JP2014198435A - 保護層転写シート、及び中間転写媒体 - Google Patents
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Abstract
Description
以下に、本発明の保護層転写シート10について詳細に説明する。図1は、本発明の保護層転写シートの一例を示す概略断面図である。図1、図2に示すように、本発明の保護層転写シート10は、基材1の一方の面上に、当該基材1から剥離可能な転写層20が設けられており、当該転写層20は、基材1側から、剥離層2、保護層3がこの順で積層されてなる積層構造を呈している。基材1、及び転写層20に含まれる剥離層2、保護層3は、本発明の保護層転写シート10における必須の構成である。
基材1は本発明の保護層転写シート10における必須の構成であり、転写層20、及び基材1の他方の面上に任意に設けられる背面層5を保持するために設けられる。基材1の材料については特に限定されないが、転写層20を被転写体上に転写する際に加えられる熱に耐え、取り扱い上支障のない機械的特性を有することが望ましい。このような基材1として、例えば、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル、ポリアリレート、ポリカーボネート、ポリウレタン、ポリイミド、ポリエーテルイミド、セルロース誘導体、ポリエチレン、エチレン・酢酸ビニル共重合体、ポリプロピレン、ポリスチレン、アクリル、ポリ塩化ビニル、ポリ塩化ビニリデン、ポリビニルアルコール、ポリビニルブチラール、ナイロン、ポリエーテルエーテルケトン、ポリサルフォン、ポリエーテルサルフォン、テトラフルオロエチレン・パーフルオロアルキルビニルエーテル、ポリビニルフルオライド、テトラフルオロエチレン・エチレン、テトラフルオロエチレン・ヘキサフルオロプロピレン、ポリクロロトリフルオロエチレン、ポリビニリデンフルオライド等の各種プラスチックフィルムまたはシートを挙げることができる。また、基材1の厚さは、その強度及び耐熱性が適切になるように材料に応じて適宜設定することができ、2.5〜100μm程度が一般的である。
基材1上に設けられている転写層20は、熱転写時に、基材上から剥離され被転写体上に転写される層である。本発明では、転写層20は、剥離層2、保護層3を必須の層として含んでおり、転写層20は、図1、図2に示すように、基材1側から、剥離層2、保護層3がこの順で積層されてなる積層構成をとる。転写層20は、剥離層2、保護層3以外の任意の層を含んでいてもよく、例えば、図2に示すように、接着層が含まれていてもよい。また、剥離層2と保護層3との間に任意の層が含まれていてもよい。
図1、図2に示すように、転写層20には、必須の層として保護層3が含まれており、当該保護層3は、後述する剥離層2上に直接的、又は間接的に設けられている(図示する形態では剥離層2上に直接的に設けられている)。なお、保護層3は、熱転写時に被転写体上に転写される層である。
保護層3は、「特定のアクリル系ポリオール樹脂」や「特定の硬化型アクリル系ポリオール樹脂」とともに、他の任意の成分を含有していてもよい。例えば、図1に示す形態において、転写層20が転写される被転写体側で、接着性を満たすための対策が取られていない場合には、保護層3に、被転写体との接着性が要求される。したがって、この形態では、保護層3に、接着性を有する成分が含有されていることが好ましい。なお、被転写体側に、保護層3との接着性を満たす対応をとる、例えば、被転写体上に接着層を設けることもでき、この場合には、保護層3に接着性を有する材料が含まれていることを必ずしも要しない。また、後述するように、図1に示す形態における保護層3に要求される役割を、図2に示すように、別途の層によって補うこともできる。例えば、保護層3上に、被転写体との接着性に対する要求を満たすことができる接着層4を設ける場合には、被転写体との接着性を有する成分を保護層3に含有させることを必ずしも要しない。
被転写体との接着性を有する成分としては、例えば、アクリル系樹脂、ビニル系樹脂、ポリエステル系樹脂、ウレタン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エポキシ系樹脂、ゴム系樹脂、アイオノマー樹脂等を主成分とする従来既知の接着剤が広く使用できる。
耐擦過性を有する成分としては、例えば、メタクリル酸エステル共重合体、塩化ビニル/酢酸ビニル共重合体、ポリエステル樹脂、ポリカーボネート樹脂、アクリル樹脂、紫外線吸収性樹脂、エポキシ樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリウレタン樹脂、アクリルウレタン樹脂、これらの各樹脂をシリコーン変性させた樹脂、これらの各樹脂の混合物、電離放射線硬化性樹脂、紫外線吸収性樹脂等が挙げられる。なかでも、紫外線吸収性樹脂は、耐擦過性に特に優れる点で好適に使用することができる。
また、保護層3には、上記で例示した任意の成分以外に、他の任意の成分が含有されていてもよい。他の任意の成分としては、例えば、ベンゾフェノン系、ベンゾトリアゾール系、ベンゾエート系、トリアジン系、酸化チタン、酸化亜鉛などの公知の紫外線吸収剤、ヒンダードアミン系、Niキレート系などの光安定剤、ヒンダードフェノール系、硫黄系、リン系、ラクトン系などの酸化防止剤等を挙げることができる。これらの任意の成分は、1種を単独で用いてもよく、2種以上を併用して用いることもできる。
図1、図2に示すように、転写層20には、必須の層として剥離層2が含まれており、当該剥離層2は、基材1と上記保護層3との間に設けられている。なお、剥離層2は、熱転写時に被転写体上に転写される層である。
本願明細書で言うポリエステル系樹脂とは、多価カルボン酸と、多価アルコールとから重縮合によって得られるエステル基を含むポリマーを意味する。多価カルボン酸としては、テレフタル酸、イソフタル酸、フタル酸、2,6−ナフタレンジカルボン酸、アジピン酸、セバシン酸、デカンジカルボン酸、アゼライン酸、ドデカジカルボン酸、シクロヘキサンジカルボン酸等が挙げられる。また、多価アルコールとしては、エチレングリコール、プロパンジオール、ブタンジオール、ペンタンジオール、ヘキサンジオール、ネオペンチルグリコール、1,4−シクロヘキサンジメタノール、デカンジオール、2−エチル−ブチル−1−プロパンジオール、ビスフェノールA等が挙げられる。さらに本発明で用いるポリエステル系樹脂は、3種類以上の多価カルボン酸や多価アルコールの共重合であってもよく、ジエチレングリコール、トリエチレングリコール、ポリエチレングリコール等のモノマーやポリマーとの共重合体であってもよい。また、本願明細書で言うポリエステル系樹脂には、上記ポリエステル系樹脂の変性物も含まれる。ポリエステル系樹脂の変性物としては、例えば、ポリエステルウレタン樹脂などを挙げることができる。ポリエステル系樹脂の変性物の一例であるポリエステルウレタン樹脂は、市販品をそのまま用いることができ、市販品としては、例えば、東洋紡(株)製のURシリーズ等を挙げることができる。
本願明細書で言うアクリルウレタン系樹脂は、酸価を有するアクリル系樹脂と、イソシアネート系硬化剤との反応によって得られる樹脂(A1)、又はアクリル系ポリオール樹脂とイソシアネート系硬化剤との反応によって得られる樹脂(A2)を意味する。なお、アクリルウレタン系樹脂にかえて、従来公知のウレタン樹脂を含有する剥離層とした場合には、転写層20全体としての箔切れ性や、耐久性を十分に満足させることができない。
本願明細書で言うエポキシ系樹脂は、エポキシ基の反応によって得られる樹脂(B1)、又はエポキシ基を有する硬化剤と、当該エポキシ基と反応する反応性樹脂との反応によって得られる樹脂(B2)を意味する。
図2に示すように、保護層3上に接着層4を設けてもよい。接着層4の成分としては、上記「被転写体との接着性を有する成分」で例示した成分等を適宜選択して用いることができる。なお、被転写体側で、転写層20との接着性を満足させる対応をとる場合には、接着層4を設けることを必ずしも要しない。
転写層20が転写された印画物の耐可塑剤性を向上させるために、剥離層2と保護層3との間に耐可塑剤性層(図示しない)を設けてもよい。
また、図2に示すように、基材1の保護層3が設けられている面とは異なる面上に、耐熱性、及び印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上させるための背面層5を設けてもよい。なお、背面層5は本発明の保護層転写シート10における任意の構成である。
次に、図3を用いて本発明の中間転写媒体100について説明する。本発明の中間転写媒体100は、基材1の一方の面上に、当該基材1から剥離可能な転写層20が設けられており、当該転写層20は、基材側から剥離層2、保護層3、受容層50がこの順で積層されてなる。基材1、剥離層2、保護層3、受容層50は、本発明の中間転写媒体100における必須の構成である。本発明の中間転写媒体100は、図3に示すように、基材1の他方の面上に背面層5が設けられていてもよい。また、受容層50上に図示しない接着層が設けられていてもよい。以下、本発明の中間転写媒体100の各構成について具体的に説明する。
基材1は、上記本発明の保護層転写シート10の基材1と同様のものを用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
転写層20に含まれる保護層3は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上のアクリル系ポリオール樹脂を含有している。
転写層20に含まれる剥離層2は、ポリエステル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂の群から選択される少なくとも1種を含有している。
図3に示すように、保護層3上には受容層50が設けられている。受容層50は、転写層20に含まれる層である。この受容層上には、熱転写画像が形成される。そして、画像が形成された受容層50は、剥離層2、保護層3とともに被転写体上に転写され、その結果、印画物が形成される。受容層50を形成するための材料としては、昇華性染料または熱溶融性インキ等の熱移行性の色材を受容し易い従来公知の樹脂材料を使用することができる。例えば、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ポリ塩化ビニルもしくはポリ塩化ビニリデン等のハロゲン化樹脂、ポリ酢酸ビニル、塩化ビニル−酢酸ビニル系共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体もしくはポリアクリル酸エステル等のビニル系樹脂、ポリエチレンテレフタレートもしくはポリブチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリアミド系樹脂、エチレンもしくはプロピレン等のオレフィンと他のビニルポリマーとの共重合体系樹脂、アイオノマーもしくはセルロースジアスターゼ等のセルロース系樹脂、ポリカーボネート等が挙げられ、特に、塩化ビニル系樹脂、アクリル−スチレン系樹脂またはポリエステル樹脂が好ましい。
また、図3に示すように基材1の他方の面上に背面層5が設けられていてもよい。背面層5としては、上記本発明の保護層転写シート10の背面層5をそのまま用いることができ、ここでの詳細な説明は省略する。
本発明の中間転写媒体を用いて、受容層50上に画像形成を行う方法としては、特に限定されず、公知の熱転写方式にて行うことができる。
基材としては、従来公知のある程度の耐熱性と強度を有するものであればいずれのものでもよく、例えば、ポリエチレンテレフタレートフィルム、1,4−ポリシクロヘキシレンジメチレンテレフタレートフィルム、ポリエチレンナフタレートフィルム、ポリフェニレンサルフィドフィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロピレンフィルム、ポリサルホンフィルム、アラミドフィルム、ポリカーボネートフィルム、ポリビニルアルコールフィルム、セロハン、酢酸セルロース等のセルロース誘導体、ポリエチレンフィルム、ポリ塩化ビニルフィルム、ナイロンフィルム、ポリイミドフィルム、アイオノマーフィルム等の樹脂フィルム;コンデンサー紙、パラフィン紙、合成紙等の紙類;不織布;紙や不織布と樹脂との複合体等が挙げられる。
熱転写性色材層は、熱転写シートが昇華型熱転写シートの場合には、昇華性染料を含有する層となり、熱溶融型熱転写シートの場合には、着色剤を含む熱溶融組成物を含有する層となる。また、昇華性染料を含有する層領域と、着色剤を含む熱溶融組成物からなる熱溶融性のインクを含有する層領域とを連続した1枚の基材上に面順次に設けられた熱転写シートを用いることもできる。以下、熱転写シートが、昇華型熱転写シートである場合を中心に説明するが、本発明の中間転写媒体100は、昇華型熱転写シートと組み合されて用いられることに限定されるものではない。
また、基材の他方の面上に、耐熱性、及び印画時におけるサーマルヘッドの走行性等を向上させるための背面層が設けられていてもよい。熱転写シートの背面層としては、上記本発明の保護層転写シート10の背面層5をそのまま用いることができる。
基材として厚さ12μmのポリエチレンテレフタレートフィルム(東レ株式会社製、ルミラー)を用い、該基材上に下記組成の剥離層用塗工液1を乾燥状態で1.0g/m2の厚さとなるように塗工し剥離層を形成した。次いで、剥離層上に下記組成の保護層用塗工液1を、乾燥状態で2.0g/m2の厚さとなるように塗工し保護層を形成した。更に該保護層の上に下記組成の受容層用塗工液を、乾燥状態で1.0g/m2の厚さとなるように塗工し受容層を形成して実施例1の中間転写媒体を得た。なお、上記の剥離層用塗工液1、保護層用塗工液1、受容層用塗工液は、全てグラビアコーティングにて塗工した。
・アクリル樹脂(Tg:105℃、Mw:25000) 80部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・ポリエステル樹脂 5部
(バイロン200、東洋紡(株))
・ポリエチレンワックス 5部 (ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 25部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株)、固形分:40%)
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 100部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 17.6部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 170部
・塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体 95部
(CNL、日信化学工業(株))
・エポキシ変性シリコーンオイル 5部
(KP−1800U、信越化学工業(株))
・トルエン 200部
・MEK 200部
剥離層用塗工液1を下記組成の剥離層用塗工液2に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例2の中間転写媒体を得た。
・アクリル樹脂(Tg:105℃、Mw:25000) 80部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 4部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・ポリエチレンワックス 5部 (ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 25部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株)、固形分:40%)
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
剥離層用塗工液1を下記組成の剥離層用塗工液3に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例3の中間転写媒体を得た。
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 187.5部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 13.3部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・ポリエチレンワックス 5部 (ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 25部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株)、固形分:40%)
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
剥離層用塗工液1を下記組成の剥離層用塗工液4に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例4の中間転写媒体を得た。
モル当量比(−アミノ基/−エポキシ基):1.0
・アミノ変性アクリル樹脂(固形分40%、Tg75℃、Mw53000) 200部
(LK−730、東レファインケミカル(株))
・エポキシ硬化剤 8.5部
(デナコール、EX−612) ナガセケムテックス(株))
・ポリエチレンワックス 5部 (ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 10部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株))
・トルエン/イソブタノール=1/1混合溶剤 200部
剥離層用塗工液1を下記組成の剥離層用塗工液5に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例5の中間転写媒体を得た。
・フェノキシ樹脂(エポキシ系樹脂) 80部
(PKHA、巴工業(株))
・ポリエステル樹脂 5部
(バイロン200、東洋紡(株))
・ポリエチレンワックス 5部
(ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 25部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株)、固形分:40%)
・MEK 385部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液2に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例6の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):0.5
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 100部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 8.8部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液3に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例7の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):2.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 100部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 35.2部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液4に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例8の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 100部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:15.5%) 11.9部
(デュラネート21S−75E(HDI系)、旭化成(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液5に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例9の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 100部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:10.5%) 17.1部
(タケネートD140N(IPDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液6に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例10の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:97℃ Mw:23000 水酸基価(solid):60、−OH:24) 95部
(Q167−40、三井化学(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 16.7部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・紫外線吸収剤 5部
(TINUBIN900、チバ・ジャパン(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液7に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例11の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:40% Tg:70℃ 水酸基価(solid):52.5 、−OH:21) 100部
(UV−G137、日本触媒(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 13.7部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液8に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例12の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:46% Tg:75℃ Mw:29000 水酸基価(solid):61、−OH:28.06) 100部
(LH−613、東レ・ファインケミカル(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 18.3部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液9に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例13の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:46% Tg:75℃ Mw:29000 水酸基価(solid):61、−OH:28.06) 95部
(LH−613、東レ・ファインケミカル(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 17.4部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・紫外線吸収剤 5部
(TINUBIN900、チバ・ジャパン(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液10に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例14の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:50% Tg:63℃ Mw:31000) 水酸基価(solid):25.9、−OH:12.95) 100部
(LK−723、東レ・ファインケミカル(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 8.43部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液11に変更した以外は、全て実施例1と同様にして実施例15の中間転写媒体を得た。
モル当量比(―NCO/−OH):1.0
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:55% Tg:53℃ Mw:26600 水酸基価(solid):72.7、−OH:40) 100部
(WZU−591、DIC(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 28.5部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
剥離層用塗工液1を下記組成の剥離層用塗工液Aに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例1の中間転写媒体を得た。
・アクリル系樹脂(Tg:105℃、Mw:25000) 85部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・ポリエチレンワックス 5部 (ポリワックス1000、東洋アドレ(株))
・紫外線吸収アクリル樹脂 25部
(PUVA−50M−40TM、大塚化学(株)、固形分:40%)
・トルエン 192.5部
・MEK 192.5部
剥離層用塗工液1を上記組成の剥離層用塗工液Aに変更し、保護層用塗工液1を上記組成の保護層用塗工液8に変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例2の中間転写媒体を得た。
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Aに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例3の中間転写媒体を得た。
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:50% Tg:48℃ Mw:40000 水酸基価(solid):100、−OH:50) 100部
(A−801−P、DIC(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 32.6部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Bに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例4の中間転写媒体を得た。
・アクリル系ポリオール樹脂(固形分:54% Tg:31℃ Mw:20000 水酸基価(solid):51、−OH:27.54) 100部
(LH−681、東レ・ファインケミカル(株))
・イソシアネート系硬化剤(固形分:75% −NCO:11.5%) 19.6部
(タケネートD110N(XDI系)、三井化学(株))
・MEK 95部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Cに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例5の中間転写媒体を得た。
・ポリエステル樹脂 20部
(バイロン200、東洋紡(株))
・MEK 80部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Dに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例6の中間転写媒体を得た。
・ポリエステル樹脂 18部
(バイロン200、東洋紡(株))
・紫外線吸収剤 2部
(TINUBIN900、チバ・ジャパン(株))
・MEK 80部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Eに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例7の中間転写媒体を得た。
・ポリエステル樹脂 20部
(バイロン600、東洋紡(株))
・MEK 80部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Fに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例8の中間転写媒体を得た。
・アクリル系樹脂(Tg:105℃、Mw:95000) 20部
(BR−80、三菱レイヨン(株))
・MEK 80部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Gに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例9の中間転写媒体を得た。
・アクリル系樹脂(Tg:105℃、Mw:25000) 20部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・MEK 80部
保護層用塗工液1を下記組成の保護層用塗工液Hに変更した以外は、全て実施例1と同様にして比較例10の中間転写媒体を得た。
・アクリル系樹脂(Tg:105℃、Mw:25000) 18部
(BR−87、三菱レイヨン(株))
・紫外線吸収剤 2部
(TINUBIN900、チバ・ジャパン(株))
・MEK 80部
HDP−600(HID社)プリンタと、下記の方法で作成した熱転写シートを用いて、デフォルト条件下で各実施例、及び比較例の中間転写媒体の受容層へ黒ベタ画像を形成し、次いで、同プリンタを用いて塩ビカード(DNP社製)上に、175℃、2sec/inchの再転写条件で、黒ベタ画像形成後の受容層、保護層、及び剥離層を転写させ、実施例1〜15、比較例1〜10の印画物を得た。
基材として厚さ4.5μmの易接着処理済みポリエチレンテレフタレートフィルムを用い、この上に、下記組成の耐熱活性層用塗工液を乾燥時0.8g/m2になるように塗工し、耐熱活性層を形成した。次いで、基材の他方の面に、イエロー染料層用塗工液、マゼンタ染料層用塗工液、シアン染料層用塗工液をそれぞれ、乾燥時塗工量が0.6g/m2となるように面順次に塗工して、染料層を形成し、熱転写シートを得た。
・ポリビニルブチラール樹脂 2.0部
(エスレックBX−1、積水化学工業(株))
・ポリイソシアネート 9.2部
(バーノック、D750、大日本インキ化学工業(株))
・リン酸エステル系界面活性剤 1.3部
(プライサーフA208N、第一工業製薬(株))
・タルク 0.3部
(ミクロエースP−3、日本タルク工業(株))
・トルエン 43.6部
・メチルエチルケトン 43.6部
・下式に示される染料 4.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5部
(エスレックKS−5、積水化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(ディスパースレッド60) 1.5部
・分散染料(ディスパースバイオレッ26) 2.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 4.5部
(エスレックKS−5、積水化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
・分散染料(ソルベントブルー63) 4.0部
・ポリビニルアセタール樹脂 3.5部
(エスレックKS−5、積水化学工業(株))
・ポリエチレンワックス 0.1部
・メチルエチルケトン 45.0部
・トルエン 45.0部
上記実施例1〜15、比較例1〜10の印画物の形成における、剥離層、保護層、受容層を含む転写層の転写性を以下の評価基準に基づいて評価した。評価結果を表1に示す。
<評価基準>
○:塩ビカードの全面に問題なく転写ができている。
×:転写層の転写不良が部分的に生じている。
××:全面的に転写不良が生じている。
各実施例及び比較例の箔切れ性の評価として、印画物の尾引きの確認を目視にて行い、以下の評価基準で評価を行った。評価結果を表1に示す。なお、尾引きとは、転写層の転写領域と非転写領域の境界を起点とし、該境界から非転写領域側にはみ出した転写層の長さを意味する。
<評価基準>
○:尾引きが0.3mm以下である。
△:僅かな尾引きが生じているが使用上問題なし(0.3mm〜1.0mm)。
×:尾引きがかなり生じている(1.0mm以上)。
各実施例及び比較例の印画物上に、可塑剤(DOP)を添加した後に、PETフィルムでカバーをし、40℃ 8h後の印画物の表面状態を目視で観察し、以下の評価基準で評価試験を行った。評価試験結果を表1に示す。
<評価基準>
○:画像にダメージが見られない。
△:画像に僅かなダメージが見られるが使用上問題ないレベルである。
×:使用上問題となる画像のダメージが見られる。
各実施例及び比較例の印画物を、メチルエチルケトン(MEK)に浸した綿棒で30回往復した後の画像の状態を目視で確認を行い、以下の評価基準に基づいて耐溶剤性の評価を行った。評価結果を表1に示す。
<評価基準>
○:画像にダメージが見られない。
△:画像に僅かなダメージが見られるが使用上問題ないレベルである。
×:使用上問題となる画像のダメージが見られる。
2…剥離層
3…保護層
4…接着層
5…背面層
20…転写層
10…保護層転写シート
50…受容層
100…中間転写媒体
Claims (6)
- 基材の一方の面に、当該基材から剥離可能な転写層が設けられた保護層転写シートであって、
前記転写層は、前記基材側から剥離層、保護層がこの順で積層されてなり、
前記剥離層は、ポリエステル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂の群から選択される少なくとも1種を含有しており、
前記保護層は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上のアクリル系ポリオール樹脂を含有していることを特徴とする保護層転写シート。 - 前記アクリル系ポリオール樹脂の重量平均分子量(Mw)が、8000以上70000以下の範囲内であることを特徴とする請求項1に記載の保護層転写シート。
- 前記アクリル系ポリオール樹脂が、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上のアクリル系ポリオール樹脂を硬化剤によって硬化せしめたアクリル系ポリオール樹脂であることを特徴とする請求項1又は2に記載の保護層転写シート。
- 前記アクリル系ポリオール樹脂の水酸基価が、10mgKOH/g以上100mgKOH/g以下の範囲内であることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の保護層転写シート。
- 前記硬化剤が、XDI系、HMDI系、IPDI系の群から選択されるイソシアネート系硬化剤であることを特徴とする請求項3又は4に記載の保護層転写シート。
- 基材の一方の面に、当該基材から剥離可能な転写層が設けられた中間転写媒体であって、
前記転写層は、前記基材側から剥離層、保護層、受容層がこの順で積層されてなり、
前記剥離層は、ポリエステル系樹脂、アクリルウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂の群から選択される少なくとも1種を含有しており、
前記保護層は、ガラス転移温度(Tg)が50℃以上のアクリル系ポリオール樹脂を含有していることを特徴とする中間転写媒体。
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