JP2014201872A - 足場吊り金具 - Google Patents

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【課題】高架道路の下側に保守作業などのために架設される吊り足場の吊下げに活用出来る足場吊り金具を提供する。【解決手段】立ち上がり側壁部1の上端に被せる門形のクランプ本体14と、このクランプ本体14の側辺に取り付けられた足場吊りチエン6bの吊下げ具15とから成り、前記クランプ本体14は、水平部材16から垂下する左右一対の挟持用脚部17,18が前記水平部材16の長さ方向に相対接近移動自在に構成されると共に、両挟持用脚部17,18間の間隔を狭めるネジ機構19が併設され、前記吊下げ具15は、その上端部が、前記両挟持用脚部17,18の内の一方の挟持用脚部18の上端外側に、前記水平部材16の長さ方向に揺動自在に軸支された構成。【選択図】図5

Description

本発明は、高架道路の下側に保守作業などのために架設される吊り足場を足場吊りチエンによって、前記高架道路の立ち上がり側壁部から吊り下げる場合などに使用出来る足場吊り金具に関するものである。
上記のように高架道路の立ち上がり側壁部から足場吊りチエンを吊り下げるとき、特許文献を示すことは出来ないが、図1に示すように、当該立ち上がり側壁部1の上端に被せることが出来るように棒状鋼材を、当該立ち上がり側壁部の上端の厚さに合わせてコの字形に曲げ加工し、このコの字形体2の左右一対の挟持用脚部3a,3bの内、一方の挟持用脚部3aの下端に、棒状鋼材を上向きに曲げ加工してチエン吊下げ部4を形成して成る足場吊り金具5が使用されている。
上記のような棒状鋼材を曲げ加工して構成された従来の足場吊り金具5では、安全性を高めるために左右一対の挟持用脚部3a,3bの長さをあまり短くすることは出来ないので、一方の挟持用脚部3aの下端に形成されたチエン吊下げ部4の位置が、立ち上がり側壁部1の上端から挟持用脚部3aの長さ分だけ低くなる。このため、当該チエン吊下げ部4に吊り下げられた足場吊りチエン6aが、水平に架設された吊り足場7の前記チエン吊下げ部4のほぼ真下に位置する足場板支持鋼管8を吊り下げる場合は、ほぼ鉛直に垂下することになるので問題ないが、吊り足場7の外側辺に斜め上向きに連設される落下防止用の「あさがお」と称される斜め保護壁体9を前記チエン吊下げ部4に足場吊りチエン6bで吊り下げたとき、当該足場吊りチエン6bは斜め下方に傾斜することになる。このような状況で風圧などにより大きな下方外向きの外力が前記斜め保護壁体9に作用したとき、下端にチエン吊下げ部4を備えた一方の挟持用脚部3aが足場吊りチエン6bの延長姿勢となる斜め上向きに曲げられることになり、立ち上がり側壁部1の上端に対する足場吊り金具5の遊び代が非常に大きくなって不安定になり、不測の事故を招く結果にもつながる。尚、10は足場板支持鋼管8に支持される足場板である。又、前記足場板支持鋼管8は、その中間位置も、高架道路下の梁材11に足場吊りチエン6cにより吊り下げられ、前記斜め保護壁9は、必要に応じて足場板支持鋼管8と当該斜め保護壁9の中間高さ位置とが斜めの補強鋼管12によって連結される。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできる足場吊り金具を提案するものであって、本発明に係る足場吊り金具は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、立ち上がり側壁部(1)の上端に被せる門形のクランプ本体(14)と、このクランプ本体(14)の側辺に取り付けられた足場吊りチエン(6a,6b)の吊下げ具(15)とから成り、前記クランプ本体(14)は、水平部材(16)から垂下する左右一対の挟持用脚部(17,18)が前記水平部材(16)の長さ方向に相対接近移動自在に構成されると共に、両挟持用脚部(17,18)間の間隔を狭めるネジ機構(19)が併設され、前記吊下げ具(15)は、その上端部が、前記両挟持用脚部(17,18)の内の一方の挟持用脚部(18)の上端外側に、前記水平部材(16)の長さ方向に揺動自在に軸支された構成になっている。
上記本発明の構成によれば、吊下げ具が立ち上がり側壁部の外側に垂下する状態で、クランプ本体を当該立ち上がり側壁部の上端に被せ、このクランクアーム本体の左右一対の挟持用脚部間の間隔を、前記ネジ機構を操作して狭めることにより、両挟持用脚部間で前記立ち上がり側壁部をしっかりと挟み付けることが出来る。即ち、前記立ち上がり側壁部の上端部の厚さが前記両挟持用脚部間の間隔の調整可能な範囲内でありさえすれば、足場吊り金具を前記立ち上がり側壁部の上端に遊びの無い状態で強固に固定することが出来る。しかも前記吊下げ具で前記前記斜め保護壁を斜めに傾斜する状態の足場吊りチエンで吊り下げたときも、当該吊下げ具が足場吊りチエンに作用する張力で揺動して、自然に当該足場吊りチエンの延長姿勢に変化した状態で安定するので、この足場吊りチエンに甚大な引張力が作用しても、前記クランプ本体の挟持用脚部を開くような作用力になることは無い。従って、足場吊りチエンが斜め下方に張設されるような状況でも、立ち上がり側壁部の上端に対する足場吊り金具の固定状態が弛んで不測の事故を招くような恐れが皆無となる。
尚、前記水平部材を、その長さ方向伸縮自在に嵌合する内嵌側部材と外嵌側部材とから構成し、前記ネジ機構は、前記外嵌側部材の外側から内嵌側部材に向かって挿通されて頭部が当該外嵌側部材の外側面に当接するボルトと、当該ボルトの螺軸部に螺嵌し且つ前記内嵌側部材の先端部に固着された雌ネジ体とから構成し、内嵌側部材と外嵌側部材に前記挟持用脚部の上端をそれぞれ固着してクランプ本体を構成することにより、部品点数が少なく構造が簡単で安価に実施することが出来る。この場合、前記水平部材の外嵌側部材に上端が固着される挟持用脚部は、当該外嵌側部材の長さ方向の中間位置に固着し、当該挟持用脚部より外側に突出している前記外嵌側部材の突出部に前記吊下げ具の上端を軸支することにより、ネジ機構の操作部となるボルト頭部と吊下げ具とが同じ側に位置するので、作業性が良好になる。更に、前記吊下げ具は、軸支されるU字形の上端部材と、この上端部材の下端水平部にボルトナットにより上端の取付け用重なり部が連結された環状の吊り具本体とから構成することが出来る。
図1は、従来の足場吊り金具とその使用状態を示す縦断正面図である。 図2は、本発明の一実施例に係る足場吊り金具を示す正面図である。 図3Aは、同上足場吊り金具の平面図、図3Bは同上足場吊り金具の吊下げ具側の側面図である。 図4Aは、図2のA−A線断面図、図4Bは、図3AのB−B線断面図である。 図5は、同上足場吊り金具の使用状態を示す縦断正面図である。
図2〜図4に基づいて本発明の一実施例に係る足場吊り金具を説明すると、当該足場吊り金具13は、クランプ本体14と吊下げ具15とから構成されている。クランプ本体14は、水平部材16と左右一対の挟持用脚部17,18、及びネジ機構19から構成されている。水平部材16は、互いに長さ方向伸縮自在に嵌合する内嵌側部材20と外嵌部材21から構成されている。内嵌側部材20は、一端に挟持用脚部17が直角向きに固着された角筒状部材20aと、この角筒状部材20aの先端部に内嵌固着された、下側解放の溝形部材20bから構成され、外嵌側部材21は、一端に挟持用脚部18が直角向きに固着され且つ前記内嵌側部材20の溝形部材20bに長さ方向伸縮自在に外嵌する角筒状部材21aと、この角筒状部材21aと挟持用脚部18との結合箇所を挟むように固着されて、水平部材16を挟持用脚部18より外側へ延長させる、平面形状がコ字形の接続延長部材21bから構成されている。前記内嵌側部材20に対して外嵌側部材21は、両挟持用脚部17,18が同一側に平行に延出する向きで外嵌している。
前記ネジ機構19は、前記水平部材16の挟持用脚部18側の外端部、即ち、外嵌側部材21の接続延長部材21bの外端垂直板部21cをこの外嵌側部材21の長さ方向に貫通して、頭部19aが前記外端垂直板部21cの外側に当接するボルト19bと、前記内嵌側部材20の内端部、即ち、溝形部材20bの内端部内に嵌合固着されて、前記ボルト19bが螺合貫通する雌ネジ体19cとで構成されている。従って、ボルト19bの頭部19aをねじ戻し方向に回転操作することにより、内嵌部材20と外嵌部材21とを手動で伸長方向にスライドさせて両挟持用脚部17,18間の間隔を広げ、ボルト19bの頭部19aをねじ込み方向に回転操作することにより、内嵌部材20と外嵌部材21とを強制的に縮小方向にスライドさせて両挟持用脚部17,18間の間隔を狭めることが出来る。
吊下げ具15は、帯状板を長円形に曲げ加工すると共にその両端部を互いに重ねた取付け用重なり部22aを上端に備え且つ取付け用重なり部22aを除く全域の断面形状を内側に突曲した円弧形とした吊り具本体22と、帯状板をU字形に曲げ加工した上端部材23、及びこの上端部材23の下端水平部と吊り具本体22の取付け用重なり部22aとを貫通して互いに締結一体化するボルトナット24によって構成されている。この吊下げ具15は、前記クランプ本体14の挟持用脚部18の上端外側部、即ち、水平部材16の挟持用脚部18より外側に突出する接続延長部材21bに対して上端部材23を外嵌させた状態で、当該上端部材23を左右水平向きの支軸(ボルトナット)25により接続延長部材21bに連結することにより、前記支軸25の周りで水平部材16の長さ方向に揺動自在に構成されている。尚、支軸25は、接続延長部材21bの内側を通っているボルト19bと干渉しない、当該ボルト19bより少し下側の位置を横断している。
以上のように構成された足場吊り金具13の使用状態を図5に示している。この図5に示すように、ネジ機構19のボルト19bをねじ戻し操作して両挟持用脚部17,18間の間隔を広げた状態でクランプ本体14を、吊下げ具15が立ち上がり側壁部1の外側に垂下する状態で立ち上がり側壁部1の上端に被せ、この状態でネジ機構19のボルト19bをねじ込み操作して両挟持用脚部17,18間の間隔を強制的に狭め、両挟持用脚部17,18により立ち上がり側壁部1を挟み付けて、このクランプ本体14を立ち上がり側壁部1の上端に固定する。この状態で吊下げ具15の吊り具本体22に通した足場吊りチエン6a、6bにより、図1に示すように、吊り足場7や斜め保護壁体9を吊り下げるのであるが、斜め保護壁体9を斜めに吊り下げる足場吊りチエン6bが使用されるとき、吊下げ具15がクランプ本体14の水平部材16に対して、支軸25の周りに足場吊りチエン6bの延長姿勢となるように外側へ揺動することになる。
即ち、足場吊りチエン6bに作用する引張力は、吊下げ具15や挟持用脚部18に対して曲げ応力を生じさせること無く、支軸25を介してクランプ本体14の水平部材16に直接受け止められることになる。この水平部材16に対しても、当該水平部材16の立ち上がり側壁部1から少し横側方に突出する部分に支軸25を介して斜め下向きの力が作用することになるが、支軸25の位置が立ち上がり側壁部1から少し横側方に離れているだけであることと、当該支軸25を支持する部分が、外嵌側部材21の角筒状部材21aに対して必要な高さを確保し易く且つ当該角筒状部材21aと挟持用脚部18とに跨って溶接固着出来る接続延長部材21bによって構成されていることとによって、足場吊りチエン6bに作用する引張力が水平部材16の外端部を曲げ変形させるようなことにはならない。
本発明の足場吊り金具は、高架道路の下側に保守作業などのために架設される吊り足場の吊下げに活用出来る。
1 立ち上がり側壁部
5,13 足場吊り金具
6a〜6c 足場吊りチエン
7 吊り足場
8 足場板支持鋼管
9 斜め保護壁体
10 足場板
14 クランプ本体
15 吊下げ具
16 水平部材
17,18 左右一対の脚部
19 ネジ機構
19a ボルト頭部
19b ボルト
19c 雌ネジ体
20 内嵌側部材
20a,21a 角筒状部材
20b 溝形部材
21 外嵌側部材
21b 接続延長部材
21c 外端垂直板部
22 吊り具本体
23 上端部材
24 ボルトナット
25 支軸(ボルトナット)

Claims (4)

  1. 立ち上がり側壁部の上端に被せる門形のクランプ本体と、このクランプ本体の側辺に取り付けられた足場吊りチエンの吊下げ具とから成り、前記クランプ本体は、水平部材から垂下する左右一対の挟持用脚部が前記水平部材の長さ方向に相対接近移動自在に構成されると共に、両挟持用脚部間の間隔を狭めるネジ機構が併設され、前記吊下げ具は、その上端部が、前記両挟持用脚部の内の一方の挟持用脚部の上端外側に、前記水平部材の長さ方向に揺動自在に軸支されている、足場吊り金具。
  2. 前記水平部材は、その長さ方向伸縮自在に嵌合する内嵌側部材と外嵌側部材とから成り、前記ネジ機構は、前記外嵌側部材の外側から内嵌側部材に向かって挿通されて頭部が当該外嵌側部材の外側面に当接するボルトと、当該ボルトの螺軸部に螺嵌し且つ前記内嵌側部材の先端部に固着された雌ネジ体とから成り、内嵌側部材と外嵌側部材に前記挟持用脚部の上端がそれぞれ固着されている、請求項1に記載の足場吊り金具。
  3. 前記水平部材の外嵌側部材に上端が固着される挟持用脚部は、当該外嵌側部材の長さ方向の中間位置に固着され、当該挟持用脚部より外側に突出している前記外嵌側部材の突出部に前記吊下げ具の上端が軸支されている、請求項2に記載の足場吊り金具。
  4. 前記吊下げ具は、軸支されるU字形の上端部材と、この上端部材の下端水平部にボルトナットにより上端の取付け用重なり部が連結された環状の吊り具本体とから構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の足場吊り金具。
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