JP2014201422A - 揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具および支持方法 - Google Patents

揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具および支持方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 揚炭機の走行部のアイドラ軸に接続された給油ホースのねじれを抑制する。【解決手段】 ギヤカバー142に取り付ける取付板2と、この取付板2から給油ホース141のアイドラ軸136側に延びる支持体3と、給油ホース141のアイドラ軸136側をねじれないように支持体3に締結する締結バンド4と、を備える支持具1で給油ホース141を支持する。【選択図】 図1

Description

この発明は、揚炭機の走行部のアイドラ軸に潤滑油を供給する給油ホースを支持する、揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具および支持方法に関する。
火力発電所では、図4に示すように、船舶100によって運搬されてきた石炭Cを、桟橋110に設置された揚炭機101によって船舶100から桟橋110側に搬送し、その後、石炭受入れコンベヤ120によって貯留場まで搬送している(例えば、特許文献1参照。)。この揚炭機101は、フレーム本体102と、搬送アーム103と、垂直コンベヤ部104と、取り入れ部105とを有し、また、桟橋110には、2つのレール111が並行に敷設されている。
フレーム本体102は、レール111の敷設方向(走行方向)と直交する方向に延びており、両端部にレール111上をX方向に走行するための走行部130が設けられている。また、搬送アーム103は、フレーム本体102の上部に設けられており、フレーム本体102に対して矢印U方向に旋回可能となっている。さらに、搬送アーム103は、上下方向(矢印Z方向)に揺動可能となっている。
また、垂直コンベヤ部104は、搬送アーム103の先端部に取付けられ、矢印W方向に旋回可能で、取り入れ部105からの石炭Cを上方に搬送する機能を有している。取り入れ部105は、垂直コンベヤ部104の下端部に取付けられており、船舶100内を矢印Y方向に移動するようになっている。
そして、取り入れ部105で取り入れた石炭Cを、垂直コンベヤ部104によって上方に搬送し、搬送アーム103を通過させてフレーム本体102に送り、フレーム本体102の投入口から石炭受入れコンベヤ120上に投入する。このようにして揚炭機101は、船舶100に積載された石炭Cを自動で陸揚げするようになっている。
また、走行部130には、図5に示すように、レール111上を回転、走行する車輪131が複数配設され、これらの車輪131は、アイドラギヤ(アイドラ)132を介して回転・自転するようになっている。すなわち、アイドラギヤ132は、モータ133に連結された駆動ギヤ134と、車輪131のギヤ131aに噛合された従動ギヤ135とに噛合されている。そして、モータ133によって駆動ギヤ134が回転すると、アイドラギヤ132が回転し、これに伴って従動ギヤ135が回転して車輪131(ギヤ131a)が回転するものである。
このようなアイドラギヤ132は、図6に示すように、アイドラ軸136によって回転自在に支持されている。すなわち、アイドラギヤ132の中心部に形成された挿入孔に、ベアリング137を介してアイドラ軸136の先端部が挿入・装着され、アイドラギヤ132がアイドラ軸136に対して回転自在となっている。また、アイドラ軸136は、ハウジング138で支持され、通常は回転しないようになっている。
一方、アイドラ軸136やベアリング137などに潤滑油を供給するための給油ホース(給脂ホース)141が配設されている。すなわち、アイドラギヤ132や駆動ギヤ134、従動ギヤ135の正面を覆うギヤカバー142に形成されたホース孔142aを通して、アイドラ軸136の先端面に給油ホース141が接続され、給油ホース141を介してアイドラ軸136等に給油されるようになっている。
特開平10−265056号公報
ところで、上記のように、通常はアイドラ軸136が回転しないようになっているため、給油ホース141も回転しないのが通常である。しかしながら、本願発明者は、経年によるアイドラ軸136やベアリング137の摩耗(変摩耗や局部摩耗等)などによって、アイドラ軸136がアイドラギヤ132の回転に伴って回転する(少しずつ回る)場合があることを発見・確認した。そして、アイドラ軸136が回転すると、給油ホース141も回ってねじれた状態となり、このような回転が継続してねじれが進むと、給油ホース141が破断して潤滑油が漏洩するおそれがある。
そこでこの発明は、給油ホースのねじれを抑制することが可能な揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具および支持方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1の発明は、揚炭機の走行部のアイドラ軸にアイドラギヤが装着され、該アイドラギヤの正面を覆うギヤカバーに形成されたホース孔を介して前記アイドラ軸に接続された給油ホースを支持する、揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具であって、前記ギヤカバーに取り付ける取付部と、該取付部から前記給油ホースのアイドラ軸側に延びる支持部と、前記給油ホースのアイドラ軸側をねじれないように前記支持部に締結する締結手段と、を備えることを特徴とする。
この発明によれば、取付部をギヤカバーに取り付け、給油ホースのアイドラ軸側を締結手段で支持部に締結する。これにより、ギヤカバーに取り付けられた支持具によって、給油ホースのアイドラ軸側がねじれないように支持・固定される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具において、前記支持部は、一本の棒材で構成され、前記締結手段で締結される締結部(部分)が前記アイドラ軸に対して略平行に延びている、ことを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2のいずれか1項に記載の支持具を用いた、揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持方法であって、前記取付部を前記ギヤカバーに取り付け、前記給油ホースのアイドラ軸側を前記締結手段で前記支持部に締結する、ことを特徴とする。
請求項1、3の発明によれば、ギヤカバーに取り付けられた支持具によって、給油ホースのアイドラ軸側がねじれないように支持されるため、たとえアイドラ軸が回ったとしても、給油ホースのねじれが抑制される。この結果、アイドラ軸の回転が継続したとしても、給油ホースの破断や潤滑油の漏洩を防止、抑制することができる。しかも、給油ホースのアイドラ軸側、つまりアイドラ軸との付け根側(接続側)を支持するため、給油ホース全体のねじれをより効果的に抑制することが可能となる。
請求項2の発明によれば、支持部が一本の棒材で構成されているため、構成が簡易となり、支持具を容易かつ低コストで製作することが可能となる。また、支持部の締結部がアイドラ軸に対して略平行に延びているため、締結手段による締結部(支持部)と給油ホースとの締結を容易かつ適正に行うことが可能となる。
この発明の実施の形態に係る支持具の使用状態を示す斜視図である。 図1の支持具の取付位置関係を示す図である。 図1の支持具の取付板と支持体とを示す正面図(a)と側面図(b)である。 図1の支持具が適用される揚炭機を示す斜視図である。 図4の揚炭機の走行部を示す正面図である。 図5の走行部のアイドラギヤ周辺を示す断面図である。
以下、この発明を図示の実施の形態に基づいて説明する。
図1〜3は、この発明の実施の形態を示し、図1は、この発明の実施の形態に係る支持具(揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具)1の使用状態を示す斜視図である。この支持具1は、高圧ゴムホースで構成された給油ホース141を支持するものであり、主として、取付板(取付部)2と、支持体(支持部)3と、締結バンド(締結手段)4とを備えている。
ここで、支持具1以外の揚炭機101や給油ホース141などについては、従来と同等な構成であるため、同一符号を付することで、その説明は省略するが、揚炭機101の走行部130のアイドラ軸(中間軸)136にアイドラギヤ132が装着され、図2に示すように、このアイドラギヤ132の正面(アイドラ軸136の先端面)を覆うギヤカバー142に形成されたホース孔142aを通して、外部からアイドラ軸136の先端面に給油ホース141が接続されている。また、アイドラ軸136は、水平に延び、ギヤカバー142は、平板状でその板面が垂直に延びるように配設され、下端部には、水平に延びて折り曲げられたリブ部142bが形成されている。さらに、給油ホース141は、給油プラグ143を介してアイドラ軸136に接続されている。
取付板2は、支持具1をギヤカバー142に取り付けるための部材であり、図3に示すように、断面がL字状のアングル材で構成され、その水平面部2aがギヤカバー142のリブ部142bに重なった状態で、ギヤカバー142に取り付けられるようになっている。ここで、取付方法として、水平面部2aとリブ部142bとにボルト挿入孔を形成して、着脱自在にボルト、ナットで締結したり、水平面部2aとリブ部142bとをクランプで着脱自在に締結したり、水平面部2aとリブ部142bとを溶接したりしてもよい。
このような取付板2の垂直面部2bから支持体3が、給油ホース141のアイドラ軸136側(給油プラグ143側)に延びている。すなわち、この支持体3は、一本の丸棒材で構成されたコ字状で、一端部が取付板2の垂直面部2bに溶接され、垂直面部2bから反水平面部2a側に水平に延びる水平部31と、この水平部31から垂直上方に延びる垂直部32と、この垂直部32から水平部31側に水平に延びる締結部33と、を有する。そして、給油プラグ143の下方のリブ部142bに取付板2が取り付けられた状態で、図1、2に示すように、締結部33が給油プラグ143の直下に位置するように、水平部31と垂直部32と締結部33とが形成されている。
さらに、締結部33は、後述するようにして締結バンド4で給油ホース141が締結される部分であり、リブ部142bに取付板2が取り付けられた状態で、締結部33の軸心線がアイドラ軸136(給油プラグ143)の軸心線に上下方向で重なるように(締結部33がアイドラ軸136に対して平行に延びるように)形成されている。
締結バンド4は、給油ホース141のアイドラ軸136側をねじれないように支持体3に締結するバンドである。この締結バンド4は、この実施の形態では、結束バンドで構成されているが、給油ホース141を支持体3に締結することができれば、どのようなバンドであってもよい。また、この締結バンド4は、後述するように、給油ホース141のアイドラ軸136側を支持体3の締結部33に重ねて締結して、給油ホース141を支持体3に固定する。これにより、アイドラ軸136(給油プラグ143)が回っても、給油ホース141のねじれを抑制・最小化するものである。
さらに、締結バンド4と同様な下部締結バンド(締結手段)5を備え、後述するように、この下部締結バンド5によって、給油ホース141を支持体3の水平部31に締結・固定できるようになっている。
次に、このような構成の支持具1を用いた給油ホース141の支持方法などについて説明する。
まず、図2に示すように、支持体3の締結部33を給油プラグ143の直下に位置させた状態で、上記のようにして、取付板2をギヤカバー142のリブ部142bに取り付ける。次に、図1に示すように、給油ホース141のアイドラ軸136側(給油プラグ143側)を支持体3の締結部33に重ね、この重ねた部分を締結バンド4で締結して、給油ホース141のアイドラ軸136側を締結部33に固定する。
さらに、締結バンド4側から下がった給油ホース141の下部を、支持体3の水平部31に重ね、この重ねた部分を下部締結バンド5で締結して、給油ホース141の下部を水平部31に固定する。そして、水平部31以降の給油ホース141を、ギヤカバー142に取り付けられたフック144に掛けることで、給油ホース141をギヤカバー142に沿って敷設するものである。ここで、このような支持具1による給油ホース141の支持は、給油ホース141のねじれが発見された後に行ってもよいし、給油ホース141のねじれが発見される前に予め行ってもよい。
以上のように、この支持具1および支持方法によれば、ギヤカバー142に取り付けられた支持具1の締結部33に、給油ホース141のアイドラ軸136側がねじれないように支持・固定されるため、たとえアイドラ軸136や給油プラグ143が回ったとしても、給油ホース141のねじれが抑制される。この結果、アイドラ軸136や給油プラグ143の回転が継続したとしても、給油ホース141の破断や潤滑油の漏洩を防止、抑制することができる。
しかも、給油ホース141のアイドラ軸136側、つまりアイドラ軸136との付け根側(接続側)を支持、固定するため、給油ホース141全体のねじれをより効果的に抑制することが可能となる。さらには、下部締結バンド5で給油ホース141の下部も支持体3の水平部31に締結、固定するため、給油ホース141全体のねじれをさらに効果的に抑制することが可能となる。
また、支持体3が一本の棒材で構成され、しかも、取付板2がアングル材で構成されているため、支持具1全体が簡易な構成となり、支持具1を容易かつ低コストで製作することが可能となる。
さらに、支持体3の締結部33が給油プラグ143(アイドラ軸136)に対して直下で平行に延びているため、締結バンド4による締結部33と給油ホース141との締結を容易かつ適正に行うことが可能となる。すなわち、給油ホース141を複雑にあるいは局部的に曲げたりすることなく、給油ホース141をアイドラ軸136から真っ直ぐ略水平に延ばすだけで、給油ホース141と締結部33とが重なるため、容易かつ適正に締結を行うことが可能となる。
以上、この発明の実施の形態について説明したが、具体的な構成は、上記の実施の形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があっても、この発明に含まれる。例えば、上記の実施の形態では、支持体3に対して締結バンド4を別体としているが、締結バンド4あるいは他の締結手段を支持体3の締結部33に一体的に設けてもよい。また、支持体3を丸棒材で構成しているが、給油ホース141の外径、重量や、ギヤカバー142のリブ部142bから給油プラグ143までの距離(垂直部32の長さ)などに応じて、平板材やブロック材で構成してもよい。
1 支持具(揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具)
2 取付板(取付部)
3 支持体(支持部)
31 水平部
32 垂直部
33 締結部
4 締結バンド(締結手段)
5 下部締結バンド(締結手段)
101 揚炭機
130 走行部
132 アイドラギヤ
136 アイドラ軸
141 給油ホース
142 ギヤカバー
142a ホース孔
143 給油プラグ

Claims (3)

  1. 揚炭機の走行部のアイドラ軸にアイドラギヤが装着され、該アイドラギヤの正面を覆うギヤカバーに形成されたホース孔を介して前記アイドラ軸に接続された給油ホースを支持する、揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具であって、
    前記ギヤカバーに取り付ける取付部と、
    該取付部から前記給油ホースのアイドラ軸側に延びる支持部と、
    前記給油ホースのアイドラ軸側をねじれないように前記支持部に締結する締結手段と、
    を備えることを特徴とする揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具。
  2. 前記支持部は、一本の棒材で構成され、前記締結手段で締結される締結部が前記アイドラ軸に対して略平行に延びている、
    ことを特徴とする請求項1に記載の揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持具。
  3. 請求項1または2のいずれか1項に記載の支持具を用いた、揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持方法であって、
    前記取付部を前記ギヤカバーに取り付け、前記給油ホースのアイドラ軸側を前記締結手段で前記支持部に締結する、
    ことを特徴とする揚炭機アイドラ軸用給油ホースの支持方法。
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