JP2014507066A - レーザ光源に対する無認可のアクセスの禁止 - Google Patents

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Abstract

本発明は、レーザ光源3の分野に関し、詳細にはレーザ光源3、特に消費者向け製品に備えられた高出力のレーザ光源3の、悪用による損害を防止することに関する。提案される装置1は、少なくともレーザ光源3と安全ユニット2とを含み、安全ユニット2の構成によって、レーザ光源3の出力のパワーレベルを低減させることにより、又は該レーザ光源からのいずれのレーザ出力をも完全に停止させることにより、レーザ光源3に対する認可されていないアクセスに基づくレーザ光源3の悪用により引き起こされる潜在的な損害が制限され又は防止される。対応するレーザ光源3を提供する方法、及び更にレーザ光源3の悪用を防止する方法もまた提案される。

Description

本発明は、レーザ光源の分野に関し、詳細にはレーザ光源、特に消費者向け製品に備えられた高出力のレーザ光源の、悪用による損害を防止することに関する。
レーザ技術は、ポインティングデバイス、光データ記憶装置、バーコード走査、3次元走査、画像のディジタル投射、及び材料の切断又は彫刻を含む、多くの分野において利用されている。これら分野の幾つかにおいては、レーザの目的によって、使用されるレーザビームがそれぞれの製品の内部に閉じ込められ、他の場合においては、レーザビームが装置から出る(例えばレーザポインタ又はディジタル画像投射の場合)。
特に、レーザビームの出力に依存して、人間又は動物の健康を害する危険(例えば目又は皮膚を損傷させる)又は物体を損傷させる危険がある。
米国特許出願公開US7,676,601B1においては、レーザビームに予期せずさらされてしまうことに関する人間及び物体の安全性を増大させるため、フォーカスレンズ及びレーザシステムのその他の構成要素の存在、フォーカス及び完全性をチェックするためのレーザ安全システムが提案されている。米国特許出願公開US7,676,601B1は、異常状態が検出されたことが認識された場合、警告を発しレーザ光源をディスエーブルにすることを提案している。
しかしながら、サッカーの試合の間にゴールキーパーを妨害するために市販されているレーザポインタを使用することが報告されており、離陸又は着陸の間に航空機のパイロットに対する同様の妨害は破局的な事故を引き起こし得る。
米国特許出願公開US7,676,601B1のもののようなシステムは、意図される状況においてはレーザ技術の使用の全般的な安全性を向上させ得るが、元々意図されたものではない目的のためのレーザ光源の故意の悪用の可能性がある。
レーザが画像のディジタル投射の分野にますます利用されてくるにつれ、明るさの要求は、数10Wのパワーまでもの出力を持つレーザ光源を含む消費者向け製品に帰着しており、斯かるレーザ光源の濫用は深刻な脅威をもたらす。
本発明の目的は、意図された状況外でレーザ光源を濫用する試みに伴う危険を低減させることにある。
本発明の第1の態様においては、レーザ光源と、安全ユニットと、を有する装置であって、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じて、前記レーザ光源を動作不能化すること、又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減することを実行するように構成された装置が提示される。
本発明の発明者により、ことによると危険なレーザ機器の潜在的な悪用の有害な効果を回避又は少なくとも軽減するためには、レーザ光源の危険を低減するための手段が備えられている場合には、レーザ機器又はレーザ光源への認可されていないアクセスを全般的に防止することは必須ではなく、レーザ光源の危険の斯かる低減は、レーザ光源をディスエーブルにする(好適には永続的に、代替としては復旧が不合理となる程度に)ことにより、又はレーザ光源から出射され得るレーザビームの出力を低減させることにより、提供され得ることを見出した。
レーザ光源が認可されていないアクセスに対して利用可能となってしまった場合には、即ちレーザ光源の通常の意図された使用のために備えられた安全手段の欠陥が存在する可能性がある場合には、該レーザ光源を含む装置は、レーザ光源に起因する危険即ちユーザ光源を悪用したユーザ自身に対する危険又は全般的な悪用の場合における第三者に対する危険が低減され、好適には除去される程度にまで、少なくとも部分的にレーザ光源を停止させるように構成された安全ユニットを利用する。
本発明による装置は、少なくともレーザ光源及び安全ユニットを含み、該安全ユニットの構成によって、レーザ光源の出力のパワーレベルを低減させることにより、又はレーザ光源からのいずれのレーザ出力をも完全に停止させることにより、レーザ光源に対する認可されていないアクセスに基づくレーザ光源の悪用により引き起こされる潜在的な損害が制限され又は防止される。
好適な一実施例においては、前記装置は前記装置の外部に対するインタフェースを更に有し、前記インタフェースは、前記安全ユニットが前記レーザ光源を動作不能化すること及び前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減することを防止するため、認可動作を提供し、前記レーザ光源に対する認可されたアクセスを可能とするように構成される。当該実施例による装置は、外部からの入力に応じて、認可されたアクセスと認可されていないアクセスとを識別することを可能とし、斯くして例えば、安全ユニットを起動することなく光源にアクセスして、整備又は保守を実行することを可能とする。しかしながら、本発明は、レーザ光源に対する認可されたアクセスがそれ以上なく、いずれのアクセスもが認可されたものではないと考慮されるように実装されても良いことは留意されたい。
特定の実施例においては、前記インタフェースは、ユーザ入力を受けるように構成されたユーザインタフェースを有し、前記インタフェースは、前記ユーザ入力が所定のアクセスコードに対応する場合に、認可動作を提供するように構成される。認可された外部アクセスを許可するためのひとつの可能性は、認可を確認するコード、パスワード又はその他のデータの入力である。アクセス制御のためのパスワード及び同様の手段の分野において知られているように、斯かるユーザ入力には付加的な処理が付随することとなる。
他の特定の実施例においては、前記インタフェースは、外部認可装置に結合されるように構成され、前記インタフェースは、前記外部認可装置が前記インタフェースに所定のアクセスコードを供給した場合に、認可動作を提供するように構成される。上述の実施例の特徴の代替として又は該特徴に加えて、例えばドングル又は単純なキーのような、別個の認可装置の提示に応答して、レーザ光源に認可されたアクセスを与えることも可能であり、このことは認可装置を確認するためのルーチンに対するレーザ汎用性という付加的な利点を与える。
更なる特定の実施例においては、前記認可動作は、前記インタフェースから前記安全ユニットへ認可コードを出力することを含む。該安全ユニットは、レーザ光源の停止を引き起こす前に、アクセスが認可されているか認可されていないかをチェックするように構成される。斯かるチェックは、該安全ユニットとインタフェースとの間に更なるデータ交換を付加的に付随させ得る。
更に他の特定の実施例においては、前記認可動作は、前記安全ユニットを一時的に停止させること、前記安全ユニットの影響下の領域から前記レーザ光源を一時的に取り外すこと、及び/又は前記レーザ光源を含まないように前記影響下の領域を一時的に制限することを含む。ここで示されるように、認可動作は必ずしも、斯かる動作に対する安全ユニットによる何らかの能動的な応答又は反応があることを意味しない。なぜなら、安全ユニットは、該安全ユニット自体の更なる関与なしに、認可動作の直接の結果としてレーザ光源を停止させることを防止され得るからである。
他の好適な実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対するいずれのアクセスにも応じて、前記レーザ光源を動作不能化すること、又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減することを実行するように構成される。以上に示されるように、本発明は、レ−ザ光源に対する認可されたアクセスの可能性がある必要がある場合に限定されない。
更なる他の実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対するアクセスを検出するための検出器を有する。該安全ユニットはレーザ光源に対する認可されていないアクセスを(又はいずれのアクセスをも)受動的に防止するように構成されても良いが(例えば、許可されるべきではないアクセス自体がレーザ光源の停止を引き起こすような態様で、レーザ光源及び安全ユニットを機械的に又は電気的に構成することによって)、代替として又は更に加えて、レーザ光源に対するアクセスの能動的な認識に基づく保護が提供されても良い。
特定の実施例においては、前記装置は前記レーザ光源のための筺体及び/又は構造的支持部を更に有し、前記検出器は、前記筺体が開けられたこと及び/又は前記構造的支持部からの前記レーザ光源の切断を検出することにより、前記レーザ光源に対するアクセスを検出するように構成される。アクセスの能動的な認識の具体的な例には、レーザ光源を含む筺体が閉じられているかをチェックすること、及び/又は通常はレーザ光源を支持する装置の要素に対してレーザ光源の接続が存在するかをチェックすることが含まれる。
更に他の好適な実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対して破壊的電圧及び/又は電流を入力することにより、前記レーザ光源を動作不能化するように構成される。レーザ光源、とりわけレーザダイオードは、特定の条件の下で動作させられるべきものであるため、破壊的な態様で斯かる条件を自発的に満たさないことは、レーザ光源及び/又はレーザ光源の制御回路を完全に再設計する必要なく、レーザ光源を永続的にディスエーブルにすることを可能とする。
更なる好適な実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源を動作不能化する際に、前記レーザ光源を破壊するように構成される。通常の態様でレーザ光源が動作させられることを防止することに加えて又はそれに代えて、本実施例はレーザ光源自体を構造的に破損させることを提供する。
特定の実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源を機械的及び/又は化学的に破壊するように構成される。レーザ光源を破壊する可能性には、レーザ光源の少なくとも一体部分を壊す、曲げる又は切断することで該レーザ光源を破壊することが含まれ、該破壊は、例えばレーザ光源又は少なくともその一部をエッチングすることにより、化学的にもたらされても良い。
更なる好適な実施例においては、前記安全ユニットは、前記レーザ光源のレーザ光の出力経路を不透明化する及び/又は遮断することにより、前記レーザ光源を動作不能化する及び/又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するように構成される。低減された出力又は停止された出力のレーザ光源は損害をあまり引き起こさないため、レーザ光の出力を停止又は少なくとも低減させることで十分であることが分かっている。
本発明の更なる態様においては、レーザ光源を提供する方法であって、前記方法は、安全ユニットを提供するステップを含み、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じて、前記レーザ光源を動作不能化するステップ、又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するステップを実行するように構成された方法が提示される。
本発明の他の更なる態様においては、レーザ光源の悪用を防止する方法であって、前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じた、前記レーザ光源を動作不能化するステップ、又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するステップを含む方法が提案される。
請求項1の装置、請求項14のレーザ光源を提供する方法、及び請求項15のレーザ光源の悪用を防止する方法は、従属請求項に定義されたものと同様の、対応する及び/又は同一の好適な実施例を持つことは、理解されるべきである。
本発明の好適な実施例は、従属請求項のいずれかとそれぞれの独立請求項とのいずれの組み合わせであっても良いことは、理解されるべきである。
本発明のこれらの及び他の態様は、以下に説明される実施例を参照しながら説明され明らかとなるであろう。
本発明の第1の実施例による装置を模式的に示す。 本発明の第2の実施例による装置を模式的に示す。 本発明の第3の実施例による装置を模式的に示す。 本発明の第4の実施例による装置を模式的に示す。 本発明によるレーザ光源を提供するための方法の実施例を模式的に示すフロー図を示す。 本発明によるレーザ光源の悪用を防止する方法の実施例を模式的に示すフロー図を示す。
図1は、本発明の第1の実施例による装置1を模式的に示す。装置1はレーザ光源3を含む画像投射装置であり、画像投射装置1は更に安全ユニット2を含む。安全ユニット2は、本実施例においては、レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じて、レーザ光源を動作不能とするように構成されている。換言すれば、安全ユニット2は、レーザ光源3(矢印4により示されている)及びその動作可能性に影響を与えることが可能である。本例においては、レーザ光源3はレーザダイオードにより構成され、安全ユニット2は、レーザ光源3を永続的にディスエーブルにするためにレーザ光源3に対して反対の極性を持つ電圧を供給することが可能である。従って、図1の実施例においては、レーザ光源に対する何らかのアクセス(認可がない場合にはいずれのアクセスもが認可されていないものとみなされる)がある場合、安全ユニット2は十分に大きな逆電圧を供給し、斯くしてレーザ光源3をディスエーブルにし、レーザ光源3の悪用を防止する。さもなければ、レーザ光源3に対する無制限なアクセスが可能となってしまう。
図2は、本発明の第2の実施例による装置1を模式的に示す。本実施例の装置1の基本的な構造は、図1の実施例の構造に大きく対応するものであるが、第2の実施例の装置1は更にインタフェース5を含む。インタフェース5は、ユーザ入力を受容するためのユーザインタフェース7と、外部の認可された装置9を結合させるための外部装置インタフェース8と、を備える。図1に示された実施例の場合と同様に、安全ユニット2は、レーザ光源3(矢印4により示されている)に影響を与えるように構成されている。しかしながら、本実施例においては、安全ユニット2は、レーザ光源3に対する認可されていないアクセスがあった場合に、レーザ光源3の出力経路に不透明化剤を適用することによって、レーザ光源3の出力パワーを低減させるように構成される。更に、図1の実施例とは異なり、インタフェース5が、ユーザにより供給されるユーザインタフェース7によってか又は外部装置インタフェース8に結合された認可装置9によって、認可された入力を可能とする。斯かる認可入力が供給された場合、該インタフェースは安全ユニット2に認可動作(矢印6により示されている)を適用し、それにより安全ユニット2が起動されることを防止する。
別の実施例においては、該インタフェースは、アクセスを認可されたアクセスとして確認するために、ユーザインタフェースと外部装置インタフェースとの両方からの適正な認可入力を要求する。
図3は、本発明の第3の実施例による装置を模式的に示す。図2の装置と同様に、本実施例の装置1は、安全ユニット2、レーザ光源3、及びユーザインタフェース7と認可装置9のような外部装置と結合されるように構成された外部装置インタフェース8とを備えたインタフェース5を含む。図3の実施例とは異なり、ここでの安全ユニット2は、穿孔のためのばね荷重ピンを解放することでレーザ光源3を破壊することによって、レーザ光源3を機械的に破壊するように構成される。更に、インタフェース5は、(ユーザインタフェース7を介した)ユーザからと(外部装置インタフェース8を介した)外部装置9からとの同時の認可入力に応答して、(矢印10により示された)ばね荷重ピンを独立してブロックし、ばね荷重ピンが実際には解放されない((4)により示された矢印により示される)することにより認可動作を行うように構成される。そうでなければ、図3の実施例の動作は、図2の実施例の動作と対応する。
図4は、本発明の第4の実施例による装置1を模式的に示す。以上に示され議論された実施例と同様に、装置1は、安全ユニット2とレーザ光源3とを含む。加えて、該装置は、レーザ光源3及びレーザ光源3のための構造的支持部13を囲む筺体12を有する。該構造的支持部13により、レーザ光源3は、装置1の内部で固定される。更に、安全ユニット2は、筺体12が開いたこと及びレーザ光源3と支持部13との間の完全な接続を検出するように構成された検出器11を含む。本実施例においては、筺体12が開いていること、又は支持部13からのレーザ光源3の切断の検出は、認可されていないアクセスとしてみなされ、レーザ光源3を永続的に動作不能とする(上記及び矢印4を参照)。筺体12が開いたことと支持部13からのレーザ光源3の切断との検出の組み合わせは、以下の利点をもたらす。筺体12が開いたことに関する検出器の感度は、支持部13と共にレーザ光源3を該筺体を通過させることを可能とするいずれの開きもが検出される程度にまで限定されても良い。レーザ光源3が支持部13から切断されていない場合には、斯かる感度は、レーザ光源3が筺体12から取り外されていないことを確実に示す。しかしながら、レーザ光源3が構造的支持部13から切断された場合には、筺体12が開けられたか否かにかかわらず、当該事象は検出を起動する。筺体12が開けられたことの検出によって、支持部13と共にレーザ光源3の取り外すことを含む認可されていないアクセスが防止されるか又は検出される。
図5は、本発明によるレーザ光源を提供するための方法の実施例を模式的に示すフロー図を示す。レーザ光源の単なる提供20に加えて、本方法は更に、例えば以上に説明されたもののような安全ユニットを提供する付加的なステップ21を含み、該安全ユニットは、レーザ光源に対する認可されていないアクセスに際し、レーザ光源を動作不能にするか又は該レーザ光源の出力可能なパワーを低減するように構成される。これらステップの順序は逆転されても良いことに留意されたい。
図6は、本発明によるレーザ光源の悪用を防止する方法の実施例を模式的に示すフロー図を示す。レーザ光源における認可されていないアクセスを検出すると(ステップ30)、レーザ光源を動作不能にするステップ(ステップ31)又はレーザ光源の出力可能なパワーを低減するステップ(ステップ32)の少なくとも一方が実行される。
認可されていないアクセスの検出及び対応する安全手段は、実際には本質的に繋がっており、即ち認可されていないアクセス自体が直接に安全手段を引き起こす又は実行することに留意されたい。換言すれば、安全手段の起動は、実際には認可されていないアクセスの検出として理解されるべきである。
以上に説明された実施例においては、レーザ光源を含む装置がディジタル画像用の投射器として記載されたが、該装置は例えばレーザ切断装置又はレーザ彫刻装置のようなレーザ光源を含む他の装置であっても良い。
図面、説明及び添付される請求項を読むことにより、請求される本発明を実施化する当業者によって、開示された実施例に対する他の変形が理解され実行され得る。
請求項において、「有する(comprising)」なる語は他の要素又はステップを除外するものではなく、「1つの(a又はan)」なる不定冠詞は複数を除外するものではない。
単一のユニット又は装置が、請求項に列記された幾つかのアイテムの機能を実行しても良い。特定の手段が相互に異なる従属請求項に列挙されているという単なる事実は、これら手段の組み合わせが有利に利用されることができないことを示すものではない。
請求項におけるいずれの参照記号も、請求の範囲を限定するものとして解釈されるべきではない。
ここで提案され説明された装置は、少なくともレーザ光源及び安全ユニットを含み、該安全ユニットの構成によって、該レーザ光源の出力のパワーレベルを低減させることにより、又は該レーザ光源からのいずれのレーザ出力をも完全に停止させることにより、レーザ光源に対する認可されていないアクセスに基づくレーザ光源の悪用により引き起こされる潜在的な損害が制限され又は防止される。対応するレーザ光源を提供する方法、及び更にレーザ光源の悪用を防止する方法もまた提案され、ここで説明されている。
レーザは、目又は皮膚にさえも損傷を容易に引き起こし得る危険な装置であり得る。安全を確実にするため、消費者向け製品におけるレーザは、殆どがレーザクラス1のものであり、又は特定の場合にはクラス2のものである。消費者向け製品において最も一般的なレーザは光記憶のためのCD/DVD/BluRay装置であり、ここでは装置を開けなくてはレーザビームにアクセスすることは可能ではない。
レーザの光が見えてしまうレーザポインタの場合には、状況が異なる。この場合には、レーザパワーが、該装置が依然としてレーザクラス1又は2であるような低いレベルを維持されるべきである。
レーザの悪用は危険である。消費者向け製品におけるレーザの利用可能性が増大するにつれて、潜在的な悪用が考慮される必要がある。斯かる悪用の一例はサッカーの試合で報告されており、一方のチームのファンが、他方のチームのゴールキーパーを妨害するようにレーザポインタを使用している。もっと悪い状況は、航空機のパイロットが離着陸の間に同様に妨害されることであり、破局的な事故を引き起こし得る。
ますます強力なレーザ光源が利用可能となってきており、製品を分解するだけで、斯かるレーザ光源が手に入り、潜在的な悪用、及び斯かる悪用の起こされ得る影響の危険が増大している。ごく最近には、20Wを超えるレーザパワーを持つレーザ投射器が市場に出されており、該レーザ投射器の構成要素を利用した安全制限を超過した高出力のレーザポインタが、いまやインターネットを通して提供されている。実際に現在、レーザはディジタル投射の分野にますます進出してきており、該分野においては画面における数1000lmの明るさ要件が、投射器に装備されるレーザのパワーが数10Wになることを直接にもたらしている。青色波長において1Wのレーザパワーを持つコリメートされたビームを発するだけで、レーザ安全クラス4が容易に到達され、斯かるレーザの悪用は、公共の安全に対する大きな脅威となる。
本出願において、レーザ装置の構成要素の悪用を防止又は少なくとも軽減することを支援する手段が提案された。斯かる手段の一例は以上に議論され、安全ユニットの一例として破壊ユニット、インタフェースの一例としてインターロック、及びレーザ光源のアクセスに際して破壊ユニットが起動されることを防止するためのキーを提供することを含む。認可された人物のみが破壊構成に優先するために該キーを使用することができ、それ故例えばサービスを行うために該レーザ光源にアクセスすることができる。該キーを所有していない認可されていない人物は、破壊ユニットを起動させることなしに該レーザにアクセスすることはできない。このことは、レーザ光源の破壊に導き、それ故該レーザ光源はもはや悪用のために利用可能ではなくなる。
本出願においては、レーザを破壊することなく、又はレーザパワーをより危険の少ないレベルにまで低減させることなく、該レーザに対する認可されていないアクセスを行なえないようにする、特に潜在的に危険なレーザを含む消費者向け装置における安全手段の使用が議論された。
以上に示された破壊ユニットは、レーザ光源のレーザダイオードを破壊するように機能し、幾つかの態様で実装され得る。例えば、該ユニットは電気的性質のものであり、ダイオードを破壊するために過度の逆電流を引き起こすものであっても良い。斯かる例のとり得る実装は、破壊ユニットが起動されたときにレーザダイオードに対して放電させられるコンデンサであり得る。他の実装は、レーザダイオードに塗料又はエナメルを噴射するように起動され、それによりレーザダイオードのウィンドウが不透明にされるか又はブロックされるような爆発物であり得る。ダイオードを破壊する更なる手段は容易に想像され得るものであり、以上の例は網羅的なものではない。
認可されたアクセスを可能とするためのキーは、多様な性質のものであり得る。とり得る実装の1つは、投射装置の例を開ける前に該投射装置の例に供給され得る数字コードである。他の一例は、適切なキーが安全に保存されるドングル装置である。他の代替も実現可能であり、レーザ光源に全くアクセスを提供しないことさえも可能であり、その場合はレーザ光源を不正に操作しようとするいずれの試みもが、レーザ光源を動作不可能とすること、又は少なくともパワーが低減されることに帰着する。
本発明は、レーザ光源の分野に関し、詳細にはレーザ光源、特に消費者向け製品に備えられた高出力のレーザ光源の、悪用による損害を防止することに関する。提案される装置1は、少なくともレーザ光源と安全ユニットとを含み、該安全ユニットの構成によって、該レーザ光源の出力のパワーレベルを低減させることにより、又は該レーザ光源からのいずれのレーザ出力をも完全に停止させることにより、レーザ光源に対する認可されていないアクセスに基づくレーザ光源の悪用により引き起こされる潜在的な損害が制限され又は防止される。対応するレーザ光源を提供する方法、及び更にレーザ光源の悪用を防止する方法もまた提案される。

Claims (15)

  1. レーザ光源と、
    安全ユニットと、
    を有する装置であって、前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じて、
    前記レーザ光源を動作不能化すること、又は
    前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減すること
    を実行するように構成された装置。
  2. 前記装置の外部に対するインタフェースを更に有し、
    前記インタフェースは、前記安全ユニットが前記レーザ光源を動作不能化すること及び前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減することを防止するため、認可動作を提供し、前記レーザ光源に対する認可されたアクセスを可能とするように構成された、請求項1に記載の装置。
  3. 前記インタフェースは、ユーザ入力を受けるように構成されたユーザインタフェースを有し、前記インタフェースは、前記ユーザ入力が所定のアクセスコードに対応する場合に、認可動作を提供するように構成された、請求項2に記載の装置。
  4. 前記インタフェースは、外部認可装置に結合されるように構成され、前記インタフェースは、前記外部認可装置が前記インタフェースに所定のアクセスコードを供給した場合に、認可動作を提供するように構成された、請求項2に記載の装置。
  5. 前記認可動作は、前記インタフェースから前記安全ユニットへ認可コードを出力することを含む、請求項2に記載の装置。
  6. 前記認可動作は、前記安全ユニットを一時的に停止させること、前記安全ユニットの影響下の領域から前記レーザ光源を一時的に取り外すこと、及び/又は前記レーザ光源を含まないように前記影響下の領域を一時的に制限することを含む、請求項2に記載の装置。
  7. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対するいずれのアクセスにも応じて、
    前記レーザ光源を動作不能化すること、又は
    前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減すること
    を実行するように構成された、請求項1に記載の装置。
  8. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対するアクセスを検出するための検出器を有する、請求項1に記載の装置。
  9. 前記レーザ光源のための筺体及び/又は構造的支持部を更に有し、
    前記検出器は、前記筺体が開けられたこと及び/又は前記構造的支持部からの前記レーザ光源の切断を検出することにより、前記レーザ光源に対するアクセスを検出するように構成された、請求項8に記載の装置。
  10. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対して破壊的電圧及び/又は電流を入力することにより、前記レーザ光源を動作不能化するように構成された、請求項1に記載の装置。
  11. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源を動作不能化する際に、前記レーザ光源を破壊するように構成された、請求項1に記載の装置。
  12. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源を機械的及び/又は化学的に破壊するように構成された、請求項11に記載の装置。
  13. 前記安全ユニットは、前記レーザ光源のレーザ光の出力経路を不透明化する及び/又は遮断することにより、前記レーザ光源を動作不能化する及び/又は前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するように構成された、請求項1に記載の装置。
  14. レーザ光源を提供する方法であって、前記方法は、
    安全ユニットを提供するステップを含み、
    前記安全ユニットは、前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じて、
    前記レーザ光源を動作不能化するステップ、又は
    前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するステップ
    を実行するように構成された方法。
  15. レーザ光源の悪用を防止する方法であって、
    前記レーザ光源に対する認可されていないアクセスに応じた、
    前記レーザ光源を動作不能化するステップ、又は
    前記レーザ光源の出力可能なパワーを低減するステップ
    を含む方法。
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