JP2015050902A5 - - Google Patents
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Description
SBモードでは、特許文献4に記載されるように、出力電圧VHの電圧偏差ΔVH(ΔVH=VH*−VH)を補償するように、(3)式のデューティ比Dcが演算される。そして、キャリア波CWとデューティ比Dcとの電圧比較に基づいて、制御パルス信号SDcが生成される。制御パルス信号/SDcは、制御パルス信号SDcの反転信号である。SBモードでは、直流電圧(Va+Vb)と、出力電圧VHとの間のDC/DC変換が、図12に示された昇圧チョッパ回路によって実行される。
コンバータ指令生成部700は、モード制御信号MDによって指定された動作モードに応じて電圧指令値VH*を設定する。基本的には、スイッチング制御による出力電圧制御が実行されるPBモード、SBモード、aBモードおよびbBモードでは、電圧指令値VH*は、最適動作電圧VH♯に従って設定される。一方、SDモード、PDモード、aDモードおよびbDモードでは、図3に示されるように、出力電圧VHは、電圧Vaおよび/またはVbによって一意的に決まる。したがって、これらの直結モードでは、電圧指令値VH*は、各モードでの電圧Vaおよび/またはVbに従った電圧値に設定される。
上述のように、PBモードおよびaBモードともVH範囲はmax(Va,Vb)〜VHmaxであるので、モード切替における出力電圧VHの制限は不要である。したがって、VH要件は設定されないため、PBモードからaBモードへの移行時には、ステップS410(図17)は、無条件にYES判定とされる。
上述のように、PBモードおよびbBモードともVH範囲はmax(Va,Vb)〜VHmaxである。したがって、PBモードからbBモードへの移行時にも、VH要件は設定されず、ステップS410(図17)は、無条件にYES判定とされる。
bBモードでは、直流電源10bのみが用いられるので、電力配分比k=0となる。さらに。直流電源10bの電力Pb=PL*となる(Pa=0)。したがって、PBモードからbBモードへ移行する際には、直流電源10a,10bの電力の急激な変化を回避するために、PBモードにおいて電力配分比k=0となってから、bBモードへの切替が許可される。すなわち、電力配分要件として、ステップS420(図17)により、現在の電力分配比kとbBモード移行後の電力分配比(0)との差が、所定の判定値よりも小さいか否かが判定される。
上述のように、PDモードでは、直流電源10a,10b間の電力配分比kが、内部抵抗Ra,Rbに従って固定的に決まる。このときの電力配分比k2は、下記(8)式で
k2=Rb/(Ra+Rb) …(8)
したがって、PBモードからPDモードへ移行する際には、PBモードにおいて電力配分比kがk2と同等となってから、PDモードへの切替が許可される。すなわち、電力配分要件として、ステップS420(図17)により、現在の電力分配比kと、PDモード移行後の電力分配比推定値(k2)との差が、所定の判定値よりも小さいか否かが判定される。なお、直流電源10a,10bの内部抵抗Ra,Rbは、予め求められた温度依存特性に従って温度Ta,Tbの検出値に基づいて推定することができる。あるいは、直流電源10a,10bの使用中における電圧Va,Vbおよび電流Ia,Ibに基づいて、(Va/Ia)および(Vb/Ib)の傾きを求めることによって推定することも可能である。
k2=Rb/(Ra+Rb) …(8)
したがって、PBモードからPDモードへ移行する際には、PBモードにおいて電力配分比kがk2と同等となってから、PDモードへの切替が許可される。すなわち、電力配分要件として、ステップS420(図17)により、現在の電力分配比kと、PDモード移行後の電力分配比推定値(k2)との差が、所定の判定値よりも小さいか否かが判定される。なお、直流電源10a,10bの内部抵抗Ra,Rbは、予め求められた温度依存特性に従って温度Ta,Tbの検出値に基づいて推定することができる。あるいは、直流電源10a,10bの使用中における電圧Va,Vbおよび電流Ia,Ibに基づいて、(Va/Ia)および(Vb/Ib)の傾きを求めることによって推定することも可能である。
電力分配比kがほぼ0となるまで、ステップS420(図17)がNO判定とされるので、電力配分要件の不成立によりbDモードへの切替は許可されない。そして、ステップS700(図17)によるモード切替処理として、電力分配比kが0へ近付く方向に、電力指令値Pa*が調整される。以降の制御周期において、電力指令値Pa*の変化に伴って電力分配比kが0にほぼ一致すると、電力配分要件はクリアされる。これにより、ステップS420がYES判定に転ずる。
SBモードからPBモードへ移行する際には、VH要件、電力配分要件および電力保護要件はいずれも設定されない。図3に示されるように、SBモードにおけるVH範囲((Va+Vb)〜VHmax)は、PBモードでのVH範囲(max(Va,Vb)〜VHmax)に含まれる。したがって、出力電圧VHについては、特に制限を設けることなく、PBモードへの切替えることができる。また、SBモードでは、電力分配比がk1(式(5))に固定される一方で、PBモードでは、電力指令値Pa*によって電力分配比kを任意に制御することができる。したがって、電力分配要件および電力保護要件についても特に設定することなく、SBモードからPBモードへ切替えることができる。なお、PBモードへの切替時における電力分配比kの初期値は、SBモードにおけるk1に設定することが、円滑なモード移行の点から好ましい。ただし、電力分配比kは、電力Pa(PL*・k)およびPb(PL*・(1−k))が、それぞれPamin〜PamaxおよびPbmin〜Pbmaxの範囲内となるように設定する必要がある。
SBモードからaBモードへ移行する際には、現在の動作モードおよび移行先の動作モードの両方が「電力配分固定モード」である。そして、SBモードでの電力配分比k1と、aBモードでの電力配分比1.0とは異なるため、電力配分比kの調整が必要である。
SDモードからaBモードへの移行、および、SDモードからbBモードへの移行、SDモードからPDモードへの移行、SDモードからaDモードへの移行、および、SDモードからbDモードへの移行は、いずれも、電力分配比kの変化を伴う電力固定モード同士の間での動作モード切替である。
図25を参照して、bDモードからPBモードへ移行する際には、VH要件、電力配分要件および電力保護要件はいずれも設定されない。図3に示されるように、bDモードのVH範囲(VH=Vb)は、PBモードのVH範囲(max(Va+Vb)〜VHmax)に含まれるので、VH要件の設定は不要である。また、bDモードでは、電力分配比が0に固定される一方で、PBモードでは、電力指令値Pa*によって電力分配比kを任意に制御することができる。したがって、電力分配要件および電力保護要件についても特に設定することなく、bDモードからPBモードへ切替えることができる。なお、PBモードへの切替時における電力分配比kの初期値は、bDモードにおける0に設定することが、円滑なモード移行の点から好ましい。
図33は、直流電源の各動作状態における本発明の実施の形態2に従うキャリア位相制御を説明するための図表である。
状態Cでは、直流電源10aが回生状態である一方で、直流電源10bは力行状態である。この状態では、電流I(L1)の下降タイミング(極大点)と、電流I(L2)の下降タイミング(極大点)とが図中のTaで重なるような電流位相となるように、キャリア波の位相差φを調整する。これにより、Taにおけるスイッチング素子S3のターンオン損失およびスイッチング素子S1のターンオフ損失を低減できる。さらに、上述のように、Ta〜Tbの期間におけるスイッチング素子S1の導通損失および、Tc〜Taの期間におけるスイッチング素子S3の導通損失を低減することができる。
すなわち、制御パルス信号SDaの立下りタイミングと制御パルス信号SDbの立上りタイミング、または、制御パルス信号SDaの立上りタイミングと制御パルス信号SDbの立下りタイミングとが重なるように、キャリア波CWa,CWbの位相差φを設定することによって、図33の状態A,Bに示した電流位相が実現されることになる。これにより、スイッチング素子S2のターンオンとスイッチング素子S4のターンオフとが重なるように、あるいは、スイッチング素子S4のターンオンとスイッチング素子S2のターンオフとが重なるように、位相差φが設定される。
制御装置40は、現在PBモードであるとき(S442のYES判定時)には、ステップS443により、現在の位相差φとSBモードを適用できる位相φ(SB)とを比較する。上述のように、φ(SB)は、力行モード(Pa>0,Pb>0)においては、電流I(L1)の極大点すなわち下降タイミングと、電流I(L2)の極小点すなわち上昇タイミングとが一致するような電流位相となるときの位相差に相当する。また、回生モード(Pa<0,Pb<0)においては、φ(SB)は、電流I(L1)の極小点すなわち上昇タイミングと、電流I(L2)の極大点すなわち下降タイミングとが一致する電流位相となるときの位相差である。上述のように、φ(SB)は、デューティ比Da,Dbと、電力Pa,Pbの正負とによって予め一意に求めることができる。
Claims (2)
- 前記動作モード切替制御手段は、前記複数の動作モードのうちの前記第2の動作モードに属する1つのモードが前記現在の動作モードであり、かつ、前記移行先の動作モードが前記複数の動作モードのうちの前記第2の動作モードに属する他の1つのモードである場合には、前記現在の動作モードから前記第1の動作モードに切替えて、前記第1の動作モードにおいて前記複数の直流電源の間での電力配分を制御した後に、前記移行先の動作モードへの切替を実行する、請求項1記載の電源システム。
- 前記動作モード切替制御手段は、前記複数の動作モードのうちの前記第2の動作モードに属する1つのモードが前記現在の動作モードであり、かつ、前記移行先の動作モードが前記複数の動作モードのうちの前記第2の動作モードに属する他の1つのモードである場合には、前記現在の動作モードから前記第1の動作モードに切替えて、前記第1の動作モードにおいて前記第1および第2の直流電源の間での電力配分を制御した後に、前記移行先の動作モードへの切替を実行する、請求項5記載の電源システム。
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