JP2014186221A - 制御装置、電気光学装置、電子機器及び制御方法 - Google Patents

制御装置、電気光学装置、電子機器及び制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】ホスト側の負荷を大きくせずに、減色された画像を表示できるようにする。
【解決手段】ホストコンピューター2は、表示領域100において白黒で表示するエリアを示すデータをコントローラー5へ供給する。コントローラー5は、画像を書き換える場合、白黒エリア内については画像を二値化して書き換える。コントローラー5は、白黒エリア内のみを書き換える場合、白→黒又は黒→白へ階調を書き換える画素についてのみ、書き換えに要するフレーム数が少ない駆動方法で画素を駆動する。コントローラー5は、白黒エリア外も書き換える場合、書き換えに要するフレーム数が多く中間調を表示可能な駆動方法で画素を駆動する。
【選択図】図1

Description

本発明は、記憶性を有する表示素子を制御する技術に関する。
特許文献1には、電気泳動方式の表示デバイスを制御するディスプレイコントローラーが開示されている。このディスプレイコントローラーは、表示デバイスに表示されている書き換え前の画像(以下、現画像とする)と、書き換え後に新たに表示する画像(以下、次画像とする)とに基いて、画像の更新モードを選択する。具体的には、このディスプレイコントローラーは、白黒の2値画像をリフレッシュする場合には、白又は黒を表示するための電圧パルスを用いる単色更新モードを使用し、グレーを含む画像をリフレッシュする場合には、グレーを表示するための電圧パルスを用いるグレースケール更新モードを使用する。
特開2012−150493号公報
ところで、上記のグレースケール更新モードの場合、画像の書き換えが完了するまでに掛かる時間が単色更新モードより長くなる。書き換えに掛かる時間を短くしたい場合、単色更新モードを用いればよいが、この場合、グレーを含む画像をホスト側で白黒の画像に二値化してからディスプレイメモリーに書き込む必要があり、ホスト側での処理の負荷が大きくなってしまう。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的の一つは、ホスト側の負荷を大きくせずに、減色された画像を表示できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明に係る制御装置は、複数の画素ごとに設けられた第1電極と、前記第1電極に対向して配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された記憶性を有する電気光学材料と、を備える表示部の制御装置であって、予め定められたa個のフレーム期間で前記複数の画素の各々をm階調のいずれかの階調に書き換えるm階調駆動と、予め定められたb個のフレーム期間(a>b)で前記複数の画素の各々をn階調(m>n)のいずれかの階調に書き換えるn階調駆動のいずれかを選択して前記画素の階調を書き換える制御手段と、前記表示部に表示させるm階調の画像を取得する画像取得手段と、前記表示部において前記n階調で表示する領域を示すデータを取得する領域取得手段と、前記画像取得手段が取得した画像のうち、前記領域取得手段が取得したデータが示す領域に表示される部分をn階調(m>n)に減色する減色手段とを有し、前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記減色手段で減色された画像に従って、前記m階調駆動で書き換える構成を備える。
この構成によれば、画像データを制御装置へ供給するホスト側の負荷を大きくせずに、減色された画像を表示部に表示させることができる。
前記制御装置は、前記画像取得手段で取得した画像を記憶する第1記憶領域と、前記制御手段により表示された画像を記憶する第2記憶領域とを有し、前記画像取得手段が取得して前記第1記憶領域に記憶された新たな画像と、前記第2記憶領域に記憶されている画像とを比較し、前記領域内のみが異なる場合、前記減色手段は、前記第1記憶領域に記憶された画像の前記領域内をn階調に減色し、前記制御手段は、前記領域内の画素の各々の階調を、当該減色後の画像に従って、前記n階調駆動で書き換える構成としてもよい。
この構成によれば、画像を書き換えるときにn階調で表示する領域内のみを書き換える場合、書き換えに要するフレーム期間が少ないn階調駆動で階調を書き換えるため、m階調駆動で画像を書き換える構成より早く画像を書き換えることができる。
また、前記制御装置は、前記画像取得手段が取得して前記第1記憶領域に記憶された新たな画像と、前記第2記憶領域に記憶されている画像とを比較し、前記領域外が異なる場合、前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記第1記憶領域に記憶された画像に従って、前記m階調駆動で書き換える構成としてもよい。
この構成によれば、n階調で表示する領域外を書き換える場合、表示する階調数がn階調より多いm階調駆動で階調を書き換えるため、当該領域外をm階調の画像に書き換えることができる。
また、前記制御装置は、前記n階調は、2階調である構成としてもよい。
この構成によれば、n階調駆動で要するフレーム期間の数を少なくできるため、n階調駆動に掛かる時間を短くすることができる。
また、前記制御装置は、前記減色手段は、組織的ディザ法で減色を行う構成としてもよい。
この構成によれば、誤差拡散法と比較すると、書き換え前と書き換え後とで階調に変化がなかった画素については、二値化後でも階調が変化しないようにすることができる。
また、本発明に係る電気光学装置は、複数の画素ごとに設けられた第1電極と、前記第1電極に対向して配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された記憶性を有する電気光学材料と、を備える表示部と、予め定められたa個のフレーム期間で前記複数の画素の各々をm階調のいずれかの階調に書き換えるm階調駆動と、予め定められたb個のフレーム期間(a>b)で前記複数の画素の各々をn階調(m>n)のいずれかの階調に書き換えるn階調駆動のいずれかを選択して前記画素の階調を書き換える制御手段と、前記表示部に表示させるm階調の画像を取得する画像取得手段と、前記表示部において前記n階調で表示する領域を示すデータを取得する領域取得手段と、前記画像取得手段が取得した画像のうち、前記領域取得手段が取得したデータが示す領域に表示される部分をn階調(m>n)に減色する減色手段とを有し、前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記減色手段で減色された画像に従って、前記m階調駆動で書き換える構成を有する。
この構成によれば、画像データを制御装置へ供給するホスト側の負荷を大きくせずに、減色された画像を表示部に表示させることができる。
なお、本発明は、制御装置及び電気光学装置のみならず、電気光学装置の制御方法、当該電気光学装置を有する電子機器としても適用することが可能である。
表示装置1000のハードウェア構成を示した図。 表示領域100の断面を示した図。 画素110の等価回路を示した図。 コントローラー5の構成を示した図。 記憶領域の構成を示した図。 LUT503が有するテーブルの一例を示した図。 LUT503が有するテーブルの一例を示した図。 LUT503が有するテーブルの一例を示した図。 第1表示処理における画素の階調の遷移を示した図。 第2表示処理における画素の階調の遷移を示した図。 コントローラー5が行う処理の流れを示したフローチャート。 コントローラー5が行う処理の流れを示したフローチャート。 表示領域100に表示される画面例を示した図。 電子ブックリーダー2000の外観図。 変形例に係るLUT503が有するテーブルの一例を示した図。 変形例に係るLUT503が有するテーブルの一例を示した図。 変形例の第1表示処理における画素の階調の遷移を示した図。
[実施形態]
(実施形態の構成)
図1は、本発明の一実施形態に係る表示装置1000のハードウェア構成を示したブロック図である。表示装置1000は、画像を表示する装置であり、電気泳動方式の電気光学装置1と、ホストコンピューター2を備えている。また、電気光学装置1は、表示部10とコントローラー5を備えている。
ホストコンピューター2は、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)等を備えたマイクロコンピューターであり、コントローラー5を制御する。また、ホストコンピューター2は、表示領域100に表示させる画像を示す画像データを、コントローラー5に供給する。
コントローラー5は、表示部10の表示領域100に画像を表示させるための各種信号を、表示部10の走査線駆動回路130とデータ線駆動回路140に供給するものである。コントローラー5は、電気光学装置1の制御装置に相当する。なお、ホストコンピューター2とコントローラー5を合わせた部分を電気光学装置1の制御装置と定義することもできる。
表示領域100では、複数の走査線112が図において行(X)方向に沿って設けられ、複数のデータ線114が、列(Y)方向に沿って、かつ、各走査線112と互いに電気的に絶縁を保つように設けられている。そして、各走査線112と各データ線114との交差に対応して、画素110がそれぞれ設けられている。便宜的に走査線112の行数を「m」とし、データ線114の列数を「n」としたとき、画素110は、縦m行×横n列でマトリクス状に配列して表示領域100を構成することになる。
図2は、表示領域100の断面を示した図である。表示領域100は、図2に示したように大別して第1基板101、電気泳動層102および第2基板103によって構成されている。第1基板101は、絶縁性及び可撓性を有する基板101a上に回路の層が形成された基板である。基板101aは、本実施形態においてはポリカーボネートで形成されている。なお、基板101aとしては、ポリカーボネートに限定されることなく、軽量性、可撓性、弾性及び絶縁性を有する樹脂材料を用いることができる。また、基板101aは、可撓性を持たないガラスで形成されていてもよい。基板101aの表面には、接着層101bが設けられ、接着層101bの表面には回路層101cが積層されている。
回路層101cは、行方向に配列された複数の走査線112と、列方向に配列された複数のデータ線114を有している。また、回路層101cは、走査線112とデータ線114との交差のそれぞれに対応して、画素電極101d(第1電極)を有している。
電気光学材料の一例である電気泳動層102は、バインダー102bと、バインダー102bによって固定された複数のマイクロカプセル102aで構成されており、画素電極101d上に形成されている。なお、マイクロカプセル102aと画素電極101dとの間には、接着剤により形成された接着層を設けてもよい。
バインダー102bとしては、マイクロカプセル102aとの親和性が良好で電極との密着性が優れ、且つ絶縁性を有するものであれば特に制限はない。マイクロカプセル102a内には、分散媒と電気泳動粒子が格納されている。マイクロカプセル102aを構成する材料としては、アラビアゴム・ゼラチン系の化合物やウレタン系の化合物等の柔軟性を有するものを用いるのが好ましい。
分散媒としては、水、アルコール系溶媒(メタノール、エタノール、イソプロパノール、ブタノール、オクタノール、メチルセルソルブなど)、エステル類(酢酸エチル、酢酸ブチルなど)、ケトン類(アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケトンなど)、脂肪族炭化水素(ぺンタン、ヘキサン、オクタンなど)、脂環式炭化水素(シクロへキサン、メチルシクロへキサンなど)、芳香族炭化水素(ベンゼン、トルエン、長鎖アルキル基を有するベンゼン類(キシレン、ヘキシルベンゼン、ヘブチルベンゼン、オクチルベンゼン、ノニルベンゼン、デシルベンゼン、ウンデシルベンゼン、ドデシルベンゼン、トリデシルベンゼン、テトラデシルベンゼンなど))、ハロゲン化炭化水素(塩化メチレン、クロロホルム、四塩化炭素、1,2−ジクロロエタンなど)、カルボン酸塩などのいずれかを用いることができ、また、分散媒は、その他の油類であってもよい。また、これらの物質は単独又は混合して分散媒に用いることができ、さらに界面活性剤などを配合して分散媒としてもよい。
電気泳動粒子は、分散媒中で電界によって移動する性質を有する粒子(高分子あるいはコロイド)である。本実施形態においては白の電気泳動粒子と黒の電気泳動粒子がマイクロカプセル102a内に格納されている。黒の電気泳動粒子は、例えば、アニリンブラックやカーボンブラック等の黒色顔料からなる粒子であり、本実施形態では正に帯電されている。白の電気泳動粒子は、例えば、二酸化チタンや酸化アルミニウム等の白色顔料からなる粒子であり、本実施形態では負に帯電されている。
第2基板103は、フィルム103aと、フィルム103aの下面に形成された透明な共通電極層103b(第2電極)で構成されている。フィルム103aは、電気泳動層102の封止及び保護の役割を担うものであり、例えばポリエチレンテレフタレートのフィルムである。フィルム103aは、透明で絶縁性を有している。共通電極層103bは、例えば、酸化インジウム膜(ITO膜)などの透明な導電膜で構成されている。
図3は、画素110の等価回路を示した図である。なお、本実施形態では、各走査線112を区別するために、図1に示した走査線112を上から順に1、2、3、・・・、(m−1)、m行目という呼び方をする場合がある。また同様に、各データ線114を区別するために、図1に示したデータ線114を左から順に1、2、3、・・・、(n−1)、n列目という呼び方をする場合がある。
図3においては、i行目の走査線112とj列目のデータ線114との交差に対応した画素110の等価回路を示している。他のデータ線114と走査線112との交差に対応した画素110も構成は図に示した構成と同じであるため、ここでは、代表してi行目のデータ線114とj列目の走査線112との交差に対応した画素110の等価回路について説明し、他の画素110の等価回路については説明を省略する。
図3に示したように、各画素110は、nチャネル型の薄膜トランジスター(thin film transistor:以下単に「TFT」と略称する)110aと、表示素子110bと、補助容量110cとを有する。画素110において、TFT110aのゲート電極はi行目の走査線112に接続される一方、そのソース電極はj列目のデータ線114に接続され、そのドレイン電極は、表示素子110bの一端である画素電極101dと補助容量110cの一端とにそれぞれ接続されている。補助容量110cは、回路層101cに形成された一対の電極によって誘電体層を挟持した構成である。補助容量110cの他端の電極は、各画素110にわたって共通の電圧にされている。画素電極101dは、共通電極層103bと対向し、画素電極101dと共通電極層103bとの間にはマイクロカプセル102aを含む電気泳動層102が挟まれている。このため、表示素子110bは、等価回路でみたときに、画素電極101dと共通電極層103bとで、電気泳動層102を挟持した容量になる。そして、表示素子110bは、両電極間の電圧を保持(記憶)するとともに、この保持した電圧によって生じる電界方向にしたがって表示を行うことになる。なお、本実施形態においては、図示省略した外部回路によって、各画素110の補助容量110cの他端の電極と、共通電極層103bの電圧は、共通の電圧Vcomが印加される。
図1に戻り、走査線駆動回路130は、表示領域100の各走査線112と接続されている。走査線駆動回路130は、コントローラー5による制御にしたがって、走査線112を1、2、・・・、m行目という順番で選択し、選択した走査線112に対してハイ(High)レベルの信号を供給し、選択されていない他の走査線112に対しロー(Low)レベルの信号を供給するものである。
データ線駆動回路140は、表示領域の各データ線114と接続されており、選択された走査線112に接続されている画素110の画素電極101dへ印加する電圧を示すデータをコントローラー5から取得する。データ線駆動回路140は、取得したデータに応じて各列のデータ線114にデータ信号をそれぞれ供給する。
走査線駆動回路130が1行目の走査線112を選択してからm行目の走査線112の選択が終了するまでの期間(以下、「フレーム期間」又は単に「フレーム」と称する)において各走査線112は一回ずつ選択され、各画素110には1フレームに一回ずつデータ信号が供給される。
走査線112がハイレベルとなると、当該走査線112にゲートが接続されたTFT110aがオン状態になり、画素電極101dがデータ線114に接続される。走査線112がハイレベルであるときにデータ線114にデータ信号を供給すると、当該データ信号は、オン状態になったTFT110aを介して画素電極101dに印加される。走査線112がローレベルになると、TFT110aはオフ状態になるが、データ信号によって画素電極101dに印加された電圧は、補助容量110cに蓄積され、画素電極101dの電位及び共通電極層103bの電位との電位差(電圧)に応じて電気泳動粒子が移動する。
例えば、共通電極層103bの電圧Vcomに対して画素電極101dの電圧が+15Vである場合、負に帯電している白の電気泳動粒子が画素電極101d側に移動し、正に帯電している黒の電気泳動粒子が共通電極層103b側に移動して画素110は黒の表示となる。また、共通電極層103bの電圧Vcomに対して画素電極101dの電圧が−15Vである場合、正に帯電している黒の電気泳動粒子が画素電極101d側に移動し、負に帯電している白の電気泳動粒子が共通電極層103b側に移動して画素110は白の表示となる。なお、画素電極101dの電圧は、上述した電圧に限定されるものではなく、共通電極層103bの電圧Vcomに対してプラス(正極)の電圧またはマイナス(負極)の電圧であれば、上述した+15Vや−15V以外の電圧であってもよい。
本実施形態においては、各画素110の表示状態を変化させる際には、1フレームだけ画素110へデータ信号を供給して表示状態を変化させるのではなく、複数フレームに渡って画素110へデータ信号を供給することにより表示状態を変化させる。例えば、画素110の表示状態を白(W)から黒(B)へ変化させる場合、画素110に黒を表示させるためのデータ信号が複数フレームに渡って画素110へ供給され、画素110の表示状態を黒から白へ変化させる場合には、画素110に白を表示させるためのデータ信号が複数フレームに渡って画素110へ供給される。なお、1フレームだけ電気泳動粒子に電位差を与えても黒又は白にならないことを利用し、本実施形態においては、画素電極101dに+15V又は−15Vの電圧を印加する回数を制御することにより、中間調であるダークグレー(DG)とライトグレー(LG)の表示を行う。
次にコントローラー5の構成について説明する。図4は、本実施形態のコントローラー5の構成を示したブロック図である。コントローラー5は、RAM501、制御部502、LUT503、減色部504及び取得部505を有する。RAM501には、画像を複数フレームで書き換えるにあたり、書き換えを行なっているフレームが何番目のフレームかを管理するフレーム番号を記憶する記憶領域が設けられている。
また、RAM501には、画像データを記憶する領域として、第1バッファー5001、第2バッファー5002、次画像バッファー5003(第1記憶領域の一例)及び現画像バッファー5004(第2記憶領域の一例)が設けられている。なお、RAM501は、コントローラー5に内蔵される構成に限定されるものではなく、外付けされる構成であってもよい。
第1バッファー5001と第2バッファー5002は、ホストコンピューター2から供給された画像データを記憶する領域である。第1バッファー5001は、ホストコンピューター2から供給された最新の画像データを記憶する。また、第2バッファー5002は、ホストコンピューター2から供給された最新の画像データより一つ前に供給された画像データを記憶する。次画像バッファー5003は、書き換え処理によって新たに表示する画像の画像データを記憶する領域である。また、現画像バッファー5004は、書き換え処理を開始するときに表示中の画像の画像データを記憶する領域である。
第1バッファー5001、第2バッファー5002、次画像バッファー5003及び現画像バッファー5004は、m行×n列で配列された画素110毎に記憶領域(バッファー)を有している。画像データは、各画素110の階調を表す画素データを含んでおり、一の画素110の階調を表す画素データは、RAM501において当該画素110に対応した記憶領域に記憶される。
図5は、表示領域100の画素110の一部と、これらの画素110に対応する記憶領域を示した図である。図5の(a)は、画素110の配列を示した図である。画素P(i,j)は、i行j列目にある一つの画素110を表している。添字のiは、行列に配置された画素110の行番号を表し、添字のjは、列番号を表している。図5の(b)は、第1バッファー5001において、図5の(a)に示した画素110の各々に対応したバッファーを示した図であり、図5の(c)は、第2バッファー5002において、図5の(a)に示した画素110の各々に対応したバッファーを示した図である。
例えば、第1バッファー5001のバッファーA(i,j)は、画素P(i,j)に対応した記憶領域である。バッファーA(i,j)には、画素P(i,j)に表示させる階調を示す画素データが書き込まれる。なお、画素110を黒にする場合には値が「0」である画素データが書き込まれ、画素110を白にする場合には値が「3」である画素データが書き込まれる。また、画素110をダークグレーにする場合には値が「1」である画素データが書き込まれ、画素110をライトグレーにする場合には値が「2」である画素データが書き込まれる。また、第2バッファー5002のバッファーB(i,j)は、画素P(i,j)に対応した記憶領域である。画像の書き換え処理が終了すると、バッファーB(i,j)には、バッファーA(i,j)の内容がコピーされて書き込まれる。
図5の(d)は、次画像バッファー5003において、図5の(a)に示した画素110の各々に対応したバッファーを示した図であり、図5の(e)は、現画像バッファー5004において、図5の(a)に示した画素110の各々に対応したバッファーを示した図である。
例えば、次画像バッファー5003のバッファーC(i,j)は、画素P(i,j)に対応した記憶領域である。バッファーC(i,j)には、画素P(i,j)に表示させる階調を示す画素データが書き込まれる。また、現画像バッファー5004のバッファーD(i,j)は、画素P(i,j)に対応した記憶領域である。画像の書き換え処理が終了すると、バッファーD(i,j)には、バッファーC(i,j)の内容がコピーされて書き込まれる。
取得部505は、ホストコンピューター2から送られるデータを取得するものである。取得部505は、ホストコンピューター2から送られた画像データや、後述する白黒エリアを示すデータを取得し、取得したデータをRAM501に記憶させる。取得部505は、画像取得手段の一例であり、領域取得手段の一例でもある。
LUT503は、コントローラー5が表示する画像を書き換えるときに、フレーム期間において画素電極101dに印加する電圧を記憶したルックアップテーブル(Look Up Table)である。制御部502がLUT503に対し、書き換えにより新たに表示する新階調(次画像バッファー5003に記憶された画素データ)や、書き換える前に表示していた旧階調(現画像バッファー5004に記憶された画素データ)、フレーム番号などを入力すると、入力されたフレーム番号のフレームにおいて画素電極101dに印加する電圧が制御部502へ出力される。
図6〜8は、本実施形態のLUT503が記憶しているテーブルの一例を示した図である。なお、本実施形態においては、画像を表示するための処理として、31個のフレーム期間で画像を表示する第1表示処理(m階調駆動の一例)と、13個のフレーム期間で画像を表示する第2表示処理(n階調駆動の一例)があり、図6、7は、中間調を表示させることが可能な第1表示処理で使用するテーブルであり、図8は、画素を白から黒又は黒から白に書き換え換える第2表示処理で使用するテーブルである。なお、第2表示処理においては、書き換え前後で階調に変化がない画素や、中間調の画素については書き換えが行われない。
図6〜8においては、フレーム番号の列に格納されているデータは、当該フレームにおいて画素電極101dに印加する電圧を表しており、「+」は、+15Vの電圧を表し、「−」は−15Vの電圧を表している。なお、「0」は、画素電極101dに電圧Vcomを印加し、画素電極101dと共通電極層103bとの電位差を0Vにすることを示している。
減色部504は、第1バッファー5001又は現画像バッファー5004において指定された記憶領域に記憶されている画素データを二値化するブロックである。減色部504は、減色処理を行う際には組織的ディザ法を用いて画素データを二値化する。
例えば、二値化の方法として誤差拡散法を採用した場合、一つの画素を処理する毎に基の階調と二値化後の階調との誤差を周囲の画素へ拡散するため、書き換え前と書き換え後とで階調に変化がなかった画素について、二値化により階調が変化してしまう場合がある。一方、組織的ディザ法では、各画素に対する二値化の閾値は変化しないため、このような不具合が発生しないこととなる。
制御部502は、画素110の階調を制御するブロックである。制御部502は、走査線駆動回路130とデータ線駆動回路140を制御し、電圧Vcom、+15Vの電圧又は−15Vの電圧をフレーム期間において画素電極101dへ印加することにより、画素110の階調を制御する。
具体的には、本実施形態においては、制御部502は、表示する画像を第1表示処理で書き換える場合、図6、7に示したテーブルを使用し、画像を書き換える書き換え期間において、第1フェーズ、第2フェーズ及び第3フェーズを用いて画像を書き換える。
第1フェーズは、書き換え前と書き換え後の階調が異なる画素であって、書き換え前の階調が白以外の画素について、階調を変化させるフェーズである。なお、本実施形態においては、第1フェーズのフレーム数は13フレームとなっている。つまり、画像を書き換えるときの最初のフレームの番号を1とした場合、1〜13番目までのフレームが第1フェーズとなる。
第2フェーズは、第1フェーズの後のフェーズであり、書き換え前の階調より書き換え後の階調が低い画素について、階調を黒へ変化させるフェーズである。なお、本実施形態においては、第2フェーズのフレーム数は13フレームとなっている。画像を書き換えるときの最初のフレームの番号を1とした場合、14〜26番目までのフレームが第2フェーズとなる。
第3フェーズは、第2フェーズの後のフェーズであり、書き換え前の階調より書き換え後の階調が低く、書き換え後にライトグレー又はダークグレーになる画素について、階調を変化させるフェーズである。なお、本実施形態においては、第3フェーズのフレーム数は5フレームとなっている。画像を書き換えるときの最初のフレームの番号を1とした場合、27〜31番目までのフレームが第3フェーズとなる。
制御部502は、第1表示処理において、複数フレームに渡って画素110の階調を制御するにあたり、何番目のフレームを制御しているかを管理するフレーム番号を初期化して1にする。制御部502は、フレーム番号を初期化した後、第1記憶領域と第2記憶領域の画素データを取得する。
制御部502は、第1記憶領域及び第2記憶領域から取得した画素データと、フレーム番号をLUT503へ出力する。LUT503は、第1表示処理の場合、制御部502から供給された画素データとフレーム番号に基いて、図6、7のいずれかのテーブルを参照し、画素電極101dに印加する電圧を示すデータを出力する。制御部502は、LUT503から出力されるデータに応じて、画素電極101dへ印加する電圧を指示する信号をデータ線駆動回路140へ出力する。データ線駆動回路140が、走査線112が選択されている期間において、この信号に基いてデータ線114にデータ信号を出力すると、信号に応じた電圧が画素電極101dに印加され、画素の階調が変化する。制御部502は、一フレーム期間が終了する毎に、フレーム番号に1を加算し、加算後のフレーム番号のフレームで画素電極101dへ印加する電圧を示すデータをLUT503から取得し、画素110の階調を制御する。制御部502は、31フレーム目が終了すると、第1表示処理を終了する。
具体的には、第1表示処理においては、LUT503は、書き換え前の画素の階調が黒である場合、図6(a)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調がダークグレーである場合、図6(b)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調がライトグレーである場合、図7(a)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調が白である場合、図7(b)のテーブルを使用する。
また、LUT503は、書き換え後の階調が黒である場合、使用するテーブルの「B」の行を参照し、書き換え後の階調がダークグレーである場合、使用するテーブルの「DG」の行を参照し、書き換え後の階調がライトグレーである場合、使用するテーブルの「LG」の行を参照し、書き換え後の階調が白である場合、使用するテーブルの「W」の行を参照する。
例えば、画素の階調をダークグレーから黒へ書き換える場合、LUT503は、図6(b)のテーブルにおいて「B」の行を参照する。この行においては、フレーム番号が3の列から12の列までは「−」が格納され、フレーム番号が14の列から25の列までは「+」が格納され、他の列においては「0」が格納されている。この場合、制御部502は、3フレーム目から12フレーム目までは、当該画素の画素電極101dへ印加する電圧を−15Vとするよう指示する信号を各フレーム期間でデータ線駆動回路140へ出力し、14フレーム目から25フレーム目までは、当該画素の画素電極101dへ印加する電圧を+15Vとするよう指示する信号を各フレーム期間でデータ線駆動回路140へ出力し、他のフレームにおいては、当該画素の画素電極101dへ印加する電圧を電圧Vcomとするよう指示する信号を各フレーム期間でデータ線駆動回路140へ出力する。データ線駆動回路140が、この信号に基いてデータ線114にデータ信号を出力すると、当該画素に係る走査線112が選択されている期間においては、データ線駆動回路140へ出力された信号に応じた電圧が画素電極101dへ印加され、画素の階調が変化する。
図9は、第1表示処理における画素の階調の遷移を示した図であり、図9(a)は、書き換え前の画素の階調が黒であった場合、図9(b)は、書き換え前の画素の階調がダークグレーであった場合、図9(c)は、書き換え前の画素の階調がライトグレーであった場合、図9(d)は、書き換え前の画素の階調が白であった場合の遷移を示している。
なお、画素の階調の遷移を表す図においては、横軸をフレーム番号とし、縦軸を画素の明度(階調)としている。また、図9においては、図中の「(1)」は、第1フェーズ、「(2)」は、第2フェーズ、「(3)」は、第3フェーズを示している。また、本実施形態においては、図9(a)でフレーム番号が0のときの階調を黒、フレーム番号が2のときの階調をダークグレー、フレーム番号が4のときの階調をライトグレー、フレーム番号が12のときの階調を白としている。
上述したように画素の階調をダークグレーから黒へ書き換えた場合、当該画素の画素電極101dには、3フレーム目から−15Vの電圧が印加されるため、図9(b)に示したように、3フレーム目から画素の階調が白側へ変化し、12フレーム目で白となる。また、当該画素の画素電極101dには、14フレーム目から+15Vの電圧が印加されるため、図9(b)に示したように、14フレーム目から画素の階調が黒側へ変化し、25フレーム目で黒となる。なお、画素電極101dに電圧Vcomが印加されるフレームにおいては、図9(b)に示したように、画素の階調が変化しない。
また、制御部502は、表示する画像を第2表示処理で書き換える場合、図8に示したテーブルを使用して画像を書き換える。第2表示処理の場合、画像の書き換えに要するフレーム数は13となっている。
制御部502は、第2表示処理において、複数フレームに渡って画素110の階調を制御するにあたり、何番目のフレームを制御しているかを管理するフレーム番号を初期化して1にする。制御部502は、フレーム番号を初期化した後、第1記憶領域と第2記憶領域の画素データを取得する。
LUT503は、第2表示処理の場合、制御部502から供給された画素データとフレーム番号に基いて、図8のテーブルを参照し、画素電極101dに印加する電圧を示すデータを出力する。制御部502は、一フレーム期間が終了する毎に、フレーム番号に1を加算し、加算後のフレーム番号のフレームで画素電極101dへ印加する電圧を示すデータをLUT503から取得し、画素110の階調を制御する。制御部502は、13フレーム目が終了すると、第2表示処理を終了する。
LUT503は、第2表示処理においては、書き換え前の画素の階調が白であり書き換え後の画素の階調が黒である場合には、図8のテーブルの「W→B」の行を参照し、書き換え前後で画素の階調が変化しない場合や書き換え前又は書き換え後の画素の階調が中間調である場合には、図8のテーブルの「同じ又は中間調」の行を参照し、書き換え前の画素の階調が黒であり書き換え後の画素の階調が白である場合には、図8のテーブルの「B→W」の行を参照する。
図10は、第2表示処理における画素の階調の遷移を示した図である。画素の階調を黒から白へ書き換える場合、図8のテーブルによれば、1フレーム目から−15Vの電圧が当該画素の画素電極101dへ印加されるため、図10に示したように、1フレーム目から階調が白側へ変化し、12フレーム目で白になる。また、画素の階調を白から黒へ書き換える場合、図8のテーブルによれば、1フレーム目から+15Vの電圧が当該画素の画素電極101dへ印加されるため、図10に示したように、1フレーム目から階調が黒側へ変化し、12フレーム目で黒になる。なお、書き換え前後で画素の階調が中間調である画素又は書き換え前後で階調に変化がない画素については、図8のテーブルによれば、1フレーム目から13フレーム目まで画素電極101dへ電圧Vcomが印加されるため、画素の階調が変化しないこととなる。
(実施形態のフローチャート)
次に、本実施形態において画像を書き換えるときの特徴的な処理の流れについて説明する。本実施形態においては、ホストコンピューター2は、表示領域100において二階調の白黒だけで表示を行うエリア(以下、白黒エリアと称する)をコントローラー5に対し指示することが可能となっている。コントローラー5の制御部502は、白黒エリア(n階調で画像を表示する領域の一例)を示すデータ(例えば、エリアの頂点を示すデータであって、図5に示した画素のマトリクスの行及び列の値)をホストコンピューター2から取得すると、取得したデータを記憶し、当該データが表す白黒エリア内の画像を白黒の二階調に減色する。コントローラー5は、減色処理が終了すると、画像を書き換える処理を実行する。
図11は、白黒エリアを示すデータを取得したときにコントローラー5が行う処理の流れを示したフローチャートである。まず、コントローラー5は、取得した白黒エリアを示すデータを記憶する(ステップSA1)。次にコントローラー5は、現画像バッファー5004に記憶されている画素データのうち、記憶したデータが示す白黒エリア内の画素データを取得し、取得した画素データの中に中間調を示すデータがあるか判断する。コントローラー5は、取得した画素データの中に中間調を示すデータがない場合(ステップSA2でNO)、図11の処理を終了する。
一方、コントローラー5は、取得した画素データの中に中間調を示すデータがある場合(ステップSA2でYES)、現画像バッファー5004に記憶されている画素データのうち、白黒エリア内にある画素データに減色処理を施して二値化し、二値化した後の現画像バッファー5004の内容を次画像バッファー5003にコピーする(ステップSA3)。コントローラー5は、ステップSA3の処理が終了すると、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、上述した第1表示処理で画像を書き換える(ステップSA4)。コントローラー5は、ステップSA4の処理が終了すると、次画像バッファー5003の内容を現画像バッファー5004へコピーし(ステップSA5)、図11の処理を終了する。
次に、表示する画像を書き換えるときの処理について説明する。ホストコンピューター2は、表示領域100の画像を書き換える場合、画像データをコントローラー5へ出力する。コントローラー5は、ホストコンピューター2が出力した画像データを取得すると、取得した画像データを第1バッファー5001に書き込み、画像を書き換える処理を実行する。
図12は、画像データを取得したときにコントローラー5が行う処理の流れを示したフローチャートである。コントローラー5は、ホストコンピューター2から画像データが供給されると、供給された画像データを第1バッファー5001に記憶させる。コントローラー5は、第1バッファー5001への画像データの書き込みが終了すると、図12に示した処理を開始する。
まず、コントローラー5は、白黒エリアを示すデータを記憶しているか判断する。コントローラー5は、白黒エリアを示すデータを記憶している場合(ステップSB1でYES)、第1バッファー5001と第2バッファー5002を比較し、白黒エリア内の画素データのみが更新されたか判断する。コントローラー5は、白黒エリア内の画素データのみが更新された場合(ステップSB2でYES)、第1バッファー5001に記憶されている画素データのうち、白黒エリア内の画素データに減色処理を施して二値化し、二値化した後の第1バッファー5001の内容を次画像バッファー5003にコピーする(ステップSB3)。
コントローラー5は、ステップSB3の処理が終了すると、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、上述した第2表示処理で画像を書き換える(ステップSB4)。コントローラー5は、ステップSB4の処理が終了すると、次画像バッファー5003の内容を現画像バッファー5004へコピーする(ステップSB7)。また、コントローラー5は、第1バッファー5001の内容を第2バッファー5002へコピーし、図12の処理を終了する。
なお、コントローラー5は、ステップSB1又はステップSB2でNOと判断した場合、まず、第1バッファー5001の内容を次画像バッファー5003へコピーする(ステップSB5)。次にコントローラー5は、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、上述した第1表示処理で画像を書き換える(ステップSB6)。
(実施形態の動作例)
次に実施形態の動作に一例について説明する。なお、以下の説明においては、中間調を有する画像が表示されている状態において、白黒エリアが指定されていない状態から白黒エリアを指定したときの動作、白黒エリアが指定された後、白黒エリア内についてのみ画像を書き換えるときの動作、白黒エリアが指定されている状態で白黒エリア外も画像を書き換えるときの動作について説明する。
(白黒エリアを指定したときの動作)
図13(a)は、表示領域100に表示された画像の一例である。図13(a)の画像においては、日付、時刻及び図形がある。なお、図13においては、格子のハッチングはダークグレーの階調を示し、斜めのハッチングはライトグレーのハッチングを表すものとする。図13(a)の画像が表示されている状態においては、第1バッファー5001、第2バッファー5002、次画像バッファー5003及び現画像バッファー5004に記憶されている画像データは、いずれも同じ画像データとなっている。
図13(a)の画像が表示されている状態において、矩形の点線で示したエリアを白黒エリアとして指定する場合、ホストコンピューター2は、点線のエリアを示すデータをコントローラー5へ供給する。コントローラー5は、このデータを取得すると、取得したデータをRAM501に記憶する(ステップSA1)。
次にコントローラー5は、現画像バッファー5004に記憶されている画素データのうち、点線で示した白黒エリア内の画素データを取得し、取得した画素データの中に中間調を示すデータがあるか判断する。ここで、取得した画素データの中に中間調を示すデータがある場合(ステップSA2でYES)、現画像バッファー5004に記憶されている画素データのうち、白黒エリア内の画素データに減色処理を施して二値化し、二値化した後の現画像バッファー5004の内容を次画像バッファー5003にコピーする(ステップSA3)。コントローラー5は、ステップSA3の処理が終了すると、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、第1表示処理で画像を書き換える(ステップSA4)。
ここで、白黒エリア内については、画像データが二値化されているため、図13(b)に示したように、白黒エリア内に一部が含まれていたライトグレーの矩形の画像は、白黒エリアに含まれる部分が白にされて表示されることとなる。また、白黒エリア外については、二値化の処理がされていないため、中間調の画像(ダークグレーの円の画像)が表示されることとなる。コントローラー5は、第1表示処理が終了すると、次画像バッファー5003の内容を現画像バッファー5004へコピーする(ステップSA5)。
(白黒エリアが指定された後、白黒エリア内についてのみ画像を書き換えるときの動作)
次に、上述したように白黒エリアが指定された後、白黒エリア内についてのみ画像を書き換えるときの動作について説明する。ホストコンピューター2は、図13(b)の画像が表示されている状態から時刻の表示を書き換える場合、新たな画像データをコントローラー5へ供給する。例えば、「12:34」から「12:35」へ表示を書き換える場合、白黒エリア内の画像を「12:35」に書き換えた画像データをコントローラー5へ供給する。コントローラー5は、この画像データを取得すると、取得した画像データを第1バッファー5001へ書き込んだ後、図12の処理を開始する。
まず、コントローラー5は、白黒エリアを示すデータを記憶しているか判断する。ここで、上述したように白黒エリアを示すデータが記憶されている場合(ステップSB1でYES)、第1バッファー5001と第2バッファー5002を比較し、白黒エリア内の画素データのみが更新されたか判断する。ここでは、第2バッファー5002の画像データは、図13(a)に示した内容であり、第1バッファー5001の画像データは、図13(a)の画像から白黒エリア内が「12:35」に書き換えられた画像となっている。この場合、白黒エリアのみが更新されていることになるため、コントローラー5は、ステップSB2でYESと判断する。
コントローラー5は、ステップSB2でYESと判断すると、第1バッファー5001に記憶されている画素データのうち、白黒エリア内の画素データに減色処理を施して二値化し、二値化した後の第1バッファー5001の内容を次画像バッファー5003にコピーする(ステップSB3)。コントローラー5は、ステップSB3の処理が終了すると、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、第2表示処理で画像を書き換える(ステップSB4)。
なお、第2表示処理においては、階調の変化がない画素や書き換え前に中間調であった画素の画素電極101dについては、電圧Vcomが印加されるため、これらの画素の階調は変化しない。このため、白黒エリア外の画像については、階調が変化しないこととなり、図13(c)に示した画像が表示される。
(白黒エリアが指定されている状態で白黒エリア外も画像を書き換えるときの動作)
次に、白黒エリア外の画像も書き換える場合の動作について説明する。ホストコンピューター2は、図13(c)の画像が表示されている状態から白黒エリア外を書き換える場合、新たな画像データをコントローラー5へ供給する。例えば、図13(c)に示した円内を白とし、三角形内を白からダークグレーに書き換える場合、グレーの円内を白とし、三角形内を白からダークグレーに書き換えた画像データをコントローラー5へ供給する。コントローラー5は、この画像データを取得すると、取得した画像データを第1バッファー5001へ書き込んだ後、図12の処理を開始する。
まず、コントローラー5は、白黒エリアを示すデータを記憶しているか判断する(ステップSB1)。ここで、上述したように白黒エリアを示すデータが記憶されている場合(ステップSB1でYES)、第1バッファー5001と第2バッファー5002を比較し、白黒エリア内の画素データのみが更新されたか判断する。ここでは、第2バッファー5002の画像データは、図13(a)の画像から白黒エリア内が「12:35」に書き換えられた画像であり、第1バッファー5001の画像データは、図13(a)の画像から白黒エリア内が「12:35」に書き換えられた画像から、円内と三角形内とが書き換えられた画像となっている。この場合、白黒エリア外が更新されているため、コントローラー5は、ステップSB2でNOと判断する。
コントローラー5は、ステップSB2でNOと判断した場合、まず、第1バッファー5001の内容を次画像バッファー5003へコピーする(ステップSB5)。次にコントローラー5は、現画像バッファー5004と次画像バッファー5003に基いて、第1表示処理で画像を書き換える(ステップSB6)。第1表示処理は、中間調を表示する処理であるため、円内が白に書き換えられると共に三角形内がダークグレーに書き換えられ、図13(d)に示した画像が表示されることとなる。
以上説明したように、本実施形態によれば、二値化して表示する白黒エリアをコントローラー5へ指定すれば、コントローラー5側で白黒エリア内に係る画像データを二値化して表示するため、ホストコンピューター2側で減色処理を行う負荷を減らすことができる。また、白黒エリア外に中間調の表示があっても、白黒エリア内の画像だけを書き換える場合、コントローラー5側で、画像を書き換えるのに要するフレーム数が少ない第2表示処理を選択して画像の書き換えを行うため、画像の書き換えに要する時間を少なくすることができる。
[電子機器]
次に、上述した実施形態に係る表示装置1000を適用した電子機器の例について説明する。図14は、上述した実施形態に係る表示装置1000を用いた電子ブックリーダーの外観を示した図である。電子ブックリーダー2000は、板状のフレーム2001と、ボタン9A〜9Fと、上述した実施形態に係る電気光学装置1とホストコンピューター2を備えている。電子ブックリーダー2000においては表示領域100が露出している。電子ブックリーダー2000においては、電子書籍の内容が表示領域100に表示され、ボタン9A〜9Fを操作することにより電子書籍のページがめくられる。なお、このほかにも、上述した実施形態に係る電気光学装置1が適用可能な電子機器としては、時計や、電子ペーパー、電子手帳、電卓、携帯電話機等などが挙げられる。
[変形例]
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、第1表示処理で使用するテーブルは、図6、7に示したテーブルとなっているが、これらのテーブルに限定されるものではない。図15、16は、本変形例に係るLUT503が有するテーブルであって、第1表示処理で使用されるテーブルである。本変形例においては、LUT503は、書き換え前の画素の階調が黒である場合、図15(a)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調がダークグレーである場合、図15(b)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調がライトグレーである場合、図16(a)のテーブルを使用し、書き換え前の画素の階調が白である場合、図16(b)のテーブルを使用する。
図17は、第1表示処理で図15、16のテーブルを使用したときの画素の階調の遷移を示した図であり、図17(a)は、書き換え前の画素の階調が白であった場合、図17(b)は、書き換え前の画素の階調がライトグレーであった場合、図17(c)は、書き換え前の画素の階調がダークグレーであった場合、図17(d)は、書き換え前の画素の階調が黒であった場合の遷移を示している。本変形例では、図17に示したように、画素の階調を書き換え前より高くする場合、画素の階調を第1フェーズで黒にした後、第2フェーズで白にし、第3フェーズで書き換え後の階調にしている。この構成でも、中間調を表示することができる。
本発明においては、各フェーズにおけるフレーム数は、上述した数に限定されるものはなく、他の数であってもよい。また、上述した実施形態においては、階調を白から黒にするときに画素電極101dに+15Vの電圧を12回印加しているが、11回以下又は13回以上であってもよい。また、上述した実施形態においては、階調を黒から白にするときに画素電極101dに−15Vの電圧を12回印加しているが、11回以下又は13回以上であってもよい。また、中間調を表示する際に印加する−15V又は+15Vの電圧の印加回数についても、上述した実施形態の数に限定されるものではなく、他の印加回数であってもよい。
また、上述した実施形態においては、温度センサーで表示領域100の温度を測定し、測定した温度に応じて、各フェーズにおけるフレーム数、+15Vや−15Vの電圧の印加回数を変更するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、アクティブマトリックス型の電気光学装置を例に説明したが、これに限定する趣旨ではない。電気光学装置は、第1電極としてセグメント電極を有するセグメント型の構成であってもよい。この場合、セグメント電極に電圧を印加する時間に応じて電気泳動粒子の移動距離、すなわち階調変化の大きさが決まる。このため、上記実施形態の説明において、画素電極101dに電圧を印加するフレーム数を、セグメント電極へ電圧を印加する時間と読み替えればセグメント型の電気光学装置の実施形態とすることができる。セグメント型の電気光学装置では、階調制御部は、画素の階調を変化させる電圧を、変化させる階調差に応じた印加時間だけセグメント電極へ印加し、当該階調差が大きい画素ほど、電圧の印加時間を長くする。
上述した実施形態においては、電気光学装置として電気泳動層102を有するものを例に説明したが、これに限定する趣旨ではない。電気光学装置は、画素の表示状態を変化させるための書き込みが、電圧を複数回印加する書き込み動作によって行われるものであればどのようなものであってもよく、例えば電気光学材料として電子粉流体を用いた電気光学装置であってもよい。
上述した実施形態においては、電気光学装置1は、黒、ダークグレー、ライトグレー、白の4階調を表示する構成となっているが、表示する階調は4階調に限定されるものではない。例えば、ダークグレー又はライトグレーのいずれか一方を表示しない構成、即ち、3階調を表示する構成としてもよい。また、中間調としてダークグレーやライトグレー以外の階調も表示し、5階調以上の階調を表示するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、各フェーズの最後のフレームで画素電極101dに電圧Vcomを印加する構成となっているが、この構成に限定されるものではない。例えば、3つのフェーズの少なくとも1つのフェーズの最後のフレームで画素電極101dに電圧Vcomを印加する構成であってもよい。
上述した実施形態においては、黒の画素の画素電極101dへ−15Vの電圧を印加した場合と、白の画素の画素電極101dへ−15Vの電圧を印加した場合とで、階調の変化量が異なる場合がある。例えば、黒の画素の画素電極101dへ−15Vの電圧を一回印加したときの黒からの階調の変化量が、白の画素の画素電極101dへ+15Vの電圧を一回印加したときの白からの階調の変化量より小さい場合、図6、7のテーブルを使用するようにしてもよい。また、例えば、白の画素の画素電極101dへ+15Vの電圧を一回印加したときの白からの階調の変化量が、黒の画素の画素電極101dへ−15Vの電圧を一回印加したときの黒からの階調の変化量より小さい場合、図15、16のテーブルを使用するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、白黒エリア外について、第1バッファー5001と第2バッファー5002の内容を比較し、階調を書き換える画素については、第1表示処理で画素の階調を書き換え、階調を書き換えない画素や白黒エリア内の画素については、画素電極101dに電圧Vcomを印加して画素の階調を変更しないようにしてもよい。
上述した実施形態においては、第1表示処理では、書き換え前より書き換え後の階調が高くなる画素については、第1フェーズで階調を高階調側へ書き換え、書き換え前より書き換え後の階調が低くなる画素については、第2フェーズで黒にした後、第3フェーズによって画素の階調を高階調側へ変化させて画素の階調を書き換えているが、階調を変更する構成は、実施形態の構成に限定されるものではない。
例えば、まず全ての画素の階調を白に変更したあと、全ての画素の階調を一旦黒にしてから再度白に変更し、全画素が白になった状態から、白以外の画素については、階調を低階調側へ変更するようにしてもよい。
また、まず全ての画素の階調を黒に変更したあと、全ての画素の階調を一旦白にしてから再度黒に変更し、全画素が黒になった状態から、黒以外の画素については、階調を高階調側へ変更するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、白黒エリア外については減色処理を行なっていないが、この構成に限定されるものではない。例えば、コントローラー5は、256階調の画像データを取得した場合、白黒エリア内については2階調に減色し、白黒エリア外については4階調に減色するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、第1表示処理で4階調を表示し、第2表示処理で2階調を表示する構成となっているが、この構成に限定されるものではない。
例えば、第1表示処理においては、図9(a)でフレーム番号が0のときの階調を黒、フレーム番号が12のときの階調を白とし、フレーム番号が1、2、3、4、5、7のときの階調を中間調として8階調の表示を行うようにしてもよい。
また、第2表示処理においては、図10で階調が黒の状態において、フレーム番号が0のときの階調を黒、フレーム番号が12のときの階調を白とし、フレーム番号が2のときの階調をダークグレー、フレーム番号が4のときの階調をライトグレーとして4階調の表示を行うようにしてもよい。なお、本変形例の第2表示処理においては、画素の階調をライトグレーからダークグレーにする場合には、+15Vの電圧を2回印加し、画素の階調をライトグレーから黒にする場合には、+15Vの電圧を4回印加してもよく、また、画素の階調をダークグレーから黒にする場合には、+15Vの電圧を2回印加してもよい。また、画素の階調を白からライトグレーにする場合には、+15Vの電圧を2回印加し、画素の階調を白からダークグレーにする場合には、+15Vの電圧を4回印加してもよい。
1…電気光学装置、2…ホストコンピューター、5…コントローラー、10…表示部、100…表示領域、101…第1基板、101a…基板、101b…接着層、101c…回路層、101d…画素電極、102…電気泳動層、102a…マイクロカプセル、102b…バインダー、103…第2基板、103a…フィルム、103b…共通電極層、110…画素、110a…TFT、110b…表示素子、110c…補助容量、112…走査線、114…データ線、130…走査線駆動回路、140…データ線駆動回路、501…RAM、502…制御部、503…LUT、504…減色部、505…取得部、1000…表示装置、2000…電子ブックリーダー、2001…フレーム、5001…第1バッファー、5002…第2バッファー、5003…次画像バッファー、5004…現画像バッファー

Claims (8)

  1. 複数の画素ごとに設けられた第1電極と、前記第1電極に対向して配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された記憶性を有する電気光学材料と、を備える表示部の制御装置であって、
    予め定められたa個のフレーム期間で前記複数の画素の各々をm階調のいずれかの階調に書き換えるm階調駆動と、予め定められたb個のフレーム期間(a>b)で前記複数の画素の各々をn階調(m>n)のいずれかの階調に書き換えるn階調駆動のいずれかを選択して前記画素の階調を書き換える制御手段と、
    前記表示部に表示させるm階調の画像を取得する画像取得手段と、
    前記表示部において前記n階調で表示する領域を示すデータを取得する領域取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した画像のうち、前記領域取得手段が取得したデータが示す領域に表示される部分をn階調(m>n)に減色する減色手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記減色手段で減色された画像に従って、前記m階調駆動で書き換えること
    を特徴とする制御装置。
  2. 前記画像取得手段で取得した画像を記憶する第1記憶領域と、前記制御手段により表示された画像を記憶する第2記憶領域とを有し、
    前記画像取得手段が取得して前記第1記憶領域に記憶された新たな画像と、前記第2記憶領域に記憶されている画像とを比較し、前記領域内のみが異なる場合、
    前記減色手段は、前記第1記憶領域に記憶された画像の前記領域内をn階調に減色し、
    前記制御手段は、前記領域内の画素の各々の階調を、当該減色後の画像に従って、前記n階調駆動で書き換えること
    を特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記画像取得手段が取得して前記第1記憶領域に記憶された新たな画像と、前記第2記憶領域に記憶されている画像とを比較し、前記領域外が異なる場合、
    前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記第1記憶領域に記憶された画像に従って、前記m階調駆動で書き換えること
    を特徴とする請求項2に記載の制御装置。
  4. 前記n階調は、2階調であることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の制御装置。
  5. 前記減色手段は、組織的ディザ法で減色を行うことを特徴とする請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の制御装置。
  6. 複数の画素ごとに設けられた第1電極と、前記第1電極に対向して配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された記憶性を有する電気光学材料と、を備える表示部と、
    予め定められたa個のフレーム期間で前記複数の画素の各々をm階調のいずれかの階調に書き換えるm階調駆動と、予め定められたb個のフレーム期間(a>b)で前記複数の画素の各々をn階調(m>n)のいずれかの階調に書き換えるn階調駆動のいずれかを選択して前記画素の階調を書き換える制御手段と、
    前記表示部に表示させるm階調の画像を取得する画像取得手段と、
    前記表示部において前記n階調で表示する領域を示すデータを取得する領域取得手段と、
    前記画像取得手段が取得した画像のうち、前記領域取得手段が取得したデータが示す領域に表示される部分をn階調(m>n)に減色する減色手段と
    を有し、
    前記制御手段は、前記複数の画素の各々の階調を、前記減色手段で減色された画像に従って、前記m階調駆動で書き換えること
    を特徴とする電気光学装置。
  7. 請求項6に記載の電気光学装置を有する電子機器。
  8. 複数の画素ごとに設けられた第1電極と、前記第1電極に対向して配置された第2電極と、前記第1電極と前記第2電極との間に配置された記憶性を有する電気光学材料と、を備える表示部の制御方法であって、
    予め定められたa個のフレーム期間で前記複数の画素の各々をm階調のいずれかの階調に書き換えるm階調駆動と、予め定められたb個のフレーム期間(a>b)で前記複数の画素の各々をn階調(m>n)のいずれかの階調に書き換えるn階調駆動のいずれかを選択して前記画素の階調を書き換える制御ステップと、
    前記表示部に表示させるm階調の画像を取得する画像取得ステップと、
    前記表示部において前記n階調で表示する領域を示すデータを取得する領域取得ステップと、
    前記画像取得ステップで取得した画像のうち、前記領域取得ステップで取得したデータが示す領域に表示される部分をn階調(m>n)に減色する減色ステップと
    を有し、
    前記制御ステップでは、前記複数の画素の各々の階調を、前記減色ステップで減色された画像に従って、前記m階調駆動で書き換えること
    を特徴とする制御方法。
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