以下、図面を参照して、本発明の実施形態について説明する。本実施形態においては、複数の画像処理装置夫々の動作履歴の情報を集計及び解析し、その解析結果をレポートとしてサーバにアップロードし、ポータルサイトを介してユーザに確認させるシステムにおいて、動作履歴の集計単位毎の情報の管理を容易化する管理態様を特徴として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像処理装置の管理システムの運用形態を示す図である。図1に示すように、本実施形態に係るシステムは、ログ解析サーバ1a、ポータルサーバ1bが接続されたサービス提供者のネットワークAと、サービス利用者のネットワークB、C、Dがインターネットのような公衆回線を介して接続されて構成されている。
サービス利用者のネットワークBには、動作履歴を集計する対象である画像処理装置2Bが複数接続されていると共に、ネットワークBにおいて画像処理装置2Bを管理する担当者の端末であるクライアント端末3Bが接続されている。また、ネットワークC、Dにおいても、ネットワークBと同様に、夫々複数の画像処理装置2C、2D並びにクライアント端末3C、3Dが接続されている。尚、このような機器構成は一例であり、夫々のネットワークに含まれる画像処理装置やクライアント端末の数は実際の運用態様に応じて異なる。
ログ解析サーバ1aは、ネットワークを介して画像処理装置2B、2C、2D(以降、総じて「画像処理装置2」とする)の動作履歴の情報、即ちログ情報を取得し、取得したログ情報を解析して画像処理装置2の動作履歴のレポートを生成する。ログ解析サーバ1aによって生成されたレポートの情報はポータルサーバ1bにアップロード、即ちポータルサーバ1内部の記憶媒体に格納されることにより、解析対象の装置を管理する担当者によって閲覧可能な状態となる。
ポータルサーバ1bは、ログ解析サーバ1aによって生成されたレポートの情報を、ウェブサイトを通じてシステムの利用者に提示する機能を担う情報処理装置である。本実施形態に係るポータルサーバ1bは、本実施形態に係るシステムについてのポータルサイトを提供し、システムにおいて設定された権限に応じたレポートの情報をクライアント端末3の要求に応じて提供する。このポータルサーバ1bにおける権限の管理が、本実施形態に係る要旨の1つであり、ポータルサーバ1bが画像処理装置の管理装置として機能する。
画像処理装置2は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能なMFP(MultiFunction Peripheral:複合機)である。本実施形態に係る画像処理装置2は、ログ情報を蓄積し、ログ解析サーバ1aに送信する機能を有する。
クライアント端末3は、システムの利用者が操作する情報処理端末であり、PC(Personal Computer)等の情報処理装置によって実現される。クライアント端末3は、インストールされたプリンタドライバの機能によって印刷ジョブ、即ち画像処理装置2に画像形成出力を実行させるための印刷命令を生成し、画像処理装置2に画像形成出力を実行させる。また、クライアント端末3は、画像処理装置2を管理する管理者の端末としても用いられ、管理者がポータルサーバ1bにアクセスして上述したレポートの情報を閲覧する際のユーザインタフェースとしても機能する。
尚、本実施形態においては、図1に示すように、ログ解析サーバ1a、ポータルサーバ2b、画像処理装置2及びクライアント端末3によってシステムが構成される場合を例として説明する。この他、例えば、ログ解析サーバ1の機能のうち、上述したログ情報の収集機能、ログ情報の解析機能、動作設定の生成機能が別々の装置によって実現される態様や、ログ解析サーバ1の機能の一部や全部がポータルサーバ1bと同一の装置によって実現される態様など、ネットワークを介して情報をやり取りすることによって様々な態様が考えられる。更には、ログ解析サーバ1a、ポータルサーバ2bの機能を、画像処理装置2が有する情報処理機能や通信機能によって実現する態様もあり得る。
次に、本実施形態に係るログ解析サーバ1a、ポータルサーバ1b、画像処理装置2及びクライアント端末3等の情報処理装置のハードウェア構成について図2を参照して説明する。尚、画像処理装置2は、図2に示すハードウェア構成に加えて、スキャナ、プリンタ等を実現するためのエンジンを備える。
図2に示すように、本実施形態に係る情報処理装置は、一般的なサーバやPC等と同様の構成を含む。即ち、本実施形態に係る情報処理装置は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、HDD(Hard Disk Drive)40及びI/F50がバス80を介して接続されている。また、I/F50にはLCD(Liquid Crystal Display)60及び操作部70が接続されている。
CPU10は演算手段であり、情報処理装置全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。HDD40は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納される。
I/F50は、バス80と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD60は、ユーザが情報処理装置の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部70は、キーボードやマウス等、ユーザが情報処理装置に情報を入力するためのユーザインタフェースである。尚、本実施形態に係るログ解析サーバ1a、ポータルサーバ1bは、ユーザが直接操作することの無いサーバとして運用されるため、LCD60や操作部70等のユーザインタフェースは省略可能である。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD40若しくは図示しない光学ディスク等の記憶媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10がRAM20にロードされたプログラムに従って演算を行うことにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係るログ解析サーバ1a、ポータルサーバ1b、画像処理装置2及びクライアント端末3の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、本実施形態に係る画像処理装置2の機能構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係る画像処理装置2の機能構成を示すブロック図である。図3に示すように、本実施形態に係る画像処理装置2は、コントローラ100、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)101、スキャナユニット102、排紙トレイ103、ディスプレイパネル104、給紙テーブル105、プリントエンジン106、排紙トレイ107及びネットワークI/F108を有する。
また、コントローラ100は、主制御部110、エンジン制御部120、画像処理部130、操作表示制御部140、入出力制御部150及びログ記憶部160を含む。図3に示すように、本実施形態に係る画像処理装置2は、スキャナユニット102、プリントエンジン106を有する複合機として構成されている。尚、図3においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル104は、画像処理装置2の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像処理装置2を直接操作し、若しくは画像処理装置2に対して情報を入力する際の入力インタフェースでもある。即ち、ディスプレイパネル104は、ユーザによる操作を受けるための画像を表示する機能を含む。ディスプレイパネル104は、図2に示すLCD60及び操作部70によって実現される。
ネットワークI/F108は、画像処理装置2がネットワークを介してクライアント端末3等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。ネットワークI/F108は、TCP/IPプロトコルによる通信が可能である。また、ネットワークI/F108は、画像処理装置2がファクシミリとして機能する際に、ファクシミリ送信を実行するためのインタフェースとしても機能する。そのため、ネットワークI/F108は、電話回線にも接続されている。ネットワークI/F108は、図2に示すI/F50によって実現される。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD40や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM20等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10がそのプログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像処理装置2全体を制御する制御部として機能する。
主制御部110は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部120は、プリントエンジン106やスキャナユニット102等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、印刷出力すべき画像情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン106が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。
また、画像処理部130は、スキャナユニット102から入力される撮像データを処理し、画像データを生成する。この画像データとは、スキャナ動作の結果物として画像処理装置2の記憶領域に格納され若しくはネットワークI/F108を介して他の情報処理端末や記憶装置に送信される情報である。
操作表示制御部140は、ディスプレイパネル104に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル104を介して入力された情報を主制御部110に通知する。入出力制御部150は、ネットワークI/F108を介して入力される情報を主制御部110に入力する。また、主制御部110は、入出力制御部150を制御し、ネットワークI/F108及びネットワークを介してログ解析サーバ1や他のネットワークに接続された機器にアクセスする。
ログ記憶部160は、HDD40等の不揮発性の記憶媒体によって実現され、画像処理装置2の動作履歴の情報であるログ情報を蓄積する。ログ記憶部160に蓄積されたログ情報が、ログ解析サーバ1によって取得されることにより、ログ解析サーバ1によるログ解析及び設定情報の生成が実現される。
画像処理装置2がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部150がネットワークI/F108を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部150は、受信した印刷ジョブを主制御部110に転送する。主制御部110は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部130を制御して印刷ジョブに含まれる文書情報若しくは画像情報に基づいて描画情報を生成させる。
本実施形態に係る印刷ジョブには、出力対象の画像情報が画像処理装置2の画像処理部130によって解析可能な情報形式で記述された画像の情報の他、画像形成出力に際して設定されるべきパラメータの情報が含まれる。このパラメータの情報とは、例えば、両面印刷の設定、集約印刷の設定、カラー/モノクロの設定等の情報である。
画像処理部130によって描画情報が生成されると、エンジン制御部120は、プリントエンジン106を制御し、上記生成された描画情報に基づき、給紙テーブル105から搬送される用紙に対して画像形成を実行させる。即ち、画像処理部130、エンジン制御部120及びプリントエンジン106が画像形成出力部として機能する。プリントエンジン106の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン106によって画像形成が施された文書は排紙トレイ107に排紙される。
このような画像形成出力の動作において、主制御部110は、ログ記憶部160にログ情報を記憶させる。図4は、ログ記憶部160に蓄積されるログ情報、即ち動作履歴情報の例を示す図である。図4に示すように、ログ情報に蓄積される情報には、例えば、ログを識別する“ログID”、複数の画像処理装置2を識別する“マシンID”、画像形成出力が実行された“日時”、画像形成出力されたページ数を示す“ページ”の他、上述したパラメータの設定値である“両面”、“集約”、“カラー”の情報が含まれる。
“両面”は、用紙の両面に対する画像形成出力の要否を示す情報である。“集約”は、複数のページを集約して一のページに形成することを指定する情報である。尚、図4の“集約”の項目において、「2in1」とは、2ページが1ページに集約されている状態を示す。また「4in1」とは、4ページが1ページに集約されている状態を示す。“カラー”は、画像形成出力に用いられる色数を指定する情報である。
図4に示すような情報がログ解析サーバ1aに送信され、ログ解析サーバ1aによって複数の画像処理装置2から取得されたログの情報の集計が行われる。この際、ログ解析サーバ1aは、あらかじめ設定された集計単位や、図4に示す“日時”の情報に基づいた所定の期間毎に集計を行う。上記集計単位とは、集計するログの範囲であり、1つの画像処理装置2毎に集計を行う場合や、1つの部署において使用されている複数の装置のログを集計する場合や、複数の部署を含む事業所単位での集計を行う場合等があり得る。
画像処理装置2がスキャナとして動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル104の操作若しくはネットワークI/F108を介してクライアント端末3等の他の端末から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部140若しくは入出力制御部150が主制御部110にスキャン実行信号を転送する。主制御部110は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部120を制御する。
エンジン制御部120は、ADF101を駆動し、ADF101にセットされた撮像対象原稿をスキャナユニット102に搬送する。また、エンジン制御部120は、スキャナユニット102を駆動し、ADF101から搬送される原稿を撮像する。また、ADF101に原稿がセットされておらず、スキャナユニット102に直接原稿がセットされた場合、スキャナユニット102は、エンジン制御部120の制御に従い、セットされた原稿を撮像する。即ち、スキャナユニット102が撮像部として動作すると共に、エンジン制御部120が、読取制御部として機能する。
撮像動作においては、スキャナユニット102に含まれるCCD等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部120は、スキャナユニット102が生成した撮像情報を画像処理部130に転送する。画像処理部130は、主制御部110の制御に従い、エンジン制御部120から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。
画像処理部130が生成した画像情報は主制御部110が取得し、主制御部110がHDD40等の画像処理装置2に装着された記憶媒体に保存する。即ち、スキャナユニット102、エンジン制御部120及び画像処理部130が連動して、画像入力部として機能する。画像処理部130によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD40等に格納され若しくは入出力制御部150及びネットワークI/F108を介して外部の装置に送信される。
また、画像処理装置2が複写機として動作する場合は、エンジン制御部120がスキャナユニット102から受信した撮像情報若しくは画像処理部130が生成した画像情報に基づき、画像処理部130が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部120がプリントエンジン106を駆動する。尚、描画情報と撮像情報との情報形式が同一である場合は、撮像情報をそのまま描画情報として用いることも可能である。
次に、本実施形態に係るログ解析サーバ1aによるログ情報の解析態様について説明する。図5は、ログ解析サーバ1aによるログの集計結果の例を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るログ解析サーバ1aが生成するログ情報の集計結果は、“期間”、“総出力枚数”、“総コスト”、“両面率”、“集約率”、“モノクロ率”、“2色率”及び“カラー率”が関連付けられた情報である。“期間”は、図4の“日時”に対応する情報であり、30分毎、1時間毎等のように“日時”の範囲を指定する情報である。図5に示す情報の集計は、上述した集計単位毎に行われ、その中で“期間”に対応する“日時”を参照して行われる。
“総出力枚数”は、夫々の期間において出力された紙の枚数を示す値である。上述したように、ログ解析サーバ1aは、“両面”、“集約”の情報に基づいて“ページ数”を計算することにより、“総出力枚数”を計算する。“総コスト”は、夫々の期間において実行された画像形成出力によって課金された金額を示す値である。画像形成出力によって課金される金額は、原則として図4に示す“ページ数”に基づくが、“両面”や“集約”によって変動する出力枚数や、「モノクロ」、「フル」、「2色」等の“カラー”の情報によっても異なる。従って、ログ解析サーバ1aは、これらの情報に基づいて夫々の期間毎に“総コスト”を計算する。
“両面率”は、夫々の期間において出力された“総出力枚数”のうち、“両面”が「1」である枚数、即ち両面印刷が用いられた枚数の割合を示す値である。この値が高いほど、出力枚数の削減やコストの削減が行われていることになると共に、この値が低いほど、出力枚数の削減やコストの削減の余地があるということになる。
“集約率”は、夫々の期間において実行された画像形成出力において、集約印刷が行われることによってページ数が集約された割合を示す値である。ログ解析サーバ1aは、図4に示すログ情報において、“集約”が「無し」の場合の重み値を1、「2in1」の場合を0.5、「4in1」の場合を0.25として、夫々の重み値を夫々のページ数に乗じた値を合算し、その合算結果を総ページ数で割ることにより“集約率”を計算する。この値が高いほど、出力枚数の削減やコストの削減が行われていることになると共に、この値が低いほど、出力枚数の削減やコストの削減の余地があるということになる。
“モノクロ率”は、夫々の期間において実行された画像形成出力において、モノクロ印刷が行われたページ数の割合を示す値である。ログ解析サーバ1aは、図4に示すログ情報において、“カラー”が「モノクロ」であるログの“ページ数”を合計し、その値を総ページ数で割ることにより“モノクロ率”を計算する。この値が高いほど、コストの削減が行われていることになると共に、この値が低いほど、コストの削減の余地があるということになる。
“2色率”は、夫々の期間において実行された画像形成出力において、2色印刷が行われたページ数の割合を示す値である。ログ解析サーバ1aは、図4に示すログ情報において、“カラー”が「2色」であるログの“ページ数”を合計し、その値を総ページ数で割ることにより“2色率”を計算する。この値が高いほど、コストの削減が行われていることになると共に、この値が低いほど、コストの削減の余地があるということになる。
“カラー率”は、夫々の期間において実行された画像形成出力において、フルカラー印刷が行われたページ数の割合を示す値である。ログ解析サーバ1aは、図4に示すログ情報において、“カラー”が「フル」であるログの“ページ数”を合計し、その値を総ページ数で割ることにより“カラー率”を計算する。この値が低いほど、コストの削減が行われていることになると共に、この値が高いほど、コストの削減の余地があるということになる。
次に、本実施形態に係るポータルサーバ1bの機能構成について説明する。図6は、本実施形態に係ポータルサーバ1bの機能構成を示す図である。図6に示すように、本実施形態に係るポータルサーバ1bは、コントローラ200及びネットワークI/F201を有する。また、コントローラ200は、ポータルサービスアプリケーション210、ログイン情報記憶部220、階層構造記憶部230、レポート記憶部240を含む。
ネットワークI/F201は、ポータルサーバ1bがネットワークを介してログ解析サーバ1a、画像処理装置2及びクライアント端末3等の他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ200は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD40や光学ディスク等の不揮発性記憶媒体に格納されたプログラムが、RAM20等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10がそのプログラムに従って演算を行うことにより構成されるソフトウェア制御部と集積回路、記憶装置などのハードウェアとによってコントローラ200が構成される。コントローラ200は、ポータルサーバ1b全体を制御する制御部として機能する。
ポータルサービスアプリケーション210は、ポータルサーバ1bにおいてポータルサイトを提供するための機能を有する。ポータルサーバ1bの機能としては、クライアント端末3からのウェブアクセスに応じてウェブサイトの情報を送信する機能、クライアント端末3からのログイン要求に応じてログイン認証を行う機能、ログイン認証が完了したアクセス元に対して、認証権限に応じた情報を提示する機能等である。
ログイン情報記憶部220は、ポータルサイトにログインするユーザのログイン情報を記憶しているデータベースである。ここで、ポータルサイトにログインするユーザとは、ネットワークB、C、Dからクライアント端末3等を介してポータルサイトにアクセスするサービス利用者側のユーザと共に、ネットワークA等のサービス提供者側から情報処理端末を介してポータルサイトにアクセスする者も含まれる。サービス提供者側のユーザとしては、例えば、サービス利用者に対するアフターサービス等を行う営業担当者等が含まれる。
図7は、本実施形態に係るログイン情報記憶部220が記憶しているログイン情報の例を示す図である。図7に示すように、本実施形態に係るログイン情報は、ポータルサイトにログインするユーザを識別する“ユーザID”と、夫々のユーザを認証するための“パスワード”と、夫々のユーザが閲覧可能な情報の範囲に相当するノードを識別する“対応ノードID”とが関連付けられた情報である。上記“ユーザID”は、換言すると、ポータルサイトにおいてレポートを閲覧する閲覧者を識別する閲覧者識別情報である。また、“パスワード”は、閲覧者を確認するための確認情報である。
換言すると、ログイン情報記憶部220は、各ノードに対応する参照権限を認証するための認証情報としてユーザID及びパスワードが関連付けられたノード認証情報を記憶しているノード認証情報記憶部として機能する。上記ノードとは、ツリー構造における節点や頂点である。本実施形態に係るシステムは、閲覧可能な情報の範囲をノードによって管理することが要旨の1つである。
階層構造記憶部230は、上述したノード及びツリー構造についての情報である階層構造情報を記憶しているデータベースであり、構造情報記憶部として機能する。図8は、本実施形態に係る階層構造情報の例を示す図である。図8に示すように、本実施形態に係る階層構造情報は、夫々のノードを識別する“ノードID”、ツリー構造における夫々のノードの階層を示す“階層位置”、夫々のノードの名称を示す“ノード名”、夫々のノードが属している直上のノードを示す“上位ノードID”、夫々のノードについて何らかの通知を行う際のネットワーク上のアドレスを示す“通知先”、夫々のノードの属性を示す“ノード属性”の情報が関連付けられた情報である。
“ノードID”は、夫々のノードの識別子であり、図7において説明した“対応ノードID”や、“上位ノードID”に対応している。“階層位置”は、上述したようにツリー構造における各ノードの階層を示す値であり、「第1位」であれば頂点であることを、「第2位」以降であれば、その順位に応じた節点であることを示す。
“上位ノードID”は、夫々のノードの直上、即ち、夫々のノードが属している上位のノードを示す値である。「class001」のノードは頂点であるために「無し」と設定されている。また、「class002」のノードは、「class001」に属するノードであることが設定されているように、夫々のノードが属している上位のノードを示す“ノードID”が設定されている。“通知先”は、夫々のノードに対応する情報の通知のために用いられるネットワーク上のアドレスであり、本実施形態においては電子メールアドレスが設定されている。
“ノード名”は、「営業第1部」、「営業担当A」、「XX株式会社」のように、夫々のノードの名称を示す値である。また、“ノード属性”は、夫々のノードが、サービス提供者側、即ちシステムの「管理者」側に属するノードであるか、サービス「利用者」側に属するノードであるかを示す値である。このように、ツリー構造において「管理者」のノードと「利用者」のノードとが混在していることが本実施形態に係る要旨の1つである。
図8に示すように、「営業第1部」及び「営業担当A」は「管理者」側のノードである。即ち、サービス利用者の「営業第1部」や、そこに属する「営業担当A」であることが示されている。他方、「XX株式会社」、「XX支社」、「XX営業所」、「XXグループ」等は、「利用者」側のノードである。即ち、サービス利用者の企業である「XX株式会社」や、そこに属する「XX支社」、「XX営業所」、「XXグループ」であることが示されている。
ここで、図8に示すように、「利用者」である「XX株式会社」の「class003」には、上位ノードとして「class002」、即ち、「管理者」である「営業担当A」が設定されている。このようなツリー構造の設定が、本実施形態に係る要旨の1つである。図8の態様は、「営業担当A」がサービス利用者の企業である「XX株式会社」を担当している例である。
本実施形態に係るシステムにおいては、一般的なツリー構造における情報参照権限と同様に、ツリー構造の上位のノードに対応する権限を有するユーザは、下位のノードに対応する権限の情報を閲覧することが可能である。即ち、「営業担当A」のノードに対応するユーザ、即ち、図7において説明したログイン情報において、“対応ノードID”として「営業担当A」に相当する「class002」に関連付けられているユーザは、その下位のノードに対応する情報、即ち、「XX株式会社」、「XX支社」、「XX営業所」、「XXグループ」夫々のノードに対応する情報を閲覧することが可能である。
営業担当者であれば、担当している顧客に関連する情報についての参照権限が付与されることは一般的である。従来、このような情報の参照権限は、例えば、仮に顧客における情報の参照権限が「XX株式会社」、「XX支社」、「XX営業所」、「XXグループ」といったツリー構造で管理されていたとしても、サービス提供者側の担当者には、そのツリー構造とは無関係なユーザIDが付与され、そのユーザIDに対して「XX株式会社」、「XX支社」、「XX営業所」、「XXグループ」夫々のノードに対応する情報についての参照権限を例外的に設定することが一般的である。
このような例外設定による情報閲覧権限の設定は、設定時における操作上の負担が大きく、人件費等による情報管理コストの増大につながる。また、担当者の変更に際してもそのような手間が発生することとなる。
これに対して、本実施形態に係るシステムにおいては、ツリー構造において上位のノードは下位のノードに対応する情報が閲覧可能であることを前提とし、サービス提供者側、即ちシステム管理者側のユーザに対応するノードが、サービス利用者側のユーザに対応するノードの上位のノードとして設定されている。そのため、上述したような各担当者についての情報参照権限の例外設定が不要であり、情報管理上の負担を軽減することが可能となる。
また、例えば、「XX株式会社」を担当している担当者を「営業担当A」から他の担当者に変更する場合、他の担当者の情報参照権限を編集して「XX株式会社」以下のノードに対する情報参照権限を付与すると共に、「営業担当A」の情報参照権限を編集して「XX株式会社」以下のノードに対する情報参照権限を削除することが従来の一般的な態様である。これに対して、本実施形態に係るシステムによれば、「XX株式会社」の“上位ノード”を「営業担当A」から他の担当者に変更するのみでよく、このような点からも管理負担の軽減を図ることができる。
レポート記憶部240は、ログ解析サーバ1aによって生成されたレポートの情報及びレポートを管理するためのレポート管理情報を記憶しているデータベースである。図9は、本実施形態に係るレポート管理情報の例を示す図である。図9に示すように、本実施形態に係るレポート管理情報は、夫々のレポートを識別する“レポートID”、夫々のレポートが対応するノードを示す“対応ノードID”、夫々のレポートのファイルが格納されたファイルパスを示す“レポートファイル”の情報が関連付けられた情報である。
換言すると、レポート記憶部240は、画像処理装置2の動作履歴の情報に基づいて生成された動作履歴の報告情報を記憶している報告情報記憶部であると共に、レポート情報夫々に対して、参照権限に対応するノードが関連付けられた管理情報を記憶している管理情報記憶部である。
このように、本実施形態に係るシステムにおいては、ログ解析サーバ1aが生成したレポートの情報は、上述したノードのいずれかに関連付けられて格納され、これにより、夫々のレポートの参照権限が設定される。即ち、ログ解析サーバ1aが生成したレポートは、図9に示すレポート管理情報において関連付けられたノードに対応するユーザによって参照可能なように格納される。
また、本実施形態に係るシステムは上述したようなツリー構造のユーザ管理態様を採用している。そのため、ログ解析サーバ1aが生成してレポート記憶部240に格納されたレポート情報は、図9に示すレポート管理情報において関連付けられたノードに対応するユーザに加えて、そのノードの下位に位置するノードに対応するユーザによっても参照可能である。このような態様により、レポート情報の参照権限の管理を容易化することができる。
図10は、ポータルサーバ1bによって提供されるポータルサイトの画面の例を示す図である。図10の例は、図7に示す“対応ノードID”が「営業第1部」に対応するノードIDであるユーザがログインした場合の画面の例である。図10に示すように、各ノードのツリー構造を示す左側の表示エリアにおいては、ログインユーザに対応するノードである「営業第一部」を頂点として、それ以下のノードがツリー状に表示されている。
夫々のレポートファイルを示す画面右側の表示エリアにおいては、「XX株式会社」、「XX支社」、「XX営業所」のように、左側の表示エリアに表示されている夫々のノードが表示され、夫々のノード毎に、「OA報告書[5KB]」、「伝レス報告書[5KB]」といった形態で、関連付けられたレポートの情報のリンクが表示されている。
図11は、図7に示す“対応ノードID”が「XX株式会社」に対応するノードIDであるユーザがログインした場合の画面の例である。図11に示すように、各ノードのツリー構造を示す左側の表示エリアにおいては、ログインユーザに対応するノードである「XX株式会社」を頂点として、それ以下のノードがツリー状に表示されている。また、右側の表示エリアにおいては、上述したように、「XX株式会社」及びそれ以下のノードに関連付けらえたレポートの情報のリンクが表示されている。
図12は、図7に示す“対応ノードID”が「XX営業所」に対応するノードIDであるユーザがログインした場合の画面の例である。図12に示すように、各ノードのツリー構造を示す左側の表示エリアにおいては、ログインユーザに対応するノードである「XX営業所」を頂点として、それ以下のノードがツリー状に表示されている。また、右側の表示エリアにおいては、上述したように、「XX営業所」及びそれ以下のノードに関連付けらえたレポートの情報のリンクが表示されている。
図10〜図12に示すような画面を表示するための表示情報を生成する際のポータルサーバ1bの動作について、図13を参照して説明する。図13に示すように、まずはクライアント端末3からのログイン認証要求に応じて、ポータルサービスアプリケーション210が認証処理を行う(S1301)。即ち、S1301において、ポータルサービスアプリケーション210が、認証処理部として機能する。
S1301においてポータルサービスアプリケーション210が受信するのはログイン認証要求であるが、ログイン後のトップページにおいてレポートの情報を提示する図10〜図12に示すような画面が表示されるため、ログイン認証要求は、レポート情報の提示要求としても扱われる。
図7において説明したログイン情報に基づいて認証処理を行うと、ポータルサービスアプリケーション210は、認証したユーザに関連付けられている“対応ノードID”を確認することにより対応ノードを参照し(S1302)、そのノードIDの下位のノードを検索する(S1303)。即ち、S1303において、ポータルサービスアプリケーション210が、下位ノード抽出部として機能する。
S1303において、ポータルサービスアプリケーション210は、図8において説明した階層構造情報の“上位ノードID”を参照し、S1302において確認したノードIDと一致するノードIDを抽出する。その結果、下位のノードがあった場合、即ち、“上位ノードID”において、S1302において確認したノードIDと一致するものが抽出された場合(S1304/NO)、ポータルサービスアプリケーション210は、“上位ノードID”として参照したノードと、抽出されたノードとを図10〜図12において説明したようにツリー状に表示するための情報を生成し(S1307)、S1303からの処理を繰り返す。
このS1303からの繰り返しにおいて、ポータルサービスアプリケーション210は、S1303において抽出された下位ノードを、“上位ノードID”として参照するノードに加えることにより、更に下位のノードの検索を行う。換言すると、ポータルサービスアプリケーション210は、抽出した下位ノードの更に下位に位置付けられていることにより、S1302において特定したノードに対して間接的に下位に位置付けられている全ての下位ノードを抽出する
他方、S1304の確認の結果、下位ノードが存在しない、即ち、“上位ノードID”において、S1302において確認したノードIDや、S1307の処理を経ることにより、“上位ノードID”として参照するノードに加えられたノードIDと一致するものが無ければ(S1304/YES)、ポータルサービスアプリケーション210は、“上位ノードID”として参照するべき全てのノードについて下位ノードの検索を行ったか否かを確認し(S1305)、参照するべき全てのノードについて下位ノードの検索が終了していなければ(S1305/NO)、未だ参照していないノードについてS1303からの処理を繰り返す。
他方、参照するべき全てのノードについて下位ノードの検索が終了していれば(S1305/YES)、ポータルサービスアプリケーション210は、それまでにS1307の処理を経ることによって構築したノードのツリーが図10〜図12において説明したように画面の左側のエリアに表示されると共に、夫々のノードに関連付けられているレポートファイルのリンクを、図9のレポート管理情報から抽出し、各レポートへのリンクが図10〜図12において説明したように画面の右側のエリアに表示されるような画面の表示情報を生成して、S1301において認証したログイン要求の要求元であるクライアント端末3に送信し(S1306)、処理を終了する。即ち、S1306において、ポータルサービスアプリケーション210が、提示情報特定部及び情報提示部として機能する。
次に、本実施形態に係るポータルサーバ1bに新たなレポート情報が格納された場合の動作について、図14を参照して説明する。本実施形態に係るポータルサーバ1bは、新たなレポート情報が格納された場合、そのレポート情報に関連付けられた対応ノードの“通知先”に通知を行う他、そのノードの上位のノード、即ち、そのノードの参照権限を含むノードに対しても、通知を行う。図14に示すように、ポータルサービスアプリケーション210は、まずはログ解析サーバ1aが生成したレポート情報を、レポート記憶部240に格納する格納処理を行う(S1401)。
S1401において、ポータルサービスアプリケーション210は、生成されたレポート情報を記憶媒体に格納すると共に、そのレポート情報を識別するための“レポートID”及びそのレポートを提示する対象であるノードを示す“対応ノードID”を、レポート情報が格納されたファイルパスである“レポートファイル”と関連付けて、図9に示すレポート管理情報を生成する。即ち、S1401において、ポータルサービスアプリケーション210が、レポート管理情報を更新する管理情報更新部として機能する。
レポート情報の格納処理を行うと、ポータルサービスアプリケーション210は、格納したレポート情報に関連付けた“対応ノードID”を確認し(S1402)、図8に示す階層構造情報を参照して、そのノードの“上位ノードID”を確認する(S1403)。
その結果、上位のノードがあった場合、即ち、“上位ノードID”が「無し」ではなかった場合、(S1404/NO)、ポータルサービスアプリケーション210は、その“上位ノードID”を検索キーとして階層構造情報の“ノードID”を検索し、抽出されたレコードの“通知先”を連絡先としてリストに追加し(S1406)、S1403からの処理を繰り返す。
このS1403からの繰り返しにおいて、ポータルサービスアプリケーション210は、S1403において抽出されたレコードの“上位ノードID”を確認することにより、更に上位のノードの検索を行う。換言すると、ポータルサービスアプリケーション210は、確認した上位ノードの更に上位に位置づけられていることにより、S1402において確認したノードに対して間接的に上位に位置づけられている全ての上位ノードを抽出する。
他方、S1404の確認の結果、上位ノードが存在しない、即ち、“上位ノードID”が「無し」であれば(S1404/YES)、ポータルサービスアプリケーション210は、それまでにS1406の処理を経ることによってリストに追加された連絡先及びS1402において確認されたノードに関連付けられている連絡先に対して、確認するべき情報が新たにアップロードされたことの通知を送信し(S1405)、処理を終了する。即ち、S1405において、ポータルサービスアプリケーション210が、通知処理部として機能する。
このように、本実施形態に係るシステムにおいては、ログ解析サーバ1aによって生成されたレポート情報をユーザに提示するためのポータルサイトにおいて、夫々のレポート情報の参照権限をツリー構造のノードによって管理する。そして、サービスを利用する利用者側の組織に対応したツリー構造の上位のノードとして、サービスを提供する管理者側のアカウントを設定する。このため、管理者側のアカウントに対して例外的な情報の参照権限を設定する必要がなく、ツリー構造に従った情報の参照権限管理のみで、適正な参照権限の管理が行われる。これにより、画像処理装置の動作状況を管理する管理装置において、動作状況を集計して報告する単位毎の管理を行う管理者の負担を軽減することができる。
尚、上記実施形態においては、“ノードID”と“ユーザID”とが異なる識別情報であり、図7において説明したログイン情報において関連付けられている場合を例として説明した。しかしながら、“ノードID”とは、レポート情報に対する参照権限の単位を示す情報であり、原則的には“ユーザID”と同等の機能を担うものである。従って、“ノードID”と“ユーザID”とを単一の情報として扱うことも可能である。
その場合、“ユーザID”をノードとしてツリー構造を構成することとなるため、図8において説明した階層構造情報は、“ノードID”に替えて“ユーザID”と“上位ノードID”とが関連付けられた情報となる。また、図9に示すレポート管理情報は、“レポートID”及び“レポートファイル”と、“ユーザID”とが関連付けられた情報となる。
但し、図8において説明したように、夫々のノードは、「営業第1部」や「XX株式会社」、「XX支社」等、個人に対応したものではなく、あくまでもサービス提供者やサービス利用者の組織に対応したものであり、図7に示すログイン情報において、各個人に対応するノードを参照権限として設定しているに過ぎない。従って、上記実施形態のように、“ノードID”と“ユーザID”とを異なる識別情報とすることにより、より実情に沿った情報の管理が可能となる。また、1つのノードに対して複数のユーザIDを関連付けることも可能であり、情報管理の利便性をより向上することができる。
また、図13の説明において、ポータルサービスアプリケーション210は、S1301において認証されたユーザに対応するノードが上位ノードとなっているノードを抽出した後、抽出したノードが上位ノードとなっているノード、即ち、更に下位のノードを抽出し、その処理を繰り返すことによって認証されたノードよりも下位に位置付けられている全てのノードを抽出する場合を例として説明した。これにより、ログインしたユーザに対応するノードの下位のノード、即ち、ログインしたユーザが管轄するべき全ての情報がポータルサイトにおいて提示されることとなる。
しかしながらこれは一例であり、例えば、情報を抽出するノードの階層を制限することも可能である。例えば、図8において“階層位置”が「第1位」である「営業第1部」に対応するユーザが、「第5位」である「XX営業所」や、「第6位」である「XXグループ」に対応する情報まで逐一確認することはない場合もある。このような場合に「営業第1部」に対応するユーザがログインした場合の画面において、全ての情報が表示されるのは冗長であり、処理負荷やネットワーク負荷の観点からは好ましくない。
このような課題は、例えば、図13の動作において認証されたユーザに対応するノードよりも何階層下までノード検索を行うかを予め設定しておくことにより解決可能である。即ち、S1303の処理を経て下位のノードが抽出された(S1304/YES)場合に、そのノードがS1301において認証されたユーザに対応するノードの何階層下であるかを確認し、その確認の結果が予め定められた階層数に達している場合にはS1303に戻らずにS1306に進むようにすれば、下位ノード検索によって抽出される情報を制限することが可能となる。
同様に、図14の動作においては、新たなレポート情報が格納されたノードの“上位ノード”を抽出した後、抽出したノードの“上位ノード”、即ち、更に上位のノードを抽出し、その処理を繰り返すことによって、情報が格納されたノードよりも上位に位置づけられている全てのノードを抽出する場合を例として説明した。これにより、情報が格納されたノードの上位のノード、即ち、格納された情報に対する参照権限を有する全てのノードに対して通知が行われることとなる。
しかしながらこれは一例であり、例えば、通知を行うノードの階層を制限することも可能である。例えば、図8において“階層位置”が「第6位」である「XXグループ」に対応するノードについて新たなレポート情報が格納された場合に、「第1位」である「営業第一部」に対応するユーザにまで逐一通知を行う必要はない場合もあり、冗長な通知となってしまう。
このような課題も、上述した図13の例と同様に、新たな情報が格納されたノードよりも何階層上のノードに対応するユーザにまで通知を行うかを予め設定しておくことにより解決可能である。即ち、S1403の処理を経て上位のノードが格納された(S1404/YES)場合に、そのノードがS1401において情報が格納されたノードの何階層上であるかを確認し、その確認の結果が予め定められた階層数に達している場合にはS1403に戻らずにS1405に進むようにすれば、上位ノード確認によってリストに加えられる通知先を制限することが可能となる。