主基板側コネクタ413の嵌合凸部413bが子基板側コネクタ453の嵌合凹部453bに嵌合すると、不図示のコンタクト端子同士が互いに接触接続されて、主制御基板41と子基板45とが電気的に接続される。
かかる構成の主制御基板41及び子基板45において、主制御基板41には子基板45との接続の有無を判別するための判別回路が形成されている。主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタC1を介して接続されている状態では、子基板45から主制御基板41へ定期的に所定の電気信号(ヘルスチェック信号)が入力されるため、主制御基板41において子基板45との接続状態が確認される。他方、主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタC1を介して接続されていない状態では、主制御基板41には子基板45からの所定の電気信号が途絶えるため、主制御基板41において子基板45との未接続状態が確認される。このように主制御基板41は、子基板45からの所定の電気信号の入力の有無に基づいて、子基板45との接続の有無を判別するわけであるが、子基板45との未接続状態では正常に動作しないように構成されている。すなわち、主制御基板41は、嵌合型コネクタC1を介して子基板45と電気的に接続されていることを条件として正常に動作可能となる回路構成となっている。
従って、詳細後述するように、基板ケース110の開放時にコネクタを破壊できれば、主制御基板41に不正な改造を付加したとしても、それ以降、主制御基板41と子基板45とが電気的に接続できなくなり、主制御基板41自体が動作不能となるため、該改造された主制御基板41が不正な遊技に供されることを未然に防止できることになる。そして、基板ケース110の開放時に、嵌合型コネクタC1を破壊する役割を担うのが次述する破壊突起134である。
破壊突起134は、トップケース130における底壁131aの内面側において主制御基板41の近傍に配設されており、基板ケース110が閉止された状態で子基板側コネクタ453と前後に略対峙する位置関係となって該コネクタ453に対して係止可能に構成されている。破壊突起134は、トップケース本体131における底壁131aの内面側に片持ち状に支持されてL字状に屈曲形成された弾性アーム134aと、この弾性アーム134aの自由端側に突設された爪部134bとからなり、基板ケース110のスライド方向と略直交する方向(前後方向)に弾性変形が可能である。爪部134bには、先端側から基端側に向かって厚みが大きくなるように傾斜した傾斜面134cと、この係斜面134cの基端側に形成されて子基板側コネクタ453に係止可能な係止面134dとが、連続的に繋がって形成されている。
この破壊突起134は、ボトムケース120に対してトップケース130を右方向(閉止方向)にスライド移動させるときは、基板側コネクタ453の壁面に摺接して傾斜面134cの作用により基板側コネクタ453と離反する方向へ弾性変形することで該スライド移動を許容する一方、ボトムケース120に対してトップケース130を左方向(開放方向)にスライド移動させるときは、係止面134dが基板側コネクタ453の壁面に係止することで該スライド移動を阻害する(その結果、無理やり基板ケース110を開放させようとすると破壊突起134によって子基板側コネクタ453が破壊される)。
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100を組み立てる際の作用について図14を追加参照しながら説明する。ここで、図14は、コネクタ破壊構造の作用を説明するための模式図である。
まず、主制御基板41をトップケース130の内面側において4カ所のネジボス131fにビス止めするとともに、子基板45をボトムケース120の内面側において2カ所のネジボス121fにビス止めする。そして、ボトムケース120のボトム側封印部123に封印シール150を貼着してから、これを覆うようにしてカッター部材151を装着する。
続いて、トップケース130をボトムケース120にスライド装着して、基板ケース110を閉止させる。このとき、図14(a)に示すように、ボトムケース120に対してトップケース130を閉止方向にスライド移動させると、トップケース130の破壊突起134が子基板側コネクタ453に当接して傾斜面134cの作用により該コネクタ453と離反する方向に押圧されることで、破壊突起134は弾性変形して撓んだ状態となる。そして、図14(b)に示すように、トップケース130がボトムケース120に完全にスライド装着されると、破壊突起134が子基板側コネクタ453を乗り越えたところで自身の復元弾性によって元の自由姿勢に復帰し、破壊突起134の爪部134bと子基板側コネクタ453とが係合する。
こうして基板ケース110が閉止されると、主制御基板41と子基板45とが基板ケース110内で左右に隣接した状態で収容されることとなる。ここで、ボトムケース120に対するトップケース130のスライド方向と、主基板側コネクタ413と子基板側コネクタ453との嵌合方向とは一致しているため、ボトムケース120に対するトップケース130のスライド装着動作に連動して主基板側コネクタ413と子基板側コネクタ453とがボード・トゥ・ボード接続され、主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタC1を介して互いに接続された状態となる。
このように基板ケース110が閉止された状態で、ロック部材140の軸部141をボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とに挿入し、このロック部材140を介してボトム側ロック部122とトップ側ロック部132とを係合連結させることで、ボトムケース120とトップケース130とが開放不能にロック固定される。そのため、トップケース130の連結部132bを破壊してボトム側ロック部122と係合連結した状態のトップ側ロック部132をトップケース本体131から切り離さない限りは、基板ケース110が開放されることはない。
こうして、基板ケース110に主制御基板41及び子基板45が一体的に組み付けられることで、アッセンブリ化された主制御基板ケースユニット100が完成し、この主制御基板ケースユニット100を一個の個体として遊技盤10の背面側に着脱が可能である。このとき、基板ケース110内では、主制御基板41と子基板45とが嵌合型コネクタC1を介して電気的に接続された状態となっており、前述したように、子基板45から所定の電気信号(ヘルスチェック信号)が主制御基板41に入力されるので、主制御基板41はROM(電子デバイス411)に格納されたプログラム等に基づき正常に動作が可能である。
また、このように主制御基板ケースユニット100が一体的に組み立てられると、基板ケース110内に収容された主制御基板41への外部からのアクセスは困難である。ここで、封印シール150は、前述のように、ICチップ及びアンテナ線を実装しており、基板ケース110の内部に保持された状態のままでも、ICチップに格納された各種情報(例えば、ぱちんこ遊技機PMに関する情報、主制御基板41の識別情報等)を、基板ケース110を開放することなくリーダによって外部から読み取り可能である。
次に、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100において、基板ケース110を開放する際の作用について説明する。
まず、基板ケース110を開放するには、不正開放防止構造におけるトップ側ロック部132とトップケース本体131との間を繋ぐ連結部をニッパ等の工具を用いて切断し、ロック部材140を介してボトム側ロック部122と係合連結された状態のトップ側ロック部132をトップケース本体131から切り離す。これにより、ボトムケース120とトップケース130との連結が絶たれ、基板ケース110が開放可能な状態となる。
続いて、ボトムケース120に対してトップケース130を開放方向にスライド移動させる。このとき、基板ケース110の内部では、図14(b)に示すように、トップケース130の破壊突起134がボトムケース120の子基板側コネクタ453に係止されているため(引っ掛かっているため)、ボトムケース120に対するトップケース130のスライド移動が阻害される。この状態から、トップケース130を無理やりスライド移動させると、破壊突起134から子基板側コネクタ453に対して一定以上の荷重が加わるため、破壊突起134に押圧されて子基板側コネクタ453が破壊されることとなる。ここで、子基板側コネクタ453が「破壊」するとは、子基板側コネクタ453自体が損傷して、主基板側コネクタ413と嵌合不能もしくは電気接続不能となったり、ハウジング413aやコンタクト端子(図示せず)に破損された痕跡が外観上認識できる程度に残存する場合のほか、子基板側コネクタ453自体が損傷せずとも子基板45から分離して実質的に主制御基板41と子基板45とが電気接続不能になる場合などを含むものである。
このように基板ケース110が開放されると、子基板側コネクタ453が確実に破壊されてその痕跡が明瞭に残存するため、主制御基板ケースユニット100に対する不正なアクセス行為を容易に発見することができる。更には、子基板側コネクタ453が破壊されると、主制御基板41と子基板45との電気的な接続状態が絶たれ、主制御基板41が動作不能となるため、主制御基板41に対する不正な改造行為が未然に防止される(例えばROM交換等の改竄を行っても無駄になる)。
なお、基板ケース110を開放した場合には、封印シール構造においても、封印シール150がカッター部材151によって破壊されるため、封印シール150のICチップに格納された各種情報が実質的に読み取り不能となり、この封印シール150においても基板ケース110を開放した痕跡が残存されることとなる。
以上、本実施形態に係る主制御基板ケースユニット100によれば、基板ケース110が開放されたときに、トップケース130側に設けられた破壊突起134がボトムケース120側に設けられた子基板側コネクタ453に接触して子基板側コネクタ453を破壊することで、基板ケース110が不正に開放された痕跡を明瞭に残存させて該不正行為を早期に発見することができるとともに、嵌合型コネクタC1を介する主制御基板41と子基板45との電気的な接続状態が絶たれて主制御基板41自体が動作不能となるため、主制御基板41に対する電子部品の交換や改造等の不正行為を未然に防止することが可能となる。従って、本実施形態によれば、不正行為の予防及び早期発見に寄与することが可能になるという効果を奏する。
また、基板ケース110を開放したときに、子基板側コネクタ453が破壊されることで子基板45側はある程度の損傷を受けるものの、主制御基板41自体は何ら損傷を受けず再使用可能なため、不正開放行為に対する損害を最小限に抑えることが可能になる。
仮に、主制御基板41が損傷を受けないように一つの基板ケース110が不正に開放され、子基板45が損傷を受けないように他の基板ケース110が不正に開放された場合に、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用される可能性がある。従来のぱちんこ遊技機では、電子デバイス411の真偽判定を行う手段が設けられていないため、たとえCPUを含む電子デバイスが偽造品であっても、他のハードウェアとの対応が正規品と同様に行われていれば、遊技機が不正に作動する可能性があった。本実施形態では、電子デバイス411の真偽判定を行うための照合コード判定手段が設けられている。
[照合コード判定手段の第1実施形態]
次に、図4を参照しながら、第1実施形態の照合コード判定手段416について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図4は主制御基板および払出制御基板の第1実施形態を示すブロック図である。前述したように、主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411が実装される。この電子デバイス411は、遊技に関する制御処理を行うメインCPU415、プログラム等を記憶した内蔵ROM417、及び所定のデータを記憶する内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。内蔵ROM417は、メインCPU415を作動させるためのプログラムの他に、電子デバイス411の真偽判定を行うための照合コードとして、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。第1照合コードに用いられる符号として、例えば、所定桁数の数字とアルファベットとの組み合わせが用いられる。なお、第1照合コードに用いられる符号として、所定桁数の数字またはアルファベットの一方が用いられてもよい。
次に、図4を参照しながら、第1実施形態の照合コード判定手段416について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図4は主制御基板および払出制御基板の第1実施形態を示すブロック図である。前述したように、主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411が実装される。この電子デバイス411は、遊技に関する制御処理を行うメインCPU415、プログラム等を記憶した内蔵ROM417、及び所定のデータを記憶する内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。内蔵ROM417は、メインCPU415を作動させるためのプログラムの他に、電子デバイス411の真偽判定を行うための照合コードとして、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。第1照合コードに用いられる符号として、例えば、所定桁数の数字とアルファベットとの組み合わせが用いられる。なお、第1照合コードに用いられる符号として、所定桁数の数字またはアルファベットの一方が用いられてもよい。
子基板45は、前述したように、嵌合型コネクタC1を介して主制御基板41と電気的に接続され、子基板45から主制御基板41へ定期的に所定の電気信号(ヘルスチェック信号)が入力される。この子基板45には、正規の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと一致する第2照合コードを記憶した子基板ROM455が配設される。子基板ROM455は、半田付け等により子基板45に直付けされ、容易に取り外されないようになっている。なお、子基板ROM455を不正に取り外した痕跡が残るように、子基板ROM455の半田付け部分に不可逆性の温度変色塗料を塗布するようにしてもよい。
第1実施形態の照合コード判定手段416は、電子デバイス411のメインCPU415に設けられ、所定のタイミングのときに、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定する。照合コード判定手段416による判定のタイミングとして、例えば、ぱちんこ遊技機PMの電源を入れたとき、始動入賞装置15への入賞を契機とした図柄表示装置18での図柄変動の開始もしくは終了のとき、始動入賞装置15への入賞を契機としたメインCPU415での乱数取得のときなど、任意のタイミングに設定可能である。
続いて、図15に示すフローチャートを参照しながら、第1実施形態の照合コード判定手段416による判定フローについて説明する。まず、照合コード判定手段416は、子基板ROM455に記憶された第2照合コードを読み出す(ステップST101)。次に、照合コード判定手段416は、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードを読み出す(ステップST102)。次に、照合コード判定手段416は、前のステップST101〜ST102で読み出した第1照合コードと第2照合コードとを比較する(ステップST103)。
第1照合コードと第2照合コードとが一致する場合、照合コード判定手段416は正常と判定する(ステップST104)。照合コード判定手段416が正常と判定した後、メインCPU415は、内蔵ROM417に記憶されたプログラム等に基づいて、通常の遊技制御処理を行う(ステップST105)。
一方、第1照合コードと第2照合コードとが不一致である場合、照合コード判定手段416は異常と判定する(ステップST106)。照合コード判定手段416が異常と判定した後、メインCPU415は、遊技制御を停止する処理を行う(ステップST107)。またこのとき、メインCPU415は、図柄表示装置18等に警告表示を行わせる制御を行う。これにより、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。
以上説明したように、第1実施形態の照合コード判定手段416によれば、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定するため、主制御基板41に実装された電子デバイス(ROM)411の不正な交換を検知することが可能になり、主制御基板41に対する不正行為をより確実に防止することができる。また、照合コード判定手段416がメインCPU415に設けられるため、照合コード判定手段416の構成を簡略化することができる。
また、子基板45に設けられた子基板ROM455が主制御基板41とともに基板ケース110に収容されるため、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。
[照合コード判定手段の第2実施形態]
次に、図16を参照しながら、第2実施形態の照合コード判定手段419について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図16は主制御基板および払出制御基板の第2実施形態を示すブロック図である。第2実施形態の主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411と、この電子デバイス411とは別体の照合コード判定手段419とが配設される。電子デバイス411は、第1実施形態と同様に、メインCPU415、内蔵ROM417、及び内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。第2実施形態の内蔵ROM417は、第1実施形態と同様に、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。また、第2実施形態の子基板45は、第1実施形態と同様の構成であり、第2照合コードを記憶した子基板ROM455が配設される。
次に、図16を参照しながら、第2実施形態の照合コード判定手段419について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図16は主制御基板および払出制御基板の第2実施形態を示すブロック図である。第2実施形態の主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411と、この電子デバイス411とは別体の照合コード判定手段419とが配設される。電子デバイス411は、第1実施形態と同様に、メインCPU415、内蔵ROM417、及び内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。第2実施形態の内蔵ROM417は、第1実施形態と同様に、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。また、第2実施形態の子基板45は、第1実施形態と同様の構成であり、第2照合コードを記憶した子基板ROM455が配設される。
第2実施形態の照合コード判定手段419は、ICチップ等を用いて構成され、半田付け等により、電子デバイス411と別体に主制御基板41に直付けされる。そして、第2実施形態の照合コード判定手段419は、第1実施形態と同様に、所定のタイミングのときに、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定する。なお、照合コード判定手段419を不正に取り外した痕跡が残るように、照合コード判定手段419(ICチップ)の半田付け部分に不可逆性の温度変色塗料を塗布するようにしてもよい。
続いて、図17に示すフローチャートを参照しながら、第2実施形態の照合コード判定手段419による判定フローについて説明する。まず、照合コード判定手段419は、子基板ROM455に記憶された第2照合コードを読み出す(ステップST201)。次に、照合コード判定手段419は、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードを読み出す(ステップST202)。次に、照合コード判定手段419は、前のステップST201〜ST202で読み出した第1照合コードと第2照合コードとを比較する(ステップST203)。
第1照合コードと第2照合コードとが一致する場合、照合コード判定手段419は正常と判定する(ステップST204)。照合コード判定手段419は、正常と判定した後、電子デバイス411のメインCPU415に、遊技制御処理を行わせる作動信号を送信する(ステップST205)。
一方、第1照合コードと第2照合コードとが不一致である場合、照合コード判定手段419は異常と判定する(ステップST206)。照合コード判定手段419は、異常と判定した後、電子デバイス411のメインCPU415に、遊技制御処理を停止させる停止信号を送信する(ステップST207)。これにより、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。なお、停止信号として、例えば、メインCPU415を強制的にリセットさせるリセット信号(NMI:マスク不能な割り込み信号)を用いることができる。また例えば、電源遮断時のリセット信号を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、第2実施形態の照合コード判定手段419によれば、第1実施形態と同様に、主制御基板41に実装された電子デバイス(ROM)411の不正な交換を検知することが可能になり、主制御基板41に対する不正行為をより確実に防止することができる。また、照合コード判定手段419が(電子デバイス411と別体に)主制御基板41に設けられるため、電子デバイス411と照合コード判定手段419とを別個に不正改造する必要が生じることから、主制御基板41に対する不正行為の抑止効果を高めることができる。
また、子基板45に設けられた子基板ROM455が主制御基板41とともに基板ケース110に収容されるため、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。
[照合コード判定手段の第3実施形態]
次に、図18を参照しながら、第3実施形態の照合コード判定手段436について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図18は主制御基板および払出制御基板の第3実施形態を示すブロック図である。第3実施形態の主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411が実装される。電子デバイス411は、第1実施形態と同様に、メインCPU415、内蔵ROM417、及び内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。第3実施形態の内蔵ROM417は、第1実施形態と同様に、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。また、第3実施形態の子基板45は、第1実施形態と同様の構成であり、第2照合コードを記憶した子基板ROM455が配設される。
次に、図18を参照しながら、第3実施形態の照合コード判定手段436について、主制御基板41および子基板45の構成とともに説明する。なお、図18は主制御基板および払出制御基板の第3実施形態を示すブロック図である。第3実施形態の主制御基板41には、CPU、ROM及びRAM等の電子デバイス411が実装される。電子デバイス411は、第1実施形態と同様に、メインCPU415、内蔵ROM417、及び内蔵RAM(図示せず)等が、パッケージ化されて構成されたものである。第3実施形態の内蔵ROM417は、第1実施形態と同様に、ぱちんこ遊技機PM(電子デバイス411)ごとに異なる第1照合コードを記憶している。また、第3実施形態の子基板45は、第1実施形態と同様の構成であり、第2照合コードを記憶した子基板ROM455が配設される。
第3実施形態の照合コード判定手段436は、払出制御基板43の払出制御CPU435に設けられる。そして、第3実施形態の照合コード判定手段436は、第1実施形態と同様に、所定のタイミングのときに、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードと子基板ROM455に記憶された第2照合コードとが一致しているか否かを判定する。なお、払出制御CPU435は、ICチップ等を用いて構成され、賞球払出ユニット34及び発射機構21の作動制御処理を行う。また、払出制御CPU435は、半田付け等により、払出制御基板43に直付けされるようにしてもよい。またこの場合、払出制御CPU435を不正に取り外した痕跡が残るように、払出制御CPU435(ICチップ)の半田付け部分に不可逆性の温度変色塗料を塗布するようにしてもよい。
続いて、図19に示すフローチャートを参照しながら、第3実施形態の照合コード判定手段436による判定フローについて説明する。まず、照合コード判定手段436は、子基板ROM455に記憶された第2照合コードを読み出す(ステップST301)。次に、照合コード判定手段436は、電子デバイス411の内蔵ROM417に記憶された第1照合コードを読み出す(ステップST302)。次に、照合コード判定手段436は、前のステップST301〜ST302で読み出した第1照合コードと第2照合コードとを比較する(ステップST303)。
第1照合コードと第2照合コードとが一致する場合、照合コード判定手段436は正常と判定する(ステップST304)。照合コード判定手段436は、正常と判定した後、電子デバイス411のメインCPU415に、遊技制御処理を行わせる作動信号を送信する(ステップST305)。
一方、第1照合コードと第2照合コードとが不一致である場合、照合コード判定手段436は異常と判定する(ステップST306)。照合コード判定手段436は、異常と判定した後、電子デバイス411のメインCPU415に、遊技制御処理を停止させる停止信号を送信する(ステップST307)。また、払出制御CPU435は、賞球払出ユニット34及び発射機構21の作動制御を停止する処理を行う(ステップST308)。これにより、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。なお、停止信号として、例えば、メインCPU415を強制的にリセットさせるリセット信号(NMI:マスク不能な割り込み信号)を用いることができる。また例えば、電源遮断時のリセット信号を用いるようにしてもよい。
以上説明したように、第3実施形態の照合コード判定手段436によれば、第1実施形態と同様に、主制御基板41に実装された電子デバイス(ROM)411の不正な交換を検知することが可能になり、主制御基板41に対する不正行為をより確実に防止することができる。また、照合コード判定手段436が(電子デバイス411と別体に)払出制御基板43に設けられるため、電子デバイス411と払出制御基板43(照合コード判定手段436)とを別個に不正改造する必要が生じることから、主制御基板41に対する不正行為の抑止効果を高めることができる。また仮に、電子デバイス411のメインCPU415が停止信号を受け付けないように不正改造されたとしても、払出制御CPU435による賞球払出ユニット34及び発射機構21の作動制御が停止されるため、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。
また、子基板45に設けられた子基板ROM455が主制御基板41とともに基板ケース110に収容されるため、損傷を受けていない主制御基板41と子基板45とを組み合わせて不正に使用された場合に、このような不正行為を検知して、ぱちんこ遊技機PMの不正な作動を停止することが可能になる。
なお、上述の第4実施形態において、異常と判定された後、照合コード判定手段436により停止信号を送信する処理(ステップST307)と、払出制御CPU435により作動制御を停止する処理(ステップST308)とのうち、いずれか一方が行われるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態において、主制御基板41と子基板45とを接続するための嵌合型コネクタC1としてボード・トゥ・ボードコネクタを例示して説明したが、例えば可動式コネクタなどの他のコネクタを適用してもよい。ここで、図20には、コネクタ破壊構造の変形例として、可動式コネクタC2を適用した場合の模式図を示している。
この変形例に係るコネクタ破壊構造は、図20に示すように、主制御基板41、子基板45、可動式コネクタC2を主体として構成されており、破壊突起を構成要素としていない点で上述の実施形態とは相違している。なお、図20では、主制御基板ケースユニット100から要部のみを抜き出して図示している。
可動式コネクタC2は、主制御基板41の右端部に設けられたレセプタクルコネクタとしての主基板側コネクタ414と、子基板45の左端部に設けられたプラグコネクタとしての子基板側コネクタ454と、からなる基板対基板コネクタである。可動式コネクタC2としては、例えば、日本圧着端子製造株式会社製のプリント基板用コネクタ(1.25FJコネクタ)などが適用される。
主基板側コネクタ414は、主制御基板41上に取り付けられるレセプタクルハウジング414aと、このレセプタクルハウジング414aの幅方向に沿って整列状態で保持される複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。レセプタクルハウジング414aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、その内部には上方及び右方に跨って開口する嵌合凹部414bが形成されている。不図示のコンタクト端子は、導電性の金属材料を用いて形成されており、一端(接触部)が嵌合凹部414bに圧入保持され、他端(リード部)が主制御基板41の配線パターン上に半田付けにより接合されている。
子基板側コネクタ454は、子基板45上に取り付けられるプラグハウジング454aと、このプラグハウジング454aの幅方向に沿って整列状態で保持される複数のコンタクト端子(図示せず)と、を備えて形成される。プラグハウジング454aは、樹脂等の電気絶縁性材料を用いて一体成型されており、子基板45に取り付けられるハウジングベース部454bと、このハウジングベース部454bに軸支されて軸心X周りに揺動自在に取り付けられた嵌合凸部454cと、を有して形成されている。不図示のコンタクト端子は、導電性の金属材料を用いて形成されており、一端(接触部)が嵌合凸部に圧入保持されて露出し、他端(リード部)が子基板45の配線パターン上に半田付けにより接合されている。ここで、コンタクト端子は、嵌合凸部454cの揺動運動に合わせて変位できるものであれば、互いに相対動可能な二つの分割型のコンタクトを組み合わせたものであってもよいし、弾性変形可能なコンタクトを用いてもよい。子基板側コネクタ454は、嵌合凸部454cがハウジングベース部454bに対して、上方に起立した起立位置(図20(a)を参照)と、この起立位置から略90度だけ傾倒された倒伏位置(図20(b)を参照)と、の間で揺動変位が可能に構成されており、嵌合凸部454cを起立位置から倒伏位置へ傾倒して、子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを主基板側コネクタ414の嵌合凹部414bに嵌合させることで、不図示のコンタクト端子同士が互いに接触接続されて、主制御基板41と子基板45とが電気的に接続される。
また、トップケース130の底壁131aにおける子基板側コネクタ454と整合する位置には、基板ケース110の外部からでも子基板側コネクタ454にアクセスして揺動操作(傾倒操作)を可能とするための操作開口135が表裏貫通されている。これにより、基板ケース110の閉止状態において、トップケース130の操作開口135を通じて子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを上下に揺動操作可能となり、この嵌合凸部454cを起立位置から倒伏位置へ傾倒させて嵌合凹部414bと嵌合させることにより、主基板側コネクタ414と子基板側コネクタ454とを接続することができる。なお、この操作開口135は、主基板側コネクタ414と子基板側コネクタ454とを接続した後、この操作開口135よりも幾分大きな遮蔽部材136によって閉鎖される。
次に、かかる構成のコネクタ破壊構造の作用を説明する。なお、不正開放防止構造及び封印シール構造に関する作用については既述しているので、ここではその説明を省略する。
まず、主制御基板41をトップケース130の内面側にビス止めするとともに、子基板45をボトムケース120の内面側にビス止めする。このとき予め、図20(a)に示すように、子基板45上に実装された子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを上方に揺動させた起立位置に設定しておく。
そして、トップケース130をボトムケース120にスライド装着して、基板ケース110を閉止させると、主制御基板41と子基板45とが基板ケース110内で左右に隣接した状態で収容されることとなる。このとき、主制御基板41と子基板45とは、互いに近接した状態で略同一平面内に配置されており、主基板側コネクタ414と子基板側コネクタ454とは左右に対向配置されている。
続いて、トップケース130の操作開口135から基板ケース110内に手指を入れて、図20(b)に示すように、子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cを下方に揺動させて起立位置から倒伏位置へ傾倒操作する。これにより、子基板側コネクタ454の嵌合凸部454cが主基板側コネクタ414の嵌合凹部414bに嵌合され(コネクタ同士が接続され)、主制御基板41と子基板45とが可動式コネクタC2を介して電気的に接続されることとなる。
そして、図20(c)に示すように、トップケース130の操作開口135に遮蔽部材136を被せて、例えば超音波溶着等の公知の溶着方法を用いて遮蔽部材136と操作開口135の周壁部とを溶着接合することで、操作開口135が遮蔽部材136によって閉鎖されるため、基板ケース110の外部から主制御基板41にアクセスすることは出来なくなる。
続いて、こうして組み立てられた基板ケース110を開放するには、ボトムケース120に対してトップケース130を開放方向にスライド移動させる。このとき、ボトムケース120に対するトップケース130のスライド方向(左右方向)と、主基板側コネクタ414に対する子基板側コネクタ454の抜去方向(略上下方向)と、は異なる方向となっているため、トップケース130を無理やりスライド移動させると、主基板側コネクタ414に対して子基板側コネクタ454が抜去不能な方向(スライド方向)に引っ張られて、嵌合状態の両コネクタ414,454に一定以上の荷重が加わるので、主基板側コネクタ414及び子基板側コネクタ454の少なくとも一方が破壊されることとなる。
従って、この変形例に係るコネクタ破壊構造によれば、基板ケース110のスライド方向とコネクタの嵌合・抜脱方向とが相互に異なり、基板ケース110が開放されたときに、嵌合状態の可動式コネクタC2に一定以上の荷重が加わってコネクタ414,454が破壊されるので、基板ケース110が不正に開放された痕跡を明瞭に残存させて該不正行為を早期に発見することができるとともに、可動式コネクタC2を介した主制御基板41と子基板45との電気的な接続状態が絶たれて主制御基板41自体が動作不能となるため、主制御基板41に対する電子部品の交換や改造等の不正行為を未然に防止することが可能となる。よって、本変形例においても、上述の実施形態と同様の効果、すなわち、不正行為の予防及び早期発見に寄与することが可能になるという効果を奏する。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲であれば適宜改良可能である。
上述の各実施形態では、主制御基板41をトップケース130に取り付け、子基板45をボトムケース120に取り付けているが、各基板の取り付け方は逆であってもよい。
また、上述の各実施形態では、子基板45は所定の電気信号(ヘルスチェック信号)を主制御基板41に出力する制御を司る制御基板として構成しているが、この構成に限定されるものではなく、子基板45を主制御基板41のインターフェース基板等、他の制御基板として構成してもよい。
また、上述の各実施形態では、トップケース130の底壁131aに破壊突起134を突出形成しているが、この構成に限定されるものではなく、トップケース131の側壁131bに破壊突起134を形成してもよい。
また、上述の各実施形態では、スライド開閉型の基板ケースユニットを例示して説明したが、この構成に限定されるものではなく、例えばヒンジ開閉型などの他の基板ケースユニットであってもよい。
また、上述の各実施形態では、不正開放防止構造及び封印構造の両方を具備する基板ケースユニットを適用したが、この構成に限定されるものではなく、不正開放防止構造のみを具備する基板ケースユニットであってもよい。
また、上述の各実施形態では、主制御基板41に嵌合型コネクタC1(もしくは可動式コネクタC2)を介して子基板45が接続されているが、これに限られるものではなく、例えば、第2照合コードを記憶したUSBメモリ型の電子デバイスが接続されるようにしてもよい。
また、上述の各実施形態では、第1照合コードと第2照合コードとが一致する関係であるが、これに限られるものではなく、例えば、第1照合コードの各桁と第2照合コードの各桁が反転している関係であってもよく、照合コード判定手段による電子デバイスの真偽判定が可能な所定の関係を有していればよい。
また、上述の各実施形態では、本発明をぱちんこ遊技機の主制御基板ケースユニットに適用した場合を例示して説明したが、これに限定されるものではなく、ぱちんこ遊技機以外の遊技機、例えばスロットマシンの基板ケースユニットに適用しても同様の効果を得ることが可能である。すなわち、遊技媒体として、遊技球に限らず、遊技メダルを用いる場合に適用しても、同様の効果を得ることが可能である。
PM ぱちんこ遊技機
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉
10 遊技盤
34 賞球払出ユニット(払出装置)
41 主制御基板(制御基板)
43 払出制御基板(払出基板)
45 子基板
100 主制御基板ケースユニット(基板ケースユニット)
110 基板ケース
120 ボトムケース(第1ケース部材)
121 ボトムケース本体
130 トップケース(第2ケース部材)
131 トップケース本体
134 破壊突起(破壊手段)
411 電子デバイス
413 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
414 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
415 メインCPU(中央処理装置)
416 照合コード判定手段(第1実施形態)
417 内蔵ROM(第1記憶手段)
419 照合コード判定手段(第2実施形態)
435 払出制御CPU
436 照合コード判定手段(第3実施形態)
453 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
454 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
455 子基板ROM(第2記憶手段)
1 外枠
2 前枠
5 ガラス扉
10 遊技盤
34 賞球払出ユニット(払出装置)
41 主制御基板(制御基板)
43 払出制御基板(払出基板)
45 子基板
100 主制御基板ケースユニット(基板ケースユニット)
110 基板ケース
120 ボトムケース(第1ケース部材)
121 ボトムケース本体
130 トップケース(第2ケース部材)
131 トップケース本体
134 破壊突起(破壊手段)
411 電子デバイス
413 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
414 主基板側コネクタ(第1コネクタ)
415 メインCPU(中央処理装置)
416 照合コード判定手段(第1実施形態)
417 内蔵ROM(第1記憶手段)
419 照合コード判定手段(第2実施形態)
435 払出制御CPU
436 照合コード判定手段(第3実施形態)
453 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
454 子基板側コネクタ(第2コネクタ)
455 子基板ROM(第2記憶手段)
Claims (4)
- 遊技の制御を行う制御基板と、前記制御基板を収容する基板ケースとを備えた遊技機であって、
前記制御基板は、前記遊技の制御処理を行う中央処理装置と、前記遊技機ごとに異なる第1照合コードを記憶した第1記憶手段とを有しており、
前記第1照合コードと所定の関係を有する第2照合コードを記憶した第2記憶手段と、
前記第1記憶手段に記憶された第1照合コードと前記第2記憶手段に記憶された第2照合コードとが前記所定の関係を有しているか否かを判定する照合コード判定手段とを備えることを特徴とする遊技機。 - 前記照合コード判定手段が前記中央処理装置に設けられ、
前記中央処理装置は、前記照合コード判定手段が前記所定の関係を有していると判定したときに前記遊技の制御処理を行い、前記照合コード判定手段が前記所定の関係を有していないと判定したときに前記遊技の制御処理を停止することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記照合コード判定手段が前記制御基板に設けられ、
前記照合コード判定手段は、前記所定の関係を有していると判定したとき、前記中央処理装置に前記遊技の制御処理を行わせる作動信号を送信し、前記所定の関係を有していないと判定したとき、前記中央処理装置に前記遊技の制御処理を停止させる停止信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 遊技の結果に応じて所定の遊技媒体を払い出す払出装置と、
前記制御基板と電気的に接続されて前記払出装置の作動を制御する払出基板とを備え、
前記照合コード判定手段が前記払出基板に設けられ、
前記照合コード判定手段は、前記所定の関係を有していると判定したとき、前記中央処理装置に前記遊技の制御処理を行わせる作動信号を送信し、前記所定の関係を有していないと判定したとき、前記中央処理装置に前記遊技の制御処理を停止させる停止信号を送信することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013030650A JP2014158583A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013030650A JP2014158583A (ja) | 2013-02-20 | 2013-02-20 | 遊技機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014158583A true JP2014158583A (ja) | 2014-09-04 |
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ID=51610834
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
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| Country | Link |
|---|---|
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- 2013-02-20 JP JP2013030650A patent/JP2014158583A/ja active Pending
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