JP2014163218A - シールド掘削機、及びシールド工法 - Google Patents

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Tatsuya Yasumitsu
立也 安光
Masahiro Miyazawa
昌弘 宮澤
Kenji Noda
兼司 野田
Kosuke Nomoto
康介 野本
Yoshiki Mori
芳樹 森
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Abstract

【課題】シールド掘進において、攪拌効率を向上させる。
【解決手段】本体10前面で地山を掘削するカッター11を備えるカッタースポーク12の背面側に設けられたチャンバー13内に掘削土を取り込み、その掘削土をチャンバー13内に設けられた攪拌翼16・17により攪拌するシールド掘削機1であって、カッタースポーク12と本体10内でチャンバー13の背面に位置する隔壁14との間に掛け渡して設けられた中間支持部材15に、チャンバー13内の掘削土に添加材を注入する注入孔22を設ける。そして、チャンバー13内の掘削土に、中間支持部材15に設けられた各注入孔22から添加材を注入する。
【選択図】図2

Description

本発明は、シールド掘削機と、それを用いるシールド工法に関する。
本出願人等は、揮発性有機化合物を含む汚染土壌の地山内をシールド掘進する際の掘削土の浄化処理に、シールド掘削機自体を有効利用することで、浄化処理の効率化を図り、しかも、良好な坑内環境を維持することができる技術を提案した(特許文献1参照)。
これは、揮発性有機化合物を含む汚染土壌の地山のシールド切羽において、超微細鉄粉溶液と微粉末活性炭溶液を使用する浄化剤を添加して、シールド掘削機のチャンバー内に取り込まれる浄化剤を含む掘削土を、攪拌手段で攪拌混合してから、チャンバー内の攪拌済み掘削土をチャンバー外に搬送する技術である。
ここで、泥土圧シールド工法における作泥材や気泡材などのシールド添加材は、カッター前面あるいはチャンバー隔壁前面の注入孔から添加する方法が一般的である。
ところで、砒素などの重金属を含む汚染土壌においては、掘削土に不溶化材を添加して浄化する必要がある。
なお、シールド掘削機において、固定攪拌棒に、チャンバー内に作泥材を注入するための注入孔を設けたものがある(特許文献2参照)。
特開2012−120987号公報 特開2010−77715号公報
しかし、砒素などの重金属を含む汚染土壌を浄化する不溶化材を、作泥材や気泡材などのシールド添加と同様に、カッター前面あるいはチャンバー隔壁前面の注入孔から添加すると、以下の問題がある。
すなわち、カッター前面の注入孔では、掘削土が塑性流動性を有していないため、不溶化材が均一に混ざりにくく、効率が悪い。
また、チャンバー隔壁前面の注入孔では、固定位置からの注入であり、排土されるまでの時間が短く、十分な攪拌混合ができないため、不溶化材が均一に攪拌混合されにくく、効率が悪い。
本発明の課題は、シールド掘進において、攪拌効率を向上させることである。
以上の課題を解決するため、請求項1に記載の発明は、
本体前面で地山を掘削するカッターを備えるカッタースポークの背面側に設けられたチャンバー内に掘削土を取り込み、その掘削土を前記チャンバー内に設けられた攪拌翼により攪拌するシールド掘削機であって、
前記カッタースポークと前記本体内で前記チャンバーの背面に位置する隔壁との間に掛け渡して設けられた中間支持部材に、前記チャンバー内の掘削土に添加材を注入する注入孔を設けたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、
請求項1に記載のシールド掘削機を用いるシールド工法であって、
前記チャンバー内の掘削土に、前記中間支持部材に設けられた各注入孔から添加材を注入することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、
請求項2に記載のシールド工法であって、
前記添加材として汚染土壌を浄化する不溶化材を注入することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、
請求項2または3に記載のシールド工法であって、
前記チャンバー内の前記添加材を含む掘削土を攪拌混合してから、その攪拌混合済みの掘削土を前記チャンバー外に搬出することを特徴とする。
本発明によれば、シールド掘進において、塑性流動性を有した掘削土に回転する複数位置から添加材を注入し、排土されるまで攪拌混合する時間が十分にあるため、均一に攪拌混合でき、効率化される。
本発明を適用したシールド工法の一実施形態を示す概略説明図である。 図1のシールド掘削機の拡大図である。 図2の固定攪拌翼の正面図(a)とその固定攪拌翼を適正角度位置に回転させた状態を示した図(b)である。
以下、図を参照して本発明を実施するための形態を詳細に説明する。
(工法)
砒素などの重金属を含む汚染土壌内をシールド掘進する際の掘削土に不溶化材を添加して浄化する方法であって、シールド掘削機のチャンバー内において、汚染土壌の掘削土に、不溶化材を添加する工程と、チャンバー内の不溶化材を含む掘削土を攪拌混合する工程と、チャンバー内の攪拌混合済みの掘削土をチャンバー外に搬出する工程とを行う。
なお、汚染土壌が含む重金属の種類により、不溶化材には不溶化に適した性質を有する単独あるいは複数の不溶化材を溶液あるいはスラリー状の状態で使用する。
(実施形態)
図1は本発明を適用したシールド工法の一実施形態を示すもので、1は泥土圧シールド掘削機、2は発進基地、3は立坑、4はシールドトンネル、5は溶液・スラリーミキサーポンプ、6は中継ポンプ、7は土砂搬送ベルトコンベア、8は土砂ピットである。
図示のように、泥土圧シールド掘削機1は、発進基地2の立坑3から発進し、砒素などの重金属を含む汚染土壌等の土壌を掘削してシールドトンネル4を形成する。そのシールド掘進の際は、溶液・スラリーミキサーポンプ5から中継ポンプ6を経て不溶化材と作泥材や気泡材などを含む溶液・スラリーが泥土圧シールド掘削機1のヘッド部Hに供給されて、掘削土と溶液・スラリーが攪拌混合される。
そして、不溶化処理済みの掘削土は、泥土圧シールド掘削機1から、シールドトンネル4内に敷設した土砂搬送ベルトコンベア7により地上の土砂ピット8に搬出される。
図2は泥土圧シールド掘削機1を拡大したもので、10は掘削機本体、11はカッター、12はカッタースポーク、13はチャンバー、14は隔壁、15は中間支持部材、16は回転攪拌翼、17は固定攪拌翼、18はシリンダユニット、19はアジテータ、20はスクリューコンベア、21・22・23は注入孔である。
泥土圧シールド掘削機1は、図示のように、掘削機本体10の前端部に地山を掘削するカッター11を備えるカッタースポーク12が回転自在に組み付けられて、カッタースポーク12の背面側にチャンバー13が形成されていて、チャンバー13の背面側を仕切る隔壁14が設けられている。
図示例では、大径のカッタースポーク12であることから、カッタースポーク12と隔壁14との間に中間支持部材15が掛け渡されている。中間支持部材15は、カッタースポーク12の背面に固定されていて、後端部には、隔壁14の前面に当接して回転する図略の回転板が固定されている。
また、カッタースポーク12の背面には、チャンバー13内を隔壁14の近傍まで伸びる複数の回転攪拌翼16が備えられている。
そして、隔壁14には、チャンバー13内に前進・後退動作する複数の固定攪拌翼17が備えられている。すなわち、固定攪拌翼17は、隔壁14の背面に固定されたシリンダユニット18の駆動によりチャンバー13内に隔壁14から前進・後退動作する。
さらに、隔壁14には、チャンバー13内に突出して自身が回転動作するアジテータ19が備えられている。
なお、固定攪拌翼17は、図3(a)に示すように、断面三角形状で、固定攪拌翼17をチャンバー13内に押し出した状態(図2の上半部参照)において、図示しない駆動手段で、図3(b)に示すように、固定攪拌翼17の断面三角形状の一角部が回転攪拌翼16の回転による掘削土の回転方向(矢印参照)に対向して、攪拌効率の優れた角度位置に回転させることが可能となっている。
また、掘削機本体10内には、図2に示したように、隔壁14の下部からチャンバー13内に前端部が突出したスクリューコンベア20が設置されている。チャンバー13内の底部からスクリューコンベア20によって掘削土が土砂搬送ベルトコンベア7に排出される。
ここで、カッタースポーク12の前面には、カッタースポーク12の回転軸の内部を通りカッタースポーク12内を通って供給される作泥材や気泡材などの添加材を、矢印で示したように、切羽に注入する注入孔(図略)が開口して形成されている。
そして、カッタースポーク12の背面には、カッタースポーク12の回転軸の内部を通りカッタースポーク12内を通って供給される不溶化材を、矢印で示したように、チャンバー13に注入する注入孔21が開口して形成されている。
また、中間支持部材15のカッタースポーク12側の基端部にも、矢印で示したように、不溶化材をチャンバー13に注入する注入孔22が開口して形成されている。
また、回転攪拌翼16のカッタースポーク12側の基端部にも、矢印で示したように、不溶化材をチャンバー13に注入する注入孔23が開口して形成されている。
次に、実施形態の泥土圧シールド掘削機1を用いて行う汚染土壌を不溶化するシールド工法について説明する。
先ず、砒素などの重金属を含む汚染土壌のシールド掘削に際しては、図2の上半部に示したように、シリンダユニット18の駆動により固定攪拌翼17をチャンバー13内に押し出した状態にしておく。
そして、押し出した状態の固定攪拌翼17を、図3(b)に示すように、その断面三角形状の一角部が回転攪拌翼16の回転による掘削土の回転方向(矢印参照)に対向する角度位置に回転させておく。
切羽において、回転するカッタースポーク12前面のカッター11により地山が掘削されると同時に、カッタースポーク12前面の注入孔(図略)から作泥材や気泡材などの添加材が切羽に注入されて、その添加材を混入した掘削土がチャンバー13に取り込まれる。
チャンバー13内には、カッタースポーク12背面の注入孔21と、中間支持部材15基部の注入孔22と、回転攪拌翼16基部の注入孔23とから汚染土壌を浄化する不溶化材が掘削土に注入されて、その不溶化材を添加した掘削土が回転攪拌翼16、固定攪拌翼17、及びアジテータ19により攪拌混合される。
こうして、不溶化材を添加して回転攪拌翼16、固定攪拌翼17、及びアジテータ19により攪拌混合した不溶化処理済みの掘削土は、チャンバー13内の底部からスクリューコンベア20によって土砂搬送ベルトコンベア7に排出される。
また、汚染されていない土壌内をシールド掘進する場合には、図2の下半部に示したように、シリンダユニット18の駆動により固定攪拌翼17をチャンバー13内から隔壁14内部に引き戻した状態にしておく。
これにより、チャンバー13内には固定攪拌翼17が存在しなくなり、カッター11の回転抵抗が小さくなって、効率よいシールド掘進が行える。
以上、実施形態の泥土圧シールド掘削機1による汚染土壌を不溶化するシールド工法によれば、カッタースポーク12の背面の注入孔21と、中間支持部材15の基部の注入孔22と、回転攪拌翼16の基部の注入孔23とからチャンバー13内に、汚染土壌を浄化する不溶化材を添加して、汚染土壌を不溶化することにより、塑性流動性を有した掘削土に回転する複数位置から不溶化材を添加して、チャンバー13から排土されるまで攪拌混合する時間が十分にあるため、均一に攪拌混合することができる。従って、汚染土壌の不溶化を効率化することができる。
そして、汚染土壌内を掘進する場合は、隔壁14の前面から固定攪拌翼17をチャンバー13内に押し出すことで、汚染土壌内のシールド掘進で攪拌効率を向上することができる。
さらに、断面三角形状の固定攪拌翼17を押し出した状態で攪拌効率の優れた角度位置に回転させることで、攪拌効率をより向上することができる。
また、汚染されていない土壌内を掘進する場合は、チャンバー13内から固定攪拌翼17を隔壁14内部に引き戻すことで、固定攪拌翼17をなくして、カッター11の回転抵抗が小さくなることから、シールド掘進の進捗を低下させないで効率的に施工することができる。
(変形例)
以上の実施形態においては、不溶化材を添加するシールド掘削機としたが、本発明はこれに限定されるものではなく、他の浄化剤や作泥材や気泡材などの添加材を注入するシールド掘削機であってもよい。
また、カッタースポーク、チャンバー、攪拌翼、隔壁、中間支持部材の構成等も任意であり、その他、具体的な細部構造等についても適宜に変更可能であることは勿論である。
例えば、固定攪拌翼の前端部に注入孔を設けてもよく、また、注入孔はカッタースポーク背面、中間支持部材または攪拌翼のいずれかに設けるだけでもよい。
1 シールド掘削機
2 発進基地
3 立坑
4 シールドトンネル
5 溶液・スラリーミキサーポンプ
6 中継ポンプ
7 土砂搬送ベルトコンベア
8 土砂ピット
10 掘削機本体
11 カッター
12 カッタースポーク
13 チャンバー
14 隔壁
15 中間支持部材
16 回転攪拌翼
17 固定攪拌翼
18 シリンダユニット
19 アジテータ
20 スクリューコンベア
21・22・23 注入孔

Claims (4)

  1. 本体前面で地山を掘削するカッターを備えるカッタースポークの背面側に設けられたチャンバー内に掘削土を取り込み、その掘削土を前記チャンバー内に設けられた攪拌翼により攪拌するシールド掘削機であって、
    前記カッタースポークと前記本体内で前記チャンバーの背面に位置する隔壁との間に掛け渡して設けられた中間支持部材に、前記チャンバー内の掘削土に添加材を注入する注入孔を設けたことを特徴とするシールド掘削機。
  2. 請求項1に記載のシールド掘削機を用いるシールド工法であって、
    前記チャンバー内の掘削土に、前記中間支持部材に設けられた各注入孔から添加材を注入することを特徴とするシールド工法。
  3. 前記添加材として汚染土壌を浄化する不溶化材を注入することを特徴とする請求項2に記載のシールド工法。
  4. 前記チャンバー内の前記添加材を含む掘削土を攪拌混合してから、その攪拌混合済みの掘削土を前記チャンバー外に搬出することを特徴とする請求項2または3に記載のシールド工法。
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