JP2014205403A - 車体構造 - Google Patents

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【課題】艤装性を向上させることができる車体構造を提供する。【解決手段】車体の左右のフロントピラーに結合されるデッキクロスメンバと、デッキクロスメンバにおける車幅方向略中央に上端部が結合されるセンタブラケット10と、上端部側がセンタブラケット10にボルト締結されると共に、下端部側がフロアパネルにボルト締結されて固定されるセンタリンフォース20とを備える車体構造において、センタブラケット10は、下端側にボルト32が締結されるボルト固定孔と、センタリンフォース20が係止される係止孔12とを有する固定部11を備え、センタリンフォース20は、上端部にボルト固定孔に対応してボルト32が挿通されるボルト挿通穴と、係止孔12に係止可能な係止爪部23とを有して固定部11に固定される被固定部21を備えるようにした。【選択図】図2

Description

本発明は、車室前部にてデッキクロスメンバが左右方向に沿って配設され、このデッキクロスメンバの中央部とフロアパネルとがセンタブラケットおよびセンタリンフォースにより結合されて構成される車体構造に関する。
車室前部にて左右方向に沿って配設されるデッキクロスメンバの両端部が車体における左右の骨格部材にボルト締結され、デッキクロスメンバの中央部にセンタリンフォースの上端部が連結され、このセンタリンホースの下端部がフロアパネルのバックボーンにボルト締結されて構成される車体構造がある。このような従来の車体構造として、例えば、下記の特許文献1がある。
デッキクロスメンバをなすステアリングメンバに溶接されるブラケットにステーの上端部がボルト締結され、このステーの下端部がフロアトンネルに溶接されるステーにボルト締結されて構成される従来の車体構造として、例えば、下記の特許文献2がある。
特開2004−322663号公報(例えば、明細書の段落[0017]−[0026]、[図1]−[図4]など参照) 特開2000−72039号公報(例えば、明細書の段落[0022]−[0030]、[図1]−[図4]など参照)
しかしながら、上述の特許文献1に記載の車体構造では、フロアパネルのバックボーンに下端部をボルト締結するセンタリンホースの上端部がデッキクロスメンバに連結していることから、バックボーンに対してセンタリンホースを位置決めしづらく、センタリンホースの組み付け性(艤装性)を低下させてしまう可能性があった。
上述の特許文献2に記載の自動車のステー構造では、ステーの上端部および下端部がボルト締結するものであり、ボルト締結時にステーを片手で支持したり、事前にステーの上下をボルトで仮固定してから本締めするといった手間を要することから、ステーの組み付け性(艤装性)を低下させてしまう可能性があった。
以上のことから、本発明は、上述したような問題を解決するために為されたものであって、艤装性を向上させることができる車体構造を提供することを目的としている。
上述した課題を解決する第1の発明に係る車体構造は、車体の左右のピラーに結合されるクロスメンバ部材と、前記クロスメンバ部材における車幅方向略中央に上端部が結合されるセンタブラケットと、上端部側が前記センタブラケットにボルト締結されると共に、下端部側がフロアパネルにボルト締結されて固定されるセンタリンフォースとを備える車体構造において、前記センタブラケットは、下端側に前記ボルトが締結されるボルト固定孔と、前記センタリンフォースが係止される係止孔とを有する固定部を備え、前記センタリンフォースは、上端部に前記ボルト固定孔に対応して前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔と、前記係止孔に係止可能な係止爪部とを有して前記固定部に固定される被固定部を備えることを特徴とする。
上述した課題を解決する第2の発明に係る車体構造は、前述した第1の発明に係る車体構造であって、前記センタリンフォースは、前記被固定部に前記係止孔と対向する開口部を有しており、前記係止爪部が前記開口部の上縁部から突設されるとともに当該開口部に臨んで形成されていることを特徴とする。
上述した課題を解決する第3の発明に係る車体構造は、前述した第2の発明に係る車体構造であって、前記係止爪部は、前記被固定部の前記開口部の上縁部から当該開口部の内側に延在する基端部と、当該基端部から屈曲して水平方向に延在する中間部と、当該中間部から屈曲して下方へ延在する先端部とを備えることを特徴とする。
上述した課題を解決する第4の発明に係る車体構造は、前述した第1から第3の何れか一つの発明に係る車体構造であって、前記係止孔は、矩形をなし、前記係止爪部は、前記係止孔と略同一幅を有することを特徴とする。
上述した課題を解決する第5の発明に係る車体構造は、前述した第1から第4の何れか一つの発明に係る車体構造であって、前記被固定部は、下端側に向けて漸増することを特徴とする。
第1の発明に係る車体構造によれば、センタリンフォースの組み付け時に、センタブラケットの係止孔にセンタリンフォースの係止爪部を係止して、センタリンフォースを仮置きした状態でセンタブラケットおよびフロアパネルにセンタリンフォースをボルト締結して固定することができる。その上、センタリンフォースをボルト締結する際、係止孔と係止爪部との係止がセンタリンフォースの回り止めとして機能するので、センタリンフォースを片手で支持したり、事前にセンタリンフォースの上下をボルトで仮固定してから本締めするといった手間を要することなく、組付け作業をすることができる。よって、簡単な構造でセンタリンフォースの組み付け作業を容易かつ正確に行うことが可能となり、艤装性を向上させることができる。
第2の発明に係る車体構造によれば、上述の第1の発明に係る車体構造と同じ作用効果を奏することに加え、係止爪部が開口部に臨むように形成されていることから、係止爪部を係止孔に係止するときに、開口部から係止爪部およびセンタブラケットの係止孔を見ながら係止孔に係止爪部を差し込んで係止することができる。よって、仮置き作業を確実にかつ正確に行うことができ、艤装性をさらに向上させることができる。
第3の発明に係る車体構造によれば、上述の第2の発明に係る車体構造と同じ作用効果を奏することに加え、センタブラケットにセンタリンフォースを組み付けるときに、センタリンフォースの表面側から当該センタリンフォースの係止爪部を確認し易く、かつ係止孔に係止し易い形状となっているので、組付け時の仮置きをより確実に行うことができ、艤装性をより一層向上させることができる。
第4の発明に係る車体構造によれば、上述の第3の発明に係る車体構造と同様、センタブラケットにセンタリンフォースを組み付けるときに、センタリンフォースの表面側から当該センタリンフォースの係止爪部およびセンタブラケットの係止孔を見ながら、係止孔に係止爪部を差し込むことができることから、艤装性をより一層向上させることができる。
第5の発明に係る車体構造によれば、上述の第1〜第4の発明に係る車体構造と同じ作用効果を奏することに加え、センタリンフォースと結合する箇所の剛性および強度を確保することができる。
本発明に係る車体構造の一実施形態の概略構成図である。 図1における囲み線IIの拡大図である。 図2におけるIII−III線に沿う縦断面図である。 前記車体構造が具備するセンタブラケットとセンタリンフォースの取付け状態を示す斜視図である。
本発明に係る車体構造を実施するための一つの形態について、図面に基づいて説明するが、本発明は以下に説明する実施形態のみに限定されるものではない。
本実施形態に係る車体構造について、図1〜図4を参照して説明する。なお、図1〜図4において、X軸方向は車両前方向を示し、Y軸方向は車幅方向を示し、Z軸方向は高さ方向を示している。
本実施形態に係る車体構造は、図1に示すように、車室前部において、フロアパネル1の左右両側部に骨格部材としてのフロントピラー4,5の下端部が結合され、この左右のフロントピラー4,5の上端部が図示しないルーフレールに結合されて構成されている。このフロアパネル1は車室の下部に水平に配設され、車幅方向中央部にバックボーン(フロアトンネル)2が形成され、このバックボーン2上にはバックボーンリンフォース3が溶接により固定されている。
デッキクロスメンバ(クロスメンバ部材)6は、円筒パイプ形状をなし、車室前部のフロントピラー4,5の間で左右方向に沿って配設されている。デッキクロスメンバ6には、左右端部に連結ブラケット(図示せず)が取り付けられており、左右の連結ブラケットが左右のフロントピラー4,5にボルトで締結されている。
デッキクロスメンバ6の右側には、ステアリングシャフト7を支持する左右一対の支持ブラケット8,8が取り付けられている。
このデッキクロスメンバ6の車幅方向中央部には、センタブラケット10の上端部が溶接により固着されている。このセンタブラケット10の下端部は、バックボーンリンフォース3に固定されるセンタリンフォース20の上端部とボルト締結可能になっている。センタリンフォース20は、下端部側がバックボーンリンフォース3の右側の側面部3aにボルト31で締結される。
センタブラケット10の下端側は、図2および図4に示すように、断面略U字形状をなし、上下方向に延在し平面をなす固定部11と、固定部11の両側部がほぼ直角に屈曲し立設する側壁部14,15とを備える。固定部11には、図2〜図4に示すように、詳細につき後述するセンタリンフォース20を仮置きするための係止爪部23が係止可能な係止孔12と、前記センタリンフォース20の上端部側とボルト締結可能なボルト締結部をなすボルト固定孔13とが上下に並んで形成されている。係止孔12は、矩形をなしている。係止孔12の幅方向(X軸方向)の大きさd2は、詳細につき後述する係止爪部23の幅方向(X軸方向)の大きさd1と略同じ大きさをなしている。センタブラケット10の固定部11の幅(大きさ)は、下方に向けて漸増している。一方の側壁部15の先端部にはフランジ部16が設けられている。
センタリンフォース20は、断面略U字形状をなし、上下方向に延在し平面をなす被固定部21と、被固定部21の両側部がほぼ直角に屈曲し立設する側壁部25,26とを備える。被固定部21には、センタブラケット10の係止孔12に係止可能な係止爪部23と、ボルト32の軸部32aが挿通可能なボルト挿通孔24とが固定部11の係止孔12とボルト固定孔13とに対応する位置に上下に並んで形成されている。センタリンフォース20の係止爪部23がセンタブラケット10の係止孔12に係止されることで、被固定部21が固定部11に重ね合わされた状態とされ、この状態でボルト32を締結することでセンタリンフォース20がセンタブラケット10に固定される。
係止爪部23は、ボルト挿通孔24の上方に形成された開口部22に臨んで設けられている。係止爪部23は、被固定部21の一部を切り起こして開口部22の上縁部22aから突設されており、開口部22の上縁部22aから開口部22内側(下方)へ延在する基端部23aと、基端部23aの先端からほぼ直角に屈曲して水平方向に延在する連結部23bと、連結部23bの先端からほぼ直角に屈曲して下方へ延在する先端部23cとを備える。係止爪部23は、被固定部21にU字状の穴(開口部22)を形成し、その中央の部位を切り起こして形成される。これにより、係止爪部23を係止孔12に係止するときに、開口部22から係止爪部23およびセンタブラケット10の係止孔12を見ながら、係止孔12に係止爪部23を差し込むことができるようになっている。
被固定部21は、上端側では一定幅をなし、下方側では漸減する形状をなしている。一方の側壁部26には、フランジ部27が設けられている。このフランジ部27は、上端側が一定幅をなし、下方側では前記被固定部21の大きさに応じて漸増する形状をなしている。このような形状をなすことにより、センタリンフォース20自体の剛性および強度を確保することができる。
上述したデッキクロスメンバ6は、センタブラケット10が結合されると共に各ブラケットが取り付けられ、更に図示しない冷暖房装置、音響機器、シフト装置あるいはインストルメントパネルなどが装着されたサブアッセンブリ状態でドア開口部から車内に搬入され、前述したように、デッキクロスメンバ6の左右の各端部がフロントピラー4,5にボルト締結されて組み付けられる構成となっている。
上記のように、本実施形態においては、前述したセンタブラケット10の下端部側の固定部11に係止孔12を設ける一方、センタリンフォース20の上端部側の被固定部21に係止孔12に係止可能な係止爪部23を設けているので、センタリンフォース20の組み付け時に、係止孔12に係止爪部23を係止して、センタリンフォース20をセンタブラケット10に仮置きすることができる。そのため、作業者はセンタリンフォース20を仮置きした状態でセンタブラケット10およびバックボーンリンフォース3にセンタリンフォース20をボルト締結して固定することができる。しかも、センタリンフォース20をボルト締結する際に、係止孔12と係止爪部23との係止がセンタリンフォース20の回り止めの役目をするので、センタリンフォース20を片手で支えたり、事前にセンタリンフォース20の上下をボルトで仮固定してから本締めするといった手間を要することなく、組付け作業をすることができる。したがって、簡単な構成でセンタリンフォース20の艤装性を向上することができる。
また、係止爪部23が開口部22に臨むように形成されているので、係止爪部23を係止孔12に係止するときに、開口部22から係止爪部23およびセンタブラケット10の係止孔12を見ながら係止孔12に係止爪部23を差し込んで係止することができるので、仮置き作業を確実に且つ正確に行うことができる。つまり、これにより、さらに艤装性が向上される。
また、係止孔12は、矩形をなし、係止爪部23は、係止孔12と略同一幅を有することで、センタブラケット10に対しセンタリンフォース20をより確実かつ正確に位置決めすることができ、艤装性を一層向上させることができる。
さらに、係止爪部23が、被固定部21に対して直角に屈曲し直線状で延在する連結部(中間部)23bと、連結部(中間部)23bに接続し当該連結部(中間部)23bに対して直角に屈曲し下方に直線状で延在する先端部23cとを備えることにより、センタブラケット10にセンタリンフォース20を組み付けるときに、センタリンフォース20の表面側から当該センタリンフォース20の係止爪部23を確認し易く、かつ係止孔12に係止し易い形状となっているので、組付け時の仮置きをより確実に行うことができ、艤装性をより一層向上させることができる。
以上、説明したように本発明の車体構造によれば、簡単な構造でセンタリンフォース20の組み付け作業を容易かつ正確に行うことが可能となり、艤装性を向上することができる。
なお、上記では、センタリンフォース20の係止爪部23が開口部22に臨む構成とされているが、開口部22が無く、係止爪部23のみが設けられる構造であってもよい。
また、上記では、係止爪部23が基端部23aと連結部23bと先端部23cとで構成されているが、センタブラケット10の係止孔12に係止可能な形状をなす係止爪部を備えていればよい。
本発明に係る車体構造は、艤装性を向上させることができるため、自動車産業などにおいて、極めて有益に利用することができる。
1 フロアパネル
2 バックボーン(フロアトンネル)
3 バックボーンリンフォース
4,5 フロントピラー
6 デッキクロスメンバ(クロスメンバ部材)
7 ステアリングシャフト
8 支持ブラケット
10 センタブラケット
11 固定部
12 係止孔
13 ボルト固定孔
14 側壁部
15 側壁部
16 フランジ部
20 センタリンフォース
21 被固定部
22 開口部
22a 上縁部
23 係止爪部
23a 基端部
23b 連結部(中間部)
23c 先端部
24 ボルト挿通孔
25 側壁部
26 側壁部
27 フランジ部
31 ボルト
32 ボルト
33 ナット
d1 係止爪部の幅方向(X軸方向)の大きさ
d2 係止孔の幅方向(X軸方向)の大きさ

Claims (5)

  1. 車体の左右のピラーに結合されるクロスメンバ部材と、前記クロスメンバ部材における車幅方向略中央に上端部が結合されるセンタブラケットと、上端部側が前記センタブラケットにボルト締結されると共に、下端部側がフロアパネルにボルト締結されて固定されるセンタリンフォースとを備える車体構造において、
    前記センタブラケットは、下端側に前記ボルトが締結されるボルト固定孔と、前記センタリンフォースが係止される係止孔とを有する固定部を備え、
    前記センタリンフォースは、上端部に前記ボルト固定孔に対応して前記ボルトが挿通されるボルト挿通孔と、前記係止孔に係止可能な係止爪部とを有して前記固定部に固定される被固定部を備える
    ことを特徴とする車体構造。
  2. 請求項1に記載された車体構造であって、
    前記センタリンフォースは、前記被固定部に前記係止孔と対向する開口部を有しており、前記係止爪部が前記開口部の上縁部から突設されるとともに当該開口部に臨んで形成されている
    ことを特徴とする車体構造。
  3. 請求項2に記載された車体構造であって、
    前記係止爪部は、前記被固定部の前記開口部の上縁部から当該開口部の内側に延在する基端部と、当該基端部から屈曲して水平方向に延在する中間部と、当該中間部から屈曲して下方へ延在する先端部とを備える
    ことを特徴とする車体構造。
  4. 請求項1から請求項3の何れか一項に記載された車体構造であって、
    前記係止孔は、矩形をなし、
    前記係止爪部は、前記係止孔と略同一幅を有する
    ことを特徴とする車体構造。
  5. 請求項1から請求項4の何れか一項に記載された車体構造であって、
    前記被固定部は、下端側に向けて漸増する
    ことを特徴とする車体構造。
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