JP2014209672A - 電力増幅器 - Google Patents

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Abstract

【課題】トランジスタの動作級などの他の特性を変化させることなく利得を調整することができる電力増幅器を得る。【解決手段】バイアス端子T1,T2にはそれぞれバイアスが供給される。トランジスタM1のゲートはバイアス端子T1に接続され、ソースは接地されている。トランジスタM2のゲートはバイアス端子T2に接続され、ソースはトランジスタM1のドレインに接続されている。可変固定容量Cv1がトランジスタM2のゲートと接地点との間に接続されている。【選択図】図1

Description

本発明は、主に携帯電話等の移動体通信用の電力増幅器に関する。
現在、CDMA(Code Division Multiple Access)などの携帯電話用高周波電力増幅器において、コストを低減するためにCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)のカスコードアンプを用いた電力増幅器の開発が活発になってきている。なお、分布増幅器の利得を調整する技術が提案されている(例えば、特許文献1参照)。しかし、この技術は高周波電力増幅器の利得を調整するものではない。
特開2003−92523号公報
従来は、電力増幅器の利得を調整するにはトランジスタのアイドル電流を調整していた。図16は、アイドル電流と利得とACLRの関係を示す図である。このようにアイドル電流を変化させると、利得だけでなく、トランジスタの動作級など変化させたくない特性も変化してしまうという問題があった。
本発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、その目的はトランジスタの動作級などの他の特性を変化させることなく利得を調整することができる電力増幅器を得るものである。
本発明に係る電力増幅器は、それぞれバイアスが供給される第1及び第2のバイアス端子と、前記第1のバイアス端子に接続された第1の制御端子と、接地された第1の端子と、第2の端子とを有する第1のトランジスタと、前記第2のバイアス端子に接続された第2の制御端子と、前記第2の端子に接続された第3の端子と、第4の端子とを有する第2のトランジスタと、前記第2の制御端子と接地点との間に接続された可変容量とを備える。
本発明により、トランジスタの動作級などの他の特性を変化させることなく利得を調整することができる。
本発明の実施の形態1に係るカスコードアンプを示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る可変抵抗を示す回路図である。 本発明の実施の形態1に係る電力増幅器を示す回路図である。 可変容量の容量値とカスコードアンプの利得の関係を示す図である。 本発明の実施の形態2に係る電力増幅器を示す回路図である。 受信帯域雑音と利得の関係を示す図である。 本発明の実施の形態3に係るカスコードアンプを示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係るスイッチを示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電力増幅器を示す回路図である。 本発明の実施の形態3に係る電力増幅器の利得の負荷依存性を示す図である。 本発明の実施の形態4に係るカスコードアンプを示す回路図である。 本発明の実施の形態4に係るスイッチを示す回路図である。 本発明の実施の形態5に係る電力増幅器を示す回路図である。 可変容量の容量値が一定の場合の温度変化に対する利得を示す図である。 本発明の実施の形態6に係る電力増幅器を示す回路図である。 アイドル電流と利得とACLRの関係を示す図である。
本発明の実施の形態に係る電力増幅器について図面を参照して説明する。同じ又は対応する構成要素には同じ符号を付し、説明の繰り返しを省略する場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1に係るカスコードアンプを示す回路図である。トランジスタM1、M2はnチャネルMOSトランジスタである。入力端子INにはRF入力信号が入力され、出力端子OUTからRF出力信号が出力される。バイアス端子T1,T2にはそれぞれバイアスVg1,Vg2が供給される。電源端子T3は電源に接続される。
トランジスタM1のゲートは、入力整合回路1を介して入力端子INに接続され、かつバイアス端子T1に接続される。トランジスタM1のソースは接地されている。従って、トランジスタM1はソース接地アンプである。トランジスタM2のゲートはバイアス端子T2に接続され、ソースはトランジスタM1のドレインに接続されている。トランジスタM2のドレインはフィードラインL1を介して電源端子T3に接続され、かつ出力整合回路2を介して出力端子OUTに接続されている。フィードラインL1は特定の電気長を有する線路でインダクタとして作用する。
トランジスタM2のゲートと接地点との間に可変容量Cv1が接続されている。従って、トランジスタM2は、ゲートが可変容量Cv1を介して高周波的に接地されたゲート接地アンプである。トランジスタM1とトランジスタM2はカスコード接続されている。トランジスタM1,M2と可変容量Cv1がカスコードアンプCA1を構成する(図1の点線枠内)。
図2は、本発明の実施の形態1に係る可変容量を示す回路図である。固定容量Ca,Cb,Ccが互いに並列に接続され、それらにそれぞれスイッチSWa,SWb,SWcが直列に接続されている。固定容量Ca,Cb,CcはCMOSプロセスで得られるMOS容量である。スイッチSWa,SWb,SWcを切り替えることで容量値を調整することができる。
図3は、本発明の実施の形態1に係る電力増幅器を示す回路図である。バイアス回路3はバイアス端子T1,T2にそれぞれバイアスVg1,Vg2を供給する。出力電力検知回路4は、電力増幅器の出力線路に設けられた方向性結合器5と、その方向性結合器5に接続された検波器6とを有する。出力電力検知回路4は、カスコードアンプCA1から出力された出力信号の電力を検知して電気信号に変換する。
発振器7がスイッチ8を介してカスコードアンプCA1の入力に接続されている。この発振器7とスイッチ8がBIST(Built-in self test)を構成する。制御回路9のデジタル回路10がスイッチ8をオンし発振器7を起動することで、発振器7は既知の数ポイントの入力電力を持つテスト信号を発生してカスコードアンプCA1に入力させる。出力電力検知回路4は、カスコードアンプCA1から出力された出力信号の電力を検知する。デジタル回路10は、既知の数ポイントの入力電力と検知した出力電力に基づいて電力増幅器の初期の利得(異なる数ポイントの利得)を求める。
デジタル回路10は、求めた初期の利得を、デジタルインターフェイスを介してベースバンドLSI11に送信する。ベースバンドLSI11は、予め設定値として内部に保持する所望の利得と、デジタル回路10が求めた初期の利得とを比較することで、デジタルインターフェイスを介して利得の増減指令をデジタル回路10へ伝送する。メモリ12は、所望の容量値にセットするために必要な情報を保持する。デジタル回路10は、カスコードアンプCA1の利得が所望の値になるように可変容量Cv1の制御電圧contを決定し、可変容量Cv1の容量値を制御する。
図4は、可変容量の容量値とカスコードアンプの利得の関係を示す図である。主に携帯電話の送信周波数に用いられる700MHz〜2GHzの帯域においては可変容量Cv1の容量値が大きいほど利得が高くなることがわかる。この関係性を利用し、電圧制御などで可変容量Cv1の容量値を変化させることにより電力増幅器の歪特性(ACLR)など他の特性への影響を与えることなく利得のみを調整することができる。
本実施の形態では、カスコードアンプCA1の利得が初期状態から所望の値になるように可変容量Cv1の容量値を制御する。これにより、トランジスタの動作級などの他の特性を変化させることなく利得を調整することができる。このため、電力増幅器内の能動素子や受動素子の製造ばらつきに起因する歪みばらつきを抑制することができる。
なお、本実施の形態では利得調整機能のない増幅器は省略しているが、電力増幅器は多段構成でもよく、利得調整機能のあるカスコードアンプを複数段設けてもよい。
実施の形態2.
図5は、本発明の実施の形態2に係る電力増幅器を示す回路図である。実施の形態1の発振器7とスイッチ8の代わりに入力電力検知回路13が設けられている。入力電力検知回路13は、電力増幅器の入力線路に設けられた方向性結合器14と、その方向性結合器14に接続された検波器15とを有する。入力電力検知回路13は、カスコードアンプCA1に入力される入力信号の電力を検知する。制御回路9は、入力信号の電力と出力信号の電力から利得を求め、この求めた利得が任意の動作状態において所望の値になるように可変容量Cv1の容量値を制御する。
携帯電話などの移動体端末において、受信帯域雑音という利得と相関が見られる重要な特性がある。図6は、受信帯域雑音と利得の関係を示す図である。高周波電力増幅器の受信帯域雑音が大きくなる出力電力が大きな場合においてのみ、電力増幅器の利得を規格値内で低下させるように調整することで、受信帯域雑音を改善することができる。
実施の形態3.
図7は、本発明の実施の形態3に係るカスコードアンプを示す回路図である。ゲート幅の異なるトランジスタM2,M3,M4が並列に接続されている。トランジスタM2,M3,M4のゲートと接地点の間にそれぞれ可変容量Cv1,Cv2,Cv3が接続されている。また、トランジスタM2,M3,M4のソースとトランジスタM1のドレインとの間にそれぞれスイッチSW1,SW2,SW3が接続されている。
ゲート幅の異なるトランジスタM2,M3,M4をスイッチSW1,SW2,SW3で切り替え選択することにより、利得の調整範囲を広げるだけでなく、カスコードアンプの出力電力も調整することができ、用途に応じて使い分けることができる。
なお、ここではゲート接地トランジスタを3個配置しているが、ゲート接地トランジスタが複数であればよく、数は問わない。また、トランジスタM2,M3,M4のゲート幅サイズが異なっていれば利得や出力電力の調整範囲を広くできるが、これらのゲート幅サイズは同一であってもよい。
図8は、本発明の実施の形態3に係るスイッチSW1,SW2,SW3を示す回路図である。トランジスタTr1のドレインDにドレインバイアスVdが印加され、ゲートにゲート抵抗R1を介してゲートバイアスVg1が印加されると、ドレインDとソースSの間が導通する。
図9は、本発明の実施の形態3に係る電力増幅器を示す回路図である。制御回路9は、スイッチSW1,SW2,SW3を制御して、ゲート幅の異なるトランジスタM2,M3,M4の1つを選択してトランジスタM1に接続する。これにより、高周波電力増幅器の利得だけでなく、出力電力も所望の値に制御することができる。
携帯電話などの移動体端末において、アンテナのインピーダンスは移動体端末の使用状況により変化する。以前は送信電力増幅器の出力端子からアンテナまでの経路にアイソレータが設けられていたため、アンテナのインピーダンスが変化しても送信電力増幅器の出力負荷インピーダンスは所定のインピーダンス(例えば50Ω)に固定されていた。しかし、小型化、低コスト化のため近年はアイソレータを配置しないため、アンテナのインピーダンスの変化に伴い送信電力増幅器の出力負荷インピーダンスは変化する。
図10は、本発明の実施の形態3に係る電力増幅器の利得の負荷依存性を示す図である。本実施の形態により負荷変動に対する高周波電力増幅器の利得の変動量を補償することができるため、任意の出力負荷インピーダンスにおいて一定の利得を得ることができる。
実施の形態4.
図11は、本発明の実施の形態4に係るカスコードアンプを示す回路図である。トランジスタM1,M2及び可変容量Cv1からなる前段のカスコードアンプの後に、トランジスタM5,M6及び可変容量Cv4からなる後段のカスコードアンプがスイッチSW4を介して接続されている。なお、本実施の形態ではカスコードアンプを2段配置しているが、カスコードアンプの段数は問わない。
図12は、本発明の実施の形態4に係るスイッチSW4を示す回路図である。トランジスタTr2のドレインDにドレインバイアスVdが印加され、ゲートにゲート抵抗R2を介してゲートバイアスVg2が印加されると、ドレインDとソースS1との間が導通する。トランジスタTr3のドレインDにドレインバイアスVdが印加され、ゲートにゲート抵抗R3を介してゲートバイアスVg3が印加されるとドレインDとソースS2との間が導通する。
電力増幅器を示す回路図は実施の形態1と同様であるが、制御回路9がスイッチSW4も制御する点が異なる。本実施の形態では、制御回路9は、スイッチSW4を制御して、前段のカスコードアンプを後段のカスコードアンプに接続させるかどうかを切り替える。これにより、前段のカスコードアンプの単段経路と、前段と後段のカスコードアンプの多段経路の何れかを選択することができるため、利得調整範囲を拡大することができる。
実施の形態5.
図13は、本発明の実施の形態5に係る電力増幅器を示す回路図である。出力線路LOUTがカスコードアンプCA1の出力に接続されている。温度検知回路16は出力線路LOUTの温度を検知する。制御回路9は、検知された温度に応じて可変容量Cv1の容量値を制御して利得が所望の値になるようにする。具体的には、制御回路9のデジタル回路10は、メモリ12に予め設定された温度特性データと検知された温度に基づいて可変容量Cv1の容量値を所望の値にセットし、温度変化に対し利得が所望の値になるようにする。
図14は、可変容量の容量値が一定の場合の温度変化に対する利得を示す図である。温度変化に伴って利得が変化する。そこで、本実施の形態では温度変化に伴う利得の変化を補償することで、温度変化に対する利得の変動を抑制することができる。また、ある温度において任意の利得に調整することもできる。
実施の形態6.
図15は、本発明の実施の形態6に係る電力増幅器を示す回路図である。可変容量Cv1の容量値を電圧制御する制御信号が供給される外部端子17が設けられている。これにより、通信機器用端末基板上に実装後でもユーザーが可変容量Cv1の容量値を外部から直接調整して、高周波電力増幅器の利得を所望の値に調整することができる。従って、ユーザーの調整によって1つの高周波電力増幅器で異なる利得が得られるため、高周波電力増幅器の品種のバリエーションを抑えられ、開発効率を改善することができる。
4 出力電力検知回路、7 発振器、9 制御回路、13 入力電力検知回路、16 温度検知回路、17 外部端子、Cv1 可変容量、CA1,CA2 カスコードアンプ、M1,M5 トランジスタ(第1のトランジスタ)、M2,M3,M4,M6 トランジスタ(第2のトランジスタ)、T1 バイアス端子(第1のバイアス端子)、T2 バイアス端子(第2のバイアス端子)

Claims (8)

  1. それぞれバイアスが供給される第1及び第2のバイアス端子と、
    前記第1のバイアス端子に接続された第1の制御端子と、接地された第1の端子と、第2の端子とを有する第1のトランジスタと、
    前記第2のバイアス端子に接続された第2の制御端子と、前記第2の端子に接続された第3の端子と、第4の端子とを有する第2のトランジスタと、
    前記第2の制御端子と接地点との間に接続された可変容量とを備えることを特徴とする電力増幅器。
  2. 前記第1及び第2のトランジスタと前記可変容量がカスコードアンプを構成し、
    前記カスコードアンプの利得が所望の値になるように前記可変容量の容量値を制御する制御回路を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の電力増幅器。
  3. 前記カスコードアンプの入力にテスト信号を供給する発振器と、
    前記カスコードアンプから出力された出力信号の電力を検知する出力電力検知回路とを更に備え、
    前記制御回路は、前記テスト信号の電力と前記出力信号の電力から前記利得を求め、この求めた前記利得が所望の値になるように前記可変容量の容量値を制御することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  4. 前記カスコードアンプに入力される入力信号の電力を検知する入力電力検知回路と、
    前記カスコードアンプから出力された出力信号の電力を検知する出力電力検知回路とを更に備え、
    前記制御回路は、前記入力信号の電力と前記出力信号の電力から前記利得を求め、この求めた前記利得が所望の値になるように前記可変容量の容量値を制御することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  5. 前記第2のトランジスタは、ゲート幅の異なる複数のトランジスタを有し、
    前記制御回路は、前記複数のトランジスタの1つを選択して前記第1のトランジスタに接続することを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の電力増幅器。
  6. 前記カスコードアンプは、前段のカスコードアンプと、後段のカスコードアンプとを有し、
    前記制御回路は、前記前段のカスコードアンプを前記後段のカスコードアンプに接続させるかどうかを切り替えることを特徴とする請求項2〜4の何れか1項に記載の電力増幅器。
  7. 前記カスコードアンプの出力に接続された出力線路と、
    前記出力線路の温度を検知する温度検知回路とを更に備え、
    前記制御回路は、検知された前記温度に応じて前記可変容量の容量値を制御することを特徴とする請求項2に記載の電力増幅器。
  8. 前記可変容量の容量値を制御する制御信号が供給される外部端子を更に備えることを特徴とする請求項1〜7の何れか1項に記載の電力増幅器。
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