JP2014178258A - センサブラケット及びセンサブラケットの取付方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度センサをステータに対して容易、且つ位置精度よく取り付けることができるセンサブラケット及びセンサブラケットの取付方法を提供する。
【解決手段】センサブラケット50は、ノックピン挿入穴54及び締結ボルト穴55を有するブラケット本体51と、ブラケット本体51から延びて弾性を有するバネ部52と、バネ部52の先端部に設けられて平角導体を組み合わせたセグメントコンダクタ型コイル15の温度を検出する温度センサ60を保持するセンサ保持部53と、を備え、ノックピン挿入穴54にハウジング11のノックピン41を嵌合させると共に、締結ボルト穴55に貫通させた締結ボルト43をボルト穴42に螺合することでハウジング11に固定される。
【選択図】図4
【解決手段】センサブラケット50は、ノックピン挿入穴54及び締結ボルト穴55を有するブラケット本体51と、ブラケット本体51から延びて弾性を有するバネ部52と、バネ部52の先端部に設けられて平角導体を組み合わせたセグメントコンダクタ型コイル15の温度を検出する温度センサ60を保持するセンサ保持部53と、を備え、ノックピン挿入穴54にハウジング11のノックピン41を嵌合させると共に、締結ボルト穴55に貫通させた締結ボルト43をボルト穴42に螺合することでハウジング11に固定される。
【選択図】図4
Description
本発明は、平角導体を組み合わせたコイルの温度を検出するための温度センサを保持するセンサブラケット及びセンサブラケットの取付方法に関する。
従来、図7に示すように、ステータの外筒リング110のフランジ部111に配設される第1領域101と、第1領域101に連結して外筒リング110の筒状部112の内周面112aに配設される第2領域102とを備え、コイルエンド113の温度を検出するための温度センサ120を保持するブラケット100が開示されている(例えば、特許文献1。)。
特許文献1に記載されたブラケット100は、第1領域101と第2領域102との交差角度が鋭角であり、第1領域101にはブラケット用ボルト孔103が設けられ、第2領域102には温度センサ120を保持するための温度センサ固定領域104が設けられている。温度センサ120は、本体部121と、本体部121に保持される感温部122とを有する。ブラケット100は、ブラケット用ボルト孔103に挿通したボルト105を、外筒リング110のフランジ部111の不図示のボルト孔に螺合することでフランジ部111に固定される。ブラケット100を固定するため、ブラケット用ボルト孔103に挿通したボルト105を時計方向(図中、T方向)に回転させると、これに伴ってブラケット100が時計方向に回転し、第2領域102が筒状部112の内周面112aに押し付けられて精度よく外筒リング110に固定される。
しかしながら、特許文献1に記載のブラケット100では、第1領域101と第2領域102との交差角度の製作精度や、ブラケット100の取付け時に作用する締付トルクによる第2領域102の撓みなどに起因して組み付け精度がばらつき、極端な場合には、コイルエンド113の測定温度に影響する虞があり、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、温度センサをステータに対して位置精度よく、且つ容易に取り付けることができるセンサブラケット及びセンサブラケットの取付方法を提供することにある。
上記目的を達成するために、請求項1に係る発明は、
ステータコア(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータコア13A,13B)と平角導体を組み合わせたコイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15A,15B)とを備えるステータ(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータ12A,12B)を支持するハウジング(例えば、後述の実施形態におけるハウジング11)に取り付けられるセンサブラケット(例えば、後述の実施形態におけるセンサブラケット50)であって、
前記ハウジングに設けられたノックピン(例えば、後述の実施形態におけるノックピン41)と嵌合するノックピン挿入穴(例えば、後述の実施形態におけるノックピン挿入穴54)と、前記ハウジングに設けられたボルト穴(例えば、後述の実施形態におけるボルト穴42)に螺合する締結ボルト(例えば、後述の実施形態における締結ボルト43)が貫通する締結ボルト穴(例えば、後述の実施形態における締結ボルト穴55)と、を有するブラケット本体(例えば、後述の実施形態におけるブラケット本体51)と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部(例えば、後述の実施形態におけるバネ部52)と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサ(例えば、後述の実施形態における温度センサ60)を保持するセンサ保持部(例えば、後述の実施形態におけるセンサ保持部53)と、を備えることを特徴とする。
ステータコア(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータコア13A,13B)と平角導体を組み合わせたコイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15A,15B)とを備えるステータ(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータ12A,12B)を支持するハウジング(例えば、後述の実施形態におけるハウジング11)に取り付けられるセンサブラケット(例えば、後述の実施形態におけるセンサブラケット50)であって、
前記ハウジングに設けられたノックピン(例えば、後述の実施形態におけるノックピン41)と嵌合するノックピン挿入穴(例えば、後述の実施形態におけるノックピン挿入穴54)と、前記ハウジングに設けられたボルト穴(例えば、後述の実施形態におけるボルト穴42)に螺合する締結ボルト(例えば、後述の実施形態における締結ボルト43)が貫通する締結ボルト穴(例えば、後述の実施形態における締結ボルト穴55)と、を有するブラケット本体(例えば、後述の実施形態におけるブラケット本体51)と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部(例えば、後述の実施形態におけるバネ部52)と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサ(例えば、後述の実施形態における温度センサ60)を保持するセンサ保持部(例えば、後述の実施形態におけるセンサ保持部53)と、を備えることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、請求項1の構成に加えて、
前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンが圧入されることを特徴とする。
前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンが圧入されることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、請求項1又は2の構成に加えて、
前記バネ部は、前記ノックピン挿入穴を基準として、前記締結ボルト穴とは反対側に位置することを特徴とする。
前記バネ部は、前記ノックピン挿入穴を基準として、前記締結ボルト穴とは反対側に位置することを特徴とする。
請求項4に係る発明は、請求項1〜3のいずれかの構成に加えて、
前記ブラケット本体は、前記温度センサから延びるハーネス(例えば、後述の実施形態におけるハーネス61)を保持するハーネス保持部(例えば、後述の実施形態におけるハーネス保持部56)を有することを特徴とする。
前記ブラケット本体は、前記温度センサから延びるハーネス(例えば、後述の実施形態におけるハーネス61)を保持するハーネス保持部(例えば、後述の実施形態におけるハーネス保持部56)を有することを特徴とする。
請求項5に係る発明は、請求項4の構成に加えて、
前記バネ部は、ステータの軸心方向から見て略U字形状を有し、
前記バネ部には、前記ハウジング側に切り欠き(例えば、後述の実施形態における切り欠き57)が形成されており、前記ハーネスが前記切り欠きを通って前記ハーネス保持部に保持可能に構成されることを特徴とする。
前記バネ部は、ステータの軸心方向から見て略U字形状を有し、
前記バネ部には、前記ハウジング側に切り欠き(例えば、後述の実施形態における切り欠き57)が形成されており、前記ハーネスが前記切り欠きを通って前記ハーネス保持部に保持可能に構成されることを特徴とする。
請求項6に係る発明は、
ステータコア(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータコア13A,13B)と平角導体を組み合わせたコイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15A,15B)とを備えるステータ(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータ12A,12B)を支持するハウジング(例えば、後述の実施形態におけるハウジング11)に取り付けられるセンサブラケット(例えば、後述の実施形態におけるセンサブラケット50)の取付方法であって、
前記ハウジングには、ノックピン(例えば、後述の実施形態におけるノックピン41)及びボルト穴(例えば、後述の実施形態におけるボルト穴42)が設けられており、
前記センサブラケットは、前記ノックピンと嵌合するノックピン挿入穴(例えば、後述の実施形態におけるノックピン挿入穴54)と、前記ボルト穴に螺合する締結ボルト(例えば、後述の実施形態における締結ボルト43)が貫通する締結ボルト穴(例えば、後述の実施形態における締結ボルト穴55)と、を有するブラケット本体(例えば、後述の実施形態におけるブラケット本体51)と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部(例えば、後述の実施形態におけるバネ部52)と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサ(例えば、後述の実施形態における温度センサ60)を保持するセンサ保持部(例えば、後述の実施形態におけるセンサ保持部53)と、を備え、
前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンを嵌合させた後、前記締結ボルト穴に前記締結ボルトが貫通するように、前記ボルト穴に前記締結ボルトを螺合することを特徴とする。
ステータコア(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータコア13A,13B)と平角導体を組み合わせたコイル(例えば、後述の実施形態におけるステータコイル15A,15B)とを備えるステータ(例えば、後述の実施形態における第1及び第2のステータ12A,12B)を支持するハウジング(例えば、後述の実施形態におけるハウジング11)に取り付けられるセンサブラケット(例えば、後述の実施形態におけるセンサブラケット50)の取付方法であって、
前記ハウジングには、ノックピン(例えば、後述の実施形態におけるノックピン41)及びボルト穴(例えば、後述の実施形態におけるボルト穴42)が設けられており、
前記センサブラケットは、前記ノックピンと嵌合するノックピン挿入穴(例えば、後述の実施形態におけるノックピン挿入穴54)と、前記ボルト穴に螺合する締結ボルト(例えば、後述の実施形態における締結ボルト43)が貫通する締結ボルト穴(例えば、後述の実施形態における締結ボルト穴55)と、を有するブラケット本体(例えば、後述の実施形態におけるブラケット本体51)と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部(例えば、後述の実施形態におけるバネ部52)と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサ(例えば、後述の実施形態における温度センサ60)を保持するセンサ保持部(例えば、後述の実施形態におけるセンサ保持部53)と、を備え、
前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンを嵌合させた後、前記締結ボルト穴に前記締結ボルトが貫通するように、前記ボルト穴に前記締結ボルトを螺合することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、ノックピン挿入穴及び締結ボルト穴を有するブラケット本体と、ブラケット本体から内径側に延びるバネ部と、バネ部の先端部に設けられて温度センサを保持するセンサ保持部と、を備えるので、ステータに対する温度センサの取付け位置を、径方向及び周方向共に高精度で取り付けることができる。これにより、コイルの温度を正確に検出することができる。また、組付時にセンサブラケットは、ノックピンと嵌合して保持されるため、ボルト締結までその位置を維持することができ、さらに、ボルト締結時に締結トルク反力を受けてもその位置を維持することができる。
請求項2の発明によれば、ノックピン挿入穴にノックピンが圧入されるので、締結ボルトによる締結前に、ブラケット本体の位置をより確実に適正位置に維持することができ、更に締結ボルトによる締め付け時の締め付け力によるブラケット本体の回転が阻止され、センサブラケットをより位置精度よく取り付けることができる。
請求項3の発明によれば、バネ部は、ノックピン挿入穴を基準として、締結ボルト穴とは反対側に位置するので、ボルト締結時の応力が作用し難く、温度センサがバネ部の弾性力により確実にコイルに接触し、コイルの温度を正確に検出することができる。
請求項4の発明によれば、ブラケット本体は、温度センサから延びるハーネスを保持するハーネス保持部を有するので、ハーネスを確実に所定の位置及び姿勢で保持することができ、ハーネスの損傷などによるトラブルを抑制することができ、信頼性が向上する。
請求項5の発明によれば、ハーネスは、バネ部のハウジング側に形成された切り欠きを通ってハーネス保持部に保持されるので、ハーネスを確実に所定の経路を経由して保持することができ、ハーネスの損傷などによるトラブルを抑制して信頼性が向上する。
請求項6の発明によれば、センサブラケットのノックピン挿入穴及び締結ボルト穴に、それぞれノックピン及び締結ボルトを挿通してセンサブラケットをハウジングに取り付けるので、ステータに対する温度センサの取付け位置を、径方向及び周方向共に高精度で取り付けることができる。また、組付時にセンサブラケットは、ノックピンと嵌合して保持されるため、ボルト締結までその位置を維持することができ、さらに、ボルト締結時に締結トルク反力を受けてもその位置を維持することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付図面に基づいて説明する。なお、図面は符号の向きに見るものとする。
先ず、本実施形態のセンサブラケット50により温度センサ60が取り付けられる回転電機ユニット10について、図1及び図2を参照して説明する。
図1及び図2に示すように、回転電機ユニット10は、ハウジング11内に収容されて軸方向に対向配置された第1の回転電機10Aの第1のステータ12Aと、第2の回転電機10Bの第2のステータ12Bとを備えている。第1及び第2のステータ12A,12Bの内側には、図示しないロータが回転自在に配置されている。なお、本実施形態では、第1の回転電機10Aが電動機、第2の回転電機10Bが発電機を構成する。
第1及び第2のステータ12A,12Bは、軸方向に貫通する複数のスロット14A,14Bが周方向に所定の間隔で配置された第1及び第2のステータコア13A,13Bと、スロット14A,14Bに収容される複数相(例えば、U相、V相、W相)のステータコイル15A,15Bと、を備える。
ハウジング11は、図2において、左ハウジング11a、中間ハウジング11b、及び右ハウジング11cを備えて構成されている。第1のステータコア13Aは、径方向に突出する複数の取付け部17aに設けられたボルト穴17bにボルト16を挿通させ、中間ハウジング11bに固定されている。また、第2のステータコア13Bは、同じく径方向に突出する複数の取付け部17aに設けられたボルト穴17bにボルト16を挿通させ、右ハウジング11cに固定されている。
第1及び第2の回転電機10A,10Bは、断面矩形状の平角導体を組み合わせたコイルであるセグメントコイル型の回転電機であり、ステータコイル15A,15Bは、一対の脚部21と、両脚部21を一方の端部で接続する連結部22とからなる複数の略U字状コイルセグメント20を1列に整列させて1つの束として、それぞれの脚部21を各スロット14A,14Bに挿入し、スロット14A,14Bから突出した脚部21の突出部分を周方向に折り曲げて対応するもの同士を接合して形成される。第1及び第2の回転電機10A,10Bは、ステータコイル15A,15Bの脚部21側のコイルエンド30A,30B同士が対向するように配置されている。
第1及び第2のステータ12A,12Bには、ステータコイル15A,15Bの各相(U相、V相、W相)にそれぞれ接続されて外部電源から電力を供給する第1及び第2の給電部25A,25Bが配置されている。
ステータコイル15A,15Bのコイルエンド30A,30Bには、それぞれ本実施形態のセンサブラケット50に保持された温度センサ60が接触配置されてコイルエンド30A,30Bの温度を測定する。温度センサ60の取付け位置は、第1及び第2の回転電機10A,10Bの上部から冷却油を滴下してステータコイル15A,15Bの冷却を行う場合、温度が高くなり易いステータコイル15A,15Bの下部近傍に取り付けるのが一般的である。
なお、ステータコイル15A,15Bにそれぞれ配置されるセンサブラケット50及び温度センサ60は、構造、取付け方共に同様であるので、以下の説明では一方(第1の回転電機10A側)のセンサブラケット50及び温度センサ60について説明する。
次に、本実施形態のセンサブラケット50について説明する。本実施形態のセンサブラケット50は、図3に示すように、ブラケット本体51と、バネ部52と、センサ保持部53と、を備え、金属板をプレス加工することにより一体に成形されている。ブラケット本体51は、略楕円形状の平板であり、後述するハウジング11のノックピン41と嵌合するノックピン挿入穴54と、締結ボルト43が挿通する締結ボルト穴55とが形成されている。
ブラケット本体51のノックピン挿入穴54側の端部には、温度センサ60から延びるハーネス61を保持するハーネス保持部56が設けられている。ハーネス保持部56は、ブラケット本体51から延設された狭幅の長尺板が略U字型に湾曲成形されてなり、U字型部でハーネス61を挟持して保持可能である。
バネ部52は、弾性を有するようにステータの軸心方向から見て略U字形状に湾曲形成された長尺板であり、その一端52aは、ブラケット本体51に対して直角に折り曲げられて、ブラケット本体51のノックピン挿入穴54側の側面に連続している。換言すれば、バネ部52は、ノックピン挿入穴54を基準として、締結ボルト穴55と反対側の位置に設けられている。バネ部52の幅方向側部は、バネ部52の全長に亘って切り欠かれて切り欠き57が形成されており、温度センサ60から延びるハーネス61が切り欠き57を通って配索される。
センサ保持部53は、バネ部52の他端52b(図5参照)がブラケット本体51と反対方向に直角に折り曲げられて設けられており、セグメントコンダクタ型のステータコイル15Aにおけるコイルエンド30Aの温度を検出するための温度センサ60が取り付けられる。
温度センサ60は、例えば、センサ保持部53に取り付けられた合成樹脂製の箱である本体部62と、本体部62に収容されてステータコイル15Aのコイルエンド30Aに接触配置されるサーミスタなどの感温部63とを備える。
図4から図6に示すように、感温部63から導出されたハーネス61は、バネ部52のハウジング11側の側面に設けられた切り欠き57を通って配索され、ブラケット本体51に設けられたハーネス保持部56で中間部が保持された後、ハーネス61の他端がコネクタ64に接続されている。
次に、センサブラケット50のハウジング11への取付け方法について説明する。
図4に示すように、第1及び第2のステータ12A,12Bが固定される中間ハウジング11b、及び右ハウジング11cには、それぞれノックピン41及びボルト穴42が軸方向に設けられている。センサブラケット50は、ノックピン挿入穴54にノックピン41を嵌合(例えば、インロー)、又は圧入した後、締結ボルト穴55に貫通させた締結ボルト43をボルト穴42に螺合して取り付ける。
図4に示すように、第1及び第2のステータ12A,12Bが固定される中間ハウジング11b、及び右ハウジング11cには、それぞれノックピン41及びボルト穴42が軸方向に設けられている。センサブラケット50は、ノックピン挿入穴54にノックピン41を嵌合(例えば、インロー)、又は圧入した後、締結ボルト穴55に貫通させた締結ボルト43をボルト穴42に螺合して取り付ける。
センサブラケット50は、ノックピン挿入穴54にノックピン41を嵌合又は圧入することで位置決めされるので、締結ボルト43による締結以前にセンサブラケット50の位置を適正位置に維持することができ、締結ボルト43による締め付け作業が容易となる。
また、センサブラケット50の取付けの際、図5に示すように、締結ボルト43を時計方向に回転させてブラケット本体51をハウジング11に締め付けると、ブラケット本体51にも締結ボルト43を中心として時計方向の回転力が作用する。しかし、ブラケット本体51は、ノックピン挿入穴54に嵌合する、又は圧入するノックピン41によって位置決め支持されているので、締結ボルト43の締結によって回転力が作用してもブラケット本体51の位置がずれることはない。従って、第1及び第2の回転電機10A,10Bに対して、径方向だけでなく周方向にも高精度で位置決めされる。
これにより、温度センサ60の感温部63は、バネ部52の弾性力によりステータコイル15A,15Bのコイルエンド30A,30Bに適正な押圧力で接触配置されてコイルエンド30A,30Bの温度を正確に測定する。
また、図7に示す従来のブラケット100では、ブラケット100が外筒リング110に固定されるので、外筒リング110が存在することで生じる累積誤差による取付け精度の低下の可能性があるが、本実施形態のセンサブラケット50は、ハウジング11に直接固定されるため、取付け精度を向上させることができる。
また、図7に示す従来のブラケット100では、ステータコアが外筒リング110に圧入されることで磁気特性の変化が生じ、これによりモータ損失が発生する虞があるのに対し、本実施形態のセンサブラケット50は、外筒リング110が排除されてハウジング11に直接固定されるため、磁気特性の変化がなくモータ損失が低減する効果も有する。
また、図7に示す従来のブラケット100では、ステータコアが外筒リング110に圧入されることで磁気特性の変化が生じ、これによりモータ損失が発生する虞があるのに対し、本実施形態のセンサブラケット50は、外筒リング110が排除されてハウジング11に直接固定されるため、磁気特性の変化がなくモータ損失が低減する効果も有する。
以上説明したように、本実施形態に係るセンサブラケット50によれば、ノックピン挿入穴54及び締結ボルト穴55を有するブラケット本体51と、ブラケット本体51から内径側に延びるバネ部52と、バネ部52の先端部に設けられて温度センサ60を保持するセンサ保持部53と、を備えるので、第1及び第2のステータ12A,12Bに対する温度センサ60の取付け位置を、径方向及び周方向共に高精度で取り付けることができる。これにより、コイルエンド30A,30Bの温度を正確に検出することができる。また、組付時にセンサブラケット50は、ノックピン41と嵌合して保持されるため、ボルト締結までその位置を維持することができ、さらに、ボルト締結時に締結トルク反力を受けてもその位置を維持することができる。
また、ノックピン挿入穴54にノックピン41が圧入されることにより、締結ボルト43の締結前にブラケット本体51の位置をより確実に適正位置に維持することができ、更に締結ボルト43の締め付け時に作用する回転力でブラケット本体51が回転することが阻止され、センサブラケット50をより位置精度よく取り付けることができる。
また、バネ部52は、ノックピン挿入穴54を基準として、締結ボルト穴55とは反対側に位置するので、ボルト締結時の応力が作用し難く、温度センサ60がバネ部52の弾性力により確実にコイルエンド30A,30Bに接触し、コイルエンド30A,30Bの温度を正確に検出することができる。
また、ブラケット本体51は、温度センサ60から延びるハーネス61を保持するハーネス保持部56を有するので、ハーネス61を確実に所定の姿勢で保持することができ、ハーネス61の損傷などによるトラブルを抑制することができ、信頼性が向上する。
また、センサブラケット50のバネ部52は、ハウジング11側に形成された切り欠き57を備え、ハーネス61が切り欠き57を通ってハーネス保持部56に保持されるので、ハーネス61を確実に所定の経路を経由して保持することができ、ハーネス61の損傷などによるトラブルが抑制されて信頼性が向上する。
また、本実施形態のセンサブラケットの取付方法によれば、センサブラケット50のノックピン挿入穴54及び締結ボルト穴55に、それぞれノックピン41及び締結ボルト43を挿通して、センサブラケット50をハウジング11に取り付けるので、第1及び第2のステータ12A,12Bに対する温度センサ60の取付け位置を、径方向及び周方向共に高精度で取り付けることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良、等が可能である。例えば、本実施形態では、一対の回転電機からなる回転電機ユニットを一例にして説明したが、単一の回転電機に対しても本発明を適用することができる。
11 ハウジング
12A,12B ステータ
13A,13B ステータコア
15A,15B ステータコイル(セグメントコンダクタ型コイル)
30A,30B コイルエンド
41 ノックピン
42 ボルト穴
43 締結ボルト
50 センサブラケット
51 ブラケット本体
52 バネ部
53 センサ保持部
54 ノックピン挿入穴
55 締結ボルト穴
56 ハーネス保持部
57 切り欠き
60 温度センサ
61 ハーネス
12A,12B ステータ
13A,13B ステータコア
15A,15B ステータコイル(セグメントコンダクタ型コイル)
30A,30B コイルエンド
41 ノックピン
42 ボルト穴
43 締結ボルト
50 センサブラケット
51 ブラケット本体
52 バネ部
53 センサ保持部
54 ノックピン挿入穴
55 締結ボルト穴
56 ハーネス保持部
57 切り欠き
60 温度センサ
61 ハーネス
Claims (6)
- ステータコアと平角導体を組み合わせたコイルとを備えるステータを支持するハウジングに取り付けられるセンサブラケットであって、
前記ハウジングに設けられたノックピンと嵌合するノックピン挿入穴と、前記ハウジングに設けられたボルト穴に螺合する締結ボルトが貫通する締結ボルト穴と、を有するブラケット本体と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサを保持するセンサ保持部と、を備えることを特徴とするセンサブラケット。 - 前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンが圧入されることを特徴とする請求項1に記載のセンサブラケット。
- 前記バネ部は、前記ノックピン挿入穴を基準として、前記締結ボルト穴とは反対側に位置することを特徴とする請求項1又は2に記載のセンサブラケット。
- 前記ブラケット本体は、前記温度センサから延びるハーネスを保持するハーネス保持部を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載のセンサブラケット。
- 前記バネ部は、ステータの軸心方向から見て略U字形状を有し、
前記バネ部には、前記ハウジング側に切り欠きが形成されており、前記ハーネスが前記切り欠きを通って前記ハーネス保持部に保持可能に構成されることを特徴とする請求項4に記載のセンサブラケット。 - ステータコアと平角導体を組み合わせたコイルとを備えるステータを支持するハウジングに取り付けられるセンサブラケットの取付方法であって、
前記ハウジングには、ノックピン及びボルト穴が設けられており、
前記センサブラケットは、前記ノックピンと嵌合するノックピン挿入穴と、前記ボルト穴に螺合する締結ボルトが貫通する締結ボルト穴と、を有するブラケット本体と、
前記ブラケット本体から内径側に延びて径方向に弾性を有するバネ部と、
該バネ部の先端部に設けられ、前記コイルの温度を検出する温度センサを保持するセンサ保持部と、を備え、
前記ノックピン挿入穴に前記ノックピンを嵌合させた後、前記締結ボルト穴に前記締結ボルトが貫通するように、前記ボルト穴に前記締結ボルトを螺合することを特徴とするセンサブラケットの取付方法。
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