JP2014189703A - 粘着シート - Google Patents

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Abstract

【課題】 剥離シートの基材として紙を使用しながらも粘着力の低下が抑制された粘着シートを提供する。
【解決手段】 基材4Aと、基材4Aの片面又は両面に積層された粘着剤層3と、粘着剤層3における基材4Aとは反対側の面に積層された剥離シート2とを有する粘着シート1Aであって、粘着剤層3の厚さが1〜16μmであり、基材4Aの厚さが1〜16μmであり、剥離シート2を除く粘着シート1Aの厚さが2〜30μmであり、剥離シート2が紙基材201を有しており、剥離シート2の厚みの変動係数が0.02以下である粘着シート1A。
【選択図】 図1

Description

本発明は粘着シートに関するものであり、特に薄膜の片面粘着シートまたは両面粘着シートに関するものである。
近年、ゲーム機や携帯電話に代表される各種モバイル電子機器の高機能化が進むとともに、機器の軽薄短小化が進んでいる。それに伴い、モバイル電子機器に使用されている各部材にも高機能化や軽薄短小化が求められている。
ところで、モバイル電子機器の組み立てにおいては両面テープ等の粘着シートが用いられることがあり、粘着シートの使用により組み立て工程の簡略化や機器の薄型化が可能となっている。このような粘着シートの総厚みは40〜200μm程度が一般的である。しかし、モバイル電子機器の軽薄短小化によって粘着シートの厚みさえも無視できなくなっており、最近では、総厚みが30μm以下の粘着シートが求められることも多くなっている。
このような総厚みが30μm以下の薄膜粘着シートにおいては、例えば特許文献1に記載されているように、剥離シートを構成する基材としてポリエチレンテレフタレート(PET)フィルムが使用されることが一般的である。
特許第4646508号公報
一方、近年、電子機器の価格低下は顕著であり、その組み立てに用いられる粘着シートにおいてもコストダウンが急務となっている。剥離シートの基材に使用されるPETフィルムは比較的安価な材料であるが、粘着シートから剥離した後には廃棄されるものであり、より安価な材料への切り替えが求められている。
ここで、一般粘着ラベル用途では、剥離シートの基材としてPETフィルムより安価である紙が使用されている。しかしながら、総厚みが30μm以下の薄膜粘着シート用の剥離シートの基材として紙を使用すると、粘着シートの粘着力が低下するという問題が発生する。
本発明は、このような実状に鑑みてなされたものであり、剥離シートの基材として紙を使用しながらも粘着力の低下が抑制された薄膜の粘着シートを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は、基材と、前記基材の片面又は両面に積層された粘着剤層と、前記粘着剤層における前記基材とは反対側の面に積層された剥離シートとを有する粘着シートであって、前記粘着剤層の厚さが1〜16μmであり、前記基材の厚さが1〜16μmであり、前記剥離シートを除く前記粘着シートの厚さが2〜30μmであり、前記剥離シートが紙基材を有しており、前記剥離シートの厚みの変動係数が0.02以下であることを特徴とする粘着シートを提供する(発明1)。
上記発明(発明1)によれば、薄膜の粘着シートにおいて、剥離シートの基材として安価な紙基材を使用することにより粘着シートの製造コストを抑えながらも、剥離シートの厚みの変動係数を0.02以下とすることにより粘着力の低下を抑制することができる。剥離シートの厚みの変動係数を上記のように小さくすれば、当該剥離シート上に形成される粘着剤層の粘着面(被着体に接触する面)を平坦にすることができ、それにより、粘着剤層の粘着面と被着体との接触面積を向上させることができるからである。
上記発明(発明1)において、前記剥離シートは、前記紙基材の片面又は両面に熱可塑性樹脂層が積層されるとともに、少なくとも一の前記熱可塑性樹脂層上に剥離剤層が形成されてなることが好ましい(発明2)。
上記発明(発明2)においては、紙基材の片面又は両面に熱可塑性樹脂層を積層することによって、紙基材における紙繊維の分布ムラ等に起因する凹凸を埋め、剥離シートの厚みの変動係数を0.02以下とすることができる。
上記発明(発明2)において、前記熱可塑性樹脂層はオレフィン系熱可塑性樹脂を含有することが好ましく(発明3)、前記オレフィン系熱可塑性樹脂はポリエチレン又はポリプロピレンであることが好ましい(発明4)。
上記発明(発明1〜4)において、前記剥離シートの厚さは50〜200μmであることが好ましい(発明5)。
上記発明(発明1〜5)において、前記剥離シートの剥離力は10〜200mN/25mmであることが好ましい(発明6)。
上記発明(発明1〜6)において、前記紙基材は上質紙又はグラシン紙であることが好ましい(発明7)。
上記発明(発明1〜7)において、前記粘着剤層を構成する粘着剤のゲル分率は20〜100%であることが好ましい(発明8)。
本発明に係る粘着シートは、剥離シートの基材として紙を使用することによりコストを抑えて生産することができる一方、剥離シートの厚みの変動係数を0.02以下とすることにより、粘着力の低下を抑制することができる。
本発明の第1の実施形態に係る粘着シートの断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る粘着シートの断面図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
〔第1の実施形態〕
本発明の第1の実施形態に係る粘着シート1Aは、図1に示すように、剥離シート2と、剥離シート2の剥離面上に積層された粘着剤層3と、粘着剤層3の剥離シート2側とは反対側(図1では上側)に積層された基材4Aとから構成されており、いわゆる片面粘着シートである。なお、本明細書における剥離シートの剥離面とは、剥離シートにおいて剥離性を有する面をいい、剥離処理を施した面および剥離処理を施さなくても剥離性を示す面のいずれをも含むものである。
本実施形態に係る粘着シート1Aは、薄膜の粘着シートである。具体的には、粘着剤層3の厚さが1〜16μmであり、基材4Aの厚さが1〜16μmであり、剥離シート2を除く粘着シート1Aの厚さ(粘着剤層3と基材4Aとの合計厚さ)が2〜30μmであるものである。粘着シート1Aの各部がこのような厚さを有することにより、粘着シート1Aは、例えば、薄型のモバイル電子機器への使用に適したものとなる。
剥離シート2は、紙基材201と、紙基材201の両面に積層された熱可塑性樹脂層202a及び202bと、一方の熱可塑性樹脂層202aの紙基材201側とは反対側(図1では上側)に形成された剥離剤層203とから構成される。なお、本実施形態における剥離シート2では、剥離シート2のカールを抑制するために、紙基材201の両面に熱可塑性樹脂層が積層されているが、本発明はこれに限定されず、剥離シート2の剥離面側だけに熱可塑性樹脂層が積層されてもよい。
本実施形態における剥離シート2では、剥離剤層203の熱可塑性樹脂層202a側とは反対側の表面(図1では上側の表面)が剥離面Rとなり、その剥離面Rに粘着剤層3が直接積層される。剥離時には、その剥離面Rにて、剥離シート2と粘着剤層3とが分離される。
本実施形態において、剥離シート2の厚みの変動係数は0.02以下であり、特に0.018以下であることが好ましく、さらには0.015以下であることが好ましい。剥離シート2の厚みの変動係数が上記のように小さいと、当該剥離シート2の剥離面Rが平坦になり、当該剥離面Rに密着して積層される粘着剤層3の粘着面(被着体に接触する面)を平坦にすることができる。それにより、粘着剤層3の粘着面と被着体との接触面積が向上し、粘着力の低下を抑制することができる。剥離シート2の厚みの変動係数が0.02を超えると、粘着剤層3の粘着面の凹凸が大きくなって、粘着力の低下が顕著になる。なお、上記変動係数の下限値は、特に制約されないが、制御可能な観点から0.001程度である。
ここで、本明細書における剥離シートの厚みの変動係数は、50mm×50mmの正方形に裁断した剥離シートの任意の25点における厚みを測定し、その測定結果から、下記の式に基づいて算出される値である。
変動係数=標準偏差/平均値
紙基材201としては、例えば、上質紙、グラシン紙、コート紙、キャストコート紙、クラフト紙等を使用することができ、中でも、地合が小さく、上記の変動係数を満たし易い上質紙又はグラシン紙を使用することが好ましい。
紙基材201の厚さは、50〜180μmであることが好ましく、特に60〜120μmであることが好ましく、さらには70〜90μmであることが好ましい。
本実施形態における剥離シート2では、紙基材201に熱可塑性樹脂層202a及び202bを形成しているが、これら熱可塑性樹脂層202a及び202b(特に剥離面R側に位置する熱可塑性樹脂層202a)の形成により、紙基材201における紙繊維の分布ムラ等に起因する凹凸を埋め、剥離シート2の厚みの変動係数を低減させることができる。
熱可塑性樹脂層202a及び202bを構成する熱可塑性樹脂としては、例えば、オレフィン系熱可塑性樹脂、アクリル系熱可塑性樹脂等が挙げられ、特にオレフィン系熱可塑性樹脂が好ましい。オレフィン系熱可塑性樹脂としては、ポリエチレン又はポリプロピレンが好ましく、加工性および上記厚みの変動係数の低減効果の観点から特にポリエチレンが好ましい。
熱可塑性樹脂層202a及び202bの厚さは、5〜60μmであることが好ましく、特に5〜40μmであることが好ましく、さらには10〜30μmであることが好ましい。熱可塑性樹脂層202a及び202bの厚さが5μm未満であると、剥離シート2の厚みの変動係数を十分に小さくできない場合がある。一方、熱可塑性樹脂層202a及び202bの厚さが60μmを超えると、剥離シート2が不要に厚くなるおそれがある。
本実施形態における剥離シート2では、一方の熱可塑性樹脂層202aのみに剥離剤層203が形成されている。これは、剥離面Rにおける剥離力を小さくし、剥離シート2の剥離時に薄膜の粘着剤層3が変形・破壊することを防止するためであるが、他方の熱可塑性樹脂層202bの紙基材201側とは反対側(図1では下側)にも剥離剤層が形成されてもよい。
剥離剤層203を構成する剥離剤としては、例えば、シリコーン系、フッ素系、アルキッド系、長鎖アルキル系、不飽和ポリエステル系、ポリオレフィン系、ゴム系エラストマー、ワックス系等の剥離剤が挙げられる。これらの中でも、安価で、安定的に低い剥離力を達成することのできるシリコーン系剥離剤が好ましい。
剥離シート2における剥離剤層203の厚さは、特に限定されないが、0.01〜2μmであることが好ましく、特に0.03〜1μmであることが好ましい。剥離剤層203の厚さが0.01μm未満であると、剥離剤層203を構成する材料等によっては、剥離剤層203としての機能が十分に発揮されない場合がある。一方、剥離剤層203の厚さが2μmを超えると、剥離シート2をロール状に巻き取った際に、ブロッキングが発生し、繰り出しに不具合を生じる場合がある。
剥離シート2全体の厚さは60〜300μmであることが好ましく、特に70〜200μmであることが好ましく、さらには80〜150μmであることが好ましい。剥離シート2の厚さが60μm未満であると、取扱いが困難となるおそれがある。一方、剥離シート2の厚さが300μmを超えると、剥離シート2を剥離するときに粘着シート1A(基材4Aおよび粘着剤層3の積層体)が変形してしまい、シワ、スジ等の外観上の問題が発生するおそれがある。
また、粘着剤層3に対する剥離シート2の剥離力(ISO 8510−2:1990に準じた剥離力)は10〜200mN/25mmであることが好ましく、特に20〜180mN/25mmであることが好ましく、さらには20〜150mN/25mmであることが好ましい。剥離力が10mN/25mm未満であると、外部から粘着シート1Aに衝撃が加わったときに、粘着剤層3から剥離シート2が浮いてしまうことがある。一方、剥離力が200mN/25mmを超えると、剥離シート4Aの剥離力が高過ぎて、剥離時に粘着剤層3が変形するおそれがある。
剥離シート2は、常法によって製造することができる。剥離シート2を製造するにあたり、熱可塑性樹脂層202a及び202bは、紙基材201に対してそれぞれ押出しラミネートすることにより形成することが好ましい。具体的には、Tダイ製膜機等を使用して、熱可塑性樹脂層202aを構成する熱可塑性樹脂および熱可塑性樹脂層202bを構成する熱可塑性樹脂をそれぞれ溶融・混練し、紙基材201を一定の速度にて移動させながら、紙基材201の一方の面に、溶融した熱可塑性樹脂層202a用の熱可塑性樹脂を押出しラミネートし、紙基材201の他方の面に、溶融した熱可塑性樹脂層202b用の熱可塑性樹脂を押出しラミネートする。
その後、熱可塑性樹脂層202aの露出面に剥離剤層203を形成する。剥離剤層203は、例えば、剥離剤を含有する塗布液を塗工し、必要に応じて加熱処理や紫外線照射処理を行うことにより形成することができる。
本実施形態に係る粘着剤層3を構成する粘着剤としては、薄膜にて所望の粘着力が得られるものであれば特に限定されるものではなく、アクリル系粘着剤、ポリエステル系粘着剤、ポリウレタン系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤等のいずれであってもよい。また、粘着剤は、エマルション型、溶剤型または無溶剤型のいずれでもよく、架橋タイプまたは非架橋タイプのいずれであってもよい。粘着剤層3を構成する粘着剤としては、上記の中でも、アクリル系粘着剤が好ましい。アクリル系粘着剤は、薄膜でも所望の粘着力を発揮し易く、また、シリコーン系剥離剤からなる剥離剤層203を有する剥離シート2との剥離性も良好である。
アクリル系粘着剤は、薄膜でも膜強度の高い架橋タイプのものが好ましく、具体的には、(メタ)アクリル酸エステル重合体と架橋剤とを含有する粘着性組成物を架橋したものであることが好ましい。なお、本明細書において、(メタ)アクリル酸エステルとは、アクリル酸エステル及びメタクリル酸エステルの両方を意味する。他の類似用語も同様である。
(メタ)アクリル酸エステル重合体は、架橋剤と反応可能な反応性基を有することが好ましい。この反応性基としては、例えば、水酸基、カルボキシル基、アミノ基等が挙げられ、中でも水酸基またはカルボキシル基が好ましい。すなわち、(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、水酸基を有するモノマー(水酸基含有モノマー)またはカルボキシル基を有するモノマー(カルボキシル基含有モノマー)を含有することが好ましい。
水酸基含有モノマーとしては、例えば、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシエチル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシプロピル、(メタ)アクリル酸2−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸3−ヒドロキシブチル、(メタ)アクリル酸4−ヒドロキシブチルなどの(メタ)アクリル酸ヒドロキシアルキルエステル等が挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
カルボキシル基含有モノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸、マレイン酸、イタコン酸、シトラコン酸等のエチレン性不飽和カルボン酸が好ましく挙げられる。これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、水酸基含有モノマーまたはカルボキシル基含有モノマーを0.1〜20質量%含有することが好ましく、特に1〜10質量%含有することが好ましい。
水酸基含有モノマーまたはカルボキシル基含有モノマーの含有量が上記の範囲にあることで、形成される架橋構造が良好なものとなり、得られる粘着剤が、薄膜でも膜強度を高く維持することができる。
(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを含有することが好ましく、特に主成分として含有することが好ましい。これにより、得られる粘着剤は、好ましい粘着性を発現することができる。
アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルとしては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、(メタ)アクリル酸n−ブチル、(メタ)アクリル酸n−ペンチル、(メタ)アクリル酸n−ヘキシル、(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシル、(メタ)アクリル酸イソオクチル、(メタ)アクリル酸n−デシル、(メタ)アクリル酸n−ドデシル、(メタ)アクリル酸ミリスチル、(メタ)アクリル酸パルミチル、(メタ)アクリル酸ステアリル等が挙げられる。中でも、粘着性をより向上させる観点から、アルキル基の炭素数が1〜8の(メタ)アクリル酸エステルが好ましく、(メタ)アクリル酸メチル、(メタ)アクリル酸n−ブチルおよび(メタ)アクリル酸2−エチルヘキシルが特に好ましい。なお、これらは単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体は、当該重合体を構成するモノマー単位として、アルキル基の炭素数が1〜20の(メタ)アクリル酸アルキルエステルを10〜99.9質量%含有することが好ましく、特に30〜99質量%含有することが好ましく、さらに90〜99質量%含有することが好ましい。なお、粘着剤層3の膜強度を高めながら、十分な粘着力を確保する観点から、上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル全体に対して、(メタ)アクリル酸メチルを10〜30質量%となるように使用することが好ましい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体は、所望により、当該重合体を構成するモノマー単位として、他のモノマーを含有してもよい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体の重合態様は、ランダム共重合体であってもよいし、ブロック共重合体であってもよい。
(メタ)アクリル酸エステル重合体の重量平均分子量は30万〜200万であることが好ましく、特に50万〜150万であることが好ましく、さらには60万〜90万であることが好ましい。なお、本明細書における重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー(GPC)法により測定したポリスチレン換算の値である。
架橋剤としては、(メタ)アクリル酸エステル重合体が有する反応性基と反応するものであればよく、例えば、イソシアネート系架橋剤、エポキシ系架橋剤、アミン系架橋剤、メラミン系架橋剤、アジリジン系架橋剤、ヒドラジン系架橋剤、アルデヒド系架橋剤、オキサゾリン系架橋剤、金属アルコキシド系架橋剤、金属キレート系架橋剤、金属塩系架橋剤、アンモニウム塩系架橋剤等が挙げられ、中でも水酸基およびカルボキシル基との反応性に優れるイソシアネート系架橋剤が好ましい。架橋剤は、1種を単独で、または2種以上を組み合わせて使用することができる。
イソシアネート系架橋剤は、少なくともポリイソシアネート化合物を含むものである。ポリイソシアネート化合物としては、例えば、トリレンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、キシリレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート、ヘキサメチレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネート、イソホロンジイソシアネート、水素添加ジフェニルメタンジイソシアネート等の脂環式ポリイソシアネートなど、及びそれらのビウレット体、イソシアヌレート体、さらにはエチレングリコール、プロピレングリコール、ネオペンチルグリコール、トリメチロールプロパン、ヒマシ油等の低分子活性水素含有化合物との反応物であるアダクト体などが挙げられ、中でも(メタ)アクリル酸エステル重合体の反応性基との反応性の点から、トリメチロールプロパン変性の芳香族ポリイソシアネート、特にトリメチロールプロパン変性キシリレンジイソシアネートおよびトリメチロールプロパン変性トリレンジイソシアネートが好ましい。
架橋剤の配合量は、(メタ)アクリル酸エステル重合体100質量部に対して、0.01〜20質量部であることが好ましく、特に0.1〜10質量部であることが好ましい。架橋剤の配合量が上記の範囲にあると、後述する粘着剤のゲル分率を好ましい範囲に制御し易く、粘着剤の耐久性を向上させることができる。
上記粘着性組成物は、所望により、アクリル系粘着剤に通常使用されている各種添加剤、例えばロジン系、メチルスチレン系、テルペン系等の粘着付与剤、シランカップリング剤、帯電防止剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、光安定剤、軟化剤、充填剤、屈折率調整剤、染料、顔料、防錆剤などを含有してもよい。
粘着剤層3の厚さは、前述した通り1〜16μmであり、好ましくは2〜12μmであり、特に好ましくは4〜10μmである。粘着剤層3の厚さが16μmを超えると、剥離シート2を除く粘着シート1Aの厚さを30μm以下とすることが難しく、薄型のモバイル電子機器等に用いる粘着シートとしての要求性能を満たすことができなくなる。一方、粘着剤層3の厚さが1μm未満であると、被着体の表面凹凸に追従できずに、必要な接着性が得られなくなる。
粘着剤層3を構成する粘着剤のゲル分率は、20〜100%であることが好ましく、特に30〜90%であることが好ましく、さらには40〜80%であることが好ましい。ゲル分率が上記の値であることで、粘着剤層3は良好な耐久性を発揮する。ゲル分率が20%未満であると、加熱条件下等で粘着剤層3が変形したり発泡したりするおそれがある。なお、上記ゲル分率は、養生期間が経過して(例えば、23℃、50%RH環境下にて7日間保管後)形成された粘着剤についての値である。養生期間が経過しているかどうか不明の場合、改めて、23℃、50%RHの環境下にて7日間保管した後、ゲル分率が上記範囲内となっていればよい。
粘着剤層3を構成する粘着剤の25℃における貯蔵弾性率(G’)は、0.03〜0.3MPaであることが好ましく、特に0.04〜0.25MPaであることが好ましく、さらには0.05〜0.2MPaであることが好ましい。貯蔵弾性率が0.03MPa未満であると、粘着シート1Aのエッジから粘着剤が染み出してくるおそれがある。また、貯蔵弾性率が0.3MPaを超えると、粘着剤層3が被着体の表面凹凸に追従できず、接着性が低下するおそれがある。なお、上記貯蔵弾性率(G’)は、JIS K7244−6に準拠して、測定周波数1Hzにてねじりせん断法により測定した値とする。
粘着シート1Aは、無アルカリガラスに対する粘着力が、4N/25mm以上であることが好ましく、特に5N/25mm以上であることが好ましく、さらには6N/25mm以上であることが好ましい。粘着力が上記の範囲内にあることにより、ガラス板等の被着体との間で、良好な接着性が得られ、浮きや剥がれなどを防止することができる。本実施形態に係る粘着シート1Aでは、剥離シート2の厚みの変動係数を前述したように設定することにより、上記のような優れた粘着力を得ることができる。
なお、ここでいう粘着力は、基本的にはJIS Z0237:2009に準じた180°引き剥がし法により測定した粘着力をいうが、測定サンプルは25mm幅、250mm長とし、2kgのゴムローラを使用して当該測定サンプルを被着体に対し貼付した後、常圧、23℃、50%RHの条件下で24時間放置してから、剥離速度300mm/minにて測定するものとする。
本実施形態における基材4Aは、プラスチックフィルム、金属フィルム、金属を蒸着させたプラスチックフィルム、それらの積層体等、従来公知のものの中から任意のものを適宜選択して用いることができるが、プラスチックフィルムから構成されることが好ましい。プラスチックフィルムの種類としては、例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート等のポリエステルからなるポリエステルフィルム、ポリウレタンフィルム、ポリエチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、トリアセチルセルロース等のセルロースフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ポリ塩化ビニリデンフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、エチレン−酢酸ビニル共重合体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリカーボネートフィルム、アクリル樹脂フィルム、ノルボルネン系樹脂フィルム、シクロオレフィン樹脂フィルム等のプラスチックフィルム;これらの2種以上の積層体などを挙げることができる。プラスチックフィルムは、一軸延伸または二軸延伸されたものでもよい。これらの中でも、薄膜化に伴って要求される厚みの精度、表面平滑性、入手の容易さ等の観点から、ポリエステルフィルムが好ましく、特にポリエチレンテレフタレートフィルムが好ましい。
上記のようなプラスチックフィルムからなる基材4Aにおいては、隣接する粘着剤層3との密着性を向上させる等の目的で、所望により片面または両面に、酸化法などによる表面処理、あるいはプライマー処理を施すことができる。上記酸化法としては、例えばコロナ放電処理、プラズマ放電処理、クロム酸化処理(湿式)、火炎処理、熱風処理、オゾン、紫外線照射処理などが挙げられる。これらの表面処理法は、プラスチックフィルムの種類に応じて適宜選ばれるが、一般にコロナ放電処理法が効果および操作性の面から好ましく用いられる。
基材4Aの厚さは、前述した通り1〜16μmであり、好ましくは2〜12μmであり、特に好ましくは3〜6μmである。基材2の厚さが16μmを超えると、剥離シート4Aを除く粘着シート1Aの厚さを30μm以下とすることが難しく、薄型のモバイル電子機器等に用いる粘着シートとしての要求性能を満たすことができなくなる。一方、基材2の厚さが1μm未満であると、十分な強度が得られず、加工時に破断するおそれがある。
上記粘着シート1Aの一製造例としては、剥離シート2の剥離面Rに、粘着性組成物を含む溶液(塗布溶液)を塗布し、加熱処理を行って塗布層を形成した後、その塗布層に基材4Aを積層する。養生期間が必要な場合は養生期間をおくことにより、養生期間が不要な場合はそのまま、上記塗布層が粘着剤層3となる。これにより、上記粘着シート1Aが得られる。
粘着剤が架橋タイプの場合、粘着性組成物を架橋させることにより、粘着剤が得られる。粘着性組成物の架橋は、加熱処理により行うことができる。この加熱処理は、粘着性組成物の希釈溶剤等を揮発させる際の乾燥処理で兼ねることもできる。
加熱処理を行う場合、加熱温度は、50〜150℃であることが好ましく、特に70〜120℃であることが好ましい。また、加熱時間は、10秒〜10分であることが好ましく、特に50秒〜2分であることが好ましい。さらに、加熱処理後、常温(例えば、23℃、50%RH)で1〜2週間程度の養生期間を設けることが特に好ましい。
以上説明した粘着シート1Aは、その厚さ(剥離シート2を除く)が30μm以下と薄膜であり、剥離シート2に紙基材201を使用しているにもかかわらず、剥離シート2の厚みの変動係数が0.02以下であることにより、4N/25mm以上の粘着力を発揮することができる。
〔第2の実施形態〕
本発明の第2の実施形態に係る粘着シート1Bは、図2に示すように、基材4Bと、基材4Bの一方の面(図2では上側の面)に積層された第1の粘着剤層31と、第1の粘着剤層31における基材4Bとは反対側(図2では上側)に積層された第1の剥離シート21と、基材4Bの他方の面(図2では下側の面)に積層された第2の粘着剤層32と、第2の粘着剤層32における基材4Bとは反対側(図2では下側)に積層された第2の剥離シート22とから構成される。なお、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22は、それらの剥離面が粘着剤層に接するように、第1の粘着剤層31および第2の粘着剤層32に積層されている。本実施形態における粘着シート1Bは、いわゆる両面粘着シートであり、基材4Bは、第1の粘着剤層31および第2の粘着剤層32を支持する支持基材である。
本実施形態に係る粘着シート1Bも、薄膜の粘着シートである。具体的には、第1の粘着剤層31および第2の粘着剤層32の厚さがそれぞれ1〜16μmであり、基材4Bの厚さが1〜16μmであり、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22を除く粘着シート1Bの厚さ(第1の粘着剤層31、第2の粘着剤層32および基材2Bの合計厚さ)が2〜30μmであるものである。粘着シート1Bの各部がこのような厚さを有することにより、粘着シート1Bは、例えば、薄型のモバイル電子機器への使用に適したものとなる。
第1の粘着剤層31および第2の粘着剤層32の材料および物性は、上記第1の実施形態に係る粘着シート1Aの粘着剤層3と同様であり、基材4Bの材料および物性は上記第1の実施形態に係る粘着シート1Aの基材4Aと同様である。
また、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22の材料および物性は、上記第1の実施形態に係る粘着シート1Aの剥離シート2と同様である。すなわち、第1の剥離シート21は、紙基材211と、紙基材211の両面に積層された熱可塑性樹脂層212a及び212bと、一方の熱可塑性樹脂層212aの紙基材211側とは反対側(図2では下側)に形成された剥離剤層213とから構成される。第2の剥離シート22は、紙基材221と、紙基材221の両面に積層された熱可塑性樹脂層222a及び222bと、一方の熱可塑性樹脂層222aの紙基材221側とは反対側(図2では上側)に形成された剥離剤層223とから構成される。そして、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22の厚みの変動係数は0.02以下であり、特に0.018以下であることが好ましく、さらには0.015以下であることが好ましい。なお、上記変動係数の下限値は、特に制約されないが、制御可能な観点から0.001程度である。
ここで、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22のいずれか一方は、その厚みの変動係数が上記値を満たしていれば、紙ではなくプラスチックフィルムを剥離基材とする剥離シートであってもよい。両方の剥離シートの剥離基材として、共に紙基材を使用した場合に比べてコストは高くなるものの、両方の剥離シートの剥離基材をプラスチックフィルムとするものに比べれば十分にコストを低減でき、かつ粘着力の低下を抑制することもできるからである。
また、第1の剥離シート21と第2の剥離シート22とは、5mN/25mm以上の剥離力差を有していることが好ましく、10mN/25mm以上の剥離力差を有していることが特に好ましい。上記剥離力差を有することにより、最初に剥離する方の剥離シートを、粘着剤層の表面を傷付けることなく容易に除去できるからである。
上記のように、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22の基材としてそれぞれ紙基材211及び221を使用していることにより、粘着シート1Bはコストを抑えて生産することができる。また、粘着シート1Bはその厚さ(第1の剥離シート21および第2の剥離シート22を除く)が30μm以下と薄膜であり、第1の剥離シート21および第2の剥離シート2の基材として紙を使用しているにもかかわらず、第1の剥離シート21および第2の剥離シート22の厚みの変動係数が0.02以下であることにより、両面がそれぞれ4N/25mm以上の粘着力を発揮することができる。
上記粘着シート1Bの一製造例としては、第1の剥離シート21の剥離面に、粘着性組成物を含む溶液(塗布溶液)を塗布し、加熱処理を行って塗布層を形成した後、その塗布層に基材4Bを積層する。養生期間が必要な場合は養生期間をおくことにより、養生期間が不要な場合はそのまま、上記塗布層が第1の粘着剤層31となる。このようにして、第1の積層体を得る。一方、第2の剥離シート22の剥離面に、粘着性組成物を含む溶液(塗布溶液)を塗布し、加熱処理を行って塗布層を形成する。養生期間が必要な場合は養生期間をおくことにより、養生期間が不要な場合はそのまま、上記塗布層が第2の粘着剤層32となる。このようにして、第2の積層体を得る。そして、第1の積層体の基材4Bと第2の積層体の第2の粘着剤層32とが重なるように、第1の積層体と第2の積層体とを貼り合わせて、上記粘着シート1Bを得る。なお、剥離シート(21及び22)上における粘着剤層(31及び32)形成段階では、敢えて養生期間を取らずに基材4Bの積層を行い、後でまとめて第1の粘着剤層31および第2の粘着剤層32のいずれか長い方に合わせた養生期間を取ることにより上記粘着シート1Bを得ることもできる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するために記載されたものではない。したがって、上記実施形態に開示された各要素は、本発明の技術的範囲に属する全ての設計変更や均等物をも含む趣旨である。
例えば、粘着シート1Aの基材4Aにおける粘着剤層3とは反対側の面には、ハードコート層、易接着層、反射層、防眩層、導電膜等の機能層や、印刷層、印字層、塗料塗膜等の装飾層などの他の層が積層されていてもよい。また、粘着シート1Aの剥離シート2における熱可塑性樹脂層202bはなくてもよいし、粘着シート1Bの剥離シート21及び22における熱可塑性樹脂層212b及び222bはなくてもよい。
以下、実施例等により本発明をさらに具体的に説明するが、本発明の範囲はこれらの実施例等に限定されるものではない。
〔実施例1〕
1.(メタ)アクリル酸エステル重合体の調製
攪拌機、温度計、還流冷却器、滴下装置および窒素導入管を備えた反応容器に、アクリル酸n−ブチル(BA)79質量部、アクリル酸メチル(MA)20質量部、アクリル酸2−ヒドロキシエチル(HEA)1質量部、酢酸エチル200質量部、および2,2'−アゾビスイソブチロニトリル0.18質量部を仕込み、上記反応容器内の空気を窒素ガスで置換した。この窒素雰囲気下中で攪拌しながら、反応溶液を60℃に昇温し、16時間反応させた後、室温まで冷却した。ここで、得られた溶液の一部を後述する方法で分子量を測定し、重量平均分子量(Mw)60万の(メタ)アクリル酸エステル重合体の生成を確認した。
2.粘着性組成物の調製
上記工程(1)で得られた(メタ)アクリル酸エステル重合体(A)100質量部(固形分換算値;以下同じ)と、架橋剤(イソシアネート系架橋剤)としてのトリメチロールプロパン変性トリレンジイソシアネート(日本ポリウレタン社製,コロネートL)0.15質量部とを混合し、十分に撹拌して、メチルエチルケトンで希釈することにより、不揮発分濃度15質量%の粘着性組成物の塗布溶液を得た。
3.粘着シートの製造
剥離シートとして、厚さが80μmの上質紙の両面にポリエチレンを10μm積層し、その片面のポリエチレン層上にシリコーン系剥離剤で剥離処理を施した剥離シート(リンテック社製,KP−8,厚さ:100μm)を用意した。なお、上記剥離処理によって形成される剥離剤層の厚さは、剥離シートの厚さに比べて無視できる程度である。上記で得られた粘着性組成物の塗布溶液を、上記剥離シートの剥離処理面に、乾燥後の厚さが5μmになるようにナイフコーターで塗布したのち、90℃で60秒間加熱処理して塗布層を形成した。
次いで、基材としてのポリエチレンテレフタレートフィルム(三菱樹脂社製,K330−4.5W,厚さ:4.5μm)を、上記塗布層の露出面側に貼合し、23℃、50%RHの条件下で7日間養生することにより、基材(厚さ:4.5μm)/粘着剤層(厚さ:5μm)/剥離シート(厚さ:100μm)の構成からなる粘着シートを作製した。
〔実施例2〕
剥離シートとして、厚さが80μmのグラシン紙の片面にポリエチレンを10μm積層し、そのポリエチレン層上にシリコーン系剥離剤で剥離処理を施した剥離シート(リンテック社製,7LK,厚さ:90μm)を使用する以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔実施例3〕
粘着性組成物における架橋剤の配合量を0.01質量部に変更する以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔比較例1〕
剥離シートとして、厚さが80μmのグラシン紙の片面にシリコーン系剥離剤で直接剥離処理を施した剥離シート(リンテック社製,G73ブルーA(N7),厚さ:80μm)を使用する以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔比較例2〕
剥離シートとして、厚さが80μmのグラシン紙の片面にシリコーン系剥離剤で直接剥離処理を施した剥離シート(リンテック社製,KA7Gシロ,厚さ:80μm)を使用する以外、実施例1と同様にして粘着シートを作製した。
〔試験例1〕(変動係数の測定)
実施例または比較例で使用した剥離シートを50mm×50mmのサイズに裁断し、定圧厚み計(テクロック社製,PG−02(J type))を使用して、任意の25点における厚みを測定した。その測定結果から、下記の式に基づいて変動係数を算出した。結果を表1に示す。
変動係数=標準偏差/平均値
〔試験例2〕(ゲル分率の測定)
実施例または比較例にて使用した基材に替えて、ポリエチレンテレフタレートフィルムの片面をシリコーン系剥離剤で剥離処理した剥離シート(リンテック社製,RL−5,厚さ:38μm)を使用し、粘着シートを作製した。具体的には、実施例または比較例の製造過程で得られた剥離シート/粘着剤層(厚さ:2μm)からなる構成体の露出している粘着剤層上に、上記剥離シートを剥離処理面側が接するように積層した。これにより、剥離シート/粘着剤層/剥離シートの構成からなる粘着シートを作製した。
得られた粘着シートを、23℃、50%RHの条件下で7日間養生した。その後、当該粘着シートを50mm×90mmのサイズに裁断し、両側の剥離シートを剥離して得た粘着剤層をポリエステル製メッシュ(メッシュサイズ♯380)に包み、粘着剤のみの質量を精密天秤にて秤量した。このときの質量をM1とする。
次に、上記ポリエステル製メッシュに包まれた粘着剤を、室温下(23℃)で200mlの酢酸エチルに48時間浸漬させた。その後粘着剤を取り出し、温度23℃、相対湿度50%の環境下で、24時間風乾させ、さらに80℃のオーブン中にて2時間乾燥させた。乾燥後の粘着剤のみの質量を、精密天秤にて秤量した。このときの質量をM2とする。ゲル分率(%)は、(M2/M1)×100で表される。結果を表1に示す。
〔試験例3〕(粘着力の測定)
実施例または比較例で得られた粘着シートを裁断し、25mm幅、250mm長のサンプルを作製した。このサンプルから剥離シートを剥がし、2kgのゴムローラを使用して、当該サンプルを無アルカリガラス(コーニング社製,イーグルXG)に貼付した。その後、23℃、50%RHの条件下で24時間放置してから、引張試験機(オリエンテック社製,テンシロン)を用い、JIS Z0237:2009に準じて、剥離速度300mm/min、剥離角度180°の条件で粘着力(N/25mm)を測定した。結果を表1に示す。
〔試験例4〕(耐久性評価)
実施例または比較例で得られた粘着シートを裁断し、50mm幅、50mm長のサンプルを作製した。このサンプルから剥離シートを剥がし、2kgのゴムローラを使用して、当該サンプルを無アルカリガラス(コーニング社製,イーグルXG)に貼付した。
得られた積層体を、80℃・dryの耐久条件の環境下に500時間投入した。その後、目視により、浮きや発泡の有無を確認した。評価基準は以下の通りである。結果を表1に示す。
○:浮きや発泡が確認されなかった。
×:浮きや発泡が確認された。
Figure 2014189703
表1から明らかなように、剥離シートの変動係数が0.02以下である実施例の粘着シートは、薄膜であり、かつ剥離シートの基材として上質紙やグラシン紙といった紙基材を使用しているにもかかわらず、4N/25mm以上の良好な粘着力を発揮した。また、粘着剤のゲル分率が20%以上であった実施例1及び2の粘着シートは、耐久性にも優れていた。
本発明の粘着シートは、薄型のモバイル電子機器等に用いる粘着シートとして好適である。
1A,1B…粘着シート
2…剥離シート
21…第1の剥離シート
22…第2の剥離シート
201,211,221…紙基材
202a,202b,212a,212b,222a,222b…熱可塑性樹脂層
203,213,223…剥離剤層
3…粘着剤層
31…第1の粘着剤層
32…第2の粘着剤層
4A,4B…基材

Claims (8)

  1. 基材と、前記基材の片面又は両面に積層された粘着剤層と、前記粘着剤層における前記基材とは反対側の面に積層された剥離シートとを有する粘着シートであって、
    前記粘着剤層の厚さは1〜16μmであり、
    前記基材の厚さは1〜16μmであり、
    前記剥離シートを除く前記粘着シートの厚さは2〜30μmであり、
    前記剥離シートは紙基材を有しており、
    前記剥離シートの厚みの変動係数は0.02以下であることを特徴とする粘着シート。
  2. 前記剥離シートは、前記紙基材の片面又は両面に熱可塑性樹脂層が積層されるとともに、少なくとも一の前記熱可塑性樹脂層上に剥離剤層が形成されてなることを特徴とする請求項1に記載の粘着シート。
  3. 前記熱可塑性樹脂層はオレフィン系熱可塑性樹脂を含有することを特徴とする請求項2に記載の粘着シート。
  4. 前記オレフィン系熱可塑性樹脂はポリエチレン又はポリプロピレンであることを特徴とする請求項3に記載の粘着シート。
  5. 前記剥離シートの厚さは50〜200μmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の粘着シート。
  6. 前記剥離シートの剥離力は10〜200mN/25mmであることを特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載の粘着シート。
  7. 前記紙基材は上質紙又はグラシン紙であることを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の粘着シート。
  8. 前記粘着剤層を構成する粘着剤のゲル分率は20〜100%であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の粘着シート。
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