JP2014194351A - 自動分析装置 - Google Patents

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Mitsuo Okamoto
光男 岡本
Takafumi Fujiwara
貴文 藤原
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Abstract

【課題】汚れが残っている場所に限定されずに、ノズルに汚れが残っているかどうかを判定することが可能な自動分析装置を提供する。
【解決手段】実施形態の自動分析装置は、測定部と、判断部と、報知部とを有する。測定部は、ノズルが液体の外へ出ているとき、一方の電極としてのノズルと液体が入れられた容器側の他方の電極との間の静電容量を反映した物理量を測定する。判断部は、測定された物理量と予め定められた値とを比較した結果に基づいて、ノズルに汚れが付着しているかどうかを判断する。報知部は、判断部により判断された結果を報知する。
【選択図】図1

Description

本発明の実施形態は、自動分析装置に関する。
従来の自動分析装置は、血液や尿などの被検試料と試薬とを反応容器に分注して混合液を生成し、生成された混合液を分析するものである。被検試料及び試薬を「試料等」という場合がある。また、被検試料、試薬及び混合液を「液体」という場合がある。さらに、被検試料及び試薬が入れられる試料容器及び試薬容器を、単に「容器」という場合がある。
液体の分注には、ノズル及びポンプが用いられる。先ず、ノズルを、液体が入った容器の位置に移動させた後、ノズルを下降させて液体に浸し、ノズルに連結されたポンプで所定量の液体を吸引し、ノズルを上昇させた後、ノズルを反応容器の位置に移動させ、吸引された液体をポンプで反応容器に吐出する(分注工程)。
分注工程の後に、混合液を攪拌し(攪拌工程)、混合液の濃度等を測定し(測定工程)、ノズルを洗浄し(洗浄工程)、さらに、ノズルを乾燥させる(乾燥工程)。以上の一連の工程の後に、ノズルは、次の分注に備えられる。
しかし、ノズルを洗浄しても、ノズルに付着した液体が洗い流せないおそれがある。また、ノズルを乾燥しても、ノズルに洗浄液が残るおそれがある。このように、洗浄や乾燥後に、ノズルに残った液体や洗浄液を「汚れ」という場合がある。
例えば、ノズルの内径に汚れが残ることで、ノズルが詰まると、所定量の液体を分注できないため、分析結果に重大な悪影響を及ぼすことになる。また、ノズルに試料等が残ることで、コンタミネーションが発生するおそれがある。さらに、ノズルに洗浄液が残ることで、混合液の濃度を正確に測定できないおそれがある。
ノズルが詰まっていないときと、ノズルが詰まっているときとでは、ポンプを吸引/吐出するときの圧力が変化する。そこで、この圧力変化に基づいて、ノズルの内径が汚れているかどうかを判定することが可能となる(例えば、特許文献1)。
特開2010−14434号公報
しかしながら、ノズルに汚れが残っているかどうかを判定する従来の技術では、汚れがノズルのどこに残っていても判定することができるものではなく、汚れが残っている場所が限られるという問題点があった。
この実施形態は、上記の問題を解決するものであり、汚れが残っている場所に限定されずに、ノズルに汚れが残っているかどうかを判定することが可能な自動分析装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、実施形態の自動分析装置は、測定部と、判断部と、報知部とを有する。測定部は、ノズルが液体の外へ出ているとき、一方の電極としてのノズルと液体が入れられた容器側の他方の電極との間の静電容量を反映した物理量を測定する。判断部は、測定された物理量と予め定められた値とを比較した結果に基づいて、ノズルに汚れが付着しているかどうかを判断する。報知部は、判断部により判断された結果を報知する。
一実施形態に係る液面検出機構及び異常報知機構のブロック図。 スイッチSW1による切替機構を示す図。 自動分析装置のブロック図。 ノズルを充電しているときの充放電回路の図。 放電しているときの充放電回路の図。 汚れがない場合のコンパレータの入力波形を示す図。 汚れがある場合のコンパレータの入力波形を示す図。 液面検出機構のブロック図。 液面検出及び0調整するときの液面検出機構の図。 差動アンプの出力信号を示す図。 0調整回路の出力信号を示す図。 同期検波回路の出力信号を示す図。 差動アンプの出力信号を示す図。 0調整回路の出力信号を示す図。 同期検波回路の出力信号を示す図。 0調整の動作を示すフローチャート。 分注工程の動作を示すフローチャート。 自動分析の一連の動作を示すフローチャート。
自動分析装置の実施形態について各図を参照して説明する。図1は、液面検出機構及び異常報知機構のブロック図、図2は、スイッチSW1による切替機構を模式的に示す図、図3は、自動分析装置100のブロック図である。
図1及び図2に示すように、この自動分析装置100は、異常報知機構130と液面検出機構110とがスイッチSW1により切り替えて用いられるように構成されている。
スイッチSW1の動作について説明する。分注工程において、ノズル10が最上位置に上昇したとき、スイッチSW1は、一方の電極としてのノズル10を異常報知機構130に接続させる。分注工程において、液面検出のときは、スイッチSW1は、ノズル10を液面検出機構110に接続させる(図9参照)。さらに、後述する0調整のときも、スイッチSW1は、ノズル10を液面検出機構110に接続させる。
〔異常報知機構〕
図1では、液面検出機構110の一部(ブリッジ回路111)を示し、また、異常報知機構130の一部(測定部131)を示す。図1に示すように、自動分析装置100は異常報知機構130を有している。異常報知機構130は、ノズル10を乾燥させる乾燥工程の後においても、ノズル10に汚れが残っているかどうかをユーザに報知するための機構である。
図1にノズル10の静電容量を“Cn”で示す。この静電容量Cnは、ノズル10を一方の電極とし、液体を入れる容器(図示省略)を他方の電極としたときの両方の電極間の静電容量である。このとき、ノズル10は、液体の外に出ていて(液体に浸かっていなく)、かつ、ノズル10と容器とは、互いに所定量離れている(例えば、ノズル10が最上位置に上昇している)。ノズル10に汚れが残っているときの静電容量Cnは、ノズル10に汚れが残っていないときに比べて大きくなる。
異常報知機構130は、この静電容量Cnを測定し、測定した静電容量Cnと予め定められた値とを比較し、比較した結果に基づいて、ノズル10に汚れが残っているかどうかを判断する。
図3に示すように、異常報知機構は、静電容量Cnに対応した電気量、ここでは充電時間を測定する測定部131と、判断部171と、報知部20とを有している。
(測定部)
図4は、ノズル10を充電しているときの充放電回路の図、図5は放電しているときの充放電回路の図である。
測定部131は、充放電回路132を有している。充放電回路132は、スイッチSW2、SW3、及び、コンパレータ133、134を有している。充放電回路132は、ノズル10が最上位置に上昇して、液体の外に出ているとき(液体に浸かっていないとき)、両電極間に電圧を印加する。
図4に示す充電時では、スイッチSW2がオンし、ノズル10を電源に接続することで、両電極間に電圧が印加される。それにより、電圧が所定値Vthに達するまで、上昇する。
電圧が所定値Vthに達すると、スイッチSW2がオフし、スイッチSW3がオンする。図5に示す放電時では、スイッチSW3がオンし、ノズル10が放電抵抗Rを介して接地され、放電される。放電がされると、電圧が下降する。充放電回路132は、ノズル10が最上位置に上昇しているとき、充電/放電を繰り返す。
充電/放電が繰り返されるとき、測定部131は、図4に示すカウンタによりクロック(CLK)をカウントすることで、充放電回路132により充電が開始されてから両電極間の電圧が所定値Vthに達するまでの充電時間tc(図6に示すt01、・・・、t05が相当し、これらを総括する時間)を測定する。
例えば、所定値Vthは次の式で表される。
Vth=0.63*V (1)
ここで、Vは、両極間に印加される電圧である。電圧Vを最終値という場合がある。また、所定値Vthに達するまでの充電時間tcをCR時定数という場合がある。
図6は、汚れがない場合のコンパレータ133、134の入力波形を示す図である。図6の横軸は時間[t]を表し、縦軸は両電極間の電圧[V]を表す。図6に充電が開始されてから電圧が所定値Vthに達するまでの充電時間tcを図6に“t01”、“t02”、“t03”、“t04”、“t05”で示す。
図7は、汚れがある場合のコンパレータ133、134の入力波形を示す図である。図7の横軸は時間[t]を表し、縦軸は両電極間の電圧[V]を表す。図7に充電が開始されてから電圧が所定値Vthに達するまでの充電時間tcを図7に“t11”、“t12”、“t13”で示す。
(判断部)
判断部171は、測定部131により測定された充電時間tcと予め定められた時間taとを比較し、充電時間tcが予め定められた時間taより大きいかどうかで、ノズル10に汚れが残っているかどうかを判定する。予め定められた時間taは、記憶部18(図3参照)に記憶されている。
例えば、図6に示す充電時間“t01”、“t02”、“t03”、“t04”、“t05”のすべてが、予め定められた時間ta以下であるとき(AND(t01、t02、t03、t04、t05)≦ta)、ノズル10に汚れが残っていないと、判定する。
例えば、図7に示す充電時間“t11”、“t12”、“t13”のいずれかが、予め定められた時間taより大きいとき(OR(t11、t12、t13)>ta)、ノズル10に汚れが残っていると判定する。
したがって、ノズル10に汚れが残っていても、その汚れが微少であるため、充電時間tcが予め定められた時間ta以下であるとき(tc≦ta)、汚れが残っていないと判定される。
なお、判断部171が充電時間tcと予め定められた時間taとを比較したが、時間に限らない。判断部171は、静電容量Cnを反映した物理量と予め定められた値とを比較してもよい。
(報知部)
報知部20は、「ノズルに汚れが残っている」旨のメッセージをディスプレイなどの表示部に表示させるかどうかで、ノズル10に汚れが残っているかどうかをユーザに報知する。
なお、報知部20は、その旨の警告音をスピーカーなどの音声出力装置に出力させるかどうかで、ノズル10に汚れが残っているかどうかをユーザに報知してもよい。
以上のように、充放電回路132による1回の充電/放電により、測定された充電時間(測定結果)に基づいて、ノズル10に汚れが残っているかどうかをユーザに報知することが可能である。しかし、何らかの原因により、測定結果にばらつきが生じると、判断部171が誤判定をする要因となる。
これに対し、充放電回路132が充電/放電を複数回繰り返し、複数回測定された充電時間を判断部171が平均し、平均した値tmを予め定められた時間taと比較すればよい。それにより、判断部171による誤判定を防止することが可能となる。
図6に示す充電時間“t01”、“t02”、“t03”、“t04”、“t05”が測定されたとき、判断部171は、それらの平均値tmを次の式から求める。
tm=(t01+t02+t03+t04+t05)/5 (2)
なお、測定された全ての充電時間tcの平均値tmでなくてもよい。
例えば、測定された充電時間のうち、その最大値及び最小値を除き、残りの充電時間の平均値tmを求めてもよい。
また、予め定められた時間と比較するのは、平均した値に限らない。例えば、複数回測定された充電時間tcを総和し、総和した値と、予め定められた時間と比較するようにしてもよい。
さらに、複数回測定された充電時間tcの中央値を求め、求めた中央値と、予め定められた時間と比較するようにしてもよい。
なお、前記実施形態では、今回測定された静電容量を反映した物理量(充電時間tc)と比較される対象を、予め定められた値としたが、この予め定められた値には、前回に測定された静電容量を反映した物理量が含まれる。
以上の構成により、ノズル10に汚れが残っているかどうかをユーザに報知する。仮に、汚れが残っていると報知されると、ノズル10から汚れを落としてから、次の分注に移るので、所定量の液体を分注することができ、また、コンタミネーションの発生を防止することができ、さらに、混合液の濃度を正確に測定することができる。
さらに、ノズル10から汚れを落とすことは、液面検出機構110よって液面を検出するときの精度を高める上でも好ましい。
次に、液面検出機構について図1、図8及び図9を参照して説明する。図8は液面検出機構のブロック図、図9は、液面検出及び0調整するときの液面検出機構の図である。
図9に示すように、液面検出及び0調整するときは、スイッチSW0、SW1により、ノズル10を液面検出機構110に接続させておく。
図8に示すように、自動分析装置100は、液体の液面を検出する液面検出機構110を有している。液面検出機構110は、ブリッジ回路111、差動アンプ112、同期検波回路113、積分回路114、増幅回路115、微分回路116、コンパレータ117、118及び、0調整回路120を有している。
ノズル10を一方の電極とし、容器(図示省略)を他方の電極とし、両電極間を所定量離したとき、ノズル10が液体に浸っていない状態と、ノズル10が液体に浸かった状態とで、両電極間の静電容量は変化する。図1に、ノズル10の静電容量(ノズル10が液体に浸っていないときの両電極間の静電容量)を“Cn”で示す。また、図1に、液体の静電容量(ノズル10が液体に浸ったときに増加する両電極間の静電容量)を“Cx”で示す。ブリッジ回路111は、この静電容量の変化を検出する。
差動アンプ112の出力信号は、静電容量の変化に応じて、位相がずれる。積分回路114は、同期検波回路113の出力に対して、静電容量の変化による位相のズレ分を積分する。積分された値は、増幅回路115により増幅される。増幅された値は、微分回路116を経て、コンパレータ117でしきい値th1と比較される。それにより、ノズル10が液面に触れた瞬間を検出する。また、増幅された値は、コンパレータ118でしきい値Th2と比較される。それにより、ノズル10が液面に触れている間を検出する。
液面を検出していない状態でも、ノズル10が静電容量Cnをもっているため、ブリッジ回路111の平衡をとることが難しい。そのため、ノズル10が液体に浸っていない状態で、0調整回路120が直流成分出力を0に調整する。
図8に示すように、0調整回路120は、比較回路121及び位置位相回路122を有している。
次のように、0調整される。ブリッジ回路111の出力を同期検波回路113で位置位相回路122からの位相タイミングで同期検波し、積分回路114で積分する。この積分値と参照信号としての0電圧を比較回路121で比較して結果を、位置位相回路122に送り、積分値が0になるように位相を変化させ、変化させたタイミングで同期検波を行うことで、0調整される。
図10Aから図10C、及び、図11Aから図11Cを参照して説明する。図10Aから図10Cは0調整前の各出力信号であって、図10Aは、差動アンプ112の出力信号を示す図、図10Bは0調整回路120の出力信号を示す図、図10Cは同期検波回路113の出力信号を示す図である。
図10Cに示すように、0調整前において、同期検波回路113の出力信号は、検波の結果、0を境とした上と下の波形の大きさが異なり、これを積分すると、直流成分出力が残り、“0”にならない。すなわち、点abcで囲まれる面積をS1とし、点cdefで囲まれる面積をS2とすると、S1<S2となり、直流成分出力が残る。
図11Aから図11Cは0調整後の各出力信号であって、図11Aは差動アンプ112の出力信号を示す図、図11Bは0調整回路120の出力信号を示す図、図11Cは同期検波回路113の出力信号を示す図である。
0調整において、比較回路121から出力された、差動アンプ112の出力信号を基に、位置位相回路122は、差動アンプ112の出力信号に対して、1/4波長分遅れた信号を作り、同期検波回路113に出力する。それにより、図11Cに示すように、同期検波回路113の出力信号を積分すると、“0”となり、同期検波回路113の直流成分出力を0に調整することができる。すなわち、点abcで囲まれる面積をS3とし、点cdeで囲まれる面積をS4とすると、S3≒S4となり、直流成分出力が残らない。
〔0調整〕
次に、0調整の動作について図12を参照して説明する。図12は、0調整の動作を示すフローチャートである。
図12に示すように、0調整では、先ず、ノズル10を所定位置(最上位置)に移動させる(S101)。
次に、図9に示すように、スイッチSW0、SW1を0調整時の方に切り替える(S102)。
次に、0調整を行う(S103)。0調整は、同期検波回路113から積分回路114、増幅回路115、比較回路121、及び位置位相回路122を経て、同期検波回路113に至る閉ループ動作によって行われる。
次に、直流成分出力が“0”であるかどうかを判断する(S104)。
同期検波回路113の直流成分出力が“0”であると判断されると(S104:Yes)、終了する。0調整を終了すると、閉ループが切断される。
直流成分出力が“0”でないと判断されたとき(S104:No)、0調整(S013)に戻る。
0調整を行うことにより、液面を検出するときの精度を上げることができる。
〔分注工程〕
次に、分注工程の動作について図13を参照して説明する。図13は、分注工程の動作を示すフローチャートである。ここでの分注は、ノズル10及びポンプ(図示省略)を用いて、容器内の液体を反応容器51(図3参照)に分注することをいう。
図13に示すように、分注工程においては、先ず、待機位置にあるノズル10を容器の位置の方位置(最上位置)に移動する(S201)。
次に、ノズル10が最上位置に移動したかどうかを判断する(S202)。
次に、スイッチSW0、SW1を切り替えて(図4、図5参照)、ノズル10を異常報知機構130に接続する(S203)。
次に、スイッチSW2、SW3を切り替えて、ノズル10に対する充電/放電を繰り返し、充電時間tcを測定する(S204)。
(異常判定)
次に、判断部171が、充電時間tcが予め定められた時間taより大きいかどうかを判定する(S205)。なお、予め定められた時間taは、前回の測定データとして記憶部18に記憶されたものである。
(異常報知)
充電時間tcが予め定められた時間taより大きいとき(tc>ta)、制御部17は、報知部20に「ノズルに汚れが残っている」旨のメッセージを表示させる(S206)。
次に、制御部17は、自動分析装置を停止させる(S207)。それにより、ユーザがノズルに残っている汚れを除去することができる。
次に、充電時間tcが予め定められた時間ta以下であるとき(tc≦ta)、ノズル10を下降させる(S208)。なお、充電時間tcは、前回の測定データとして、記憶部18に記憶される。
次に、スイッチSW0、SW1を切り替えて(図9参照)、ノズル10を液面検出機構110に接続させる(S209)。
(液面検出)
次に、液面検出機構110が液面の検出結果を出力する(S210)。
次に、制御部17が、液面検出の結果から、液面が正常(容器内の液量が十分)であるかどうかを判断する(S211)。
液面が正常でないと判断されたとき(211:No)、制御部17が、報知部20に「液面が異常である」旨のメッセージを表示させる(S212)。
次に、制御部17が自動分析装置100を停止させる(S213)。
次に、液面が正常であると判断されたとき(211:Yes)、容器内の液体が吸引される(S214)。
次に、ノズル10を上昇させる(S215)。
次に、ノズル10を反応容器51の位置に移動させる(S216)。
次に、ノズル10を下降させる(S217)。
次に、吸引された液体を反応容器51に吐出させる(S218)。
次に、ノズル10を上昇させる(S219)。
次に、ノズル10を洗浄位置に移動させる(S220)。
次に、ノズル10を乾燥位置に移動させる(S221)。このとき、ノズル10に汚れが残っているかどうかは、次回の異常判定(S205)のときに分かる。
次に、ノズル10を待機位置に移動させ、次の分注に備える(S222)。
〔他の構成〕
次に、自動分析装置100の他の構成について図3を参照して簡単に説明する。
図3に示す自動分析装置100は、分注された被検試料(検体)と試薬とを反応させ、その反応液を分析することにより、反応液の成分を測定する装置である。反応容器51に血液や尿等の被検試料と試薬とを移してこれらを反応させた後、反応によって生じる色調の変化を光測定することにより検体中の被測定成分または酵素の濃度や活性を測定する。
この自動分析装置100は、上記異常報知機構130及び液面検出機構110の他に、主に分析部14、データ処理部15、駆動部16、制御部17、記憶部18、タイマー19、報知部20、及び、入力手段21を有する。記憶部18、タイマー19、報知部20、及び、入力手段21を図3に示す。
分析部14は、被検試料と試薬との反応液を分析して、測定結果データを出力する。多点検量線を作成するに際して、分析部14は、成分濃度を対象とする範囲を複数に分けて、範囲毎に標準被検試料を用いて測定し、測定結果を出力する。
データ処理部15は、分析部14から出力された測定結果データを演算処理して、一本の検量線(多点検量線)を作成する。データ処理部15は、生成された検量線等を備え付けのモニタやプリンタに出力させる。
駆動部16は、モータやギア等を含み構成され、駆動力を発生して分析部14の各ユニットに伝達させることで、分析部14の各ユニットを駆動させる。
制御部17は、駆動部16に指示することで、分析部14が有する各ユニットの駆動を制御する。各ユニットとしては、第1試薬庫2、第2試薬庫3、反応庫5、ディスクサンプラ6、並びに、試料分注プローブ7、第1試薬分注プローブ8及び第2試薬分注プローブ9の各アームを含む。
被検試料は、試料容器61に収納されている。試料容器61は、回転可能な円形状のディスクサンプラ6に載置される。試薬は、試薬容器4に収容されている。試薬容器4は、第1試薬庫2及び第2試薬庫3に載置される。試薬容器4には、被検試料の測定項目に対し選択的に反応する各種の第1試薬又は第1試薬と対の各種の第2試薬が収納される。第1試薬が収容された試薬容器4は、第1試薬庫2に載置され、第2試薬が収納された試薬容器4は、第2試薬庫3に載置される。第1試薬庫2及び第2試薬庫3には、回動可能な円形状の試薬ラック1が収納されている。各試薬容器4は、この試薬ラック1に環状に並んで収納されている。
被検試料及び試薬が分注される反応容器51は、反応庫5に載置される。反応容器51は、回動可能な円形状のカセット部材(図示省略)に環状に並んで載置される。
被検試料及び試薬の分注は、試料分注プローブ7、第1試薬分注プローブ8、第2試薬分注プローブ9、及び、ポンプ(図示省略)により行われる。各プローブ7、8、9の先端部にノズル10が設けられている。
試料分注プローブ7のノズル10及びポンプを用いることで、ディスクサンプラ6の回動によって規定の吸引位置に搬送された試料容器61から被検試料を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に被検試を吐出する。
第1試薬分注プローブ8のノズル10及びポンプを用いることで、第1試薬庫2の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第1試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に第1試薬を吐出する。
第2試薬分注プローブ9のノズル10及びポンプを用いることで、第2試薬庫3の試薬ラック1の回動によって規定の吸引位置に搬送された試薬容器4から第2試薬を吸引し、規定の吐出位置に搬送された反応容器51に第2試薬を吐出する。
反応庫5の外周には、更に攪拌ユニット11、測光ユニット12、及び、洗浄ユニット13が設けられている。被検試料及び試薬が分注された反応容器51は、カセット部材(図示省略)の回動により順に攪拌ユニット11、測光ユニット12、及び、洗浄ユニット13の攪拌、測定、及び洗浄位置に搬送される。
攪拌ユニット11は、1サイクル毎に、攪拌位置に停止した反応容器51内における被検試料及び試薬(第1試薬、第2試薬)の反応液を攪拌する攪拌部である。
測光ユニット12は、反応液を測光位置から測定する測定部である。測光ユニット12は、反応液の吸光度を測定した後、その測定結果データをデータ処理部15に出力する。データ処理部15は、吸光度から検量線に基づいて反応液の濃度を求める。それにより、反応液の成分を測定することが可能となる。
洗浄ユニット13は、洗浄・乾燥位置に停止した反応容器51内の測定を終えた反応液を吸引すると共に、反応容器51内を洗浄・乾燥する。
以上に、一実施形態に係る自動分析装置100の他の構成を説明した。
〔自動分析〕
次に、自動分析の動作について図14を参照して説明する。図14は、自動分析の一連の動作を示すフローチャートである。
図14に示すように、先ず、0調整を行う(S301)。0調整については、図12を参照して前述したので省略する。
次に、分注を行う(S302)。分注については、図13を参照して前述したので省略する。なお、このときの分注工程において、測定された充電時間tcは、前回の測定された静電容量を反映した物理量として記憶部18に記憶される。
次に、混合液を攪拌する(S303)。それにより、混合液の反応が促進される。
次に、混合液の濃度を測定する(S304)。測定は、分析部14及びデータ処理部15を用いて行われる。
次に、反応容器51を洗浄する(S305)。
次に、反応容器51を乾燥させる(S306)。
本発明のいくつかの実施形態を説明したが、これらの実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、書き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるととともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 試薬ラック
2 第1試薬庫
3 第2試薬庫
5 反応庫
51 反応容器
6 ディスクサンプラ
61 試料容器
7 試料分注プローブ
8 第1試薬分注プローブ
9 第2試薬分注プローブ
10 ノズル
11 攪拌ユニット
12 測光ユニット
13 洗浄ユニット
14 分析部
15 データ処理部(作成手段)
16 駆動部
17 制御部
171 判断部
18 記憶部
20 報知部
21 入力手段
100 自動分析装置
110 液面検出機構
111 ブリッジ回路
112 差動アンプ
113 同期検波回
114 積分回路
115 増幅回路
116 微分回路
117 コンパレータ
118 コンパレータ
120 0調整回路
121 比較回路
122 位置位相回路
130 異常報知機構
131 測定部
132 充放電回路

Claims (8)

  1. ノズルを用いて、試料及び試薬の各液体を反応容器に分注して混合液を生成し、前記混合液の成分を分析する自動分析装置において、
    前記ノズルが前記液体の外へ出ているとき、一方の電極としての前記ノズルと前記液体が入れられた容器側の他方の電極との間の静電容量を反映した物理量を測定する測定部と、
    前記測定された物理量と予め定められた値とを比較した結果に基づいて、前記ノズルに汚れが付着しているかどうかを判断する判断部と、
    前記判断部により判断された結果を報知する報知部と、
    を有すること、
    を特徴とする自動分析装置。
  2. 前記測定部は、前記電極間の電圧が所定値に達するまで充電し、充電した後に放電する充放電回路をさらに有し、
    前記測定部は、前記充放電回路により充電が開始されてから前記電圧が所定値に達するまでの充電時間を前記物理量として測定し、
    前記判断部は、前記測定された充電時間を基に、前記ノズルに汚れが付着していることを判断すること、
    を特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  3. 前記判断部は、前記測定された充電時間が予め定められた時間より大きいとき、前記ノズルに汚れが付着していることを判断する請求項2に記載の自動分析装置。
  4. 前記充放電回路は、前記充電/放電を複数回繰り返し、
    前記判断部は、前記測定部により複数回測定された前記充電時間を平均し、平均した値を前記予め定められた値と比較すること、
    を特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  5. 前記充放電回路は、前記充電/放電を複数回繰り返し、
    前記判断部は、前記測定部により複数回測定された前記充電時間を総和し、総和された値を、前記予め定められた値と比較すること、
    を特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  6. 前記充放電回路は、前記充電/放電を複数回繰り返し、
    前記判断部は、前記測定部により複数回測定された前記充電時間の中央値を、前記予め定められた値と比較すること、
    を特徴とする請求項2に記載の自動分析装置。
  7. 前記予め定められた値は、前回に測定された静電容量を反映した物理量であること、
    を特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
  8. 前記液体に浸かる方向に前記ノズルが下降される過程において、両方の電極間の電圧を測定し、測定した結果に基づいて、前記液体の液面を検出する液面検出機構と、
    前記ノズルを、前記測定部から前記液面検出機構に切り替えるスイッチと、
    をさらに有すること、
    を特徴とする請求項1に記載の自動分析装置。
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