JP2014201877A - 金具付きタイル及び金具付きタイルを用いた壁構造 - Google Patents
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Description
カーニバル工法は、壁面にステンレス製のレールを配置し、タイルの裏足とレールとを嵌合して配置するものである。
タイルを嵌合する際には、裏足の上側をレールの上凸部に係合して、レール下部の弾性を利用して裏足の下側をレールに嵌合する。(図7)
(1)タイルの裏足とレールを嵌合するが、裏足の形状はタイルごとに異なる他、製造ロットの違いや材質の違い等による寸法誤差やそり等がある。このため、嵌合したタイルにがたつきが生じることがあった。
(2)タイル裏足の形状によってがたつきが生じたり、レールと嵌合しにくかったりする為、メーカーや施工者によって仕上がりが異なってしまう。
(3)タイル裏足の形状によってタイルとレールの嵌合の度合いが異なるため、評価のための破壊実験でも破壊箇所が定まらずに結果にばらつきが出てしまい、評価が困難である。
(4)レールの弾性を利用してタイルを嵌合するため、レールは弾性を有する厚さが薄い(0.3mm)ステンレスによって構成する。薄いステンレス製のレールは熱膨張・収縮がおこりやすく、膨張・収縮がタイルに与える影響を少なくするためにレールを固定するアンカーのピッチを小さくする必要があり、作業性が悪い。
本願の第2発明は、第1発明の金具付きタイルを用いた壁構造であって、前記レールは、壁面に接する壁取付部と、前記壁取付部の上端から壁面を離れる方向に延設するとともに端部を上方に折曲して形成する上係止部と、前記壁取付部の下端から壁面を離れる方向に延設するとともに端部を下方に折曲して形成する下係止部と、からなり、前記嵌合金具は上端から延設する上係合片と、下端から延設する下係合片と、を有し、前記金具付きタイルは、前記レールの前記上係止部に前記上係合片を係止するとともに、前記下係止部に前記下係合片を係止して、前記レールと前記金具付きタイルの前記嵌合金具とを嵌合することを特徴とする、壁構造を提供する。
本願の第3発明は、第2発明の壁構造において、前記レールの下係止部には、前記嵌合金具の下係合片の幅よりも大きな切り欠きを設け、前記上係止部に前記上係合片を係止した後に、前記切り欠きに前記下係合片を嵌め込み、前記金具付きタイルを横方向に摺動して、前記下係止部に前記下係合片を係止することを特徴とする、壁構造を提供する。
本願の第4発明は、第2発明の壁構造において、前記レールの上係止部は、前記嵌合金具の上係合片の幅よりも大きな切り欠きを有し、前記下係止部に前記下係合片を係止した後に、前記切り欠きに前記上係合片を嵌め込み、前記金具付きタイルを横方向に摺動して、前記上係止部に前記上係合片を係止することを特徴とする、壁構造を提供する。
本願の第5発明は、第2発明乃至第4発明のいずれかの壁構造において、前記壁面の表面にはパネルを設け、前記パネルの表面に前記レールを複数本配置することを特徴とする、壁構造を提供する。
<1>タイルに嵌合金具を設けることにより、金物同士の嵌合となり、施工したタイルにがたつきが生じない。
<2>タイルにがたつきが生じないため、メーカーや施工者が違っても均一の仕上がりとなる。
<3>タイルの取り付けが金物同士の嵌合となるため、破壊箇所が金物部分となり、破壊実験による評価が可能となる。
<4>弾性による嵌合を行わないため、レールに弾性が不要となり、ステンレスに限らず、アルミも使用することができ、レールの厚さも任意に選択できる。
<5>レールの厚みを大きくすると、レールの膨張・収縮が少なくなり、レールを固定するアンカーのピッチを大きくすることができ、作業性が向上する。
<6>金物同士を嵌合させるため、タイルの形状や厚さは任意に選択することができる。
本発明の壁構造は、建物の壁仕上げをタイルにより行うものである。
タイルは金具付きタイル10であり、建物の壁面30に設けたレール20に金具付きタイル10を嵌合することで、建物の壁面30に固定する。(図1)
金具付きタイル10は平面視矩形の板体である。
金具付きタイル10の断面は、上下する金具付きタイル10が嵌合するように適宜凹凸を設けることができる。
金具付きタイル10の背面には、左右に亘って直線状のスペース11を設ける。(図2)
スペース11はレール20を挿通して納めることが可能な形状とする。
スペース11内には嵌合金具12を設ける。
嵌合金具12は、アルミやステンレスからなる。
嵌合金具12は、金具付きタイル10のスペース11に嵌合して固定する。嵌合金具12の嵌合は、スペース11に嵌合金具12を引っかけて嵌め込んだり、スペース11の端部から嵌合金具12を摺動することにより行う。嵌合金具12は、接着剤等を用いて固定してもよい。
嵌合金具12は、スペース11内において上端及び下端を金具付きタイル10の背面方向に折曲し、上係合片121及び下係合片122を延設する。上係合片121は下向きとし、下係合片122は上向きとする。(図3)
嵌合金具12は、一枚の金具付きタイル10に少なくとも一個取り付ける。
レール20は建物の壁面30に取り付ける長尺の部材である。
レール20はアルミやステンレスからなる。
レール20は従来のカーニバル工法のように、レール20の弾性を利用して施工するものではないため、嵌合金具12に嵌合可能であれば、レール20の厚さは任意に選択できる。
レール20は壁面30に固定する壁面固定部21、壁面固定部21の上端から壁面30を離れるように延設し端部を上方に折曲する上係止部22、及び、壁面固定部21の下端から壁面30を離れるように延設し端部を下方に折曲する下係止部23からなる。
レール20は壁面固定部21に挿通孔211を設けて、壁面30に設けたアンカー31を挿通孔211に挿通して、ナット32により壁面30に固定する。
レール20は任意の厚さを選択できるため、レール20の厚みを大きくした場合には、レール20の膨張・収縮が少なくなり、レール20を固定するアンカー31のピッチを大きくすることができ、作業性が向上する。
金具付きタイル10の嵌合金具12とレール20は嵌合する構造とする。
具体的には、嵌合金具12の上係合片121とレール20の上係止部22が係合し、嵌合金具12の下係合片122とレール20の下係止部23が係合して、金具付きタイル10とレール20とが嵌合する。
金具付きタイル10は左右に亘ってスペース11を設けており、スペース11内にレール20が納まる。
金具付きタイル10は、嵌合金具12とレール20の、金物同士の嵌合となる。
このため、施工した金具付きタイル10にはがたつきが生じず、メーカーや施工者が違ったり、異なる金具付きタイル10を用いても、均一の仕上がりとなる。
また、金物同士の嵌合となるため、破壊箇所が金物部分となり、破壊実験による評価が可能となる。
また、金具付きタイル10のスペース11に設けた嵌合金具12によって嵌合するため、スペース11の多少の大小があっても均一な嵌合となる。
上述した嵌合形態は、レール20の端部において嵌合金具12とレール20を嵌合させて、金具付きタイル10を摺動することにより構築することができるが、レール20の下係止部23に、切り欠き24を設けてもよい。
切り欠き24の幅は嵌合金具12の下係合片122の幅よりも大きくする。これにより下係合片122を切り欠き24から壁面30側に嵌め込むことができる。
まず、レール20の上係止部23に嵌合金具12の上係合片121を引っかけて、次に下係合片122を切り欠き24に嵌め込む(図4a)。そして、下係合片122を壁面30側に位置させて金具付きタイル10を横方向に摺動することにより、下係合片122と下係止部23を係合する。(図4b)
切り欠き24の間隔は、金具付きタイル10に複数の嵌合金具12を設ける場合には、隣り合う嵌合金具12の間隔と同じにする。
切り欠き24は、レール20の上係止部22に設けてもよい。(図5)
このように、壁面30に設けたレール20に複数の金具付きタイル10の嵌合・摺動を繰り返して、複数の金具付きタイル10を配置した壁構造とすることができる。
上記実施例においては、壁面30にレール20を設けたが、予めパネル40に複数のレール20を配置しておき、パネル40を壁面30に取り付けて、その後レール20に金具付きタイル10を取り付けてもよい。(図6)
パネル40には複数のレール20を配置しているため、一度に複数のレール20を壁面30に配置することができる。
11 スペース
12 嵌合金具
121 上係合片
122 下係合片
20 レール
21 壁面固定部
211 挿通孔
22 上係止部
23 下係止部
24 切り欠き
30 壁面
31 アンカー
32 ナット
40 パネル
Claims (5)
- 建物の躯体壁面に設けたレールに嵌合するタイルであって、
背面に前記レールを挿通可能なスペースを左右に亘って設け、
前記スペース内に、前記レールに嵌合する嵌合金具を設けることを特徴とする、
金具付きタイル。 - 請求項1に記載の金具付きタイルを用いた壁構造であって、
前記レールは壁面に接する壁面固定部と、前記壁面固定部の上端から壁面を離れる方向に延設するとともに端部を上方に折曲して形成する上係止部と、前記壁面固定部の下端から壁面を離れる方向に延設するとともに端部を下方に折曲して形成する下係止部と、からなり、
前記嵌合金具は上端から延設する上係合片と、下端から延設する下係合片と、を有し、
前記レールの前記上係止部に前記上係合片を係止するとともに、前記下係止部に前記下係合片を係止して、前記レールと前記金具付きタイルの前記嵌合金具とを嵌合することを特徴とする、
壁構造。 - 請求項2に記載の壁構造において、
前記レールの下係止部は、前記嵌合金具の下係合片の幅よりも大きな切り欠きを有し、
前記上係止部に前記上係合片を係止した後に、前記切り欠きに前記下係合片を嵌め込み、前記金具付きタイルを横方向に摺動して、前記下係止部に前記下係合片を係止することを特徴とする、
壁構造。 - 請求項2に記載の壁構造において、
前記レールの上係止部は、前記嵌合金具の上係合片の幅よりも大きな切り欠きを有し、
前記下係止部に前記下係合片を係止した後に、前記切り欠きに前記上係合片を嵌め込み、前記金具付きタイルを横方向に摺動して、前記上係止部に前記上係合片を係止することを特徴とする、
壁構造。 - 請求項2乃至請求項4のいずれか一項に記載の壁構造において、
前記壁面の表面にはパネルを設け、
前記パネルの表面に前記レールを複数本配置することを特徴とする、
壁構造。
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| JP2013075894A JP5919217B2 (ja) | 2013-04-01 | 2013-04-01 | 金具付きタイルを用いた壁構造およびその構築方法 |
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2013
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