JP2014237221A - 繊維強化プラスチック部材の成形方法及び成形装置 - Google Patents

繊維強化プラスチック部材の成形方法及び成形装置 Download PDF

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Abstract

【課題】プレッシャープレートの製作コストを抑えることで、繊維強化プラスチック部材の製造コストを低減できる成形方法を提供する。【解決手段】成形型1とバッグフィルム6の間に形成される成形空間S内に強化繊維基材2を配置した後に、成形空間Sの内部を減圧するとともに、強化繊維基材2に含まれる樹脂組成物Rを硬化させる繊維強化プラスチック部材の成形方法であって、強化繊維基材2とバッグフィルム6の間に、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレート5を配置することを特徴とする。プレッシャープレート5は、成形空間Sの内部を減圧している間、強化繊維基材2の形状に倣って弾性変形し、樹脂組成物Rの硬化後に、減圧を開放し、バッグフィルム6を取り除くと、当初の偏平な形状に復元する。【選択図】図2

Description

本発明は、繊維強化プラスチック部材の成形方法及び成形装置に関する。
繊維強化プラスチック(FRP;Fiber Reinforced Plastics)は、軽量かつ、機械的強度に優れているため、航空機、風車ブレード、自動車、船舶、鉄道車両等の構造部材に使用されている。
繊維強化プラスチック部材を成形する方法の一つとして、例えば特許文献1に示される真空補助樹脂注入成形法(VaRTM;Vacuum assisted Resin Transfer Molding)が知られている。
VaRTM法は、成形型に配置した繊維基材を被覆材であるバッグフィルムで覆った後、バッグフィルム内を所定の真空度にまで減圧させることでバッグフィルムの内側に樹脂を注入し、繊維基材に含浸した樹脂を加熱して硬化させる方法である。VaRTM法は、バッグフィルムで覆われたプリプレグをオートクレーブの中で加圧するとともに加熱硬化するオートクレーブ成形法に比べて、低コストで繊維強化プラスチック部材を成形できる。
VaRTM法において、バッグフィルムと繊維基材の間にプレッシャープレートを介在させることがある。プレッシャープレートは、バッグフィルムと対向する繊維強化プラスチック部材の表面を平滑にするために設けられる。成形される繊維強化プラスチック部材が平坦な場合には、プレッシャープレートは平坦な板状の金属材料を用いればよい。しかし、繊維強化プラスチック部材の断面形状が例えば円弧状である場合には、図4に示すように、成形型200の繊維強化プラスチック部材205と対向する成形面201を円弧状に形成するとともに、プレッシャープレート202の繊維強化プラスチック部材205と対向する成形面203を円弧状に形成していた。
特許第4805375号公報
プレッシャープレート202の成形面203は、従来、冷間圧延材などを切削加工により削り出しで形成されていた。また、繊維強化プラスチック部材205の断面形状に応じた成形面203を有するプレッシャープレート202を作製しなければならないために、断面形状が異なる繊維強化プラスチック部材205にそれぞれ対応するプレッシャープレート202を用意する必要があった。したがって、削り出しによって製造されるプレッシャープレート202は高価なものとなり、VaRTM法による繊維強化プラスチック部材205の製造コスト低減の妨げとなる。
本発明は、このような課題に基づいてなされたもので、プレッシャープレートの製作コストを抑えることで、繊維強化プラスチック部材の製造コストを低減できる繊維強化プラスチック部材の成形方法を提供することを目的とする。
本発明の繊維強化プラスチック部材の成形方法は、成形型と被覆材の間に形成される成形空間内に、成形型と対向して繊維強化プラスチック素材を配置するとともに、繊維強化プラスチック基材と被覆材の間に、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートを配置する工程と、成形空間に成形負荷を与える工程と、繊維強化プラスチック素材に含まれる樹脂組成物を硬化させる工程と、を備えることを特徴としている。
本発明の成形方法は、プレッシャープレートをばね用鋼から構成するので、プレッシャープレートを偏平に形成したとしても、成形空間の内部に成形負荷を与えている間、繊維強化プラスチック素材の形状に倣って弾性変形し、樹脂組成物の硬化後に、成形負荷を開放し、被覆材を取り除くと、当初の偏平な形状に復元することができる。しかも、プレッシャープレートが偏平であるから、形状の異なる複数種の繊維強化プラスチック素材に対して、1枚のプレッシャープレートを共通に用いることができる。このように、本発明によると、削り出し加工の必要がない偏平なプレッシャープレートを、異なる複数種の繊維強化プラスチック素材に共通に用いることができるので、プレッシャープレートの製作・維持管理コストを低減することで、繊維強化プラスチック部材の製造コストを低減できる。
本発明の成形方法は、前述したVaRTM法に限らず、オートクレーブ成形法にも適用できる。
VaRTM法は、繊維強化プラスチック素材としての強化繊維基材を成形型に載せる配置工程と、成形型に載せられた強化繊維基材を被覆材で覆う被覆工程と、成形負荷として成形空間の内部を減圧する減圧工程と、減圧された成形空間内に流動状態にある樹脂組成物を供給し、強化繊維基材に含浸させる樹脂含浸工程と、樹脂組成物を加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、を備えるが、被覆工程において、強化繊維基材と被覆材の間に、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートを配置することになる。
また、オートクレーブ成形法は、繊維強化プラスチック素材として、繊維基材とマトリクス樹脂組成物を含むプリプレグを成形型に載せる配置工程と、成形型に載せられたプリプレグを被覆材で覆う被覆工程と、成形空間の内部を減圧して排気する減圧工程と、成形負荷として被覆材を介して成形空間の内部を加圧するとともに、プリブレグ材の樹脂組成物を加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、備えるが、被覆工程において、プリプレグと被覆材の間に、プレッシャープレートを配置することになる。
本発明において、プレッシャープレートを構成するばね用鋼は、耐力が500N/mm以上、硬さが300Hv以上、縦弾性係数が180×10N/mm以上の少なくとも1つの機械的特性を有するステンレス鋼からなることが好ましい。
また、本発明は、成形型と、成形型と対向して配置される繊維強化プラスチック素材を覆う被覆材と、繊維強化プラスチック素材と被覆材の間に配置される、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートと、を備える、ことを特徴とする繊維強化プラスチック部材の製造装置が提供される。
本発明によれば、削り出し加工の必要がない偏平なプレッシャープレートを、異なる複数種の繊維強化プラスチック素材に共通に用いることができるので、プレッシャープレートの製作コストを低減することで、繊維強化プラスチック部材の製造コストを低減できる。
VaRTM法を適用した本実施形態の成形方法を説明する図である。 本実施形態における、プレッシャープレートの変形履歴を示し、図1(a)のX−X線断面(横断面)について、成形型1、強化繊維基材2及びプレッシャープレート5のみを示す図である。 本実施形態の適用例を示し、図2と同様の断面を示す図である。 従来のプレッシャープレートを用いた成形法を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
本実施形態は、本発明にVaRTM法を適用した例に関するものである。
はじめに、図1を参照して、本実施の形態により成形される繊維強化プラスチック部材及びその成形方法の要旨について説明する。
図1(c)に示すように、成形される繊維強化プラスチック部材100は、強化繊維基材110と強化繊維基材110に含浸されたマトリックス樹脂120とからなる。強化繊維基材110を構成する繊維には、例えば、炭素繊維、アラミド繊維、ガラス繊維等の公知の任意の繊維を用いることができる。
マトリックス樹脂120を構成する樹脂組成物Rとしては、例えば、不飽和ポリエステル、エポキシ樹脂、ポリアミド樹脂、フェノール樹脂等の加熱することで硬化される熱硬化性樹脂を組成するものであってもよいし、ナイロン,ポリエチレン,ポリスチレン,ポリ塩化ビニル,ポリブチレンテレフタレート等に代表される熱可塑性樹脂を組成するものであってもよい。
本発明により形成される繊維強化プラスチック部材100の形状は任意であり、ここでは横断面が矩形の板状部材の例を示しているが、例えば、C字状の断面、T字状の断面など、種々の形態に適用することができる。ただし、後述するプレッシャープレート5を用いて成形することが前提となる。
次に、繊維強化プラスチック部材100を成形する手順を、図1に加え、図2を参照して説明する。[配置・被覆ステップ]
図1(a)に示すように、成形型1の上にシート状の強化繊維基材2を重ねて配置する。また、強化繊維基材2の上に離型シート3、離型シート3の上にパスメディア4をこの順で配置し、さらに、パスメディア4の上にプレッシャープレート5を配置する。その後、強化繊維機材2,離形シート3,パスメディア4およびプレッシャープレート5をバッグフィルム6で覆う。バッグフィルム6の周縁と成形型1の上面の間にシール部材11を設けることにより、密閉された成形空間Sがバッグフィルム6と成形型1の間に形成され、強化繊維基材2、離型シート3、パスメディア4及びプレッシャープレート5は、この成形空間Sに配置される。バッグフィルム6は吸引口7及び注入口8を備えており、吸引口7は真空ポンプ9に接続され、注入口8は液状の樹脂組成物Rが貯留される貯留槽10に接続されている。ここで、「組成物」との表現は、未だ硬化されていない状態を特定する際に用い、すでに硬化されている場合の「樹脂」と区別する。
成形型1は、鉄系の金属材料、例えばJIS SUS304などのステンレス鋼から構成される。もっとも、その機能を発揮する限り、成形型1を構成する材質は任意である。成形型1は、図2(a)に示すように、強化繊維基材2が載置され、繊維強化プラスチック部材100(繊維基材2)の形状を成形する成形面1aが円弧状に窪んでいる。この成形面1aは、作製したい繊維強化プラスチック部材100の横断面形状に対応している。なお、図2は、説明を理解しやすくするために、離型シート3及びパスメディア4の記載を省略している。
離型シート3は、繊維強化プラスチック部材100の表面性状を滑らかに整えるとともに、パスメディア4及びそれよりも上層に位置するプレッシャープレート5、バッグフィルム6を、成形された繊維強化プラスチック部材100から剥離するために設けられる。離型シート3は、成形空間Sの内部に注入される樹脂組成物Rが透過可能で、かつ平面が滑らかな素材で構成される。
パスメディア4は、注入された樹脂組成物Rを成形空間Sに行き渡らせる流路として機能する。パスメディア4は、メッシュ状のシートから構成される。
プレッシャープレート5は、本実施形態の特徴部分であり、ばね性を備えるステンレス鋼から構成される。プレッシャープレート5は、図2(a)に示すように、外力が加わらない自由状態では、偏平な板状をなしているが、ばね性を備えているために、外力が加わったときに弾性変形する範囲(変形能)が大きく、かつ、外力を解除したときに偏平板状に容易に復元される。
[減圧・樹脂含浸ステップ]
バッグフィルム6と成形型1の間に成形空間Sを形成したのち、図1(b)に示すように、真空ポンプ9を駆動させて吸引口7から吸引し、成形空間Sを減圧する。成形空間Sの内部に配置される強化繊維基材2には、成形空間S内の圧力とバッグフィルム6の外部の大気圧との差分の圧力(成形負荷)がプレッシャープレート5を介して作用する。したがって、図2(b)に示すように、強化繊維基材2が成形型1の成形面1aに倣って横断面が円弧状に変形するとともに、ばね性を有するプレッシャープレート5が円弧状に変形する。
また、成形空間Sを減圧すると、注入口8には貯留槽10が接続されているので、注入口8を介して減圧下の成形空間Sの内部に貯留層10内の液状の樹脂組成物Rが注入される。成形空間Sに注入された樹脂組成物Rは、パスメディア4及び離型シート3を順に通過して、強化繊維基材2に含浸される。
[樹脂硬化ステップ]
必要な量の樹脂組成物Rが強化繊維基材2に含浸されたならば、含浸された樹脂組成物Rを硬化させる。樹脂組成物Rが熱硬化性樹脂である場合、成形空間Sを加熱することで硬化させる。なお、樹脂組成物Rの硬化工程においても、成形空間Sを減圧に維持することが好ましい。樹脂組成物Rを加熱するために、任意の加熱装置を用いることができる。例えば、ヒーターを内蔵するマットをバッグフィルム6の上に載せて樹脂組成物Rを加熱することができる。
樹脂組成物Rが硬化した後、減圧及び加熱を解除する。そして、吸引口7と真空ポンプ9の接続及び注入口8と貯留槽10の接続を各々解除したのち、離型シート3を硬化した繊維強化プラスチック部材100から剥離し、パスメディア4、プレッシャープレート5及びバッグフィルム6を取り外す。その後、成形を終えた繊維強化プラスチック部材100を成形型1から取り出す。
以上で、繊維強化プラスチック部材100の一連の成形工程が終了する。
[プレッシャープレートの変形履歴]
次に、以上説明した繊維強化プラスチック部材100の成形過程におけるプレッシャープレート5の変形の履歴を説明する。
図2(a)に示すように、プレッシャープレート5は、外力が加わらない自由状態で偏平である。しかし、強化繊維基材2の上に配置された後に、成形空間Sが減圧されると、図2(b)に示すように、プレッシャープレート5は、成形型1の成形面1aに倣って円弧状に変形する。この円弧状の変形を維持したままで、強化繊維基材2に含浸された樹脂組成物Rの加熱、硬化がなされる。樹脂組成物Rの硬化後に、成形空間Sの減圧を止めると、図2(c)に示すように、プレッシャープレート5は、再び外力の加わらない自由状態となり、円弧状から偏平な形状に復元する。
このように、プレッシャープレート5がばね性を有するステンレス鋼から構成されているために、円弧状の横断面を有する繊維強化プラスチック部材100を成形するのに、偏平なプレッシャープレート5を用いることができる。すなわち、材料に切削加工を施すことなく偏平な板材をそのままプレッシャープレート5として使用することができるので、プレッシャープレート5の製作コストを低減することができる。
また、レッシャープレート5は、偏平な形状に容易に復元するので、その後に行なわれる繊維強化プラスチック部材100の成形に繰り返して利用することができる。
また、図3(a)と図3(b)に示すように、共通のプレッシャープレート5を用いて成形することができる。したがって、形状の異なる繊維強化プラスチック部材100を成形するのに、用意するプレッシャープレート5の種類を最小限に抑えることができるので、プレッシャープレート5の製作や維持管理に費やされるコストを低減することができる。なお、図2と同様に、図3も離型シート3及びパスメディア4の記載を省略している。
ここで、強化繊維基材2とプレッシャープレート5の間には実際には離型シート3及びパスメディア4が存在しているが、この存在の如何にかかわらず、プレッシャープレート5が成形型1に倣って変形することができる。離形シート3及びパスメディア4は、強化繊維基材2及びプレッシャープレート5の変形を損なわないように変形が容易な素材で構成されているからである。
[プレッシャープレートの好適な材質]
プレッシャープレート5は、ばね性を有するステンレス鋼から構成される。
プレッシャープレート5がばね性を必要とする理由は上述の通りであるが、プレッシャープレート5を繰り返して使用する観点から、耐食性を備えるステンレス鋼を用いる。
本発明においては、ばね性を耐力で判断し、耐力が500N/mm以上であることが好ましく、700N/mm以上であることがより好ましい。
また、本発明に用いるステンレス鋼は、樹脂組成物Rの硬化後の脱型時にプレッシャープレート5に傷が付き難いことが好ましい。傷が付くと、繊維強化プラスチック部材100の表面性状を整えるというプレッシャープレート5の機能を損なうおそれがあるからである。そこで、本発明で用いるステンレス鋼は、硬さが300Hv以上であることが好ましく、350Hv以上であることがより好ましい。ただし、ステンレス鋼自体の硬さを300Hv以上とするのに代えて、熱処理、溶射、メッキ、コーティングなどの表面処理によりプレッシャープレート5の表面の硬さを300Hv以上とすることもできる。
さらに、プレッシャープレート5は、繊維強化プラスチック部材100の成形過程において、強化繊維基材2の形状に倣って容易に弾性変形し、かつ、復元できることが望ましい。したがって、本発明に用いるステンレス鋼は、弾性係数(ヤング率)が180×10N/mm以上であることが好ましく、190×10N/mm以上であることがより好ましい。
以上の機械的な性質を備えるステンレス鋼の代表例を表1に示す。
Figure 2014237221
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明の主旨を逸脱しない限り、上記実施形態で挙げた構成を取捨選択したり、他の構成に適宜変更することが可能である。
例えば、本発明は、繊維強化プラスチック素材としてプリプレグを用いるオートクレーブ成形法にも適用できる。オートクレーブ成形法は、概略以下の工程を辿る。
成形型の上に複数枚のプリプレグを積層した後に、積層されたプリプレグと成形型をバッグフィルムで覆う。バッグフィルムで覆われた成形空間の内部を減圧して排気した後に、プリプレグ及びバッグフィルムが載せられた成形型をオートクレーブの内部に搬入する。バッグフィルムの内部が減圧された状態で、オートクレーブの内部を加圧すると、バッグフィルムを介して成形空間の内部が加圧される(成形負荷)。所定の圧力まで加圧したならば、オートクレーブの内部の温度を、室温から樹脂の硬化温度まで昇温する。硬化温度に到達後、オートクレーブの内部を当該温度に所定時間だけ保持する。保持後、オートクレーブの内部を所定温度まで降下させる。また、オートクレーブ内の圧力も降下させる。途中、適当な温度でバッグフィルム内部の圧力を大気圧にすることができる。
その後、オートクレーブから成形型を搬出後、繊維強化プラスチック部材を成形型から離型する。
以上のオートクレーブ成形法においても、プリプレグとバッグフィルムの間にプレッシャープレートを介在させることがあるので、本発明によるプレッシャープレートを適用することができる。
また、本実施形態はマトリックス樹脂として熱硬化性樹脂を用いたが、本発明は熱可塑性樹脂を用いることもできる。マトリックス樹脂として熱可塑性樹脂を用いる場合には、マトリックス樹脂を溶融させて、成形空間内に注入して強化繊維基材に浸透させた後に、冷却して硬化させればよい。
また、繊維強化プラスチック部材100の円弧状の横断面はあくまで一例であり、本発明のプレッシャープレートは、他の横断面の形状、例えば階段状の横断面に対しても適用することができる。さらに、以上の実施形態は、繊維強化プラスチック部材100の横断面の形状に倣ってプレッシャープレート5が変形する例を示したが、本発明は、縦断面の形状に倣ってプレッシャープレート5が変形する場合をも包含する。
1 成形型
1a 成形面
2 強化繊維基材
3 離型シート
4 パスメディア
5 プレッシャープレート
6 バッグフィルム
7 吸引口
8 注入口
9 真空ポンプ
10 貯留槽
11 シール部材
100 繊維強化プラスチック部材
110 強化繊維基材
120 マトリックス樹脂
200 成形型
201 成形面
202 プレッシャープレート
203 成形面
205 繊維強化プラスチック部材
R 樹脂組成物
S 成形空間

Claims (6)

  1. 成形型と被覆材の間に形成される成形空間内に、前記成形型と対向して繊維強化プラスチック素材を配置するとともに、前記繊維強化プラスチック素材と前記被覆材の間にばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートを配置する工程と、
    前記成形空間の内部に成形負荷を与える工程と、
    前記繊維強化プラスチック素材に含まれる樹脂組成物を硬化させる工程と、
    を備えることを特徴とする繊維強化プラスチック部材の成形方法。
  2. 繊維強化プラスチック素材としての強化繊維基材を成形型に載せる配置工程と、
    前記成形型に載せられた前記強化繊維基材を前記被覆材で覆う被覆工程と、
    成形負荷として前記成形空間の内部を減圧する減圧工程と、
    減圧された前記成形空間内に流動状態にある前記樹脂組成物を供給し、前記強化繊維基材に含浸させる樹脂含浸工程と、
    前記樹脂組成物を加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、を備え、
    前記被覆工程において、
    前記強化繊維基材と前記被覆材の間に、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートを配置する、
    ことを特徴とする繊維強化プラスチック部材の成形方法。
  3. 繊維強化プラスチック素材として、繊維基材とマトリクス樹脂組成物を含むプリプレグを成形型に載せる配置工程と、
    前記成形型に載せられた前記プリプレグを前記被覆材で覆う被覆工程と、
    前記成形空間の内部を減圧して排気する減圧工程と、
    成形負荷として前記被覆材を介して前記成形空間の内部を加圧するとともに、前記プリブレグ材の前記樹脂組成物を加熱して硬化させる樹脂硬化工程と、備え、
    前記被覆工程において、
    前記プリプレグと前記被覆材の間に、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートを配置する、
    ことを特徴とする繊維強化プラスチック部材の成形方法。
  4. 前記ばね用鋼は、
    耐力が500N/mm以上、
    硬さが300Hv以上、
    縦弾性係数が180×10N/mm以上、
    の少なくとも1つの機械的特性を有するステンレス鋼からなる、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック部材の成形方法。
  5. 前記プレッシャープレートは、
    前記成形空間の内部に前記成形負荷を付与している間、前記繊維強化プラスチック素材の形状に倣って弾性変形し、
    前記樹脂組成物の硬化後に、前記成形負荷を開放し、前記被覆材を取り除くと、偏平な形状に復元する、
    ことを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の繊維強化プラスチック部材の成形方法。
  6. 成形型と、
    前記成形型と対向して配置される繊維強化プラスチック素材を覆う被覆材と、
    前記繊維強化プラスチック素材と前記被覆材の間に配置される、ばね用鋼からなる偏平なプレッシャープレートと、を備える、
    ことを特徴とする繊維強化プラスチック部材の成形装置。
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