JP2014170101A - バーコード表示媒体 - Google Patents
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Abstract
【課題】バーコードを表示するための帯状電極とこの帯状電極に電位を印加するための配線電極とを異なる層で構成する。
【解決手段】バーコードを表示するためにバーに対応する帯状電極として、その長手方向の一方の端部にランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが接続された帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xと、その長手方向の他方の端部にランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが接続された帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uとが混在している。
【選択図】図2
【解決手段】バーコードを表示するためにバーに対応する帯状電極として、その長手方向の一方の端部にランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが接続された帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xと、その長手方向の他方の端部にランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが接続された帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uとが混在している。
【選択図】図2
Description
本発明は、バーコードを表示するバーコード表示媒体に関し、特に、電極を多層に配置可能とする技術に関する。
従来より、物品を管理するためにバーコードが利用されている。このバーコードは、白色領域にて識別情報を複数本からなる黒色線の幅及び間隔で表したものであり、バーコードリーダで読み取ることにより識別情報を認識することができる。このようなバーコードは、物品に直接印刷されたり、ラベルに印刷されて物品に貼付されたりして利用される。そのため、一度印刷されたバーコードを変更することができず、バーコードを変更する場合は、物品にバーコードを印刷しなおしたり、変更したバーコードが印刷されたラベルを貼りなおしたりしなければならない。
近年では、対向する電極間に液晶や表示媒体を配置し、その電極に印加する電位を用いて液晶や表示媒体の状態を変化させて情報を表示する情報表示パネルを用いてバーコード表示を行う技術が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
図7は、従来のバーコード表示媒体に用いられる配線電極基板の一例を示す図である。
図7に示すように、本例における配線電極基板210においては、基板216上に、バーコードのバーの最小幅を有する複数の帯状電極211a〜211xがその幅方向に互いに近接して並べられて形成されている。複数の帯状電極211a〜211xのそれぞれには長手方向の一端に接続部212a〜212xが接続されており、この接続部212a〜212xがそれぞれ、複数の帯状電極211a〜211xに電位を印加するためのコントローラ(不図示)に接続される。
このように構成された配線電極基板210をバーコード表示媒体に用いた場合、コントローラから接続部212a〜212xを介して帯状電極211a〜211xに選択的に所定の電位が印加されることにより、上述したような情報表示パネルの表示が切り替えられてバーコードを表示することができる。
ところで、上述したような配線電極基板210においては、回路構成が複雑となった場合等において、他の回路や配線との兼ね合いから多層基板で構成する必要が生じる場合がある。その場合、基板216の接続部212a〜212xとなる領域にスルーホールを形成するとともに、帯状電極211a〜211xにコントローラから電位を印加するための配線電極を基板216の裏面に形成し、帯状電極211a〜211xと配線電極とをスルーホールによって導通させることになる。
しかしながら、帯状電極211a〜211xは、バーコードのバーの最小幅を有して互いに近接して形成されているため、スルーホールを形成するだけのスペースを確保することができず、多層基板で構成することができないという問題点がある。特に、帯状電極211a〜211xと配線電極とを基板216の表裏に形成するのではなく、基板216上に配線電極を形成した後、その上にて、スルーホールとなる領域以外に絶縁インキによってレジスト層を積層し、このレジスト層上に帯状電極211a〜211x及び接続部212a〜212xを形成する場合、絶縁インキは基板216上に塗工した際に広がるため、スルーホールを大きめに設計する必要があり、そのため、設計段階においてスルーホールを形成するだけのスペースを確保することができない。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、バーコードを表示するための帯状電極とこの帯状電極に電位を印加するための配線電極とを異なる層で構成することができるバーコード表示媒体を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
少なくとも2色のバーがその幅方向に並んで表現されるバーコードを表示するバーコード表示媒体であって、
絶縁層の一方の面に形成され、前記バーの並び方向に並んで配置された複数の帯状電極と、
前記絶縁層の前記一方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに接続された複数の接続部と、
前記絶縁層の他方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに電位を印加するための複数の配線電極と、
前記絶縁層の前記複数の接続部が形成された領域にそれぞれ形成され、前記複数の接続部と前記複数の配線電極とを導通させる複数のスルーホールと、
前記複数の帯状電極に対向して配置され、前記複数の帯状電極に印加された電位に応じた色を表示する情報表示手段とを有し、
前記複数の帯状電極は、当該帯状電極の長手方向の一方の端部に前記接続部が接続された第1の帯状電極群と、当該帯状電極の長手方向の他方の端部に前記接続部が接続された第2の帯状電極群とが混在して形成されている。
少なくとも2色のバーがその幅方向に並んで表現されるバーコードを表示するバーコード表示媒体であって、
絶縁層の一方の面に形成され、前記バーの並び方向に並んで配置された複数の帯状電極と、
前記絶縁層の前記一方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに接続された複数の接続部と、
前記絶縁層の他方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに電位を印加するための複数の配線電極と、
前記絶縁層の前記複数の接続部が形成された領域にそれぞれ形成され、前記複数の接続部と前記複数の配線電極とを導通させる複数のスルーホールと、
前記複数の帯状電極に対向して配置され、前記複数の帯状電極に印加された電位に応じた色を表示する情報表示手段とを有し、
前記複数の帯状電極は、当該帯状電極の長手方向の一方の端部に前記接続部が接続された第1の帯状電極群と、当該帯状電極の長手方向の他方の端部に前記接続部が接続された第2の帯状電極群とが混在して形成されている。
上記のように構成された本発明においては、バーコードを表示するための帯状電極とこの帯状電極に電位を印加するための配線電極とが絶縁層の互いに異なる面に形成され、これら帯状電極と配線電極とが、絶縁層に形成されたスルーホールにて接続部を介して互いに接続されているが、複数の帯状電極が、帯状電極の長手方向の一方の端部に接続部が接続された第1の帯状電極群と、帯状電極の長手方向の他方の端部に接続部が接続された第2の帯状電極群とが混在して形成されているので、スルーホールが複数の帯状電極の長手方向の一方の端部と他方の端部とに分散して形成されていることになり、それにより、帯状電極の幅が狭い場合であっても、接続部が形成された領域にてスルーホールを形成するために十分なスペースが確保されることになる。
また、第1の帯状電極群を構成する複数の帯状電極に接続された複数の接続部が、接続部が接続された帯状電極との距離が互いに異なるものが混在しているものとすることにより、帯状電極の長手方向の一方の端部側のみにおいても、接続部が形成された領域にてスルーホールを形成するために十分な間隔を確保することができる。
本発明によれば、複数の帯状電極が、帯状電極の長手方向の一方の端部に接続部が接続された第1の帯状電極群と、帯状電極の長手方向の他方の端部に接続部が接続された第2の帯状電極群とが混在して形成された構成としたため、スルーホールが複数の帯状電極の長手方向の一方の端部と他方の端部とに分散して形成されることになり、それにより、接続部が形成された領域にてスルーホールを形成するために十分な間隔が確保され、バーコードを表示するための帯状電極とこの帯状電極に電位を印加するための配線電極とを異なる層で構成することができる。
また、第1の帯状電極群を構成する複数の帯状電極に接続された接続部が、接続部が接続された帯状電極との距離が互いに異なるものが混在している構成としたものにおいては、帯状電極の長手方向の一方の端部側のみにおいても、接続部が形成された領域にてスルーホールを形成するために十分な間隔を確保することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明のバーコード表示媒体によって表示されるバーコードについて説明する。
図1は、本発明のバーコード表示媒体によって表示されるバーコードの一例を示す図である。
本例におけるバーコードは図1に示すように、白色を具備するバー2と、黒色を具備するバー3とがその幅方向に交互に並んで表示され、バー2,3の幅によって識別情報が表現されている。
(第1の実施の形態)
図2は、本発明のバーコード表示媒体の第1の実施の形態に用いられる配線電極基板の構成を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)はレジスト層15を取り除いた構成を示す図である。なお、図2に示す配線電極基板10は、図1に示したバーコード1を表示するためのバーコード表示媒体に用いられるものである。
図2は、本発明のバーコード表示媒体の第1の実施の形態に用いられる配線電極基板の構成を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)はレジスト層15を取り除いた構成を示す図である。なお、図2に示す配線電極基板10は、図1に示したバーコード1を表示するためのバーコード表示媒体に用いられるものである。
本形態における配線電極基板は図2に示すように、基板16の一方の面に複数の配線電極13a〜13xが形成され、その上に絶縁層となるレジスト層15が積層され、このレジスト層15上に複数の帯状電極11a〜11xが微小間隔で並んで形成されているとともに、帯状電極11a〜11xのそれぞれに接続された接続部となるランド部12a〜12xが形成されて構成されている。これにより、帯状電極11a〜11x及びランド部12a〜12xがレジスト層15の一方の面に形成され、配線電極13a〜13xがレジスト層15の他方の面に形成された状態となっている。
帯状電極11a〜11xは、図1に示したバー2,3の最小幅を有して、レジスト層15上にバーの並び方向に並んで配置されている。
ランド部12a〜12xは、帯状電極11a〜11xのそれぞれに対応して設けられ、帯状電極11a〜11xの長手方向両端部のうちいずれか一方の端部に接続されている。具体的には、ランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが、帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xの図2(a)中上側の端部に接続され、ランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが、帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uの図2(a)中下側の端部に接続されている。これにより、帯状電極11a〜11xは、その長手方向の一方の端部にランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが接続された帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xからなる第1の帯状電極群と、その長手方向の他方の端部にランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが接続された帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uからなる第2の帯状電極群とが混在して形成されている。また、帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xに接続されたランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xは、帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xとの距離が互いに異なるものが混在している。具体的には、ランド部12b,12d,12g,12j,12l,12o,12r,12t,12wとこれらに接続された帯状電極11b,11d,11g,11j,11l,11o,11r,11t,11wとの距離が互いに等しく、ランド部12c,12f,12h,12k,12n,12p,12s,12v,12xとこれらに接続された帯状電極11c,11f,11h,11k,11n,11p,11s,11v,11xとの距離が互いに等しくなっており、これらランド部12b,12d,12g,12j,12l,12o,12r,12t,12wと帯状電極11b,11d,11g,11j,11l,11o,11r,11t,11wとの距離よりも、ランド部12c,12f,12h,12k,12n,12p,12s,12v,12xと帯状電極11c,11f,11h,11k,11n,11p,11s,11v,11xとの距離の方が長いものとなっている。
このように、帯状電極11a〜11x及びそれに接続されたランド部12a〜12xは、その配置が8組毎に周期的に変化したものとなっている。具体的には、ランド部が図2(a)中下側に配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極近くに配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極から離れて配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極近くに配置されたものと、ランド部が図2(a)中下側に配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極から離れて配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極の近くに配置されたものと、ランド部が図2(a)中上側の帯状電極から離れて配置されたものとで1組となって、それが帯状電極11a〜11xの並び方向に繰り返し配置されている。また、この1組となったものにおいても、ランド部が図2(a)中上側に配置されたものにおいては、ランド部が帯状電極と接続される位置が帯状電極11a〜11xの並び方向にずれている。具体的には、帯状電極11a〜11hの組で言えば、ランド部12bは帯状電極11bの端部のうち帯状電極11a側にて帯状電極11bと接続されており、ランド部12cは帯状電極11cの端部の中央部分にて帯状電極11cと接続されており、ランド部12dは帯状電極11dの端部のうち帯状電極11e側にて帯状電極11dと接続されており、ランド部12fは帯状電極11fの端部のうち帯状電極11e側にて帯状電極11fと接続されており、ランド部12gは帯状電極11gの端部の中央部分にて帯状電極11gと接続されており、ランド部12hは帯状電極11hの端部のうち帯状電極11i側にて帯状電極11hと接続されている。なお、ランド部が図2(a)中下側に配置されたものにおいては、全てのランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが、帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uの端部の中央部分にて帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uと接続されている。
レジスト層15は、基板16の配線電極13a〜13xが形成された面のうち、ランド部12a〜12xが形成された領域を除く全面に絶縁インキを塗工することによって積層されている。それにより、レジスト層15には、ランド部12a〜12xが形成された領域に表裏貫通したスルーホール14a〜14xが形成されており、このスルーホール14a〜14xによってランド部12a〜12xと配線電極13a〜13xとが導通している。
配線電極13a〜13xは、帯状電極11a〜11xに電位を印加するためのものであって、帯状電極11a〜11xのそれぞれに対応して、帯状電極11a〜11xよりも狭い幅を有して基板16上に形成されている。配線電極13a〜13xは、ランド部12a〜12xに対向する領域にランド部12a〜12xと略同一形状の接続部を有し、この接続部から基板16の一端まで延び、帯状電極11a〜11xに電位を印加するためのコントローラ(不図示)に接続される。また、ランド部12a〜12xが、帯状電極11a〜11xの長手方向の一方の端部側と他方の端部側とに分散して形成されていることにより、配線電極13a〜13xのそれぞれの接続部が、基板16の一方の端部側と他方の端部側とに分散している。そして、コントローラに接続される側とは反対側に接続部が配置された配線電極13b〜13d,13f〜13h,13j〜13l,13n〜13p,13r〜13t,13v〜13xは、配線電極13a,13e,13i,13m,13q,13uの接続部の近傍においては、隣接する配線電極13a,13e,13i,13m,13q,13uの接続部から離れるように屈曲して形成されている。
図3は、図2に示した配線電極基板10を用いたバーコード表示媒体の構成を示す図であり、(a)は積層状態を示す図、(b)は(a)に示したA部拡大図である。
本形態におけるバーコード表示媒体は図3に示すように、図2に示した配線電極基板10の帯状電極11a〜11xが形成された面に、情報表示手段である情報表示層20と、透明導電膜基板30とが積層されて構成されている。透明導電膜基板30は、ガラス等からなる透明基板31の一方の面に透明電極(例えば、ITO)32が形成されて構成されている。また、情報表示層20は、隔壁21とシール層24とで囲まれた領域に、帯電性粒子23が分散した隔壁内液体22が収容されて構成されている。そして、これら配線電極基板10、情報表示層20及び透明導電膜基板30は、透明電極32と帯状電極11a〜11xとが、隔壁21とシール層24とで囲まれた領域に収容された隔壁内液体22を介して対向するように積層されている。なお、隔壁21は、底部と、情報表示層20の外周部となる側部と、側部で囲まれた領域を複数の領域に区画するための壁部とからなり、底部とは反対側の面が開口した形状となっている。そして、底部側が配線電極基板10に対向するように積層されており、開口した側にシール層24が積層されている。
上記のように構成されたバーコード表示媒体4においては、透明電極32がGND電位とされ、帯状電極11a〜11xがプラス電位あるいはマイナス電位とされると、隔壁21で囲まれた領域に収容された隔壁内液体22が誘電性物質からなり、帯電性粒子23がマイナス電位に帯電しているものであることから、帯電性粒子23が隔壁内液体22内をクーロン力で移動し、マイナス電位とされた帯状電極に対向する領域においては帯電性粒子23が透明電極32側に引き寄せられていき、また、プラス電位とされた帯状電極に対向する領域においては帯電性粒子23が配線電極基板10側に引き寄せられていく。
そして、隔壁内液体22が染料または顔料で着色されており、帯電性粒子23が高屈折率の光散乱成分を含むため、配線電極基板10側に帯電性粒子23が引き寄せられた領域が着色された状態となり、また、透明電極32側に帯電性粒子23が引き寄せられた領域が白色となる。
帯状電極11a〜11xの幅が、図1に示したバーコード1のバー2,3の最小幅となっているため、黒色で表示されるバー3の幅が帯状電極11a〜11xの幅と同一である場合は、1つの帯状電極がプラス電位とされるとともにその帯状電極に隣接する帯状電極がマイナス電位とされ、また、黒色で表示されるバー3の幅が帯状電極11a〜11xの幅の2倍である場合は、隣接する2つの帯状電極がプラス電位とされるとともにその2つの帯状電極の両側に隣接する帯状電極がマイナス電位とされ、また、黒色で表示されるバー3の幅が帯状電極11a〜11xの幅の3倍である場合は、隣接する3つの帯状電極がプラス電位とされるとともにその3つの帯状電極の両側に隣接する帯状電極がマイナス電位とされるというように、黒色で表示されるバー3の幅に応じて帯状電極11a〜11xがプラス電位あるいはマイナス電位とされる。同様に、白色で表示されるバー2の幅が帯状電極11a〜11xの幅と同一である場合は、1つの帯状電極がマイナス電位とされるとともにその帯状電極に隣接する帯状電極がプラス電位とされ、また、白色で表示されるバー2の幅が帯状電極11a〜11xの幅の2倍である場合は、隣接する2つの帯状電極がマイナス電位とされるとともにその2つの帯状電極の両側に隣接する帯状電極がプラス電位とされ、また、白色で表示されるバー2の幅が帯状電極11a〜11xの幅の3倍である場合は、隣接する3つの帯状電極がマイナス電位とされるとともにその3つの帯状電極の両側に隣接する帯状電極がプラス電位とされるというように、白色で表示されるバー2の幅に応じて帯状電極11a〜11xがプラス電位あるいはマイナス電位とされる。これにより、透明導電膜基板30を配線電極基板10とは反対側から見た場合、図1に示したバーコード1が表現され、識別情報が認識されることになる。なおこの際、バー2,3の幅に応じて同一の電位とされる複数の帯状電極は、微小間隔で並んで配置されているので、隣接する複数の帯状電極を同一の電位とした場合、微小間隔は認識されず、隣接する2つの帯状電極が同一電位とされた場合は、帯状電極の2倍の太さのバー2,3が認識され、隣接する3つの帯状電極14が同一電位とされた場合は、帯状電極の3倍の太さのバー2,3が認識されることになる。
なお、図3に示したものにおいては、黒色と白色の2色でバー2,3が表示されているが、情報表示層20の構成によって3色以上でバーを表示することもできる。
また、上述したように、隔壁内液体22に分散した帯電性粒子23が、表裏に生じた電位差によって移動して表示が切り替わる垂直型電気泳動方式のものに限らず、表裏の配置された電極間における相転移による2つの異なる分子配向を利用して表示を行うコレステリック液晶方式や、有機染料を電気的に可逆的に酸化/還元状態にすることにより発色させるエレクトロクロミック方式や、電子粉粒体を用いたものや、EL(Electro Luminescence)等、電圧印加によって表示が切り替わるものであってもよい。
以下に、図2に示した配線電極基板10にて生じる効果について説明する。
図2に示した配線電極基板10においては、バーコードを表示するための帯状電極11a〜11xとこの帯状電極11a〜11xに電位を印加するための配線電極13a〜13xとがレジスト層15の互いに異なる面に形成され、これら帯状電極11a〜11xと配線電極13a〜13xとが、レジスト層15に形成されたスルーホール14a〜14xにてランド部12a〜12xを介して互いに接続されているが、帯状電極11a〜11xが、その長手方向の一方の端部にランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが接続された帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xと、その長手方向の他方の端部にランド部12a,12e,12i,12m,12q,12uが接続された帯状電極11a,11e,11i,11m,11q,11uとが混在して形成されているので、スルーホール14a〜14xが帯状電極11a〜11xの長手方向の一方の端部と他方の端部とに分散して形成されていることになり、それにより、帯状電極11a〜11xの幅が狭い場合であっても、ランド部12a〜12xが形成された領域にてスルーホール14a〜14xを形成するために十分なスペースが確保されることになる。また、第1の帯状電極群を構成する帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xにそれぞれ接続されたランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが、帯状電極11b〜11d,11f〜11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11xとの距離が互いに異なるものが混在しているものとすることにより、帯状電極11a〜11xの長手方向の一方の端部側のみにおいても、ランド部12b〜12d,12f〜12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xが形成された領域にてスルーホール14b〜14d,14f〜14h,14j〜14l,14n〜14p,14r〜14t,14v〜14xを形成するために十分な間隔を確保することができる。なお、レジスト層15を構成する絶縁インキは、基板16上に塗工した際に広がるため、スルーホール14a〜14xが設計値よりも小さく潰れる傾向にあるが、上記のように、スルーホール14a〜14xを形成するために十分なスペースが確保されるため、スルーホール14a〜14xを実際の大きさよりも大きめのものとして設計することができる。
以下に、上述した効果について具体例を挙げて説明する。
図4は、図2に示した配線電極基板10にて生じる効果を説明するための図であり、(a)はランド部が図2(a)中上側に配置された領域の拡大図、(b)はランド部が図2(a)中下側に配置された領域の拡大図である。
図4(a)に示すように、ランド部が図2(a)中上側に配置された領域においては、例えば、スルーホール14b〜14dが形成されたランド部12b〜12dの中心をそれぞれE,F,Hとした場合に、△DEF及び△DFHが、DE=DF=DHの直角二等辺三角形となるように、かつ、スルーホール14fが形成されたランド部12fの中心をIとした場合に、△GHIがGH=GIの直角二等辺三角形となるように、ランド部12b〜12d,12fをそれぞれ形成する。
ランド部12b〜12d,12fの径をr、帯状電極11a〜11xの幅をb、帯状電極11b〜11d,11fとランド部12b〜12d,12fとを接続する接続部分17b〜17d,17fの幅をlとし、帯状電極間11a〜11x間の間隔を、帯状電極間11a〜11x間が短絡しないような間隔tとし、ランド部12b〜12d,12f間の間隔をそれぞれt1,t2としてランド部12b〜12d,12fの径rを求める。なお、接続部分17b〜17d,17fの幅lは、配線電極13a〜13xの幅と同一である。
△DEFからランド部12b〜12dの径rを求めると、
DE=(3b+2t−l)/2
EF=r+t1
EF=√2×DE
となり、上記3式より、
r+t1=√2×{(3b+2t−l)/2}
となる。
DE=(3b+2t−l)/2
EF=r+t1
EF=√2×DE
となり、上記3式より、
r+t1=√2×{(3b+2t−l)/2}
となる。
ランド部12b,12c間の間隔t1を、これらランド部12b,12c間が短絡しないように帯状電極11a〜11x間の間隔tとすると、ランド部12b,12cの径rは、
r=(3√2/2)×b+(√2−1)×t−(√2/2)l・・・(式1)
となる。
r=(3√2/2)×b+(√2−1)×t−(√2/2)l・・・(式1)
となる。
同様に△GHIからランド部12d,12fの径rを求めると、
GH=b+2t+l
HI=r+t2
HI=√2×GH
となり、上記3式より、
r+t1=√2×(b+2t+l)
となる。
GH=b+2t+l
HI=r+t2
HI=√2×GH
となり、上記3式より、
r+t1=√2×(b+2t+l)
となる。
ランド部12d,12f間の間隔t2を、これらランド部12d,12f間が短絡しないように帯状電極11a〜11x間の間隔tとすると、ランド部12d,12fの径rは、
r=√2×b+(2√2−1)×t−√2×l・・・(式2)
となる。
r=√2×b+(2√2−1)×t−√2×l・・・(式2)
となる。
式1及び式2に示すように、ランド部12b〜12d,12fの径rは、帯状電極11a〜11xの幅b、配線電極13a〜13xの幅lとし、帯状電極間及びランド部間の幅tによって変わるが、帯状電極11a〜11xの幅bよりも広くすることができる。なお、ランド部が図2(a)中上側に配置された他の帯状電極11g,11h,11j〜11l,11n〜11p,11r〜11t,11v〜11x及びこれに接続されたランド部12g,12h,12j〜12l,12n〜12p,12r〜12t,12v〜12xにおいても、これと同様の効果が生じる。
また、ランド部が図2(a)中下側に配置された領域においては、例えば図4(b)に示すように、ランド部12a,12eの近傍には他のランド部が存在しないため、ランド部12a,12eを形成するための十分なスペースを確保することができる。なお、ランド部が図2(a)中下側に配置された他の帯状電極11i,11m,11q,11u及びこれに接続されたランド部12i,12m,12q,12uにおいても、これと同様の効果が生じる。
(第2の実施の形態)
図5は、本発明のバーコード表示媒体の第2の実施の形態に用いられる配線電極基板の構成を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)はレジスト層115を取り除いた構成を示す図である。
図5は、本発明のバーコード表示媒体の第2の実施の形態に用いられる配線電極基板の構成を示す図であり、(a)は表面から見た図、(b)は(a)に示したA−A’断面図、(c)は(a)に示したB−B’断面図、(d)はレジスト層115を取り除いた構成を示す図である。
本形態における配線電極基板は図5に示すように、図2に示したものに対して、帯状電極111a〜111xに接続されたランド部112a〜112x及びこれに対応するスルーホール114a〜114xが、帯状電極111a〜111xの一方の端部と他方の端部とに交互に接続、配置されている点が異なるものである。
上記のように構成された配線電極基板110においても、帯状電極111a〜111xが、その長手方向の一方の端部にランド部112b,112d,112f,112h,112j,112l,112n,112p,112r,112t,112v,112xが接続された帯状電極111b,111d,111f,111h,111j,111l,111n,111p,111r,111t,111v,111xと、その長手方向の他方の端部にランド部112a,112c,112e,112g,112i,112k,112m,112o,112q,112s,112u,112wが接続された帯状電極111a,111c,111e,111g,111i,111k,111m,111o,111q,111s,111u,111wとが混在して形成されているので、スルーホール114a〜114xが帯状電極111a〜111xの長手方向の一方の端部と他方の端部とに分散して形成されていることになり、それにより、帯状電極111a〜111xの幅が狭い場合であっても、ランド部112a〜112xが形成された領域にてスルーホール114a〜114xを形成するために十分なスペースが確保されることになる。
以下に、上述した効果について具体例を挙げて説明する。
図6は、図5に示した配線電極基板110にて生じる効果を説明するための図であり、ランド部が図5中下側に配置された領域の拡大図である。
図6に示すように、スルーホール114a,114cが形成されたランド部112a,112cの中心をそれぞれK,Lとし、ランド部112a,112c,112eの径をr、帯状電極111a〜111xの幅をb、帯状電極111a,111c,111eとランド部112a,112c,112eとを接続する接続部分117a,117c,117eの幅、すなわち配線電極113a〜113xをlとし、帯状電極間111a〜111x間の間隔を、帯状電極間111a〜111x間が短絡しないような間隔tとし、ランド部112a,112cと配線電極113bとの間隔をそれぞれt3,t4としてランド部112a,112c,112eの径rを求める。
図6により、
KL=r+t3+t4+l
KL=2b+2t
となり、上記2式より、
r=2b+2t−t3−t4−l
となる。
KL=r+t3+t4+l
KL=2b+2t
となり、上記2式より、
r=2b+2t−t3−t4−l
となる。
ランド部112a,112c間の間隔t3,t4を、ランド部112a,112cに対向する領域において配線電極113a〜113cが短絡しないように帯状電極111a〜111x間の間隔tとすると、ランド部112a,112c,112eの径rは、
r=2b−l・・・(式3)
となる。
r=2b−l・・・(式3)
となる。
ここで、配線電極113a〜113xの幅は、帯状電極111a〜111xの幅よりも狭いため、ランド部112a,112c,112eの径rは、帯状電極111a〜111xの幅よりも広くすることができる。また、他のランド部112b,112d,112f〜112xにおいても同様に、帯状電極111a〜111xの幅よりも広くすることができる。
また、図4(a)に示したように帯状電極の端部とランド部との距離を変える必要がないため、第1の実施の形態に示したものよりも省スペースにスルーホール114a〜114xを形成することができる。
上述したように、帯状電極11a〜11x,111a〜111xの長手方向の両端部にて、ランド部12a〜12x,112a〜112x及びこれに形成されたスルーホール14a〜14x,114a〜114xを周期的に異なる位置に配置することにより、スルーホール14a〜14x,114a〜114xを形成するために十分なスペースを確保することができ、バーコードを表示するための帯状電極とこの帯状電極に電位を印加するための配線電極とを異なる層で構成することができる。
なお、ランド部12a〜12x,112a〜112x及びこれに形成されたスルーホール14a〜14x,114a〜114xの配置の周期においては、上述したものに限らず、帯状電極とスルーホールの幅によって任意に設定することができる。
1 バーコード
2,3 バー
4 バーコード表示媒体
10,110,210 配線電極基板
11a〜11x,111a〜111x 帯状電極
12a〜12x,112a〜112x ランド部
13a〜13x,113a〜113x 配線電極
14a〜14x,114a〜114x スルーホール
15,115 レジスト層
16,116 基板
17b〜17d,17f,117a,117c,117e 接続部分
20 情報表示層
21 隔壁
22 隔壁内液体
23 帯電性粒子
24 シール層
30 透明導電膜基板
31 透明基板
32 透明電極
2,3 バー
4 バーコード表示媒体
10,110,210 配線電極基板
11a〜11x,111a〜111x 帯状電極
12a〜12x,112a〜112x ランド部
13a〜13x,113a〜113x 配線電極
14a〜14x,114a〜114x スルーホール
15,115 レジスト層
16,116 基板
17b〜17d,17f,117a,117c,117e 接続部分
20 情報表示層
21 隔壁
22 隔壁内液体
23 帯電性粒子
24 シール層
30 透明導電膜基板
31 透明基板
32 透明電極
Claims (2)
- 少なくとも2色のバーがその幅方向に並んで表現されるバーコードを表示するバーコード表示媒体であって、
絶縁層の一方の面に形成され、前記バーの並び方向に並んで配置された複数の帯状電極と、
前記絶縁層の前記一方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに接続された複数の接続部と、
前記絶縁層の他方の面に形成され、前記複数の帯状電極のそれぞれに電位を印加するための複数の配線電極と、
前記絶縁層の前記複数の接続部が形成された領域にそれぞれ形成され、前記複数の接続部と前記複数の配線電極とを導通させる複数のスルーホールと、
前記複数の帯状電極に対向して配置され、前記複数の帯状電極に印加された電位に応じた色を表示する情報表示手段とを有し、
前記複数の帯状電極は、当該帯状電極の長手方向の一方の端部に前記接続部が接続された第1の帯状電極群と、当該帯状電極の長手方向の他方の端部に前記接続部が接続された第2の帯状電極群とが混在して形成されているバーコード表示媒体。 - 請求項1に記載のバーコード表示媒体において、
前記第1の帯状電極群を構成する複数の帯状電極に接続された前記複数の接続部は、当該接続部が接続された帯状電極との距離が互いに異なるものが混在しているバーコード表示媒体。
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- 2013-03-04 JP JP2013041654A patent/JP2014170101A/ja active Pending
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