JP2014236837A - 自走式掃除機 - Google Patents

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Abstract

【課題】 塵埃検知手段に異常が検知された場合にも掃除効率の低下を防止するとともに、塵埃検知部の異常を、適切なタイミングにて、ユーザに報知することが可能な自走式掃除機を提供する。【解決手段】 筐体を走行させる走行手段と、床面の塵埃を筐体内部に吸引するための気流を発生させる送風手段と、床面の塵埃を検知する塵埃検知手段と、塵埃検知手段の異常を所定のタイミングにて報知する報知手段と塵埃検知手段の異常の有無にかかわらず、塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えるように走行手段及び/又は送風手段を制御する制御手段とを備えている。【選択図】 図7

Description

本発明は、走行手段を備えた自走式掃除機に関する。
近年、走行手段を備え、所定の走行パターンにて自走しながら自律的に床面を掃除する自走式掃除機が知られている。また、該自走式掃除機において、塵埃が部屋の特定の場所に固まって存在している場合でも、塵埃の取り残しを少なくするために、塵埃の検知手段を備えたものが開発されている(例えば、特許文献1)。
図17は、特許文献1に記載の自走式掃除機201のシステム構成を示す制御ブロック図である。自走式掃除機201は、本体を移動させる走行手段と、本体の移動方向を変更する操舵手段と、清掃を行う清掃手段と、走行手段、操舵手段を制御して本体の移動を制御する移動制御手段209と、本体が異常時に異常内容を表示する表示手段と、点検を済ませたことを入力する点検済入力手段230と、清掃手段が取り込むゴミの通過を検出するゴミ検出手段217を備えている。そして、清掃手段がゴミの取り込みを停止中に、ゴミ検出手段217が所定時間以上ゴミの通過を検出すると、表示手段にゴミ検出手段217が異常であることを表示する。その際、自走式掃除機201は、異常検出からユーザが表示に気付いて自走式掃除機201を一旦停止するまでの間は、ゴミ検出手段217が検出するゴミの吸引量に応じた電動送風機214の吸引力のコントロールなどの集塵制御をできなくする。
特開2004−159736号公報(平成16年6月10日公開)
しかしながら、特許文献1に記載の自走式掃除機201では、ゴミ検出手段217に異常が検出された場合、次に該異常を示す表示に気付いたユーザが自走式掃除機201を一旦停止するまでの間は、ゴミ検出手段217の検出結果に応じた集塵制御を行わないので、その間は、塵埃の取り残しが生じるなど、掃除の効率が低下する。さらに、一般に自走式掃除機は、ユーザによらず自律的に床面を掃除するものであるので、ユーザが外出中など、長期間、異常を示す表示に気付かない場合も考えられ、その場合には、長期間に渡って、掃除の効率が低下したままとなるものであった。
本願発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、塵埃検知手段に異常が検知された場合にも掃除効率の低下を防止するとともに、塵埃検知部の異常を、適切なタイミングにて、ユーザに報知することが可能な自走式掃除機を提供することにある。
本発明に係る自走式掃除機は、筐体を走行させる走行手段と、床面の塵埃を筐体内部に吸引するための気流を発生させる送風手段と、床面の塵埃を検知する塵埃検知手段と、塵埃検知手段の異常を所定のタイミングにて報知する報知手段と、塵埃検知手段の異常の有無にかかわらず、塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えるように走行手段及び/又は送風手段を制御する制御手段とを備えている。
本発明によれば、塵埃検知手段に異常が検知された場合にも掃除効率の低下を防止するとともに、塵埃検知部の異常を、適切なタイミングにて、ユーザに報知することが可能な自走式掃除機を提供することができる。
本発明の実施形態1に係る自走式掃除機1の平面図である。 図1の自走式掃除機1のAA矢視断面の模式図である。 図1の自走式掃除機1のBB矢視断面の模式図である。 本発明の実施形態1に係るサイドブラシ8の斜視図である。 本発明の実施形態1に係るメインブラシ9の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る充電台110の斜視図である。 本発明の実施形態1に係る自走式掃除機1の主な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態1に係る塵埃検知部61が塵埃を検知する原理の説明図である。 本発明の実施形態1に係るパルス発生回路61dから出力されるパルスの一例を示す模式図である。 本発明の実施形態1に係る自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験のフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る自走式掃除機1が実行する掃除運転のフローチャートである。 本発明の実施形態1に係る第2の掃除モードの一例を示す説明図である。 本発明の実施形態1に係る第2の掃除モードの他の一例を示す説明図である。 本発明の実施形態2に係る自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験のフローチャートである。 本発明の実施形態3に係る自走式掃除機1aの主な構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態4に係る自走式掃除機1が実施する第2の掃除モードの一例を示すテーブルである。 特許文献1に記載の自走式掃除機機器201のシステム構成を示す制御ブロック図である。
[実施形態1]
本発明の実施形態1に係る自走式掃除機1について説明する。自走式掃除機1は、床面の塵埃を検知するための塵埃検知手段を備えており、該塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えて掃除を行うものである。また、自走式掃除機1は、塵埃検知手段の異常を報知する報知手段をさらに備えており、塵埃検知手段の異常の有無に関わらず、塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えて掃除を行い、塵埃検知手段に異常があった場合には、所定のタイミングにて、塵埃検知手段の異常を報知するものである。
自走式掃除機1の具体的な構造について、図面を参照して説明する。
(自走式掃除機1の構造)
図1は自走式掃除機1の平面図である。自走式掃除機1が自走して掃除を行う際の進行方向を前方とし、図1に矢印で示す。また、進行方向と逆方向を後方とする。
自走式掃除機1は、上面視で円形の筐体2を備えている。筐体2の上面には、後述する集塵部6を出し入れする際に筐体2に対して開閉する蓋部2a、及び集塵部6によって塵埃が除去された空気が排気される排気口2bが設けられている。
また、筐体2の上面の前方側には、後述する自走式掃除機1の充電台110からの帰還信号、及びリモコン(不図示)からのリモコン信号を受信する信号受信部3が設けられている。自走式掃除機1は、例えば掃除が終了した場合に、該帰還信号を受信して、自律的に充電台110に帰還することができる。また、自走式掃除機1は、該リモコン信号を受信して、ユーザからの各種指示及び設定を受け付けることができる。ここで、信号の送信媒体は特に限定されない。帰還信号の送信媒体は、例えば、IrDA若しくはリモコンなどの赤外線、又はBluetooth(登録商標)、WiFi(登録商標)若しくはIEEE802.11などの無線を用いてもよい。
筐体2の後方側面には、充電台110に帰還したとき、充電台110に設けられた後述する給電端子110bと電気的に接続される充電端子11が設けられている。また、筐体2の底面には、後述するサイドブラシ8が設けられている。図示するようにサイドブラシ8は、平面視でその一部が筐体からはみ出すように配置されている。
図2は、図1の自走式掃除機1のAA矢視断面の模式図である。筐体2の内部には、床面の塵埃を吸引するための気流を発生させる電動送風機4、吸引された空気から塵埃を分離して一時的に溜める集塵部6、及び吸引された空気を集塵部6に導く吸気路60が設けられている。ここで、電動送風機4は、本発明に係る送風手段の一例である。
集塵部6は、有底の集塵容器6a及び集塵容器6aの上部に設けられたフィルタ6bを備えている。ここで、集塵容器6aの塵埃を捨てる場合には、筐体2の蓋部2aを紙面から見て上方に開くことで、筐体2から集塵部6を取り出すことができる。
このように電動送風機4、集塵部6及び吸気路60を配置することによって、吸込口から流入した気流は、吸気路60を通過して集塵部6に流入し、集塵部6のフィルタ6bによって気流に含まれる塵埃が分離された後、集塵部6から流出して電動送風機4に至る。そして、電動送風機4から排気された気流は、排気口2bから斜め後方に向けて排気される。図2では、気流の流れを矢印で示している。なお、吸気路60には、電動送風機4によって吸引された塵埃を検知する塵埃検知部61が設けられている。塵埃検知部61については、後で詳述する。
筐体2の底面の中央部には、底面から突出するように進行方向から見て左右一対の駆動輪5が設けられている。駆動輪5は、後述する車輪駆動部50によって、左右それぞれが別個に駆動される。そして、自走式掃除機1は、駆動輪5の両輪が同一方向に回転することで前進又は後退し、両輪が互いに逆方向に回転することで方向を転換する。ここで、駆動輪5及び車輪駆動部50は、本発明に係る走行手段の一例である。筐体2の底面の後方側には、後輪51が設けられている。後輪51は駆動されず、自走式掃除機1の進退及び回転に合わせて従動される。
また、筐体2底面の中央部には、床面の塵埃を吸い込むために凹設された矩形の吸込口(不図示)が設けられている。吸込口の内部には、底面と平行に軸支された回転軸で回転するメインブラシ9が配されている。メインブラシ9は、後述するブラシ駆動部90によって駆動されることで、床面の塵埃を掻き出して吸気路60に導くものである。吸込口には、吸込口の一部を覆い、掃除運転中にメインブラシ9が脱落するのを防止する吸込口カバー91が着脱可能に設けられている。なお、メインブラシ9は、床面を掃くためにその一部が吸込口カバー91からはみ出すように設けられている。
吸込口の外側には、底面に垂直に軸支された回転軸で回転する左右1対のサイドブラシ8が設けられている。サイドブラシ8は、ブラシ駆動部90によって駆動されることで、吸込口よりも外側に存在する塵埃を、吸込口の方に掃いて導くものである。ここで、メインブラシ9及びサイドブラシ8は、本発明に係るブラシ手段の一例である。
筐体2内部の後方側には、バッテリ7、及び制御基板10が設けられている。制御基板10には、後述する制御部100及び記憶部101が設けられている。
バッテリ7は、自走式掃除機1の電力供給源であり、掃除運転の指示を受け付けると、バッテリ7から給電されて、電動送風機4、駆動輪5並びにサイドブラシ8及びメインブラシ9などが駆動される。バッテリ7は、繰り返し充放電が可能な大容量の充電池が望ましい。バッテリ7には、例えば、鉛電池、ニッケル水素電池又はリチウムイオン電池などが用いられる。
図3は、図1の自走式掃除機1のBB矢視断面の模式図である。塵埃検知部61は、吸引路60の途中において互いに対向するように設けられた発光部61a及び受光部61bを備えている。ここで、塵埃検知部61は、本発明に係る塵埃検知手段の一例である。
図4は、サイドブラシ8の斜視図である。サイドブラシ8は、ブラシ束80及び複数のブラシ束80が放射状に埴設されたブラシ基部81を備えている。
ブラシ束80は、可撓性のブラシ毛が束ねられたものである。ブラシ毛の材質は、床面に合わせて適宜選択することができる。例えば、ブラシ毛は、ナイロン若しくはポリプロピレンなどの化学繊維、動物繊維、植物繊維又はそれらを混合したものを用いることができる。
また、ブラシ束80は、下方に所定の角度をもってブラシ基部81に埴設されている。そして、ブラシ束80は、自走式掃除機1に取り付けられた状態において、床面と接触するように構成されており、その先端部が床面に沿って変形している。
ブラシ基部81の中央部には、筐体2の底面から突出する回転軸(不図示)が挿入される貫通孔82が形成されている。サイドブラシ8は、回転軸を貫通孔82に挿入した状態で、筐体2にネジ及びワッシャによって取り付けられる。
図5は、メインブラシ9の斜視図である。メインブラシ9は、ブラシ束9a及びブラシ束9aが埴設されるシャフト部9bを備えている。
ブラシ束9aは、ブラシ束80と同様に、可撓性のブラシ毛が束ねられたものである。ブラシ束9aは、シャフト部9bの外周面に螺旋状に埴設されている。なお、シャフト部9bには、ブラシ束9aに加えて、又は、ブラシ束9aに変えて可撓性のブレードが設けられてもよい。
シャフト部9bは、メインブラシ9の回転軸である。シャフト部9bの両端は、筐体2の吸込口に設けられ、メインブラシ9を回転可能に軸支する一対の軸支部とそれぞれ嵌合するように形成されている。
次に、充電台110の構造について説明する。
(充電台110の構造)
図6は、充電台110の斜視図である。充電台110は、自走式掃除機1のバッテリ7を充電するためのものである。なお、充電台110は、商用電源に接続されているが簡単のために図示を省略する。充電台110は、帰還信号送信部110a及び給電端子110bを備えている。
帰還信号送信部110aは、自走式掃除機1を充電台110に帰還させるための信号を送信するものである。帰還信号送信部110aは、帰還信号として充電台110の位置を示す信号を送信する。
給電端子110bは、自走式掃除機1の充電端子11と接触可能な位置に設けられている。自走式掃除機1の充電端子11が充電台110の給電端子110bと電気的に接続されると、充電台110が接続された商用電源からの電流が、自走式掃除機1に流れバッテリ7を充電することができる。
次に、自走式掃除機1の構成について説明する。
(自走式掃除機1の構成)
図7は、自走式掃除機1の主な構成を示すブロック図である。自走式掃除機1は、報知部12、記憶部101、制御部100、車輪駆動部50、ブラシ駆動部90、及び塵埃検知部61を備えている。
報知部12は、自走式掃除機1に発生した異常を、ユーザに対して報知するものである。報知部12は、例えば、スピーカなどから構成され、ユーザに対して音声で報知するもの又は、LED若しくは液晶表示装置などから構成され、該LEDの点灯・点滅若しくは該液晶表示装置の表示によってユーザに報知するものでもよい。また、自走式掃除機1がインターネット又は宅内のLAN(Local Area Network)などの通信網と接続されている場合には、報知部12は、該通信網を介して、例えば、外部のサーバ装置、又はユーザの携帯電話,スマートフォン若しくはPC(Personal Computer)などに自走式掃除機1の異常に関する情報を送信することで報知してもよい。
記憶部101は、後述する制御部100が実行する各種プログラム、並びに各種プログラムを実行する際に使用及び作成される各種データなどを記憶するものである。記憶部101は、例えば、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ又はHDD(Hard Disk Drive)などの不揮発性記憶装置及び作業領域を構成するRAM(Random Access Memory)などの揮発性記憶装置から構成されている。
制御部100は、記憶部101に記憶されたプログラム又はデータに基づいて、自走式掃除機1の各部を統括して制御するものである。プログラムが実行されることで、制御部100には、後述する塵埃量判定部100a及び床面判定部100bが構築される。ここで、制御部100は、本発明に係る制御手段の一例である。
車輪駆動部50は、駆動輪5を回転駆動するものである。車輪駆動部50は、例えば、モータ及びモータの回転を駆動輪5に伝達する動力伝達機構を備えている。
ブラシ駆動部90は、サイドブラシ8及びメインブラシ9を回転駆動するものである。駆動部90は、モータ、並びにベルト及びプーリなどのモータの回転をサイドブラシ8及びメインブラシ9に伝達する動力伝達機構を備えている。本実施形態の自走式掃除機1においては、モータの回転がメインブラシ9に伝達されてメインブラシ9が回転されるとともに、メインブラシ9の回転がさらにサイドブラシ8に伝達されてサイドブラシ8が回転される。
塵埃検知部61は、自走式掃除機1に吸引された気流に含まれる塵埃を検知するものである。ここで、塵埃検知部61は、本発明に係る塵埃検知手段の一例である。本実施形態においては、塵埃検知部61は、対向して配置された発光部61a及び受光部61bを備えてなり、受光部61bの出力の変化から塵埃を検知する光学式のセンサである。発光部61aとしては、例えば、赤外発光ダイオードを用いることができる。受光部61bとしては、例えば、フォトトランジスタを用いることができる。
また、塵埃検知部61は、増幅回路61c及びパルス発生回路61dをさらに備えている。増幅回路61cは、受光部61bからの出力を増幅する回路である。増幅回路61cとしては、例えば、電流−電圧変換回路を用いることができる。パルス発生回路61dは、増幅回路61cからの出力に応じてパルスを出力するものである。
制御部100の塵埃量判定部100aは、パルス発生回路61dから出力されるパルスの回数に基づいて、塵埃の多少を判定する。ここで、塵埃の多少の判定方法の具体例について、図8及び図9を併せて参照して説明する。
図8は、塵埃検知部61が塵埃を検知する原理の説明図であり、(a)は、発光部61aからの光が塵埃によって遮られていない場合、(b)は、発光部61aからの光が塵埃によって遮られた場合を示している。なお、dは、自走式掃除機1に吸引された塵埃を示しており、塵埃dは、図面より見て上方に吸引されるものとする。
(a)の場合、発光部61aからの光は塵埃dによって遮られていないので、受光部61bからの出力は略一定となっている。一方、(b)の場合、発光部61aからの光の一部が塵埃Dによって遮られる結果、受光部61bからの出力が減少することになる。すなわち、塵埃検知部61は、塵埃が発光部61a及び受光部61bの間を通過することによる受光部61bの出力の変化から塵埃を検知している。
図9は、パルス発生回路61dから出力されるパルスの一例を示す模式図である。ここで、塵埃が検知される毎に、パルスが発生する。(a)は、床面の塵埃が多いと判定される場合、(b)は、床面の塵埃が少ないと判定される場合である。
まず、塵埃量判定部100aは、パルスを検知した時点を開始点、該開始点から期間t2経過後の時点を終点とする期間t2におけるパルスの回数をカウントする。ここで、本実施形態においては、期間t2を所定の数に均等に分割した期間t1において複数のパルスが存在する場合には、該期間におけるパルスの回数を1回としてカウントしている。塵埃検知部61においては、細塵であっても感度良く検出するため、塵埃量としては微少であっても検出回数としては多く検出されてしまうことがある。上記のような方法により、パルスの回数をカウントすることによって、例えば吸引された塵埃に細塵が多く含まれている場合などにおいて、パルス回数が極端に大きくなることを防止し、塵埃の多少を適正に判定することができる。
次に、塵埃量判定部100aは、カウントしたパルス回数と、記憶部101に予め格納されているパルス回数の閾値とを比較することで塵埃の多少を判定する。塵埃量判定部100aは、カウントしたパルス回数が、記憶部101に予め格納されているパルス回数の閾値未満のとき、塵埃が少ないと判定する。一方、塵埃量判定部100aは、カウントしたパルス回数が、記憶部101に予め格納されているパルス回数の閾値以上のとき、塵埃が多いと判定する。
次に、自走式掃除機1の動作について説明する。
(自走式掃除機1の動作)
以下に示す動作は、自走式掃除機1の制御部100が、記憶部101に記憶されたプログラムを実行することでなされる。まず、自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験について説明する。
図10は、自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験のフローチャートである。なお、図10及びそれ以降で説明するフローチャートにおいて、「ステップ」を「S」で表す。また、文中でも「S」は、「ステップ」を表している。
自走式掃除機1は、掃除開始の指示を受けつけたときに塵埃検知部61の動作試験を開始する。掃除開始の指示は、例えば、ユーザが自走式掃除機1に設けられた操作パネル(不図示)を操作することや、リモコン(不図示)を操作することでなされる。また、掃除開始の指示は、予め設定されたタイマー運転の時刻の到来によってなされてもよい。
まず、制御部100は、塵埃検知部61を作動させる(S1)。次に、制御部100は、塵埃検知部61の発光部61aを所定のパターンにて点滅させるように制御する(S2)。そして、制御部100は、塵埃検知部61のパルス出力の有無を判定する(S3)。
S3においてパルス出力があった場合(S4で「YES」の場合)、制御部100は、塵埃検知部61の動作試験を終了する。その後、自走式掃除機1は、所定の掃除運転を実行する。
一方、S3においてパルス出力が無かった場合(S4で「NO」の場合)、制御部100は、塵埃検知部61に異常があると判定するとともに、塵埃検知部61の異常に関する情報を記憶部101に格納する。ここで、塵埃検知部61の異常に関する情報は、例えば、異常が検知されたことを示す情報及び異常が検知された時刻などである。その後、自走式掃除機1は、所定の掃除運転を実行する。次に、自走式掃除機1が実行する掃除運転について説明する。
図11は、自走式掃除機1が実行する掃除運転のフローチャートである。本実施形態に係る掃除運転は、自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験の終了後に実行される。
掃除運転が開始されると、制御部100は、第1の掃除モードを開始するように、自走式掃除機1の各構成を制御する(S11)。具体的には、制御部100は、電動送風機4を駆動して自走式掃除機1の内部に負圧を発生させて床面の塵埃を吸引する気流を発生させるとともに、車輪駆動部50を制御して駆動輪5にて所定の走行パターンを走行させる。また、制御部100は、ブラシ駆動部90を制御して、メインブラシ9及びサイドブラシ8を回転駆動させる。
次に、制御部100の塵埃量判定部100aは、床面の塵埃の多少を判定する(S12)。具体的には、制御部100は、塵埃検知部61によって塵埃を検知させ、塵埃検知部61から出力されたパルス回数と、記憶部101に予め格納されているパルス回数の閾値とを比較することで塵埃の多少を判定する。
塵埃が多いと判定された場合(S13で「YES」の場合)、制御部100は、第2の掃除モードを実行するように、自走式掃除機1の各構成を制御する(S14)。ここで、第2の掃除モードは、塵埃が多いと判定された場所を念入りに掃除するモードである。
塵埃が少ないと判定された場合(S13で「NO」の場合)、及び第2の掃除モードを終了した場合、制御部100は、掃除運転を終了するか否かを判断する(S15)。ここで、制御部100は、例えば掃除運転の開始から所定の時間が経過した場合に、掃除運転を終了すると判断する。また、制御部100は、バッテリ7の残量が所定の値以下になった場合に、掃除運転を終了すると判断してもよい。また、制御部100は、ユーザからの掃除運転終了の指示を受け付けた場合に、掃除運転を終了すると判断してもよい。
掃除運転を終了するとした場合(S15で「YES」の場合)、制御部100は、充電台110に帰還するように自走式掃除機1の各構成を制御する(S16)。掃除運転を終了しないとした場合(S15で「NO」の場合)、S11に戻って第1の掃除モードにて掃除運転を続行する。
充電台110に帰還した後、制御部100は、直前の動作試験における塵埃検知部61の異常に関する情報が記憶部101に格納されているか否かを判定する(S17)。
そして、塵埃検知部61の異常に関する情報が格納されている場合(S17で「YES」の場合)には、制御部100は、塵埃検知部61に異常がある旨を、報知部12によってユーザに報知する(S18)。その後、制御部100は、掃除運転を終了する。他方、塵埃検知部61の異常に関する情報が格納されていない場合(S17で「NO」の場合)には、制御部100は、掃除運転を終了する。
報知部12による報知は、例えば、「ゴミセンサが汚れています」とスピーカから音声出力してなされる。また、報知部12による報知は、「ゴミセンサを掃除してください」など、塵埃検知部61の掃除を促すものでもよい。なお、報知部12による報知は、ユーザからの所定の操作を待ってから行うこととしてもよい。ここで、ユーザからの所定の操作は、例えば、自走式掃除機1の操作部のボタン操作、又はリモコンによる指示の受付などである。
次に、第2の掃除モードの具体例について説明する。
i)塵埃が多いと判定された領域を繰り返し掃除する
図12は、第2の掃除モードの一例を示す説明図であり、(a)は、自走式掃除機1が1度目の掃除を行ったところ、(b)は、自走式掃除機1が2度目の掃除を行ったところ、(c)は、自走式掃除機1が3度目の掃除を行ったところを示している。ここで、Dは、塵埃の多い領域を示している。なお、図12においては、3度目の掃除において塵埃が除去されるように模式的に図示しているが、実際には、複数回の掃除の度に床面の塵埃が減少するものである。
塵埃が多いと判定された場合、制御部100は、次に塵埃が少ないと判定された地点まで1度目の掃除を行った後(図12(a)の状態)、その場で反転して、同じ領域をもう一度掃除するように自走式掃除機1を制御する。次に、塵埃の多い領域の2度目の掃除を行った後(図12(b)の状態)、その場で反転して、同じ領域をさらにもう一度掃除するように自走式掃除機1を制御する。そして、同じ領域について3度掃除を行った後(図12(c)の状態)、制御部100は、第1の掃除モードにて掃除運転の続きを行うように自走式掃除機1を制御する。
なお、上述の例では、最初に塵埃が多いと判定された地点から次に塵埃が少ないと判定された地点までの領域について、繰り返し掃除を行う場合について説明したがこれだけに限定されない。例えば、最初に塵埃が多いと判定された地点から所定の距離までの領域について、繰り返し掃除を行ってもよい。
また、上述の例では、繰り返し3度掃除を行うこととしているが、繰り返し掃除を行う回数は適宜選択することができる。ここで、繰り返し掃除を行う回数を3度や、5度などの奇数回とした場合には、第2掃除モードを開始した地点の続きから掃除を続行することができる。
ii)塵埃が多いと判定された地点の周囲の掃除を行う
図13は、第2の掃除モードの他の一例を示す説明図であり、(a)は、自走式掃除機1が塵埃が多いと判定したところ、(b)は、自走式掃除機1が第2の掃除モードを実行しているところ、(c)は、自走式掃除機1が第2の掃除モードを終了したところを示している。
塵埃が多いと判定された場合(図13(a)の状態)、制御部100は、塵埃が多いと判定された地点の周囲を、所定の走行パターンにて走行させて掃除運転を行うように自走式掃除機1を制御する(図13(b)の状態)。そして、所定の走行パターンにて掃除を終了した後(図13(c)の状態)、制御部100は、第1の掃除モードにて掃除運転の続きを行うように自走式掃除機1を制御する。
なお、上述の例では、所定の走行パターンは、平面視で螺旋状となるものであるがこれだけに限定されない。走行パターンは、例えば、ジグザグに走行するものでもよい。
iii)電動送風機4の回転数などを変化させて掃除を行う
塵埃が多いと判定された場合、制御部100は、電動送風機4の回転数を大きくして掃除を行うように自走式掃除機1を制御する。電動送風機4の回転数を大きくすることで、自走式掃除機1内部により強い負圧を発生させてより強い吸引力にて塵埃を吸引することができる。
なお、電動送風機4の回転数の変化に変えて、又は電動送風機4の回転数の変化とともに、例えばメインブラシ9、サイドブラシ8及び/又は駆動輪5の回転数を変化させてもよい。メインブラシ9又はサイドブラシ8の回転数を大きくした場合、ブラシの回転によってより多くの塵埃を掻き出したり、掃き寄せたりすることができ、掃除能力が向上する。駆動輪5の回転数を小さくした場合、塵埃の多い領域を時間をかけて掃除することができ、掃除能力が向上する。
iv)i〜iiiの掃除モードを組み合せて実施する
塵埃が多いと判定された場合、制御部100は、上記i〜iiiの掃除モードを適宜組み合わせて実施することができる。
また、上述したように塵埃検知部61によって塵埃が検知されてから第2の掃除モードに切り替わるまでの間には、少なくともt2の期間が必要である。その時間差を解消するために、制御部100は、第2の掃除モードに切り替える前に、又は切り替えた後に、所定の距離だけ後退し、その後再度前進して第2の掃除モードを実行するように制御してもよい。
以上説明した塵埃検知部61の動作試験において異常が検知された場合、自走式掃除機1の吸気路60に塵埃若しくは異物が存在しており、塵埃検知部61の発光部61aからの光が遮られているか、又は、塵埃検知部61の受光部61bに汚れなどが付着しており、発光部61aからの光が検知されないことが予想される。そして、当該場合には、実際には吸引した塵埃が少ないときでも、発光部61aからの光が検知されないので、制御部100の塵埃量判定部100aは、塵埃検知部61からの出力に基づいて床面の塵埃が多いと誤判定する。その結果、上述のS12における塵埃量の判定において、実際の塵埃量の多少に関わらず塵埃が多いと判定され、不必要に第2の掃除モードが実行されることが考えられる。
ここで、直前の塵埃検知部61の動作試験にて異常が検知された場合に、例えば、ユーザに塵埃検知部61の異常を報知して塵埃検知部61のメンテナンスを促すとともに、塵埃検知部61のメンテナンスがなされるまでは、塵埃の多少によって掃除モードの変更を行わず、常に第1の掃除モードにて掃除を行うこととすることが考えられる。
しかしながら、自走式掃除機は、ユーザによらず自律的に床面を掃除するものであることから、ユーザが、長期間、塵埃検知部61の異常に気付かない場合も考えられ、その場合には、長期間に渡って、塵埃の多少による掃除モードの変更が行われないので、掃除の効率が低下したままとなってしまう。
また、自走式掃除機1は、延長管及び延長ホースを備えた所謂キャニスタ型の掃除機に比べて、通常、塵埃検知部61を設ける場所に制約があり、吸気路60内部に残存する塵埃又は異物の影響を受けやすいので、塵埃検知部61の異常が頻繁に検知された場合には、第2の掃除モードが全く機能しないこととなる。
さらに、塵埃検知部61の動作試験のときに、吸気路60に塵埃又は異物が存在していても、その後の掃除運転において、電動送風機4による吸引気流、及び/又はメインブラシ9が回転駆動することで吸引路60の塵埃又は異物が取り除かれることも考えられる。
すなわち、直前の塵埃検知部61の動作試験にて異常が検知された場合にも、その後の掃除運転において、塵埃の多少による掃除モードの切り替えを行うことが好ましい。そして、所定のタイミングにて、塵埃検知部61に異常がある旨をユーザに報知することとし、ユーザに塵埃検知部61のメンテナンスを促し、可及的速やかに塵埃検知部61の異常を解消するようにすればよい。
塵埃検知部61のメンテナンスとしては、例えば、吸込口カバー91及びメインブラシ9を筐体2から取り外した後、吸気路60に残存する塵埃又は異物を取り除くことが考えられる。また、塵埃検知部61のメンテナンスの他の例として、メインブラシ9に絡まった、髪の毛などのゴミを取り除くことが考えられる。また、塵埃検知部61の受光部61bに汚れなどが付着している場合には、受光部61bを掃除して付着した汚れなどを取り除くことが考えられる。
[実施形態2]
本発明の実施形態2に係る自走式掃除機1について、図面を参照して説明する。本発明に係る自走式掃除機1は、塵埃検知手段の掃除運転を行う点で上述の実施形態と異なる。なお、実施形態1で説明した構成要素については、実施形態1と同じ機能を有するものとし、特に記載する場合を除いて説明を省略する。
図14は、自走式掃除機1が実行する塵埃検知部61の動作試験のフローチャートである。制御部100は、塵埃検知部61の動作試験を行う前に、塵埃検知部61の掃除運転を行うように自走式掃除機1の各構成を制御する。その後、制御部100は、図10に示した実施形態1の場合と同様にS1〜S5の手順で塵埃検知部61の動作試験を行う。
塵埃検知部61の掃除運転の具体例について説明する。
i)電動送風機4を所定時間駆動させる
制御部100は、電動送風機4を所定時間駆動させることで吸気路60に残存する塵埃又は異物を取り除くことができる。このとき、制御部100は、通常の掃除運転のときよりも高い回転数にて、電動送風機4を駆動させてもよい。このように制御することによって、通常の掃除運転のときよりも強い負圧を筐体2内部に発生させることができ、吸気路60に残存する塵埃又は異物を集塵部6内に導くことができる。
ii)メインブラシ9を所定時間回転駆動させる
制御部100は、メインブラシ9を所定時間回転駆動させるようにブラシ駆動部90を制御することで、メインブラシ9に絡まったまま、吸気路60に残存する塵埃又は異物を取り除くことができる。このとき、制御部100は、メインブラシ9を通常の掃除運転のときと反対に回転させるように制御してもよい。このように制御することによって、メインブラシ9に絡まった塵埃又は異物を効果的に取り除くことができる。
iii)i及びiiの塵埃検知部61の掃除運転を組み合せて実施する
制御部100は、電動送風機4及びメインブラシ9を適宜組み合わせて駆動させるように制御することで、吸気路60に残存する塵埃又は異物を取り除くことができる。このように塵埃検知部61の掃除運転を実施した場合には、相乗効果により、塵埃検知部61の掃除運転の効率が向上する。
なお、本実施形態においては、塵埃検知部61の掃除運転を、塵埃検知部61の動作試験を行う前に実施する場合について説明したがそれだけに限定されない。塵埃検知部61の掃除運転は、例えば、塵埃検知部61の動作試験を行った結果、塵埃検知部61に異常があると判定された場合に実施してもよい。
[実施形態3]
本発明の実施形態3に係る自走式掃除機1aについて、図面を参照して説明する。本実施形態に係る自走式掃除機1aは、自走式掃除機1aの周囲に存在する人を検知する人検知手段を備え、人検知手段によって人が検知されたときに塵埃検知手段の異常を報知する点で上述の実施形態と異なる。なお、実施形態1で説明した構成要素については、実施形態1と同じ機能を有するものとし、特に記載する場合を除いて説明を省略する。
図15は、自走式掃除機1aの主な構成を示すブロック図である。
自走式掃除機1aは、人検知部13をさらに備えている。人検知部13は、自走式掃除機1aの周囲に存在する人を検知するものである。人検知部13としては、適宜公知の人検知手段を利用することが可能である。人検知部13は、例えば、赤外線の受光部を備え、人から放射される赤外線を検知することで人を検知するものである。また、人検知部13は、人の振動や音声を検知することで人を検知してもよい。また、人検知部13は、カメラ及び該カメラによって撮像した撮像画像の解析部を備え、公知の画像認識技術を用いて人を検知するものでもよい。人検知部13による検出結果は、制御部100に出力される。
自走式掃除機1aは、直前の塵埃検知部61の動作試験において異常が検知された場合、その後に実施される掃除運転及び/又は掃除運転の終了後において、人検知部13を起動させ、自走式掃除機1aの周囲に存在する人を検知させる。そして、自走式掃除機1aの周囲に存在する人が検出されたときに、制御部100は、もし掃除運転中であれば掃除運転を一時中断して、報知部12によって、塵埃検知部61に異常がある旨を、ユーザに報知する。掃除終了後であれば、自走式掃除機1aの周囲に存在する人が検出されたタイミングにて、塵埃検知部61に異常がある旨を報知すればよい。
[実施形態4]
本発明の実施形態4に係る自走式掃除機1について、図面を参照して説明する。本実施形態に係る自走式掃除機1は、直前の塵埃検知部手段の動作試験における異常の有無に応じて、異なった第2の掃除運転を実施する点で上述の実施形態と異なる。なお、実施形態1で説明した構成要素については、実施形態1と同じ機能を有するものとし、特に記載する場合を除いて説明を省略する。
図16は、自走式掃除機1が実施する第2の掃除モードの一例を示すテーブルである。ここで、C1は、直前の塵埃検知部61の動作試験において異常ありと判定された場合、C2は、異常なしと判定された場合である。
直前の塵埃検知部61の動作試験において異常ありと判定された場合、制御部100は、電動送風機4の回転数を第1の掃除モードのときよりも高くする強運転で駆動させて、第2の掃除モードを実行する。
他方、直前の塵埃検知部61の動作試験において異常なしと判定された場合、制御部100は、電動送風機4の回転数を第1の掃除モードのときよりも高くする強運転で駆動させるとともに、塵埃が多いと判定された領域を繰り返し掃除して、第2の掃除モードを実行する。
すなわち、前述したように、直前の塵埃検知部61の動作試験において異常ありと判定された場合には、実際の塵埃量の多少に関わらず塵埃が多いと判定され、不必要に第2の掃除モードが実行されることが考えられるので、掃除効率を低下させないように、繰り返し掃除を行わないこととしている。
(その他の実施形態)
上述の実施形態においては、塵埃検知部61として、対向して配置された発光部61a及び受光部61bを備えてなり、受光部61bの出力の変化から塵埃を検知する光学式のセンサを用いたものについて説明したが、それだけに限定されない。例えば、塵埃検知部61は、床面を撮像するカメラを備えてなり、該カメラによって撮像した床面の画像を解析することで床面の塵埃の多少を判定するものでもよい。この場合にも、例えばカメラのレンズに汚れなどが付着したときは、塵埃検知の異常が発生することが考えられる。(実施形態5)
上述の実施形態において、制御部100と記憶部101の全部または要部を含む制御基板10をユニット化して流通させ、本体に組み込むことで完成品として製造するようにしてもよい。(実施形態6)
また、自走式掃除機1の制御部100の少なくとも一部は、集積回路上に形成された論理回路によってハードウェアとして構成してもよいし、CPU(Central Processing Unit)などを用いてソフトウェアによって実現してもよい。(実施形態7)
ソフトウェアによって実現する場合は、自走式掃除機1は、各機能を実現する制御プログラムの命令を実行するCPU、上記プログラムを格納したROM、上記プログラムを展開するRAM、プログラム及び各種データを格納するメモリ等の記憶装置(記録媒体)などを備えている。そして、本発明の目的は、上述した機能を実現するソフトウェアである自走式掃除機1の制御プログラムのプログラムコードをコンピュータで読み取り可能に記録した記録媒体を、自走式掃除機1に供給し、そのコンピュータが記録媒体に記録されているプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成可能である。(実施形態8)
記録媒体としては、適宜用いることができる。記録媒体は、例えば、磁気テープやカセットテープ等のテープ類、フロッピー(登録商標)ディスク/ハードディスク等の磁気ディスクやCD−ROM/MO/MD/DVD/CD−R等の光ディスクを含むディスク類、ICカード(メモリカードを含む)/光カード等のカード類、あるいはマスクROM/EPROM(Erasable Programmable Read Only Memory)/EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)/フラッシュROM等の半導体メモリ類、PLD(Programmable logic device)等の論理回路類などを用いることができる。
また、自走式掃除機1を通信ネットワークと接続可能に構成し、上記プログラムコードを、通信ネットワークを介して供給してもよい。この通信ネットワークとしては、特に限定されず、例えば、インターネット、イントラネット、エキストラネット、LAN、ISDN(Integrated Services Digital Network)、VAN(value added network)、CATV通信網、仮想専用網(virtual private network)、電話回線網、移動体通信網、衛星通信網等が利用可能である。また、通信ネットワークを構成する伝送媒体としては、特に限定されず、例えば、IEEE1393、USB(Universal Serial Bus)、電力線搬送、ケーブルTV回線、電話線、ADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)回線等の有線でも、IrDAやリモコンのような赤外線、Bluetooth(登録商標)、IEEE802.11無線、HDR(High Data Rate)、NFC(Near Field Communication)、DLNA(Digital Living Network Alliance)、携帯電話網、衛星回線、地上波デジタル網等の無線でも利用可能である。
[まとめ]
以上説明したように、自走式掃除機は、筐体を走行させる走行手段と、床面の塵埃を筐体内部に吸引するための気流を発生させる送風手段と、床面の塵埃を検知する塵埃検知手段と、塵埃検知手段の異常を所定のタイミングにて報知する報知手段と、塵埃検知手段の異常の有無にかかわらず、塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えるように走行手段及び/又は送風手段を制御する制御手段とを備えている。
このように自走式掃除機を構成することによって、塵埃検知手段に異常が検知された場合にも掃除効率の低下を防止するとともに、塵埃検知部の異常を、適切なタイミングにて、ユーザに報知することが可能な自走式掃除機を実現できる。
また、自走式掃除機は、床面を掃いて掃除するためのブラシ手段をさらに備え、制御部は、塵埃検知手段の掃除運転を行うように送風手段及び/又はブラシ手段を制御してもよい。
このように自走式掃除機を構成することによって、吸引路に塵埃及び異物が残存している場合にもそれらを取り除くことができ、塵埃検知手段の異常が検知される頻度を低減することができる。
また、自走式掃除機は、自走式掃除機に電力を供給するバッテリをさらに備えており、所定のタイミングは、自走式掃除機がバッテリの充電場所に帰還した後としてもよい。
このように自走式掃除機を構成することによって、塵埃検知手段に異常が検知された場合にも塵埃検知手段の検出結果に応じて掃除モードを切り替えるように制御して掃除運転を終了させることができる。
自走式掃除機は、自走式掃除機の周囲に存在する人を検知する人検知手段をさらに備えており、所定のタイミングは、人検知手段によって人が検知されたときとしてもよい。
このように自走式掃除機を構成することによって、自走式掃除機の周囲に人が存在するタイミングにて、塵埃検知手段の異常を報知することができる。
制御部は、塵埃検知手段の検出結果に応じて、第1の掃除モードと、該第1の掃除モードよりも念入りに掃除を行う複数の第2の掃除モードとを切り替えるものであり、塵埃検知手段に異常が検知されたか否かに応じて、異なった第2の掃除モードを実行してもよい。
このように自走式掃除機を構成することによって、塵埃検知手段に異常が検知された場合には、例えば、第2の掃除モードにおいて繰り返し掃除を行わないなど、塵埃検知手段に異常があっても掃除効率を低下させない第2の掃除モードにて掃除を行わせることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均などの意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明に係る自走式掃除機は、走行手段を備えた自走式掃除機に広く利用可能である。
1、1a 自走式掃除機
2 筐体
2a 蓋部
2b 排気口
3 信号受信部
4 電動送風機(送風手段)
5 駆動輪(走行手段)
50 車輪駆動部(走行手段)
6 集塵部
7 バッテリ
8 サイドブラシ(ブラシ手段)
9 メインブラシ(ブラシ手段)
90 ブラシ駆動部
91 吸込口カバー
10 制御基板
11 充電端子
61 塵埃検知部(塵埃検知手段)
61a 発光部
61b 受光部
61c 増幅回路
61d パルス発生回路
100 制御部(制御手段)
100a 塵埃量判定部

Claims (5)

  1. 筐体を走行させる走行手段と、
    床面の塵埃を前記筐体内部に吸引するための気流を発生させる送風手段と、
    床面の塵埃を検知する塵埃検知手段と、
    前記塵埃検知手段の異常を所定のタイミングにて報知する報知手段と、
    前記塵埃検知手段の異常の有無にかかわらず、前記塵埃検知手段の検出結果に応じて、掃除モードを切り替えるように前記走行手段及び/又は前記送風手段を制御する制御手段とを備えている
    自走式掃除機。
  2. 前記自走式掃除機は、床面を掃いて掃除するためのブラシ手段をさらに備え、
    前記制御部は、前記塵埃検知手段の掃除運転を行うように前記送風手段及び/又は前記ブラシ手段を制御する
    請求項1に記載の自走式掃除機。
  3. 前記自走式掃除機は、前記自走式掃除機に電力を供給するバッテリをさらに備えており、
    前記所定のタイミングは、前記自走式掃除機が前記バッテリの充電場所に帰還した後である
    請求項1又は2に記載の自走式掃除機。
  4. 前記自走式掃除機は、自走式掃除機の周囲に存在する人を検知する人検知手段をさらに備えており、
    前記所定のタイミングは、前記人検知手段によって人が検知されたときである
    請求項1または2に記載の自走式掃除機。
  5. 前記制御部は、
    前記塵埃検知手段の検出結果に応じて、第1の掃除モードと、該第1の掃除モードよりも念入りに掃除を行う複数の第2の掃除モードとを切り替えるものであり、
    前記塵埃検知手段に異常が検知されたか否かに応じて、異なった前記第2の掃除モードを実行する
    請求項1から4のいずれか1に記載の自走式掃除機。
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