JP2014183961A - パチンコ遊技機の駆動力伝達機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】ピニオンギヤと2つのラックギヤとを、正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが容易なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構を提供する。
【解決手段】1つのピニオンギヤ150、及び当該ピニオンギヤ150に歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能な遊技機の駆動力伝達機構であって、前記2つのラックギヤは、それぞれ所定の歯(所定の歯142b及び所定の歯161b)の歯幅方向一端部が切り欠かれた切欠部(切欠部142c及び切欠部161c)を有し、ピニオンギヤ150は、互いに隣り合う所定の歯152・152の歯幅方向一端部を連結する連結部153を有し、前記切欠部に連結部153が対応するようにピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとをそれぞれ歯合させることで、ピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとを組み付けることが可能である。
【選択図】図9
【解決手段】1つのピニオンギヤ150、及び当該ピニオンギヤ150に歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能な遊技機の駆動力伝達機構であって、前記2つのラックギヤは、それぞれ所定の歯(所定の歯142b及び所定の歯161b)の歯幅方向一端部が切り欠かれた切欠部(切欠部142c及び切欠部161c)を有し、ピニオンギヤ150は、互いに隣り合う所定の歯152・152の歯幅方向一端部を連結する連結部153を有し、前記切欠部に連結部153が対応するようにピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとをそれぞれ歯合させることで、ピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとを組み付けることが可能である。
【選択図】図9
Description
本発明は、1つのピニオンギヤ、及び当該ピニオンギヤに歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構の技術に関する。
従来、1つのピニオンギヤ、及び当該ピニオンギヤに歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構の技術は公知となっている。例えば、特許文献1に記載の如くである。
このような駆動力伝達機構においては、可動演出部材を正常に動作させるために、ピニオンギヤと2つのラックギヤとを予め定められた歯同士が噛み合うように組み付ける必要がある。
しかしながら通常は、当該ピニオンギヤに形成される複数の歯、及びラックギヤに形成される複数の歯は一定の形状であるため、正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが困難であり、誤った歯同士が噛み合うように組み付けてしまう場合もある点で不利であった。
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、その解決しようとする課題は、ピニオンギヤと2つのラックギヤとを、正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが容易なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構を提供することである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、1つのピニオンギヤ、及び当該ピニオンギヤに歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構であって、前記2つのラックギヤは、それぞれ所定の歯の歯幅方向一端部が切り欠かれた切欠部を有し、前記ピニオンギヤは、互いに隣り合う所定の歯の歯幅方向一端部を連結する連結部を有し、前記切欠部に前記連結部が対応するように前記ピニオンギヤと前記2つのラックギヤとをそれぞれ歯合させることで、前記ピニオンギヤと前記2つのラックギヤとを組み付けることが可能なものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
請求項1においては、ピニオンギヤと2つのラックギヤとを、正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが容易となる。
まず、本発明に係るパチンコ遊技機の一実施形態に係る遊技機1の全体的な構成について、図面を用いて説明する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
なお、以下の説明では、遊技機1を遊技者から見て、手前側を遊技機1の前側とし、奥側を遊技機1の後側として、前後方向を規定する。また、遊技機1を遊技者から見て、左手側を遊技機1の左側とし、右手側を遊技機1の右側として、左右方向を規定する。
遊技機1は、図1から図3が示すように、主として、外枠2と、中枠3と、窓枠4と、により構成される枠体に、各種の遊技部品が取り付けられて形成される。
外枠2は、遊技機1の外郭を成し、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。外枠2は、パチンコホール等の遊技場に設けられた台島に設置される。外枠2には、中枠3が設けられる。
中枠3は、前後面が開口された略四角筒状に形成される枠体である。中枠3は、外枠2の前側の開口部にヒンジ等の軸支部材を介して回動可能に支持される。中枠3には、窓枠4と、下皿ユニット5と、遊技盤6と、が設けられる。
窓枠4は、中央が開口された略平板状に形成される枠体である。窓枠4は、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。窓枠4は、中枠3の前側の開口部にヒンジ部材を介して回動可能に支持される。窓枠4の中央には、正面視で略円形状の窓枠開口部7が形成される。窓枠開口部7は、透明板19により被覆される。窓枠開口部7の下部には、発射前の遊技球が貯溜される上皿8が配設される。窓枠開口部7の左右上方には、スピーカ9がそれぞれ配設される。
下皿ユニット5は、中枠3の下部であって窓枠4の下方に取り付けられる。下皿ユニット5の中央には、上皿8から溢れた遊技球が貯溜される下皿17が配設される。下皿ユニット5の右部であって下皿17の右方には、発射ハンドル18が配設される。発射ハンドル18は、上皿8に貯溜された遊技球を発射可能に構成される。
遊技盤6は、遊技球が転動する領域である遊技領域25が形成される部材である。遊技盤6は、窓枠4の後方であって、正面視で中枠3の下部を除く略全面に渡って配置される。遊技盤6は、中枠3に着脱可能に取り付けられる。なお、遊技盤6の遊技領域25は、窓枠4の窓枠開口部7の後方に配置され、前方から透明板19を介して視認可能に構成される。
次に、遊技盤6の構成について、図3を用いてさらに詳細に説明する。
遊技盤6は、図3に示すように、遊技板10と、ガイドレール11と、センター役物12と、図柄表示装置13と、可変入賞装置14と、大入賞装置15と、アウト口16と、演出役物装置100等により構成される。
遊技板10は、四隅が適宜に切り欠かれた略平板状に形成される部材である。遊技板10には、遊技盤6を構成する各種の遊技部品が取り付けられる。遊技板10は、アクリル樹脂やポリカーボネート(PC)等の透過性を有する部材によって形成される。
ガイドレール11は、略円弧帯状に形成される部材である。ガイドレール11は、遊技板10に、前方へ向けて立ち上がり状に取り付けられる。ガイドレール11は、正面視で略円形状を形成するように配置される。なお、遊技板10においてガイドレール11によって略円形状に形成された内側の領域が、遊技球が転動する領域である遊技領域25として構成される。
センター役物12は、その外観により遊技板10を装飾する部材である。センター役物12は正面視で略環状であって、その中央にセンター開口部27が前後方向に貫通して形成される。センター役物12は、遊技板10を前後方向に貫通するように当該遊技板10の中央から上部に渡って形成される孔に前方から挿入され、ボルト等によって取り付けられる。
図柄表示装置13は、前方を臨むように配設された液晶画面26に図柄や数字等の変動(図柄遊技)を表示するように構成される装置である。図柄表示装置13は、遊技板10の後方に配置される。より詳細には、図柄表示装置13の液晶画面26が、遊技板10に取り付けられたセンター役物12のセンター開口部27の後方に配置される。これによって、前方からセンター開口部27を介して液晶画面26に表示される図柄遊技を視認することができる。
可変入賞装置14は、所定の作動条件に応じて左右一対の可動片28が開閉作動し、始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)可能な開放状態と入球(入賞)不能な閉塞状態とに切り替え可能に構成される装置である。可変入賞装置14は、遊技領域25の中央下部であって図柄表示装置13の下方に配置される。なお、可変入賞装置14は、前記開放状態において始動入賞口14aに遊技球が入球(入賞)すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
大入賞装置15は、所定の大当たり抽選により大当たりが選択されると、大入賞口15aを開放して遊技球が入球(入賞)可能に構成される装置である。大入賞装置15は、遊技領域25の右部であって図柄表示装置13の右下方に配置される。なお、大入賞装置15は、開放した大入賞口15aに遊技球が入球すると図示せぬ賞球払出装置によって所定数の遊技球(賞球)が払い出されるように構成される。
アウト口16は、遊技領域25を転動する遊技球が、大入賞口15aや始動入賞口14a等の各入賞口に入球(入賞)しなかった場合に、最終的に流入する開口部である。アウト口16は、遊技領域25の最下部に配置される。なお、アウト口16に流入した遊技球は、遊技機1が設置されたパチンコホール等の遊技場側に回収される。
演出役物装置100は、本発明に係る演出役物装置の一実施形態であり、所定の演出動作を行うことにより、遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与え、その遊技者の興趣を高めるものである。演出役物装置100は、前後方向において、図柄表示装置13(液晶画面26)の前方かつセンター役物12の後方に配置され、液晶画面26の右方に配置される。
以下では、図3から図7までを用いて、演出役物装置100の構成の概略について説明する。
演出役物装置100は、所定の部材を移動させて遊技者に視認させることで、当該遊技者に視覚的な印象(インパクト)を与え、その遊技者の興趣を高めるものである。演出役物装置100は、主として下部可動演出部材110、上部可動演出部材120及び駆動力伝達機構130を具備する。
図3、図4及び図7に示す下部可動演出部材110は、本発明に係る可動演出部材の実施の一形態であり、所定の装飾が施されると共に、移動可能な部材である。下部可動演出部材110は任意の形状に形成されると共に、その表面(前面)には遊技者に視覚的な印象を与えるための装飾が適宜施される。下部可動演出部材110は、図柄表示装置13(液晶画面26)の右下方に配置される。
上部可動演出部材120は、本発明に係る可動演出部材の実施の一形態であり、所定の装飾が施されると共に、移動可能な部材である。上部可動演出部材120は任意の形状に形成されると共に、その表面(前面)には遊技者に視覚的な印象を与えるための装飾が適宜施される。上部可動演出部材120は、下部可動演出部材110の上方に配置される。
駆動力伝達機構130は、下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120に駆動力を伝達するためのものである。駆動力伝達機構130は、主として第一摺動部材140、ピニオンギヤ150、第二摺動部材160、モータ170、センサ180、第一リンク機構190及び第二リンク機構200を具備する。
図4及び図5に示す第一摺動部材140は、上下方向に摺動可能な部材である。第一摺動部材140は、その板面を前後方向に向けた、上下方向に長い略板状に形成される。第一摺動部材140は、図示しないガイド部材等によって、上下方向に摺動可能となるように案内される。第一摺動部材140には、駆動ラックギヤ141及びラックギヤ142が形成される。
駆動ラックギヤ141は、第一摺動部材140の右下部において、歯を右方に向けて形成される。
ラックギヤ142は、第一摺動部材140の左上部において、歯を左方に向けて形成される。
ピニオンギヤ150は、前後方向に向けた軸線を中心に回転可能なギヤである。ピニオンギヤ150は、図示しない回転軸によって、回転可能に支持される。ピニオンギヤ150は第一摺動部材140の上部の左方に配置され、当該第一摺動部材140のラックギヤ142と歯合される。
第二摺動部材160は、上下方向に摺動可能な部材である。第二摺動部材160は、その板面を前後方向に向けた、上下方向に長い略板状に形成される。第二摺動部材160は、第一摺動部材140の左上方に配置される。第二摺動部材160は、図示しないガイド部材等によって、上下方向に摺動可能となるように案内される。第二摺動部材160には、ラックギヤ161が形成される。
ラックギヤ161は、第二摺動部材160の右下部において、歯を右方に向けて形成される。ラックギヤ161は、ピニオンギヤ150と歯合される。
モータ170は、駆動源となるものである。モータ170は、第一摺動部材140の右下部(駆動ラックギヤ141)の前方に配置される。モータ170の図示しない出力ギヤは、第一摺動部材140の駆動ラックギヤ141に歯合される。モータ170は図示しない制御装置に接続され、当該制御装置によって動作を制御される。
センサ180は、第一摺動部材140が上下方向所定位置(具体的には、最下位置)にあるか否かを検出するものである。センサ180は第一摺動部材140の左下部近傍に配置される。センサ180は前記制御装置に接続され、当該制御装置に第一摺動部材140の位置の検出結果を送信することができる。
図4及び図7に示す第一リンク機構190は、第一摺動部材140の摺動に基づいて下部可動演出部材110を移動させるものである。第一リンク機構190は、互いにに回動や摺動が可能な複数の部材により構成され、概ね左右方向に伸縮可能に構成される。第一リンク機構190の一端は第一摺動部材140に連結され、他端は下部可動演出部材110に連結される。
第二リンク機構200は、第二摺動部材160の摺動に基づいて上部可動演出部材120を移動させるものである。第二リンク機構200は、互いに回動や摺動が可能な複数の部材により構成され、概ね左右方向に伸縮可能に構成される。第二リンク機構200の一端は第二摺動部材160に連結され、他端は上部可動演出部材120に連結される。
以下では、図3から図8までを用いて、演出役物装置100の動作態様について説明する。
図4及び図5に示すように、第一摺動部材140が最下位置(最も下方まで摺動した位置)に保持されている場合、第二摺動部材160は、ピニオンギヤ150を介して最上位置(もっとも上方まで摺動した位置)に保持される。この場合、下部可動演出部材110は第一リンク機構190を介して最も右方まで移動した位置に保持される。また、上部可動演出部材120は第二リンク機構200を介して最も右方まで移動した位置に保持される。この演出役物装置100の状態を、以下では「待機状態」と記す。
待機状態の演出役物装置100においては、図3に示すように、下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120の一部がセンター役物12の右側部の背後に位置しているため、遊技者(正面)から当該下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120が視認し難くなっている。
図6に示すように、前記制御装置によってモータ170が駆動され、第一摺動部材140が上方に摺動されると、ピニオンギヤ150を介して第二摺動部材160が下方に摺動される。図7に示すように、第一摺動部材140が上方に摺動されると、第一リンク機構190が左右方向に伸長し、下部可動演出部材110が左方へと移動する。また、第二摺動部材160が下方に摺動されると、第二リンク機構200が左右方向に伸長し、上部可動演出部材120が左方へと移動する。この演出役物装置100の状態を、以下では「出現状態」と記す。
出現状態の演出役物装置100においては、図8に示すように、下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120の大部分がセンター役物12の右側部の背後から出現する。このため、遊技者から当該下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120が視認し易くなり、当該遊技者に印象を与えることができる。
また、前記制御装置によってモータ170を上記と逆方向に駆動することによって、再び演出役物装置100を出現状態から待機状態(図3及び図4参照)に戻すことができる。
このように、1つのピニオンギヤ150、並びに当該ピニオンギヤ150に歯合された2つのラックギヤ142及びラックギヤ161(いわゆる、ダブルラック・ピニオン)を具備する駆動力伝達機構130を用いて可動演出部材(下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120)を動作させる場合においては、当該可動演出部材を正常に動作させるために、ピニオンギヤ150とラックギヤ142及びラックギヤ161とを予め定められた歯同士が噛み合うように組み付ける必要がある。以下では、当該組み付け作業を容易に正しく行うための構造について、第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160に着目して説明する。
図9から図11までに示すように、ピニオンギヤ150の周囲には一定の間隔で複数(本実施形態においては、14枚)の歯が形成されている。ピニオンギヤ150の歯の歯幅(前後方向幅)は、後述するラックギヤ161及びラックギヤ142の歯幅よりも大きくなるように形成される。これら複数の歯のうち、隣り合う2枚の所定の歯152・152の間には、連結部153が形成される。
連結部153は、所定の歯152・152の後端部同士を連結するものである。連結部153は、その板面を前後方向に向けた略板状となるように形成される。連結部153の幅(前後方向幅)は、ピニオンギヤ150の所定の歯152の歯幅よりも小さくなるように形成される。これによって、連結部153は所定の歯152・152の後端部のみを連結することになり、所定の歯152・152の前端部においては、他の歯と同様に一定の間隔が確保される。
なお、本実施形態においては、ピニオンギヤ150の軸線を中心として対称な位置(相反する位置)にそれぞれ連結部153が形成され、合計2つの連結部153が形成されるものとする。
図9、図10及び図12に示すように、第二摺動部材160のラックギヤ161においては、一定の間隔で複数の歯が形成されている。これら複数の歯のうち、所定の歯161bには、切欠部161cが形成される。
切欠部161cは、所定の歯161bの後端部を切り欠くようにして形成される部分である。これによって、当該所定の歯161bと隣り合う上下の歯の後端部の間には、歯が形成されていないスペースが確保されることになる。
また、当該所定の歯161bの前端は、他の歯の前端よりも前方に突出するように、前方へと延長される。これによって、所定の歯161bの歯幅(前後方向幅)が増加するように構成されている。
なお、本実施形態においては、所定の歯161b及び切欠部161cは一定間隔ごと(すなわち、一定数の歯ごと)に形成されるものとする。本実施形態においては、ある所定の歯161bとその次の所定の歯161bとの間には、6枚の歯が形成されるものとする。
図9及び図10に示すように、第一摺動部材140のラックギヤ142においては、一定の間隔で複数の歯が形成されている。これら複数の歯のうち、所定の歯142bには、切欠部142cが形成される。
なお、第一摺動部材140のラックギヤ142に形成される切欠部142cの構成は、第二摺動部材160のラックギヤ161に形成される切欠部161cの構成と同様であるため、詳細な説明は省略する。
次に、上述の如く構成された第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160を組み付ける際の様子について説明する。
図9、図10、図13及び図14に示すように、第一摺動部材140のラックギヤ142及び第二摺動部材160のラックギヤ161にピニオンギヤ150が噛み合うように、当該第一摺動部材140及び第二摺動部材160の後方からピニオンギヤ150を歯合させる。
この際、組み付け作業を行う作業者は、ピニオンギヤ50の2つの連結部153・153、並びにラックギヤ142の切欠部142c及びラックギヤ161の切欠部161cの位置を確認し、当該ピニオンギヤ150の2つの連結部153・153が、ラックギヤ142の切欠部142c(より具体的には、最も上方に位置する切欠部142c)及びラックギヤ161の切欠部161c(より具体的には、最も下方に位置する切欠部161c)にそれぞれ対応するように組み付ける。これによって、図15及び図16に示すように、ラックギヤ142の切欠部142c及びラックギヤ161の切欠部161cにピニオンギヤ150の2つの連結部153・153がそれぞれ収まり、第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160を確実に組み付けることができる。
この連結部153、切欠部142c及び切欠部161cは作業者から一見して分かり易い形状(その他の歯とは明らかに異なる形状)であるため、第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160を、予め定められた正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが容易である。特に本実施形態においては、当該連結部153、切欠部142c及び切欠部161cの近傍に、後方から視認可能な丸形の目印Mが形成されているため、当該目印Mの位置を確認することで、正しく組み付けるのがより容易となる。
このようにして組み付けられた状態においては、図15に示すように、ピニオンギヤ150の所定の歯152・152の間に、ラックギヤ142の所定の歯142b及びラックギヤ161の所定の歯161bがそれぞれ噛み合わされることになる。すなわち、連結部153が切欠部142c及び切欠部161cに噛み合わされるだけでなく、当該連結部153が形成された所定の歯152もその他の歯と同様にラックギヤ142及びラックギヤ161と歯合されることになる。このため、当該部分においてもその他の歯と同様の噛み合わせ(ギヤ間のガタ)を維持することができ、当該部分における駆動力の伝達ロスの発生を防止することができる。
また本実施形態においては、ラックギヤ142の所定の歯142b及びラックギヤ161の所定の歯161bを前方へと延長して歯幅を確保しているため、当該所定の歯142b及び所定の歯161bの耐久性の向上も図ることができる。
このように組みつけられた第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160においてピニオンギヤ150が回転しても、当該ピニオンギヤ150の連結部153はラックギヤ142の切欠部142c及びラックギヤ161の切欠部161cに対応することになる。
具体的には、図15(b)に示す状態からピニオンギヤ150が背面視時計回りに180度回転すると、図17に示すようにピニオンギヤ150の連結部153・153はラックギヤ142の上から二番目の切欠部142c及びラックギヤ161の下から二番目の切欠部161cにそれぞれ収まることになる。
このように、ピニオンギヤ150の連結部153・153がラックギヤ142及びラックギヤ161と干渉することがないため、当該ピニオンギヤ150の回転が阻害されて第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160間の駆動力の伝達が阻害されることはない。
上述の如く、本実施形態に係る第一摺動部材140、ピニオンギヤ150及び第二摺動部材160を正しく組み付けることは容易であるが、以下では万が一正しく組み付けることができなかった場合について説明する。
例えば、図18に示すように、ピニオンギヤ150が正しい位置から歯一枚分だけずれて組み付けられようとした場合、当該ピニオンギヤ150の連結部153がラックギヤ142及びラックギヤ161の歯に後方から当接することになる。これによって、ピニオンギヤ150は正常に組み付けることができず、後方に突出してしまう。作業者は、後方に突出したピニオンギヤ150を視認することによって、正しく組み付けられていないことを知ることができる。
また、図19(a)に示すように、ピニオンギヤ150が正しい位置から歯三枚分程度ずれて組み付けられようとした場合、当該ピニオンギヤ150の連結部153はラックギヤ142及びラックギヤ161と干渉することがないため、一応は当該ピニオンギヤ150を組み付けることができる。しかしながら、図19(b)に示すように、ピニオンギヤ150を回転させると、ある回転位置において当該ピニオンギヤ150の連結部153がラックギヤ142及びラックギヤ161に干渉して回転することができなくなる。従って作業者は、ピニオンギヤ150を組み付けた後で当該ピニオンギヤ150を回転させてみることによって、容易に正しく組み付けられていないことを知ることができる。
以上の如く、本実施形態に係る遊技機1(パチンコ遊技機)の駆動力伝達機構130は、1つのピニオンギヤ150、及び当該ピニオンギヤ150に歯合された2つのラックギヤ(ラックギヤ142及びラックギヤ161)を具備し、可動演出部材(下部可動演出部材110及び上部可動演出部材120)に駆動力を伝達することが可能な遊技機1の駆動力伝達機構130であって、前記2つのラックギヤは、それぞれ所定の歯(所定の歯142b及び所定の歯161b)の歯幅方向一端部が切り欠かれた切欠部(切欠部142c及び切欠部161c)を有し、ピニオンギヤ150は、互いに隣り合う所定の歯152・152の歯幅方向一端部を連結する連結部153を有し、前記切欠部に連結部153が対応するようにピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとをそれぞれ歯合させることで、ピニオンギヤ150と前記2つのラックギヤとを組み付けることが可能なものである。
このように構成することにより、ピニオンギヤ150と2つのラックギヤとを、正しい歯同士が噛み合うように組み付けることが容易となる。
すなわち、前記切欠部と連結部153の位置を確認しながら組み付けることで、誤った歯同士が噛み合うように組み付けてしまうのを防止することができる。また、所定の歯152・152に連結部153が形成されることによって、ピニオンギヤ150は誤った位置で組み付けることができなくなるか、組み付けることができたとしても正常に動作しないため、誤った歯同士が噛み合うように組み付けられたことを容易に知ることができる。
すなわち、前記切欠部と連結部153の位置を確認しながら組み付けることで、誤った歯同士が噛み合うように組み付けてしまうのを防止することができる。また、所定の歯152・152に連結部153が形成されることによって、ピニオンギヤ150は誤った位置で組み付けることができなくなるか、組み付けることができたとしても正常に動作しないため、誤った歯同士が噛み合うように組み付けられたことを容易に知ることができる。
なお、本実施形態においては、ピニオンギヤ150に形成される連結部153は、2つの歯(所定の歯152・152)を連結するものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、3つ以上の歯を連結するものであっても良い。
この場合、対応するラックギヤの切欠部(ラックギヤ142の切欠部142c及びラックギヤ161の切欠部161c)も、当該連結部153が連結する歯の枚数に応じて隣り合う複数の歯を切り欠いて形成される。例えば、連結部153が3枚の歯を連結する場合、前記切欠部は隣り合う2枚の歯を切り欠いて形成される。
この場合、対応するラックギヤの切欠部(ラックギヤ142の切欠部142c及びラックギヤ161の切欠部161c)も、当該連結部153が連結する歯の枚数に応じて隣り合う複数の歯を切り欠いて形成される。例えば、連結部153が3枚の歯を連結する場合、前記切欠部は隣り合う2枚の歯を切り欠いて形成される。
また、本実施形態においては、連結部153はピニオンギヤ150に2箇所形成されるものとしたが、本発明はこれに限るものではなく、1箇所形成される構成とすることや3箇所以上形成する構成とすることも可能である。但し、ピニオンギヤ150を2つのラックギヤ(ラックギヤ142及びラックギヤ161)に同時に組み付ける観点から、当該2つのラックギヤの切欠部に同時に収まるように2箇所以上形成することが望ましい。
また、本実施形態においては耐久性の確保の観点から、ラックギヤ142の所定の歯142b及びラックギヤ161の所定の歯161bを前方へと延長するように形成したが、本発明はこれに限るものではなく、当該所定の歯142b及び所定の歯161bは必ずしも前方に延長しなくても良い。
1:遊技機,100:演出役物装置,110:下部可動演出部材,120:上部可動演出部材,130:駆動力伝達機構,142:ラックギヤ,142b:所定の歯,142c:切欠部,150:ピニオンギヤ,152:所定の歯,153:連結部,161:ラックギヤ,161b:所定の歯,161c:切欠部
Claims (1)
- 1つのピニオンギヤ、及び当該ピニオンギヤに歯合された2つのラックギヤを具備し、可動演出部材に駆動力を伝達することが可能なパチンコ遊技機の駆動力伝達機構であって、
前記2つのラックギヤは、それぞれ所定の歯の歯幅方向一端部が切り欠かれた切欠部を有し、
前記ピニオンギヤは、互いに隣り合う所定の歯の歯幅方向一端部を連結する連結部を有し、
前記切欠部に前記連結部が対応するように前記ピニオンギヤと前記2つのラックギヤとをそれぞれ歯合させることで、前記ピニオンギヤと前記2つのラックギヤとを組み付けることが可能であることを特徴とする、
パチンコ遊技機の駆動力伝達機構。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013060462A JP2014183961A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | パチンコ遊技機の駆動力伝達機構 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2013060462A JP2014183961A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | パチンコ遊技機の駆動力伝達機構 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014183961A true JP2014183961A (ja) | 2014-10-02 |
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ID=51832140
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013060462A Withdrawn JP2014183961A (ja) | 2013-03-22 | 2013-03-22 | パチンコ遊技機の駆動力伝達機構 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014183961A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014233449A (ja) * | 2013-05-31 | 2014-12-15 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
| JP2015167641A (ja) * | 2014-03-05 | 2015-09-28 | 京楽産業.株式会社 | 遊技機 |
| JP2018126624A (ja) * | 2018-05-24 | 2018-08-16 | 株式会社三洋物産 | 遊技機 |
-
2013
- 2013-03-22 JP JP2013060462A patent/JP2014183961A/ja not_active Withdrawn
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