JP2014209221A - 電子写真感光体、電子写真感光体カートリッジ、及び画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
Description
近年、高画質化の要求により、トナーの小径化が進み、中でもケミカルトナーにおいては形状が球に近い形態となることが多いため、感光体上に残ったトナーをブレードによりクリーニングする際にすり抜けが発生し易く、その結果地汚れ等の画像欠陥となる可能性が高くなっている。そのため、クリーニングブレードを強い圧力で感光体に当接し、トナーのすり抜けを防止する対策が取られることが多くなっている。
とは電子写真感光体の電気特性に悪影響があるため、極性基はなるべく減らすことが求められてきた(特許文献8)。
本発明は上述の課題に鑑みてなされたものである。即ち、本発明の目的は、感光体の特性に影響することなく感光層の接着性が著しく良好に保たれ、電気特性が良好な電子写真感光体を提供すること、また該電子写真感光体を用いたプロセスカートリッジ、及び画像形成装置を提供することにある。
<1>導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、カルボン酸末端値が100μ当量/g以上、500μ当量/g以下であるポリアリレート樹脂及びトリフェニルアミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
<2>前記カルボン酸末端値が、150μ当量/g以上、500μ当量/g以下であることを特
徴とする<2>に記載の電子写真感光体。
<3>前記ポリアリレート樹脂が、下記式(1)で表される構造単位を有することを特徴とする<1>〜<3>のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
の整数を表す。Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又はアルキレン基を表す。)
<4>前記ポリアリレート樹脂の粘度平均分子量Mvが10000〜200000であることを特徴
とする<1>〜<3>のいずれか1つに記載の電子写真感光体。
<5><1>〜<4>のいずれか1つに記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段とを備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
<6><1>〜<4>のいずれか1つに記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した該電子写真感光体に対し露光を行ない静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーで現像する現像手段と、前記トナーを被転写体に転写する転写手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
以下、本発明の電子写真感光体について詳述する。
<導電性支持体>
感光体に用いる導電性支持体としては、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼、銅、ニッケル等の金属材料や、金属、カーボン、酸化錫などの導電性粉体を添加して導電性を付与した樹脂材料や、アルミニウム、ニッケル、ITO(酸化インジウム酸化錫)等の導電性材料をその表面に蒸着又は塗布した樹脂、ガラス、紙等が主として使用される。形態としては、ドラム状、シート状、ベルト状などのものが用いられる。金属材料の導電性支持体に、導電性・表面性などの制御のためや欠陥被覆のために。適当な抵抗値をもつ導電性材料を塗布したものでもよい。
例えば、クロム酸、硫酸、シュウ酸、ホウ酸、スルファミン酸等の酸性浴中で、陽極酸化処理することにより形成されるが、硫酸中での陽極酸化処理がより良好な結果を与える。硫酸中での陽極酸化の場合、硫酸濃度は100―300g/l、溶存アルミニウム濃度は2−15g/l、液温は15−30℃、電解電圧は10−20V、電流密度は0.5−2A/dm2の範囲内に設定されるのが好ましいが、前記条件に限定されるものではない。
このようにして形成された陽極酸化被膜に対して、封孔処理を行うことは好ましい。封孔処理は、通常の方法でよいが、例えば、主成分としてフッ化ニッケルを含有する水溶液中に浸漬させる低温封孔処理、あるいは主成分として酢酸ニッケルを含有する水溶液中に浸漬させる高温封孔処理が施されるのが好ましい。
ムーズに進めるために、処理温度としては、25−40℃、好ましくは30−35℃で、また、フッ化ニッケル水溶液のpHは、4.5−6.5、好ましくは5.5−6.0の範囲で処理するのがよい。pH調節剤としては、シュウ酸、ホウ酸、ギ酸、酢酸、水酸化ナトリウム、酢酸ナトリウム、アンモニア水等を用いることが出来る。処理時間は、被膜の膜厚1μmあたり1−3分の範囲で処理することが好ましい。なお、被膜物性を更に改良するためにフッ化コバルト、酢酸コバルト、硫酸ニッケル、界面活性剤等をフッ化ニッケル水溶液に添加しておいてもよい。次いで水洗、乾燥して低温封孔処理を終える。
導電性支持体と後述する感光層との間には、接着性・ブロッキング性等の改善のため、下引き層を設けてもよい。下引き層としては、樹脂、樹脂に金属酸化物等の粒子を分散したものなどが用いられる。
下引き層に用いられる金属酸化物粒子の例としては、酸化チタン、酸化アルミニウム、酸化珪素、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化鉄等の1種の金属元素を含む金属酸化物粒子、チタン酸カルシウム、チタン酸ストロンチウム、チタン酸バリウム等の複数の金属元素含む金属酸化物粒子が挙げられる。1種類の粒子のみを用いていてもよいし、複数の種類の粒子を混合して用いてもよい。これらの金属粒子の中で、酸化チタン及び酸化アルミニウムが好ましく、特に酸化チタンが好ましい。酸化チタン粒子は、その表面に、酸化錫、酸化アルミニウム、酸化アンチモン、酸化ジルコニウム、酸化珪素等の無機物、又はステアリン酸、ポリオール、シリコーン等の有機物による処理を施されていてもよい。酸化チタン粒子の結晶型としては、ルチル、アナターゼ、ブルッカイト、アモルファスのいずれも用いることが出来る。また、複数の結晶状態のものが含有されていてもよい。
ら得ることができる。
下引き層の膜厚は、本発明の効果を著しく損なわない限り任意であるが、電子写真感光体の電気特性、強露光特性、画像特性、繰り返し特性、及び製造時の塗布性を向上させる観点から、通常は0.01μm以上、好ましくは0.1μm以上、また、通常30μm以下、好ましくは20μm以下である。下引き層には、公知の酸化防止剤等を混合しても良い。また、下引き層は、画像欠陥防止などを目的として、顔料粒子、樹脂粒子等を含有させ用いてもよい。
感光層は、上述の導電性支持体上に(前述の下引き層を設けた場合は下引き層上に)形成される。感光層は、本願で規定するポリアリレートを含有する層であり、その型式としては、電荷発生物質と電荷輸送物質(本願で規定する電荷輸送物質を含む)とが同一層に存在し、それらがバインダー樹脂中に分散した単層構造のもの(以下適宜、「単層型感光層」という。)と、電荷発生物質がバインダー樹脂中に分散された電荷発生層及び電荷輸送物質(本願で規定する電荷輸送物質を含む)がバインダー樹脂中に分散された電荷輸送層を含む、二層以上の層からなる積層構造の機能分離型のもの(以下適宜、「積層型感光層」という)が挙げられるが、何れの形態であってもよい。
<電荷発生層>
積層型感光層(機能分離型感光層)の電荷発生層は、電荷発生材料を含有すると共に、通常はバインダー樹脂と、必要に応じて使用されるその他の成分とを含有する。このような電荷発生層は、例えば、電荷発生材料の微粒子及びバインダー樹脂を溶媒又は分散媒に溶解又は分散して塗布液を作製し、これを順積層型感光層の場合には導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)、また、逆積層型感光層の場合には電荷輸送層上に塗布、乾燥して得ることができる。
電荷発生物質は単独として用いてもよいし、又はいくつかの染顔料との混合状態で用いてもよい。
電荷発生物質としては、セレニウム及びその合金、硫化カドミウム等の無機系光導電材料と、有機顔料等の有機系光導電材料とが挙げられるが、有機系光導電材料の方が好ましく、中でも特に有機顔料が好ましい。有機顔料としては、例えば、フタロシアニン顔料、アゾ顔料、ジチオケトピロロピロール顔料、スクアレン(スクアリリウム)顔料、キナクリドン顔料、インジゴ顔料、ペリレン顔料、多環キノン顔料、アントアントロン顔料、ベンズイミダゾール顔料等が挙げられる。これらの中でも、混合状態として用いる染顔料としては、光感度の面から、特にフタロシアニン顔料又はアゾ顔料が好ましい。電荷発生物質として有機顔料を使用する場合、通常はこれらの有機顔料の微粒子を、各種のバインダー樹脂で結着した分散層の形で使用する。
状態のものを用いてもよい。ここでのフタロシアニン化合物ないしは結晶状態における混合状態としては、それぞれの構成要素を後から混合したものを用いてもよいし、合成、顔料化、結晶化等のフタロシアニン化合物の製造・処理工程において混合状態を生じさせたものでもよい。このような処理としては、酸ペースト処理・磨砕処理・溶剤処理等が知られている。混晶状態を生じさせるためには、特開平10−48859号公報記載のように、2種類の結晶を混合後に機械的に磨砕、不定形化した後に、溶剤処理によって特定の結晶状態に変換する方法が挙げられる。
機能分離型感光体における電荷発生層は、具体的に、上述のバインダー樹脂を有機溶剤に、電荷発生物質を分散させて塗布液を調整し、これを導電性支持体上に(下引き層を設ける場合は下引き層上に)塗布することにより形成される。
集等により塗布液の安定性が低下する虞がある。一方、電荷発生物質の比率が低過ぎると、感光体としての感度の低下を招く虞がある。
<バインダー樹脂>
電荷発生層と電荷輸送層を有する機能分離型感光体の電荷輸送層、及び単層型感光体の感光層形成の際は、膜強度確保のためバインダー樹脂が使用される。機能分離型感光体の電荷輸送層の場合、電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶剤に溶解、あるいは分散して得られる塗布液、また、単層型感光体の場合、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂を溶剤に溶解、あるいは分散して得られる塗布液を塗布、乾燥して得ることが出来る。本発明で用いられるバインダー樹脂は、カルボン酸末端値が100μ当量/g以上、500μ当量/g以下であるポリアリレート樹脂を含有する。
上であり、150μ当量/g以上が好ましい。大きすぎるとバインダーに必要な強度を持た
せるために十分な分子量の樹脂を合成することが困難になるため、500μ当量/g以下で
あり、300μ当量/g以下が好ましい。
カルボン酸末端値は、精秤したポリアリレート樹脂をベンジルアルコールに加熱溶解し、0.01N−NaOHベンジルアルコール溶液で滴定することにより定量することができる。本発明におけるカルボン酸末端値は実施例に記載の<カルボン酸(−COOH)末端値の測定方法>で測定される値であり、この中には樹脂中の残存モノマー等の酸成分も含まれる可能性があるが、それらも含めてカルボン酸末端値と定義する。
カルボン酸末端値の100μ当量/g以上500μ当量/g以下のポリアリレート樹脂を得る
方法としては、ビスフェノール成分と酸ハライド成分を基質として重合反応する場合には、後述する製造方法の例において、(A)〜(D)のいずれかを満たすことが挙げられる。(A)酸ハライド成分/フェノール成分のモル比を1.03〜1.10として酸ハライド成分を過剰に用いること、(B)触媒をビスフェノール成分の3モル%〜8モル%として過剰に用いること、(C)30〜40度以下の温度条件で重合すること、(D)末端停止剤として4-ヒドロキシ安息香酸のようなカルボキシル基を持った1価フェノールを用
いること等が挙げられる。
界面重合法による製造の場合は、例えば、2価フェノール化合物をアルカリ水溶液に溶解した溶液と、芳香族ジカルボン酸クロライド化合物を溶解したハロゲン化炭化水素の溶液とを混合する。この際、触媒として、4級アンモニウム塩もしくは4級ホスホニウム塩を存在させることも可能である。重合温度は0℃〜40℃の範囲、重合時間は2時間〜20時間の範囲であるのが生産性の点で好ましい。重合終了後、水相と有機相とを分離し、有機相中に溶解しているポリマーを公知の方法で、洗浄、回収することにより、目的とす
る樹脂が得られる。
また他の精製方法としては、例えば、生成したポリエステル樹脂の溶液を、ポリエステル樹脂が不溶の溶媒中に析出させる方法、ポリエステル樹脂の溶液を温水中に分散させ溶媒を留去する方法、又はポリエステル樹脂溶液を吸着カラム等に流通させる方法等により精製してもよい。
乾燥時間は残存溶媒等の不純物の純度が一定以下になるまでの時間以上行うことが好ましく、具体的には、残存溶媒が通常1000ppm以下、好ましくは300ppm以下、更に好ましくは100ppm以下になる時間以上乾燥する。
ポリアリレート樹脂の粘度平均分子量Mvは、特に限定されないが、下限は通常10,000以上、好ましくは15,000以上、更に好ましくは40,000以上であり、上限は、通常200,000以下、好ましくは150,000以下、より好ましくは100,000以下である。粘度平均分子量が過度に小さいと、感光層の機械的強度が低下し実用的ではない。また、粘度平均分子量が過度に大きいと、感光層を適当な膜厚に塗布形成する事が困難である。
下の整数を表す。Yは、単結合、酸素原子、硫黄原子、又はアルキレン基を表す。)
上記式(1)中、Ar1〜Ar4は、それぞれ独立に、置換基を有してもよいアリーレン基を表す。アリーレン基が有する炭素数としては、通常6以上であり、また、その上限は、通常20以下、好ましくは10以下、より好ましくは6である。炭素数が多すぎる場
合、製造コストが高くなり、電気特性も悪化する恐れがある。
一方、Ar1及びAr2は、それぞれ独立して、置換基の数は0以上2以下が好ましく、耐磨耗性の観点から置換基を有さないことがより好ましい。
sが1の場合に好ましいジカルボン酸残基の具体的としては、ジフェニルエーテル−2,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,3'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−3,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基等が挙げられる。これらの中でも、ジカルボン酸成分の製造の簡便性を考慮すれば、ジフェニルエーテル−2,2'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル
−2,4'−ジカルボン酸残基、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基がより好ましく、ジフェニルエーテル−4,4'−ジカルボン酸残基が特に好ましい。
ン酸残基、ビフェニル−4,4'−ジカルボン酸残基が挙げられ、好ましくは、フタル酸
残基、イソフタル酸残基、テレフタル酸残基、ナフタレン−1,4−ジカルボン酸残基、ナフタレン−2,6−ジカルボン酸残基、ビフェニル−2,2'−ジカルボン酸残基、ビ
フェニル−4,4'−ジカルボン酸残基であり、特に好ましくは、イソフタル酸残基、テ
レフタル酸残基であり、これらのジカルボン酸残基を複数組み合わせて用いることも可能である。好ましい具体例としては、下記式(3)、(4)で表される構造単位を有するポリアリレート樹脂が挙げられる。式(3)、(4)中、イソフタル酸残基とテレフタル酸残基の比率は通常50:50であるが、任意に変更することができる。その場合、テレフタル酸残基の比率が高い程、電気特性の観点からは好ましい。
ポリアリレート樹脂が有する構造単位として好ましいものは、以下に記載するものが挙げられる。ポリアリレート樹脂が有しうる構造単位は、以下に記載する構造に限定されない。また、下記構造の1種を単独で含んでもよく、2種以上を任意の比率及び組み合わせで含んでもよい。
・kが0の場合の繰返し構造
電荷輸送物質としては、トリフェニルアミン化合物を感光層(電荷輸送層)に含有する。トリフェニルアミン化合物が、化学的に安定であるので本発明のポリアリレート樹脂のカルボン酸末端の影響を受けずに電荷輸送能を発揮できる。トリフェニルアミン構造を含む化合物であれば、特に限定されず、任意の物質を用いることが可能である。公知の電荷輸送物質の例としては、2,4,7−トリニトロフルオレノン等の芳香族ニトロ化合物、テトラシアノキノジメタン等のシアノ化合物、ジフェノキノン等のキノン化合物等の電子吸引性物質、カルバゾール誘導体、インドール誘導体、イミダゾール誘導体、オキサゾール誘導体、ピラゾール誘導体、チアジアゾール誘導体、ベンゾフラン誘導体等の複素環化合物、アニリン誘導体、ヒドラゾン誘導体、芳香族アミン誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体、及びこれらの化合物の複数種が結合したもの、あるいはこれらの化合物からなる基を主鎖又は側鎖に有する重合体等の電子供与性物質等が挙げられる。これらの中でも、カルボン酸末端の影響を受けにくいことからカルバゾール誘導体、芳香族アミン誘導体、スチルベン誘導体、ブタジエン誘導体及びこれらの化合物の複数種が結合したものが好ましい。これらの電荷輸送物質は、何れか1種を単独で用いても良く、2種以上を任意の組み合わせで併用しても良い。
なお、以下の例示物は、電荷輸送物質の具体例であり、その他の電荷輸送物質は以下のものに限定されない。
単層型感光層は、電荷発生物質と電荷輸送物質に加えて、機能分離型感光体の電荷輸送層と同様に、バインダー樹脂を使用して形成する。具体的には、電荷発生物質と電荷輸送物質と各種バインダー樹脂とを溶剤に溶解又は分散して塗布液を作成し、導電性支持体上(下引き層を設ける場合は下引き層上)に塗布、乾燥して得ることが出来る。
電荷輸送物質及びバインダー樹脂の種類並びにこれらの使用比率は、積層型感光体の電荷輸送層について説明したものと同様である。これらの電荷輸送物質及びバインダー樹脂からなる電荷輸送媒体中に、更に電荷発生物質が分散される。
電荷発生物質は、積層型感光体の電荷発生層について説明したものと同様のものが使用できる。但し、単層型感光体の感光層の場合、電荷発生物質の粒子径を十分に小さくする必要がある。具体的には、通常1μm以下、好ましくは0.5μm以下の範囲とする。
また、単層型感光層におけるバインダー樹脂と電荷発生物質との使用比率は、バインダー樹脂100質量部に対して電荷発生物質が通常0.1質量部以上、好ましくは1質量部以上、また、通常30質量部以下、好ましくは10質量部以下の範囲とする。
なお、積層型感光体、単層型感光体ともに、感光層又はそれを構成する各層には、成膜性、可撓性、塗布性、耐汚染性、耐ガス性、耐光性などを向上させる目的で、周知の酸化
防止剤、可塑剤、紫外線吸収剤、電子吸引性化合物、レベリング剤、可視光遮光剤などを含有させてもよい。
積層型、あるいは単層型感光体では、その最表層に、感光層の損耗を防止し、帯電器等からの発生する放電物質等による感光層の劣化を防止・軽減する目的で保護層を設けてもよい。保護層は導電性材料を適当な結着樹脂中に含有させて形成するか、特開平9−190004号公報、特開平10−252377号公報の記載のようなトリフェニルアミン骨格等の電荷輸送能を有する化合物を用いた共重合体を用いることが出来る。
保護層に用いる結着樹脂としてはポリアミド樹脂、ポリウレタン樹脂、ポリエステル樹脂、エポキシ樹脂、ポリケトン樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリビニルケトン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリアクリルアミド樹脂、シロキサン樹脂等の公知の樹脂を用いることができ、また、特開平9−190004号公報記載のようなトリフェニルアミン骨格等の電荷輸送能を有する骨格と上記樹脂の共重合体を用いることも出来る。本願の感光層におけるポリアリレート樹脂は、接着性が良好なため熱可塑性のポリアミド樹脂、ポリエステル樹脂、及びポリカーボネート樹脂を用いることができる。
保護層の電気抵抗は、通常109Ω・cm以上、1014Ω・cm以下の範囲とする。電気抵抗が該範囲より高くなると、残留電位が上昇しカブリの多い画像となってしまう一方、前記範囲より低くなると、画像のボケ、解像度の低下が生じてしまう。また、保護層は像露光の際に照射される光の透過を実質上妨げないように構成されなければならない。
上記した感光体を構成する各層は、含有させる物質を溶剤に溶解又は分散させて得られた塗布液を、導電性支持体上に浸漬塗布、スプレー塗布、ノズル塗布、バーコート、ロールコート、ブレード塗布等の公知の方法により、各層ごとに順次塗布・乾燥工程を繰り返すことにより形成される。
例えば、単層型感光体、及び機能分離型感光体の電荷輸送層の場合には、塗布液の固形分濃度を通常5質量%以上、好ましくは10質量%以上、また、通常40質量%以下、好ましくは35質量%以下の範囲とする。また、塗布液の粘度を使用時の温度において通常10mPa・s以上、好ましくは50mPa・s以上、また、通常500mPa・s以下、好ましくは400mPa・s以下の範囲とする。
次に、本発明の電子写真感光体を用いた画像形成装置(本発明の画像形成装置)の実施の形態について、装置の要部構成を示す図1を用いて説明する。但し、実施の形態は以下の説明に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない限り任意に変形して実施することができる。
電子写真感光体1は、上述した本発明の電子写真感光体であれば特に制限はないが、図1ではその一例として、円筒状の導電性支持体の表面に上述した感光層を形成したドラム状の感光体を示している。この電子写真感光体1の外周面に沿って、帯電装置2,露光装置3,現像装置4,転写装置5及びクリーニング装置6がそれぞれ配置されている。
せて用いることもできる。
現像ローラ44は、電子写真感光体1と供給ローラ43との間に配置され、電子写真感光体1及び供給ローラ43に各々当接している。供給ローラ43及び現像ローラ44は、回転駆動機構(図示せず)によって回転される。供給ローラ43は、貯留されているトナーTを担持して、現像ローラ44に供給する。現像ローラ44は、供給ローラ43によって供給されるトナーTを担持して、電子写真感光体1の表面に接触させる。
転写装置5は、その種類に特に制限はなく、コロナ転写、ローラ転写、ベルト転写などの静電転写法、圧力転写法、粘着転写法など、任意の方式を用いた装置を使用することができる。ここでは、転写装置5が電子写真感光体1に対向して配置された転写チャージャー,転写ローラ,転写ベルト等から構成されるものとする。この転写装置5は、トナーTの帯電電位とは逆極性で所定電圧値(転写電圧)を印加し、電子写真感光体1に形成されたトナー像を記録紙(用紙,媒体)Pに転写するものである。
感光体表面に残留するトナーが少ないか、殆ど無い場合には、クリーニング装置6は無くても構わない。
なお、定着装置についてもその種類に特に限定はなく、ここで用いたものをはじめ、熱ローラ定着、フラッシュ定着、オーブン定着、圧力定着など、任意の方式による定着装置を設けることができる。
続いて、帯電された感光体1の感光面を、記録すべき画像に応じて露光装置3により露光し、感光面に静電潜像を形成する。そして、その感光体1の感光面に形成された静電潜像の現像を、現像装置4で行なう。
現像ローラ44に担持された帯電トナーTが感光体1の表面に接触すると、静電潜像に対応するトナー像が感光体1の感光面に形成される。そしてこのトナー像は、転写装置5によって記録紙Pに転写される。この後、転写されずに感光体1の感光面に残留しているトナーが、クリーニング装置6で除去される。
なお、画像形成装置は、上述した構成に加え、例えば除電工程を行なうことができる構成としても良い。除電工程は、電子写真感光体に露光を行なうことで電子写真感光体の除電を行なう工程であり、除電装置としては、蛍光灯、LED等が使用される。また除電工程で用いる光は、強度としては露光光の3倍以上の露光エネルギーを有する光である場合が多い。
なお、電子写真感光体1を、帯電装置2、露光装置3、現像装置4、転写装置5、クリーニング装置6、及び定着装置7のうち1つ又は2つ以上と組み合わせて、一体型のカートリッジ(以下適宜「電子写真感光体カートリッジ」という)として構成し、この電子写
真感光体カートリッジを複写機やレーザービームプリンタ等の電子写真装置本体に対して着脱可能な構成にしてもよい。この場合、例えば電子写真感光体1やその他の部材が劣化した場合に、この電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体から取り外し、別の新しい電子写真感光体カートリッジを画像形成装置本体に装着することにより、画像形成装置の保守・管理が容易となる。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム19.84gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン48.72gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5409g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4539gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロライド65.92gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。重合槽の外温を20℃に保ち、反応槽内のアルカリ水溶液を攪拌しながら、滴下ロートよりジクロロメタン溶液を1時間かけて滴下した。更に5時間攪拌を続けた後、ジクロロメタン783mLを加え、撹拌を7時間続けた。その後、酢酸8.10mLを加え30分攪拌した後、攪拌を停止し有機層を分離した。この有機層を0.1N水酸化ナトリウム水溶液942mLにて洗浄を2回行い、次に0.1N塩酸942mLにて洗浄を2回行い、更に水942mLにて洗浄を2回行った。洗浄後の有機層をメタノール6266mLに注いで得られた沈殿物を濾過にて取り出し、乾燥して樹脂A1を得た。樹脂A1の単位構造を以下に示す。この樹脂の粘度平均分子量は37200であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム20.41gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン50.12gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5564g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4956gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロライド64.04gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂A2を得た。樹脂A2の粘度平均分子量は45100であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム20.59gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン50.55gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5612g及び2,3,5−
トリメチルフェノール1.5086gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロライド63.46gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂A3を得た。樹脂A3の粘度平均分子量は39600であった
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム19.66gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン48.27gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5359g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4405gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロライド66.52gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂A4を得た。樹脂A4の粘度平均分子量は37100であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム24.20gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン63.21gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.6564g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4105gを順次反応槽に添加した。別途、テレフタル酸クロライド27.38g、イソフタル酸クロライド27.38gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂B1を得た。樹脂B1の単位構造を以下に示す。樹脂B1の粘度平均分子量は17500であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム24.77gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに2,2−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)プロパン64.69gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.6717g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4434gを順次反応槽に添加した。別途、テレフタル酸クロライド26.24g、イソフタル酸クロライド26.24gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂B2を得た。樹脂B2の粘度平均分子量は34000であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム20.98gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン20.67g、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン25.63gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5704g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.3650gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロ
ライド69.59gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂C1を得た。樹脂C1の単位構造を以下に示す。樹脂C1の粘度平均分子量は33600であった。
1000mLビーカーに水酸化ナトリウム21.71gと水940mLを量り取り、攪拌しながら溶解させた。そこに1,1−ビス(3−メチル−4−ヒドロキシフェニル)エタン21.39g、ビス(4−ヒドロキシフェニル)メタン26.52gを添加、攪拌、溶解した後、このアルカリ水溶液を2L反応槽に移した。次いで、ベンジルトリエチルアンモニウムクロライド0.5902g及び2,3,5−トリメチルフェノール1.4124gを順次反応槽に添加した。別途、ジフェニルエーテル−4,4’−ジカルボン酸クロライド67.43gとジクロロメタン470mLの混合溶液を滴下ロート内に移した。その後は製造例1と同様の操作を実施して樹脂C2を得た。樹脂C2の粘度平均分子量は40300であった。
トールビーカーに約0.4gのポリアリレート樹脂を精秤し、ベンジルアルコール25mL加え、195℃のオイルバスにて加熱溶解させた。完全溶解を確認の上、オイルバスから取り出し溶液を冷却した。冷却後エチルアルコール2mLをトールビーカーの壁を伝わせ静かに入れた。
別途、溶媒のベンジルアルコールのみを0.01N−NaOHベンジルアルコール溶液で滴定しブランク値を求めた。
また、0.01N−NaOHベンジルアルコール溶液のファクターは、下記の方法で求めた。
(1)0.1N 塩酸(HCL)(容量分析用試薬 既知規定液(FHCL)10mLをホールピペットで正確に100mLメスフラスコに入れ、脱塩水で標線を合わせ均一混合した。
(2)(1)の調製液1、2、4mLをホールピペットで正確に滴定用トールビーカに秤取る。
(3)それぞれにベンジルアルコール25mL、エチルアルコール2mLを加える。
(4)自動滴定装置(GT100、三菱化学製)を用い、0.01N−NaOHベンジルアルコール溶液で滴定した。
(5)計算:(1)の塩酸調整液量(X軸)に対するNaOHベンジルアルコール滴定液量(Y軸)をプロットし、その傾きをSとする。
0.01N−NaOHベンジルアルコール溶液のファクターF=FHCL/S
〔計算〕
・末端COOH基(μeq/g)={(A−B)×F×10}/W
A:測定滴定量(mL)
B:ブランク滴定量(mL)
F:0.01N NaOHベンジルアルコール液のファクター
W:ポリアリレート樹脂量(g)
樹脂A1〜A4、B1〜B2、C1〜C2のカルボン酸末端値を以下表−1に示す。
実施例1(感光体X1)
二軸延伸ポリエチレンテレフタレート樹脂フィルム(厚み75μm)の表面にアルミニウム蒸着層(厚み700Å)を形成した導電性支持体を用い、その支持体の蒸着層上に、以下の下引き層用分散液を、バーコーターにより、乾燥後の膜厚が1.25μmとなるように塗布し、乾燥させ下引き層を形成した。
た。
止剤(イルガノックス1076:3−(3,5−ジ−tert−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオン酸オクタデシル)を8部、及びレベリング剤としてシリコーンオイル0.05部をテトラヒドロフラン/トルエン(8/2)混合溶媒640部に溶解させた液を塗布し、125℃で20分間乾燥し、乾燥後の膜厚が25μmとなるように電荷輸送
層を設け感光体を作製した。この感光体を感光体X1とする。
樹脂A1の代わりに樹脂A2(COOH値53μ当量/g)を用いた以外、実施例1と同様に作成した感光体を感光体X2とする
比較例2(感光体X3)
樹脂A1の代わりに樹脂A3(COOH値24μ当量/g)を用いた以外、実施例1と同様に作成した感光体を感光体X3とする。
電子写真学会測定標準に従って作製された電子写真特性評価装置(続電子写真技術の基礎と応用、電子写真学会編、コロナ社、404−405頁記載)を使用し、上記感光体をアルミニウム製ドラムに貼り付けて円筒状にし、アルミニウム製ドラムと感光体のアルミニウム基体との導通を取った上で、ドラムを一定回転数で回転させ、帯電、露光、電位測定、除電のサイクルによる電気特性評価試験を行った。
実施例2(感光体Y1)
アルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、厚さ0.5mmのアルミ板を用いた上に、下引き層なしに直接基板上に実施例1と同じ電荷発生層、電荷輸送層を形成して接着性試験用感光体Y1を作製した。
アルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、厚さ0.5mmのアルミ板を用いた上に、下引き層なしに直接基板上に比較例1と同じ電荷発生層、電荷輸送層を形成して接着性試験用感光体Y2を作製した。
アルミ蒸着したポリエチレンテレフタレートフィルムの代わりに、厚さ0.5mmのアルミ板を用いた上に下引き層なしに直接基板上に比較例2と同じ電荷発生層、電荷輸送層を形成して接着性試験用感光体Y3を作製した。
この接着性試験用感光体上に、NTカッターを用いて、2mm間隔で縦に6本、横に6本切り込みを入れ、5×5の25マスを作製した。その上からセロテープ(登録商標)(ニチバン製)を貼り付け、接着面に対し90゜に引き上げることで、感光層の接着性を試験した。これを2箇所行い、計50マスのうち、支持体上に残存した感光層のマス数を残存マス数とした。残存マス数が多いほど接着性は良好である。結果を表−3に示す。
実施例2と同じようにして樹脂A1の代わりに樹脂A4(COOH値215μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y4とする
実施例2と同じようにして樹脂A1の代わりに樹脂A3とA4の混合品(質量比3/7)(平均COOH値158μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y5とする
実施例2と同じようにして樹脂A1の代わりに樹脂A3とA4の混合品(質量比8/2)(平均COOH値62μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y6とする
これらY4〜6の3点の感光体を用いて、上述と同様に接着性試験を実施した。結果を表
−4に示す。
厚さ0.5mmのアルミ板上に、以下の電荷発生層、電荷輸送層を形成して接着性試験用の感光体を作成した
電荷発生材料として、図2に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するチタニウムオキシフタロシアニン20部と1,2−ジメトキシエタン280部を混合し、サンドグラインドミルで2時間粉砕して微粒化分散処理を行った。続いて、ポリビニルブチラールの4%1,2−ジメトキシエタン溶液250部と1,2−ジメトキシエタン450部を混合して分散液を調製した。この分散液を前記アルミ板上にバーコーターで塗布して、乾燥後の膜厚が0.4μmとなるように電荷発生層を形成した。
け感光体を作製した。この感光体を感光体Y7とする。
実施例5と同じようにして、樹脂B1の代わりに樹脂B1とB2の混合品(質量比8/2)(平均COOH値155μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y8とする。
比較例6(感光体Y9)
実施例5と同じようにして、樹脂B1の代わりに樹脂B1とB2の混合品(質量比2/8)(平均COOH値48μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y9とする。
実施例5と同じようにして、樹脂B1の代わりに樹脂B2(COOH値12μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y10とする。
これらY7〜10の4点の感光体を用いて上述と同様に接着性試験を実施した。結果を表−5に示す。
厚さ0.5mmのアルミ板上に、以下の電荷発生層、電荷輸送層を形成して接着性試験用の感光体を作成した
電荷発生材料として、図2(D型)に示すCuKα特性X線に対する粉末X線回折スペクトルパターンを有するチタニウムオキシフタロシアニン20部と1,2−ジメトキシエタン280部を混合し、サンドグラインドミルで2時間粉砕して微粒化分散処理を行った。続いて、ポリビニルブチラールの4%1,2−ジメトキシエタン溶液600部と1,2−ジメトキシエタン300部を混合して分散液を調製した。この分散液を前記アルミ板上にバーコーターで塗布して、乾燥後の膜厚が0.4μmとなるように電荷発生層を形成し
た。
に電荷輸送層を設け感光体を作製した。この感光体を感光体Y11とする。
実施例7と同じようにして樹脂C1の代わりに樹脂C2(COOH値46μ当量/g)を用いて作成した感光体を感光体Y12とする
これらY11、Y12の2点の感光体を用いて上述と同様に接着性試験を実施した。結果を表−6に示す。
実施例8
表面が鏡面仕上げされた外径30mm、長さ260.5mm、肉厚0.75mmのアルミニウム製シリンダー上に、実施例1で用いた下引き層形成用塗布液、電荷発生層用塗布液及び電荷輸送層用塗布液を、浸漬塗布法により順次塗布し、乾燥後の膜厚がそれぞれ、1.5μm、0.4μm、21μmとなるように、下引き層、電荷発生層、電荷輸送層を形成し、感光体ドラムZ1を得た。
2 帯電装置(帯電ローラ;帯電部)
3 露光装置(露光部)
4 現像装置(現像部)
5 転写装置
6 クリーニング装置(クリーニング部)
7 定着装置
41 現像槽
42 アジテータ
43 供給ローラ
44 現像ローラ
45 規制部材
71 上部定着部材(加圧ローラ)
72 下部定着部材(定着ローラ)
73 加熱装置
T トナー
P 記録紙(用紙,媒体)
Claims (6)
- 導電性支持体上に少なくとも感光層を有する電子写真感光体において、該感光層が、カルボン酸末端値が100μ当量/g以上、500μ当量/g以下であるポリアリレート樹脂及びトリフェニルアミン化合物を含有することを特徴とする電子写真感光体。
- 前記カルボン酸末端値が、150μ当量/g以上、500μ当量/g以下であることを特徴と
する請求項1に記載の電子写真感光体。 - 前記ポリアリレート樹脂の粘度平均分子量Mvが10000〜200000であることを特徴とする
請求項1〜3のいずれか1項に記載の電子写真感光体。 - 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段とを備えることを特徴とするプロセスカートリッジ。
- 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電子写真感光体と、該電子写真感光体を帯電させる帯電手段と、帯電した該電子写真感光体に対し露光を行ない静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像をトナーで現像する現像手段と、前記トナーを被転写体に転写する転写手段とを備えることを特徴とする画像形成装置。
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