JP2014192209A - 半導体装置及び放熱機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】半導体基板または半導体パッケージ上に取り付けるヒートスプレッダの密着性、熱伝導性およびコスト性を改善すること。
【解決手段】この半導体装置10において、半導体基板12は、集積回路あるいは配線類が作り込まれている発熱性の半導体チップまたは半導体中継基板である。この半導体基板12の表層部12aの上に、焼結銀被覆膜14がシリコン酸化膜15を介して密着している。焼結銀被覆膜14の上には接着層16を介してたとえば銅またはアルミニウムからなる放熱フィン(ヒートシンク)18が結合される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、半導体基板または半導体パッケージから出る熱をヒートスプレッダを介して放散させる放熱機構および半導体装置に関する。
一般に、発熱量の大きい集積回路(特にCPU)やパワートランジスタを搭載する半導体チップは、空冷式又は水冷式のヒートシンクを装着する。また、発熱量の大きい半導体チップを搭載する半導体中継基板(たとえばシリコンインターポーザ)も、同様のヒートシンクを装着する。
このような発熱量の大きい半導体基板とヒートシンクとの間で密着性および熱伝導性を高めて効率的な放熱を行うために、半導体基板の放熱面にヒートスプレッダと称される部材(通常は金属プレートまたは金属膜)を接合して、このヒートスプレッダにヒートシンクを直接または接合層を介して接続する構成が採られている。ヒートスプレッダの素材には、銅、銅合金、アルミニウムが多く用いられている。半導体基板とヒートスプレッダとの接合には、金属ペースト、熱伝導性接着剤、半田、熱伝導性グリース等が使用されている。
特開2006−210611号公報
発熱量の大きい半導体素子を搭載する電子機器の動作を良好に保つためには、半導体素子が発生する熱を効率よく放熱させて、許容温度の上限を超えないようにすることが重要である。
しかしながら、半導体基板に金属ペースト、熱伝導性接着剤、半田あるいは熱伝導性グリース等からなる接合層を介して金属プレートのヒートスプレッダを接合している従来の放熱機構は、接合層にボイドの発生やストレス、疲労等に起因する熱伝導性劣化の要因があり、冷却機能の性能および信頼性が十分ではない。
また、放熱量の大きい半導体パッケージにもヒートスプレッダを介してヒートシンクを装着することがよく行われており、この場合にもヒートスプレッダ回りで上記と同様のことが問題となっている。
一方で、金属プレートの代わりに、金属蒸着膜または金属スパッタ膜をヒートスプレッダとして半導体基板上に形成する場合は、高価な真空成膜装置を必要とする。
そこで、半導体チップ、半導体中継基板、半導体パッケージ等に用いるヒートスプレッダとして、素材に熱伝導率の最も高い銀を使用する形態と、半田等の接合材を使わず、かつ成膜装置の簡便化を図る観点から塗布法によって形成される銀被覆膜の形態が有利と考えられる。
本発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、上記着眼点からなされたものであり、発熱性の半導体基板または放熱性の半導体パッケージに取り付けるヒートスプレッダの密着性、熱伝導性およびコスト性を改善する放熱機構および半導体装置を提供する。
本発明の第1の観点における半導体装置は、集積回路または配線類が作り込まれている発熱性の半導体基板と、前記半導体基板の一面に塗布法により密着して形成されているナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、前記半導体基板と前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm(ナノメートル)以上の膜厚を有するシリコン酸化膜とを有する。
本発明の第2の観点における半導体装置は、集積回路または配線類が作り込まれている発熱性の半導体基板を収容する放熱性の半導体パッケージと、前記半導体パッケージの一面に塗布法により密着して形成されているナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、前記半導体パッケージと前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm(ナノメートル)以上の膜厚を有するシリコン酸化膜とを有する。
本発明における放熱機構は、発熱性の半導体基板または放熱性の半導体パッケージから出る熱を逃がすための放熱機構であって、前記半導体基板または半導体パッケージの一面に塗布法により密着して形成されているナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、前記半導体基板と前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm(ナノメートル)以上の膜厚を有するシリコン酸化膜とを有する。
本発明における半導体装置または放熱機構によれば、上記のような構成により、発熱性の半導体基板または放熱性の半導体パッケージに取り付けるヒートスプレッダの密着性、熱伝導性およびコスト性を改善することができる。
本発明の一実施形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 別の実施形態における半導体装置の構成を示す断面図である。 上記半導体装置における要部(半導体基板のSi表層部と焼結銀被覆膜との界面付近)の断面構造を模式的に示す図である。 上記半導体装置における要部(半導体基板のSiN表層部と焼結銀被覆膜との界面付近)の断面構造を模式的に示す図である。 実施形態における成膜工程を示す斜視図である。 上記成膜工程により半導体基板上に焼結銀被覆膜が形成された状態を示す断面図である。 実施形態における焼成工程に使用可能な焼成装置の一構成例を示す断面図である。 上記焼成工程に使用可能な焼成装置の別の構成例を示す断面図である。 実施例の焼結工程における温度条件を説明する図である。 実施例における焼結銀被覆膜の密着性評価試験(ピールテスト)を示す斜視図である。 実施例の焼結工程における焼成処理時の湿度をパラメータにしたときの各サンプルにおける焼結銀被覆膜の密着性の評価結果を示す図である。 良好な密着性が得られた実施例のサンプル(Siベアチップ)におけるチップ表層部と焼結銀被覆膜との密着界面付近の断面構造(TEM断面写真)を示す図である。 上記サンプル(Siベアチップ)におけるEDS分析の結果を示す図である。 良好な密着性が得られた実施例のサンプル(SiN被覆チップ)におけるチップ表層部と焼結銀被覆膜との密着界面付近の断面構造(TEM断面写真)を示す図である。 上記サンプル(SiN被覆チップ)におけるEDS分析結果を示す図である。 Wiedemann-Franzの法則に基づく電気抵抗率と熱伝導率との関係を示すグラフ図である。
本発明において、上記シリコン酸化膜は、好ましくは1〜200nmの膜厚を有しており、これによって半導体基板と銀薄膜との間に優れた密着性および熱伝導性を与えることができる。
また、本発明の好ましい一形態において、銀薄膜は、半導体基板の一面に、アルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子を含む銀インクまたは銀ペーストを塗布し、その塗布膜を焼成して得られた焼結銀被覆膜である。この構成によれば、銀インクまたは銀ペーストの塗布膜の低温焼成によって、密着性と熱伝導性に優れた焼結銀被覆膜を得ることができる。
また、別の好ましい一形態においては、半導体基板のベアな状態で露出しているシリコンが、シリコン酸化膜を介して焼結銀被覆膜と密着している。この焼結銀被覆膜は、塗布膜を換気型のオーブンにより湿度12.1g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱して得られる。この構成により、半導体基板表層部のベアなシリコンと焼結銀被覆膜との密着界面に確実に1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜を得ることができる。
また、別の好ましい一形態においては、半導体基板の少なくとも一面が窒化シリコン膜で覆われ、その窒化シリコン膜がシリコン酸化膜を介して焼結銀被覆膜と密着している。この焼結銀被覆膜は、塗布膜を換気型のオーブンにより湿度18.2g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱して得られる。この構成により、半導体基板表層部の窒化シリコン膜と焼結銀被覆膜との密着界面に確実に1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜を得ることができる。
本発明における半導体基板は、たとえば、半導体チップ、半導体ウエハ、半導体中継基板(たとえばシリコンインターポーザ)である。半導体基板の材質は、典型的にはシリコンである。シリコン基板のベアな状態で露出している面に、銀薄膜(特に焼結銀被覆膜)を作製することができる。また、半導体基板の表面が、シリコンを含む無機膜たとえば酸化シリコン(SiO2)層あるいは窒化シリコン(SiN)層で覆われていてもよく、そのようなシリコン系無機膜の上に銀薄膜(特に焼結銀被覆膜)を好適に作製することができる。
本発明における半導体パッケージは、たとえば、セラッミクスパッケージまたは樹脂パッケージである。セラッミクスパッケージは、アルミナ、窒化アルミニウム、ムライト等のセラミックス材料からなる枠体および上部の蓋体により構成され、内部に半導体素子または半導体基板(半導体チップ)を配置して封止している。樹脂パッケージは、半導体チップが中に配置される樹脂ケースとこれを覆う樹脂カバーとを有し、内部に半導体チップを密封して収める。樹脂パッケージの材料となる樹脂として、電気絶縁性が良好で熱伝導率が高いフィラー、たとえば酸化アルミニウム、窒化アルミニウム、窒化珪素、窒化ホウ素、シリカ(酸化珪素)等のフィラーを充填した樹脂が好適に用いられる。半導体パッケージの銀薄膜が形成される表面には、酸化シリコン(SiO2)層、窒化シリコン(SiN)層等のシリコンを含む無機層が形成されていてよい。
以下、添付図を参照して本発明の実施形態をより詳しく説明する。

[実施形態における半導体装置]
図1に、本発明の一実施形態における半導体装置の構成例を示す。図示の半導体装置10において、半導体基板12は、集積回路あるいは配線類(図示せず)が作り込まれている発熱性の半導体チップまたは半導体中継基板である。この半導体基板12の一方の面つまり放熱面12aの上には、後述する焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置により焼結銀被覆膜14が作製されている。さらに、この焼結銀被覆膜14の上には、接着層16を介してたとえば銅またはアルミニウムからなる放熱フィン(ヒートシンク)18が結合される。接着層16には、たとえば、金属ペースト、熱伝導性接着剤、半田または熱伝導性グリースが用いられる。放熱部の別の構成例として、接着層16を省く構成、つまり焼結銀被覆膜14の上に放熱フィン18を直接載置する構成も可能である。
あるいは、別の実施形態として、図2に示すように、焼結銀被覆膜14の上に金属等の構造部材たとえばサーマル・インターフェース・マテリアル(TIM)15を設けることも可能であり、このTIM15の上に接着層16を介して放熱フィン(ヒートシンク)18を接合または接続する構成も可能である。
この半導体装置10においては、半導体基板12の少なくとも放熱面12aが、図3Aに示すように基板のシリコン(Si)がベアな状態で露出しているか、または図3Bに示すように窒化シリコン(SiN)膜で覆われている。このような半導体基板12のSi表層部またはSiN表層部12aの上に、焼結銀被覆膜14が酸化シリコン(SiO2)膜またはシリコン酸化膜13を介して密着している。ここで、シリコン酸化膜13は、少なくとも半導体基板12のSi表層部またはSiN表層部12aと焼結銀被覆膜14との密着界面に一定値つまり1nm以上の厚みで存在していればよく、必ずしも基板上一面に1nm以上の厚みで存在している必要はない。
この半導体装置10においては、半導体基板12の放熱面12aに対する焼結銀被覆膜14の密着性および熱伝導性が非常に優れており、半導体基板12より発生される熱が焼結銀被覆膜14を介して効率よく放熱フィン18に伝わって、放熱フィン18から放散される。これによって、半導体基板12に搭載されている集積回路が許容温度の範囲内で安定に動作できるようになっている。
なお、後述する本実施形態の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置の適用を受けるワークピースとしての半導体基板12は、上記のような最終製品形態の半導体チップまたは半導体中継基板であってもよいが、半導体デバイスが完成する前の半導体ウエハであってもよい。

[実施形態における焼結銀被覆膜作製方法及び焼成装置]
本実施形態の焼結銀被覆膜作製方法は、次の第1の工程つまり塗布工程(1)および第2の工程つまり焼結工程(2)を含む。
(1)先ず、半導体基板12の放熱面または被処理面(表層部)12aにナノ銀粒子(アルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子)を含むインクまたはペーストの塗布膜を形成する。
(2)次に、上記塗布膜を換気型のオーブンにより所定の湿度条件および温度条件で加熱して焼結させる。
図4に、スピンコート法による塗布工程(1)を示す。図示のように、被処理面12aを上に向けた半導体基板12を回転円板20上に載置して固定し、回転円板20と一体的に半導体基板12をスピン回転させながら、滴下装置22の滴下口から銀インク(または銀ペースト)Kを半導体基板12の中心部に滴下する。そうすると、スピン回転の遠心力により銀インクKの液滴が中心部から周辺部に拡がり、図5に示すように半導体基板12の被処理面12a上に膜厚の均一な塗布膜KMが形成される。ここで、銀インクKは、ナノ銀粒子(アルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子)を含んでいる。
より具体的には、銀インクKは、平均粒径が10〜200nmであり、粒子径分布における小粒径側からの積算分布20%の粒径が5nm以上であるナノ銀粒子を含んでいる。あるいは、銀インクKは、150℃で2時間加熱して焼結した後の体積抵抗値が100μΩ・cm以下で、且つ、200℃で2時間加熱して焼結した後の体積抵抗値が10μΩ・cm以下になるナノ銀粒子を含んでいる。
さらに、銀インクKは、カーボン数が4〜18の135℃における蒸気圧が7mmHg以上であるアルキルアミン類のいずれかもしくは2種類以上を含んでいる。あるいは、銀インクKは、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、オレイルアミンのいずれかもしくは2種以上を含んでいる。
半導体基板12上に形成される塗布膜KMも、銀インクKと同じナノ銀粒子(アルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子)を含んでいる。
この塗布工程(1)において、半導体基板12の被処理面12aには、予め任意の厚さでシリコン酸化膜13が形成され、または存在していてもよいが、そうでなくてもよい。すなわち、塗布時に半導体基板12の被処理面12a上にシリコン酸化膜13が全くまたは殆ど存在していなくても構わない。
図6に、上記焼結工程(2)に使用可能な本実施形態における焼成装置の一構成例を示す。この焼成装置30は、室内の空気を外気と入れ替えながら焼成処理を行う換気型のオーブンとして構成されている。より詳しくは、この焼成装置30は、ナノ銀粒子を含んでいるインク塗布膜KMが上記塗布工程(1)により一面に形成されている半導体基板12をワークピースW(KM/12)として出し入れし、たとえば隔壁または整流板31およびステージ33が設けられている焼成室内に一度に複数のワークピースWを収容できるチャンバ32を有している。さらに、この焼成装置30は、チャンバ32に空気を導入しながらチャンバ32からガスを排出する換気部34と、チャンバ32内の雰囲気を所定の焼成温度に調整する温度調整機構36と、チャンバ32内の湿度を一定範囲内の設定値に調整する湿度調整機構38とを有している。
換気部34は、チャンバ32の壁の異なる箇所たとえば底壁および側壁にそれぞれ設けられる空気導入ポート40および排気ポート42と、チャンバ32内で空気導入ポート40から排気ポート42へ空気を攪拌しながら移動させるためのファン44とを有する。このファン44は、制御部46の制御の下でモータ48により駆動される。空気導入ポート40は、後述するように水分量を調節された加湿空気をチャンバ32内に導入するようになっている。排気ポート42は、チャンバ32内のガスが排出される出口であり、排気管43を介して大気に開放されるか、あるいは工場排気ダクト(図示せず)に接続される。
温度調整機構36は、空気導入ポート40よりチャンバ32内に導入された空気を加熱するためのヒータ50と、チャンバ32内の雰囲気温度を測定するための温度センサ52と、この温度センサ52より得られる温度測定値が温度設定値に一致するようにヒータ50の放熱量を制御する制御部46とで構成されている。ヒータ50は、熱を放射して周囲に空気を加熱する任意のヒータでよく、たとえば電熱ヒータやカーボンファイバーヒータ等を使用できる。
湿度調整機構38は、チャンバ32の外で乾燥した空気を生成する乾燥空気発生部54と、この乾燥空気発生部54より送出された乾燥空気をチャンバ32の中に導入される前に混合器56を介して加湿する加湿器58と、混合器56の出口からチャンバ32の空気導入ポート40までの気密な空気流路を形成するエアダクト60内に設けられる水分量センサ62および流量センサ64と、上記制御部46とで構成されている。水分量センサ62および流量センサ64は、ダクト60内を流れる加湿された空気の水分量および流量をそれぞれ測定する。制御部46は、水分量センサ62および流量センサ64からの測定値信号に基づいてチャンバ32に導入される加湿空気の単位体積当たりの水分量(測定値)を演算し、その単位体積当たりの水分量(測定値)が設定値に一致するように、乾燥空気発生部54および加湿器58の少なくとも一方の出力を制御する。
なお、水分量センサ62として、たとえば、電気抵抗式水分計、吸湿性物質の電気的変化を使用する電子式水分計、赤外線吸収を利用する赤外線(吸収)水分計等を使用することができる。
この焼成装置30においては、湿度調整機構38より単位体積当たりの水分が一定に調整された加湿空気が、エアダクト60を通って、空気導入ポート40からチャンバ32の中に導入される。チャンバ32内に導入された加湿空気は、焼成室に入る前にヒータ50によって加熱され、ファン44の推力によって、空気以外のガスを巻き込みながら焼成室の中を排気ポート42の方に向かって通り抜け、排気ポート42からチャンバ32の外に出る。
焼成処理中は、制御部46の制御の下で上記構成の換気部34、温度調整機構36および湿度調整機構38がそれぞれの機能または作用を奏することにより、チャンバ32の焼成室内の雰囲気が設定通りの恒温かつ恒温状態に管理される。すなわち、上記焼結工程(2)のために、焼成温度は、100℃以上、好ましくは100℃以上で250℃以下、より好ましくは100℃以上で200℃以下に制御される。また、焼成処理時の湿度は、半導体基板12の被処理面または表層部12aの材質に応じて調整され、たとえば基板被処理面12aの材質がシリコン(Si)である場合は12.1g/m3〜24.2g/m3の範囲に調整され、基板表層部12aの材質が窒化シリコン(SiN)である場合は18.2g/m3〜24.2g/m3の範囲に調整される。
図7に、本実施形態における焼成装置の一変形例を示す。図中、図6の焼成装置と同様の構成または機能を有する部分には、同じ符号を付している。
この焼成装置70は、空気導入ポート40を開放した状態で、チャンバ32を密閉空間の空調室72内に配置する。空調室72内には、乾燥空気発生部54より乾燥空気がエアダクト74を介して送り込まれるとともに、空気導入ポート40の近くに加湿器58が配置される。これにより、乾燥空気発生部54からの乾燥空気は、主として空気導入ポート40付近で(チャンバ32の外だけでなく中でも)加湿され、チャンバ32内でヒータ50により加熱されるようになっている。この焼成装置70の湿度調整機構38は、チャンバ32の中に配置される湿度センサ76を有している。制御部46は、この湿度センサ76より得られる湿度測定値が設定値に一致するように、乾燥空気発生部54および加湿器58の少なくとも一方の出力を制御する。
この焼成装置70においても、焼成処理中は、制御部46の制御の下で換気部34、温度調整機構36および湿度調整機構38がそれぞれの機能または作用を奏することにより、チャンバ32の焼成室内の雰囲気が設定通りの恒温かつ恒温状態に管理される。すなわち、上記焼結工程(2)のために、焼成温度は、100℃以上、好ましくは100℃以上で250℃以下、より好ましくは100℃以上で200℃以下に制御される。また、焼成処理時の湿度は、半導体基板12の被処理面または表層部12aの材質に応じて調整され、たとえば基板表層部12aの材質がシリコン(Si)である場合は12.1g/m3〜24.2g/m3の範囲に調整され、基板被表層部12aの材質が窒化シリコン(SiN)である場合は18.2g/m3〜24.2g/m3の範囲に調整される。

[実施例]
以下、図8〜図15を参照して本発明の実施例を説明する。特に、実施例の焼結銀被覆膜作製方法における焼成条件(サンプルの種類、焼成時の湿度、焼成温度)、作製された焼結銀被覆膜の密着性および熱伝導性の評価について説明する。
この実施例で使用した被覆銀超微粒子が分散する分散液は、田中貴金属工業(株)製の銀ナノインクである。この銀ナノインクは、本発明における上記銀インクKの条件をすべて満たし、粒子径10〜50nmの銀微粒子を含み、溶媒にオクタン−ブタノールを使用し、銀微粒子がアルキルアミン系の有機保護膜を有している。
一方で、この実施例におけるサンプル(半導体基板)12として、シリコン基板からなる30mm×30mmのベアな半導体チップつまりSiベアチップ[Si]を3個(No.1〜No.3)準備し、チップ被処理面(表層部)12aに窒化シリコン(SiN)膜を形成した30mm×30mmの半導体チップつまりSiN被覆チップ[SiN]を3個(No.4〜No.6)準備した。
そして、この実施例では、塗布工程(1)の前に、全てのサンプル12を1%のフッ酸に2分間漬けて、表面洗浄処理を行った。こうして全てのサンプル12において、塗布処理時のチップ被処理面(表層部)12aには酸化膜が殆ど存在しないようにした。
塗布工程(1)には、上述したようなスピンコート法(図4)を用いた。このスピンコート法により、全てのサンプル12のチップ被処理面(表層部)12aに上記銀ナノインクを同一の条件で塗布して、上記銀ナノインクの塗布膜KMを形成した。
焼結工程(2)には、図7に示す構成の焼成装置70を使用した。焼成処理の温度条件は、全てのサンプル12について同一の条件とした。すなわち、図8に示すように、100℃から200℃まで約40minで昇温し、200℃を60min保持した後、約80℃まで約80minで降下させて、焼成装置70の外へ取り出した。
ただし、焼結工程(2)においては、焼成処理時の湿度を、第1組のSiベアチップ[Si]No.1およびSiN被覆チップ[SiN]No.4に対しては6.0g/m3以下に調整し、第2組のSiベアチップ[Si]No.2およびSiN被覆チップ[SiN]No.5に対しては12.1g/m3に調整し、第3組のSiベアチップ[Si]No.3およびSiN被覆チップ[SiN]No.6に対しては18.2g/m3に調整した。
そして、各サンプル12のチップ被処理面(表層部)12a上に得られた焼結銀被覆膜14の密着性の評価を、JIS−K5400に準拠した碁盤目試験(クロスカットピール試験)に準ずるピールテスト(剥離試験)により行った。図9に、このピールテストの内容および手順を示す。
先ず、図9の(a)に示すように、カッターナイフ82を用いて、カッターナイフ82の刃先が焼結銀被覆膜14を貫通して各サンプル12のチップ被処理面(表層部)12aに達するように、焼結銀被覆膜14に切り込み84を入れる。この切り込み84では、直交する2方向で1mm間隔の碁盤目状に入れ、焼結銀被覆膜14に正方形の100区画(マス)からなる格子パターンを形成した。
次に、図9の(b)に示すように、各サンプル12上の焼結銀被覆膜14に隙間無く密着するように、粘着テープ(3M社製のスコッチテープ:610-1PK,テープ強度3.7N/cm)86を圧着して貼り付けた。次に、図9の(c)に示すように、各サンプル12上の焼結銀被覆膜14に貼り付けた粘着テープ86をその端を持って一方向に引き剥がし、焼結銀被覆膜14の中で剥がれなかった区画(マス)の数ないし割合を目視観察で計数した。
各サンプル12におけるチップ被処理面(表層部)12aと焼結銀被覆膜14間の密着性を評価する基準として、半導体チップ12からの焼結銀被覆膜14の剥がれが100区画(マス)の全てで無い場合を100%とし、100区画(マス)のうち少しでも剥がれが見られた場合は、剥れなかった区画(マス)の割合(%)を求めた。
図10および表1に、全てのサンプル[Si]No.1〜No.3,[SiN]No.4〜No.6における焼結銀被覆膜14の密着性の評価結果を示す。
図10および表1に示すように、湿度6.0g/m3以下で上記焼成処理を受けたSiベアチップ[Si]No.1は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)は0個(0%)であった。つまり、100区画(マス)の全てで剥離が発生した。ところが、湿度12.1g/m3で上記焼成処理を受けたSiベアチップ[Si]No.2は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)は96個(96%)であった。さらに、湿度18.2g/m3で上記焼成処理を受けたSiベアチップ[Si]No.3は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)は98個(98%)であった。
このように、Siベアチップ[Si]の場合は、上記のような換気型の焼成装置(30,70)を用いる焼結工程(2)において焼成処理の湿度を12.1g/m3以上に調整することが好ましく、これによってチップ被処理面または表層部12a上に確実に密着性に優れた焼結銀被覆膜14を作成することができる。
もっとも、換気型のオーブンにおいて焼成処理の湿度が24.2g/m3を超えると、焼成中の結露により密着性が著しく低下する可能性があり得るので、望ましくない。したがって、焼結工程(2)における焼成処理の湿度は、24.2g/m3以下に調整されることが好ましい。
また、図10および表1に示すように、湿度6.0g/m3以下で上記焼成処理を受けたSiN被覆チップ[SiN]No.4は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)は81個(81%)とまずまずであった。しかし、湿度12.1g/m3で上記焼成処理を受けたSiN被覆チップ[SiN]No.5は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)がわずか3個(3%)であった。一方で、湿度18.2g/m3で上記焼成処理を受けたSiN被覆チップ[SiN]No.6は、上記ピールテストにおいて、剥離が発生しない区画(マス)は100個(100%)であった。
このように、SiN被覆チップ[SiN]の場合は、上記のような換気型の焼成装置(30,70)を用いる焼結工程(2)において焼成処理の湿度を18.2g/m3〜24.2g/m3の範囲に調整することが好ましく、これによってチップ被処理面または表層部12a上に確実に密着性に優れた焼結銀被覆膜14を作成することができる。
本発明者が、EDS(エネルギー分散型X線分析)装置を組み込んだTEM(透過型電子顕微鏡)装置を用いて、上記実施例において密着性の特に良好なSiベアチップ[Si]No.3およびSiN被覆チップ[SiN]No.6についてチップ表層部12aと焼結銀被覆膜14との密着界面付近の構造を分析したところ、図11および図13に示すようなTEM断面写真と、図12および図14に示すようなEDS分析結果がそれぞれ得られた。
すなわち、Siベアチップ[Si]No.3においては、図11に示すように半導体チップ12の被処理面または表層部12a(Si)と焼結銀被覆膜14(Ag)との密着界面にそれらと異種の材質の薄膜が存在していることが観察され、図12に示すようにこの薄膜は酸化シリコン(SiOx)膜であって、その膜厚は1nm以上であることが確認された。
このように、Siベアチップ[Si]については、そのチップ被処理面または表層部12a上にアルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子を含む銀インク(または銀ペースト)Kの塗布膜KMを形成し、この塗布膜KMを上記換気型の焼成装置により湿度12.1g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱することにより、チップ表層部12a上に確実に密着性に優れた焼結銀被覆膜14を作成することができる。この場合、焼結工程(2)において、チップ表層部12aと焼結銀被覆膜14との密着界面に膜厚が確実に1nmを超えるシリコン酸化膜13を形成することができる。
また、SiN被覆チップ[SiN]No.6においても、図13に示すように半導体チップ12の表層部12a(SiN)と焼結銀被覆膜14(Ag)との密着界面にそれらと異種の材質の薄膜が存在していることが観察され、図14に示すようにこの薄膜は酸化シリコン(SiOx)膜であって、その膜厚は1nm以上であることが確認された。
このように、SiN被覆チップ[SiN]については、そのチップ被処理面または表層部12a上にアルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子を含む銀インク(または銀ペースト)Kの塗布膜KMを形成し、この塗布膜KMを上記換気型の焼成装置により湿度18.2g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱することにより、チップ表層部12a上に確実に密着性に優れた焼結銀被覆膜14を作成することができる。この場合も、焼結工程(2)において、チップ表層部12aと焼結銀被覆膜14との密着界面に膜厚が確実に1nmを超えるシリコン酸化膜13を形成することができる。
一方で、本発明者は、上記実施例の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置を用いて得られた焼結銀被覆膜14について、熱伝導性の評価を行った。すなわち、上記実施例において各サンプルのチップ被処理面(表層部)12a上に作成された焼結銀被覆膜14について、四探針シート抵抗測定器により表面抵抗率(Ω/sq)を測定するとともに、TEM写真により膜厚(nm)を測定して、焼結銀被覆膜14の電気抵抗率または体積抵抗率ρ(μΩ・cm)を求めた。その結果、全てのサンプル[Si]No.1〜No.3,[SiN]No.4〜No.6において、焼結銀被覆膜14の電気抵抗率ρ(μΩ・cm)は2.5〜2.7であった。
ところで、焼結銀被覆膜の熱伝導率λ(W/(m・K))は、当該焼結銀被覆膜の電気抵抗率ρ(Ω・cm)から推定することができる。すなわち、バルク銀の電気抵抗率ρ(μΩ・cm)、熱伝導率λ(W/m・K)をそれぞれ、=1.47、430とし、Wiedemann-Franzの法則(λ∝σ=1/ρ)を用いると、図15に示すように、実施例における焼結銀被覆膜14においては、その電気抵抗率ρ(μΩ・cm)が2.5〜2.7であるとすると、その熱伝導率λ(W/m・K)は234〜253(推定値)である。
実施例における焼結銀被覆膜14の熱伝導率λ(W/m・K)=234〜253は、市販の銀ペーストの熱伝導率約10、市販の半田の熱伝導率約50と比較すると非常に大きな値である。すなわち、この焼結銀被覆膜14の熱伝導性は非常に良好なものであることがわかる。これにより、熱抵抗が小さくて放熱効果の大きいヒートスプレッダとして使用することができる。
なお、半導体基板12と焼結銀被覆膜14との密着性に関しては、上述したように、それらの密着界面に接着層として存在するシリコン酸化膜13の膜厚は大きすぎて悪いことはない。しかしながら、熱伝導性に関しては、シリコン酸化膜13の膜厚は小さいほど好ましい。一般の半導体チップまたは半導体中継基板に上述した実施形態の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置を適用する場合は、密着性の観点からは上記実施例のようにシリコン酸化膜13の膜厚を1nm以上とするのが好ましく、熱伝導性の観点からはシリコン酸化膜13の膜厚を200nm以下とするのが好ましい。

[他の実施形態または変形例]
上記実施例では塗布工程(1)に先立って各サンプル12にフッ酸処理(表面洗浄処理)を施したが、そのようなフッ散処理を省くことも可能である。その場合、塗布処理を受ける前に、既に半導体基板12の被処理面(表層部)12aに任意の膜厚でシリコン酸化膜が被着または形成されていてもよい。
本発明者が、被処理面(表層部)12aに1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜が予め形成されている3個のSiベアチップ[Si]No.1〜No.3および3個のSiN被覆チップ[SiN]No.4〜No.6について、上記実施例と同じ条件で塗布工程(1)および焼結工程(2)を実施した結果、全てのサンプルにおいて、上記ピールテストで剥離が発生しない区画(マス)が100個(100%)であり、良好な密着性が得られた。
もっとも、Si自然酸化膜の膜厚は、通常10nm以下であるが、1nmを超えない場合もある。したがって、被処理面に既にSi自然酸化膜が形成されている半導体基板であっても、上記実施形態の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置を適用する場合は、上記実施例に準じて、Siベアチップについては焼成処理時の湿度を12.1g/m3〜24.2g/m3とするのが好ましく、SiN被覆チップについては焼成処理時の湿度を18.2g/m3〜24.2g/m3とするのが好ましい。
上記実施形態および実施例における半導体基板は、その放熱面または表層部がベアな状態で露出しているか、または窒化シリコン膜で覆われていた。しかし、本発明は、その放熱面または表層部がシリコン酸化膜で覆われている半導体基板にも適用可能である。
また、上記実施形態および実施例では、本発明の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置により、半導体基板の一面に焼結銀被覆膜を作製する例について説明した。しかし、本発明の焼結銀被覆膜作製方法および焼成装置により、半導体パッケージの一面にも上記と同様の密着性および熱伝導性を有する焼結銀被覆膜を作製することができる。
また、本発明の塗布工程にはスピンコート法を有利に使用できるが、印刷法等の他の塗布法も使用することができる。
10 半導体装置
12 半導体基板
13 シリコン酸化膜
14 焼結銀被覆膜(ヒートスプレッダ)
15 サーマル・インターフェース・マテリアル(TIM)
16 接着層
18 放熱フィン
30,70 焼成装置
32 チャンバ
34 換気部
36 温度調整機構
38 湿度調整機構製造
46 制御部
52 温度センサ
62 水分量センサ
76 湿度センサ

Claims (15)

  1. 集積回路または配線類が作り込まれている発熱性の半導体基板と、
    前記半導体基板の一面に塗布法により密着して形成されるナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、
    前記半導体基板と前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜と
    を有する半導体装置。
  2. 前記シリコン酸化膜は、1〜200nmの膜厚を有している、請求項1に記載の半導体装置。
  3. 前記ナノ銀粒子は、平均粒径が10〜200nmであり、粒子径分布における小粒径側からの積算分布20%の粒径が5nm以上である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  4. 前記ナノ銀粒子は、150℃で2時間加熱して焼結した後の体積抵抗値が100μΩ・cm以下で、且つ200℃で2時間加熱して焼結した後の体積抵抗値が10μΩ・cm以下である、請求項1または請求項2に記載の半導体装置。
  5. 前記銀薄膜は、前記半導体基板の一面に、アルキルアミン系の保護分子により覆われた被覆銀超微粒子を含む銀インクまたは銀ペーストを塗布し、その塗布膜を焼成して得られた焼結銀被覆膜である、請求項1〜4のいすれか一項に記載の半導体装置。
  6. 前記銀インクまたは銀ペーストは、カーボン数が4〜18の135℃における蒸気圧が7mmHg以上であるアルキルアミン類のいずれかもしくは2種類以上を含む、請求項5に記載の半導体装置。
  7. 前記銀インクまたは銀ペーストは、ブチルアミン、ペンチルアミン、ヘキシルアミン、ヘプチルアミン、オクチルアミン、デシルアミン、ドデシルアミン、オレイルアミンのいずれかもしくは2種以上を含む、請求項5に記載の半導体装置。
  8. 前記半導体基板のベアな状態で露出しているシリコンが前記シリコン酸化膜を介して前記焼結銀被覆膜と密着しており、
    前記焼結銀被覆膜は、前記塗布膜を換気型のオーブンにより湿度12.1g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱して得られる、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  9. 前記半導体基板の少なくとも一面が窒化シリコン膜で覆われ、前記窒化シリコン膜が前記シリコン酸化膜を介して前記焼結銀被覆膜と密着しており、
    前記焼結銀被覆膜は、前記塗布膜を換気型のオーブンにより湿度18.2g/m3〜24.2g/m3の雰囲気下で温度100℃〜250℃に加熱して得られる、
    請求項5〜7のいずれか一項に記載の半導体装置。
  10. 集積回路または配線類が作り込まれている発熱性の半導体基板を収容する放熱性の半導体パッケージと、
    前記半導体パッケージの一面に塗布法により密着して形成されているナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、
    前記半導体パッケージと前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜と
    を有する半導体装置。
  11. 前記銀薄膜に接合または接触しているサーマル・インターフェース・マテリアル(TIM)を有する、請求項1〜10のいずれか一項に記載の半導体装置。
  12. 前記銀薄膜に熱的に結合しているヒートシンクを有する、請求項1〜11のいずれか一項に記載の半導体装置。
  13. 発熱性の半導体基板または放熱性の半導体パッケージから出る熱を逃がすための放熱機構であって、
    前記半導体基板または半導体パッケージの一面に塗布法により密着して形成されているナノ銀粒子より製造される銀薄膜と、
    前記半導体基板と前記銀薄膜との密着界面に形成されている1nm以上の膜厚を有するシリコン酸化膜と
    を有する放熱機構。
  14. 前記銀薄膜に接合または接触しているサーマル・インターフェース・マテリアル(TIM)を有する、請求項13に記載の放熱機構。
  15. 前記銀薄膜に熱的に結合しているヒートシンクを有する、請求項14または請求項15に記載の放熱機構。
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