JP2014227015A - 作業車両のpto変速装置 - Google Patents

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Keiji Yamanaka
圭史 山中
大内田 剛史
Takashi Ouchida
剛史 大内田
文俊 石野
Fumitoshi Ishino
文俊 石野
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Abstract

【課題】PTO変速装置を無段変速装置で構成して、任意の回転数に変更できるようにしようとする。【解決手段】エンジン3からの動力を走行系変速装置とPTO系変速装置とに伝達して駆動可能とする作業車両1において、エンジン3からの動力が伝達されるPTO入力軸55と、外部に動力を出力するPTO軸66との間に介装される無段変速装置70と、PTO軸66の回転数を設定する出力回転数設定手段となるPTO変速レバー9と、該無段変速装置70の出力を変更する変速アクチュエータ74と、PTO軸66の回転数を検知する出力回転数検知手段82と、制御装置80とを備え、前記制御装置80は、PTO入力軸55の回転に対して独立してPTO軸66の回転数を変更可能とした。【選択図】図3

Description

本発明は、動力取出軸(以下PTO軸)を備える作業車両において、PTO軸の回転数をエンジンからの入力回転を変速して所望の回転数が得られるようにするPTO変速装置に関する。
従来からトラクタ等の作業車両において、エンジンからの動力を有段のPTO変速装置を介してPTO軸に伝達することは一般的に行われている。しかし、作業開始時は主クラッチの「入」操作と同時に設定回転数に急激に上昇させるためショックが大きく耐久性が劣ることになる。そこで、エンジンからの動力を機械式動力伝達経路と油圧式無段変速装置を経由する経路を並列に配置してPTO軸に動力を伝達可能とし、駆動開始時は、油圧式無段変速装置を経由して動力を伝達し、設定回転数に至ると、機械式動力伝達経路を介して動力を伝達するようにしていた(特許文献1参照)。
特開平6−1155号公報
しかし、設定回転数以上では、設定された変速段で回転されるため、効率は向上されても、エンジン回転数が変動すると、PTO軸の回転数も変動していた。例えば、モアで草刈り作業を行う場合、走行速度が変化すると、エンジン回転数も変化し、PTO軸の回転数も変化し、刈取後の仕上がりにムラが生じることがあった。
本発明は、PTO変速装置を無段変速装置で構成して、任意の回転数に変更できるようにしようとするものである。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、エンジンからの動力を走行系変速装置とPTO系変速装置とに伝達して駆動可能とする作業車両において、エンジンからの動力が伝達されるPTO入力軸と、外部に動力を出力するPTO軸との間に介装される無段変速装置と、PTO軸の回転数を設定する出力回転数設定手段と、該無段変速装置の出力を変更する変速アクチュエータと、PTO軸の回転数を検知する出力回転数検知手段と、制御装置とを備え、前記制御装置は、PTO入力軸の回転に対して独立してPTO軸の回転数を変更可能としたものである。
請求項2においては、前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段を接続し、制御装置は、走行速度の変化に対してPTO軸の回転数を一定に保持するようにしたものである。
請求項3においては、前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段と、走行速設定手段を接続し、制御装置は、走行速度を一定に保持して、PTO軸の回転数を任意の回転数に変更可能としたものである。
請求項4においては、前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段と、走行速設定手段を接続し、制御装置は、走行速度の変化に応じて、PTO軸の回転数を変更するようにしたものである。
本発明の効果として、以下に示すような効果を奏する。
エンジンからの入力回転が変動しても、PTO軸の回転数を一定に保持したり、任意の回転数に変更したりすることが可能となり、作業に応じてPTO軸の回転数を任意に変更でき、作業精度を向上できる。
本発明の実施形態に係るPTO変速装置を備える作業車両の全体構成を示した側面図。 変速装置のスケルトン図。 PTO変速装置のスケルトン図と制御ブロック図。
まず、本発明に係わる作業車両1をトラクタとした全体構成について、図1より説明する。なお、矢印F方向を前方とする。
作業車両1は、ロータリ等の耕耘装置やローダ等の作業機を装着して種々の農作業や土木作業を行うものである。作業車両1は、主として機体フレーム2、エンジン3、ミッションケース4、前輪5・5、後輪6・6、キャビン7等を具備する。
機体フレーム2は、作業車両1の主たる構造体となるものである。機体フレーム2は、長手方向を前後方向として、複数の板材等により構成される。
エンジン3は、機体フレーム2の前部上に搭載され、ボンネット8により覆われる。ミッションケース4は、走行系及びPTO系の変速装置を収納し、エンジン3により発生された動力を変速し、前輪5や後輪6やPTO軸66に動力を伝達するものである。ミッションケース4は、機体フレーム2の後部に具備される。
前輪5・5は、機体フレーム2の前部にフロントアクスルケースを介して支持される。後輪6・6は、機体フレーム2の後部のミッションケース4の左右両側に配置したリヤアクスルケースを介して支持される。
前記エンジン3を覆うボンネット8の後部にステリングハンドル14や座席15や主変速レバー17や昇降レバーや出力回転数設定手段となるPTO変速レバー9や設定ダイヤルやモード切換手段87等の操作部材が配置され、キャビン7により覆われている。主変速レバー17は走行速度を設定するものであり、その設定値は主変速レバー17の回動基部に設けた変速位置検知手段86により検知され、制御装置80に入力される(図2参照)。
PTO変速レバー9はPTO軸の回転数を設定するものであり、その設定値はPTO変速レバー9の回動基部に設けた設定PTO回転数検知手段83により検知され、制御装置80に入力される(図3参照)。
次に、図2を用いて、ミッションケース4に収納される変速装置の構成について説明する。変速装置は、走行系変速装置とPTO系変速装置を備える。走行系変速装置は主として油圧式無段変速装置(以下、単に「HST」という)10、遊星歯車機構20、主変速機構30、副変速機構40、デフ機構50等を具備し、PTO系変速装置はPTO変速機構60を備える。但し、走行系変速装置は油圧式無段変速装置や遊星歯車機構を用いるHMT式変速装置に限定するものではなく、遊星歯車機構を用いない油圧式無段変速装置やベルト式無段変速装置や、油圧クラッチ式変速装置や歯車摺動選択式変速装置等で構成することもできる。また、前後進切換機構を別に設ける構成とすることもできる。
HST10は、主として油圧ポンプ11、油圧モータ12等を具備する。油圧ポンプ11は、その容量を変更可能に構成された可変容量型油圧ポンプで構成される。油圧ポンプ11は、エンジン3により発生された動力により回転駆動される駆動軸13により駆動され、作動油を圧送する。油圧ポンプ11は、その容量を変更するための可動斜板11aを具備する。可動斜板11aの傾斜角度を変更することにより、油圧ポンプ11から圧送される作動油の流量を変更することができる。可動斜板11aは走行変速アクチュエータ16により傾倒され、油圧モータ12の出力軸12aの回転数及び回転方向を変更可能としている。走行変速アクチュエータ16は制御装置80と接続されている。
油圧モータ12は、その容量を変更不能に構成された定容量型油圧モータで構成される。油圧モータ12は、油圧ポンプ11により圧送される作動油を受けて駆動される。油圧モータ12は出力軸12aを具備し、油圧モータ12の駆動力は出力軸12aを介して出力される。
上述の如く構成されたHST10は、エンジン3からの動力が油圧ポンプ11の駆動軸13に伝えられて駆動され、可動斜板11aの傾斜角度に応じた量の作動油を、油圧モータ12へと圧送する。油圧モータ12は、油圧ポンプ11により圧送される作動油により駆動され、出力軸12aより動力を出力する。このように、駆動軸13の動力を変速して出力軸12aに伝達することができ、また、可動斜板11aの傾斜角度を変更することにより変速比を変更することができる。そして、主変速レバー17(または速度設定ダイヤル等)で走行速度を設定すると、制御装置80により、設定値と走行速度検知手段85からの検出値を比較して、走行変速アクチュエータ16により可動斜板11aを傾倒して、設定速度で走行できるようにしている。
なお、本実施形態においては、油圧ポンプ11を可変容量型としたが、これに限るものではなく、油圧モータ12を可変容量型とする構成や、油圧ポンプ11及び油圧モータ12の双方を可変容量型とする構成とすることも可能である。また、HST10は一つのシリンダブロックにポンプ用プランジャとモータ用プランジャを設けて、油圧ポンプと油圧モータを同一軸心上で一体的に構成した形式であっても構わない。また、配置位置も限定するものではない。
前記出力軸12aの後方に第三伝動軸32が、出力軸12aと同一軸線上であって相対回転不能に連結される。第三伝動軸32の後端部に、第四伝動ギヤ33が固設され、第四伝動ギヤ33は、後述する遊星歯車機構20のインターナルギヤ27の歯車部27aと噛合する。
遊星歯車機構20は、HST10の後方に配置される。遊星歯車機構20は、主として第一伝動軸22、第一伝動ギヤ23、第二伝動軸24、サンギヤ25、第二伝動ギヤ26、インターナルギヤ27、第三伝動ギヤ28、キャリヤ29、プラネタリギヤ21・21・・・等を具備する。
第一伝動軸22は、駆動軸13の後方で同一軸線上に配置され、駆動軸13と相対回転不能に連結される。第一伝動軸22の前部上に第一伝動ギヤ23が固設され、第一伝動軸22と平行に第二伝動軸24が配置される。
第二伝動軸24の前端部にサンギヤ25が相対回転可能に外嵌され、サンギヤ25の軸部上に第二伝動ギヤ26が固設され、第二伝動ギヤ26は第一伝動ギヤ23と噛合する。インターナルギヤ27は、サンギヤ25の軸部上であって第二伝動ギヤ26の後方に、サンギヤ25と相対回転可能に外嵌される。
第二伝動軸24上であってサンギヤ25の後方に、第三伝動ギヤ28が、第二伝動軸24と相対回転可能となるように外嵌される。キャリヤ29は、第二伝動軸24上であって第三伝動ギヤ28の前方に、第二伝動軸24と相対回転可能となるように外嵌される。
プラネタリギヤ21・21・・・は、キャリヤ29の前端部にプラネタリ軸を介してそれぞれ回動自在に支持される。プラネタリギヤ21・21・・・は、第二伝動軸24を中心とする同心円上に複数具備される。プラネタリギヤ21・21・・・は、インターナルギヤ27及びサンギヤ25と噛合する。また、プラネタリギヤ21は、第三伝動ギヤ28とも噛合する。
主変速機構30は、走行モード切換クラッチ31、第五伝動ギヤ34、逆転ギヤ35、第六伝動ギヤ36、正逆転切換クラッチ37等を具備する。
走行モード切換クラッチ31は、油圧クラッチにより構成され、低速クラッチ31aと高速クラッチ31bを具備し、高速クラッチ31bは第三伝動ギヤ28と第二伝動軸24との間の動力の断接を行い、低速クラッチ31aはキャリヤ29と第二伝動軸24との間の動力の断接を行う。低速クラッチ31aと高速クラッチ31bは電磁バルブ88・89を切り換えて圧油の送油方向を切り換えることで断接するようにしている。電磁バルブ88・89は制御装置80と接続されている。
第五伝動ギヤ34は、第一伝動軸22の後端部に、第一伝動軸22と相対回転可能となるように具備される。第五伝動ギヤ34の前端部及び後端部には歯車部が形成され、キャリヤ29と第六伝動ギヤ36と歯合される。
逆転ギヤ35は、第二伝動軸24上であってキャリヤ29の後方に、第二伝動軸24と相対回転可能となるように具備される。逆転ギヤ35の後端部は第六伝動ギヤ36と歯合される。
正逆転切換クラッチ37は、油圧クラッチにより構成され、電磁バルブ38の切換により断接される。電磁バルブ38は制御装置80と接続される。逆転ギヤ35の前方に具備され、逆転ギヤ35と第二伝動軸24とを相対回転不能となるように接続した状態と、相対回転可能となるように接続を解除した状態と、を切り換えるものである。
上述の如く構成された遊星歯車機構20の動作態様について説明する。
エンジン3により発生された動力は、駆動軸13を介して第一伝動ギヤ23へと伝達される。第一伝動ギヤ23に伝達された動力は、第二伝動ギヤ26及びサンギヤ25を介してプラネタリギヤ21・21・・・へと伝達される。
一方、エンジン3により発生され、HST10において変速された動力は、油圧モータ12の出力軸12aを介して第三伝動軸32へと伝達される。第三伝動軸32に伝達された動力は、第四伝動ギヤ33及びインターナルギヤ27を介してプラネタリギヤ21・21・・・へと伝達される。
プラネタリギヤ21・21・・・に伝達された前記2つの経路からの動力により、プラネタリギヤ21・21・・・は自転しながら、第二伝動軸24を中心として公転する。プラネタリギヤ21・21・・・の自転により、第三伝動ギヤ28へと動力が伝達される。プラネタリギヤ21・21・・・の公転により、キャリヤ29へと動力が伝達される。
走行モード切換クラッチ31の高速クラッチ31bが作動され、第三伝動ギヤ28と第二伝動軸24とが接続された場合、第三伝動ギヤ28の動力が第二伝動軸24へと伝達される。走行モード切換クラッチ31の低速クラッチ31aが作動され、キャリヤ29と第二伝動軸24とが接続された場合、キャリヤ29の動力が第二伝動軸24へと伝達される。
また、キャリヤ29の動力は、第五伝動ギヤ34及び第六伝動ギヤ36を介して逆転ギヤ35へと伝達される。走行モード切換クラッチ31が第三伝動ギヤ28及びキャリヤ29と第二伝動軸24との接続を解除している状態において、正逆転切換クラッチ37により逆転ギヤ35と第二伝動軸24とが接続された場合、逆転ギヤ35の動力が第二伝動軸24へと伝達される。この場合、第二伝動軸24は、モード切換クラッチ31が第三伝動ギヤ28又はキャリヤ29と第二伝動軸24とを接続した場合の回転方向と逆方向に回転する。
上記の如く、エンジン3により発生された動力と、エンジン3により発生されHST10において変速された動力は、遊星歯車機構20において合成され、当該合成された動力(以下、単に「合成動力」と記す)は第二伝動軸24より出力される。
副変速機構40は、変速比を低速または高速、若しくは動力の伝達を切断する中立状態に切り換えることができる。副変速機構40において変速された動力は、副変速出力軸42を介してデフ機構50へと伝達される。副変速出力軸42の回転数は走行速度として走行速度検知手段85により検知される。走行速度検知手段85の検出値は、制御装置80に入力される。但し、副変速機構40は歯車摺動選択式に限定するものではなく油圧クラッチ式等であってもよい。また、走行速度の検知は副変速出力軸42の回転数に限定するものではなく、車軸等で検知することも可能である。
デフ機構50は、副変速機構40から伝達される動力を左右に分配して、それぞれ左右の後輪6・6へと伝達される。なお、本実施形態に係る作業車両1における、エンジン3から前輪5・5への動力伝達のための構成については説明を省略する。
前記エンジン3からの動力が伝達される第一伝動軸22の後端には同一軸心上にPTO入力軸55が配設され、該PTO入力軸55の後部にPTO変速機構60が設けられる。PTO変速機構60について、図3より説明する。
PTO変速機構60はPTOクラッチ61、PTO伝動歯車62、PTO入力歯車63、無段変速装置70、減速歯車機構65、PTO軸66等を具備する。
PTOクラッチ61はPTO入力軸55とPTOクラッチ出力軸56との間に配設される。PTOクラッチ61は油圧クラッチにより構成され、制御装置80と接続され、キャビン7内に設けたPTO変速レバー9または作業モード切換手段87を操作することにより断接される。また、PTO入力軸55の回転数は入力回転数検知手段81により検知される。入力回転数検知手段81は制御装置80と接続される。なお、PTO入力軸55の回転数はエンジン出力回転数を検知する構成であってもよい。
PTOクラッチ出力軸56の後部にPTO伝動歯車62が固設され、PTO伝動歯車62はPTO入力歯車63と歯合されている。該PTO伝動歯車62とPTO入力歯車63とにより増速するようにしている。PTO入力歯車63は無段変速装置70のPTO変速入力軸64の前部上に固設されている。PTO変速入力軸64はPTO入力軸55やPTO軸66と平行に架設される。
無段変速装置70は、PTO変速入力軸64、入力プーリ71、出力プーリ72、ベルト73、変速アクチュエータ74、付勢部材75等を備える。入力プーリ71、出力プーリ72は前後に分割された割プーリより構成される。
入力プーリ71は、入力側固定シーブ71aと入力側可動シーブ71bからなり、入力側固定シーブ71aはPTO変速入力軸64の後部に固定される。入力側可動シーブ71bはPTO変速入力軸64上に軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されている。そして、入力側可動シーブ71bは変速アクチュエータ74により軸方向に摺動駆動される。変速アクチュエータ74は、制御装置80と接続されて制御される。入力側可動シーブ71bの移動量はプーリ位置検知手段84により検出され、プーリ位置検知手段84は制御装置80と接続されている。
出力プーリ72は出力側固定シーブ72aと出力側可動シーブ72bからなり、出力側固定シーブ72aはPTO変速出力軸76に固定される。出力側可動シーブ72bはPTO変速出力軸76上に軸方向に摺動可能、かつ、相対回転不能に外嵌されている。そして、出力側可動シーブ72bは付勢部材75により軸方向で出力側固定シーブ72a側に摺動するように付勢されている。
ベルト73は入力プーリ71と出力プーリ72とに巻回され、動力を伝達可能としている。
変速アクチュエータ74は油圧シリンダからなり、入力側可動シーブ71bと連結されている。油圧シリンダは電磁バルブを切り換えることにより伸縮され、入力側可動シーブ71bを摺動させて入力側固定シーブ71aとの幅を変更可能としている。電磁バルブは制御装置80と接続され、油圧シリンダを伸縮制御するようにしている。但し、変速アクチュエータ74は油圧シリンダに限定するものではなく、電動シリンダやモータ等で構成することも可能である。
付勢部材75はバネで構成されPTO変速出力軸76上に外嵌される。但し、入力側可動シーブ71bを付勢部材75により入力側固定シーブ71a側に付勢し、出力側可動シーブ72bを変速アクチュエータ74により軸方向に摺動させる構成とすることも可能である。
前記制御装置80にはPTO入力軸55の回転数を検出する入力回転数検知手段81と、PTO軸66の回転数を検出する出力回転数検知手段82と、PTO変速レバー9(PTO回転数設定手段)の変速位置を検出する設定PTO回転数検知手段83が接続されている。こうして、PTO変速レバー9(またはPTO変速ダイヤル)を変更することで、無段変速装置70によりPTO軸66の回転数を任意に変更可能としている。
PTO変速出力軸76には減速歯車機構65を介してPTO軸66と連設される。減速歯車機構65は第一減速駆動歯車91、第一減速従動歯車92、第二減速駆動歯車93、第二減速従動歯車94等を具備する。
第一減速駆動歯車91はPTO変速出力軸76の後部上に固設されて第一減速従動歯車92と歯合される。第一減速従動歯車92は減速軸95に固設され、該減速軸95の後部には第二減速駆動歯車93が固設されて第二減速従動歯車94と歯合されている。第二減速従動歯車94はPTO軸66上に固設されている。第一減速駆動歯車91と第二減速駆動歯車93は小径歯車で構成され、第一減速従動歯車92と第二減速従動歯車94は大径歯車で構成され、二段階で減速している。但し、無段変速装置70の変速比を大きく構成できる場合には減速歯車機構65を省略することもでき、また、作業に合わせて減速段数を増加したり、減少したりすることも可能である。
以上のような構成において、作業を行う場合、作業モード切換手段87により作業モードを設定する。作業モード切換手段87は、例えばダイヤルで構成し、作業モードとして、「作業速度一定モード」、「走行速度一定、作業速度可変モード」、「走行速度追随モード」が設定されている。
作業モード切換手段87を「作業速度一定モード」に設定すると、PTO変速レバー9をニュートラル以外の位置に操作すると、PTOクラッチ61が「入」となり、PTO軸66の回転数がPTO回転数設定手段となるPTO変速レバー9により設定した回転数となるように、無段変速装置70が変速される。
すなわち、制御装置80は、出力回転数検知手段82により検知した値と、設定PTO回転数検知手段83による設定回転数とを比較し、PTO軸66の回転数が設定回転数よりも低い場合には、変速アクチュエータ74を作動させて、入力側可動シーブ71bを入力側固定シーブ71a側へ摺動させて入力プーリ71の幅を狭くし、ベルト73の巻回位置を外径側に移動させ、PTO軸66の回転数を増加させる。逆に、PTO軸66の回転数が設定回転数よりも高い場合には、変速アクチュエータ74を作動させて、入力側可動シーブ71bを入力側固定シーブ71aから離れる方向に摺動させて入力プーリ71の幅を広くし、ベルト73の巻回位置を中心側に移動させ、PTO軸66の回転数を減少させる。また、エンジン3の回転数が、負荷等によって変動した場合も前記同様に無段変速装置70を作動させて、PTO軸66の回転数が設定回転数となるように変速アクチュエータ74を制御する。
つまり、負荷等により走行速度が変化しても、あるいは、走行速度を増速したり、減速したり、または、エンジン回転数が変化しても、PTO軸66の回転数を一定に保持することが可能となる。言い換えると、PTO軸66の回転数を一定に保持したまま、走行速度を変更することも可能となる。例えば、刈取作業を行っている場合、刈刃の回転数が低下すると切断効率が低下してしまうので、エンジン回転数が変化しても、PTO軸66の回転数を一定に保持し、また、走行速度を増速したことによりエンジン回転数が減少したりしても、PTO軸66の回転数を一定に保持するのである。
また、作業モード切換手段87を「走行速度一定、作業速度可変モード」に設定すると、走行速度を一定に保持して作業速度(PTO軸66の回転数)を増減させることができる。つまり、制御装置80は、主変速レバー17で設定した速度と走行速度検知手段85により感知した実走行速度を比較して、実走行速度が設定速度より遅い場合は走行変速アクチュエータ16を作動して走行速度を増速し、実走行速度が設定速度より速い場合は走行変速アクチュエータ16を作動して走行速度を減速して設定速度となるようにする。そして、作業者はPTO変速レバー9を操作して無段変速装置70を変速して所望の出力回転数とするのである。例えば、施肥作業において、部分的に施肥量を増やしたいときや部分的に減らしたいとき、或いは、播種作業において、部分的に播種間隔を増減したい場合等では、走行速度を一定として走行し、PTO変速レバー9により無段変速装置70を作動して、施肥量や播種間隔を任意に変更することが可能となる。
また、作業モード切換手段87を「走行速度追随モード」に設定すると、走行速度の変化に合わせて、PTO軸66の回転数も変化させることが可能となる。例えば、施肥作業や防除作業等において、走行速度を上げて作業を早く終了したい場合では、走行速度を上昇すると作業速度も上昇させなければならないが、単に走行速度を増減させると、単位面積当たりの施肥量や散布量が変化してしまう。そこで、走行速度を増減させると、その速度に追随(比例)して作業速度を増減するようにしている。また、耕耘作業等において、負荷が増加すると、走行速度を減速して負荷を軽減するが、作業速度も減少しなければならない。この場合も走行速度に合わせて作業速度を減少するようにしている。
具体的には、制御装置80は、走行速度検出手段85により走行速度を検知し、出力回転数検知手段82によりPTO軸回転数(作業速度)を検知し、PTO軸66の回転数を走行速度の変化に合わせて変速アクチュエータ74を作動させて無段変速装置70を変速し、走行速度の変化に合わせたPTO軸66の回転数とするのである。つまり、制御装置80は走行速度の増減率とPTO軸66の回転数の増減率が一致するように変速アクチュエータ74を制御するのである。
また、無段変速装置70は、ベルト式に限定するものではなく、トラクション式(トロイダル式やコーン・ローラ式等)とすることも可能である。また、油圧式無段変速装置とすることも可能である。
以上のように、エンジン3からの動力を走行系変速装置とPTO系変速装置とに伝達して駆動可能とする作業車両1において、エンジン3からの動力が伝達されるPTO入力軸55と、外部に動力を出力するPTO軸66との間に介装される無段変速装置70と、PTO軸66の回転数を設定する出力回転数設定手段となるPTO変速レバー9と、該無段変速装置70の出力を変更する変速アクチュエータ74と、PTO軸66の回転数を検知する出力回転数検知手段82と、制御装置80とを備え、前記制御装置80は、PTO入力軸55の回転に対して独立してPTO軸66の回転数を変更可能としたので、エンジン回転数の変動に対して独立してPTO軸66の回転数を変更できる。従って、PTO軸66の回転数を任意に変更できるため、作業形態に応じて容易に作業回転数を変更できるようになり、作業効率を向上できる。
また、前記制御装置80に走行速度を検知する走行速度検知手段85を接続し、制御装置80は、走行速度の変化に対してPTO軸66の回転数を一定に保持するようにしたので、傾斜地や凹凸のある作業地や旋回しながらの芝刈作業等において、走行速度が変化しても、作業速度は一定に保たれ、作業性能を向上できる。
また、前記制御装置80に走行速度を検知する走行速度検知手段85と、走行速設定手段を接続し、制御装置80は、走行速度を一定に保持して、PTO軸66の回転数を任意の回転数に変更可能としたので、一定速度で作業しているときに、容易に作業速度を任意の回転数に変更できるようになり、施肥量や薬剤散布量や散水量等を部分的に増減することができる。
また、前記制御装置80に走行速度を検知する走行速度検知手段85と、走行速設定手段を接続し、制御装置80は、走行速度の変化に応じて、PTO軸66の回転数を変更するようにしたので、収穫作業や刈取作業等で、走行速度が増減しても作業速度を追随させることができ、作業性能を向上できる。また、負荷が増加した場合では、走行速度を減少し、その減少に応じて作業速度も減少するため、最適なエンジン回転数で作業が可能となり、燃料消費量も抑制することが可能となる。
1 作業車両
3 エンジン
9 PTO変速レバー
55 PTO入力軸
66 PTO軸
70 無段変速装置
74 変速アクチュエータ
80 制御装置
82 出力回転数検知手段
85 走行速度検知手段

Claims (4)

  1. エンジンからの動力を走行系変速装置とPTO系変速装置とに伝達して駆動可能とする作業車両において、エンジンからの動力が伝達されるPTO入力軸と、外部に動力を出力するPTO軸との間に介装される無段変速装置と、PTO軸の回転数を設定する出力回転数設定手段と、該無段変速装置の出力を変更する変速アクチュエータと、PTO軸の回転数を検知する出力回転数検知手段と、制御装置とを備え、前記制御装置は、PTO入力軸の回転に対して独立してPTO軸の回転数を変更可能としたことを特徴とする作業車両のPTO変速装置。
  2. 前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段を接続し、制御装置は、走行速度の変化に対してPTO軸の回転数を一定に保持するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のPTO変速装置。
  3. 前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段と、走行速設定手段を接続し、制御装置は、走行速度を一定に保持して、PTO軸の回転数を任意の回転数に変更可能としたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のPTO変速装置。
  4. 前記制御装置に走行速度を検知する走行速度検知手段と、走行速設定手段を接続し、制御装置は、走行速度の変化に応じて、PTO軸の回転数を変更するようにしたことを特徴とする請求項1に記載の作業車両のPTO変速装置。
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