JP2014192584A - 設定装置、端末装置、設定プログラム、計測システム及び計測方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】設定装置(一例として、サーバ装置1)は、SDNにおける複数のノード(一例として、スイッチ12−1〜12−N)の全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得する経路群取得部(一例として、計測経路計算部21)と、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行する経路設定部(一例として、通信経路設定部22)と、を備える。
【選択図】図1
Description
ここで、OpenFlow(オープンフロー)は、OpenFlowスイッチングコンソーシアムが提唱しているネットワーク制御技術のことであり、SDNの一例として用いることができる。
図8は、リンク品質計測を行うアクティブ計測技術の例を示す図である。
計測端末装置1001は、各ルータ1011〜1013で折り返すように設定した複数(図8の例では、3個)の試験パケット1021〜1023を送信する。この設定として、各試験パケット1021〜1023のTTL(Time To Live)値をホップ数に設定する。図8の例では、TTL値が小さい方から大きい方への順で、試験パケット1021〜1023が並んでいる。
TTL値が1である試験パケット1021に対してルータ1011から応答パケット1031が送信(返送)され、TTL値が2である試験パケット1022に対してルータ1012から応答パケット1032が送信(返送)され、TTL値が3である試験パケット1023に対してルータ1013から応答パケット1033が送信(返送)される。図8の例では、ICMP(Internet Control Message Protocol)の応答パケット1031〜1033が用いられている。応答パケットが送信された試験パケットから順になくなっていく。
これらについて、計測端末装置1001では、パケット到着率、パケット往復遅延の差分から、ルータ間の各リンクの通信品質(ロス率や遅延の平均値など)を計測する。
計測端末装置1101は、試験パケットと負荷パケットを含むパケットトレイン1121を送信することで、これらのパケットを一緒に送信する。図9の例では、パケットトレイン1121は、各ルータ1111〜1113で折り返すように設定した複数(図9の例では、3個)の試験パケットと、負荷パケット1131と、前記複数の試験パケットを逆の順としたものと、から構成されている。各試験パケットは、各ルータ1111〜1113で折り返すように設定されている。この設定として、各試験パケットのTTL値をホップ数に設定する。図9の例では、パケットトレイン1121において、先頭では、TTL値が小さい方から大きい方への順で試験パケットが並んでおり、末尾(最後尾)では、TTL値が大きい方から小さい方への順で試験パケットが並んでいる。
TTL値が1である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してルータ1111から応答パケット1141、1142が送信(返送)され、TTL値が2である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してルータ1112から応答パケット1151、1152が送信(返送)され、TTL値が3である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してルータ1113から応答パケット1161、1162が送信(返送)される。図9の例では、ICMPの応答パケット1141〜1142、1151〜1152、1161〜1162が用いられている。応答パケットが送信された試験パケットから順になくなっていく。
これらについて、計測端末装置1101では、観測される応答パケットの間隔からボトルネックリンクを特定する。この場合、それぞれのルータ1111〜1113からの2個の応答パケットの組(応答パケット1141〜1142の組、応答パケット1151〜1152の組、応答パケット1161〜1162の組)について、可用帯域が小さいリンクではパケット間隔が広がることを利用する。
2個の計測端末装置1501−1〜1501−2により、ネットワーク1511に設けられた複数のルータv1〜v5について、リンク品質計測を行う。この場合、第1の計測端末装置1501−1から計測することができないリンク(ルータv2とルータv5との間のリンク、ルータv3とルータv4との間のリンク)については、第2の計測端末装置1501−2から計測することが必要である。
(2)本発明は、上記した(1)に記載の設定装置において、前記経路設定部は、前記SDNのコントローラに前記経路の群を設定する。
(4)本発明は、上記した(3)に記載の端末装置において、前記計測実行部は、冗長な試験パケットを削除した後に、試験パケットを送信して、計測を実行する。
(5)本発明は、上記した(3)又は上記した(4)に記載の端末装置において、前記計測実行部は、前記リンクの通信品質に関する計測を実行する、又は、前記試験パケットとともに負荷パケットを送信して、前記リンクのボトルネックに関する計測を実行する。
(7)上記の課題を解決するために、本発明に係る計測システムは、SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得する経路群取得部と、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行する経路設定部と、前記経路群取得部により取得された前記経路の群に基づいて、試験パケットを送信して、計測を実行する計測実行部と、を備える。
(8)上記の課題を解決するために、本発明に係る計測方法は、経路群取得部が、SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得し、経路設定部が、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行し、計測実行部が、前記経路群取得部により取得された前記経路の群に基づいて、試験パケットを送信して、計測を実行する。
<本実施形態に係るネットワークシステムの構成>
図1は、本発明の一実施形態に係るネットワークシステムの概略的な構成を示すブロック図である。
本実施形態に係るネットワークシステムは、本発明の一実施形態に係る計測システム61と、SDN(一例として、OpenFlow)のネットワーク62を有する。
サーバ装置1は、計測経路計算部21と、通信経路設定部22と、記憶部23を備える。
端末装置2は、計測実行部31と、記憶部32を備える。
ネットワーク62は、SDNのコントローラ11と、複数(図1の例では、N個)のSDNのスイッチ(ルータに対応するもの)12−1〜12−Nと、複数のホスト13−1〜13−2、14−1〜14−2を備える。
また、ノードとノードとの接続をリンクと呼ぶ。
また、サーバ装置1とコントローラ11とが接続されており、サーバ装置1と端末装置2とが接続されており、端末装置2とスイッチ(図1の例では、スイッチ12−1)とが接続されている。
なお、本実施形態に係るネットワークシステムにおいて、各装置(機器)の数や、各装置(機器)の配置場所や、複数の装置(機器)の接続などとしては、様々な構成が用いられてもよい。
端末装置2において、計測実行部31は、試験パケットを送受信し、観測データから各リンクの通信品質を推定することなどの計測処理を実行する。
ここで、本実施形態では、物理的なネットワーク機器(本実施形態では、スイッチ12−1〜12−N)の間の接続関係を表すトポロジ情報、各スイッチ12−1〜12−Nの管理情報(例えば、MACアドレス)は既知であるとし、例えば、これらの情報がサーバ装置1の記憶部23に記憶されている。
また、コントローラ11や各ホスト13−1〜13−2、14−1〜14−2は、それぞれ、コンピュータなどを用いて構成される。
コントローラ11と各スイッチ12−1〜12−Nとの間は、SDN(一例として、OpenFlow)のプロトコル(通信規約)で接続される。
複数のスイッチ12−1〜12−Nの間は、SDNにより接続される。
各スイッチ12−1〜12−Nと各ホスト13−1〜13−2、14−1〜14−2との間では、データの通信(本実施形態では、パケットの転送)が行われる。
また、ネットワーク62は、任意のものであってもよく、例えば、インターネットなどの汎用のネットワークが用いられてもよく、又は、企業内ネットワークなどの閉じたネットワークが用いられてもよい。
サーバ装置1の計測経路計算部21は、監視対象となるSDN内に存在する全てのリンク{e1、e2、・・・、eM}に対して、試験パケット用の通信経路(計測経路)を計算する。なお、全てのリンク{e1、e2、・・・、eM}の集合をEと定義する。本実施形態では、スイッチ12−1〜12−Nの間のリンクの数がM(Mは、例えば、2以上の整数)個であるとしている。
また、監視対象となるSDN内に存在する全てのスイッチ12−1〜12−Nを{V1、V2、・・・、VN}の集合で表す。すなわち、ここでの説明では、スイッチ12−iはスイッチVi(i=1、2、・・・、N)に相当する。
サーバ装置1の計測経路計算部21は、次のような(手順1−1)〜(手順1−3)により、試験パケット用の通信経路を計算する。
計測を実行する端末装置2を始点として、監視対象となるSDN内に存在する全てのスイッチ12−1〜12−N(V1〜VN)までの最短経路(本実施形態では、経由するスイッチの列)を計算し、その最短距離{r1、r2、・・・、rN}の集合をRとする。
ここで、最短経路の計算においては、一例として、始点のノードから他のノードまでの最短経路を効率的に求めることができるダイクストラアルゴリズムを利用する。ダイクストラアルゴリズムでは、ホップ数、或いは、物理帯域等に基づいて設定される各リンクのコスト値に基づいた最短経路を計算することができる。これに関し、本実施形態では、ホップ数やコスト値などの最短経路の基準となる指標については限定しない。但し、計測を実行する端末装置2から各スイッチ12−1〜12−Nまでの最短経路を必ず1つに決定する。このため、例えば、等コストマルチパス(ECMP:Equal Cost Multi Path)により最短経路が複数存在する場合には、その中から一本の通信経路を最短経路として選択する。
なお、ダイクストラアルゴリズム以外の手法が用いられてもよい。
図2には、端末装置2や、ネットワーク62における複数のスイッチVi及びその最短距離riの例を示してある。なお、図2の例では、N=6の場合を示す。
上記した(手順1−1)により計算された最短経路ri(i=1、2、・・・、N)を、宛先となるスイッチViとその1ホップ手前のスイッチVj(j=1、2、・・・、N 且つ j≠i)との間のリンクek(kは1以上M以下の値)を計測するための通信経路として記録(記憶)する。
ここで、試験パケットの通信経路が決定されたリンクekの集合をF(⊆E)とする。
集合Eの中から集合Fに含まれないリンクの集合G(=E\F)を抽出する。ここで、集合Gは、上記した(手順1−2)では未だに試験パケットの通信経路が決定されていないリンクの集合となる。
集合Gに含まれる各リンクeL(Lは1以上M以下の値)(eL∈G)に関し、リンクeLの両端のスイッチVp、Vq(p及びqは、それぞれ、1以上N以下の値)のうちの一方のスイッチまでの最短経路(この例では、Vpに対応するrpとする)に対して対象となる当該リンクeLともう一方のスイッチVqを最後尾に追加した通信経路r’qを作成し、これをリンクeLに対する試験パケットの通信経路(追加的な試験パケットの通信経路)とする。ここで計算された通信経路の集合をR’とする。
図3には、端末装置2や、ネットワーク62における複数のスイッチVi、複数のリンクek及び追加的な試験パケットの通信経路r’qの例を示してある。なお、図3の例では、N=6の場合を示す。また、図3の例では、追加的な試験パケットの通信経路r’qとして、q=2、4、5である場合を示す。
具体的な一例として、計測されないリンクe5に関して、一端のスイッチV6までの最短距離r6に対象となる当該リンクe5と残りのスイッチV2を追加した通信経路r’2を計算する。
サーバ装置1の通信経路設定部22は、上記した(手順1−1)〜(手順1−3)により決定された集合R(本実施形態では、図2に示される通信経路)と集合R’(本実施形態では、図3に示される追加的な通信経路)を、復路の通信経路とともに、試験パケットの通信経路としてコントローラ11(例えば、その記憶部)に設定する。また、サーバ装置1の通信経路設定部22は、これと同じ試験パケットの通信経路(両方向の通信経路)を端末装置2(例えば、その記憶部32)に設定する。
ここで、復路の通信経路とは、上記した(手順1−1)〜(手順1−3)により決定された通信経路(往路の通信経路)の逆方向の通信経路のことである。本実施形態では、このように、両方向の通信経路を設定する。
(設定i)では、パケットの宛先のMACアドレスや通信ポート番号などの組み合わせに基づいて、各スイッチ12−1〜12−Nに試験パケットを識別させる設定を行う。
(設定ii)では、各スイッチ12−1〜12−Nが指定したパケット処理(パケットのヘッダの書き換え等)を行った上で、通信経路に沿った出力ポート(ネットワークインターフェース)に試験パケットを出力する設定を行う。
ここで、このような(設定i)及び(設定ii)については、様々なパラメータの組み合わせを用いることが考えられるが、例えば、次のような(手順2−1)〜(手順2−3)の設定処理を適用(使用)することができる。
試験パケットの宛先のポート番号に特定の値を使用し、試験パケットを識別する(設定i)。
試験パケットの宛先のMACアドレスに宛先のスイッチ12−1〜12−N(宛先のインターフェース)のMACアドレスを使用し、また、各スイッチ12−1〜12−Nには、宛先のMACアドレス毎に、通信経路に沿った出力ポートを設定する(設定iiの1/2)。
試験パケットが宛先のスイッチ12−1〜12−Nで折り返されるように、各スイッチ12−1〜12−Nにおいて、宛先のMACアドレスが自己(当該各スイッチ12−1〜12−N)の入力ポートのMACアドレスと同一である試験パケットを受信した場合には、当該試験パケットの宛先のMACアドレスを端末装置(計測端末装置)2のMACアドレスに書き換えるとともに、送信元のMACアドレスを自己(当該各スイッチ12−1〜12−N)の入力ポートのMACアドレスに書き換えた上で、試験パケットを入力ポートに出力する(返送する)ように設定する(設定iiの2/2)。
通信経路が共有される複数のリンクに対して、試験パケットの組を個別に送信すると、冗長な試験パケットの送信により、計測が非効率となってしまう場合がある。例えば、連続する2個のリンク(3個のスイッチが縦続接続されている構成における2個のリンク)を計測する場合、2個のリンクのそれぞれに対して試験パケットの組を送信すると、計4個の試験パケットを送信する必要があるが、端末装置(計測端末装置)2から計測対象のリンクまでの通信経路が共通であるときには、これら2個のリンクをまとめて計測することにより、計3個のパケットでリンクの品質を計測することができる。
また、非特許文献3に記載された可用帯域の計測手法では、試験パケットに加えてトラヒック負荷を与える負荷パケットを送信するが(例えば、図9の例を参照。)、上記と同様に、同一の通信経路上に存在する複数のリンクに対して、共通の負荷パケットを利用することにより負荷パケットの数を抑制することができる。
図4には、端末装置2や、ネットワーク62における複数のスイッチVi、複数のリンクekの例を示してある。なお、図4の例では、N=6の場合を示す。
具体的な一例として、スイッチV1とスイッチV2との間のリンクe1の計測を行うために、スイッチV1を宛先とする試験パケット201とスイッチV2を宛先とする試験パケット202の組を用いる。また、スイッチV2とスイッチV3との間のリンクe2の計測を行うために、スイッチV2を宛先とする試験パケット211とスイッチV3を宛先とする試験パケット212の組を用いる。この場合、スイッチV2を宛先とする試験パケット202、211が重複するため、これら2個の重複する試験パケット202、211を1個の試験パケットのみとすることで、冗長な通信を省略することができる。
図5は、本発明の一実施形態に係る冗長な試験パケットを削除する処理(グループ化の処理)の手順の一例を説明するための図である。
この例では、試験パケットのグループ化を行って、リンクの通信品質の測定用の試験パケットを作成する。
図5(1)のテーブル301には、計測対象のリンクe1〜e8と、一端ともう一端の宛先のスイッチV1〜V6と、通信経路との対応付けを示してある。
まず、ホップ数が小さい順に、各リンクe1〜e8に対する試験パケット(その組)の通信経路(集合R、集合R’)を並べ替える。
図5(2)のテーブル302には、ホップ数が小さい順に並べ替えられたものとして、計測対象のリンクe1〜e8と、一端ともう一端の宛先のスイッチV1〜V6と、通信経路との対応付けを示してある。なお、図5の例では、図5(1)のテーブル301の段階でホップ数が小さい順に並べられていた場合を示してある。
次に、ホップ数が小さい方の試験パケットから順に、試験パケットの通信経路を他の試験パケットの通信経路と比較し、通信経路が包含されているか否かを確認して、通信経路が包含されているリンクを探索する。
図5(3)のテーブル303には、ホップ数が小さい順に並べ替えられたものとして、計測対象のリンクe1〜e8と、一端ともう一端の宛先のスイッチV1〜V6と、通信経路との対応付けを示してある。また、通信経路が包含されているリンクの探索結果の一部を示してある。これは、通信経路が包含されているリンクの探索の途中の例である。
図5(4)のテーブル304には、ホップ数が小さい順に並べ替えられたものとして、計測対象のリンクe1〜e8と、一端ともう一端の宛先のスイッチV1〜V6と、通信経路との対応付けを示してある。また、通信経路が包含されているリンクの探索が繰り返された結果を示してある。
通信経路が包含されている関係にある複数の通信経路については、それらを同一のグループに分類する。この場合に、複数の試験パケットに通信経路が包含されているときには、1個の試験パケットの組を選択して、グループ化する。つまり、各試験パケット(その組)は必ず1つのグループに分類される。
図5(5)のテーブル305には、グループ化の結果として、計測対象のリンクe1〜e8と、試験パケット(宛先のスイッチV1〜V6)との対応付けを示してある。
なお、上記した(手順3A−2)〜(手順3A−4)を、全ての試験パケット(その組)に対して確認する。
そして、冗長な試験パケットを削除する。具体的には、グループ化が完了した後に、同一のグループ内で、各試験パケットの宛先のMACアドレスを比較し、宛先のMACアドレスが重複する試験パケットが複数存在する場合には、重複する試験パケットを削除する。
図5(6)のテーブル306には、グループ化及び冗長な試験パケットの削除の結果として、計測対象のリンクe1〜e8と、試験パケット(宛先のスイッチV1〜V6)との対応付けを示してある。
ここで、リンクの通信品質を測定する場合には、例えば、端末装置2からのホップ数が小さい順に並べた複数の試験パケットの塊(例えば、図8に示されるような複数の試験パケットからなるパケットトレイン)を送信する。
なお、他の構成例として、端末装置2からのホップ数が大きい順に並べた複数の試験パケットの塊を送信する構成が用いられてもよいが、通常は、ホップ数が小さい順に並べられた構成の方が、試験パケットが先端から消えて、他の試験パケットの影響を受けなくて、好ましい。
ボトルネックの推定を行う場合には、各リンクの方向性を考慮した試験パケットと負荷パケットの作成が必要になる。このため、各試験パケットの通信経路には往復の経路(両方向の通信経路)を設定する。
端末装置2の計測実行部31は、ボトルネック推定を行う場合における負荷パケットを作成する処理の手順の一例として、上記した(手順3A−1)〜(手順3A−6)と同様な処理を行った後に、更に、(手順3B−1)を行う。
ボトルネック推定を行う場合には、上記したグループ化の結果で得られた各グループ内において、ホップ数が最大である通信経路を有する試験パケットと同一の宛先のMACアドレスを、負荷パケットの宛先のMACアドレスに設定する。
端末装置2の計測実行部31は、グループ毎に試験パケットの集合(例えば、連続した複数の試験パケットや負荷パケットの塊)を送信して、計測を実行する。例えば、パケットトレインが計測対象のリンクを経由する度に先頭と末尾の試験パケットが返送されるような順番に複数の試験パケットを並び替え、負荷パケット(群)とともに送信する。
端末装置2は、試験パケット(図6の例では、IFと示してある)と負荷パケット511を含むパケットトレイン501を送信することで、これらのパケットを一緒に送信する。図6の例では、パケットトレイン501は、各スイッチ601〜604(ここでは、最も距離が大きいスイッチ604以外は、両方向)で折り返すように設定した複数(図6の例では、7個)の試験パケットと、負荷パケット511と、前記複数の試験パケットを逆の順としたものと、から構成されている。各試験パケットは、各スイッチ601〜604(ここでは、最も距離が大きいスイッチ604以外は、両方向)で折り返すように設定されている。この設定として、各試験パケットのTTL値をホップ数に設定する。図6の例では、パケットトレイン501において、先頭では、TTL値が小さい方から大きい方への順で試験パケットが並んでおり、末尾では、TTL値が大きい方から小さい方への順で試験パケットが並んでいる。
TTL値が1である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してスイッチ601から応答パケット701、702が送信(返送)され、TTL値が2である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してスイッチ602から応答パケット711、712が送信(返送)され、TTL値が3である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してスイッチ603から応答パケット721、722が送信(返送)される。同様に、TTL値が4、5であるものがあり(図6では、図示を省略してある)、TTL値が6である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してスイッチ602から応答パケット731、732が送信(返送)され、TTL値が7である先頭及び末尾の計2個の試験パケットに対してスイッチ601から応答パケット741、742が送信(返送)される。図6の例では、ICMPの応答パケット701〜702、711〜712、721〜722、731〜732、741〜742が用いられている。応答パケットが送信された試験パケットから順になくなっていく。
これらについて、端末装置2では、観測される応答パケットの間隔からボトルネックリンクを特定することができる。この場合、それぞれのスイッチ601〜604からの2個の応答パケットの組(応答パケット701〜702の組、応答パケット711〜712の組、応答パケット721〜722の組、以降も同様)について、可用帯域が小さいリンクではパケット間隔が広がることを利用する。
端末装置2の計測実行部31は、試験パケットを送信した結果として得られた応答パケットの受信状況に基づいて、リンクの通信品質の検出(例えば、推定的な値の検出)や、ボトルネックの検出(例えば、推定的な値の検出)を行う。
具体的には、端末装置2の計測実行部31は、各ノード(本実施形態では、スイッチ)で折り返し返送される試験パケット(応答パケット)の到着数や、往復の遅延時間(受信時刻と送信時刻との差分)に基づいて、ノード間のリンクにおけるパケットロス率やパケット遅延(例えば、その平均値などでもよい)、或いは、ボトルネック帯域を計算する。高精度な計測のために、複数回の試行を繰り返して統計的なデータ処理を行う場合には、例えば、非特許文献3又は非特許文献4に記載されるものなどと同様な手法を適用することができる。
以上のように、本実施形態に係るネットワークシステムでは、ネットワークにおけるリンクに関する計測を効率化することができる。
また、SDNとしては、例えば、OpenFlow以外のものが用いられてもよい。
図7は、本発明の一実施形態に係るネットワーク62におけるリンク品質計測を行うアクティブ計測技術の例を示す図である。なお、図7の構成例は、図10の構成例に対応させたものであり、一例である。
1個の端末装置(計測端末装置)2により、ネットワーク62に設けられた複数のスイッチV1〜V5について、リンク品質計測を行う。この場合、サーバ装置1により全てのリンクに対応する試験パケットの通信経路が設定されるため、1個の端末装置2から全てのリンクについて計測することができる。
一構成例として、SDNにおける複数のノード(本実施形態では、スイッチ12−1〜12−N)の全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得する経路群取得部(本実施形態では、計測経路計算部21)と、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理(本実施形態では、コントローラ11に対する設定の処理)を実行する経路設定部(本実施形態では、通信経路設定部22)と、を備える設定装置(本実施形態では、サーバ装置1)である。
一構成例として、設定装置において、前記経路設定部は、前記SDNのコントローラ(本実施形態では、コントローラ11)に前記経路の群を設定する。
一構成例として、端末装置において、前記計測実行部は、冗長な試験パケットを削除した後に、試験パケットを送信して、計測を実行する。
一構成例として、端末装置において、前記計測実行部は、前記リンクの通信品質に関する計測を実行する、又は、前記試験パケットとともに負荷パケットを送信して、前記リンクのボトルネックに関する計測を実行する。なお、これら両方の計測が実行されてもよく、また、他の計測が実行されてもよい。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して詳述したが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。
また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ等の書き込み可能な不揮発性メモリ、DVD(Digital Versatile Disk)等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことを言う。
また、上記のプログラムは、このプログラムを記憶装置等に格納したコンピュータシステムから、伝送媒体を介して、或いは、伝送媒体中の伝送波により他のコンピュータシステムに伝送されてもよい。ここで、プログラムを伝送する「伝送媒体」は、インターネット等のネットワーク(通信網)や電話回線等の通信回線(通信線)のように情報を伝送する機能を有する媒体のことを言う。
また、上記のプログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良い。更に、前述した機能をコンピュータシステムに既に記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
Claims (8)
- SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得する経路群取得部と、
前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行する経路設定部と、
を備える設定装置。 - 前記経路設定部は、前記SDNのコントローラに前記経路の群を設定する、
請求項1に記載の設定装置。 - SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路の群に関する情報を記憶する記憶部と、
前記記憶部に記憶された前記情報に基づいて、試験パケットを送信して、計測を実行する計測実行部と、
を備える端末装置。 - 前記計測実行部は、冗長な試験パケットを削除した後に、試験パケットを送信して、計測を実行する、
請求項3に記載の端末装置。 - 前記計測実行部は、前記リンクの通信品質に関する計測を実行する、又は、前記試験パケットとともに負荷パケットを送信して、前記リンクのボトルネックに関する計測を実行する、
請求項3又は請求項4に記載の端末装置。 - 経路群取得部が、SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得するステップと、
経路設定部が、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行するステップと、
をコンピュータに実行させるための設定プログラム。 - SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得する経路群取得部と、
前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行する経路設定部と、
前記経路群取得部により取得された前記経路の群に基づいて、試験パケットを送信して、計測を実行する計測実行部と、
を備える計測システム。 - 経路群取得部が、SDNにおける複数のノードの全てのリンクに対応する試験パケットの経路を計算して当該経路の群を取得し、
経路設定部が、前記経路群取得部により取得された前記経路の群を前記複数のノードに設定するための処理を実行し、
計測実行部が、前記経路群取得部により取得された前記経路の群に基づいて、試験パケットを送信して、計測を実行する、
計測方法。
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