JP2014509176A - 光起電力システムのための保護デバイス - Google Patents

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Abstract

光起電力システムのための保護デバイス(100)は、光起電力発生器(1)に接続するための少なくとも1つの入力部(101、102)と、光起電力発生器(1)から供給された電力を送出するための少なくとも1つの出力部(103、104)とを備える。保護デバイス(100)は、保護デバイス(100)が、少なくとも1つの出力部(103、104)を介して印加された信号のための検出デバイスを備え、印加された信号が所定の基準を満たさない場合に、少なくとも1つの出力部(103、104)において、低い電圧(Us)のレベルに制限された低い電圧(Us)を提供し、印加された信号が所定の基準を満たす場合に、少なくとも1つの出力部(103、104)をスイッチングデバイス(110)を介して少なくとも1つの入力部(101、102)に低抵抗の状態で接続するように適合していることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、光起電力発生器に接続するための少なくとも1つの入力部と、その光起電力発生器によって供給された電力を送出するための少なくとも1つの出力部とを備える、光起電力システムのための保護デバイスに関する。
さらに本発明は、保護デバイスを有する光起電力モジュールと、光起電力システムの保護デバイスのための動作方法とに関する。
以降ではPVシステムと略される光起電力システムは、太陽光を電気エネルギーに変換するために用いられる。
通常は、以降ではPVモジュールと略される複数の光起電力モジュールが、光起電力発生器として互いに電気的に接続されており、それぞれの光起電力モジュールは、複数の太陽電池からなる相互接続部分を意味する。
光起電力発生器(PV発生器)は、遠隔に取り付けられたインバータに接続される場合が多く、インバータは、PV発生器によって供給された直流(DC)を、公共の電力供給ネットワーク、または私設の(単独運転の)電力供給ネットワークに供給するのに適した交流に変換するために用いられる。
それによってPVモジュールは、たいていの場合、PV発生器とインバータとの間のDC電力ケーブルが、100ボルトを明らかに超える範囲の電圧にさらされるようにして直列に接続される。
この大きさの電圧は、大きいケーブル断面の選択を必要とせずに許容できるほどに小型のラインで、とりわけ抵抗損を維持するために効率の理由で有用である。
しかし、PVモジュールに光が当たると、発火等の損傷時、または、設置やメンテナンスの際に、高電圧によって生命に危険となり得る電気ショックの危険性がある。
さらなる保護対策がないと、直接的な接触、または、消火用水(fire water)等を介した間接的な接触の際の生命への危険性は、PVモジュールを暗くすることなどによってPVモジュールによる発電が阻止される場合にしか解消され得ない。
しかし、このことは、大型のPVシステムの場合、または発火の際には実施が困難である。
PVシステムに関する別の問題は、PVモジュールからインバータに流れる高いDC電流を伴う高いDC電圧に起因する、電気アークの形成の危険性である。
電気アークは、例えば、メンテナンス中(導電ワイヤを取り外す際)、スクリューコネクタもしくはプラグインコネクタにおける接点劣化の際、不十分にはんだ付けされた接合部もしくは悪くなったスクリューコネクタにおいて、または、ケーブル絶縁の損傷の際に生じ得る。
生じたアークの消滅は、通常、そのアークを通って流れる電流の大幅な低減によってのみ可能である。
PVシステムの動作中における発火またはメンテナンスの際の危険電圧の発生を防ぐためには、PVモジュールの接続ボックスなどの、PVモジュールの近傍に、エアギャップスイッチまたは半導体スイッチなどのスイッチングデバイスを配置することが知られており、このスイッチングデバイスは、インバータまたは別の制御センターによって主要ラインを介してスイッチ制御されると、PVモジュールとインバータとの間の接続ラインを遮断状態に切り替える。
これは、Photon Magazine、2005年5月号、75〜77貢などで開示されているように、スイッチングデバイスによる接続ラインの遮断、または、PVモジュールの短絡によって行われ得る。
DE 10 2005 018 173 A1の文献で開示されているように、PV発生器とインバータとの間の接続ラインは、PV発生器の所に配置された1つのスイッチングデバイスによって遮断されることもできる。
スイッチングデバイスに制御信号を伝送する場合、付加的に設置されるケーブルが用いられるが、特に大型のPVシステムの場合には、それらのケーブルは設置コストの増加を伴う。
代替形態としては、変圧器によって制御信号を高い周波数の信号として電力伝送用のDCケーブルに印加し、これらのケーブルを介してこれらの信号を送ることが、特許出願公開第DE 10 2006 060 815 A1号により知られている。
このため、スイッチングデバイスには、高い周波数で伝送された制御信号をデコードしてスイッチング動作を制御する制御ユニットが設けられる。
制御信号の印加に向けては、DCラインにおける大きい電流のために、強化した材料の変圧器が必要となることから、このソリューションもまた高価となる。
独国特許出願公開第10 2005 018 173 A1号 独国特許出願公開第 10 2006 060 815 A1号
Photon Magazine、2005年5月号、75〜77貢
したがって、本発明の目的は、危険の際に、PV発生器からインバータにつながっているDCラインに高電圧が供給されることを簡単な構成で確実かつ安全に防ぐ、PVシステムのための保護デバイスを提供することである。
本発明のさらなる目的は、このような保護デバイスを動作させるための方法と、安全なPVシステムが構築され得るPVモジュールとを提供することである。
本目的は、請求項1の特徴を有する保護デバイスと、請求項16の特徴を有するPVモジュールと、請求項19の特徴を有する動作方法とによって達成される。
さらなる展開、および有利な実施形態は従属請求項で与えられている。
本発明の第1の態様によれば、上記序文による保護デバイスは、少なくとも1つの出力部を介して印加された信号のための検出デバイスを備え、印加された信号が所定の基準を満たさない場合に、出力部において、低い電圧のレベルに制限された低い電圧を提供し、印加された信号が所定の基準を満たす場合に、出力部がスイッチングデバイスを介して少なくとも1つの入力部に低抵抗の状態で接続されるように適合している。
保護デバイスは、空間的にできるだけPV発生器の近くに配置されることが好ましく、自身の入力部においてPV発生器に接続され、結果的に遠隔に配置されるインバータに自身の出力部において接続されて、最初は自身の出力部を危険でない低い電圧のみにさらす。
このようにして、PV発生器が太陽照射にさらされているという情報が保護デバイスから伝送される。
インバータ(または、発生器から離れている別の装置)がこれに応答して所定の信号を伝送する場合にのみ、保護デバイスは、自身の出力部をスイッチングデバイスを介して自身の入力部に低抵抗の状態で接続し、DC接続ラインをインバータにPV発生器のフル電圧までさらす。
言い換えれば、保護デバイスは、PV発生器をDCラインに接続し、それによってPV発生器のフル電力がそのときにインバータに伝送され得る。
危険の際などにインバータをスイッチオフする場合には、所定の信号がもはや印加されてない等の理由により、所定の基準がもはや満たされない。
次に保護デバイスの入力部と出力部がスイッチングデバイスによって分離され、出力部は、単に危険でない低い電圧に再度さらされる。
保護デバイスの有利な実施形態によれば、検出デバイスは、少なくとも1つの出力部において放出された電流のための電流測定デバイスを備え、印加された信号は、上その電流の大きさに関連している。
あるいは、検出デバイスは、少なくとも1つの出力部において印加された電圧のための電圧測定デバイスを備え、印加された信号は、その電圧のレベルに関連している。
保護デバイスのさらに有利な実施形態によれば、所定の基準は、上記信号の時間的な変調、特にパルスのパターンに関係している。
このようにして、スイッチング信号の確実な検出が実現される。
さらに有利な実施形態によれば、所定の基準は、少なくとも1つの出力部において放出された電流の大きさに関係しており、保護デバイスは、放出された電流が下側しきい値未満である場合に、少なくとも1つの出力部において低い電圧を提供し、放出された電流が上側しきい値以上である場合に、少なくとも1つの出力部をスイッチングデバイスを介して少なくとも1つの入力部に低抵抗の状態で接続するように適合しており、上記の上側しきい値は下側しきい値以上である。
このことによって、インバータが、この低い電圧にさらされるインバータのDC入力部に負荷をかけ、上側しきい値以上の電流が保護デバイスの出力部において検出される場合に、保護デバイスがPV発生器をDCラインに接続することが確実なものとなる。
逆に、危険の際などにインバータをスイッチオフする場合には、インバータのDC入力部、したがって保護デバイスの出力部は、もはや負荷がかけられず、保護デバイスの入力部と出力部は、スイッチングデバイスによって再度切断される。
電流に対するしきい値は、著しく減少した絶縁抵抗、または、(消火用)水の導電性により、DC接続ラインに触れることによって引き起こされる保護デバイスの出力部と入力部の接続が防止されるように選択される必要がある。
保護デバイスのさらなる実施形態によれば、保護デバイスは、上記の低い電圧を直接供給するために、または、上記の低い電圧を生成するために、PV発生器からの部分的な電圧を印加するためのさらなる入力部を備える。
このようにして、上記の低い電圧は、変換損失を有することなく、またはわずかな最少の変換損失で最も経済的に提供され得る。
保護デバイスのさらに有利な実施形態によれば、上記の低い電圧は、直列抵抗器を介して高いインピーダンスで少なくとも1つの出力部に印加される。
このように、特に、出力部において並列に接続されたいくつかの保護デバイスの場合、低い電圧信号がかけられるとそれぞれの保護デバイスにおいて電流が生じるため、それぞれの保護デバイスは、それぞれのスイッチングの機能を実行することができるということが実現される。
保護デバイスのさらに有利な実施形態によれば、保護デバイスは、スイッチングデバイスを制御するためにスイッチングデバイスに接続された、電気アークを検出するためのアーク検出手段を備える。
アーク検出手段は、電気アークが検出された場合にスイッチングデバイスが開くように、スイッチングデバイスに接続されていることが好ましい。
このようにして、保護デバイスは、電気アークを自動的に消滅させるように用いられてもよい。
保護デバイスにおける、危険電圧に対する保護とアーク消滅との統合によって、例えば両方の場合に用いられるスイッチングデバイス等の素子である、部品の経済的な利用が可能となる。
本発明の第2の態様によれば、本目的は、このような組み込まれた保護デバイスを備える光起電力モジュールによって達成される。
したがって、PVモジュールは、PVシステムにおける公知のPVモジュールと同じように用いることができ、保護デバイスに関して上記で説明された利点を、いかなる追加の備えも有することなく提供する。
PVモジュールの有利な実施形態では、保護デバイスは、PVモジュールの接続ボックスの中に配置され、それによって特に小型の設計が可能となる。
本発明の第3の態様によれば、本目的は、PV発生器に接続するための少なくとも1つの入力部と、PV発生器によって供給された電力を送出するための少なくとも1つの出力部とを備える、PVシステムにおける保護デバイスのための動作方法によって達成される。
この動作方法は、以下のステップを有する。すなわち、少なくとも1つの出力部は、低い電圧を供給され、信号の存在について監視され、該当する場合には存在する信号が検出される。
検出された信号が所定の基準を満たす場合、PV発生器によって供給されたすべてのPV電力を送出するために、少なくとも1つの出力部に動作電圧が供給される。
信号が存在しないか、または検出された信号が所定の基準を満たさない場合、出力部には上記の低い電圧が再度供給される。
これらの利点は、第1および第2の態様における利点と一致する。
以降では、7つの図面を参照し、実施形態を用いて本発明をさらに詳細に説明する。
第1の実施形態による保護デバイスを有するPVシステムの概略図である。 保護デバイスの動作方法のフローチャートである。 保護デバイスの第2の実施形態の回路図である。 保護デバイスの第3の実施形態の回路図である。 複数の保護デバイスを有するPVシステムの概略図である。 保護デバイスの第4の実施形態の回路図である。 保護デバイスの第5の実施形態の回路図である。
図1は、第1の実施形態による保護デバイスを有するPVシステムの基本構成を概略的に示す。
このPVシステムは、保護デバイス100の入力部101および102に接続ライン2を介して接続されたPV発生器1を備える。
また、保護デバイス100は出力部103および104を備え、これらの出力部103および104からDCライン3がインバータ4につながっており、インバータ4は電力供給ネットワーク5に接続されている。
図1では、PV発生器1は、1つの光起電力セルの電子記号で例示的に示されている。
図示されているPVシステムの実用的な実施においては、PV発生器1は、複数の光起電力セルを備える1つのPVモジュールでもよい。
まったく同様に、PV発生器1は、いわゆるストリングである、いくつかの直列接続されたPVモジュールでもよく、この場合には個々のPVモジュールの電圧が合計される。
また、並列接続、または、直列と並列の混合接続のPVモジュールも可能である。
PV発生器1によって供給された電力は、入力電圧Uiとして保護デバイス100に印加される。
例として、負の入力部101には負の電位が印加され、他方の入力部102には正の電位が印加される。
出力部103および104において保護デバイス100によって供給される電圧は、以降では出力電圧Uoと呼ばれる。
図示されている実施形態では、出力部103は、電流測定デバイス130を介して低抵抗の状態で入力部101に常時接続されており、一方、出力部104は、スイッチングデバイス110を介して入力部102に接続され得る。
電流測定デバイス130は、保護デバイス100の制御ユニット120の一部であり、制御ユニット120は、入力部101、102における電圧Uiによって電力供給される。
制御ユニット120は、一方では、この実施形態では出力部103における、電流測定デバイス130によって測定された電流Ioに応じてスイッチングデバイス110を制御し、他方では、出力部104が入力部102に接続されてない場合に出力部103、104に印加される、保護電圧Usとも呼ばれる低い電圧Usを提供する。
このため、スイッチングデバイス110は、本実施形態では切換スイッチとして設計されている。
以降でより詳細に説明されるように、保護デバイスは、危険の際に、自身の出力部103、104における、つまり、インバータにつながっているDCライン3における危険なほど高い電圧の発生を防止する。
これとは別に、PV発生器1は、光照射の際に、結果的に生命に危険性のあるレベルの電圧を接続ライン2に印加するため、保護デバイス100は、接続ライン2の長さを相応に短く維持するためにPV発生器1にできるだけ近く配置されることが好ましい。
以降では、図2のフローチャートによって、保護デバイスの動作方法が例示される。
ここでは、図1において概略的に示された保護デバイスへの言及が、限定ではなく例としてなされる。
夜間など、PV発生器1が出力電圧を送出しないか、または無視できるほど低い出力電圧だけを送出する、本方法における開始点を有することが想定されている。
PV発生器1の出力電圧は、保護デバイス100の入力部101および102を介して入力電圧Uiとして供給される。
次に、PV発生器1における太陽照射強度の増加により、この入力電圧Uiが増加すると、保護デバイス100の制御ユニット120にも動作用電圧が十分に供給される。
最初のステップS1では、制御ユニット120は、保護デバイス100の出力部103および104において低い電圧Usを提供する。
この低い電圧Usのレベルは、DC電圧についての安全値を超えず、入力電圧Uiとは無関係である。
この低い電圧Usは、例えば数ボルトから数十ボルトまででもよい。
低い電圧Usが、いわゆる保護電圧の範囲内にあることが重要である。
DC電圧について約120ボルトまでにおよぶこの範囲の電圧は、接触の際に生命への危険性がないと想定されている。
図4の例を参照すると、いくつかの直列接続の保護デバイス100の場合には、個々の保護デバイス100の低い電圧Usの合計が保護電圧の範囲に入っている必要があることが考慮されなければならないことに、あらかじめ言及しておく。
この低い電圧Usは、DCライン3と、インバータ4とに出力電圧Uoとして供給される。
あるレベルからの入力電圧Uiに無関係な、すなわち、PV発生器1が照射される光強度に無関係な低い電圧Usのレベルに向けた準備がなされ得る。
あるいは、例えば、入力電圧に比例する、または、所定の入力電圧範囲内における入力電圧に比例する、入力電圧Uiのレベルに応じた低い電圧Usのレベルを有することも可能である。
このようにして、放射強度に関する情報が、低い電圧Usのレベルを通じてインバータ4に伝送され、インバータは、その情報を評価してインバータ自体の動作状態を制御することができる。
次のステップS2では、保護デバイス100の出力部103または104における電流Ioの大きさが、電流測定デバイス130により、制御ユニット120によって測定される。
さらなるステップS3では、この電流Ioが、所定の下側電流しきい値Isuと比較される。
この電流Ioが下側しきい値Isuより低いと、本方法はステップS4に分岐し、ステップS4では、スイッチングデバイス110がスイッチオフされるか、またはスイッチオフされたままとなる。
それにより、低い電圧Usが出力電圧Uoとして出力部103、104において依然として提供される。
次に本方法はステップS2に戻り、ステップS2において電流Ioが再度測定される。
逆に、ステップS3において電流Ioが下側しきい値Isu以上である場合、本方法は次のステップS5に分岐する。
ステップS5では、電流Ioが所定の上側電流しきい値Isoと比較される。
インバータによくあるように、インバータ4は、電力供給ネットワーク5に交流の形態で供給され得るPV発生器からの電力を取り出すために、インバータ4のDC入力部に印加されている電圧の検出時に、そのDC入力部に負荷をかけるように設計されている。
インバータ4のDC入力部に負荷をかけると、電流しきい値Isoに到達するか、またはそれを超える、保護デバイス100の出力部103、104における電流Ioがもたらされる。
この場合、本方法はステップS5からステップS6に分岐し、ステップS6では制御ユニット120がスイッチングデバイス110をスイッチオンする。
次に、入力部102がスイッチングデバイス110を介して出力部104に低抵抗の状態で接続される。
この実施形態では、入力部101が出力部103に低抵抗の状態で常時接続されているため、基本的には入力電圧Ui、すなわち、PV発生器1によって供給された電圧である、出力部103、104における出力電圧Uoが動作電圧として発生する。
入力部101、102、および出力部103、104の間の低抵抗の接続により、PV発生器1によってもたらされたほぼすべての電力は、保護デバイス100がない場合のPV発生器1とインバータ4との直接接続の場合のように、DCライン3を介してインバータ4に伝送され得る。
スイッチングデバイス110のスイッチオンを誘発する電流Ioの増加は、インバータ4の電力供給ユニットまたはブーストコンバータの開始時においても生じ得る。
インバータ4が、インバータ4のDC入力部に負荷をかけることを能動的に行うことも可能であり、このことは、ある意味で、保護デバイス100に対する制御信号として働く。
ステップS6でスイッチングデバイス110をスイッチオンした後、本方法はステップS2に戻り、ステップS2では電流Ioが再度測定される。
この電流Ioは、保護デバイス100の制御ユニット120によって継続的かつ反復的に測定される(ステップS2)。
インバータ4が、メンテナンスや危険の際などにシャットダウンするか、または電力供給ネットワーク5から切断されると、そのインバータ4は、インバータ4のDC側においてそれ以上電力を取り込まない。
DCライン3を通る電流はゼロに戻り、特に下側しきい値Isuを下まわる。
これはステップS3において保護デバイス100によって検出され、その後実行されるステップS4においてスイッチングデバイス110がスイッチオフされる。
次に出力電圧Uoは、単に危険性のない低い電圧Usとなる。
上側しきい値Isoは、下側しきい値Isuと等しくなるように選択されてもよい。
しかし、上側しきい値Isoは、下側しきい値Isuより高いことが好ましい。
このように、スイッチングデバイス110における2つのスイッチング状態の間で定められたスイッチングを支えるヒステリシスが設けられる。
電流Ioが下側しきい値未満でもなく、また上側しきい値以上でもない場合には、ステップS2への直接的な復帰が行われ、ステップ2では、ステップS4またはステップS6に先に分岐することなく電流Ioが再度測定される。
したがって、本実施形態では、測定された電流Ioの大きさは、保護デバイス100によって受けられる、スイッチングデバイス110におけるスイッチング状態を決定するための所定の基準と比較される信号を表す。
これらの基準は、電流Ioの大きさに関係しており、しきい値IsuおよびIsoの形態で指定される。
低い電圧UsをDC電力ライン3に印加することによって、保護デバイス100が、追加の制御線、または制御信号による変調を何ら必要とせずに、電流測定を行うことによってインバータ4による電力需要を検出することが可能となる。
このように、長く、しばしば露出しているDCライン3は、正常動作状態においてのみPV発生器1のフルDC電圧を伝え、この場合には、DCライン3上の高電圧と高電流による潜在的な危険性は考慮される必要がない。
危険の際には、消火前に出火場所を電力供給ネットワークから切り離すのが消防士の普通の処置である。
PVシステムの場合には、インバータをAC電力供給ネットワークから切り離す普通の処置が、実際には、PV発生器によって生成された危険なほど高いDC電圧から、DCライン3およびインバータ4自体などのDC側の露出している部品を少なくとも切り離す十分な措置になっており、これは単に保護回路によって実現されている。
保護デバイスおよび本方法の代替実施形態では、それぞれに対して電流Ioが上側しきい値Iso以上となる、所定パターンのパルスが検出された場合にのみスイッチングデバイス110のスイッチオンが行われる。
このような「エンコードされた」スイッチオンは、例えば危険な状況においても生じる絶縁不良によって流れる電流による、意図的でないスイッチングを防ぐことができる。
図4に関して以降でより詳細に説明されるさらなる実施形態では、電圧パルス信号に基づく、すなわち、保護デバイスの出力部における電圧信号の変化に基づく比較に値するパターンの検出が行われる。
また、電流の絶対値のしきい値を指定しない、電流の変化に基づく電流信号の検出も可能である。
動作中に例えばブーストコンバータとして働く、PVモジュールに組み込まれた、例としてPVモジュールの接続ボックスに組み込まれたDC−DCコンバータを配置することが知られている。
このようなDC−DCコンバータは、本発明の趣旨に含まれる保護デバイスとして働き、図2に関して説明された方法を実行することができる。
この場合、このDC−DCコンバータは、最初に低い電圧Usを自身の出力部において印加するように適合している。
上側しきい値Isoを超える電流が検出された場合など、所定の基準を満たす信号がDC−DCコンバータによって検出された場合にのみ、そのDC−DCコンバータは、PVモジュールからの(変換損失を除く)実質的にすべての電力を送出する正常動作状態で動作する。
このモードでは、低い保護電圧の範囲に値が制限されていない動作電圧が、DC−DCコンバータの出力部において印加される。
したがって、電流が下側しきい値Isuを下まわる場合など、検出された信号が所定の基準をそれ以上満たさない場合には、DC−DCコンバータの出力部において印加される電圧は、その動作電圧から、低い電圧Usに再度切り替えられる。
図3は、さらなる実施形態による保護デバイス100の構成を詳細図で示す。
この図と以降の図とにおける同じ参照番号は、図1における等価な要素と同様の参照番号を示す。
例として、保護デバイス100は、ここでも同様に、入力部101および102によって、2本の接続ライン2を介して、1つの光起電力セルで示されているPV発生器1に接続されている。
図1に関して説明されたように、PV発生器1は、特に直列に接続された、1つまたは複数のPVモジュールを備えることができる。
同じことが以降で説明される実施形態にも当てはまる。
保護デバイス100は、入力部101および102に加えて、出力部103および104を備える。
出力部103は、電流感知抵抗器(シャント)131を介して入力部101に低抵抗の状態で常時接続されており、出力部104は、スイッチングデバイス110を介して入力部102に選択的に接続され得る。
スイッチングデバイス110は、可変スイッチとして記号で示されている。
このスイッチングデバイス110は、例えばIGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)またはMOSFET(酸化金属半導体電界効果トランジスタ)の形態である、半導体スイッチとして実現されることが好ましい。
スイッチングデバイス110は、図示されているように出力部104を切り替えることができる。
しかし、スイッチングデバイス110によって出力部103を切り替えることも可能であり、また、スイッチングデバイス110の多極構成によって両方の出力部103、104を切り替えることも可能である。
また、例えばスイッチングの信頼性を高めるために、スイッチングデバイス110として直列に接続された半導体スイッチなどの複数のスイッチが用いられてもよい。
ダイオード111は、スイッチングデバイス110のスイッチング経路と並列に配置されている。
ダイオード111は、出力部103、104に電圧がかかっている間にPV発生器1が陰になった場合に、インバータのDC入力回路におけるキャパシタ等に起因して生じ得る極めて高い阻止電圧に対して、半導体スイッチによって実現されているスイッチングデバイス110を保護する。
用いられる半導体スイッチ111の種類によっては、このダイオードは、半導体の内部構造により半導体スイッチに既に組み込まれている。
この場合、このダイオードは、固有ダイオード(intrinsic diode)とも呼ばれる。
さらなるダイオード112は、出力部103、104に対して逆平行に接続されている。
このダイオードは、保護デバイス100をそれぞれ有する複数のPV発生器1が直列に接続される用途に向けたバイパスダイオードとして働く。
このようなシステムの概念は、図4に関して、より詳細に説明されることになる。
電流感知抵抗器131は、しきい値スイッチ132とともに電流測定デバイス130を構成する。
しきい値スイッチ132の入力部には、保護デバイス100用に選択された基準電位GNDに対する、電流Ioに比例する電圧が発生する。
この電圧は、しきい値スイッチ132によって、所定の電流Isに対応する電圧と比較される。
電流Ioが所定のしきい値Isを超えると、しきい値スイッチ132の出力部に電圧が発生する。
確実な検出と、定義されたスイッチング状態の実現とに向け、スイッチングプロセスに対してヒステリシスが設けられてもよい。
図2に関して既に説明されたように、下側しきい値Isuと上側しきい値Isoとを分けることが次に行われる。
これらのしきい値は、DCライン3の一方に接触した際、または、消火用水などによってDCライン3もしくはインバータ4のDC入力部における絶縁抵抗が極度に減少した場合に、スイッチングデバイス110のスイッチオンが排除されるように選択される。
しきい値スイッチ132はタイマ133に接続されており、タイマ133の出力部は、タイマ133の入力部に非ゼロ信号が現れている場合に、所定の期間txを超える間、非ゼロ電圧を有する。
タイマ133の出力により、スイッチングデバイス110が切り替えられる。
タイマ133は、DCライン3などに誘発される短時間の妨害電圧パルスがスイッチングデバイス110のスイッチングを引き起こすことを防ぐ。
例えば数百ミリ秒または数秒を超える所定の期間Txより長く続く、Isより大きい電流Ioが検出された場合にのみ、スイッチングデバイス110はスイッチオンされ、必要に応じてさらなる時間遅延がスイッチング前に実行される。
複数の保護デバイス100が並列に接続されている場合には、このさらなる時間遅延によって、第1の保護デバイス100のスイッチングが、さらなる保護デバイス100の出力部103、104において流れる電流を、それぞれの所定期間txの終了前に妨げないことが確実なものとなる。
安全性の理由により、電流Ioがしきい値Isを下まわる逆の場合には時間遅延が設けられないことが有利である。
この場合には、スイッチングデバイス110は、しきい値が下まわられると即座にスイッチオフし、しきい値が所定期間txより長い間超えられると、単に再度スイッチオンする。
図3における実施形態では、低い電圧Usは、DC−DCコンバータ140によって入力電圧Uiから生成される。
この低い電圧Usは、負極によって基準電位GNDに接続されており、また正極によって直列抵抗器141およびダイオード142を介して出力部104に接続されている。
ダイオード142は、スイッチングデバイス110がスイッチオンされる場合など、低い電圧Usを超える電圧が出力部104に印加される場合に、DC−DCコンバータ140への逆電流を防ぐ。
直列抵抗器141は、低い電圧Usによって生じる電流を制限するために用いられる。
当然ながら、この直列抵抗器141は、低い所定レベルの電圧Usに対してしきい値Isより大きい電流が得られないように、大きいものが選ばれてはならない。
直列抵抗器141は、複数の相互接続された、特に並列接続された保護デバイスとの組み合わせにおいて、また、図6に関して説明されるように、アーク消滅との組み合わせにおいて特別な重要性を有する。
DC−DCコンバータ140は、直列抵抗器141の代わりに、またはそれに加えて、能動的に制御された電流制限(current−limiting)となるように設計されてもよい。
DC−DCコンバータ140の代替として、シリーズレギュレータ(リニアレギュレータ)またはシャントレギュレータとして設計された電圧レギュレータが、入力電圧Uiを低い電圧Usに制限するために用いられてもよい。
しかしながら、このようなレギュレータは、設計において比較的シンプルであるが高い変換損失を伴う。
さらなる実施形態では、ダイオード111は設けられない。
スイッチングデバイス110は、下側しきい値Isu以下の電流Ioのときに開くため、負電流(逆電流)の場合にも開く。
このダイオード111がないと、スイッチングデバイスが開いている場合に逆電流がPV発生器1を通って流れない。
この機能は、複数のPV発生器の並列接続に対しては特に理にかなっているが、これは、この機能がない場合には、不適切な配線またはバイパスダイオードの不良等によって著しい逆電流がPV発生器の1つに生じる恐れがあるためである。
逆電流を防ぐ保護デバイスが用いられる場合には、ストリングの並列接続の場合などに並列接続のPV発生器に通常用いられるヒューズは、並列に接続されるそれぞれのPV発生器にこのような保護デバイスが存在する場合には省かれてもよい。
固有ダイオードを有する半導体スイッチがスイッチングデバイス110に用いられる場合には、このような2つの半導体スイッチは、スイッチングデバイス110が開いているときに逆電流が防止されるスイッチングデバイス110を構成するために、双方向に直列に接続されてもよい。
図4は、さらなる実施形態における保護デバイス100の構成の詳細図を示す。
図3に示された実施形態と同様に、ここでもスイッチングデバイス110が設けられており、それにより、この場合には入力部102である、入力部の一方が、この場合には出力部104である、出力部の一方に低抵抗の状態で接続され得る。
他方の入力部101は、他方の出力部103に常時接続されている。
さらに、図3の実施形態と同様に、低い保護電圧Usを生成するためにDC−DCコンバータ140が設けられ、出力部103、104は、スイッチングデバイス110が開いている場合には、直列抵抗器141およびダイオード142を介してそのDC−DCコンバータ140にさらされる。
以前に示された実施形態とは対照的に、この場合には、出力部によって提供される電流Ioのレベルは、所定の基準と比較される信号を意味しない。
その代わり、スイッチングデバイス110は、特定の方法でエンコードされたパルスシーケンス等の信号が検出され、それによって、出力部103、104に現れたDC電圧が変調されている場合にスイッチオンされる。
保護デバイス100は、このためのデコードユニット134を備えており、このデコードユニット134には、出力部103、104の間の電圧Uoが評価のために印加される。
デコードユニット134は、所定の基準に従って時間とともに変化する電圧信号が出力部103、104に現れているかどうかを監視する。
変調とも呼ばれる時間変化は、例えば一連のパルス(パルスのパターン)によってもたらされてもよく、このうち各パルスは、短時間の電圧降下によって特徴づけられる。
所定のパターンが検出されると、デコードユニット134はスイッチングデバイス110をスイッチオンし、所定のパターンが検出されない場合には、スイッチングデバイス110はスイッチオフされる(または、スイッチオフされたままである)。
ここに図示されていない実施形態においては、デコードユニット134は、出力部103、104を流れる電流Ioを、変調された電流信号が現れていることについて評価するように代替的に適合していてもよい。
出力電圧Uoを評価する場合と同様に、電流Ioの変調は、パルスのシーケンスなどによって行われてもよく、この場合に各パルスは、短時間の電流増加によって特徴づけられる。
この実施形態で説明された保護デバイス100を有するPVシステムの場合、スイッチングデバイス110をスイッチオンするための適切な信号は、保護デバイス100から遠隔に配置された装置によってDCライン3において変調されている。
通常の状況では、所定パターンの信号が、DCライン3の上に、例えば周期的に、繰り返し変調されており、それによって、DCラインはPV発生器から提供された電圧にさらされる。
危険な状況では、所定パターンの信号を伴う変調が止まり、そのときに保護デバイス100は、PV発生器1とDCライン3との間の低インピーダンスの接続を遮断し、DCライン3を安全な低い電圧Usにさらす。
この実施形態は、短絡または電気アークなどによる電流が、スイッチングデバイスをスイッチオンするための信号と間違って解釈されないことから、とりわけフェールセーフとなる。
好ましくは、複雑なパルスのパターンがスイッチオン用に選択されてもよく、その場合には冗長性が与えられ、それにより、スイッチオン用の推定信号の誤検出は最少となるか、または実用上排除される。
変調は、DCライン3に接続された、信号発生器によりクロック供給されてもよい少なくとも1つのスイッチを制御することによって行われてもよい。
例えば、クロック供給され得るスイッチは、2本のDCライン3の間に負荷抵抗器と直列接続で配置されてもよく、すなわち、インバータの入力端子と平行に、したがって保護デバイス100の端子103および104と平行に配置されてもよい。
スイッチのクロック制御されたスイッチングは、そのスイッチのクロック供給に応じた変調電流を生み、それによって、保護デバイス100の非ゼロの内部抵抗による、端子103および104における変調された電圧信号がもたらされる。
保護デバイス100の内部抵抗は、スイッチングデバイス110が(依然として)開いている場合には、直列抵抗器141によって支配される。
低い電圧Usが印加されている間、クロック制御され得るスイッチを通る比較的低い電流は、明らかに変調された電圧信号を生み出すのに十分である。
この目的に対しては、クロック制御され得るスイッチは、インバータ4に特別に内蔵されていてもよい。
このようなスイッチは、インバータの入力段におけるキャパシタが、クロック制御され得るスイッチと負荷抵抗器とからなる直列配置部分を介してインバータの動作状態にかかわらず放電され得るというさらなる利点を有することになり、このことは安全性の理由で望ましい場合がある。
DC−DCコンバータのスイッチ、または、インバータ4における別の入力段のスイッチ等の、インバータ4における既存のスイッチが、電流信号または電圧信号を印加するために代替的または付加的に用いられてもよい。
好ましい実施形態では、例えば、インバータ4がまだ動作しておらず、DCライン3に低い電圧Usが印加されている場合には、クロック制御され得る別のスイッチが用いられてもよい。
スイッチングデバイス110が最初にスイッチオフされている場合には、スイッチングデバイス110をスイッチオンするための所定の基準を満たす信号が、クロック制御され得る別のスイッチによってまず生成される。
保護デバイス100によって電圧信号が検出され、それに応じてスイッチングデバイス110が閉じられた後に、一般に比較的高い電流能力(current capability)を有する入力段のスイッチによって信号の印加が行われてもよい。
クロック制御された負荷をDCライン3にかけることによって、例えばパルスシーケンスの形態である信号が、インバータ、または、発生器から離れた別の装置において、変調された信号を供給するための強化した材料の変圧器を必要とせずに、DCライン3上に変調される。
このことは、基本的には保護デバイス100が低い電圧Usを提供することによって実現される。
図5は、本発明における好ましい実施形態を示す。
この場合には、複数のPV発生器1が設けられており、それぞれのPV発生器1は、保護デバイス100を割り当てられ、それらと接続されている。
複数のPV発生器1を有するこのような配置においては、これらのPV発生器1は、部分的PV発生器1とも呼ばれる。
保護デバイス100は、部分的PV発生器1の出力部において接続され、直列接続の保護デバイス100はインバータ4に接続されている。
このようにして接続された、付随する保護デバイス100を有するN個の部分的PV発生器1の場合には、DCライン3とインバータ4の入力部とに印加される合計出力電圧U’oは、保護デバイス100の出力部における電圧Uoの合計として生じる。
個々の保護デバイス100によって検出される電流Ioは、すべての保護デバイスに対して同じであり、DCライン3を流れる電流Ioと一致している。
この電流Ioがしきい値Isを超えると、このことが、それぞれの保護デバイス100によって互いから独立して検出され、それにより、所定期間tx後にスイッチングデバイス110がスイッチオンされる。
その結果、それぞれのPV発生器1によって供給された電力がインバータ4に伝送され得る。
図示されている直列接続の保護デバイス100の場合、それぞれの低い電圧Usを数ボルトの範囲で用いることが理にかなっている。
例えば10個の部分的PV発生器1における相互接続の場合でも、危険な状況の際にDCライン3上に結果として生じる電圧は、数十ボルトの範囲内であり、この電圧は、危険と考えられる、DC電圧源に対する120Vの電圧限界より依然として低い。
さらに、それぞれの部分的PV発生器1の最大出力電圧が、危険と考えられる120Vの電圧限界より小さい場合には、危険な状況において、PVシステムにおけるどの点においても危険な電圧はなく、部分的PV発生器1の内部においても、または、部分的PV発生器1をそれぞれの保護デバイス100とつないでいるラインの上においても危険な電圧はない。
図5で示された構成に関しては、部分的PV発生器1として1つのPVモジュールを用い、そのPVモジュールの接続ボックスに組み込まれるなど、PVモジュールに組み込まれたそれぞれの保護モジュール100を構成することがとりわけ有利である。
PVモジュールの場合、最大電圧は、通常120Vの電圧限界を下まわる。
このようにして、保護デバイスを有さない公知のPVモジュールと同様に、PVシステム内のインバータ4に接続され得る、例えばストリングを構成するために直列に接続され得るPVモジュールを設けることができ、このうち、危険な状況の場合、PVシステムのどの点においても危険な電圧はない。
また、接続ボックスは、防滴となるように設計されてもよい。
このようにして、保護デバイス100につながっており、結果的にPVモジュールの高い出力電圧に直接さらされるPVモジュール内の接続ケーブルが防火用水と接触する可能性が防止され得る。
したがって、指定された120Vの電圧限界を超える最大出力電圧を有するPVモジュールの場合においても、危険の際の高レベルの安全性が達成され得る。
直列接続の代替として、または直列接続との組み合わせにおいて、それぞれの専用の保護デバイス100を有する並列接続のPV発生器1も可能である。
このような場合には、インバータとDCライン3を通って流れる電流が個々の保護デバイス100に向かって分かれるため、個々のスイッチングデバイス110のスイッチングを全体として開始するためには、インバータ4からの比較的高い電流が必要となることが考慮されなければならない。
異なる保護デバイス100の低い電圧Usは、DC−DCコンバータ140における部品の許容誤差のために正確には同じにならないことから、保護デバイス100の並列接続の場合には、保護デバイス100間における極めて不均一な電流分布が生じ得る。
このことは、DC−DCコンバータ140の出力部が直列抵抗器141を介して保護デバイス100の出力部104に接続される、その直列抵抗器141によって防止される。
図6は、図3と同様の例示における、保護デバイス100のさらなる実施形態の回路図を示す。
図3の実施形態とは対照的に、ここでは、PV発生器1の電圧タップに接続されたさらなる入力部105が設けられている。
PV発生器1の電圧タップは、実際の出力電圧における部分的な電圧を引き出す。
例えば、PV発生器1が複数の直列接続されたPVモジュールの構成である場合、PVモジュールのうちの2つのモジュールの間にタップが作られてもよい。
例えば、直列に接続された10個のPVモジュールがPV発生器1を構成している場合には、タップは、第1のPVモジュールと第2のPVモジュールとの間に作られてもよく、それにより、PV発生器1におけるすべてのPVモジュールに対する均一な照射の際には、タップの電圧は、PV発生器1によって提供されるすべての電力の十分の一となる。
タップ電圧は、保護デバイス100の低い電圧Usとして入力部105に印加され、入力部105から直列抵抗器141とダイオード142を介して保護デバイス100の出力部104に再度印加される。
図示されている回路の場合には、保護デバイス100は、部品に対するさらなる努力によらず、また、DC−DCコンバータもしくは電圧レギュレータに付随する損失を伴うことなく、または比較的少ない損失で、低い電圧Usを提供することができる。
さらに、それぞれが専用の保護デバイス100を有する複数の部分的PV発生器1が、図5に示されているように直列に接続されている場合には、電圧タップを介する低い電圧Usの供給は、代替実施形態で行われてもよい。
これは、1つのPVモジュールが部分的PV発生器1としてとして用いられ、保護デバイス100がPVモジュールの接続ボックスに配置される場合には特に適している。
PVモジュールのPVセルは、通常、3つのグループなどの、いくつかのグループに組み合わせられ、グループのPVセルは、セルアレイの中で直列に接続される。
個々のグループの接続ラインは、接続ボックスの中に別々に導入され、次いでそれらのラインは接続ボックスの中で互いに直列に接続され、この場合には、各グループと逆平行にバイパスダイオードが設けられる。
したがって、部分的な電圧を提供するPVモジュールのタップは、接続ボックスにおいて既に利用可能となる。
この部分的な電圧から低い電圧Usを簡単な方法で得るために、これらのタップの1つがさらなる入力部105に接続されてもよい。
図7は、図3と同様の回路図における保護デバイス100のさらなる実施形態を示す。
以前の実施形態とは対照的に、ここで示されている保護デバイスは、DCライン上の高い危険なDC電圧のシャットダウン用に働くだけでなく、PV発生器1とインバータ4との間の電流における電気アークの消滅用にも働く。
このため、例えばバンドパスフィルタ151と、バンドパスフィルタ151の下流におけるエンベロープ検出器(エンベロープデコーダ)152とを備える電気アーク検出手段150が設けられている。
電気アークの検出における他の手段が用いられてもよい。
隣接する2つの接触点の間の電気アークの燃焼中には、高度にイオン化した燃焼プラズマが形成されており、その燃焼プラズマを介して電流が発生する。電気アークを介して流れる電流は、通常は一定ではなく、強く高い周波数成分とともに変動する。
PV発生器1とインバータ4との間の電流における任意の点にアークが発生する場合、DCライン3には、独特な高い周波数の干渉スペクトルによって負荷がかけられる。
電気アークに特有の周波数範囲における高い周波数の干渉の存在は、バンドパスフィルタ151と、バンドパスフィルタ151の下流のエンベロープ検出器152とによって検出される。
アークが検出される場合には、エンベロープ検出器152の出力部に非ゼロ電圧の信号が発生する。
エンベロープ検出器152の出力と、タイマ133の出力とは、論理ANDデバイス153によって組み合わせられ、このうち、エンベロープ検出器152に接続された入力部は、反転されるように設計されている。
スイッチングデバイス110は、ANDデバイス153の出力によって制御される。
この論理操作により、一方では、上側しきい値Isoを超える電流Ioが所定の期間txより長い間現れている場合、また他方では、電気アークが検出されない場合には、スイッチングデバイス110がスイッチオンされる。
逆に、スイッチングデバイス110は、下側しきい値Isuより低い電流Ioが見られる場合、または、DC回路において電気アークが検出された場合には、出力部104を入力部102から切断する。
出力部104を入力部102から切断した後は、単に低い電圧Usが出力103、104において再度供給される。
この場合に保護デバイス100は、直列抵抗器141があるため、電気アークが消滅するように、電気アークを維持するのに十分な電流を供給しない。
直列抵抗器141がない実施形態では、同じことが、そのときに行われるDC−DCコンバータ140の電流制限によって実現される。
図5〜図7に示されている実施形態は、図3に関して提供された実施形態に単に例として基づいており、このうち、保護デバイスの出力部における電流のレベルは、この出力部に低い電圧が供給されるか、またはPV発生器の動作電圧が供給されるかに関する基準として用いられている。
これらの実施形態では、図4における実施形態が基づいている、DCライン上のエンコードされた信号における基準が同様に用いられてもよい。
1 PV発生器
2 接続ライン
3 DCライン
4 インバータ
5 電力供給ネットワーク
100 保護デバイス
101,102 入力部
103,104 出力部
105 さらなる入力部
110 スイッチングデバイス
111 ダイオード
112 さらなるダイオード
120 制御ユニット
130 電流測定デバイス
131 電流感知抵抗器
132 しきい値スイッチ
133 タイマ
134 デコードユニット
140 DC−DCコンバータ
141 直列抵抗器
142 ダイオード
150 電気アーク検出手段
151 バンドパスフィルタ
152 エンベロープ検出器
153 ANDデバイス

Claims (22)

  1. 光起電力発生器(1)に接続するための少なくとも1つの入力部(101、102)と、
    前記光起電力発生器(1)によって供給された電力を送出するための少なくとも1つの出力部(103、104)とを備える、
    光起電力システムのための保護デバイス(100)において、
    前記保護デバイス(100)が、前記少なくとも1つの出力部(103、104)を介して印加された信号のための検出デバイスを備え、
    供給された信号が所定の基準を満たさない場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)において、低い電圧(Us)のレベルに制限された前記低い電圧(Us)を提供し、
    前記供給された信号が前記所定の基準を満たす場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)をスイッチングデバイス(110)を介して前記少なくとも1つの入力部(101、102)に低抵抗の状態で接続するように適合していることを特徴とする
    保護デバイス(100)。
  2. 前記検出デバイスが、前記少なくとも1つの出力部(103、104)において放出された電流(Io)のための電流測定デバイス(130)を備え、
    前記印加された信号が、前記電流(Io)の大きさに関連している
    請求項1に記載の保護デバイス(100)。
  3. 前記検出デバイスが、前記少なくとも1つの出力部(103、104)において印加された電圧(Uo)のための電圧測定デバイスを備え、
    前記印加された信号が、前記電圧(Uo)のレベルに関連している
    請求項1に記載の保護デバイス(100)。
  4. 前記所定の基準が、前記信号の時間的な変調、特にパルスのパターンに関係している
    請求項1から3のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  5. 前記所定の基準が、前記電流(Io)の大きさに関係しており、前記保護デバイス(100)が、前記放出された電流(Io)が下側しきい値(Isu)未満である場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)において前記低い電圧(Us)を提供し、前記放出された電流(Io)が上側しきい値(Iso)以上である場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)を前記スイッチングデバイス(110)を介して前記少なくとも1つの入力部(101、102)に低抵抗の状態で接続するように適合しており、前記上側しきい値(Iso)が前記下側しきい値(Isu)以上である
    請求項2に記載の保護デバイス(100)。
  6. 前記電流測定デバイス(130)が、電流測定用のシャント(131)と、好ましくはスイッチングのヒステリシスを有するしきい値スイッチ(132)とを備える
    請求項2または5に記載の保護デバイス(100)。
  7. 前記低い電圧(Us)を直接供給するために、または、前記低い電圧(Us)を生成するために、前記光起電力発生器(1)からの部分的な電圧を印加するためのさらなる入力部(105)を備える
    請求項1から6のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  8. 前記低い電圧(Us)を制限するためのDC−DCコンバータ(140)、シリーズレギュレータ、またはシャントレギュレータを備える
    請求項1から7のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  9. 前記低い電圧(Us)が、直列抵抗器(141)を介して高いインピーダンスで前記少なくとも1つの出力部(103、104)に接続されている
    請求項1から8のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  10. 前記低い電圧(Us)が、ダイオード(142)を介して前記少なくとも1つの出力部(103、104)に接続されている
    請求項1から9のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  11. 前記スイッチングデバイス(110)が半導体スイッチである
    請求項1から10のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  12. タイマ(133)が設けられており、前記信号が、所定の期間(tx)より長い間、前記所定の基準を満たす場合にのみ前記スイッチングデバイス(110)のスイッチングが行われるように、前記タイマ(133)によって前記スイッチングデバイス(110)の制御が遅延される
    請求項1から11のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  13. 前記スイッチングデバイス(110)を制御するために前記スイッチングデバイス(110)に接続された電気アーク検出手段(150)を備える
    請求項1から12のいずれか一項に記載の保護デバイス(100)。
  14. 前記電気アーク検出手段(150)が、電気アークが検出された場合に前記スイッチングデバイス(110)が開くように、前記スイッチングデバイス(110)に接続されている
    請求項13に記載の保護デバイス(100)。
  15. 前記電気アーク検出手段(150)が、バンドパスフィルタ(151)およびエンベロープ検出器(152)を備える
    請求項13または14に記載の保護デバイス(100)。
  16. 請求項1から15のいずれか一項に記載の組み込まれた保護デバイス(100)によって特徴づけられる
    光起電力モジュール。
  17. 前記保護デバイス(100)が、前記光電力モジュールの接続ボックスの中に配置されている
    請求項16に記載の光起電力モジュール。
  18. 前記保護デバイス(100)が、前記低い電圧(Us)を直接供給するために、または、前記低い電圧(Us)を生成するために、前記光起電力発生器(1)の部分的な電圧を印加するように前記光起電力モジュールのタップに接続されたさらなる入力部(105)を備える
    請求項17に記載の光起電力モジュール。
  19. 光起電力発生器(1)に接続するための少なくとも1つの入力部(101、102)と、前記光起電力発生器(1)によって供給された電力を送出するための少なくとも1つの出力部(103、104)とを備える、光起電力システムの保護デバイス(100)のための動作方法であって、
    前記少なくとも1つの出力部(103、104)に低い電圧(Us)を印加するステップと、
    信号の存在に備えて前記少なくとも1つの出力部(103、104)を監視し、該当する場合には存在する信号を検出するステップと、
    検出された信号が所定の基準を満たす場合に、前記光起電力発生器(1)によって供給されたすべての電力を送出するために前記少なくとも1つの出力部(103、104)に動作電圧を印加するステップと、
    信号が存在しないか、または、前記検出された信号が指定された基準を満たさない場合に、前記低い電圧(Us)を前記少なくとも1つの出力部(103、104)に印加するステップとを含む
    動作方法。
  20. 前記所定の基準が、前記信号の時間的な変調によって伝送される前記光起電力システムのインバータ(4)の動作状態に関係している
    請求項19に記載の動作方法。
  21. 前記所定の基準が、前記少なくとも1つの出力部(103、104)において放出される電流(Io)の大きさに関係しており、前記放出された電流(Io)が上側しきい値(Iso)以上の場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)に前記動作電圧が供給され、前記出力電流(Io)が下側しきい値(Isu)未満の場合に、前記少なくとも1つの出力部(103、104)に前記低い電圧(Us)が供給され、前記下側しきい値(Isu)が前記上側しきい値(Iso)以下である
    請求項19に記載の動作方法。
  22. 電気アークの存在に特有の信号が前記少なくとも1つの出力部(103、104)に存在するかどうかを監視するステップと、
    そのような信号の存在の際に前記少なくとも1つの出力部(103、104)に前記低い電圧(Us)を印加するステップとをさらに含む
    請求項19から21のいずれか一項に記載の動作方法。
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