JP2014227729A - 盛土補強構造及び盛土の補強方法 - Google Patents

盛土補強構造及び盛土の補強方法 Download PDF

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Shinichiro Nozawa
伸一郎 野澤
秀明 高崎
Hideaki Takasaki
秀明 高崎
寅士良 藤原
Torashiro Fujiwara
寅士良 藤原
中村 貴志
Takashi Nakamura
貴志 中村
和也 鬼頭
Kazuya Kito
和也 鬼頭
延彰 鈴木
Nobuaki Suzuki
延彰 鈴木
淳 川嵜
Atsushi Kawasaki
淳 川嵜
康夫 渡邊
Yasuo Watanabe
康夫 渡邊
石橋 忠良
Tadayoshi Ishibashi
忠良 石橋
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Abstract

【課題】盛土の法面の脇に用地を確保せずとも、盛土を補強出来るようにする。【解決手段】側部に法面2bを有し一方向に連続するように形成された盛土2の補強構造1は、盛土2の補強前に予想されるすべり面Pを上下方向に突き抜けるように鉛直方向に沿って法面2bの地中に埋設されてなる固化改良体3が盛土2の連続方向に沿って複数設けられたものである。【選択図】図1

Description

本発明は、盛土補強構造及び盛土の補強方法に関し、例えば鉄道用の軌道が敷設される盛土の補強に適用して有効な技術に関する。
従来、盛土の法面にロックボルト等の鋼棒を打ち込んで、盛土を補強する技術が知られている(特許文献1〜4参照)。特許文献1に記載の技術は、法面の脇の平地でクローラー型打込機を運転して、その打込機のアームに取り付けられた加圧アタッチメントによって鋼棒を法面に打ち込むというものである。
特開2009−150084号公報 特開2005−16266号公報 特開2003−306939号公報 特開2011−179271号公報
ところで、特許文献1に記載されているような打込機を操作して補強用鋼棒を打込む場合、盛土の脇に建物が建っていると、打込機を設置する用地或いはスペースを盛土の脇に確保することができないことがある。その場合には、特許文献1に記載の技術では、盛土の法面に鋼棒を打ち込むことができず、盛土の補強が困難である。
本発明が解決しようとする課題は、盛土の法面の脇に用地を確保せずとも、盛土を補強出来るようにすることである。
以上の課題を解決するための盛土補強構造は、側部に法面を有し一方向に連続するように形成された盛土の補強構造であって、前記法面の地中に、前記盛土の補強前に予想されるすべり面を上下方向に突き抜けるように鉛直方向に沿って埋設されてなる固化改良体が、前記盛土の連続方向に沿って複数設けられていることを特徴とする。
前記盛土補強構造によれば、法面の地中に鉛直方向に沿って埋設された複数の固化改良体が盛土補強前に予想されるすべり面を上下方向に突き抜けているので、盛土のすべり防止効果が向上し、盛土を補強することができる。また、固化改良体が鉛直方向に沿って埋設されているから、法面の地表のスペースで固化改良体を造成することができ、盛土の法面の脇に用地を確保せずとも済む。
前記盛土補強構造において、前記複数の固化改良体のそれぞれに上下に沿って芯材が埋め込まれ、前記芯材が前記すべり面を上下方向に突き抜けるように設けられている。
固化改良体に埋め込まれた芯材がすべり面を上下に突き抜けているので、盛土のすべり荷重によって固化改良体に曲げ荷重が作用しても、その曲げに対する固化改良体の耐力が芯材によって向上する。よって、盛土のすべり防止効果が向上する。
前記盛土補強構造において、前記複数の固化改良体の中心から前記法面の法肩側に偏心した位置に、上下に沿って前記芯材がそれぞれ埋め込まれている。
よって、盛土のすべり荷重による曲げに対する固化改良体の耐力が効率よく向上する。つまり、曲げ力が固化改良体に作用すると、固化改良体のうち中心線よりも法肩寄りの部位に引張応力が発生するので、圧縮強度と比較して引張強度の低い固化改良体を芯材によって補強することができる。固化改良体の補強によって盛土のすべり防止効果が向上する。
前記盛土補強構造において、前記法面の前記複数の固化改良体よりも前記法面の法肩寄り位置に、補強棒材が前記法面から地中に打ち込まれている。
よって、法面の法肩寄りの表層部のすべりを補強棒材によって防止することができる。補強棒材が法肩寄りにおいて法面に打ち込まれているから、法面の地表のスペースで補強棒材を打ち込むことができ、盛土の法面の脇に用地を確保せずとも済む。
前記盛土補強構造において、複数の土留壁が隣接する前記固化改良体の同士の間にそれぞれ位置するように前記法面の地中に鉛直に打ち込まれている。
よって、隣り合う固化改良体の間における盛土のすべりを土留壁によって防止することができる。
前記盛土補強構造において、前記土留壁はその上部が前記法面の地表に突出するように設けられている。
よって、法面の表層部におけるすべりの防止効果が向上する。
以上の課題を解決するための盛土の補強方法は、盛土の法面の地中に、前記盛土の補強前に予想されるすべり面を上下方向に突き抜けるように固化改良体を鉛直方向に沿って造成する工程を有することを特徴とする。
前記補強方法によれば、法面の地中に固化改良体を鉛直方向に沿って造成したので、法面の地表のスペースで固化改良体を法面の地中に造成することができ、盛土の法面の脇に用地を確保せずとも済む。また、造成された固化改良体がすべり面を上下方向に突き抜けているので、この固化改良体によって盛土を補強することができる。
前記補強方法において、前記固化改良体内に上下方向に延在する挿入穴を穿孔し、該挿入穴に芯材を挿入した後、経時硬化性を有する埋込材を前記挿入穴と前記芯材との隙間に充填して、該埋込材を硬化させる工程を有することを特徴とする。
固化改良体に埋め込まれた芯材によって固化改良体が補強され、盛土のすべり防止効果が向上し、盛土をより補強することができる。
前記補強方法において、前記固化改良体に対する前記挿入穴の穿孔を、前記すべり面を上下方向に突き抜ける位置まで行い、前記すべり面を上下方向に突き抜ける領域に前記芯材を埋め込む。
すべり面を突き抜ける領域に芯材を埋め込んだので、固化改良体を芯材によって効率よく補強することができる。
前記補強方法において、前記固化改良体よりも前記法面の法肩寄りに補強棒材を打ち込む工程を、前記固化改良体を造成する工程の前若しくは後に、又は該工程と並行して行う。
よって、法面の法肩寄りの表層部のすべりを補強棒材によって防止することができる。
前記補強方法において、前記法面上における前記固化改良体の造成位置を前記盛土の連続方向に変えて、前記固化改良体を造成する工程を複数回行うことによって、前記固化改良体を前記法面の地中に複数造成し、隣り合う前記固化改良体の同士の間に位置するように土留壁を打ち込む工程を、前記固化改良体を造成する工程の前若しくは後に、又は該工程と並行して行う。
よって、隣り合う固化改良体の間における盛土のすべりを土留壁によって防止することができる。
前記補強方法において、前記固化改良体を造成する工程が、固化材を前記法面の地中に注入しつつ、前記法面の地中の土砂と前記固化材を混合及び撹拌する複数回の撹拌工程を有し、前記複数回の撹拌工程によってそれぞれ生成される前記固化材と前記土砂との混合体が一部重なるようにして、前記法面上における前記固化材の注入位置を変えて、前記複数回の撹拌工程を行う。
よって、固化改良体の断面積を増やすことができ、盛土をより補強することができる。
本発明によれば、盛土の法面の脇に用地を確保せずとも、法面の地中に鉛直に埋設された固化改良体によって盛土を補強することができる。
本発明の第1実施形態に係る盛土補強構造の鉛直断面図である。 同実施形態に係る盛土補強構造に設置された固化改良体の水平断面図である。 同実施形態に係る盛土補強構造に設置された固化改良体の水平断面図である。 同実施形態に係る盛土の補強方法の一工程における盛土の鉛直断面図である。 図4の工程の後の工程における盛土の鉛直断面図である。 図5の工程の後の工程における盛土の鉛直断面図である。 図6の工程の後の工程における盛土の鉛直断面図である。 図7の工程の後の工程における盛土の鉛直断面図である。 図8の工程の後の工程における盛土の鉛直断面図である。 本発明の第2実施形態に係る盛土補強構造の鉛直断面図である。 本発明の第3実施形態に係る盛土補強構造の鉛直断面図である。 同実施形態に係る盛土補強構造の斜視図である。 第1〜第3の実施形態の変形例に係る固化改良体の造成工程を示した鉛直断面図である。
以下に、図面を用いて、本発明を実施するための形態について説明する。但し、以下に述べる実施形態には、本発明を実施するために技術的に好ましい種々の限定が付されている。そのため、本発明の技術的範囲を以下の実施形態及び図示例に限定するものではない。
〔第1の実施の形態〕
図1は、例えば鉄道用の軌道が敷設される盛土補強構造の断面図である。以下、図1の構造を盛土補強構造1と称する。
図1においては、盛土2が紙面に対して交差(特に直交)する方向に連続して造成される。該盛土2の上部の天端2a上に鉄道の軌道が敷設され、軌道が盛土2の連続する方向に延在する。盛土2の側部は所定の角度をなす法面2bとされ、法面2bの下部には比較的急角度をなす石垣2eが設けられている。この法面2bの最下端が法尻2cと呼ばれ、法面2bの最上端が法肩2dと呼ばれる。法尻2cが石垣2eの下端に設けられる。
本実施形態では、盛土2の法面2bの脇に用地を確保できない場合の例として、盛土2の法尻2cの脇に構造物(例えば建物等)99が構築されている場合を想定する。なお、盛土2が道路盛土、造成地盛土又は水理用盛土である場合にも、本実施形態を適用することができる。
図1に示すような台形状の盛土構造では、盛土内部を補強しない場合、盛土内部のすべり面(例えば、法尻2cを起点とする図示のすべり面P)に沿って盛土が崩落し易いことが知られている。法尻2cを起点とするすべり面Pは、補強前の最小安全率のすべり面である。つまり、すべり面Pは、補強前の盛土2の安定性を評価するための安定性評価法(例えば円弧すべり法)によって補強前の盛土2について計算された最小安全率をとるすべり面である。
本実施形態では、盛土2の法面2bの地中に、補強部材として柱状の固化改良体3が鉛直方向に埋設されている。固化改良体3はセメントスラリー等の固化材と法面2bの地中の土砂とを法面2bの地中で混合してそれを固化させたものであり、固化改良体3の中心から少し盛土2の中央側に寄った位置に鋼製芯材4が内蔵されている。固化改良体3は、法面2bの表面近くから上記すべり面Pを上下方向に突き抜ける深さまで形成されている。ただし、固化改良体3は、少なくともすべり面Pを上下方向に突き抜けるように、つまり固化改良体3の上端面3aがすべり面Pよりも上に位置し、下端面3bがすべり面Pよりも下に位置するように埋設されていればよい。なお、固化改良体3がコンクリート製の場所打ち杭であってもよい。
さらに、本実施形態では、固化改良体3は法尻2cよりも低い深さまで埋設されている。図1の例では、固化改良体3の上端面3aが法面2bの表層近くまで達するように形成されているが、法面2bの表面に露出するように形成しても良い。
同一断面において、盛土2の法面2bの地中に埋設された固化改良体3の数は1つである。図1の紙面と直行する方向すなわち盛土2の連続する方向に沿って複数の固化改良体3が所定の間隔を置いて配列されている。なお、これら固化改良体3の間隔を詰めて、これら固化改良体3の連続体が構成されてもよい。
固化改良体3が埋設される位置は、法尻2cから法肩2dにかけてのいずれかの位置である。例えば、法面2bの中心から法尻2c若しくは法肩2d寄りの地中に、又は法面2bの中腹の地中に固化改良体3が埋設されている。
上記のようにして、固化改良体3によって盛土2が補強されていると、補強後の予想すべり面P1は初期のすべり面Pよりも深い位置に変移するようになる。これによって、補強後の盛土2は崩落を起こしにくくなる。
続いて、固化改良体3の構造について詳しく説明する。
本実施形態の固化改良体3は鋼製芯材4によって補強されている。鋼製芯材4は鋼棒、鋼管又は形鋼(例えば、H形鋼、I形鋼、T形鋼、溝形鋼、Z形鋼又は異形鋼)である(図2又は図3参照)。図2は鋼製芯材4が鋼棒である場合の固化改良体3の水平断面図であり、図3は鋼製芯材4がH形鋼である場合の固化改良体3の水平断面図である。
図1に示すように、鋼製芯材4は鉛直な姿勢で固化改良体3に埋め込まれている。具体的には、固化改良体3が固化した後に、固化改良体3の軸方向に沿って挿入穴3cが鉛直方向に穿孔され、鋼製芯材4が挿入穴3cに挿入され、さらにコンクリート又はモルタル等の埋込材5が鋼製芯材4と挿入穴3cとの隙間に充填されている。挿入穴3cは固化改良体3の上端面3aから下端面3bまで、下端面3bの下の地中まで又は下端面3bの僅か上まで穿孔され、鋼製芯材4が挿入穴3cの下端の底まで差し込まれていることが好ましい。なお、挿入穴3cを固化改良体3に設けずに、固化改良体3が固化する前に鋼製芯材4を固化改良体3に鉛直方向上部から挿入して直接埋め込んだ構造としてもよい。
本実施形態では、鋼製芯材4もすべり面Pを上下方向に突き抜ける長さに設定されており、鋼製芯材4の上端がすべり面Pよりも上に位置し、鋼製芯材4の下端がすべり面Pよりも下に位置している。鋼製芯材4の上端は、図1では固化改良体3の上端面3aに揃っているが、上端面3aより上に突き出ているか、上端面3aよりも僅かに下に位置していてもよい。
さらに、鋼製芯材4は固化改良体3に対して偏心する。すなわち、鋼製芯材4はその中心線が固化改良体3の中心線3eからずれるように配置されている(図2又は図3参照)。偏心の方向は盛土2の法肩2d側であり、つまり鋼製芯材4はその中心線が固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずれるように配置されている。なお、鋼製芯材4と固化改良体3が同心状に設けられ、鋼製芯材4の中心線が固化改良体3の中心線3eに重なってもよい。ただし、本実施形態のように、鋼製芯材4を固化改良体3に対して法肩2d側へ偏心して配置することにより、固化改良体3に対して盛土2の中央側から法尻2cの方へ向って盛土2の重量が作用したときに、固化改良体3の引張強度を高め、小さい断面の鋼製芯材4によって固化改良体3の破壊強度を高めることができる。
鋼製芯材4が鋼棒、鋼管又は形鋼の何れであっても、固化改良体3に埋め込まれる鋼製芯材4の数は1本又は複数本である。
図3に示すように鋼製芯材4が形鋼である場合には、一本の鋼製芯材4を固化改良体3に埋め込むのが望ましい。
図2に示すように複数本の鋼製芯材4を埋め込む場合には、これら複数の鋼製芯材4が固化改良体3の中心線3e回りの周方向に沿って配列するように配設されていることが好ましい。なお、鋼製芯材4が鋼管又は形鋼である場合であっても、複数の鋼製芯材4が図2に示すように周方向に沿って配列されてもよい。
ここで、固化改良体3に埋め込まれた鋼製芯材4の数が複数である場合における鋼製芯材4の配置の好適な例を挙げる。
(例1) 全ての鋼製芯材4の中心線を固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずらして配置する(図2参照)。
(例2) 一本の鋼製芯材4の中心線が固化改良体3の中心線3eに重なり、残りの鋼製芯材4は中心線が固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずらして配置する。
(例3) 一本の鋼製芯材4の中心線を固化改良体3の中心線3eから法尻2c側へずらし、残りの鋼製芯材4の中心線を固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずらして配置する。
要するに、固化改良体3の法肩2d側の引張強度の方が法尻2c側の引張強度よりも高い構造であればよい。上述の例1〜例3は、鋼製芯材4が鋼棒、鋼管又は形鋼の何れの場合にも適用することができる。
なお、固化改良体3の強度が充分であれば、鋼製芯材4及び埋込材5が固化改良体3に設けられていなくてもよい。
続いて、盛土2の補強方法(盛土補強構造1の構築方法)の手順について説明する。
まず、図4に示すように、法面2b上に足場10を構築する。
次に、固化改良体造成用の機材(例えば、固化材圧送機等)20を足場10の上に設置する。
次に、図5及び図6に示すように、セメントスラリー等の固化材30を法面2bの地中に注入しつつ、その固化材30と地中の土砂を混合及び撹拌することによって、法面2bの地中に固化改良体3を鉛直方向に沿って造成する。ここで、固化改良体3の下端がすべり面Pよりも深い位置になるように固化改良体3を造成する。
固化改良体3の造成方法は、高圧噴射撹拌工法、機械撹拌工法又は高圧噴射併用型機械攪拌工法である。
高圧噴射撹拌工法による固化改良体3の造成は、まず固化材圧送機の注入管21を鉛直な姿勢にして、注入管21を法面2bに挿入して、注入管21の先端がすべり面Pよりも深い位置になるまで注入管21を法面2bの地中に挿入する(図5参照)。これにより、穴2fを法面2bの地中に形成する。なお、穴2fを事前削孔した上で、その穴2fに注入管21を挿入してもよい。
その後、注入管21を回転させつつ注入管21を徐々に引き上げる。その際に、注入管21に固化材30を高圧で供給して、注入管21の先端部の噴射ノズルから径方向外方へ固化材30を高圧噴射する(図6参照)。そうすることで、高圧噴射された固化材30によって注入管21の周囲の土を切削して地中の穴2fの径を広げるとともに、高圧噴射された固化材30の旋回噴流によって固化材30と土砂を混合撹拌する。これにより、固化改良体3を下方から上方へ向かって鉛直に造成する。
機械撹拌工法では、鉛直な姿勢の注入管21を回転することによって、注入管21の先端部に設けられたビッド又は剣先等で法面2bの地中を切削しながら、注入管21を法面2bの地中に鉛直に挿入する。注入管21の先端部がすべり面Pよりも深い位置になるまで注入管21を法面2bの地中に挿入したら、注入管21を逆回転して注入管21を徐々に引き上げる。その時に、注入管21に固化材30を供給することによって注入管21の先端部から固化材30を吹き出し、注入管21の先端部及び外周面等に設けられた撹拌羽根で固化材30と土砂を混合撹拌する。これにより、固化改良体3を下方から上方へ向かって鉛直に造成する。なお、注入管21を地中から引き上げる時に固化材30を吹き出すのではなく、注入管21を地中に挿入する時に固化材30を注入管21の先端部から吹き出してもよい。
高圧噴射併用型機械攪拌工法は、上述の高圧噴射撹拌工法と機械撹拌工法を併用したものである。つまり、鉛直な姿勢の注入管21を回転することによって、注入管21の先端部に設けられたビッド又は剣先等で法面2bの地中を切削しながら、注入管21を法面2bの地中に鉛直に挿入する。その時に、注入管21に固化材30を供給することによって注入管21から固化材30を吹き出し、注入管21の先端部又は外周面等に設けられた撹拌羽根で固化材30と土砂を混合撹拌する。注入管21の先端部がすべり面Pよりも深い位置になるまで注入管21を法面2bの地中に挿入したら、注入管21を逆回転して注入管21を徐々に引き上げる。その時に、注入管21に固化材30を高圧で供給することによって、撹拌羽根に設けられた噴射ノズルから径方向外方へ固化材30を高圧噴射する。注入管21に近い中心部の土砂及び固化材は、撹拌羽根によって混合撹拌され、注入管21から離れた周囲部の土砂及び固化材30は、高圧噴射された固化材30の旋回噴流によって混合撹拌される。これにより、固化改良体3を鉛直に造成する。
なお、場所打ち杭工法によって固化改良体3を打設してもよい。
上記のようにして、法面2bの地中に注入された固化材30と土砂の混合体を養生してその混合体を硬化させると、その混合体が硬化して固化改良体3が形成される。
その後、図7に示すように、穿孔機40で固化改良体3の上端面3aから固化改良体3を穿孔して、固化改良体3に挿入穴3cを形成する。穿孔深さは、すべり面Pよりも深いことが好ましい。穿孔する位置は、固化改良体3の中心線3eよりも法肩2d側に偏心した位置であることが好ましい。
次に、図8に示すように、鋼製芯材4を挿入穴3cに挿入する。この際、鋼製芯材4の下端が挿入穴3cの底に届くまで鋼製芯材4を挿入穴3cに挿入し、鋼製芯材4がすべり面Pを上下方向に突き抜けるようにする。
次に、図9に示すように、経時硬化性を有するコンクリート又はモルタル等の埋込材5を鋼製芯材4と挿入穴3cの隙間に充填し、埋込材5を硬化させる。鋼製芯材4と埋込材5との付着力や埋込材5と固化改良体3との付着力は、鋼製芯材4と固化改良体3との付着力と比較して,大きくなることが期待できる。つまり、より大きな補強効果を発揮することが期待できる。
複数本の鋼製芯材4を固化改良体3に埋め込む場合には、図7〜図9に示す工程を複数回行う。
盛土2の連続する方向へ造成位置を移動させながら図4〜図9に示す工程を複数回行って、このような固化改良体3を盛土2の連続する方向に沿って配列形成することで、盛土補強構造1が完成する。複数の固化改良体3を形成して配列する際には、隣り合う固化改良体3の間隔を短く又は無くすことによって、固化改良体3の連続体すなわち壁状の固化改良体を造成することができる。また、このような固化改良体3を盛土2の連続する方向に沿って間隔を置いて配列形成してもよい。
なお、図7〜図9に示す工程を行わず、図6の工程の後、固化改良体3が硬化する前に一本又は複数本の鋼製芯材4を固化改良体3内に押し込み、その後固化改良体3を養生して硬化させることで鋼製芯材4を固化改良体3に埋め込んでもよい。固化改良体3の硬化前に鋼製芯材4を固化改良体3に押し込むようにすれば、上述のような削孔工程を省略することができるので、作業工程の簡素化および工期の短縮を図ることができる。
また、固化改良体3のみで充分な強度があり鋼製芯材4が不要である場合には、鋼製芯材4を固化改良体3に埋め込む工程、つまり図7〜図9に示す工程を省略してもよい。これによって、鋼製芯材4のない固化改良体3が造成される。
本実施形態によれば以下のような効果が得られる。
(1) 鉛直な姿勢の注入管21によってセメントスラリー等の固化材30を法面2bの地中に注入しつつ、注入管21の周囲の土砂と固化材30を混合及び撹拌することによって、固化改良体3を法面2bの上から法面2bの地中に鉛直に埋設するようにしたので、固化改良体3の設置用の機材を法面2bの脇に設置しなくても済む。そのため、構造物99が盛土2の法尻2cの脇に設置されていても、構造物99に邪魔されずに工事を行うことができる。よって、盛土2の周囲に用地を確保しなくても済み、盛土2の補強にかかるコストを抑えることができるとともに、工期を短縮することができる。
(2) 固化改良体3の造成作業を法面2bの地表で行うので、天端2a上の鉄道の運行又は車両の通行を止めなくても済む。
(3) 法面2bを大幅に掘削することなく固化改良体3を造成するので、工事中における盛土2の強度低下を抑えることができる。そのため、鉄道の運行又は車両の通行を長期間にわたって止めずに済む。
(4) 固化改良体3が法面2bの地中に埋設されているため、盛土2の強度が増し、盛土2のすべり耐力が向上する。特に固化改良体3が最低安全率をとるすべり面Pを上下に突き抜けているので、盛土2のすべり耐力がより向上する。すなわち、固化改良体3を盛土2の補強前に予想されるすべり面Pを上下に突き抜けるように埋設することによって、予想されるすべり面をより深い位置まで変移させることができる。そして、この変移後の予想すべり面P1は盛土2の補強前に予想されるすべり面Pよりも最低安全率が高いため、盛土2の強度が高くなる。
(5) 固化改良体3が法面2bの中腹の地中に鉛直に埋設されていれば、法面2bの法尻2c及び法肩2dのどちら側も固化改良体3によってバランス良く補強することができる。
(6) 鋼製芯材4が固化改良体3に埋め込まれているので、固化改良体3が補強され、盛土2のすべり耐力がより向上する。
(7) 固化改良体3が法面2bの地中に埋設されているため、すべり面に沿ったすべり荷重が固化改良体3の曲げ力として固化改良体3に作用する。そのような曲げ力によって固化改良体3のうち中心線3eよりも法肩2d寄りの部位には引張応力が発生し、法尻2c寄りの部位には圧縮応力が発生する。固化改良体3がセメントペースト等を固化したものであって固化改良体3の引張強度が圧縮強度よりも低いので、曲げ力に対する固化改良体3の耐力は法肩2d寄りの部位の引張応力が支配的になる。鋼製芯材4の中心線が固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずれているので、曲げ(すべり面に沿ったすべり荷重)に弱い固化改良体3の引張強度を鋼製芯材4によって高めることができる。また、固化改良体3が補強されたので、盛土2のすべり耐力が向上する。
(8) 鋼製芯材4が固化改良体3の中心線3eから法肩2d側へずれた位置に埋設されていれば、上述(7)のように固化改良体3の引張強度をより効率よく高めることができるため、固化改良体3に埋め込む鋼製芯材4の数が最小限で済む。例えば、一本の鋼製芯材4でも固化改良体3を補強することができる。そのため、盛土2の補強工事に要するコストを抑えることができる。
(9) 鋼製芯材4がすべり面Pを上下方向に突き抜けているので、固化改良体3のうち最も曲げ力の高い部分を鋼製芯材4によって効率よく補強することができる。
〔第2の実施の形態〕
図10は、本発明の第2の実施の形態に係る盛土補強構造1Aの断面図である。第2実施形態の盛土補強構造1Aと第1実施形態の盛土補強構造1との間で互いに対応する部分に同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
第2実施形態では、固化改良体3が法面2bの法尻2c寄りの地中に埋設されている。この固化改良体3は、第1実施形態に係る固化改良体3と同様にして造成されたものである。
固化改良体3が法尻2c寄りに造成されたので、固化改良体3の上下方向の長さを短くすることができる。そのため、固化改良体3の造成コストを抑えることができる。固化改良体3の上下方向の長さが短いので、すべり荷重によって固化改良体3に作用する曲げ荷重が小さい。よって、鋼製芯材4が固化改良体3に埋設されていなくても、すべりに対して固化改良体3の強度を十分に確保することができる。鋼製芯材4及びその設置工程を省略することによって、コストの軽減も図ることができる。但し、図10に示すように、盛土2を十分に補強する観点から、鋼製芯材4が固化改良体3に埋設されていることが好ましい。
固化改良体3がすべり面Pを上下方向に突き抜けており、補強後の予想すべり面P1がすべり面Pよりも深い位置になり、盛土2及びその法面2bの深層部が固化改良体3によって補強される。ところが、固化改良体3だけでは法面2bの法肩2d寄りの補強が不十分である場合もあり、別の予想すべり面P2が法面2bの法肩2d寄りの表層部に想定される。
そこで、法面2bの法肩2d寄りの部位を補強すべく、補強棒材(例えばロックボルト、アンカー)6が法面2bに打ち込まれている。盛土2の連続する方向に直交する一断面(図10参照)あたりに埋め込まれる補強棒材6の数は一本又は複数本であり、盛土2全体では複数本の補強棒材6が埋め込まれている。これら補強棒材6は鉛直方向に対して傾いて法面2bに打ち込まれている。補強棒材6が打ち込まれる箇所は、固化改良体3が埋め込まれた箇所よりも法肩2d寄りである。補強棒材6が法面2bの表層から予想すべり面P1、すべり面P及び予想すべり面P2を超える深さまで打ち込まれており、補強棒材6が予想すべり面P2、すべり面P及び予想すべり面P1を突き抜ける。補強棒材6の一端部が固定具等によって法面2bの表層又は表面に固定されている。
続いて、盛土2の補強方法(盛土補強構造1Aの構築方法)の手順について説明する。
固化改良体3を造成し、必要に応じて鋼製芯材4を固化改良体3に埋設する工程は第1実施形態の場合と同様である。但し、第2実施形態では、法面2bのうち法尻2c寄りの位置の地中に固化改良体3を造成する。
法面2bのうち固化改良体3の埋設箇所よりも法肩2d寄りに補強棒材6を打ち込む。補強棒材6を打ち込む工程は固化改良体3の造成工程の前若しくは後に行うか、又は固化改良体3の造成工程と並行して行う。
補強棒材6を法肩2d寄りに打ち込むので、その打ち込み作業の際には法尻2c寄りのスペースを利用することができ、補強棒材6打ち込み用の機材等をそのスペースに設置することができる。例えば、固化改良体3を造成するために利用した足場10を補強棒材6の打ち込み作業のスペースとして利用することができる。よって、構造物99が盛土2の法尻2cの脇に設置されていても、その構造物99が補強棒材6の打ち込み作業の邪魔にならず、盛土2の周囲に用地を確保しなくても済む。
〔第3の実施の形態〕
図11は、本発明の第3の実施の形態に係る盛土補強構造1Bの断面図である。図12は、盛土2を破断した状態で示した盛土補強構造1Bの部分断面斜視図である。第3実施形態の盛土補強構造1Bと第1実施形態の盛土補強構造1との間で互いに対応する部分に同一の符号を付して、重複した説明は省略する。
図11及び図12に示すように、第1実施形態の場合と同様に複数の固化改良体3が盛土2の連続する方向に沿って間隔を置いて配列されている。これらの固化改良体3の間の地中には土留壁7が鉛直に打ち込まれている。固化改良体3によるすべり防止効果が隣り合う固化改良体3の間では低いので、隣り合う固化改良体3の間でのすべり防止効果を土留壁7によって向上させることができる。
また、土留壁7の上部が法面2bの地表に突出する。そのため、法面2bの表層部におけるすべりの防止効果が土留壁7によって向上する。
盛土2の連続する方向に向かって見て、土留壁7が固化改良体3の中心線3eよりも法肩2d寄りに配置されている(図11参照)。これら土留壁7が盛土2の連続する方向に沿って間隔を置いて配列されており、固化改良体3が隣り合う土留壁7の間に配置されている。なお、隣り合う土留壁7が固化改良体3の法肩2d側において連結されていてもよい。
土留壁7は、盛土2の連続する方向に沿って配列された複数の鋼管矢板、鋼矢板(シートパイル)、鋼管杭又は形鋼杭(例えばH形鋼杭)からなる。
続いて、盛土2の補強方法(盛土補強構造1Bの構築方法)の手順について説明する。
固化改良体3を造成し、必要に応じて鋼製芯材4を固化改良体3に埋設する工程は第1実施形態の場合と同様である。
圧入機(サイレントパイラー)を用いた圧入法又は振動杭打機を用いたバイブロハンマー工法によって複数の鋼管矢板、鋼矢板、鋼管杭又は形鋼杭を固化改良体3の間に法面2bの地中に打ち込む。これにより、土留壁7を法面2bの地中に打ち込む。この際、土留壁7の全体を地中に打ち込まず、土留壁7の上部が法面2bの地表に残る程度まで土留壁7を打ち込む。
土留壁7を打ち込む工程は、固化改良体3の造成工程の前若しくは後に行うか、又は固化改良体3の造成工程と並行して行う。
なお、第3実施形態のように土留壁7を隣り合う固化改良体3の間に打ち込むことと、第2実施形態のように固化改良体3の埋込箇所よりも法肩2d寄りで法面2bに補強棒材6を打ち込むこととを組み合わせてもよい。その場合、固化改良体3を造成する工程と、土留壁7を打ち込む工程と、補強棒材6を打ち込む工程をどのような順序で行ってもよい。
〔変形例〕
上述の第1〜第3の実施の形態では、セメントスラリー等の固化材30を法面2bの地中に注入しつつ、固化材30と土砂を混合及び撹拌する工程を一回行って固化改良体3を造成した(図5及び図6参照)。それに対して、この変形例は、固化材30と土砂を混合及び撹拌する工程を複数回行って固化改良体3を造成するというものである(図13参照)。高圧噴射撹拌工法、機械撹拌工法及び高圧噴射併用型機械攪拌工法の何れの場合でも、固化材30と土砂を混合及び撹拌する工程を複数回行うことができる。
高圧噴射撹拌工法の場合について具体的に説明する。まず上述の第1〜第3の実施の形態の場合と同様に、注入管21を鉛直な姿勢にしてその注入管21を法面2bから目的の深さ(すべり面Pよりも深いことが好ましい。)まで法面2bの地中に挿入し、その後、注入管21を回転しつつ注入管21を徐々に引き上げ、注入管21の引き上げの際に固化材30を注入管21の先端部の噴射ノズルから径方向外方へ高圧噴射する。
次に、注入管21の挿入位置をずらす。そして、注入管21を鉛直な姿勢にしてその注入管21を法面2bから目的の深さまで法面2bの地中に挿入し、その後、注入管21を回転しつつ注入管21を徐々に引き上げ、注入管21の引き上げの際に固化材30を注入管21の先端部の噴射ノズルから径方向外方へ高圧噴射する(図13参照)。2回目の注入管21の挿入位置が1回目の注入管21の挿入位置の近傍であり、2回目の噴射範囲が1回目の噴射範囲に部分的に重なり、1回目に混合された混合体(第1固化改良体)31と2回目に混合された混合体(第2固化改良体)31とが一部重なることが好ましい。
なお、図13では、注入管21を法面2bの地中に挿入して、固化材30と土砂を混合及び撹拌する工程を2回行ったが、その工程を3回以上行ってもよい。
上記のようにすることによって、注入管21の先端部から高圧噴射された固化材30が先に噴射された固化材と土砂との混合体31の一部に混合撹拌され、混合体31の領域が水平方向へ拡大する。つまり、造成された固化改良体3の断面積を増やすことができ、盛土2をより強固に補強することができる。
以上のようにして固化材と土砂の混合体を拡大生成して固化させて固化改良体3を造成すれば、固化改良体3の断面形状を様々な形状にすることができる。例えば、固化改良体3の断面形状を扁平形状又は長円形にしたりすることができる。また、この変形例においても、第1の実施の形態の場合と同様に、鋼製芯材4を固化改良体3に埋め込んだ構造としてもよい。さらに、第3実施形態のように土留壁7を隣り合う固化改良体3の間に打ち込むことと、第2実施形態のように固化改良体3の埋込箇所よりも法肩2d寄りで法面2bに補強棒材6を打ち込むこととを組み合わせてもよい。
2 盛土
2b 法面
2c 法尻
2d 法肩
3 固化改良体
3c 挿入穴
4 鋼製芯材
6 補強棒材
7 土留壁
30 固化材
P すべり面

Claims (12)

  1. 側部に法面を有し一方向に連続するように形成された盛土の補強構造であって、
    前記法面の地中に、前記盛土の補強前に予想されるすべり面を上下方向に突き抜けるように鉛直方向に沿って埋設されてなる固化改良体が、前記盛土の連続方向に沿って複数設けられていることを特徴とする盛土補強構造。
  2. 前記複数の固化改良体のそれぞれに上下に沿って芯材が埋め込まれ、
    前記芯材が前記すべり面を上下方向に突き抜けるように設けられていることを特徴とする請求項1に記載の盛土補強構造。
  3. 前記複数の固化改良体の中心から前記法面の法肩側に偏心した位置に、上下に沿って前記芯材がそれぞれ埋め込まれていることを特徴とする請求項2に記載の盛土補強構造。
  4. 前記法面の前記複数の固化改良体よりも前記法面の法肩寄り位置に、補強棒材が前記法面から地中に打ち込まれていることを特徴とする請求項1から3の何れか一項に記載の盛土補強構造。
  5. 複数の土留壁が隣り合う前記固化改良体の同士の間にそれぞれ位置するように前記法面の地中に鉛直に打ち込まれていることを特徴とする請求項1から4の何れか一項に記載の盛土補強構造。
  6. 前記土留壁はその上部が前記法面の地表に突出するように設けられていることを特徴とする請求項5に記載の盛土補強構造。
  7. 盛土の法面の地中に、前記盛土の補強前に予想されるすべり面を上下方向に突き抜けるように固化改良体を鉛直方向に沿って造成する工程
    を有することを特徴とする盛土の補強方法。
  8. 前記固化改良体内に上下方向に延在する挿入穴を穿孔し、該挿入穴に芯材を挿入した後、経時硬化性を有する埋込材を前記挿入穴と前記芯材との隙間に充填して、該埋込材を硬化させる工程を有することを特徴とする請求項7に記載の盛土の補強方法。
  9. 前記固化改良体に対する前記挿入穴の穿孔を、前記すべり面を上下方向に突き抜ける位置まで行い、前記すべり面を上下方向に突き抜ける領域に前記芯材を埋め込むことを特徴とする請求項8に記載の盛土の補強方法。
  10. 前記固化改良体よりも前記法面の法肩寄りに補強棒材を打ち込む工程を、前記固化改良体を造成する工程の前若しくは後に、又は該工程と並行して行うことを特徴とする請求項7から9の何れか一項に記載の盛土の補強方法。
  11. 前記法面上における前記固化改良体の造成位置を前記盛土の連続方向に変えて、前記固化改良体を造成する工程を複数回行うことによって、前記固化改良体を前記法面の地中に複数造成し、
    隣り合う前記固化改良体の同士の間に位置するように土留壁を打ち込む工程を、前記固化改良体を造成する工程の前若しくは後に、又は該工程と並行して行うことを特徴とする請求項7から10の何れか一項に記載の盛土の補強方法。
  12. 前記固化改良体を造成する工程が、
    固化材を前記法面の地中に注入しつつ、前記法面の地中の土砂と前記固化材を混合及び撹拌する複数回の撹拌工程を有し、
    前記複数回の撹拌工程によってそれぞれ生成される前記固化材と前記土砂との混合体が一部重なるようにして、前記法面上における前記固化材の注入位置を変えて、前記複数回の撹拌工程を行うことを特徴とする請求項7から11の何れか一項に記載の盛土の補強方法。
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