JP2014189181A - 運搬車両の扉装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】簡単な構成により、扉を垂れ下げ姿勢の開状態にしたときにはこの扉をフォークマストから保護して傷や凹みを防止し、扉を起立姿勢の閉状態にしたときには荷物との接触により荷物が凹むことを防止することができる運搬車両の扉装置を提供する。
【解決手段】荷台2の側部又は後端部に、水平方向に沿う軸13を介して、荷台2の床16の上方に向けた起立姿勢と下方に向けた垂れ下げ姿勢との間で回動自在に扉12が設けられるとともに、扉12の起立姿勢における下端部の内側面に、扉12を構成するパネル部材18aの表面を覆う弾性部材からなる帯板状のクッション部材15が扉12の長さ方向に沿って設けられている。
【選択図】 図2
【解決手段】荷台2の側部又は後端部に、水平方向に沿う軸13を介して、荷台2の床16の上方に向けた起立姿勢と下方に向けた垂れ下げ姿勢との間で回動自在に扉12が設けられるとともに、扉12の起立姿勢における下端部の内側面に、扉12を構成するパネル部材18aの表面を覆う弾性部材からなる帯板状のクッション部材15が扉12の長さ方向に沿って設けられている。
【選択図】 図2
Description
本発明は、運搬車両の荷台の側面あるいは後面を回動自在な扉により開閉する扉装置に関する。
荷物の運搬車両においては、その荷台からの荷物の積み降ろし作業のために、荷台の側面や後面に水平方向に沿う軸により回動自在に扉が設けられ、その扉を回動することにより、荷物の側面や後面を開閉できるようになっている。側面に設けられる扉はサイドゲート、後面に設けられる扉はリアゲートと称されている。
これらの扉(ゲート)は、ヒンジ部材によっておよそ180度の回転角度に取り付けられており、各扉を下方に垂れ下げ姿勢となるまで回転した状態でフォークリフトにより荷物の積み下ろしをする場合がある。その際、荷物を奥まで移動するときに扉にフォークマストを当てて積載位置を確認する場合があり、扉に傷や凹みが発生することがある。扉は、一般に防食性や外観性を良くするためにアルミニウム合金にアルマイト処理されたものが用いられるが、傷や凹みによってはアルマイト皮膜が破れ、この状態で放置すると腐食の原因となる。また、フォークマストの錆がアルミニウム生地に付着したり凹みによって外観を損ねる可能性もある。
一方、荷物によっては荷室の幅一杯まで積載する場合があり、このときに荷室側の扉内側に段差形状があると、この扉の内側が荷物に接触して荷物が凹むおそれがある。これを回避するため、例えば、インナーカバーを当該位置に配置し、これを皿リベット等で取り付けて荷室側をフラット状にする場合がある。
これらの扉(ゲート)は、ヒンジ部材によっておよそ180度の回転角度に取り付けられており、各扉を下方に垂れ下げ姿勢となるまで回転した状態でフォークリフトにより荷物の積み下ろしをする場合がある。その際、荷物を奥まで移動するときに扉にフォークマストを当てて積載位置を確認する場合があり、扉に傷や凹みが発生することがある。扉は、一般に防食性や外観性を良くするためにアルミニウム合金にアルマイト処理されたものが用いられるが、傷や凹みによってはアルマイト皮膜が破れ、この状態で放置すると腐食の原因となる。また、フォークマストの錆がアルミニウム生地に付着したり凹みによって外観を損ねる可能性もある。
一方、荷物によっては荷室の幅一杯まで積載する場合があり、このときに荷室側の扉内側に段差形状があると、この扉の内側が荷物に接触して荷物が凹むおそれがある。これを回避するため、例えば、インナーカバーを当該位置に配置し、これを皿リベット等で取り付けて荷室側をフラット状にする場合がある。
このような運搬車両の扉などへの傷や凹み、或は荷物の凹みを防止するものとして、例えば、特許文献1ないし特許文献4の技術が知られている。
特許文献1では、ウイング車の煽上部に保護板が設けられ、これにより煽上部の型材レール外側面が保護されている。
特許文献2の保護緩衝具においては、固定具と輪状部材、連結部材を介して緩衝材がアオリに取付け可能に設けられ、緩衝材を磁力でアオリに固着することでこのアオリが保護されている。
特許文献3のあおり板用内貼りボードは、あおり板の内面に貼り付けられるもので、変形やソリが小さく、高い曲げ強度を有しつつ、耐候性や耐薬品性が向上されている。
特許文献4の運搬車両の回動部材のヒンジ構造では、運搬車両の固定部材に対して回動部材を起立姿勢と、起立姿勢から回動した回動姿勢とに回動自在に設けられている。このヒンジ構造ではヒンジ軸を覆うように弾性を有するカバー部材が設けられ、起立姿勢ではカバー部材により荷物等の衝撃や衝撃音が吸収され、回動姿勢では荷物搬送時などのガイドやゴミ等の異物の隙間への侵入が防止される。
特許文献1では、ウイング車の煽上部に保護板が設けられ、これにより煽上部の型材レール外側面が保護されている。
特許文献2の保護緩衝具においては、固定具と輪状部材、連結部材を介して緩衝材がアオリに取付け可能に設けられ、緩衝材を磁力でアオリに固着することでこのアオリが保護されている。
特許文献3のあおり板用内貼りボードは、あおり板の内面に貼り付けられるもので、変形やソリが小さく、高い曲げ強度を有しつつ、耐候性や耐薬品性が向上されている。
特許文献4の運搬車両の回動部材のヒンジ構造では、運搬車両の固定部材に対して回動部材を起立姿勢と、起立姿勢から回動した回動姿勢とに回動自在に設けられている。このヒンジ構造ではヒンジ軸を覆うように弾性を有するカバー部材が設けられ、起立姿勢ではカバー部材により荷物等の衝撃や衝撃音が吸収され、回動姿勢では荷物搬送時などのガイドやゴミ等の異物の隙間への侵入が防止される。
特許文献1はウイング車の煽構造に関するものであり、サイドゲートやリアゲートをフォークマストから保護したり、或はこれら扉による荷物の凹みを防止するためのものではない。
特許文献2の保護緩衝具はアオリの傷を防止するものではあるが、固定具や輪状部材及び連結部材を設けていることで複雑になり、部品点数も多いためコスト増を招く。使用時においては、緩衝材が荷物の積み下ろし側にない場合、緩衝材を取外して磁着し直す必要が生じる。
特許文献3では、あおり板用内貼りボードであるが、多層構造であるために製作が複雑であり、コストも上昇する。
特許文献4のヒンジ構造は、荷物積載時にこの荷物を保護して凹み等を防止することはできるが、回動部材を水平状態まで回転してこの回動部材を荷物の搬送に利用する構造であり、回動部材を下方側まで回転したときにフォークマストから保護することを対象とするものではない。
特許文献2の保護緩衝具はアオリの傷を防止するものではあるが、固定具や輪状部材及び連結部材を設けていることで複雑になり、部品点数も多いためコスト増を招く。使用時においては、緩衝材が荷物の積み下ろし側にない場合、緩衝材を取外して磁着し直す必要が生じる。
特許文献3では、あおり板用内貼りボードであるが、多層構造であるために製作が複雑であり、コストも上昇する。
特許文献4のヒンジ構造は、荷物積載時にこの荷物を保護して凹み等を防止することはできるが、回動部材を水平状態まで回転してこの回動部材を荷物の搬送に利用する構造であり、回動部材を下方側まで回転したときにフォークマストから保護することを対象とするものではない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、簡単な構成により、扉を垂れ下げ姿勢の開状態にしたときにはこの扉をフォークマストから保護して傷や凹みを防止し、扉を起立姿勢の閉状態にしたときには荷物との接触により荷物が凹むことを防止することができる運搬車両の扉装置を提供することを目的とする。
本発明の運搬車両の扉装置は、荷台の側部又は後端部に、水平方向に沿う軸を介して、荷台の床の上方に向けた起立姿勢と下方に向けた垂れ下げ姿勢との間で回動自在に扉が設けられるとともに、前記扉の起立姿勢における下端部の内側面に、該扉を構成するパネル部材の表面を覆う弾性部材からなる帯板状のクッション部材が前記扉の長さ方向に沿って設けられていることを特徴とする。
弾性材料からなる帯板状のクッション部材を扉に取り付けた簡単な構成により、パネル部材の表面を衝撃等から保護することができ、扉を垂れ下げ姿勢の開いた状態でフォークリフトにより荷物の積み下ろしをするときにフォークマストを扉に近づけたとしても、このフォークマストがクッション部材に当接することでパネル部材が傷付いたり凹んだりすることが防止される。その結果、パネル部材が腐食したり外観を損ねることを防止できる。
一方、扉を起立姿勢の閉じた状態にしたときには、クッション部材により扉の内面の段差をなくすことができるとともに、クッション部材に荷物が接触したとしても荷物の凹みを防ぐことができる。
一方、扉を起立姿勢の閉じた状態にしたときには、クッション部材により扉の内面の段差をなくすことができるとともに、クッション部材に荷物が接触したとしても荷物の凹みを防ぐことができる。
本発明の運搬車両の扉装置において、前記クッション部材の少なくとも一部は、前記パネル部材の表面よりも突出しているとよい。
このように設けることで、フォークマストや荷物がパネル部材の表面に衝突する前にクッション部材に接触して扉への干渉を防止することができる。
このように設けることで、フォークマストや荷物がパネル部材の表面に衝突する前にクッション部材に接触して扉への干渉を防止することができる。
また、本発明の運搬車両の扉装置において、前記クッション部材は、幅方向の中央部が外方に向けて凸となるように湾曲して設けられ、その背面と前記パネル部材との間に空間部が形成されているとよい。
クッション部材を外方に向けて凸となるように湾曲させて背面に空間部を設けることにより、外部よりクッション部材に接触があった場合には、クッション部材の弾性により反力が生じて緩衝材としてのクッション機能が向上する。
クッション部材を外方に向けて凸となるように湾曲させて背面に空間部を設けることにより、外部よりクッション部材に接触があった場合には、クッション部材の弾性により反力が生じて緩衝材としてのクッション機能が向上する。
本発明の運搬車両の扉装置において、前記クッション部材の背面に複数の突起が設けられているとよい。
これにより、クッション部材を平坦状に形成し、その裏面側に突起を並列するように形成し、クッション部材をパネル部材に取り付けるときに突起をパネル部材に当接させながら空間部を設けることができ、クッション部材の弾性力を効果的に発揮させながら緩衝機能を発揮する。
これにより、クッション部材を平坦状に形成し、その裏面側に突起を並列するように形成し、クッション部材をパネル部材に取り付けるときに突起をパネル部材に当接させながら空間部を設けることができ、クッション部材の弾性力を効果的に発揮させながら緩衝機能を発揮する。
また、本発明の運搬車両の扉装置において、前記扉の起立姿勢における下端に、前記扉を起立姿勢としたときに前記荷台の床面に当接するパッキンが扉の長さ方向に沿って設けられるとともに、前記パッキンは、前記クッション部材と一体に形成されていてもよい。
この場合、パッキンをクッション部材と一体化することで、部品点数を削減しながらパッキンにより床から外方への漏れ防止機能を発揮させることができ、しかも、パッキンをクッション部材とともに扉に容易に取り付けできる。
この場合、パッキンをクッション部材と一体化することで、部品点数を削減しながらパッキンにより床から外方への漏れ防止機能を発揮させることができ、しかも、パッキンをクッション部材とともに扉に容易に取り付けできる。
さらに、本発明の運搬車両の扉装置において、前記パネル部材には、前記軸に支持されるヒンジ片が固定状態に取り付けられるとともに、該ヒンジ片の固定部を覆うカバー部材が設けられ、前記クッション部材は、前記カバー部材を覆うように設けられていることを特徴とする。
ヒンジ片を固定するためのボルトの端部及びナットをカバー部材により覆うことができるため、パネル部材の内側表面がフラット状になる。この上からクッション部材がカバー部材を覆うように設けられていることで、カバー部材を固定するときに皿リベット等の平坦な固着部材を用いる必要もなく、コストが低減される。
ヒンジ片を固定するためのボルトの端部及びナットをカバー部材により覆うことができるため、パネル部材の内側表面がフラット状になる。この上からクッション部材がカバー部材を覆うように設けられていることで、カバー部材を固定するときに皿リベット等の平坦な固着部材を用いる必要もなく、コストが低減される。
本発明の運搬車両の扉装置において、前記クッション部材の両側部には、細幅の連結部を介して広幅部が一体に形成された突起部が長さ方向に沿って形成され、前記パネル部材には、前記突起部を嵌合して抜け止めするために開口部よりも内部の幅寸法が大きい溝部が形成されているとよい。
リベットやネジ等を必要とせず、クッション部材を押し込んで突起部をパネル部材の溝部に嵌合するだけで取り付けることができ、簡単であるとともに、コスト低減、軽量化にも有利になる。
リベットやネジ等を必要とせず、クッション部材を押し込んで突起部をパネル部材の溝部に嵌合するだけで取り付けることができ、簡単であるとともに、コスト低減、軽量化にも有利になる。
本発明の運搬車両の扉装置によれば、帯状のクッション部材を扉に取り付けることで簡単な構成で開状態のパネル部材を保護でき、フォークリフト等での荷物の積み下ろし時に扉にフォークマストが近づいたときにもフォークマストがパネル部材に接触することが防がれ、傷や凹みが付きにくい。しかも、クッション部材が弾性部材により設けられていることで、フォークマスト等による衝撃を効果的に吸収し、金属同士の接触による音も解消して消音効果が得られる。
万が一、フォークリフトの接触が強過ぎてクッション部材で覆われた部分が変形した場合でも、クッション部材がその弾性力によって元の状態に復元するため、このクッション部材の内側の変形を外部より覆って意匠性を損なうことがない。
クッション部材により扉の閉状態における荷室側の段差を少なくでき、段差による荷物の凹みを防止できる。
しかも、扉にクッション部材を設けただけの単純な構造であるとともに、これらクッション部材をエチレンプロピレンゴム等の弾性材料により構成することができるので、コスト低減、軽量化を図ることができる。
万が一、フォークリフトの接触が強過ぎてクッション部材で覆われた部分が変形した場合でも、クッション部材がその弾性力によって元の状態に復元するため、このクッション部材の内側の変形を外部より覆って意匠性を損なうことがない。
クッション部材により扉の閉状態における荷室側の段差を少なくでき、段差による荷物の凹みを防止できる。
しかも、扉にクッション部材を設けただけの単純な構造であるとともに、これらクッション部材をエチレンプロピレンゴム等の弾性材料により構成することができるので、コスト低減、軽量化を図ることができる。
以下、本発明の扉装置の実施形態を図面を参照しながら説明する。
図4に、本発明の扉装置が適用される運搬車両の例を示している。同図に示す運搬車両1の場合は、荷台2の側面下部に設けられるサイドゲート12に適用されているが、図示しないリアゲートに適用されていてもよい。
以下の扉装置10の詳細説明では、運搬車両1の種類を区別することなく、荷台2に対するサイドゲートあるいはリアゲートを扉12として統一して説明する。
図4に、本発明の扉装置が適用される運搬車両の例を示している。同図に示す運搬車両1の場合は、荷台2の側面下部に設けられるサイドゲート12に適用されているが、図示しないリアゲートに適用されていてもよい。
以下の扉装置10の詳細説明では、運搬車両1の種類を区別することなく、荷台2に対するサイドゲートあるいはリアゲートを扉12として統一して説明する。
図1〜図4に示すように、扉装置10における扉12は、荷台2の側部又は後端部に、水平方向に沿う軸13を介して荷台2の上方に向けた起立姿勢と下方に向けた垂れ下げ姿勢との間で回動自在に設けられる。この扉12の表面の一部に、後述するようなクッション部材15が設けられる。荷台2は、通常、直方体の箱状に形成されており、本例では、その床16の端部に軸を有する蝶番からなるヒンジ部材17を介して、扉12が回動自在に設けられる。図1においては、床16の上に扉12が起立姿勢となったときに、扉12の下端面18が床16上に当接し、このときに扉12が閉じた状態となる。一方、図1に二点鎖線で示すように、扉12が180°回転して垂れ下がった姿勢となったときに、扉12が開いた状態となる。
扉12は、複数枚の帯状のパネル部材12a、12b、12cを相互に平行に連結して、通しボルト12dにより平面状に構築したものである。これらパネル部材は、起立姿勢において、床16側の基端部に配置される基端部パネル部材12a、中間部に配置される中間部パネル部材12b、扉12の先端部に配置される先端部パネル部材12cの3種類からなり、図2にはその一端部、つまり扉12の下端部に長さ方向に沿って配置される基端部パネル部材12aのみを示し、他の中間部パネル部材12b、先端部パネル部材12cを省略している。何れのパネル部材も、アルミ合金の押し出し成形により形成された中空形材から構成され、一対の平板5の間が縦リブ6によって相互に連結された基本形状とされている。
クッション部材15は、扉12の起立姿勢における内側面に、その下端部の表面を覆うように扉12の長さ方向に沿う帯板状に設けられている。具体的には、基端部パネル部材12aの下端内側面(図2では左側面)に、扉12の長さ方向に沿って一対の溝部20、20が相互に間隔をあけて形成され、これらの両溝部20、20に、帯板状のクッション部材15の両側部が嵌合されて取り付けられている。
これらクッション部材15は、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)等の弾性部材からなり、表面に滑り止めのための複数の突条21が長さ方向に沿って平行に形成されている。クッション部材15の材質としては、EPDM以外にも、例えば、機械的強度、耐候性、耐摩耗性の観点から、ブチルゴム、クロロプレンゴムなども適している。表面をフッ素コーティングしてもよい。その物性としては、例えば、デュロメータによるゴム硬度が64〜74度、JIS K6251による引張強さが13.0〜15.7MPa、切断時伸びが380〜460%とされる。
これらクッション部材15は、例えばエチレンプロピレンゴム(EPDM)等の弾性部材からなり、表面に滑り止めのための複数の突条21が長さ方向に沿って平行に形成されている。クッション部材15の材質としては、EPDM以外にも、例えば、機械的強度、耐候性、耐摩耗性の観点から、ブチルゴム、クロロプレンゴムなども適している。表面をフッ素コーティングしてもよい。その物性としては、例えば、デュロメータによるゴム硬度が64〜74度、JIS K6251による引張強さが13.0〜15.7MPa、切断時伸びが380〜460%とされる。
また、基端部パネル部材12aに形成される各溝部20は、その内部の幅寸法が開口部の幅寸法よりも大きいアリ溝状に形成されている。一方、クッション部材15の両端部には、細幅の連結部22を介して広幅部23が一体に形成された突起部24が長さ方向に沿って形成され、この突起部24の広幅部23が溝部20に嵌合して抜け止めされている。
図2に示すように、クッション部材15は、基端部パネル部材12aに取り付けられたカバー部材37の表面を覆うように設けられている。このカバー部材37は、基端部パネル部材12aとヒンジ部材17のヒンジ片35とを固定するボルト及びナットからなる締結部36を覆うように設けられている。また、このカバー部材37は、基端部パネル部材12aの表面に対して凹部となるように段差が設けられるが、クッション部材15は、この段差を埋めるように設けられている。この場合、クッション部材15は全体としては基端部パネル部材12aの表面に沿って設けられるが、基端部パネル部材12aとカバー部材37との段差よりも大きい肉厚に形成されていることから、表面が、基端部パネル部材12aの表面よりも高さLだけ突出して設けられている。基端部パネル部材12aからのクッション部材15の突出寸法Lは、突条21の高さも含むが、1〜5mmとされ、そのうち、突条21の高さは、0.3〜1mm程度が好ましい。
また、クッション部材15の幅Wは50〜90cmとされ、扉12の起立姿勢において、パネル部材12aの下端面18からの高さHが1〜3cmの範囲にクッション部材15の下側縁が配置されるように設けられている。
また、クッション部材15の幅Wは50〜90cmとされ、扉12の起立姿勢において、パネル部材12aの下端面18からの高さHが1〜3cmの範囲にクッション部材15の下側縁が配置されるように設けられている。
また、基端部パネル部材12aの下端部にはパッキン32が設けられている。このパッキン32は、パネル部材12aの下端面18の溝33に突条部34が嵌め込まれており、先端はパネル部材12aの下端面18よりも突出した状態になっている。扉12を起立姿勢に回転したときには、パッキン32が床16に圧接シールすることで、この床16とパネル部材12aとの間からの水分等の漏れが防がれる。
このように構成した扉装置10において、図1の二点鎖線及び図2に示すように扉12を開いた状態(垂れ下げ姿勢)にすると、扉12の下端部の内側面に設けられていたクッション部材15は、垂れ下げられた扉12の上端部で外側を向くことになる。また、前述したように、クッション部材15の表面は扉12のパネル部材12aの表面より突出しているため、フォークリフト3による図示しない荷物の積み下ろし時に、図4に示すようにふフォークマスト4が扉に接近した場合でも、フォークマスト4はクッション部材15に当接し、パネル部材12aへの接触を回避できる。
一方、図1の実線で示すようにヒンジ部材17を介して扉12を閉じた状態(起立姿勢)まで回転すると、クッション部材15は荷台2の内側面の下端部に配置され、その場合もクッション部材15が扉12のパネル部材12aの表面よりも突出しているので、運搬車両1の揺れ等により荷台2上の荷物が扉12に接触する場合も、荷物はクッション部材15に接触してパネル部材12aへの接触が防止され、このパネル部材12aが傷付くおそれがない。また、クッション部材15は、基端部パネル部材12aの段差を埋めるように設けられているので、荷物が衝突した場合にも、荷物の損傷を防止することができる。
なお、クッション部材15は、その両側部の突条部24が、細幅の連結部22を介して広幅部23が一体に形成された形状とされ、パネル部材12aの溝部20は開口部よりも内部の幅寸法が大きいアリ溝状に形成されているので、クッション部材15をパネル部材12aに取り付ける際に、リベットやネジ等を必要とせず、図3の矢印で示すようにクッション部材15を押し込んで、突条部24をパネル部材12aの溝部20に嵌合するだけで取り付けることができ、簡単であるとともに、コスト低減、軽量化にも有利となる。
図5は、本発明の第2実施形態を示している。なお、この実施形態以降において、第1実施形態と同一箇所は同一符号によって表し、その説明を省略する。
この実施形態では、クッション部材15が、パネル部材12aの溝の間隔よりも大きい幅に設定されており、溝に取り付けたときに、幅方向の中央部が外方に向けて凸となるように湾曲して設けられ、その背面と扉12のカバー部材との間に高さM1からなる空間部40が形成され、これにより、パネル部材12a表面からの突出寸法がL2となっているものである。この場合、クッション部材15の材料自体が有する弾性力と、湾曲させたことによる弾性力とを利用して、図4のフォークマスト4が接触したときの衝撃力をより緩和させることができる。
この実施形態では、クッション部材15が、パネル部材12aの溝の間隔よりも大きい幅に設定されており、溝に取り付けたときに、幅方向の中央部が外方に向けて凸となるように湾曲して設けられ、その背面と扉12のカバー部材との間に高さM1からなる空間部40が形成され、これにより、パネル部材12a表面からの突出寸法がL2となっているものである。この場合、クッション部材15の材料自体が有する弾性力と、湾曲させたことによる弾性力とを利用して、図4のフォークマスト4が接触したときの衝撃力をより緩和させることができる。
図6は、本発明の第3実施形態を示している。この実施形態では、クッション部材15の背面に複数の突起50が設けられている。これにより、クッション部材15と扉12のカバー部材との間に高さM2からなる空間部40が形成され、パネル部材12a表面からの突出寸法がL3となっているものである。
この場合も、空間部51を利用してクッション部材15の弾性力を効果的に機能させることで優れた緩衝効果が得られる。
この場合も、空間部51を利用してクッション部材15の弾性力を効果的に機能させることで優れた緩衝効果が得られる。
図7は、本発明の第4実施形態を示している。この実施形態では、クッション部材60に、扉12を起立姿勢としたときに荷台2の床面に当接するパッキン61が一体に設けられている。このとき、クッション部材60の平板部62の一側部にパッキン61が設けられており、パネル部材12aへの取り付けのための突条23が平板部62の他側部にのみ設けられ、この突条23とパッキン61の背部の突条部34とが、それぞれ基端部パネル部材12aの表面の溝20と下端面の溝33とに嵌合しており、異なる面への取り付けとなる。このように、パッキン61をクッション部材60に一体成形することにより部品点数を削減してコスト減が図られ、これらを一体的にパネル部材12aに取り付けることで組立工数の削減も図られる。
図8は、本発明の第5実施形態を示している。この実施形態では、ヒンジ部材35をパネル部材12aに固定するボルト71に、パネル部材12aの反対面からナット部材72が結合されており、このナット部材72を直接覆うようにクッション部材73が設けられている。またクッション部材73は、平板部74とパッキン75とが一体に形成されており、平板部74の2箇所でパネル部材12aに取り付けられている。
このように、カバー部材を設けることなく、ナット部材72をクッション部材73で直接覆っているので、部品点数の削減にも寄与することができる。
このように、カバー部材を設けることなく、ナット部材72をクッション部材73で直接覆っているので、部品点数の削減にも寄与することができる。
図9は、本発明の第6実施形態を示している。この実施形態では、クッション部材80にパッキン75が一体に成形されるとともに、クッション部材80の取り付け位置が平板部81で2箇所、パッキン75の背部で1箇所として、取り付け箇所を3箇所に増やしたものである。このように、クッション部材80の取り付け位置を増やすことで取り付け強度がより高められるとともに、基端部パネル部材18aが長尺状である場合にもクッション部材80を長尺状に設けて強固に取り付けできるため、長さ方向に大きいパネル部材に対しても対応できる。
なお、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
1 運搬車両
2 荷台
10 扉装置
12 扉
12a〜12c パネル部材
13 軸
15 クッション部材
16 床
17 ヒンジ部材
20 溝部
21 突条
22 連結部
23 広幅部
24 突起部
32 パッキン
33 溝
34 突条部
35 ヒンジ部材
35 ヒンジ片
36 締結部
37 カバー部材
40 空間部
50 突起
51 空間部
60 クッション部材
61 パッキン
62 平板部
73 クッション部材
74 平板部
75 パッキン
80 クッション部材
2 荷台
10 扉装置
12 扉
12a〜12c パネル部材
13 軸
15 クッション部材
16 床
17 ヒンジ部材
20 溝部
21 突条
22 連結部
23 広幅部
24 突起部
32 パッキン
33 溝
34 突条部
35 ヒンジ部材
35 ヒンジ片
36 締結部
37 カバー部材
40 空間部
50 突起
51 空間部
60 クッション部材
61 パッキン
62 平板部
73 クッション部材
74 平板部
75 パッキン
80 クッション部材
Claims (7)
- 荷台の側部又は後端部に、水平方向に沿う軸を介して、荷台の床の上方に向けた起立姿勢と下方に向けた垂れ下げ姿勢との間で回動自在に扉が設けられるとともに、前記扉の起立姿勢における下端部の内側面に、該扉を構成するパネル部材の表面を覆う弾性部材からなる帯板状のクッション部材が前記扉の長さ方向に沿って設けられていることを特徴とする運搬車両の扉装置。
- 前記クッション部材の少なくとも一部は、前記パネル部材の表面よりも突出していることを特徴とする請求項1記載の運搬車両の扉装置。
- 前記クッション部材は、幅方向の中央部が外方に向けて凸となるように湾曲して設けられ、その背面と前記パネル部材との間に空間部が形成されていることを特徴とする請求項1又は2記載の運搬車両の扉装置。
- 前記クッション部材の背面に複数の突起が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の運搬車両の扉装置。
- 前記扉の起立姿勢における下端に、前記扉を起立姿勢としたときに前記荷台の床面に当接するパッキンが扉の長さ方向に沿って設けられるとともに、前記パッキンは、前記クッション部材と一体に形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の運搬車両の扉装置。
- 前記パネル部材には、前記軸に支持されるヒンジ片が固定状態に取り付けられるとともに、該ヒンジ片の固定部を覆うカバー部材が設けられ、前記クッション部材は、前記カバー部材を覆うように設けられていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の運搬車両の扉装置。
- 前記クッション部材の両側部には、細幅の連結部を介して広幅部が一体に形成された突起部が長さ方向に沿って形成され、前記パネル部材には、前記突起部を嵌合して抜け止めするために開口部よりも内部の幅寸法が大きい溝部が形成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の運搬車両の扉装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013067172A JP2014189181A (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 運搬車両の扉装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013067172A JP2014189181A (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 運搬車両の扉装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2014189181A true JP2014189181A (ja) | 2014-10-06 |
Family
ID=51835881
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013067172A Pending JP2014189181A (ja) | 2013-03-27 | 2013-03-27 | 運搬車両の扉装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2014189181A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH01113090U (ja) * | 1988-01-26 | 1989-07-28 | ||
| JPH0612269U (ja) * | 1992-07-24 | 1994-02-15 | 昭和アルミニウム株式会社 | トラック等車両のアオリ |
| JPH1086858A (ja) * | 1996-09-17 | 1998-04-07 | Nippon Treks Kk | ウイング車の煽構造 |
| JPH11310166A (ja) * | 1998-04-30 | 1999-11-09 | Isuzu Motors Ltd | 煽り板の取付構造 |
| JP2001010546A (ja) * | 1999-06-30 | 2001-01-16 | Isuzu Motors Ltd | 煽り板 |
-
2013
- 2013-03-27 JP JP2013067172A patent/JP2014189181A/ja active Pending
Patent Citations (5)
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