JP2014163638A - 屋外設置用のボイラおよびその据え付け方法 - Google Patents

屋外設置用のボイラおよびその据え付け方法 Download PDF

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Abstract

【課題】船舶やFPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置けるようにすること。
【解決手段】海上において屋外に設置される屋外設置用のボイラ1であって、ボイラ本体10の上方、下方、前方、後方、および両側方を、耐水性、耐食性、耐塩害性、製作加工性に優れた金属からなる外装板11で覆うと共に、外装板の隣り合う端部同士に重なり部を設け、重なり部の隙間には、コーキング材を充填した。
【選択図】図1

Description

本発明は、船舶やFPSO(Floating Production Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵積出設備)、FSO(Floating Storage and Offloading system:浮体式海洋石油・ガス貯蔵積出設備)等の浮体式海上施設の屋外曝露部(デッキ上)に設置される屋外設置用のボイラおよびその据え付け方法に関するものである。
通常、船舶に搭載されるボイラは機関室内に設置されるが、近年、船舶の屋外曝露部(デッキ上)の有効利用という観点から、ボイラ本体を船舶の屋外曝露部に設置する場合がある。さて、船舶の屋外曝露部に設置されるボイラとしては、例えば、特許文献1に記載されたものが知られている。
特開平9−123997公報
ここで、通常のボイラは船舶の屋外暴露部へ設置することを考慮していないため、ボイラを単に屋外暴露部へ設置した場合、風雨、海水からの塩害等の影響により、わずか数年(1年〜3年程度)でボイラ本体が錆びたり、腐食してしまう問題がある。
また、ボイラ周囲を外装板で保護したとしても、外装板で覆うことが出来ない場所や、ボイラの熱伸びによって生じる隣り合う外装板同志の隙間に、潮風や雨水等が浸入して、外装板の中に収容されたボイラ本体が錆びたり、腐食してしまうことが懸念される。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、船舶やFPSO、FSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる屋外設置用のボイラおよびその据え付け方法を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、以下の手段を採用した。
本発明に係る屋外設置用のボイラは、海上において屋外に設置される屋外設置用のボイラであって、ボイラ本体が、外装板で覆われている。
本発明に係る屋外設置用のボイラによれば、ボイラ本体の上方、下方、前方、後方、および両側方が、例えば、耐水性、耐食性、耐塩害性、製作加工性に優れた金属からなる外装板で覆われることになる。すなわち、ボイラ本体を、保守点検作業のためのアクセスが困難なFPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に設置した場合でも、わずか数年(1年〜3年程度)で外装板に穴があき、その穴から潮風や雨水等が浸入したり、外装板で覆われていない箇所や外装板と外装板との間から潮風や雨水等が浸入したりして、外装板の中に収容されたボイラ本体が錆びてしまったり、腐食してしまうことを回避することができる。その結果、FPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる。
上記屋外設置用のボイラにおいて、前記外装板の隣り合う端部同士は、重なり部を有し、該重なり部における前記外装板の隙間には、コーキング材が充填されているとさらに好適である。
このような屋外設置用のボイラによれば、外装板と外装板との間(接ぎ目)から潮風や雨水等が浸入するのを防止することができ、ボイラ本体が錆びてしまったり、腐食してしまうことを回避することができる。
本発明に係る船舶は、上記いずれかの屋外設置用のボイラを具備している。
本発明に係る船舶によれば、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる屋外設置用のボイラを具備しているので、当該船舶の屋外曝露部を有効に活用することができ、従来ボイラが据え付けられていた当該船舶の屋内スペースを有効に活用することができる。
本発明に係る屋外設置用のボイラの据え付け方法は、海上において屋外に設置される屋外設置用のボイラの据え付け方法であって、前記屋外の所定の位置に、ボイラ本体を据え付ける工程と、前記ボイラ本体が、外装板で覆われるように、前記ボイラ本体に、前記外装板を取り付ける工程と、を備えている。
本発明に係る屋外設置用のボイラの据え付け方法によって据え付けられた屋外設置用のボイラによれば、ボイラ本体の上方、下方、前方、後方、および両側方が、例えば、耐水性、耐食性、耐塩害性、製作加工性に優れた金属からなる外装板で覆われることになる。すなわち、ボイラ本体を、保守点検作業のためのアクセスが困難なFPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に設置した場合でも、わずか数年(1年〜3年程度)で外装板に穴があき、その穴から潮風や雨水等が浸入したり、外装板で覆われていない箇所や外装板と外装板との間から潮風や雨水等が浸入したりして、外装板の中に収容されたボイラ本体が錆びてしまったり、腐食してしまうことを回避することができる。その結果、FPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる。
上記屋外設置用のボイラの据え付け方法において、前記外装板の隣り合う端部同士が重なり合う重なり部を形成するようにして配置し、前記重なり部における前記外装板の隙間にコーキング材を充填する工程を備えているとさらに好適である。
このような屋外設置用のボイラの据え付け方法によって据え付けられた屋外設置用のボイラによれば、外装板と外装板との間(接ぎ目)から潮風や雨水等が浸入するのを防止することができ、ボイラ本体が錆びてしまったり、腐食してしまうことを回避することができる。
本発明に係る屋外設置用のボイラおよびその据え付け方法によって据え付けられた屋外設置用のボイラによれば、船舶やFPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができるという効果を奏する。
本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラを前方から見た概略構成図である。 図1のII−II矢視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 図7の一部を拡大して示す図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す断面図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 図6のVII−VII矢視図である。 図6のVIII−VIII矢視図である。 図6のIX−IX矢視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラの一部を示す斜視図である。
以下、本発明の一実施形態に係る屋外設置用のボイラについて、図1から図15を参照しながら説明する。
図1または図2に示すように、本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1は、船舶や、FPSO、FSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部(デッキ上)に設置されるものであって、水ドラム2、蒸気ドラム3、降水管4、水冷壁管5、前面下部管寄せ(ヘッダー)6、後面下部管寄せ(ヘッダー)7(図6参照)、燃焼室8、煙道9を備えたボイラ本体10と、ボイラ本体10の上方、下方、前方、後方、両側方(左側方および右側方)を取り囲むようにして覆う外装板(化粧板)11と、を備えている。
なお、本実施例では、船舶の屋外暴露部(デッキ上)に設置されたボイラを例に説明する。図1中の符号12はボイラ本体10の下面に固定された脚を示し、符号13は船舶の屋外曝露部(デッキ上)を示している。
図1に示すように、煙道9の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板(平板状のもの)を、煙道9の外側面に沿って湾曲させた外装板11aが、煙道9の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
図1および図3に示すように、外装板11aと、後述する外装板11cとの間に位置して上方に向かって突出する蒸気ドラム3の外側面には、蒸気ドラム3の外側面に沿って湾曲させた保温材21が、蒸気ドラム3の外側面を覆うようにして取り付けられている。
また、保温材21の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板(平板状のもの)を、保温材21の外側面に沿って湾曲させた外装板11bが、保温材21の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
なお、図3に示すように、外装板11bは、所定の幅を有する厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板(平板状のもの)を、リベット22を介して幅方向(図3の左右方向)に複数つなぎ合わされたものであり、隣り合う薄板の端部同士が重なり合う重なり部を形成するようにして接合されている。
図1、図3または図5に示すように、ボイラ本体10の左側方(一側方)は、外装板11cおよび外装板11dにより覆われている。
外装板11cは、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる波板(より具体的には波型形状の薄板鋼板)であり、外装板11cの上端部には、断面視へ字状を呈する雨仕舞用(雨水等の水分の浸入防止用)のコーナープレート25がボイラ本体10の前後方向(外装板11cの幅方向)全体にわたって取り付けられ、外装板11cの下端部には、断面視へ字状を呈する雨仕舞用のコーナープレート26がボイラ本体10の前後方向全体にわたって取り付けられている。
コーナープレート25の上半部は、リベット27を介して外装板11bの下端部と接合され、コーナープレート25の下半部は、リベット28を介して外装板11cの上端部と接合されている。
コーナープレート26の上半部は、リベット29を介して外装板11cの下端部と接合されており、コーナープレート26の下半部は、鉛直下方に向かって延びている。
コーナープレート25,26は、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板(より具体的には平板状の薄板鋼板)である。
外装板11cは、第1の支持板(受け板)31、サポーター32、および第2の支持板(受け板)33により支持されている。
第1の支持板31は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、蒸気ドラム3の外側面から斜め下方に向かって延びている。第1の支持板31の上端は、蒸気ドラム3の外側面に溶接にて接合されている。
サポーター32は、厚み4.5mm〜9.0mmmm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、第1の支持板31の上面に溶接にて接合されている。
第2の支持板33は、第1の支持具34および第2の支持具35により支持されている。
第1の支持具34は、厚み4.5mm〜9.0mmmm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、ボイラ本体10の左側方に位置するボイラケーシング36の外側面から水平方向に沿って延びている。
第2の支持具35は、厚み4.5mm〜9.0mmmm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、第1の支持具34の上面に溶接にて接合されている。
第2の支持板33は、第2の支持具35の上端に溶接にて接合され、第1の支持板31と同じ方向、すなわち、第1の支持板31と同一平面を形成するようにして延びている。
第2の支持具35の、鉛直方向に沿って延びる部位の内側面には、サポーター32を支持するサポーター支持具37が設けられている。サポーター支持具37は、厚み4.5mm〜9.0mmmm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、サポーター32と同じ方向に延びている。サポーター支持具37の下端は、第2の支持具35の、鉛直方向に沿って延びる部位の内側面に溶接にて接合されている。
サポーター32とサポーター支持具37とは、サポーター32の下端部に設けられたボルト穴(丸穴)38、およびサポーター支持具37の上端部に設けられたボルト穴(長穴)39に挿通されるボルト(図示せず)、およびこのボルトに締結されるナット(図示せず)を介して結合される。
外装板11cとサポーター32とは、サポーター32に設けられた雌ねじ部(図示せず)に締結されるタッピングスクリュー(例えば、止めネジ)40を介して結合され、外装板11cと第2の支持板33とは、第2の支持板33に設けられた雌ねじ部(図示せず)に締結されるタッピングスクリュー41を介して結合されている。これにより、ボイラ本体10がボイラ本体10の左右方向に熱伸びした場合であっても、図5中に実線矢印で示す熱伸びによる外装板11cの移動量がボルト穴(長穴)39によって許容(吸収)されるようになっている。
第2の支持板33の下面と、第2の支持具35の、鉛直方向に沿って延びる部位の外側面との間に外装板11dの上端部を挟み込んで、外装板11dの倒れを防止する押さえ板42が設けられている。押さえ板42は、第2の支持板33の下面から鉛直下方に向かって延びている。
なお、タッピングスクリュー40,41と外装板11cとの間には、ワッシャ43およびパッキン(図示せず)が設けられており、これにより、外装板11cに設けられた、タッピングスクリュー40,41が挿通される穴(タッピングスクリュー40,41の軸部(雄ねじ部)の外径よりも大きい内径を有する穴)からの潮風や雨水等の浸入が防止されるようになっている。
図1または図6に示すように、ボイラ本体10の下方は、外装板11eにより覆われている。
外装板11eは、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる波板であり、外装板11eの他側端部(水ドラム2に対して反対側に位置する端部)は、断面視L字状を呈する雨仕舞用のコーナープレート51によりボイラ本体10の前後方向(外装板11eの幅方向)全体にわたって支持され、外装板11eの後端部は、断面視へ字状を呈する雨仕舞用のコーナープレート52によりボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)全体にわたって支持され、外装板11eの一側端部(水ドラム2側に位置する端部)は、断面視L字状を呈する雨仕舞用のコーナープレート53によりボイラ本体10の前後方向全体にわたって支持され、外装板11eの前端部は、断面視へ字状を呈する雨仕舞用のコーナープレート54によりボイラ本体10の左右方向全体にわたって支持されている。
コーナープレート51,52,53,54は、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板である。
図4、図6または図7に示すように、コーナープレート51の、鉛直方向に沿って延びる部位は、ボイラ本体10の右側方(他側方)に位置するボイラケーシング36(図5参照)の外側面に、上下方向に沿って取り付けられたサポーター61の下端に取り付けられたサポーター支持具62の、鉛直方向に沿って延びる部位、および外装板11fにタッピングスクリュー63を介して取り付けられている。
サポーター支持具62は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、前面下部管寄せ6から後面下部管寄せ7にわたって、ボイラ本体10の前後方向に沿って延びている。
コーナープレート51の下端部外側面には、外装板11fの下端を支持する支持板(受け板)64が溶接にて接合されている。支持板64は、厚み4.5mm〜9.0mm程度のステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板であり、断面視L字状を呈している。
サポーター61は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、鉛直方向に沿って延びている。外装板11fとサポーター61とは、サポーター61に設けられた雌ねじ部(図示せず)に締結されるタッピングスクリュー65を介して結合されている。
なお、タッピングスクリュー63,65と外装板11fとの間には、ワッシャ67およびパッキン(図示せず)が設けられており、これにより、外装板11fに設けられた、タッピングスクリュー63,65が挿通される穴(タッピングスクリュー63,65の軸部(雄ねじ部)の外径よりも大きい内径を有する穴)68からの潮風や雨水等の浸入が防止されるようになっている。
サポーター71は、サポーター支持具62の側端に溶接にて接合され、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。外装板11eとサポーター71とは、サポーター71に設けられた雌ねじ部(図示せず)に締結されるタッピングスクリュー72を介して結合されている。外装板11eの他側端部は、サポーター支持具62の、水平方向に沿って延びる部位の下面と、コーナープレート51の、水平方向に沿って延びる部位の上面との間に挟み込まれるようになっている。
なお、タッピングスクリュー72と外装板11eとの間には、ワッシャ(図示せず)およびパッキン(図示せず)が設けられており、これにより、外装板11eに設けられた、タッピングスクリュー72が挿通される穴(タッピングスクリュー72の軸部(雄ねじ部)の外径よりも大きい内径を有する穴)からの潮風や雨水等の浸入が防止されるようになっている。
また、外装板11fの上端部は、外装板11dの上端部を挟み込んでいる部材と同様部材により挟み込まれ、外装板11fの倒れが防止されるようになっている。
図6または図8に示すように、後面下部管寄せ7の他端部(水ドラム2に接続されていない側の端部)を除いた外側面には、後面下部管寄せ7の外側面に沿って湾曲させた保温材75が、後面下部管寄せ7の他端部を除いた外側面を覆うようにして取り付けられている。
また、保温材75の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板を、保温材75の外側面に沿って湾曲させた外装板11gが、保温材75の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
外装板11eの後端部には、断面視へ字状を呈するコーナープレート52がボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)全体にわたって取り付けられている。
コーナープレート52の、水平方向に沿って延びる部位は、リベット76を介して外装板11eの後端部と接合され、コーナープレート52の、外装板11gの外側面に沿って湾曲する部位は、リベット77を介して外装板11gと接合されている。
コーナープレート52の上方に位置する外装板11gの外側面には、その水平方向に沿って延びる部位の下面と、コーナープレート52の、水平方向に沿って延びる部位の上面との間に外装板11eの後端部を挟み込んで、外装板11eの浮き上がりを防止するサポーター78が設けられている。サポーター78は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。
後面下部管寄せ7の長さ方向における中央部に位置する外装板11gの外側面には、その下面がサポーター78の水平方向に沿って延びる部位の上面と接するとともに、中間サポーター81の後端部を支持する中間サポーター支持具82が、溶接にて接合されている。
中間サポーター81の側に位置するサポーター78の端部と、中間サポーター81の後端部とは、連結具83を介して連結されている。連結具83は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。サポーター78と連結具83とは、溶接にて接合され、連結具83と中間サポーター81とは、溶接にて接合されている。
中間サポーター81と中間サポーター支持具82とは、中間サポーター81の後端部に設けられたボルト穴(丸穴)84、および中間サポーター支持具82の端部(外装板11gに接続されていない側の端部)に設けられたボルト穴(長穴)85に挿通されるボルト(図示せず)、およびこのボルトに締結されるナット(図示せず)を介して結合される。
よって、ボイラ本体10がボイラ本体10の前後方向に熱伸びした場合であっても、図6および図8中に実線矢印で示す熱伸びによる中間サポーター81の移動量がボルト穴(長穴)85によって許容(吸収)される。また、外装板11eは波状に形成されているため、熱伸びに対して外装板11eが伸縮することで熱伸びを吸収することができる。
なお、外装板11fの側に位置するサポーター78の端部は、後面下部管寄せ7の外側面から水平方向に沿って前方に延びるとともに、後面下部管寄せ7の外側面と接するようにして、後面下部管寄せ7の外側面に溶接にて接合された(ヘッダー付き)アタッチメント97に溶接にて接合されている。
また、中間サポーター81の側に位置するサポーター71の端部は、サポーター78と同様、連結具83を介して中間サポーター81に結合されている。
図6、図9または図10に示すように、水ドラム2の両端部を除いた外側面には、水ドラム2の外側面に沿って湾曲させた保温材91が、水ドラム2の両端部を除いた外側面を覆うようにして取り付けられている。
また、保温材91の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板を、保温材91の外側面に沿って湾曲させた外装板11hが、保温材91の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
外装板11eの一側端部には、断面視へ字状を呈するコーナープレート53がボイラ本体10の前後方向(外装板11eの幅方向)全体にわたって取り付けられている。
コーナープレート53の、水平方向に沿って延びる部位は、リベット92を介して外装板11eの一側端部と接合され、コーナープレート53の、外装板11hの外側面に沿って湾曲する部位は、リベット93を介して外装板11hと接合されている。
コーナープレート53の上方に位置する外装板11hの外側面には、その水平方向に沿って延びる部位の下面と、コーナープレート53の、水平方向に沿って延びる部位の上面との間に外装板11eの一側端部を挟み込んで、サポーター94を支持するサポーター支持具95が設けられている。また、サポーター支持具95の上方に位置する外装板11hの外側面には、サポーター支持具95を支持する(水ドラム付き)アタッチメント96が設けられている。
サポーター94は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。
サポーター支持具95は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、前面下部管寄せ6から後面下部管寄せ7にわたって、ボイラ本体10の前後方向に沿って延びている。サポーター支持具95は、鉛直方向に沿って延びる部位の外側面全体が外装板11hと接するようにして、外装板11hに溶接にて接合されている。
サポーター94は、サポーター支持具95の水平方向に沿って延びる部位の端部に溶接にて接合され、ボイラ本体10の前後方向(外装板11eの幅方向)に沿って延びている。
アタッチメント96は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、水ボイラ2の外側面から水平方向に沿って延びるとともに、前面下部管寄せ6から後面下部管寄せ7にわたって、ボイラ本体10の前後方向に沿って延びている。アタッチメント96は、水ボイラ2の外側面と接するようにして、水ボイラ2の外側面に溶接にて接合されている。
また、サポーター支持具95の鉛直方向に沿って延びる部位の上端は、アタッチメント96の下面と接するようにして、アタッチメント96の下面に溶接にて接合されている。
なお、中間サポーター81の側に位置するサポーター94の端部は、サポーター71,78と同様、連結具83を介して中間サポーター81に結合されている。
また、中間サポーター81と水ドラム2(より詳しくは、サポーター支持具95)との間に位置するサポーター78の、中間サポーター81の側に位置する端部は、サポーター71,78,94と同様、連結具83を介して中間サポーター81に結合されている。
さらに、中間サポーター81と水ドラム2との間に位置するサポーター78の、水ドラム2の側に位置する端部は、サポーター94と同様、サポーター支持具95の内側端に溶接にて接合されている。
図6、図8または図11に示すように、前面下部管寄せ6の他端部(水ドラム2に接続されていない側の端部)を除いた外側面には、後面下部管寄せ7と同様、前面下部管寄せ6の外側面に沿って湾曲させた保温材75が、前面下部管寄せ6の他端部を除いた外側面を覆うようにして取り付けられている。
また、保温材75の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板を、保温材75の外側面に沿って湾曲させた外装板11gが、保温材75の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
外装板11eの前端部には、断面視へ字状を呈するコーナープレート54がボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)全体にわたって取り付けられている。
コーナープレート54の、水平方向に沿って延びる部位は、リベット76を介して外装板11eの前端部と接合され、コーナープレート54の、外装板11gの外側面に沿って湾曲する部位は、リベット77を介して外装板11gと接合されている。
コーナープレート54の上方に位置する外装板11gの外側面には、その水平方向に沿って延びる部位の下面と、コーナープレート54の、水平方向に沿って延びる部位の上面との間に外装板11eの前端部を挟み込んで、外装板11eの浮き上がりを防止するサポーター78が設けられている。サポーター78は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、断面視L字状を呈しており、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。
前面下部管寄せ6の長さ方向における中央部に位置する外装板11gの外側面には、その下面がサポーター78の水平方向に沿って延びる部位の上面と接するとともに、中間サポーター81の前端部を支持する中間サポーター支持具82が、溶接にて接合されている。
中間サポーター81の側に位置するサポーター78の端部と、中間サポーター81の前端部とは、連結具83を介して連結されている。連結具83は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、ボイラ本体10の左右方向(外装板11eの長手方向)に沿って延びている。サポーター78と連結具83とは、溶接にて接合され、連結具83と中間サポーター81とは、溶接にて接合されている。
中間サポーター81と中間サポーター支持具82とは、中間サポーター81の前端部に設けられたボルト穴(丸穴)84、および中間サポーター支持具82の端部(外装板11gに接続されていない側の端部)に設けられたボルト穴(長穴)85に挿通されるボルト(図示せず)、およびこのボルトに締結されるナット(図示せず)を介して結合される。
よって、ボイラ本体10がボイラ本体10の前後方向に熱伸びした場合であっても、図6および図8中に実線矢印で示す熱伸びによる中間サポーター81の移動量がボルト穴(長穴)85によって許容(吸収)される。また、外装板11eは波状に形成されているため、熱伸びに対して外装板11eが伸縮することで熱伸びを吸収することができる。
なお、外装板11fの側に位置するサポーター78の端部は、前面下部管寄せ6の外側面から水平方向に沿って前方に延びるとともに、前面下部管寄せ6の外側面と接するようにして、前面下部管寄せ6の外側面に溶接にて接合された(ヘッダー付き)アタッチメント97に溶接にて接合されている。
また、サポーター支持具62の両端部は、アタッチメント97に溶接にて接合された連結具98を介してアタッチメント97に支持されている。連結具98は、厚み4.5mm〜9.0mm程度の炭素鋼からなる鋼板(平板)であり、ボイラ本体10の前後方向(外装板11eの幅方向)に沿って延びている。
サポーター支持具62と連結具98とは、サポーター支持具62の両端部に設けられたボルト穴(長穴)99、および連結具98に設けられたボルト穴(丸穴)100に挿通されるボルト(図示せず)、およびこのボルトに締結されるナット(図示せず)を介して結合される。
よって、ボイラ本体10がボイラ本体10の前後方向に熱伸びした場合であっても、図6および図11中に実線矢印で示す熱伸びによるサポーター支持具62の移動量がボルト穴(長穴)99によって許容(吸収)される。また、外装板11eは波状に形成されているため、熱伸びに対して外装板11eが伸縮することで熱伸びを吸収することができる。
図12および図13に示すように、(水ドラム)マンホール105を除いた水ドラム2の両端部外側面には、水ドラム2の両端部外側面に沿って湾曲させた保温材106が、マンホール105を除いた水ドラム2の両端部外側面を覆うようにして取り付けられている。
また、保温材106の外側面には、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板を、保温材106の外側面に沿って湾曲させた外装板11iが、保温材106の外側面全体を覆うようにして取り付けられている。
マンホール105の外側は、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板で作られたマンホールカバー107によって塞がれるようになっている。マンホールカバー107は、外装板11iの端面に立設された複数本(本実施形態では4本)のスタッドボルト108、およびこのスタッドボルト108に締結されるナット109を介して結合される。
なお、保温材91と保温材106とは、切れ目なく連続するようにして配置され、外装板11hと外装板11iとは、切れ目なく連続するようにして配置されている。
図14および図15に示すように、前面下部管寄せ6の他端部(水ドラム2に接続されていない側の端部)および後面下部管寄せ7の他端部(水ドラム2に接続されていない側の端部)にはそれぞれ、前面下部管寄せ6の他端部および後面下部管寄せ7の他端部を覆い隠す(雨仕舞用)ヘッダーカバー115が取り付けられている。ヘッダーカバー115は、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)からなる薄板で作られており、その内部には、保温材116が充填されている。また、ヘッダーカバー115は、塞ぎフランジ117の端面に立設された複数本(本実施形態では2本)のスタッドボルト118、およびこのスタッドボルト118に締結されるナット119を介して結合される。
つぎに、本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1の据え付け方法を説明する。
本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1の据え付け方法は、屋外曝露部13の所定の位置に、蒸気ドラム3および水ドラム2を備えたボイラ本体10を据え付ける工程と、ボイラ本体10の上方、下方、前方、後方、および両側方が、耐水性、耐食性、耐塩害性に優れた金属からなる外装板11で覆われるように、ボイラ本体10の上方、下方、前方、後方、および両側方に、外装板11を取り付ける工程と、を備えている。
ここで、ボイラ本体10の前方および後方を覆う外装板については触れなかったが、ボイラ本体10の前方および後方を覆う外装板は、上述した外装板11d,11fと同様にしてボイラ本体10の前方および後方に取り付けられることになるので、ここではその説明を省略する。
また、外装板11で覆うことのできない部位で、かつ、高温となる部位(例えば、蒸気バルブ)には、第1層として耐熱用シリコン樹脂塗料を乾燥膜厚で30μm程度塗装し、その上に第2層として耐熱用シリコン樹脂アルミニウム塗料を乾燥膜厚で15μm程度塗装しておく。
一方、外装板11で覆うことのできない部位で、かつ、高温とならない部位(例えば、脚12)には、第1層として無機ジンクリッチプライマーを乾燥膜厚で75μm程度塗装し、その上に第2層としてエポキシ系下塗り塗料を乾燥膜厚で125μm程度塗装して、その上に第3層としてポリウレタン樹脂系上塗り塗料を乾燥膜厚で20μm程度塗装しておく。
なお、波板からなる外装板についても、所定の幅、所定の長さを有する波板を複数枚用いる場合には、隣り合う外装板の端部同士が重なり合う重なり部を形成するようにしてリベットを介して接合されることになる。
また、重ね合わされた外装板の隙間には、コーキング材が充填されている。
さらに、脚12を固定するボルトや、蒸気バルブ等に使用されるボルト・ナットには、耐食性を高めるクロメートコーティングや亜鉛メッキ等を施すか、あるいは脚12を固定するボルトや、蒸気バルブ等に使用されるボルト・ナットをステンレス(SUS316、SUS316L等)で作るようにしている。
本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1およびその据え付け方法によって据え付けられた屋外設置用のボイラ1によれば、ボイラ本体10の上方、下方、前方、後方、および両側方が、耐水性、耐食性、耐塩害性に優れた金属からなる外装板11で覆われることになる。
また、保守点検作業のためのアクセスが困難なFPSOやFSO等の浮体式海上施設の屋外曝露部13に設置した場合でも、屋外曝露部13に、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる。
また、本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1によれば、外装板11は、厚み0.4mm〜0.8mmのステンレス(SUS316、SUS316L等)でできているので、外装板11の(総)重量を軽減することができ、当該屋外設置用のボイラ1の(総)重量を軽減することができる。
さらに、本実施形態に係る屋外設置用のボイラ1によれば、外装板11の隣り合う端部同士は、重なり合うようにして接合され、重ね合わされた外装板11の隙間には、コーキング材が充填されているので、外装板11と外装板11との間(接ぎ目)から潮風や雨水等が浸入するのを防止することができ、ボイラ本体10が錆び、腐食してしまうことを回避することができる。
本実施形態に係る浮体式海上施設は、メンテナンスフリーの状態で長期間(少なくとも5年程度)置くことができる屋外設置用のボイラ1を具備しているので、当該浮体式海上施設の屋外曝露部13を有効に活用することができ、従来ボイラが据え付けられていた当該浮体式海上施設の屋内スペースを有効に活用することができる。
なお、本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、適宜必要に応じて変形・変更して実施することもできる。
例えば、上述した実施形態では、外装板11がステンレス(SUS316、SUS316L等)でできたものを一具体例として挙げて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、耐水性、耐食性、耐塩害性、製作加工性に優れた金属であれば、いかなるものであってもよい。
また、上述した実施形態では、外装板11の表面は無塗装とされているが、外装板11の表面に耐食性を高めるための塗装を施すようにしてもよい。
さらに、上述した実施形態では、ボイラ耐圧部の外側面(保温材と外装板で覆われる表面)は無塗装とされているが、ボイラ耐圧部の外側面に耐食性を高めるための塗装(錆止め塗装)を施すようにしてもよい。
1 屋外設置用のボイラ
2 水ドラム
3 蒸気ドラム
10 ボイラ本体
11 外装板
13 屋外曝露部

Claims (5)

  1. 海上において屋外に設置される屋外設置用のボイラであって、
    ボイラ本体が、外装板で覆われていることを特徴とする屋外設置用のボイラ。
  2. 前記外装板の隣り合う端部同士は、重なり部を有し、該重なり部における前記外装板の隙間には、コーキング材が充填されていることを特徴とする請求項1に記載の屋外設置用のボイラ。
  3. 請求項1又は2のいずれかに記載の屋外設置用のボイラを備えていることを特徴とする船舶。
  4. 海上において屋外に設置される屋外設置用のボイラの据え付け方法であって、
    前記屋外の所定の位置に、ボイラ本体を据え付ける工程と、
    前記ボイラ本体が、外装板で覆われるように、前記ボイラ本体に、前記外装板を取り付ける工程と、を備えていることを特徴とする屋外設置用のボイラの据え付け方法。
  5. 前記外装板の隣り合う端部同士が重なり合う重なり部を形成するようにして配置し、前記重なり部における前記外装板の隙間にコーキング材を充填する工程を備えていることを特徴とする請求項4に記載の屋外設置用のボイラの据え付け方法。
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