JP2014236373A - A/d変換装置 - Google Patents

A/d変換装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2014236373A
JP2014236373A JP2013116859A JP2013116859A JP2014236373A JP 2014236373 A JP2014236373 A JP 2014236373A JP 2013116859 A JP2013116859 A JP 2013116859A JP 2013116859 A JP2013116859 A JP 2013116859A JP 2014236373 A JP2014236373 A JP 2014236373A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conversion
converter
flash
circuit
bits
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2013116859A
Other languages
English (en)
Inventor
日比 康博
Yasuhiro Hibi
康博 日比
原田 卓哉
Takuya Harada
卓哉 原田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2013116859A priority Critical patent/JP2014236373A/ja
Publication of JP2014236373A publication Critical patent/JP2014236373A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Analogue/Digital Conversion (AREA)

Abstract

【課題】容量アレイ型D/A変換器を用いて構成したときにRC時定数の影響を生じたとしても高速で且つ高精度にA/D変換値を得られるようにしたA/D変換装置を提供する。【解決手段】フラッシュA/D変換器2は、アナログ信号をフラッシュA/D変換処理し上位xビットを仮決定する。他方、逐次変換部3はサンプリング値をA/D変換するため容量アレイに電荷を蓄積しアナログ出力値と逐次比較する。逐次変換部3は、フラッシュA/D変換器2が上位xビットをA/D変換処理した結果を用いて、n−x+α回逐次変換を繰り返した冗長アルゴリズムを適用し下位n−xビットをA/D変換処理する。このためA/D変換値を担保できA/D変換処理をより高精度に処理できる。【選択図】図1

Description

本発明は、アナログ信号をデジタル値にA/D変換処理するA/D変換装置に関する。
この種のA/D変換装置は、高速動作可能で且つ精度を向上することが求められている。このような逐次比較型A/D変換回路が特許文献1に開示されている。この特許文献1記載の逐次比較型のA/D変換回路によれば、コンパレータがアナログ入力電圧と、複数の比較電圧のそれぞれとを比較しこの並列比較を逐次行っている。
逐次比較レジスタは、並列比較の結果が得られると、並列比較の結果に基いて、前回の所定のサーチ電圧範囲内において、次回の所定のサーチ電圧範囲を設定し、D/Aコンバータにデジタル値を逐次与える。そして、タイミング制御回路は、所定のタイミングで並列比較から冗長比較への切り替えを行うための信号を生成する。これにより、コンパレータが並列比較を逐次行うので高速変換できる。
特開2009−302716号公報
逐次比較型のA/D変換装置は容量アレイを備えた容量アレイ型D/A変換回路を備えて構成される。容量アレイ型D/A変換回路は容量アレイに抵抗成分を有する。すると、この容量アレイ型D/A変換回路は、電荷再分配時のRC時定数に応じて各ビットを定めるための処理時間が決定される。すなわち、この種のA/D変換装置は、このRC時定数の影響から電荷再分配に時間を要することから各ビットの決定に時間を要し高速化に限界を生じる。
本発明の目的は、高速で且つ高精度にA/D変換値を得られるようにしたA/D変換装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、アナログ信号をサンプリングしnビットのデジタル値にA/D変換処理するA/D変換装置を対象としている。この請求項1記載の発明によれば、フラッシュA/D変換部は、アナログ信号をフラッシュA/D変換処理し上位xビットを決定する。他方、逐次比較部はサンプリング値を容量アレイ型D/A変換部のアナログ出力値と逐次比較する。逐次比較部の容量アレイ型D/A変換部はサンプリング値を電荷再分配する間に時間を要するものの、この電荷再分配処理するまでの間に、フラッシュA/D変換部が上位xビットをA/D変換しているため並列処理できる。したがって逐次変換部によるサンプリング時間を短縮できる。
逐次変換部は、フラッシュA/D変換部が上位xビットをA/D変換処理した結果を用いて逐次変換し上位xビットと共に下位n−xビットをA/D変換処理する。これにより、A/D変換処理を高速化しつつA/D変換精度を高精度化できる。しかも、逐次変換部はn−x+α回逐次変換を繰り返した冗長アルゴリズムを適用して下位n−xビットをA/D変換処理するため、A/D変換値を担保できA/D変換処理をより高精度に処理できる。
第1実施形態に係るA/D変換装置を概略的に示す電気的構成図 サンプルホールド回路及びD/A変換器の回路構成例(その1) サンプルホールド回路及びD/A変換器の回路構成例(その2) サンプルホールド回路及びD/A変換器の回路構成例(その3) チョッパコンパレータの回路構成例 非2進アルゴリズム実行回路の構成例 制御信号生成回路の構成例 論理回路の真理値表 マルチプレクサの回路構成例 D/A変換制御レジスタの構成例 A/D変換値格納レジスタの構成例 A/D変換処理の流れを示すタイミングチャート 比較ステップに応じた処理結果および許容誤差の説明図 A/D変換処理の流れの変形例を示すタイミングチャート 第2実施形態に係るA/D変換装置を概略的に示す電気的構成図(図1相当図) A/D変換処理の流れを概略的に示すタイミングチャート(その1) A/D変換処理の流れを概略的に示すタイミングチャート(その2) 本発明の第3実施形態に係るA/D変換装置を概略的に示す電気的構成図 A/D変換処理の流れを概略的に示すタイミングチャート(図16、図17相当図) 第4実施形態に係るA/D変換装置を概略的に示す電気的構成図 A/D変換処理の流れを概略的に示すタイミングチャート(図16、図17相当図)
以下では幾つかの実施形態を説明する。各実施形態の構成要素が同一又は類似部分については同一又は類似符号を付して説明を必要に応じて省略し、以下では各実施形態の特徴部分を中心に説明する。
(第1実施形態)
図1にnビットA/D変換装置1のブロック構成を示すように、A/D変換装置1は、上位mビットのフラッシュ型のA/D変換器(フラッシュA/D変換部相当)2と、逐次比較型のA/D変換器(逐次変換部相当)3とを備え、全体を統括制御する制御回路4を接続して構成される。制御回路4は、例えばロジック回路などを用いて構成され、逐次変換部3にA/Dスタート信号を出力すると共にクロックCLKを供給し、A/D変換処理のタイミングを決定する。
フラッシュA/D変換器2は、参照信号を出力する抵抗ラダー回路5と、2−1個のコンパレータ6と、バイナリエンコーダ7とを備える。抵抗ラダー回路5は、第1参照電圧Vref+の供給端子と第2参照電圧Vref-(例えばグランド)の供給端子との間に接続されており、抵抗ラダー回路5による2−1個の分圧電圧をコンパレータ6に参照電圧として出力する。
−1個のコンパレータ6は、抵抗ラダー回路5の2−1個の分圧電圧をそれぞれ比較対象電圧として入力する。それぞれのコンパレータ6は、アナログ入力電圧Vinと比較対象電圧とを大小比較し「1」(=「H」)または「0」(=「L」)を出力する。このように、コンパレータ6は2−1個並列に処理することで測定速度およびその分解能を高めることができる。バイナリエンコーダ7は、各コンパレータ6の出力をコード変換しnビットのA/D変換結果を得るが、このうち上位xビット(例えば3ビット<n)を逐次変換部3に出力する。
逐次変換部3は、nビット中の下位n−xビットの量子化デジタルデータを主に算出し、フラッシュA/D変換器2が出力する上位xビットのデジタルデータを用いて全nビットの量子化デジタルデータを出力する。この逐次変換部3は、サンプルホールド回路8と、チョッパ型のコンパレータ9と、nビットのD/A変換器10と、非2進アルゴリズム実行回路(冗長アルゴリズム実行回路)11とを備える。
図2はサンプルホールド回路8及びD/A変換器10の構成例を示す。D/A変換器10は、所謂容量アレイD/A変換器により構成され、n+1個のコンデンサC1〜Cn+1、n+1個のスイッチSW1〜SWn+1を組み合わせて構成されている。
また、サンプルホールド回路8はサンプルホールドスイッチSWHを備える。サンプルホールド回路8は、スイッチ切換制御信号SWsmpが「L」の間にサンプルホールドスイッチSWHを入力電圧Vinの端子側に切換え、スイッチ切換制御信号SWsmpが「H」になるとサンプルホールドスイッチSWHをVref+側に切換えてサンプルホールドする。D/A変換器10は、nビットデータが与えられると、このnビットデータに応じて各スイッチSW1〜SWn+1を切換え、容量アレイコンデンサC1〜Cn+1の蓄積電荷を再分配する。
図3はサンプルホールド回路8及びD/A変換器110の他の構成例を示す。このD/A変換器110は図1のD/A変換器10に代えて構成しても良い。D/A変換器110は、上位n1ビットのD/A変換部110n1と、下位n2ビットのD/A変換部110n2を組み合わせて構成されている。上位のD/A変換部110n1は、容量比が図示(例えば0.5C:0.5C:C:…:2C)のコンデンサCN11、CN12、CN13…と、切換スイッチSWN11、SWN12、SWN13…とを図示形態に組み合わせて構成される。下位のD/A変換部110n2は、容量比が図示(例えばC:C:2C:…:2n−1C)のコンデンサCN21、CN22、CN23…と、切換スイッチSWN21、SWN22、SWN23…とを図示形態に組み合わせて構成されている。
サンプリングノードSNにはサンプルホールドスイッチSWHを介して入力電圧Vinが入力される。また、D/A変換器110内にはD/A変換部110n1および110n2を初期状態から動作させるためのスイッチSdが設けられる。リセット時には、例えば非2進アルゴリズム実行回路11は、スイッチSdを抵抗分圧回路12の分圧電圧側に切換制御し、実動作時にはサンプリングノードSN側に切換制御しサンプリングノードSNに入力電圧Vinを入力して動作させる。
このD/A変換器110は、下位側のD/A変換部110n2に下位n2ビットのデータが与えられると、このデータに応じて電荷を再分配し容量アレイの出力ノードの電位を決定する。そして上位側のD/A変換部10n1は上位n1ビットデータが与えられると、このn1ビットデータに応じて電荷を再分配し上位側の容量アレイの出力ノードのCアレイを出力する。
図4はサンプルホールド回路8及びD/A変換器210の他の構成例を示す。このD/A変換器210は図1のD/A変換器10に代えて構成しても良い。このD/A変換器210は、上位n1ビットのD/A変換部210n1と、下位n2ビットのD/A変換部210n2とを組み合わせて構成されている。
図4に示す下位のD/A変換部210n2は、ラダー抵抗15と、スイッチ及びデコーダ16を従属接続した抵抗ラダー型のD/A変換器により構成される。また上位のD/A変換部210n1は、D/A変換部110n1と同一構成の容量アレイ型のD/A変換器により構成される。このD/A変換器210は、下位側のD/A変換部210n2に下位n2ビットデータが与えられると、このn2ビットデータに応じてラダー抵抗15で分圧された分圧電圧を切換出力すると共にデコードしアナログ出力電位を上位のD/A変換部210n1に出力する。そして、上位n1ビットの信号データが上位のD/A変換部210n1に与えられると、容量アレイ型のD/A変換部210n1はこのn1ビットデータに応じて電荷再分配し、上位の出力ノードの電位を決定する。図1のD/A変換器10としては、図2〜図4の何れのD/A変換器10、110、210を用いても良いが、以下では、図2に示すD/A変換器10の構成を用いて実施形態を説明する。
図5はチョッパコンパレータ9の構成例を示す。このチョッパコンパレータ9は、サンプリング値を波形整形するバッファ17と、このバッファ17の出力電圧とD/A変換器10の変換出力電圧とを比較するコンパレータ18、19とを備える。コンパレータ18、19は従属接続されている。これらのコンパレータ18および19間にはDCカット用のコンデンサ20および21が設けられている。
チョッパコンパレータ9は、D/A変換器10の変換値とサンプリング値を比較しこの比較結果を出力する。なお、各コンパレータ18、19の入力端子間には、それぞれ初期化用のスイッチ22b、22aが設けられており、A/Dスタートタイミング(後述するSWa→「H」、SWb→「H」)において、コンパレータ18の入力端子電位を一致させると共に、コンパレータ19の各入力端子の電位をサンプリング値出力に一致させるように構成されている。
図6に非2進アルゴリズム実行回路11の内部回路構成例を示すように、非2進アルゴリズム実行回路11は、シーケンサ加減算値を算出するための制御信号生成回路23と、マルチプレクサ24と、加算器25と、減算器26と、D/A変換制御レジスタ27と、A/D変換値格納レジスタ28と、を備える。
図7(A),図7(B)に制御信号生成回路23の構成例を示す。また図8に各回路の遷移状態と論理回路の真理値表を示す。図7(A),図7(B)に示すように、制御信号生成回路23は、シフトレジスタ29と、NORゲート30と、NOTゲート31〜33と、イネーブル端子付きDフリップフロップ34と、ADENDパルス生成回路35とを備える。図7(C)はイネーブル端子付きDフリップフロップ34の等価回路を示す。このDフリップフロップ34は、そのイネーブル端子ENが「H」のときにD入力をQ出力とし、イネーブル端子ENが「L」のときにD入力をQ出力に一致させる。
図7(A)に示すように、シフトレジスタ29は例えば5ビット構成である。NORゲート30はこのシフトレジスタ29の上位2ビットのQ4、Q5出力を否定論理和演算し、この結果を最下位ビットのD入力に与える。クロックCLKがNOTゲート31、32を介してクロック端子Cに与えられると、図8に示すように、シフトレジスタ29は、
(Q1,Q2,Q3,Q4,Q5) =
(0,0,0,0,0)→(1,0,0,0,0)→(1,1,0,0,0)→(1,1,1,0,0)→(1,1,1,1,0)→(0,1,1,1,1)→(0,0,1,1,1)→(0,0,0,1,1)→(0,0,0,0,1)→(0,0,0,0,0)
と、合計9の状態を繰り返し変化させる。但し、この図8において「0」=「L」(ノンアクティブレベル)、「1」=「H」(アクティブレベル)を示す。
図7(B)に示すように、シフトレジスタ29のQ1〜Q5出力は論理回路36に与えられている。この論理回路36はシフトレジスタ29のQ1〜Q5出力値に応じて各端子レベルを出力するロジック回路である。この論理回路36は図8に示す各信号SELF、EN1、EN2、SWsmp、加減算データを出力する。
信号SELFはA/Dスタートタイミングの後、フラッシュA/D変換器2の上位xビット出力が確実に(又は概ね)決定したタイミング(例えばクロックCLKが3回入力)でのみ「H」となり、その他のタイミングでは「L」となるように設定されている。信号EN1は、信号SELFが「L」から「H」に立ち上がった後、逐次変換処理が終了するまで「H」に立ち上がる信号である。信号EN2は、逐次変換処理が終了するタイミングで「H」に立ち上がる信号である。
信号SWaは論理回路36の出力SWbを遅延回路37及びORゲート38を通じて遅延出力され、信号SWsmpはさらに遅延回路39及びORゲート40を通じて遅延出力される。
ADENDパルス生成回路35は状態が「8」→「0」に移行し、次のA/D変換処理をスタートさせるタイミングで信号ADENDを「L」→「H」に変化させる。また、ADENDパルス生成回路35は、状態が「8」→「0」に移行した後さらに「8」→「0」に移行するまでの間(例えば状態が「3」→「4」に移行するタイミング)で信号ADENDを「H」→「L」に変化させる。
図9はマルチプレクサ24の構成例を示す。このマルチプレクサ24は、図6にも示すように、制御信号生成回路23から信号SELFおよび信号EN2を入力すると共に、チョッパコンパレータ9の出力信号を入力し、さらに、加算器25の出力値、減算器26の出力値、D/A変換制御レジスタ27のデータ、加算器25のキャリーC、減算器26のボローBを入力し、加算器25、減算器26、フラッシュA/D変換器2の出力値、D/A変換制御レジスタ27の出力値の何れかの値を選択出力する回路である。
図9は簡略化するため、1ビット分のマルチプレクサ24の構成を示しており、実際にはこれらの構成がnビット分設けられる。図9中には、フラッシュA/D変換器2の変換値がANDゲート74に入力されているが、上位xビットについてはフラッシュA/D変換器2の変換値がそのまま出力され、下位n−xビットについては「0」(=「L」(ノンアクティブ))が付加して出力されている。
マルチプレクサ24は、ORゲート71、ANDゲート72〜75を組み合わせた選択回路70と、有効無効切換回路76と、を備えている。選択回路70は、加算器25の出力値、減算器26の出力値、フラッシュA/D変換器2の上位xビットの変換出力値、D/A変換制御レジスタ27の出力値、をそれぞれのANDゲート72〜75に入力し、有効無効切換回路76により選択切換処理を行う。
有効無効切換回路76は、ANDゲート41〜45、ORゲート46〜47、及びNOTゲート48〜51を図示形態に組み合わせて構成されている。この有効無効切換回路76の内部結線関係は図9中に示しているためその詳細説明を省略する。
フラッシュA/D変換器2の出力値が有効に出力されるときは、信号SELFが「H」になるときである。信号SELFは、フラッシュA/D変換器2の出力変換値が上位xビットを決定したことが想定されるタイミングで「H」になり、このときフラッシュA/D変換器2の出力変換値がANDゲート74、ORゲート71を通じて出力される。
また、このマルチプレクサ24は、信号SELFが「L」及び信号EN2が「L」のときには、NOTゲート48、50を介してANDゲート43、44に「H」が与えられるため、このANDゲート43、44が有効に機能する。このため、選択回路70は、チョッパコンパレータ9の出力に応じてANDゲート72、73の何れかの出力を有効化することになり、加算器25の出力データ、又は、減算器26の出力データを選択出力する。
例えば、チョッパコンパレータ9の出力が「H」のときには、ANDゲート73が有効化されるため、減算器26の出力データがANDゲート73及びORゲート71を通じて出力される。また、チョッパコンパレータ9の出力が「L」のときには、ANDゲート72が有効化されるため、加算器25の出力データがANDゲート72及びORゲート71を通じて出力される。
但し、キャリーCが「H」で且つチョッパコンパレータ9の出力が「L」、又は、ボローBが「H」且つチョッパコンパレータ9の出力が「H」のときには、ORゲート46の出力が「H」になる。したがって、2つのANDゲート43、44が共に無効化される。他方、ORゲート47を通じて選択回路70のANDゲート75が有効化されるため、この場合、D/A変換制御レジスタ27の保持値がANDゲート75及びORゲート71を通じて出力される。
また、このマルチプレクサ24は、信号EN2が「H」のときには、チョッパコンパレータ9の出力に応じて、減算器26のデータ、又は、D/A変換制御レジスタ27の保持値を選択出力する。例えば、チョッパコンパレータ9の出力が「H」のときには、ANDゲート43、73が有効化されるため、減算器26の出力データがANDゲート73及びORゲート71を通じて出力される。また、チョッパコンパレータ9の出力が「L」のときには、ANDゲート45及びORゲート47の出力が「H」になるため、D/A変換制御レジスタ27の保持値が選択回路70のANDゲート75及びORゲート71を通じて出力される。
図10はD/A変換制御レジスタ27の構成例を示す。D/A変換制御レジスタ27は、イネーブル端子付きラッチ52〜57をnビット分(ここではn=6ビット分)組み合わせた構成となっている。このD/A変換制御レジスタ27は、イネーブル信号EN1を各ラッチ52〜57のイネーブル端子ENに入力すると共に、リセット信号/RSBを各ラッチ52〜57に入力して構成されている。
この図10に示すラッチ52〜57の等価回路は、それぞれ図7(C)に示すDフリップフロップ34の電気的構成と同様である。図11はA/D変換値格納レジスタ28の構成例を示す。A/D変換値格納レジスタ28は、イネーブル端子EN付きラッチ61〜66をnビット分(ここではn=6ビット分)組み合わせた構成となっている。
このA/D変換値格納レジスタ28は、イネーブル信号EN2を各ラッチ61〜66のイネーブル端子ENに入力すると共に、リセット信号/RSBを各ラッチ61〜66のリセット端子RBに入力して構成されている。各ラッチ61〜66の等価回路は、それぞれ図7(C)に示すDフリップフロップ34の電気的構成と同様である。
上記構成の作用について説明する。
図12は制御処理の流れをタイミングチャートで示している。制御回路4がA/Dスタート信号を非2進アルゴリズム実行回路11に与える。逐次変換部3はクロックCLKを入力すると、このクロックCLKのパルス数に応じて、制御信号生成回路23中のシフトレジスタ29のQ5〜Q1出力を変化させる。制御信号生成回路23は、図8に示すようにシフトレジスタ29の出力を(Q1,Q2,Q3,Q4,Q5)=(0,0,0,0,0)→(1,0,0,0,0)→(1,1,0,0,0)に順次変化させる。
状態が「3」に移行すると、スイッチSWb、SWa、SWsmpを順次「L」に変化させる。図7(B)に示す遅延回路37、39が遅延処理することで、スイッチSWb→SWa→SWsmpの順に僅かな時間Δtだけ遅れながらオフする。
他方、状態が「3」に遷移すると、信号SELFが「H」に遷移する。非2進アルゴリズム実行回路11は、マルチプレクサ24によりフラッシュA/D変換器2の変換値を選択出力する。
その後、状態が「4」→「5」→「6」→「7」→「8」→…と変化するが、このときマルチプレクサ24が、クロックCLKの立上り入力タイミングで逐次変換された加算器25の出力データ、又は、減算器26の出力データを選択出力する。逐次変換部3がクロックCLKのパルス入力に応じてn−x+α(α=2>0)回A/D変換処理する。
図13は6ビットA/D変換装置の量子化誤差の許容範囲を示す。図13に示す比較ステップ1〜3の上位3ビットは、フラッシュA/D変換器2がA/D変換処理することで得られる値となっている。逐次変換部3は入力電圧Vinを入力したとしても容量アレイC1〜Cn+1に充電されるまで時間を要する。この所要時間は容量アレイC1〜Cn+1とD/A変換器10の内部抵抗による所定の時定数に応じて定まる時間となる。
このため、本実施形態においては、A/Dスタートした直後は回路容量の比較的少ないフラッシュA/D変換器2が上位3ビット分の期間を用いて当該上位3ビットのA/D変換値を算出する。この上位3ビットのA/D変換値は、所定の許容誤差を備えた形態となっているため、この許容誤差を補填するように下位のn−x+αビット分逐次変換処理し、これによりnビットのA/D変換値を冗長処理して求めている(変換特性X1参照)。
図13に比較ステップに応じた処理結果、許容誤差範囲を示すように、量子化の誤差許容範囲は、フラッシュA/D変換器2が上位3ビットを設定したときに±2LSBの許容誤差内であれば良い。すると、その後、逐次変換部3が5回逐次比較することで2回冗長比較(図13では比較ステップ8まで)することで値が担保されたA/D変換結果を取得できる。
図12に示すように、逐次変換部3がn−x+αビット分逐次変換処理した後、イネーブル信号EN2を「H」として出力することで、ADENDパルス生成回路35が次のクロックCLKの立上りタイミングにてADEND信号を「H」とする。これにより、A/D変換処理を終了する。その後、図12に示すように、続いてA/Dスタートすることで即座に次のサンプリング処理に移行できる。図12に示すように連続的にA/D変換処理することができるが、図14に示すように一回のみA/D変換処理を行うようにしても良い。
本実施形態によれば、フラッシュA/D変換器2は、アナログ信号をフラッシュA/D変換処理し上位xビットを仮決定する。他方、逐次変換部3はサンプリング値をA/D変換するため容量アレイC1〜Cn+1に電荷を蓄積し逐次比較する。
逐次変換部3内の容量アレイ型D/A変換器10はサンプリング値の電荷再分配処理に時間を要するものの、この電荷再分配処理するまでの間に、フラッシュA/D変換器2が上位xビットをA/D変換しているため並列処理できる。したがって、逐次変換部3のサンプリング時間を短縮できる。
逐次変換部3は、フラッシュA/D変換器2が上位xビットをA/D変換処理した結果を用いて、n−x+α回逐次変換を繰り返した冗長アルゴリズムを適用して下位n−xビットをA/D変換処理するため、A/D変換値を担保できA/D変換処理をより高精度に処理できる。フラッシュA/D変換器2が、上位xビットをA/D変換処理することで短縮された時間を利用し、逐次変換部3が冗長的に逐次変換しているため精度向上を図ることができる。
(第2実施形態)
図15〜図17は第2実施形態を示す。本実施形態が前述実施形態と異なるところは、複数の逐次変換部3を備え、フラッシュA/D変換器2が上位xビットのA/D変換処理結果を複数の逐次変換部3に与えてA/D変換処理するところにある。また、フラッシュA/D変換器2が上位xビットのA/D変換処理結果を複数の逐次変換部3に順次与えることによりA/D変換処理するところにある。
図15はA/D変換装置1に代わるA/D変換装置101を示す。このA/D変換装置101は、逐次変換部3a、3bを2系統設けている。逐次変換部3aは、サンプルホールド回路8a、チョッパコンパレータ9a、D/A変換器10a、及び、非2進アルゴリズム実行回路11aを備える。逐次変換部3bは、サンプルホールド回路8b、チョッパコンパレータ9b、D/A変換器10b、及び、非2進アルゴリズム実行回路11bを備える。
また、A/D変換装置101は、これら2系統の逐次変換部3a、3bを統括して制御する制御回路104、及び、2つのスイッチSWin、SWoutを備える。これらのスイッチSWin、SWoutは、フラッシュA/D変換器2の入力側、出力側にそれぞれ設けられる。制御回路104は、フラッシュA/D変換器2の入力側のスイッチSWinに制御信号MPXinを与えることでスイッチSWinの接続を切換え、複数の入力電圧VinA、VinBのうち何れかの入力電圧をフラッシュA/D変換器2に出力する。
また、制御回路104は、フラッシュA/D変換器2の出力側のスイッチSWoutに制御信号MPXoutを与えることでスイッチSWoutを切換え、2系統の逐次変換部3a、3bのうち何れかの逐次変換部にフラッシュA/D変換器2のA/D変換結果を出力する。
逐次変換部3a、3b内の非2進アルゴリズム実行回路11a、11bは、それぞれ、フラッシュA/D変換器2から与えられる上位xビットを利用して下位n−xビットを算出し、A/D変換値A,Bをそれぞれ出力する。
これらのシーケンスは、一方の逐次変換部3(例えば3a)のA/D変換処理が終了したことを確認した後に、他方の逐次変換部3(例えば3b)のA/D変換処理を行う方法(図16参照)、一方の逐次変換部3(例えば3a)のA/D変換処理の終了を待機することなく、他方の逐次変換部3(例えば3b)のA/D変換処理を開始する方法(図17参照)、の2通りが代表的な方法となる。
図16に示す方法を説明する。制御回路104は、入力側のスイッチSWinを入力電圧VinA側に切換制御し、フラッシュA/D変換器2に入力電圧VinAを入力させると共に、出力側のスイッチSWoutをA側の逐次変換部3aに切換制御し、フラッシュA/D変換器2の出力をA側の逐次変換部3aに切換入力させる。また、制御回路104はスイッチSWin、SWoutの切換制御タイミングとほぼ同時にA/Dスタート信号(START)をA側の逐次変換部3aに出力する。
A側の逐次変換部3aはA/D変換処理をスタートすると、サンプルホールド回路8aが入力電圧VinAをサンプルホールドする(図16中のSHa参照)。この間、フラッシュA/D変換器2は上位xビットをA/D変換処理する(図16中のFL参照)。フラッシュA/D変換器2は変換処理を終了すると逐次変換部3aに処理結果を渡す。A側の逐次変換部3aは、この上位xビット出力を利用し逐次変換処理する(図16中のSARa参照)。これによりA側のA/D変換値Aを取得できる。A側の逐次変換部3aは、このA/D変換値Aを制御回路104に出力する(図16のA/DOUT参照)。
制御回路104は、このA/D変換値Aが与えられると、入力側のスイッチSWinを入力電圧VinB側に切換制御し、フラッシュA/D変換器2に入力電圧VinBを入力させる。制御回路104はこの処理と並行して出力側のスイッチSWoutをB側の逐次変換部3bに切換制御し、フラッシュA/D変換器2の出力をB側の逐次変換部3bに切換入力させる。また、制御回路104はこれらのスイッチSWin、SWoutの切換制御タイミングと並行してA/Dスタート信号をB側の逐次変換部3bに出力する。
B側の逐次変換部3bはA/D変換処理をスタートするとサンプルホールド回路8bにより入力電圧VinBをサンプルホールドする。この間、フラッシュA/D変換器2はA/D変換処理し処理を終了すると逐次変換部3bに上位xビットの処理結果を渡す。B側の逐次変換部3bは、この上位xビット出力を利用し逐次変換処理することでB側のA/D変換値Bを取得する。
B側の逐次変換部3bは、このA/D変換値Bを制御回路104に出力する。制御回路104は、このA/D変換値Bが与えられると、入力側のスイッチSWin、出力側のスイッチSWoutを再度A側に切換える。これらの動作を繰り返し行うことで、A側、B側では、入力電圧VinA、VinBのA/D変換処理を独立して次々に行うことができる。
図17に示す方法を説明する。制御回路104は、入力側のスイッチSWinを入力電圧VinA側に切換制御し、入力電圧VinAをフラッシュA/D変換器2に入力させると共に、出力側のスイッチSWoutをA側の逐次変換部3aに切換制御し、フラッシュA/D変換器2の出力をA側の逐次変換部3aに切換入力させる。また、制御回路104はこれらのスイッチSWin、SWoutの切換制御タイミングと並行してA/Dスタート信号をA側の逐次変換部3aに出力する。
A側の逐次変換部3aはA/D変換処理をスタートするとサンプルホールド回路8aにより入力電圧VinAをサンプルホールドする(図17中の期間SHa参照)。A側のサンプルホールド回路8aは、入力電圧Vinをサンプルホールドするまでの間に内部抵抗及び内部容量の影響に応じて所定の時間を必要とする。この間、フラッシュA/D変換器2は独立してA/D変換処理し上位xビットを算出する(図17中の期間FL参照)。
他方、制御回路104は、A側の逐次変換部3aがA/D変換処理を開始したことをトリガとして、入力側のスイッチSWinを入力電圧VinB側に切換制御し、フラッシュA/D変換器2に入力電圧VinBを入力させる。すると、フラッシュA/D変換器2はA/D変換処理を開始する。また、制御回路104はフラッシュA/D変換器2の出力をB側の逐次変換部3bに入力させるように出力側のスイッチSWoutを切換える。また、制御回路104はこのスイッチSWoutの切換制御タイミングと並行してA/Dスタート信号をB側の逐次変換部3bに出力する。
B側の逐次変換部3bは、A/D変換処理をスタートするとサンプルホールド回路8bにより入力電圧VinBをサンプルホールドする(図17中の期間SHb参照)。この間、フラッシュA/D変換器2はA/D変換処理する。すなわち、フラッシュA/D変換器2はA側の入力電圧VinAのフラッシュA/D変換処理を終了した後、直ぐにB側の入力電圧VinBのフラッシュA/D変換処理を行うことになるため、フラッシュA/D変換器2の機能を時間的に有効活用できる。
フラッシュA/D変換器2は、A/D変換処理を終了するとB側の逐次変換部3bに上位xビットの処理結果を渡す。B側の逐次変換部3bは、この上位xビット出力を利用し逐次変換処理することにより入力電圧VinBのA/D変換値Bを得る。B側の逐次変換部3bは、この入力電圧VinBのA/D変換値Bを制御回路104に出力する。
本実施形態によれば、フラッシュA/D変換器2は上位xビットのA/D変換処理結果を複数の逐次変換部3a、3bに与える。このため、フラッシュA/D変換器2を共用しながら2系統のA/D変換処理を行うことができる。これにより、フラッシュA/D変換器2の使用頻度を向上でき、電子回路の使用効率アップを図ることができる。
しかも、図17に示す処理方法では、フラッシュA/D変換器2が上位xビットのA/D変換結果を複数の逐次変換部3a、3bに順次与え、逐次変換部3aが逐次変換処理している最中にフラッシュA/D変換部2が上位xビットをA/D変換処理している。このような処理を適用すれば、A側の入力電圧VinAのA/D変換処理、及び、B側の入力電圧VinBを並列してA/D変換処理でき、前述実施形態に比較してさらに高速化できる。
(第3実施形態)
図18および図19は第3実施形態を示す。本実施形態が前述実施形態と異なるところは、サンプルホールド回路8、8b及びチョッパコンパレータ9、9bのみ複数系統設け、D/A変換器10、非2進アルゴリズム実行回路11を複数系統で共用化したところにある。
図18に回路構成を示すように、このA/D変換装置201は図1に示す構成に比較してサンプルホールド回路8、8b、及び、チョッパコンパレータ9、9bのみ複数系統設けている。
この図18に示すA/D変換装置201は、前述実施形態で説明したフラッシュA/D変換器2及び逐次変換部3を備えると共に、サンプルホールド回路8b、チョッパコンパレータ9b、及び、スイッチSWinを備える。入力電圧Vinは、スイッチSWinに与えられると共にフラッシュA/D変換器2に与えられている。
スイッチSWinは、制御回路204の制御信号MPXに応じて切換えられる回路であり、スイッチSWinが切換えられると何れかのサンプルホールド回路8、8bに入力電圧Vinを出力する。これらのサンプルホールド回路8、8bは、それぞれ、入力電圧Vinをサンプリングし、このサンプリング電圧をチョッパコンパレータ9、9bにそれぞれ出力する。
チョッパコンパレータ9、9bは、それぞれ、サンプルホールド回路8、8bのサンプリング電圧とD/A変換器10の出力アナログ信号電圧とを比較し、この比較結果を非2進アルゴリズム実行回路11に出力する。ここで、D/A変換器10及び非2進アルゴリズム実行回路11は2系統共用して構成されている。
非2進アルゴリズム実行回路11は複数系統のチョッパコンパレータ9、9bを制御することで2系統のチョッパコンパレータ9、9bの出力を切換入力し、nビットのA/D変換値を出力可能になっている。このnビットのA/D変換値はD/A変換器10に与えられる。D/A変換器10は、nビットのデジタル値が与えられると、このデジタル値に応じたアナログ電圧を生成し2系統のチョッパコンパレータ9、9bに出力する。
そして、非2進アルゴリズム実行回路11は、チョッパコンパレータ9、9bを用いてD/A変換器10の出力値とサンプルホールド回路8、8bの出力値の差分を0に近付け量子化誤差範囲内に収束したnビットのA/D変換値を最終結果として出力する。
上記構成の作用について図19を参照しながら説明する。図19は図18の構成を適用した場合のA/D変換処理の流れを示す。制御回路204は、入力側のスイッチSWinをA側のサンプルホールド回路8に切換制御し、入力電圧VinをA側のサンプルホールド回路8に入力させる。また、制御回路204はスイッチSWinの切換制御タイミングに並行してA/Dスタート信号を非2進アルゴリズム実行回路11に出力する。
A側のサンプルホールド回路8は入力電圧Vinをサンプルホールドする(図19の期間SHa参照)。A側のサンプルホールド回路8は入力電圧Vinをサンプルホールド完了するまでの間に内部抵抗及び内部容量による時定数の影響から所定時間を必要とする。この間、フラッシュA/D変換器2は独立してA/D変換処理し上位xビットを求める(図19の期間FL参照)。
フラッシュA/D変換器2は、入力電圧VinのA/D変換処理を終了すると非2進アルゴリズム実行回路11に上位xビットのA/D変換結果を出力する。すると、非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10は上位xビットのA/D変換結果を利用し逐次変換処理することで下位n−xビットのデジタル値を求める(図19の期間SARa参照)。
非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10がこのA/D変換処理を行っている最中に、制御回路204は入力側のスイッチSWinをB側のサンプルホールド回路8bに切換制御し、入力電圧VinをB側のサンプルホールド回路8bに入力させる。
B側のサンプルホールド回路8bは入力電圧Vinをサンプルホールドする(図19の期間SHb参照)。B側のサンプルホールド回路8bもまた入力電圧Vinをサンプルホールドするまでの間に内部抵抗及び内部容量の影響から所定の時間を必要とするが、この電圧のサンプルホールド所要時間は、A側のサンプルホールド回路8のホールド電圧を逐次変換終了するまでの時間より短い。
そこで、非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10がA側のサンプルホールド回路8の下位n−xビットのA/D変換値を求めるまでの間、B側のA/D変換処理を開始しない。この間、B側のサンプルホールド回路9bは入力電圧Vinのサンプリング電圧を保持し続ける。
非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10がA側のA/D変換処理を終了すると、この処理結果を出力するが(A/DOUT)、このとき制御回路204がフラッシュA/D変換器2に制御信号CTLを送信しフラッシュA/D変換器2がB側のサンプルホールド回路9bのホールド電圧のA/D変換処理を開始する(図19の期間FL参照)。そしてフラッシュA/D変換器2は、A/D変換処理を終了すると非2進アルゴリズム実行回路11に上位xビットの処理結果を渡す。
非2進アルゴリズム実行回路11は、A側、B側のそれぞれのチョッパコンパレータ9、9bに制御信号を与えることで、B側のサンプルホールド回路9bのホールド電圧を逐次A/D変換対象とする。すると、非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10がB側のサンプルホールド回路8bのホールド電圧を逐次変換処理できる(図19の期間SARb)。
その後、これらの非2進アルゴリズム実行回路11およびD/A変換器10がB側のサンプルホールド回路8bのホールド電圧を逐次変換処理している最中、A側のサンプルホールド回路8のサンプリングを開始することもできる(図19の期間SHa参照)。この後の動作は前述の動作の繰り返しとなる。このように、A側とB側との2系統の処理回路を用いてA/D変換を繰り返すことができる。
本実施形態によれば、サンプルホールド回路8、8b及びチョッパコンパレータ9、9bを2系統設けると共に、非2進アルゴリズム実行回路11及びD/A変換器10を複数系統で共用している。また、フラッシュA/D変換器2が、A側のサンプルホールド回路8のホールド電圧のA/D変換処理を終了した直後から、B側のサンプルホールド回路8bがサンプリング処理を開始する。このため、B側のサンプリングホールド回路8bがサンプリング処理する時間を長期化でき、次の逐次変換処理に事前に備えることができる。
(第4実施形態)
図20〜図21は第4実施形態を示す。本実施形態が前述実施形態と異なるところは、フラッシュA/D変換器2がA/D変換処理とは異なる他の比較処理を行うコンパレータを当該他の比較処理で使用されていないときに利用し、フラッシュA/D変換処理するところにある。
図20に示すように、フラッシュA/D変換器2は、コンパレータ6を2n−1個備えているが、これらのコンパレータ6の入力側には切換スイッチKW1がそれぞれ設けられる。これらの切換スイッチKW1は、制御回路304から与えられる制御信号CL1に応じて、コンパレータ6への入力電圧を切換可能になっている。
例えば、これらの切換スイッチKW1は、制御回路304の制御信号CL1に応じて、抵抗ラダー回路5の分圧電圧と、所定の正の参照電圧VrefPと、所定の負の参照電圧VrefNとを切換え、何れかの電圧をコンパレータ6の比較対象電圧として入力させる。
フラッシュA/D変換器2の前段には機能切換スイッチKW2が設けられている。この機能切換スイッチKW2は、フラッシュA/D変換器2の内部のコンパレータ6を、フラッシュA/D変換器2の構成として使用するか、それとも車両用の他用途の機能として使用するか、を選択するために設けられるスイッチである。
機能切換スイッチKW2は、制御回路304の制御信号CL2に応じて入力電圧Vinをコンパレータ6に与えるか、ポートPA*、PB*のデータをコンパレータ6に与えるか、を選択切換する。ここでポートPA*はパラレル入力−パラレル出力ポートを示し、ポートPB*はパラレル/シリアル入力−シリアル出力ポートを示す。
図21は動作をタイミングチャートによって示している。通常、機能切換スイッチKW2は、制御回路304の制御信号CL2に応じて各ポートPA*、PA*、PB*側に切換えられている。そして、フラッシュA/D変換器2内の切換スイッチKW1は、制御回路304の制御信号CL1に応じて参照電圧VrefP、VrefNの何れかの側の端子に切換えられている。すると、コンパレータ6は、ポートPA*、PB*の出力電圧を参照電圧VrefP又はVrefNと比較し波形整形して出力できる(図21のPA*動作中、PB*動作中を参照)。
しかし、フラッシュA/D変換器2はその内部のコンパレータ6が未使用となる期間がある(図21の期間Z参照)。このコンパレータ6の未使用期間Zにおいて、機能切換スイッチKW2は、制御回路304の制御信号CL2に応じて入力電圧Vinをコンパレータ6に入力させるように切換えられる。そして、フラッシュA/D変換器2は、その機能切換スイッチKW2が制御回路304の制御信号CL1に応じて抵抗ラダー回路5側に切換えられる。すると、図1に示す回路構成と同様の回路構成となり、このコンパレータ6の未使用期間Zでは、フラッシュA/D変換器2がA/D変換処理することで上位xビットを変換出力できる(図21の期間FL参照)。逐次変換部3はこの期間Zに合わせてサンプルホールド回路8によりサンプルホールドし(図21の期間SH参照)、その後、逐次変換処理することで前述実施形態に示したA/D変換処理を実現できる。
なお、逐次変換部3がサンプルホールド回路8のホールド電圧を逐次変換している最中には、フラッシュA/D変換器2はコンパレータ6を使用しないため、コンパレータ6を通常の処理に戻すことができる(図21のPA*動作中、PB*動作中を参照)。
本実施形態によれば、フラッシュA/D変換器2は、その内部のコンパレータ6が他の比較処理(例えばポートPA*、PB*のデータ波形整形処理)を行わないときにA/D変換処理する。このため、他の車両用途に用いたコンパレータ6を共用してフラッシュA/D変換器2を構成できる。しかも、コンパレータ6の使用頻度を増やすことができ回路の使用効率を向上できる。
(他の実施形態)
本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に示す変形または拡張が可能である。
第2〜第4実施形態では、それぞれ2系統のA/D変換処理機能を備えた例を示したが、3系統以上備えていても良い。第1実施形態においては、サンプルホールド回路8およびD/A変換器10は図2〜図4に示すように一体に構成されているが、これらのサンプルホールド回路8、D/A変換器10はそれぞれ一般的な回路構成を用いても良い。
図面中、1はA/D変換装置、2はフラッシュA/D変換器(フラッシュA/D変換部)、3,3a,3bは逐次変換部、6はコンパレータ、8,8a,8bはサンプルホールド回路、10,10a,10bはD/A変換器(D/A変換部)、を示す。

Claims (4)

  1. アナログ信号をサンプリングしnビット(n>1)のデジタルデータにA/D変換処理するA/D変換装置(1)であって、
    アナログ信号をフラッシュA/D変換処理し上位xビット(n>x>0)を決定するフラッシュA/D変換部(2)と、
    アナログ信号がサンプリングされたサンプリング値を容量アレイ型のD/A変換部(10)のアナログ出力値と逐次比較してA/D変換処理する逐次変換部(3、3a、3b)と、を備え、
    前記逐次変換部(3、3a、3b)は、前記フラッシュA/D変換部(2)が上位xビットをA/D変換処理した結果を用いてn−x+α(α>0)回逐次変換を繰り返す冗長アルゴリズムを適用して前記下位n−xビットをA/D変換処理することを特徴とするA/D変換装置。
  2. 請求項1記載のA/D変換装置において、
    前記逐次変換部(3a、3b)は複数設けられ、
    前記フラッシュA/D変換部(2)は、上位xビットのA/D変換処理結果を前記複数の逐次変換部(3a、3b)に与え、
    前記複数の逐次変換部(3a、3b)は、それぞれ独立して前記下位n−xビットをA/D変換処理することを特徴とするA/D変換装置。
  3. 請求項1または2記載のA/D変換装置において、
    前記逐次変換部(3、3a)は第1サンプルホールド回路(8、8a)を備え、
    前記第1サンプルホールド回路(8、8a)とは別体の第2サンプルホールド回路(8b)を備え、
    前記フラッシュA/D変換部(2)は、上位xビットのA/D変換処理結果を前記逐次変換部(3、3a)に与え、
    前記逐次変換部(3、3a)が前記第1サンプルホールド回路(8、8a)のホールド電圧を逐次変換している最中に、前記第2サンプルホールド回路(8b)がサンプルホールド処理することを特徴とするA/D変換装置。
  4. 請求項1〜3の何れか一項に記載のA/D変換装置において、
    車両用に設けられ前記A/D変換処理とは異なる他の比較処理を行うコンパレータ(6)を備え、
    前記フラッシュA/D変換部(2)は、前記コンパレータ(6)が他の比較処理を行わないときに、前記コンパレータ(6)を用いてフラッシュA/D変換処理することを特徴とするA/D変換装置。
JP2013116859A 2013-06-03 2013-06-03 A/d変換装置 Pending JP2014236373A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116859A JP2014236373A (ja) 2013-06-03 2013-06-03 A/d変換装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2013116859A JP2014236373A (ja) 2013-06-03 2013-06-03 A/d変換装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2014236373A true JP2014236373A (ja) 2014-12-15

Family

ID=52138782

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2013116859A Pending JP2014236373A (ja) 2013-06-03 2013-06-03 A/d変換装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2014236373A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017046252A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Ad変換器、ad変換装置及びad変換方法
JP2017079451A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社ソシオネクスト A/d変換器、a/d変換方法および半導体集積回路
JPWO2017029984A1 (ja) * 2015-08-19 2018-05-31 国立大学法人 鹿児島大学 アナログデジタル変換器

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157336A (ja) * 1984-01-27 1985-08-17 Mitsubishi Electric Corp アナログデイジタル変換装置
JPH1070463A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Sony Corp アナログ/ディジタル変換回路
JPH11312313A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toshiba Corp A/d変換装置、a/d変換方法、及び光ディスク装置
JP2003163595A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Nec Microsystems Ltd アナログ−ディジタル信号変換器の入力抵抗測定装置及び入力容量測定装置
JP2011091559A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Semiconductor Technology Academic Research Center アナログ−デジタル変換器
JP2012015615A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Tohoku Univ アナログ・ディジタル変換装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60157336A (ja) * 1984-01-27 1985-08-17 Mitsubishi Electric Corp アナログデイジタル変換装置
JPH1070463A (ja) * 1996-08-26 1998-03-10 Sony Corp アナログ/ディジタル変換回路
JPH11312313A (ja) * 1998-04-28 1999-11-09 Toshiba Corp A/d変換装置、a/d変換方法、及び光ディスク装置
JP2003163595A (ja) * 2001-11-28 2003-06-06 Nec Microsystems Ltd アナログ−ディジタル信号変換器の入力抵抗測定装置及び入力容量測定装置
JP2011091559A (ja) * 2009-10-21 2011-05-06 Semiconductor Technology Academic Research Center アナログ−デジタル変換器
JP2012015615A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Tohoku Univ アナログ・ディジタル変換装置

Non-Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Title
小川 智彦 TOMOHIKO OGAWA: "冗長性をもった逐次比較近似AD変換アルゴリズム SAR ADC Algorithms with Redundancy", 電子情報通信学会技術研究報告 VOL.107 NO.266 IEICE TECHNICAL REPORT, vol. 第107巻, JPN6017000490, JP, ISSN: 0003816510 *

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2017029984A1 (ja) * 2015-08-19 2018-05-31 国立大学法人 鹿児島大学 アナログデジタル変換器
JP2017046252A (ja) * 2015-08-28 2017-03-02 ルネサスエレクトロニクス株式会社 Ad変換器、ad変換装置及びad変換方法
JP2017079451A (ja) * 2015-10-22 2017-04-27 株式会社ソシオネクスト A/d変換器、a/d変換方法および半導体集積回路

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4897047B2 (ja) 非同期電流モード循環比較を使用するアナログ/ディジタル変換
TWI594579B (zh) 連續逼近暫存器類比數位轉換器及其類比至數位訊號轉換方法
US9467161B1 (en) Low-power, high-speed successive approximation register analog-to-digital converter and conversion method using the same
TWI572143B (zh) 連續逼近式類比數位轉換電路及其方法
EP3447921B1 (en) Hybrid successive approximation register analog to digital converter
JP2011120011A (ja) アナログ−デジタル変換器
CN107528594A (zh) 电荷式流水线逐次逼近型模数转换器及其控制方法
TWI479806B (zh) 類比至數位轉換系統
US10277243B2 (en) Successive approximation register analog-to-digital converter combined with flash analog-to-digital converter
CN113114257B (zh) 次高位超前逐次逼近模数转换器及控制方法
CN111800132A (zh) 分段结构模/数转换器
TWI524679B (zh) 連續逼近式類比數位轉換器(sar adc)及其方法
CN106656190A (zh) 连续逼近式模拟数字转换电路及其方法
CN101682332B (zh) 具有逐次逼近模数转换器的电路
KR100294787B1 (ko) 개방루프차동증폭기를갖는서브레인지아날로그/디지털컨버터
US12088316B2 (en) Successive-approximation analog-to-digital converters
JP2014236373A (ja) A/d変換装置
US8344926B2 (en) Analog-to-digital converter on two bits with successive approximations
JP7853362B2 (ja) 半導体装置
JPH0983369A (ja) 抵抗ストリング型d/a変換器、および直並列型a/d変換器
TWI477082B (zh) 透過比較器輸出來直接切換電容陣列之逐漸逼近類比至數位轉換器及其方法
JP2012049635A (ja) アナログ・デジタル変換器
Liao et al. A 10-bit 30MS/s Subranging SAR ADC with a Triple Reference Voltage Technique
Ramalatha et al. A high speed 12-bit pipelined ADC using switched capacitor and fat tree encoder
KR20250169144A (ko) Sar 아날로그-디지털 변환을 위한 방법 및 장치

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20150715

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20160428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20160510

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170117

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20171010

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20171205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20180619

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20181211