JP2014197832A - 撮像装置及びその駆動方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】電荷蓄積時間のずれによる画像の不均一を抑制し、かつフレームレートの低下を抑制した撮像装置及びその駆動方法を提供することを課題とする。【解決手段】撮像装置は、入射光量に応じて電荷を生成して蓄積し、行列状に配置された複数の画素(1)と、前記複数の画素の列毎に設けられる複数の信号線と、前記複数の画素の信号を行単位で選択して前記複数の信号線にそれぞれ出力させる行走査回路(2)と、前記複数の画素の行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正する第1のゲイン補正回路(6)とを有することを特徴とする。【選択図】図1

Description

本発明は、電子カメラ等に使用される撮像装置及びその駆動方法に関するものである。
撮像領域のうちの任意の領域を読み出す、電子ズーム機能が知られている。電子ズームの倍率を連続するフレーム間で変化させたり、任意の読み出し領域を時間毎に変える場合においてフレーム間で蓄積時間の差が生じたりすることが考えられる。そこで、特許文献1では、蓄積時間の差が生じたフレームについては前フレームの読み出し動作を完了させてから蓄積時間のリセットを開始させることで蓄積時間を一定に保っている。
特開2007−074032号公報
しかしながら、特許文献1に開示された方法では、前フレームの読み出し動作を完了させてから蓄積時間のリセットを開始させるため、1フレームの時間が長くなってしまう。ゆえに、連続的に読み出し領域を変化させた場合、結果としてフレームレートが低下してしまうという課題がある。
本発明の目的は、電荷蓄積時間のずれによる画像の不均一を抑制し、かつフレームレートの低下を抑制した撮像装置及びその駆動方法を提供することである。
本発明の撮像装置は、入射光量に応じて電荷を生成して蓄積し、行列状に配置された複数の画素と、前記複数の画素の列毎に設けられる複数の信号線と、前記複数の画素の信号を行単位で選択して前記複数の信号線にそれぞれ出力させる行走査回路と、前記複数の画素の行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正する第1のゲイン補正回路とを有することを特徴とする。
電荷蓄積時間のずれによる画像の不均一を防ぐことができる。また、補正によるフレームレートの低下を抑制しながら、出力画像の品位を維持することができる。
本発明の実施形態による撮像装置の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態による画素部と周辺回路の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態による読み出しタイミングを説明する図である。 本発明の実施形態による第1のリセットタイミングを説明する図である。 本発明の実施形態による画素回路の構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態による読み出し回路の構成の一例を示す図である。 読み出し領域の読み出し動作とリセット動作のタイミングを示す図である。 フレーム間で読み出し領域が変化する状態を模式的に示す図である。 読み出し領域の変化におけるタイミングを示す図である。 読み出し領域の変化におけるタイミングを示す図である。 読み出し領域の変化におけるタイミングを示す図である。 読み出し領域によるタイミングを説明する図である。 第2のリセットタイミングを説明する図である。 読み出しタイミングを説明する図である。 読み出しタイミングを説明する図である。 本発明の実施形態による撮像装置の構成の別の一例を示す図である。 本発明の実施形態による撮像装置の構成の別の一例を示す図である。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態による固体撮像装置の構成例を示すブロック図である。画素部1は、入射光量に応じて電荷(電気信号)を生成して蓄積する複数の画素が2次元行列状に配置されている。行走査回路2は、画素部1の画素の行を選択するための走査回路である。行走査回路2で選択された行を構成する画素に蓄積された電気信号は、行単位で読み出される。これ以降、行走査回路2が、画素部1における所定領域の行を順次走査し、画素に蓄積された電気信号を読み出し回路3に読み出す一連の動作を読み出し走査と呼ぶ。また、読み出し回路3に読み出された電気信号を画素信号と呼ぶ。また、行走査回路2が画素部1における所定領域の行を順次走査し、画素に蓄積された電気信号を所定電位にリセットする動作をリセット走査と呼ぶ。電気信号を画素に蓄積する時間は、このリセット走査から読み出し走査までの時間で制御される。列走査回路4は、画素部1の画素の列を選択するための走査回路である。読み出し回路3に行単位で読み出された画素信号は、列走査回路4で選択された列単位で順次出力される。アナログデジタル変換器(AD変換器)5は、読み出し回路3から出力されたアナログ画素信号を、デジタル画素信号に変換する。ゲイン補正回路6は、デジタル画素信号を所定倍(ゲイン補正)し、所望の出力レベルが得られるように調整する。
撮像制御部7は、行走査回路2を駆動する行走査信号、列走査回路4を駆動する列走査信号、AD変換器5の制御信号、ゲイン補正回路6を制御する。また、撮像制御部7は、蓄積時間計測部8の計測時間の制御を行う。具体的には、フレーム間で駆動条件が変化した場合、行毎に蓄積時間を計測するものである。補正係数演算部9は、蓄積時間計測部8の計測結果を基に補正係数を演算する。具体的には、補正係数演算部9は、所望する蓄積時間を基準として各行における蓄積時間の計測結果から補正係数を演算する。補正係数演算部9は、補正係数をゲイン補正回路6に出力する。ゲイン補正回路6は、補正係数に応じて、AD変換器5の出力レベルを調整する。
上記のように、AD変換器5は、読み出し回路3の出力信号をアナログからデジタルに変換し、ゲイン補正回路6は、デジタルの画素信号に対してデジタルゲイン補正を行う。ここで、図16に示すように、ゲイン補正回路6が読み出し回路3の出力信号に対してアナログゲイン補正を行い、AD変換器5がゲイン補正回路6の出力信号をアナログからデジタルに変換してもよい。更には、図17に示すように、AD変換器5の前後にゲイン補正回路6a及び6bを設けてもよい。補正係数演算部9は、補正係数をゲイン補正回路6a及び6bに出力する。第1のゲイン補正回路6aは、補正係数に応じて、読み出し回路3の出力アナログ信号に対してアナログゲイン補正を行う。AD変換器5は、第1のゲイン補正回路6aの出力信号をアナログからデジタルに変換する。第2のゲイン補正回路6bは、補正係数に応じて、AD変換器5の出力デジタル信号に対してデジタルゲイン補正を行う。以上のように、前段のアナログのゲイン補正によるAD変換器5の分解能の損失を抑えることができる利点と、後段のデジタルのゲイン補正による詳細な補正に対応できる利点とを使い分けることにより品質に優れた精度の高い補正を行うことができる。
図2は、図1のブロック31の詳細な構成例を示す図である。ブロック31は、画素部1、行走査回路2、列走査回路4及び読み出し回路3を有する。画素部1には、複数の画素P11〜PNMが行方向及び列方向に行列状に配置されている。読み出し回路3は、複数の列読み出し回路RC1〜RCM及び出力アンプ10を有する。複数の列信号線RL1〜RLMは、複数の画素P11〜PNMの列毎に設けられる。複数の列読み出し回路RC1〜RCMのそれぞれは、列信号線RL1〜RLMを介して、同列の画素P11〜PNMから信号を読み出して保存する。行走査回路2は、複数の画素P11〜PNMの信号を行単位で選択して複数の列信号線RL1〜RLMにそれぞれ出力させる。行走査回路2は、撮像制御部7から駆動信号を入力し、まず、先頭の行のリセット制御信号res1、選択制御信号sel1、転送制御信号tx1を出力する。1行目の画素P11〜P1Mは、転送制御信号tx1に応じて、画素内部の画素信号を列信号線RL1〜RLMに出力する。列走査回路4は、複数の列読み出し回路RC1〜RC4により保持された各列の信号を順次、出力線LN及びLS経由で出力アンプ10へ転送する。出力アンプ10は、転送された信号に基づいて画像信号を生成して出力する。1行目の制御信号の終了後、2行目の制御にシフトする。行走査回路2は、2行目のリセット制御信号res2、選択制御信号sel2、転送制御信号tx2を出力する。2行目の画素P21〜P2Mは、転送制御信号tx2に応じて、画素からの画素信号を列信号線RL1〜RLMに出力する。列信号線RL1〜RLMの画素信号は、上記と同様に、出力アンプ10に出力される。2行目以降も同様の処理を行う。N行目の制御まで行った後は、撮像制御部7から再び1行目の制御開始を行うトリガ信号を発生し、上記の制御を繰り返す。
次に、画素P11〜PNMの回路構成例を、図5を用いて説明する。光電変換部11は、光に応じた電荷(信号)を生成して蓄積する電荷蓄積動作を行う。光電変換部11は、フォトダイオードなどの素子である。トランジスタ12は、ゲートにリセット制御信号res(res1〜resN)を入力し、トランジスタ13のゲート即ちフローティングディフュージョン(以下FDと称する)の電圧を電源電圧VCCにリセットする。トランジスタ14は、ゲートに転送制御信号tx(tx1〜txN)を入力し、光電変換部11の電荷をFDに転送する。FDは、電荷を電圧として保持する。出力部のトランジスタ13は、FDの電圧に応じた電気信号を出力する。トランジスタ15は、ゲートに選択制御信号sel(sel1〜selN)を入力し、トランジスタ13の出力信号を列信号線RLに出力する。列信号線RLは、図2の列信号線RL1〜RLMに対応する。
次に、列読み出し回路RC1〜RCMの回路構成例を、図6を用いて説明する。図6の列読み出し回路RCは、図2の列読み出し回路RC1〜RCMに対応する。S信号転送スイッチ16は、撮像制御部7からアクティブな制御信号tsが供給された際にオンすることにより、第1列の画素P11,P21,P31,PN1のいずれかから読み出された画素非リセット時のS信号を保持容量17へ転送する。N信号転送スイッチ18は、撮像制御部7からアクティブな制御信号tnが供給された際にオンすることにより、第1列であれば画素P11,P21,P31,PN1のいずれかから読み出された画素リセット時のN信号を保持容量19へ転送する。S信号保持容量17は、トランジスタ16がオフしても転送されたS信号を保持し続ける。また、N信号保持容量19においても同様にして、トランジスタ18がオフしても転送されたN信号を保持し続ける。列走査回路4から列走査信号phが供給されると、列転送スイッチであるトランジスタ20及び21がオンする。これにより、S信号保持容量17に保持されたS信号は出力線LSに転送され、N信号保持容量19に保持されたN信号は出力線LNに転送される。出力アンプ10は、出力線LSにより伝達されたS信号と出力線LNにより伝達されたN信号との差分をとるCDS(Correllated Double Sampling:相関二重サンプリング)処理を行うことにより画像信号を生成して出力する。
次に、図2の動作内容についてタイミングチャートを用いて詳細に説明する。動作としては、画素P11〜PNMの画素信号を出力アンプ10に出力する通常読み出し動作と、該当行の画素P11〜PNMのリセット動作を行うだけで次の行に移行するリセットモードについて説明する。
図3は、通常読み出し動作を示すタイミングチャートである。図3では、リセット制御信号res1、選択制御信号sel1、転送制御信号tx1が1行目の画素の制御信号を示しているが、他の行についても同様である。まず、リセット信号res1がローレベルからハイレベルに移行し、トランジスタ12がオンすることで、FDの電位が電源電圧VCCにリセットされる。その後、リセット信号res1は再びローレベルの状態に移行する。そして、選択制御信号sel1がハイレベルの状態に移行し、トランジスタ15がオンする。次に、制御信号tnがハイレベルの期間において、トランジスタ18がオンし、リセットされたFDの電位が列信号線RLを介して、読み出し回路3の保持容量19にN信号として保持される。次に、制御信号tnがローレベルに移行した後、制御信号tsがハイレベルに移行し、トランジスタ16がオンする。転送制御信号tx1がハイレベルの期間において、トランジスタ14がオンし、光電変換部11に蓄えられた電荷がトランジスタ14を介してFDに電圧として変換される。FDの電圧は、トランジスタ13及び15を介して、列信号線RLを介して保持容量17にS信号として電圧が保持される。その後、転送制御信号tx1、制御信号ts、選択制御信号sel1の順にローレベルに移行し、1行目のデータ転送は終了する。その後、再度、リセット制御信号res1がハイレベルに移行し、トランジスタ12がオンする。転送制御信号tx1がハイレベルになると、トランジスタ14がオンし、光電変換部11の電極とFDが再度、電源電圧VCCにリセットされる。1行目のデータ転送終了と同時に、列走査回路4は、列走査信号ph1、ph2、ph3、…、phMをその順番で出力し、1列目からm列目まで順に、S信号及びN信号を出力線LS及びLNに出力する。1行にかかる転送動作開始時刻から画像信号の出力時刻までは時間ta1を要する。
図4は、光電変換部のリセット動作を示すタイミングチャートである。図4では、リセット制御信号res1、選択制御信号sel1、転送制御信号tx1が1行目の画素の制御信号を示しているが、他の行についても同様である。リセット動作では、リセット制御信号res1がハイレベル、転送制御信号tx1がハイレベルの状態となり、トランジスタ12及び14がオンし、光電変換部11の電極とFDが電源電圧VCCにリセットされる。その他の制御信号は、ローレベルの状態のままであり、読み出し動作は行わず、次の行に移行する。1行にかかるリセット時間は、時間ta2を要する。通常、読み出し動作の時間ta1とリセット動作の時間ta2との関係は、ta2<ta1である。
次に、読み出し領域の動作にかかる電荷蓄積時間の関係について、図7のタイミングチャートを用いて説明する。A−1フレームにおいて、時刻t0では、撮像制御部7は、動作開始の信号を行走査回路2に出力し、1行目から動作を開始する。時刻t0〜t1では、1行目からn1行目までは読み出し動作を行わず、リセット動作のみを行う。時刻t1〜t2では、n1行目からn2行目までは通常読み出し動作を行う。時刻t2〜t3では、n2行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。Aフレーム及びA+1フレームにおいては、読み出す行がA−1フレームと同じn1行目からn2行目である。つまり、t1−t0=t4−t3=t7−t6、t2−t1=t5−t4=t8−t7、t3−t2=t6−t5=t9−t8の関係が成り立つ。Aフレームにおけるn1行目からn2行目の電荷蓄積時間taは、以下の式で表わされる。
ta=ta1×(n2−n1)+ta2×(N−(n2−n1))
画像は、A−1フレームとAフレームとA+1フレームにおいて一定であるので、同じ電荷蓄積時間による画像P(A−1)、P(A)及びP(A+1)が出力される。
次に、読み出し領域の位置が変わった場合の電荷蓄積時間の変化について説明する。図8(A)〜(C)は、読み出し領域が変化する場合を複数のケースを想定した場合において簡易的に示したものである。
図8(A)のケース1は、読み出し領域がA−1フレームからAフレームにかけて画面上部に移動し、現フレームが前フレームと重なりをもつ場合である。図8(B)のケース2は、読み出し領域がA−1フレームからAフレームにかけて画面下部に移動し、現フレームが前フレームと重なりをもつ場合である。図8(C)のケース3は、読み出し領域がA−1フレームからAフレームにかけて画面下部に移動し、現フレームが前フレームと重なりをもたない場合である。以下、各ケースにおいてタイミングチャートを用いて説明する。
図9は、図8(A)のケース1の場合における読み出し領域が画面上部に移動した時のタイミングチャートを示したものであり、固体撮像装置の駆動方法を示す。A−2フレームにおいて、時刻t0では、撮像制御部7は、動作開始の信号を行走査回路2に出力し、1行目から動作を開始する。時刻t0〜t1では、1行目からn2行目までは読み出し動作を行わず、リセット動作のみを行う。時刻t1〜t2では、n2行目からn4行までは通常読み出し動作を行う。時刻t2〜t3では、n4行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。A−1フレームにおいては、A−2フレームと同じ読み出し領域である。つまり、t1−t0=t4−t3、t2−t1=t5−t4、t3−t2=t6−t5の関係が成り立つ。画像は、A−2フレームとA−1フレームにおいて一定であるので、同じ電荷蓄積時間による画像P(A−2)及びP(A−1)が出力される。
次に、Aフレームにおいて、時刻t6〜t7では、1行目からn1行目までリセット動作のみを行う。時刻t7〜t8では、n1行目からn3行目まで読み出し動作を行う。時刻t8〜t9では、n3行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。A+1、A+2フレームにおいては、読み出す行がAフレームと同じn1行目からn3行目である。つまり、t7−t6=t10−t9=t13−t12、t8−t7=t11−t10=t14−t13、t9−t8=t12−t11=t15−t14の関係が成り立つ。読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n4−n2=n3−n1)、A−2、A−1、A+1、A+2フレームの電荷蓄積時間taは、次のように表わされる。
ta=ta1×(n4−n2)+ta2×(N−(n4−n2))
=ta1×(n3−n1)+ta2×(N−(n3−n1))
Aフレームにおいては、n1行目の蓄積時間ta及びn2〜n3行目の電荷蓄積時間tbは、次のようになる。
ta=ta1×(n3−n1)+ta2×(N−(n3−n1))
=ta1×(n3−n1)+ta2×(N+n1−n3) …(1)
tb=ta1×(n4−n2)+ta2×(N−n4)
+ta2×(n1)+ta1×(n2−n1)
=ta1×(n4−n1)+ta2×(N+n1−n4) …(2)
画像について、読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n4−n2=n3−n1)、画像P(A−2)、P(A−1)、P(A+1)、P(A+2)は同じ電荷蓄積時間taによる画像が出力される。Aフレームにおける画像P(A)は、n1行目からn2行目までは電荷蓄積時間taからtbまで輝度のシェーディングを含んだ画像になり、n2行目からn3行目までは電荷蓄積時間tbによる一定の輝度の画像になる。電荷蓄積時間taとtbについて、式(1)及び式(2)から、n4>n3及びta1>ta2の関係であり、tb>taの関係になる。従って、画像P(A)は、輝度シェーディングを含みかつ他の画像より輝度の高い画像になる。
図10は、図8(B)のケース2の場合における読み出し領域が画面下部に移動した時のタイミングチャートを示したものであり、固体撮像装置の駆動方法を示す。A−2フレームにおいて、時刻t0では、撮像制御部7は、動作開始の信号を行走査回路2に出力し、1行目から動作を開始する。時刻t0〜t1では、1行目からn1行目までは読み出し動作を行わず、リセット動作のみを行う。時刻t1〜t2では、n1行目からn3行目までは通常読み出し動作を行う。時刻t2〜t3では、n3行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。A−1フレームにおいては、A−2フレームと同じ読み出し領域である。つまり、t1−t0=t4−t3、t2−t1=t5−t4、t3−t2=t6−t5の関係が成り立つ。画像は、A−2フレームとA−1フレームにおいて一定であるので、同じ蓄積時間による画像P(A−2)及びP(A−1)が出力される。
次に、Aフレームにおいて、時刻t6〜t7では、1行目からn2行目までリセット動作のみを行う。時刻t7〜t8では、n2行目からn4行目まで読み出し動作を行う。時刻t8〜t9では、n4行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。A+1及びA+2フレームにおいては、Aフレームと同じ読み出し領域である。つまり、t7−t6=t10−t9=t13−t12、t8−t7=t11−t10=t14−t13、t9−t8=t12−t11=t15−t14の関係が成り立つ。読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n3−n1=n4−n2)、A−2、A−1、A+1及びA+2フレームの電荷蓄積時間taは、次のように表わされる。
ta=ta1×(n3−n1)+ta2×(N−(n3−n1))
=ta1×(n4−n2)+ta2×(N−(n4−n2))
Aフレームにおいては、n2〜n3行目の電荷蓄積時間tb及びn4行目の電荷蓄積時間taは、次のようになる。
tb=ta1×(n3−n2)+ta2×(N+n2−n3) …(3)
ta=ta1×(n4−n2)+ta2×(N−n4)+ta2×(n2)
=ta1×(n4−n2)+ta2×(N+n2−n4) …(4)
画像について、読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n4−n2=n3−n1)、画像P(A−2)、P(A−1)、P(A+1)及びP(A+2)は同じ電荷蓄積時間による画像が出力される。Aフレームにおける画像P(A)は、n2行目からn3行目までは電荷蓄積時間tbによる一定の輝度の画像になる。また、n3行目からn4行目までは電荷蓄積時間tbからtaまで輝度のシェーディングを含んだ画像になる。電荷蓄積時間taとtbについて、式(3)及び式(4)から、n4>n3及びta1>ta2の関係になり、tb<taの関係になる。従って、画像P(A)は、輝度シェーディングを含みかつ他の画像より輝度の低い画像になる。
図11は、図8(C)のケース3の場合における読み出し領域が画面下部に移動し、かつフレーム前後で領域の重なりのない時のタイミングチャートを示したものであり、固体撮像装置の駆動方法を示す。A−2フレームにおいて、時刻t0では、撮像制御部7は、動作開始の信号を行走査回路2に出力し、1行目から動作を開始する。時刻t0〜t1では、1行目からn1行目までは読み出し動作を行わず、リセット動作のみを行う。時刻t1〜t2では、n1行目からn2行目までは通常読み出し動作を行う。時刻t2〜t3では、n2行目からN行目までは再びリセット動作のみを行う。A−1フレームにおいては、A−2フレームと同じ読み出し領域である。つまり、t1−t0=t4−t3、t2−t1=t5−t4、t3−t2=t6−t5の関係が成り立つ。画像は、A−2フレームとA−1フレームにおいて一定であるので、同じ電荷蓄積時間による画像P(A−2)及びP(A−1)が出力される。
次に、Aフレームにおいて、時刻t6〜t7では、1行目からn3行目までリセット動作のみを行う。時刻t7〜t8では、n3行目からN行目まで読み出し動作を行う。A+1及びA+2フレームにおいては、Aフレームと同じ読み出し領域である。つまり、t7−t6=t9−t8=t11−t10、t8−t7=t10−t9=t12−t11の関係が成り立つ。読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n2−n1=N−n3)、A−2、A−1、A+1及びA+2フレームの電荷蓄積時間taは、次のように表わされる。
ta=ta1×(n2−n1)+ta2×(N−n2+n1)
=ta1×(N−n3)+ta2×(n3)
Aフレームにおいては、n3行目の電荷蓄積時間tb及びn4行目の電荷蓄積時間taは、次のようになる。
tb=ta2×(N) …(5)
ta=ta1×(N−n3)+ta2×(N) …(6)
画像について、読み出し領域が変化しても、読み出し行数が同じ場合(n2−n1=N−n3)、画像P(A−2)、P(A−1)、P(A+1)及びP(A+2)は、同じ電荷蓄積時間による画像が出力される。Aフレームにおける画像P(A)は、n3行目の電荷蓄積時間tbからN行目の電荷蓄積時間taまで輝度のシェーディングを含んだ画像になる。蓄積時間蓄積時間taとtbについて、式(5)及び式(6)から、tb<taの関係になる。従って、他の画像より輝度の低い画像になる。
その他、読み出し領域がケース3とは逆に、A−1フレームからAフレームにかけて画面上部に移動し、現フレームが前フレームと重なりをもたない場合もある。この場合、ケース3とは逆に、画面移動後の1フレームが他のフレームより明るいシェーディング画像になる。
ケース1からケース3において、読み出し領域が変化した場合に発生する輝度のシェーディング及び電荷蓄積時間の差による絶対輝度は、画像に対して補正係数を演算することにより改善される。
ケース1の場合、Aフレームにおけるn1行目からn2行目までの輝度シェーディング(電荷蓄積時間taからtb)において、蓄積時間計測部8は、次式のように、n1行目からn2行目までの各行の電荷蓄積時間txを算出する。また、蓄積時間計測部8は、n2行目からn3行目までは電荷蓄積時間tbを出力する。
tx=ta+(tb−ta)/(n2−n1)×(nx−n1) (n1≦nx<n2)
tx=tb (n2≦nx≦n3)
補正係数演算部9は、次式のように、蓄積時間計測部8の計測結果の電荷蓄積時間txを基に補正係数Znを演算する。ここで、trefは、リファレンス電荷蓄積時間である。
Zn=tref/tx
読み出し領域が変化した前後のフレームで電荷蓄積時間が同一であれば(ケース1の場合n4−n2=n3−n1)、リファレンス電荷蓄積時間tref=taにすることにより、読み出し領域変更時に生じる電荷蓄積時間のずれを補正する。これにより、読み出し領域変化後に違和感のない画像を得ることができる。また、読み出し領域が変化した前後のフレームで電荷蓄積時間が異なる場合(ケース1の場合n4−n2≠n3−n1)、リファレンス電荷蓄積時間trefを前後のどちらかの電荷蓄積時間に合わせてもよい。また、その場合、リファレンス電荷蓄積時間trefを前後の電荷蓄積時間の中間の電荷蓄積時間に相当する輝度になるように合わせてもよい。ケース2及びケース3についても同様にして、蓄積時間計測部8が読み出し領域の行の電荷蓄積時間を演算し、補正係数演算部9がその演算された電荷蓄積時間を基に補正係数を演算する。
ゲイン補正回路6,6a,6bは、複数の画素P11〜PNMの行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、行毎の電荷蓄積時間に応じて、ゲイン補正する。ゲイン補正回路6等は、図8(A)〜(C)のように、現フレーム(Aフレーム)内で切り出して読み出す画素の領域が前フレーム(A−1フレーム)内で切り出して読み出す画素の領域と異なる場合に、行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、ゲイン補正する。
ここで、リセット動作(t0〜t1等)と通常読み出し動作(t1〜t2等)は、走査速度が異なる。通常読み出し動作(t1〜t2等)では、図3に示すように、行走査回路2は、切り出して読み出す画素の領域内の行の画素については画素に蓄積された信号を複数の列信号線RL1〜RLMに出力させる処理と画素の信号をリセットする処理とを行毎に行う。リセット動作(t0〜t1等)では、図4に示すように、行走査回路2は、切り出して読み出す画素の領域外の行の画素については画素の信号をリセットする処理のみを行毎に行う。
(第2の実施形態)
図12は、本発明の第2の実施形態による読み出し領域によるタイミングを示す図である。以下、第2の実施形態が第1の実施形態と異なる点を説明する。時刻t0及びt4から始まる第1の駆動は、光電変換部11のリセット動作を行うだけで次の行に移行するリセットモードの動作のみを行う。また、時刻t1及びt5から始まる第2の駆動は、リセットモードの動作と読み出し動作を行う。ここで、1フレームは、時刻t0から始まる第1の駆動パルスのタイミングから始まり、時刻t1から始まる第2の駆動パルスのタイミングが時刻t4におけるN行まで到達した時間までをいう。
Aフレームにおける第1の駆動では、時刻t0において1行目に入力される駆動パルスは、時刻t2まで図4に示す時間で第1のリセット動作を行う。時刻t2以降については、図13に示す第2のリセット動作を行う。図13に示す第2のリセット動作は、図4に示すリセット動作に対して、パルスres1、tx1のハイレベル時間が同じであり、各パルスにおける内部の動作については前述と同じなので説明は省略する。リセットモードに要する時間は、図3に示す読み出し動作と同じ時間ta1である。第1のリセット動作の時間ta2と第2のリセット動作の時間ta1との関係は、ta2<ta1である。
次に、図12のAフレームにおける第2の駆動では、時刻t1において1行目に入力される駆動パルスは、時刻t2まで図4に示す時間で第1のリセット動作を行う。次に、時刻t2以降、時刻t4までは図3に示す読み出し動作を行う。読み出し動作に関しては前述と同じなので説明は省略する。
また、更には、読み出し動作は図14に示す読み出し動作を行ってもよい。図14の読み出し動作が図3の読み出し動作と異なる点は、選択制御信号sel1がローレベルになった後、リセット制御信号res1及び転送制御信号tx1が再度ハイレベルにならない点である。光電変換部11のリセットは行われず、読み出し動作のみが行われる。読み出し領域の動作にかかる電荷蓄積時間の関係について、読み出し動作が行われて画像が出力されるのは、時刻t2からt4までの読み出し期間のn1行目からN行目までの領域となる。
n1行目における電荷蓄積時間taは、次のようになる。
ta=ta2×(n2−n1)
また、n2〜N行目の電荷蓄積時間tbは、次のようになる。
tb=ta1×(n2−n1)
Aフレームの画像について、図12の画像P(A)に示すように、n1行目からn2行目までは電荷蓄積時間taからtbまで輝度が明るくなるシェーディングを含んだ画像になる。n2行目からN行目までは電荷蓄積時間tbの状態で均一の画像になる。A+1フレームに関しても、時刻t4以降の時刻t5、t6、t7、t8までの動作は、Aフレームと同様の駆動条件である。A+1フレームの画像P(A+1)は、Aフレームの画像P(A)と同様になり、シェーディングを含んだ画像になる。
第2の実施形態において発生する輝度のシェーディング及び電荷蓄積時間の差による絶対輝度は、画像に対して補正係数を演算することにより改善される。Aフレーム(A+1フレームも同様)におけるn1行目からn2行目までの輝度シェーディング(電荷蓄積時間taからtb)において、蓄積時間計測部8は、次式のように、n1行目からn2行目までの各行の電荷蓄積時間txを算出する。また、蓄積時間計測部8は、n2行目からn3行目までは電荷蓄積時間tbを出力する。
tx=ta+(tb−ta)/(n2−n1)×(nx−n1) (n1≦nx<n2)
tx=tb (n2≦nx≦n3)
補正係数演算部9は、次式のように、蓄積時間計測部8の計測結果の電荷蓄積時間txを基に、補正係数Znを演算する。ここで、trefは、リファレンス電荷蓄積時間である。
Zn=tref/tx
リファレンス電荷蓄積時間trefは、電荷蓄積時間ta、tbもしくは所望の値に設定してもよい。蓄積時間計測部8が読み出し領域の行の電荷蓄積時間を演算し、補正係数演算部9がその演算された電荷蓄積時間を基に補正係数を演算する。以降の補正動作については、前述したゲイン補正回路6の説明と同様の動作であるので説明は省略する。
本実施形態では、第1のゲイン補正回路6aは、1フレーム内で電荷蓄積時間が異なるn1〜n2行の領域と電荷蓄積時間が同じn2〜N行の領域が存在する場合に、行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、ゲイン補正する。第1の駆動は、切り出して読み出す画素の領域外の行の画素については画素の信号をリセットする処理のみを行毎に行う駆動である。第2の駆動は、切り出して読み出す画素の領域内の行の画素については画素に蓄積された信号を列信号線RL1〜RLMに行毎に出力させる処理を少なくとも行毎に行う駆動である。
なお、本実施形態は、行走査回路2が、第1の駆動と第2の駆動とを同じ周波数で行う回路である場合に特に有用である。この行走査回路2の場合には、図12の時刻t1から時刻t2の期間の第1の駆動の駆動パルス及び第2の駆動の駆動バルスの傾きが互いに同じとなり、時刻t2から時刻t3の第1の駆動の駆動パルスと第2の駆動の駆動パルスの傾きが互いに同じとなるためである。
(第3の実施形態)
図15は、本発明の第3の実施形態による読み出し領域によるタイミングを示す図である。本実施形態は、第2の実施形態に対して、更に複数画面の切り出し動作を行っている点が異なる。時刻t0及びt4から始まる第1の駆動パルスは、光電変換部11のリセット動作を行うだけで次の行に移行するリセットモードの動作のみを行う。また、時刻t1及びt5から始まる第2の駆動パルスは、リセットモードの動作と読み出し動作を行う。ここで、1フレームは、時刻t0から始まる第1の駆動パルスのタイミングから始まり、時刻t1から始まる第2の駆動パルスのタイミングが時刻t4におけるN行まで到達した時間までをいう。
Aフレームにおける第1の駆動について、時刻t0において1行目に入力される駆動パルスは、時刻t2まで図13に示す時間で第2のリセット動作を行う。時刻t2以降については、図4に示す第1のリセット動作を行う。図13に示す第2のリセット動作は、図4に示すリセット動作に対して、パルスres1、tx1のハイレベル時間が同じであり、各パルスにおける内部の動作については前述と同じなので説明は省略する。リセットモードに要する時間は、図3に示す読み出し動作と同じ時間ta1である。第1のリセット動作の時間ta2と第2のリセット動作の時間ta1との関係は、ta2<ta1である。
次に、Aフレームにおける第2の駆動について、時刻t1において1行目に入力される駆動パルスは、時刻t2まで図3に示す時間で読み出し動作を行う。次に、時刻t2から時刻t3までは、図4に示す読み出し動作を行う。更に、時刻t3からt4まで読み出し動作を行う。読み出し動作に関しては、前述と同じなので説明は省略する。そして、読み出し動作は、図14に示す光電変換部11のリセット動作をしない読み出し動作を行ってもよい。読み出し領域の動作にかかる電荷蓄積時間の関係について、読み出し動作が行われて画像が出力されるのは、時刻t1からt2までの読み出し期間の1行目からn1行目までの領域と、時刻t3からt4までの読み出し期間のn3行目からN行目までの領域になる。
1行目及びn1行目における電荷蓄積時間taは、次のようになる。
ta=ta1×(n2−n1)
また、n3行目の電荷蓄積時間tbは、次のようになる。
tb=ta2×(N−n3)
また、N行目における電荷蓄積時間tcは、次のようになる。
tc=ta1×(N−n3)
Aフレームの画像について、図15の画像P1(A)に示すように、1行目からn1行目までは、電荷蓄積時間taの一定時間であり、均一の画像になる。また、画像P2(A)に示すように、n3行目からN行目までは、電荷蓄積時間tbからtcまで輝度が明るくなるシェーディングを含んだ画像になる。A+1フレームに関しても、時刻t4以降の時刻t5、t6、t7、t8までの動作は、Aフレームと同様の駆動条件である。画像P(A+1)は、画像P(A)と同様に、シェーディングを含んだ画像になる。
第3の実施形態において発生する輝度のシェーディング及び電荷蓄積時間の差による絶対輝度は、画像に対して補正係数を演算することにより改善される。蓄積時間計測部8は、次式により、Aフレーム(A+1フレームも同様)における各行の電荷蓄積時間txを算出する。
tx=ta (1≦nx<n1)
tx=tb+(tc−tb)/(N−n3)×(nx−n3) (n3≦nx≦N)
補正係数演算部9は、次式のように、蓄積時間計測部8の計測結果の電荷蓄積時間txを基に、補正係数Znを演算する。ここで、trefは、リファレンス電荷蓄積時間である。
Zn=tref/tx
リファレンス電荷蓄積時間trefは、電荷蓄積時間ta、tbもしくは所望の値に設定してもよい。蓄積時間計測部8が読み出し領域の行の電荷蓄積時間を演算し、補正係数演算部9がその演算された電荷蓄積時間を基に補正係数を演算する。以降の補正動作については、前述したゲイン補正回路6の説明と同様の動作であるので説明は省略する。
本実施形態では、リセット動作の駆動行数と通常読み出し動作の駆動行数の比が同じであり、かつ、通常読み出し動作のタイミングがフレーム前後で異なる場合、つまり、読み出し領域を変化させた場合についての画像補正の説明を行っている。また、読み出し領域を変化させなくても、1フレーム期間にリセット動作と通常読み出し動作を分離して駆動する方式について生じる画像補正の説明を行っている。
しかしながら、例えば、通常読み出し動作とリセット動作を交互もしくは数行おきに通常読み出し動作を行うビニング動作においても、本実施形態を適用することができる。すなわち、ビニング動作の変更時においても、同様の電荷蓄積時間のずれによる輝度のシェーディングや絶対輝度の差が生じる。これらについても、補正を行うことで、良好な画像を得ることができる。また、読み出し領域とビニング動作の組み合わせにおいても、同様に補正を行うことができる。
なお、本実施形態は、行走査回路2が、第1の駆動と第2の駆動とを同じ周波数で行う回路である場合に特に有用である。この行走査回路2の場合には、図15の時刻t0から時刻t2の期間の第1の駆動の駆動パルス及び第2の駆動の駆動バルスの傾きが互いに同じとなり、時刻t2から時刻t3の第1の駆動の駆動パルスと第2の駆動の駆動パルスの傾きが互いに同じとなるためである。
また、リセット動作の駆動行数と通常読み出し動作の駆動行数の比が異なる場合は、面内の行により電荷蓄積時間が異なってしまうのは避けられない。この場合についても、同様に補正を行うことができる。つまり、フレーム間で駆動条件が異なることにより、各々の行の画素の電荷蓄積時間が異なることにより生じる面内不均一性を面内の各々の行の画素の電荷蓄積時間を計測し、演算した補正係数により、読み出し回路3の信号のゲイン補正を行う。これにより、駆動方法を切り換えた場合であっても、電荷蓄積時間の差による画像の不均一部分を防ぐことができる。また、フレームレートの低下を抑制しながら、出力画像の品位を維持することができる。
また、本実施形態では、電荷蓄積時間の計測とゲイン補正を、画素信号の読み出しとほぼ同時の撮影中に行っているが、これに限定するものではない。例えば、撮影前に駆動条件が決まっていれば、前もって電荷蓄積時間を計測しておき、メモリ等に記憶させておき、実際の信号読み出しの時にゲイン補正を行ってもよい。また、読み出し信号をすべて読み出し終えた撮影後に、各々の行における電荷蓄積時間を計測し、読み出し信号にゲイン補正を施してもよい。いずれにおいても本実施形態の効果があることは明白である。
なお、上記実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
1 画素部、2 行走査回路、3 読み出し回路、4 列走査回路、5 AD変換器、6ゲイン補正回路、7 撮像制御部、8 蓄積時間計測部、9 補正係数演算部

Claims (11)

  1. 入射光量に応じて電荷を生成して蓄積し、行列状に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素の列毎に設けられる複数の信号線と、
    前記複数の画素の信号を行単位で選択して前記複数の信号線にそれぞれ出力させる行走査回路と、
    前記複数の画素の行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正する第1のゲイン補正回路と
    を有することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記第1のゲイン補正回路は、現フレーム内で切り出して読み出す前記画素の領域が前フレーム内で切り出して読み出す前記画素の領域と異なる場合に、前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  3. 前記行走査回路は、前記切り出して読み出す前記画素の領域内の行の画素については前記画素に蓄積された信号を前記複数の信号線に出力させる処理と前記画素の信号をリセットする処理とを行毎に行い、前記切り出して読み出す前記画素の領域外の行の画素については前記画素の信号をリセットする処理のみを行毎に行うことを特徴とする請求項2記載の撮像装置。
  4. 前記第1のゲイン補正回路は、1フレーム内で電荷蓄積時間が異なる行の領域と電荷蓄積時間が同じ行の領域が存在する場合に、前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  5. 前記複数の画素の各々は、前記入射光量に応じて前記電荷を蓄積する光電変換部を有し、
    前記行走査回路が、
    前記複数の画素の各々の前記光電変換部を行単位でリセットする第1の駆動をさらに行い、
    前記複数の画素の各々の前記光電変換部は前記第1の駆動から前記電荷を蓄積し、
    前記行走査回路は、前記複数の画素を行単位で選択して前記複数の画素からの信号を前記複数の信号線にそれぞれ出力させ、
    前記第1のゲイン補正回路は、前記複数の信号線に出力された信号に対してゲイン補正することを特徴とする請求項1記載の撮像装置。
  6. 前記行走査回路は、切り出して読み出す前記画素の領域外の行の画素の前記画素の信号を行毎にリセットする駆動と、切り出して読み出す前記画素の領域内の行の画素の前記画素に蓄積された信号を前記複数の信号線に行毎に出力させる駆動とを同じ周波数で行うことを特徴とする請求項4又は5記載の撮像装置。
  7. 前記第1のゲイン補正回路は、前記行毎の電荷蓄積時間に応じて前記ゲイン補正を行うことを特徴とする請求項1〜6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. さらに、前記複数の信号線のアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器を有し、
    前記第1のゲイン補正回路は、前記デジタル信号に対してゲイン補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  9. 前記第1のゲイン補正回路は、前記複数の信号線のアナログ信号に対してゲイン補正することを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の撮像装置。
  10. さらに、前記第1のゲイン補正回路によりゲイン補正されたアナログ信号をデジタル信号に変換するアナログデジタル変換器と、
    前記複数の画素の行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記デジタル信号に対してゲイン補正する第2のゲイン補正回路とを有することを特徴とする請求項9記載の撮像装置。
  11. 入射光量に応じて電荷を生成して蓄積し、行列状に配置された複数の画素と、
    前記複数の画素の列毎に設けられる複数の信号線と、
    前記複数の画素の信号を行単位で選択して前記複数の信号線にそれぞれ出力させる行走査回路とを有する撮像装置の駆動方法であって、
    前記複数の画素の行毎の電荷蓄積時間が異なる場合には前記行毎の電荷蓄積時間の差が低減するように、前記複数の信号線の信号に対してゲイン補正する第1のゲイン補正ステップを有することを特徴とする撮像装置の駆動方法。
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