JP2014196904A - 埋設物探査装置 - Google Patents

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孝則 秋池
Takanori Akiike
孝則 秋池
山下 和郎
Kazuo Yamashita
和郎 山下
島田 尚
Takashi Shimada
尚 島田
石井 武
Takeshi Ishii
武 石井
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Abstract

【課題】ディレイラインをなくすことが可能な埋設物探査装置を提供する。【解決手段】プリント基板8のSS面8aに送信アンテナエレメント2が実装され、プリント基板8のPS面8bに、送信回路4と終端抵抗82とが、送信アンテナエレメント2と接続されて実装され、プリント基板8のPS面8bを覆うようにシールドケース83が配設され、終端抵抗82を介して送信アンテナエレメント2がシールドケース83にショートされている。【選択図】 図2

Description

この発明は、レーダを用いて埋設物を探査する埋設物探査装置に関する。
地中や壁、床などの媒質に埋設されている鉄筋やガス管などの埋設物・ターゲットを探査するために、電磁誘導やX線あるいはレーダによる埋設物探査装置が使用されている。そのうち、レーダを用いた埋設物探査装置は、所定の繰り返し周期で発生されるパルス状のレーダ波を、送信アンテナから地中や壁に放射し、地中や壁から戻ってきた反射波を受信アンテナで受信する。そして、受信アンテナで受信した反射波に基づいて解析処理を行い、地中や壁の内部情報をディスプレイに表示するものである。
このような埋設物探査装置では、図3に示すように、送信部(送信回路)101と送信アンテナエレメント102、および受信部(受信回路)103と受信アンテナエレメント104とを、それぞれディレイライン(遅延線)105、106で接続し、ディレイライン105、106を介してアンテナエレメント102、104に送信信号、受信信号を給電している(例えば、特許文献1等参照。)。
すなわち、送受信部101、103とアンテナエレメント102、104との間では、ミスマッチによって反射信号が繰り返し多数発生し、このような多重反射信号を受信する前に制御部107で探査処理を行う必要がある。一方、探査処理に要する時間(探査範囲)は、埋設物の埋設深さなどに依存し、この探査時間よりも、多重反射信号を遅延させる(探査範囲外に追い出す)必要があり、そのために所定長のディレイラインを設けている。
例えば、図4に示すように、探査範囲が8nsの場合、10nsごとに多重反射信号が発生すれば、多重反射信号を受信する前に探査処理を行うことができる。このため、10nsごとに多重反射信号が発生するような長さのディレイライン105、106を、送受信部101、103とアンテナエレメント102、104との間に設ける。例えば、同軸ケーブルの場合、1mのディレイライン105、106を設けるものである。ここで、図4は、送信アンテナエレメント102の給電点の電圧を示し、t=0で送信信号が送信アンテナエレメント102に給電された場合、ミスマッチによって、10nsごとに多重反射信号が給電点に現れるが、多重反射信号が探査範囲外に追い出されていることを示している。
さらに、ディレイライン105、106からの不要放射や、ディレイライン105、106へのノイズカップリングなどの対策のために、図3に示すように、ディレイライン105、106にコア108、109を挿入している。また、ディレイライン105、106および、送受信部101、103と制御部107との間は、同軸線やシールド線などによる不平衡信号伝送となっている。
特開2010−249715号公報
このように所定長のディレイラインを要するため、ケーブル損失による送信信号および受信信号の劣化が生じてしまう。また、ディレイラインやコアを要するため、部品費用や組立工数、組立費用がかさむとともに、装置全体が重量化、大型化してしまう。
そこでこの発明は、ディレイラインをなくすことが可能な埋設物探査装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、レーダ波を送信アンテナエレメントから媒質に放射し、前記媒質からの反射波を受信アンテナエレメントで受信して解析処理することで、前記媒質中の埋設物を探査する埋設物探査装置において、基板の一方の面に送信アンテナエレメントが実装され、前記基板の他方の面に、信号を送信するための送信回路と、終端抵抗とが、前記送信アンテナエレメントと接続されて実装され、前記基板の他方の面を覆うようにシールドケースが配設され、前記終端抵抗を介して前記送信アンテナエレメントが前記シールドケースにショートされている、ことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、レーダ波を送信アンテナエレメントから媒質に放射し、前記媒質からの反射波を受信アンテナエレメントで受信して解析処理することで、前記媒質中の埋設物を探査する埋設物探査装置において、基板の一方の面に受信アンテナエレメントが実装され、前記基板の他方の面に、信号を受信するための受信回路と、終端抵抗とが、前記受信アンテナエレメントと接続されて実装され、前記基板の他方の面を覆うようにシールドケースが配設され、前記終端抵抗を介して前記受信アンテナエレメントが前記シールドケースにショートされている、ことを特徴とする。
請求項1、2の発明によれば、1つの基板に送信アンテナエレメントと送信回路、または受信アンテナエレメントと受信回路とが実装されているため、ミスマッチによる多重反射信号が現れない。このため、所定長のディレイラインを設ける必要がなく、この結果、ケーブル損失による送信信号および受信信号の劣化をなくすとともに、部品費用や組立工数、組立費用を低減することや、埋設物探査装置全体の軽量化、小型化が可能となる。
また、終端抵抗を介して送信アンテナエレメント(または受信アンテナエレメント)がシールドケースにショート・短絡されているため、送信アンテナエレメント(または受信アンテナエレメント)のアンテナ特性に影響を与えるグランドパターンを設けなくてよい。
この発明の実施の形態に係る埋設物探査装置を示す概略構成ブロック図である。 図1の埋設物探査装置におけるプリント基板への送信アンテナエレメントや送信回路などの実装状態を示す図であり、(a)は、送信アンテナエレメントの実装状態を示し、(b)は、送信回路と終端抵抗の実装状態を示し、(c)は、シールドケースの実装状態を示す。 従来の埋設物探査装置を示す概略構成ブロック図である。 図3の埋設物探査装置における探査範囲と多重反射信号との関係を示す図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1は、この発明の実施の形態に係る埋設物探査装置1を示す概略構成ブロック図である。この埋設物探査装置1は、レーダ波(送信波)を送信アンテナエレメント2から地中や壁、床などの媒質に放射し、媒質からの反射波(受信波)を受信アンテナエレメント3で受信して解析処理することで、媒質中の鉄筋やガス管などの埋設物・ターゲットを探査する装置である。ここで、主として、送信アンテナエレメント2と送信回路4、および受信アンテナエレメント3と受信回路5が、一体的に構成されている点を除いて従来の埋設物探査装置と同等の構成であるため、この点について主として以下に説明する。
送信回路4は、制御部6から送信トリガを受信し、この送信トリガに同期してパルス信号(送信信号)を生成して、送信アンテナエレメント2に給電する(送る)回路であり、第1の送信トランス41と、パルス発生部42と、第2の送信トランス43と、を備えている。また、耐ノイズ性能を高めるために、制御部6とはツイスト線71などで接続され、送信トリガが平衡信号として制御部6から送信されるようになっている。そして、第1の送信トランス41で不平衡信号に変換し、パルス発生部42でパルス信号を生成し、さらに、第2の送信トランス43で平衡信号に変換して、送信アンテナエレメント2から所定周期のパルス状のレーダ波を放射させるものである。
受信回路5は、制御部6から受信トリガを受信し、この受信トリガに同期して反射波(受信信号)を受信アンテナエレメント3から受信する回路であり、第1の受信トランス51と、サンプリング部52と、第2の受信トランス53と、を備えている。また、制御部6とはツイスト線72などで接続され、受信トリガおよび受信IF信号が平衡信号として制御部6との間で送受信されるようになっている。そして、受信トリガに同期するサンプリング部52のサンプリングタイミングに従って、受信アンテナエレメント3から反射波を受信すると、第2の受信トランス53で不平衡信号に変換し、さらに、第1の受信トランス51で平衡信号に変換して、受信IF信号を制御部6に送信する。
制御部6は、レーダ波の放射から反射波の受信までの時間と、受信IF信号の位相とに基づいて、埋設物の位置、状態を解析して、ディスプレイに表示させるものである。
このような送信アンテナエレメント2と送信回路4、および受信アンテナエレメント3と受信回路5とは、次のようにして一体的に構成されている。ここで、ともに同等な構成・構造であるため、送信アンテナエレメント2と送信回路4について、以下に主として説明する。
まず、図2(a)に示すように、薄い長方形のプリント基板(基板)8の一方の面であるSS面8aに、送信アンテナエレメント2が実装されている。この送信アンテナエレメント2は、2つの二等辺三角形を、その頂点同士が隣接するように配設した平面形状となっており、各角部に、他方の面(PS面8b)に貫通するスルーホール81−1〜6が形成されている。
一方、図2(b)に示すように、プリント基板8の他方の面であるPS面8bには、送信アンテナエレメント2の実装領域に重ならない領域に、1つの送信回路4と4つの終端抵抗82とが実装されている。つまり、プリント基板8を介して送信アンテナエレメント2と重ならないように、送信回路4と終端抵抗82の実装位置、形状、領域が設定されている。すなわち、この実施の形態では、送信回路4は、PS面8bの中央部のホームベース状の領域内のみで各部品が配置、配線され、周縁にスルーホール81−1、2が位置している。そして、このスルーホール81−1、2を介して、送信回路4と送信アンテナエレメント2とが導通接続されている。
また、各終端抵抗82は、横長の略長方形で、PS面8bの四隅近く配置され、送信回路4側の端部(一端部)にスルーホール81−3〜6が位置している。そして、このスルーホール81−3〜6を介して、各終端抵抗82と送信アンテナエレメント2とが導通接続されている。
さらに、図2(c)に示すように、プリント基板8のPS面8bを覆うようにシールドケース83が配設されている。このシールドケース83は、長方形のシート状で、外周側だけを残してPS面8bの全面を覆うように形成されている。これにより、送信回路4を完全に覆うとともに、各終端抵抗82の一端部側を覆うようになっている。そして、このようなシールドケース83が配設されることで、スルーホール81−1、2を介して送信回路4がシールドケース83に接続、ショートされ、スルーホール81−3〜6と終端抵抗82とを介して、送信アンテナエレメント2がシールドケース83に接続、ショートされている。また、各終端抵抗82の他端部が、シールドケース83の端縁から突出・露出しているものである。
以上のように、この埋設物探査装置1によれば、1つのプリント基板8に送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)と送信回路4(または受信回路5)とが実装されているため、ミスマッチによる多重反射信号が現れない。このため、所定長のディレイラインを設ける必要がなく、この結果、ケーブル損失による送信信号および受信信号の劣化をなくすとともに、部品費用や組立工数、組立費用を低減することや、埋設物探査装置1全体の軽量化、小型化が可能となる。
また、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)の実装領域に重ならないように送信回路4(または受信回路5)が実装されているため、送信回路4(または受信回路5)によって送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)の特性に影響を与えることがない。さらに、スルーホール81−3〜6と終端抵抗82とを介して、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)がシールドケース83にショート・短絡されているため、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)のアンテナ特性に影響を与えるグランドパターンを設けなくてよい。すなわち、1つのプリント基板8に送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)と送信回路4(または受信回路5)とを実装する場合、通常の回路基板のように、プリント基板8を多層構造(例えば、4層構造)にして1層を全面グランドパターンにすることが考えられるが、その場合、アンテナ特性に影響を与えてしまう。これに対して、本埋設物探査装置1の構造によれば、グランドパターンを設けずに送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)をショートさせることができる。つまり、アンテナ特性に影響を与えることなく、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)と送信回路4(または受信回路5)とを1つのプリント基板8に実装することができる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、送信回路4と制御部6間および受信回路5と制御部6間を、ともに平衡信号伝送としているが、ノイズ性能などに応じて、一方のみを平衡信号伝送としてもよい。また、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)や送信回路4(または受信回路5)、終端抵抗82の実装領域、形状は、所定の性能、機能が得られれば、上記の領域、形状に限らない。
また、上記の実施の形態では、送信アンテナエレメント2(または受信アンテナエレメント3)の実装領域に重ならないように送信回路4(または受信回路5)を実装しているが、重なるように実装してもよい。
1 埋設物探査装置
2 送信アンテナエレメント
3 受信アンテナエレメント
4 送信回路
41 第1の送信トランス
42 パルス発生部
43 第2の送信トランス
5 受信回路
51 第1の受信トランス
52 サンプリング部
53 第2の受信トランス
6 制御部
71、72 ツイスト線
8 プリント基板(基板)
8a SS面(一方の面)
8b PS面(他方の面)
81−1〜6 スルーホール
82 終端抵抗
83 シールドケース

Claims (2)

  1. レーダ波を送信アンテナエレメントから媒質に放射し、前記媒質からの反射波を受信アンテナエレメントで受信して解析処理することで、前記媒質中の埋設物を探査する埋設物探査装置において、
    基板の一方の面に送信アンテナエレメントが実装され、
    前記基板の他方の面に、信号を送信するための送信回路と、終端抵抗とが、前記送信アンテナエレメントと接続されて実装され、
    前記基板の他方の面を覆うようにシールドケースが配設され、前記終端抵抗を介して前記送信アンテナエレメントが前記シールドケースにショートされている、
    ことを特徴とする埋設物探査装置。
  2. レーダ波を送信アンテナエレメントから媒質に放射し、前記媒質からの反射波を受信アンテナエレメントで受信して解析処理することで、前記媒質中の埋設物を探査する埋設物探査装置において、
    基板の一方の面に受信アンテナエレメントが実装され、
    前記基板の他方の面に、信号を受信するための受信回路と、終端抵抗とが、前記受信アンテナエレメントと接続されて実装され、
    前記基板の他方の面を覆うようにシールドケースが配設され、前記終端抵抗を介して前記受信アンテナエレメントが前記シールドケースにショートされている、
    ことを特徴とする埋設物探査装置。
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