JP2015068902A - フォーカルプレンシャッタ - Google Patents
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Abstract
【課題】フォーカルプレンシャッタにおいて、開口部を開閉する羽根部材の走行完了時の衝撃を効率よく緩和し、部品の摩耗や破損等を防止する。【解決手段】開口部10aを有する地板10、地板に移動自在に設けられた羽根部材20,30、羽根部材を駆動する駆動部材40,50、駆動部材の駆動ピン41a,51aを当接させて衝撃を緩和するべく地板に設けられた緩衝部材60を備え、緩衝部材60は、駆動ピンに向けて拡開すると共に駆動ピンから遠ざかる向きに先細るように形成された受入凹部62を有し、受入凹部62は、駆動ピンの移動方向において駆動ピンと非接触にて対向する非接触領域62aと、移動方向に対する駆動ピンの両側部と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域62bを有する。これによれば、羽根部材の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、部品の摩耗や破損等を防止できる。【選択図】図3
Description
本発明は、露光用の開口部を開閉する羽根部材を有するフォーカルプレンシャッタに関し、特に、一眼カメラ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、レンジファインダカメラ等のカメラにおいて露光用の開口部を開閉するフォーカルプレンシャッタに関する。
従来のフォーカルプレンシャッタとしては、露光用の開口部を有する略矩形の地板、地板の開口部を開閉するべく移動自在に形成された先羽根及び後羽根(羽根部材)、先羽根を駆動する先羽根用駆動部材、後羽根を駆動する後羽根用駆動部材、先羽根用駆動部材の動作完了時に駆動ピンを当接させて衝撃を緩和するべく地板の円弧状長孔の端部に固定されたゴム製の緩衝部材、後羽根用駆動部材の動作完了時にその駆動ピンを当接させて衝撃を緩和するべく地板の円弧状長孔の端部に固定されたゴム製の緩衝部材等を備えたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
このフォーカルプレンシャッタにおいては、図7(a),(b),(c)に示すように、緩衝部材1は、半円環状をなす当接部1aと共に一方側において駆動ピン2の作動軌跡内に臨むように突出して形成された被押動部1bを備えており、駆動ピン2が図7(a)に示す走行前の状態から回転して、図7(b)に示すように緩衝部材1の被押動部1bに当接すると、駆動ピン2が被押動部1bを外側に押し曲げつつ前進し、押し曲げられた被押動部1bが不図示の規制部により所定以上の移動が規制された時点で圧縮され、その後、駆動ピン2が、図7(c)に示すように被押動部1bから外れて当接部1aに当接すると共に被押動部1bが弾性復帰して駆動ピン2が逆向きに移動(バウンド)するのを規制するように形成され、被押動部1bの曲げ変形及び圧縮変形、当接部1aの弾性変形等により、駆動ピン2が停止する際の衝撃力を緩和するようになっている。
しかしながら、上記構成をなす緩衝部材1では、駆動ピン2が、被押動部1bに接触して移動する際に被押動部1bに対して摺動するため、摩耗粉等が発生し易く、緩衝部材1の耐久性が懸念され、摩耗粉等により他の構成部品(電磁石等)の作動不良等を引き起こす虞があり、又、先羽根及び後羽根(羽根部材)の作動タイミングのずれを生じる虞もある。
さらに、シャッタ動作前の状態にチャージされる際に、図7(c)に示す停止状態から図7(a)に示す状態に移動するとき、駆動ピン2が必ず緩衝部材1の被押動部1bを押し曲げて作動軌跡から後退させる必要があるため、本来の緩衝作用とは関係の無い負荷が加わり、チャージ動作に要する駆動源等の負荷(供給電力の増加)等を招くことになる。
さらに、シャッタ動作前の状態にチャージされる際に、図7(c)に示す停止状態から図7(a)に示す状態に移動するとき、駆動ピン2が必ず緩衝部材1の被押動部1bを押し曲げて作動軌跡から後退させる必要があるため、本来の緩衝作用とは関係の無い負荷が加わり、チャージ動作に要する駆動源等の負荷(供給電力の増加)等を招くことになる。
本発明は、上記の事情に鑑みて成されたものであり、その目的とするところは、構造の簡素化、耐久性の向上等を図りつつ、開口部を開閉する羽根部材の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができるフォーカルプレンシャッタを提供することにある。
本発明のフォーカルプレンシャッタは、露光用の開口部を有する地板と、開口部を開閉するべく地板に移動自在に設けられた羽根部材と、羽根部材を駆動する駆動部材と、駆動部材の駆動ピンを当接させて衝撃を緩和するべく地板に設けられたゴム製の緩衝部材とを含むフォーカルプレンシャッタであって、上記緩衝部材は、駆動ピンに向けて拡開すると共に駆動ピンから遠ざかる向きに先細るように形成された受入凹部を有する、ことを特徴としている。
この構成によれば、羽根部材を走行させてシャッタ動作を行う際に、駆動部材がセット位置から走行してその駆動ピンが緩衝部材の受入凹部に受け止められて停止する際に、駆動ピンの両側部が受入凹部の拡開した(先端側)領域に当接して弾性変形させ、この弾性変形により駆動ピンの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピンの進行方向の前方に位置する緩衝部材の先細りの領域は駆動ピンに対して駆動ピンを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、拡開した(先端側)領域のそれぞれの弾性変形による両側の反発力は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピンを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピンの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)を効率よく抑制ないし防止することができる。
これにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、羽根部材(駆動部材)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
この構成によれば、羽根部材を走行させてシャッタ動作を行う際に、駆動部材がセット位置から走行してその駆動ピンが緩衝部材の受入凹部に受け止められて停止する際に、駆動ピンの両側部が受入凹部の拡開した(先端側)領域に当接して弾性変形させ、この弾性変形により駆動ピンの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピンの進行方向の前方に位置する緩衝部材の先細りの領域は駆動ピンに対して駆動ピンを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、拡開した(先端側)領域のそれぞれの弾性変形による両側の反発力は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピンを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピンの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)を効率よく抑制ないし防止することができる。
これにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、羽根部材(駆動部材)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
上記構成において、受入凹部は、駆動ピンの移動方向において駆動ピンと非接触にて対向する非接触領域と、移動方向に対する駆動ピンの両側部と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域とを有する、構成を採用することができる。
この構成によれば、羽根部材を走行させてシャッタ動作を行う際に、駆動部材がセット位置から走行してその駆動ピンが緩衝部材の受入凹部に受け止められて停止する際に、駆動ピンの両側部が緩衝部材の両側接触領域に当接して弾性変形させ、この弾性変形により駆動ピンの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピンの進行方向の前方に位置する緩衝部材の非接触領域は駆動ピンと非接触状態が維持されるため、駆動ピンを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、両側接触領域のそれぞれの弾性変形による両側の反発力は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピンを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピンの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)を効率よく抑制ないし防止することができる。また、駆動部材がセット位置にセットされる際には、駆動ピンが緩衝部材から離脱するように移動するだけであるため、負荷を及ぼすこともなく円滑にセット動作を行うことができ、緩衝部材の摩耗等も防止することができる。
このように、緩衝部材の受入凹部を、非接触領域と両側接触領域を含む形状としたことにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、羽根部材(駆動部材)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
この構成によれば、羽根部材を走行させてシャッタ動作を行う際に、駆動部材がセット位置から走行してその駆動ピンが緩衝部材の受入凹部に受け止められて停止する際に、駆動ピンの両側部が緩衝部材の両側接触領域に当接して弾性変形させ、この弾性変形により駆動ピンの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピンの進行方向の前方に位置する緩衝部材の非接触領域は駆動ピンと非接触状態が維持されるため、駆動ピンを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、両側接触領域のそれぞれの弾性変形による両側の反発力は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピンを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピンの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)を効率よく抑制ないし防止することができる。また、駆動部材がセット位置にセットされる際には、駆動ピンが緩衝部材から離脱するように移動するだけであるため、負荷を及ぼすこともなく円滑にセット動作を行うことができ、緩衝部材の摩耗等も防止することができる。
このように、緩衝部材の受入凹部を、非接触領域と両側接触領域を含む形状としたことにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、羽根部材(駆動部材)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
上記構成において、受入凹部の非接触領域及び両側接触領域は、駆動ピンが緩衝部材に接触した際の移動方向における駆動ピンの中心線に対して線対称に形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、駆動ピンの移動方向における中心線に対して、緩衝部材の両側接触領域が及ぼすそれぞれの反発力が対称的に作用するため、駆動ピンを一方側に片寄せするような力が加わらず、駆動部材が所定の軸を中心として回転する構成の場合には当該軸にラジアル方向の負荷が作用しないため、軸の損傷、摩耗、片当り等を防止でき、駆動部材を円滑に移動させることができる。
この構成によれば、駆動ピンの移動方向における中心線に対して、緩衝部材の両側接触領域が及ぼすそれぞれの反発力が対称的に作用するため、駆動ピンを一方側に片寄せするような力が加わらず、駆動部材が所定の軸を中心として回転する構成の場合には当該軸にラジアル方向の負荷が作用しないため、軸の損傷、摩耗、片当り等を防止でき、駆動部材を円滑に移動させることができる。
上記構成において、受入凹部の両側接触領域は、所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に又は駆動ピンに向けて凸状に湾曲する凸状湾曲面を含むように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、両側接触領域を、直線状の平坦面に又は凸状湾曲面に形成することで、駆動ピンの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
この構成によれば、両側接触領域を、直線状の平坦面に又は凸状湾曲面に形成することで、駆動ピンの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
上記構成において、駆動ピンは、所定の曲率半径をなす外周面を画定する円柱状に形成され、受入凹部の非接触領域は、駆動ピンの曲率半径よりも小さい曲率半径をなす凹状湾曲面を含むように形成されている、構成を採用することができる。
この構成によれば、緩衝部材の非接触領域を駆動ピンの曲率半径よりも小さい曲率半径をなす凹状湾曲面とすることで、駆動ピンが非接触領域と接触するのを確実に防止することができ、それ故に、非接触領域において、駆動ピンを進行方向と逆向きに押し戻す力(反発力)が生じるのを確実に防止することができる。
この構成によれば、緩衝部材の非接触領域を駆動ピンの曲率半径よりも小さい曲率半径をなす凹状湾曲面とすることで、駆動ピンが非接触領域と接触するのを確実に防止することができ、それ故に、非接触領域において、駆動ピンを進行方向と逆向きに押し戻す力(反発力)が生じるのを確実に防止することができる。
上記構成をなすフォーカルプレンシャッタによれば、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、開口部を開閉する羽根部材の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
以下、本発明の実施形態について、添付図面を参照しつつ説明する。
この実施形態に係るフォーカルプレンシャッタは、図1に示すように、地板10、地板10に対して移動自在に設けられた羽根部材としての先羽根20及び後羽根30、先羽根20を駆動する駆動部材としての先羽根駆動レバー40及び付勢バネ(不図示)、後羽根30を駆動する駆動部材としての後羽根駆動レバー50及び付勢バネ(不図示)、先羽根駆動レバー40の駆動ピン41a及び後羽根駆動レバー50の駆動ピン51aがそれぞれ当接し得る二つの緩衝部材60、先羽根20及び後羽根30(すなわち、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50)をシャッタ動作前(露光動作前)のセット位置にセットするセット部材70及び付勢バネ(不図示)、セット部材70を駆動する駆動機構(不図示)、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50をセット位置に吸着保持する二つの電磁石(不図示)等を備えている。尚、地板10には、先羽根20を収容する羽根室を画定する中間板(不図示)及び後羽根30を収容する羽根室を画定する補助地板(不図示)が所定の間隔をおいて固定されている。
この実施形態に係るフォーカルプレンシャッタは、図1に示すように、地板10、地板10に対して移動自在に設けられた羽根部材としての先羽根20及び後羽根30、先羽根20を駆動する駆動部材としての先羽根駆動レバー40及び付勢バネ(不図示)、後羽根30を駆動する駆動部材としての後羽根駆動レバー50及び付勢バネ(不図示)、先羽根駆動レバー40の駆動ピン41a及び後羽根駆動レバー50の駆動ピン51aがそれぞれ当接し得る二つの緩衝部材60、先羽根20及び後羽根30(すなわち、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50)をシャッタ動作前(露光動作前)のセット位置にセットするセット部材70及び付勢バネ(不図示)、セット部材70を駆動する駆動機構(不図示)、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50をセット位置に吸着保持する二つの電磁石(不図示)等を備えている。尚、地板10には、先羽根20を収容する羽根室を画定する中間板(不図示)及び後羽根30を収容する羽根室を画定する補助地板(不図示)が所定の間隔をおいて固定されている。
地板10は、図1に示すように、略矩形の平板状に形成されており、略矩形をなす露光用の開口部10a、円弧部分及び半円部分が連続する長孔10b及び長孔10c、先羽根20を回動自在に支持するべく羽根室側に立設された支軸10d,10e、後羽根30を回動自在に支持するべく羽根室側に立設された支軸10f,10g、先羽根駆動レバー40を回動自在に支持するべく羽根室の外側に立設された支軸10h、後羽根駆動レバー50を回動自在に支持するべく羽根室の外側に立設された支軸10i、セット部材70を回動自在に支持するべく羽根室の外側に立設された支軸10j等を備えている。
先羽根20は、図1に示すように、3枚の羽根本体21,22,23、羽根本体21,22,23を連結する2つのアーム24,25により構成されている。
アーム24は、支軸10dにより回動自在に支持されると共に、その一部が先羽根駆動レバー40の駆動ピン41aに連結されている。
アーム25は、支軸10eにより回動自在に支持されている。
そして、アーム24が、図1に示すように先羽根駆動レバー40により図中の下方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体21,22,23が重なり合って開口部10aを開放し、一方、先羽根駆動レバー40により図中の上方に向けて(時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体21,22,23が展開して開口部10aを閉鎖するようになっている。
アーム24は、支軸10dにより回動自在に支持されると共に、その一部が先羽根駆動レバー40の駆動ピン41aに連結されている。
アーム25は、支軸10eにより回動自在に支持されている。
そして、アーム24が、図1に示すように先羽根駆動レバー40により図中の下方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体21,22,23が重なり合って開口部10aを開放し、一方、先羽根駆動レバー40により図中の上方に向けて(時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体21,22,23が展開して開口部10aを閉鎖するようになっている。
後羽根30は、図1に示すように、3枚の羽根本体31,32,33、羽根本体31,32,33を連結する2つのアーム34,35により構成されている。
アーム34は、支軸10fにより回動自在に支持されると共に、その一部が後羽根駆動レバー50の駆動ピン51aに連結されている。
アーム35は、支軸10gにより回動自在に支持されている。
そして、アーム34が、図1に示すように後羽根駆動レバー50により図中の下方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体31,32,33が展開して開口部10aを閉鎖し、一方、後羽根駆動レバー50により図中の上方に向けて(時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体31,32,33が重なり合って開口部10aを開放するようになっている。
アーム34は、支軸10fにより回動自在に支持されると共に、その一部が後羽根駆動レバー50の駆動ピン51aに連結されている。
アーム35は、支軸10gにより回動自在に支持されている。
そして、アーム34が、図1に示すように後羽根駆動レバー50により図中の下方に向けて(反時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体31,32,33が展開して開口部10aを閉鎖し、一方、後羽根駆動レバー50により図中の上方に向けて(時計回りに)駆動されることにより、3枚の羽根本体31,32,33が重なり合って開口部10aを開放するようになっている。
先羽根駆動レバー40は、図1に示すように、アーム24が連結される駆動ピン41a、セット部材70が露光動作完了後の休止位置から反時計回りに回転する時に係合して時計回りに回転力が及ぼされる係合部41b、電磁石により吸着される磁性部(不図示)等を備えており、支軸10hにより回動自在に支持されている。
駆動ピン41aは、図4に示すように、緩衝部材60と当接する部分が所定の曲率半径Rをなす外周面を画定する円柱状に形成されている。
そして、先羽根駆動レバー40は、支軸10hにより回動自在に支持されると共に付勢バネにより反時計回りに回転付勢され、駆動ピン41aが長孔10bに挿入されて先羽根20のアーム24に連結されており、休止状態で付勢バネにより反時計回りに回転させられて先羽根20を開放位置に移動させ、一方、セット部材70により時計回りに回転させられて先羽根20を閉鎖位置に移動させ、レリーズ等の信号による露光動作時に電磁石の通電により磁性部が吸着されてシャッタ動作前のセット位置に保持され、電磁石を非通電とすることにより磁力による吸着が解除されて、付勢バネの付勢力により反時計回りに回転させられて先羽根20を開放位置に移動させるようになっている。
駆動ピン41aは、図4に示すように、緩衝部材60と当接する部分が所定の曲率半径Rをなす外周面を画定する円柱状に形成されている。
そして、先羽根駆動レバー40は、支軸10hにより回動自在に支持されると共に付勢バネにより反時計回りに回転付勢され、駆動ピン41aが長孔10bに挿入されて先羽根20のアーム24に連結されており、休止状態で付勢バネにより反時計回りに回転させられて先羽根20を開放位置に移動させ、一方、セット部材70により時計回りに回転させられて先羽根20を閉鎖位置に移動させ、レリーズ等の信号による露光動作時に電磁石の通電により磁性部が吸着されてシャッタ動作前のセット位置に保持され、電磁石を非通電とすることにより磁力による吸着が解除されて、付勢バネの付勢力により反時計回りに回転させられて先羽根20を開放位置に移動させるようになっている。
後羽根駆動レバー50は、図1に示すように、アーム34が連結される駆動ピン51a、セット部材70が露光動作完了後の休止位置から反時計回りに回転する時に係合して時計回りに回転力が及ぼされる係合部51b、電磁石により吸着される磁性部(不図示)等を備えており、支軸10iにより回動自在に支持されている。
駆動ピン51aは、図4に示すように、緩衝部材60と当接する部分が所定の曲率半径Rをなす外周面を画定する円柱状に形成されている。
そして、後羽根駆動レバー50は、支軸10iにより回動自在に支持されると共に付勢バネにより反時計回りに回転付勢され、駆動ピン51aが長孔10cに挿入されて後羽根30のアーム34に連結されており、休止状態で付勢バネにより反時計回りに回転させられて後羽根30を閉鎖位置に移動させ、一方、セット部材70により時計回りに回転させられて後羽根30を開放位置に移動させ、レリーズ等の信号による露動作動時に電磁石の通電により磁性部が吸着されてシャッタ動作前のセット位置に保持されると共にセット部材70が休止位置に戻り、電磁石を非通電とすることにより磁力による吸着が解除されて、付勢バネの付勢力により反時計回りに回転させられて後羽根30を閉鎖位置に移動させるようになっている。
駆動ピン51aは、図4に示すように、緩衝部材60と当接する部分が所定の曲率半径Rをなす外周面を画定する円柱状に形成されている。
そして、後羽根駆動レバー50は、支軸10iにより回動自在に支持されると共に付勢バネにより反時計回りに回転付勢され、駆動ピン51aが長孔10cに挿入されて後羽根30のアーム34に連結されており、休止状態で付勢バネにより反時計回りに回転させられて後羽根30を閉鎖位置に移動させ、一方、セット部材70により時計回りに回転させられて後羽根30を開放位置に移動させ、レリーズ等の信号による露動作動時に電磁石の通電により磁性部が吸着されてシャッタ動作前のセット位置に保持されると共にセット部材70が休止位置に戻り、電磁石を非通電とすることにより磁力による吸着が解除されて、付勢バネの付勢力により反時計回りに回転させられて後羽根30を閉鎖位置に移動させるようになっている。
緩衝部材60は、弾性変形可能なゴム材料等により形成されており、図2ないし図4に示すように、地板10の長孔10b,10cの半円部分に嵌め込まれて固定される固定部61、駆動ピン41a,51aを受け入れる受入凹部62を備えている。
固定部61は、断面にてコ字状に肉抜きされており、この肉抜きされた部分に地板10の長孔10b,10cの半円部分の縁部を嵌め込むことにより、緩衝部材60が地板10に固定されるようになっている。
受入凹部62は、図2ないし図4に示すように、駆動ピン41a,51aに向けて拡開すると共に駆動ピン41a,51aから遠ざかる向きに先細るように形成され、又、駆動ピン41a,51aの露光動作時の移動方向V(図4を参照)において駆動ピン41a,51aと非接触にて対向する非接触領域62aと、移動方向Vに対する駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域62b,62bを有するように形成されている。
固定部61は、断面にてコ字状に肉抜きされており、この肉抜きされた部分に地板10の長孔10b,10cの半円部分の縁部を嵌め込むことにより、緩衝部材60が地板10に固定されるようになっている。
受入凹部62は、図2ないし図4に示すように、駆動ピン41a,51aに向けて拡開すると共に駆動ピン41a,51aから遠ざかる向きに先細るように形成され、又、駆動ピン41a,51aの露光動作時の移動方向V(図4を参照)において駆動ピン41a,51aと非接触にて対向する非接触領域62aと、移動方向Vに対する駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域62b,62bを有するように形成されている。
ここでは、図4に示すように、受入凹部62の非接触領域62a及び両側接触領域62b,62bが、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60に接触した際(接触し始めて弾性変形していない状態)の移動方向Vにおける駆動ピン41a,51aの中心Cを通る中心線CLに対して線対称に形成されている。
さらに、受入凹部62の両側接触領域62b,62bは、中心線CLに対して所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に形成され、受入部62の非接触領域62aは、駆動ピン41a,51aの曲率半径Rよりも小さい曲率半径rをなす凹状湾曲面を含むように形成されている。
さらに、受入凹部62の両側接触領域62b,62bは、中心線CLに対して所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に形成され、受入部62の非接触領域62aは、駆動ピン41a,51aの曲率半径Rよりも小さい曲率半径rをなす凹状湾曲面を含むように形成されている。
上記緩衝部材60によれば、受入凹部62が非接触領域62a及び両側接触領域62b,62bを有するように形成されているため、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50がセット位置から走行してその駆動ピン41a,51aが緩衝部材60の受入凹部62に受け止められて停止する際に、両側接触領域62b,62bは、駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´と接触して弾性変形し、この弾性変形により駆動ピン41a,51aの衝突による衝撃を緩和し、一方、駆動ピン41a,51aの進行方向の前方に位置する非接触領域62aは、駆動ピン41a,51aと非接触状態を維持することにより、駆動ピン41a,51aを進行方向の逆向きに押し戻す力を生じない。
また、両側接触領域62b,62bのそれぞれの弾性変形による両側の反発力F,F(図5(c)を参照)は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピン41a,51aを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピン41a,51aの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)が効率よく抑制ないし防止される。
さらに、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50がセット位置にセットされる際には、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60の両側接触領域62b,62bから離脱するように移動するだけであるため、負荷を及ぼすこともなく円滑にセット動作が行われ、緩衝部材60の摩耗等も防止される。
また、両側接触領域62b,62bのそれぞれの弾性変形による両側の反発力F,F(図5(c)を参照)は、お互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピン41a,51aを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピン41a,51aの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)が効率よく抑制ないし防止される。
さらに、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50がセット位置にセットされる際には、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60の両側接触領域62b,62bから離脱するように移動するだけであるため、負荷を及ぼすこともなく円滑にセット動作が行われ、緩衝部材60の摩耗等も防止される。
また、上記緩衝部材60によれば、受入凹部62の非接触領域62a及び両側接触領域62b,62bが中心線CLに対して線対称に形成されているため、両側接触領域62b,62bが及ぼすそれぞれの反発力F,F(図5(c)を参照)が対称的に(駆動ピン41a,51に向かうように)作用するため、駆動ピン41a,51aを一方側に片寄せするような力が加わらず、それ故に、支軸10h,10iにラジアル方向の負荷が作用しないため、軸の損傷、摩耗、片当り等を防止でき、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50を円滑に移動させることができる。
また、受入凹部62の両側接触領域62b,62bが所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に形成されているため、この傾斜角度を適宜選択することにより、駆動ピン41a,51aの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
さらに、受入凹部62の非接触領域62aが駆動ピン41a,51aの曲率半径Rよりも小さい曲率半径rをなす凹状湾曲面を含むように形成されているため、駆動ピン41a,51aが非接触領域62aと接触するのを確実に防止することができ、それ故に、非接触領域62aにおいて、駆動ピン41a,51aを進行方向と逆向きに押し戻す力(反発力)が生じるのを確実に防止することができる。
また、受入凹部62の両側接触領域62b,62bが所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に形成されているため、この傾斜角度を適宜選択することにより、駆動ピン41a,51aの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
さらに、受入凹部62の非接触領域62aが駆動ピン41a,51aの曲率半径Rよりも小さい曲率半径rをなす凹状湾曲面を含むように形成されているため、駆動ピン41a,51aが非接触領域62aと接触するのを確実に防止することができ、それ故に、非接触領域62aにおいて、駆動ピン41a,51aを進行方向と逆向きに押し戻す力(反発力)が生じるのを確実に防止することができる。
セット部材70は、図1に示すように、地板10の支軸10jにより回動自在に支持されると共に付勢バネ(不図示)により時計回りに回転付勢されており、先羽根駆動レバー40の係合部41bに係合し得る係合部71、後羽根駆動レバー50の係合部51bに係合し得る係合部72、回転駆動力を及ぼすカメラ本体側の駆動機構(不図示)の一部が連結される連結部(不図示)等を備えている。
そして、セット部材70は、図1に示す状態から反時計回りに回転させられると、係合部71が係合部41bに回転力を及ぼしかつ係合部72が係合部51bに回転力を及ぼして、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50をそれぞれの付勢バネの回転付勢力に抗しつつ時計回りに回転させて、シャッタ動作前(露光動作前)のセット位置に保持し、一方、セット位置においてレリーズ等の信号により先羽根駆動レバー40が電磁石により保持されかつ後羽根駆動レバー50が電磁石により保持された状態で、付勢バネの付勢力により時計回りに回転させられて休止位置に戻ると、係合部71が係合部41bから離脱しかつ係合部72が係合部51bから離脱して、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50の反時計回りの回転を許容する状態となる。
そして、セット部材70は、図1に示す状態から反時計回りに回転させられると、係合部71が係合部41bに回転力を及ぼしかつ係合部72が係合部51bに回転力を及ぼして、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50をそれぞれの付勢バネの回転付勢力に抗しつつ時計回りに回転させて、シャッタ動作前(露光動作前)のセット位置に保持し、一方、セット位置においてレリーズ等の信号により先羽根駆動レバー40が電磁石により保持されかつ後羽根駆動レバー50が電磁石により保持された状態で、付勢バネの付勢力により時計回りに回転させられて休止位置に戻ると、係合部71が係合部41bから離脱しかつ係合部72が係合部51bから離脱して、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50の反時計回りの回転を許容する状態となる。
次に、このフォーカルプレンシャッタの動作について、図1、図2、図3、図5(a),(b),(c)を参照しつつ説明する。
先ず、シャッタ動作完了後(露光動作完了後)の休止状態においては、図1に示すように、セット部材70は反時計回りに回転して休止位置に位置し、先羽根駆動レバー40は反時計回りに回転して、駆動ピン41aが緩衝部材60(の両側接触領域62b,62b)に当接して停止し、先羽根20は開口部10aを開放した位置に位置し、又、後羽根駆動レバー50は反時計回りに回転して、駆動ピン51aが緩衝部材60の両側接触領域62b,62bに当接して停止し、後羽根30は開口部10aを閉鎖した位置に位置している。
先ず、シャッタ動作完了後(露光動作完了後)の休止状態においては、図1に示すように、セット部材70は反時計回りに回転して休止位置に位置し、先羽根駆動レバー40は反時計回りに回転して、駆動ピン41aが緩衝部材60(の両側接触領域62b,62b)に当接して停止し、先羽根20は開口部10aを開放した位置に位置し、又、後羽根駆動レバー50は反時計回りに回転して、駆動ピン51aが緩衝部材60の両側接触領域62b,62bに当接して停止し、後羽根30は開口部10aを閉鎖した位置に位置している。
ここで、レリーズ動作等により、シャッタ動作の準備指令が発せられると、セット部材70が反時計回りに回転して、係合部71が係合部41bに係合して先羽根駆動レバー40を時計回りに回転させてシャッタ動作前のセット位置(開口部10aを閉鎖した状態)に位置付け、係合部72が係合部51bに係合して後羽根駆動レバー50を時計回りに回転させてシャッタ動作前のセット位置(開口部10aを開放した状態)に位置付ける。
このセット動作の際に、駆動ピン41a,51aは、緩衝部材60の両側接触領域62b,62bから単に離脱するだけであるため、緩衝部材60から負荷を受けることはなく、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50は円滑にセット位置に移動させられ、それ故に、セット部材70を駆動するカメラ本体側の駆動機構(駆動源)の負荷が軽減される。
このセット動作の際に、駆動ピン41a,51aは、緩衝部材60の両側接触領域62b,62bから単に離脱するだけであるため、緩衝部材60から負荷を受けることはなく、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50は円滑にセット位置に移動させられ、それ故に、セット部材70を駆動するカメラ本体側の駆動機構(駆動源)の負荷が軽減される。
続いて、電磁石が通電されると、磁性部が吸着されて、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50が反時計回りに回転付勢する付勢バネの付勢力に抗してセット位置に保持される。そして、セット部材70が時計回りに回転させられて休止位置に復帰すると、係合部71が係合部41bから離脱しかつ係合部72が係合部51bから離脱して、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50の反時計回りの回転を規制する状態が解除される。
続いて、所望のタイミングで、先羽根駆動レバー40に対応する電磁石の通電が断たれると、先羽根駆動レバー40が付勢バネの付勢力により反時計回りに回転し、駆動ピン41aが、図2に示す状態から図5(a)に示すように長孔10b内を緩衝部材60に向けて走行し、駆動ピン41aの両側部41a´が、図5(b)に示すように緩衝部材60の両側接触領域62b,62bに当接(接触)し、続いて、図3及び図5(c)に示すように駆動ピン41aと非接触領域62aとの非接触状態が維持されつつ、両側接触領域62b,62bを押圧して弾性変形させる。
その後、駆動ピン41aは、先羽根駆動レバー40を回転付勢する付勢バネの回転付勢力により、両側接触領域62b,62bが弾性復帰した所定位置(図5(b)に示す接触位置〜図5(c)に示す最大変形位置の間の所定の位置)に停止する。
その後、駆動ピン41aは、先羽根駆動レバー40を回転付勢する付勢バネの回転付勢力により、両側接触領域62b,62bが弾性復帰した所定位置(図5(b)に示す接触位置〜図5(c)に示す最大変形位置の間の所定の位置)に停止する。
すなわち、緩衝部材60の両側接触領域62b,62bの弾性変形により駆動ピン41aの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピン41aの進行方向の前方に位置する緩衝部材60の非接触領域62aが駆動ピン41aと非接触状態に維持されるため、駆動ピン41aを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、図5(c)に示すように、両側接触領域62b,62bのそれぞれの弾性変形による両側の反発力F,Fがお互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピン41aを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピン41aの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)が効率よく抑制ないし防止される。
また、先羽根駆動レバー40に対応する電磁石の通電を断った後の所定のタイミングにおいて、後羽根駆動レバー50に対応する電磁石の通電が断たれると、後羽根駆動レバー50が付勢バネの付勢力により反時計回りに回転し、駆動ピン51aが、図2に示す状態から図5(a)に示すように長孔10c内を緩衝部材60に向けて走行し、駆動ピン51aの両側部51a´が、図5(b)に示すように緩衝部材60の両側接触領域62b,62bに当接(接触)し、続いて、図3及び図5(c)に示すように駆動ピン51aと非接触領域62aとの非接触状態が維持されつつ、両側接触領域62b,62bを押圧して弾性変形させる。
その後、駆動ピン51aは、後羽根駆動レバー50を回転付勢する付勢バネの回転付勢力により、両側接触領域62b,62bが弾性復帰した所定位置(図5(b)に示す接触位置〜図5(c)に示す最大変形位置の間の所定の位置)に停止する。
その後、駆動ピン51aは、後羽根駆動レバー50を回転付勢する付勢バネの回転付勢力により、両側接触領域62b,62bが弾性復帰した所定位置(図5(b)に示す接触位置〜図5(c)に示す最大変形位置の間の所定の位置)に停止する。
すなわち、緩衝部材60の両側接触領域62b,62bの弾性変形により駆動ピン51aの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピン51aの進行方向の前方に位置する緩衝部材60の非接触領域62aが駆動ピン51aと非接触状態に維持されるため、駆動ピン51aを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、図5(c)に示すように、両側接触領域62b,62bのそれぞれの弾性変形による両側の反発力F,Fがお互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピン51aを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピン51aの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)が効率よく抑制ないし防止される。
以上により、先羽根20及び後羽根30により、開口部10aの開閉動作が行われて、シャッタ動作(露光動作)が完了する。
以上により、先羽根20及び後羽根30により、開口部10aの開閉動作が行われて、シャッタ動作(露光動作)が完了する。
上記構成をなすフォーカルプレンシャッタによれば、駆動部材(先羽根駆動レバー40、後羽根駆動レバー50)がセット位置から走行してその駆動ピン41a,51aが緩衝部材60の受入凹部62に受け止められて停止する際に、駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´が緩衝部材60の両側接触領域62b,62bに当接して弾性変形させ、この弾性変形により駆動ピン41a,51aの衝突による衝撃が緩和され、又、駆動ピン41a,51aの進行方向の前方に位置する緩衝部材60の非接触領域62aは駆動ピン41a,51aと非接触状態が維持されるため、駆動ピン41a,51aを進行方向の逆向きに押し戻す力が作用せず、かつ、両側接触領域62b,62bのそれぞれの弾性変形による両側の反発力がお互いに向かい合って打ち消される成分が含まれるため、駆動ピン41a,51aを逆向きに押し戻す力がさらに低減され、駆動ピン41a,51aの衝撃を緩和しつつ逆向きの反動(バウンド)を効率よく抑制ないし防止することができる。
また、駆動部材(先羽根駆動レバー40、後羽根駆動レバー50)がセット位置にセットされる際には、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60から離脱するように移動するだけであるため、負荷を及ぼすこともなく円滑にセット動作を行うことができ、緩衝部材60の摩耗等も防止することができる。
このように、緩衝部材60の受入凹部62を、非接触領域62aと両側接触領域62b,62bを含む形状としたことにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、駆動部材(先羽根駆動レバー40、後羽根駆動レバー50)すなわち羽根部材(先羽根20及び後羽根30)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
このように、緩衝部材60の受入凹部62を、非接触領域62aと両側接触領域62b,62bを含む形状としたことにより、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、駆動部材(先羽根駆動レバー40、後羽根駆動レバー50)すなわち羽根部材(先羽根20及び後羽根30)の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができる。
図6(a),(b),(c)は、本発明に係るフォーカルプレンシャッタに含まれる緩衝部材の他の実施形態を示すものであり、前述の実施形態と同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
この実施形態において、緩衝部材60´は、弾性変形可能なゴム材料等により形成されており、地板10の長孔10b,10cの半円部分に嵌め込まれて固定される固定部61、駆動ピン41a,51aを受け入れる受入凹部62´を備えている。
受入凹部62´は、図6(a),(b),(c)に示すように、駆動ピン41a,51aに向けて拡開すると共に駆動ピン41a,51aから遠ざかる向きに先細るように形成され、又、駆動ピン41a,51aの移動方向Vにおいて駆動ピン41a,51aと非接触にて対向する非接触領域62aと、露光動作時の移動方向Vに対する駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域62b´,62b´を有するように形成されている。
ここでは、受入凹部62´の非接触領域62a及び両側接触領域62b´,62b´は、前述実施形態と同様に、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60に接触した際(接触し始めて弾性変形していない状態)の移動方向Vにおける駆動ピン41a,51aの中心Cを通る中心線CLに対して線対称に形成されている。
また、受入凹部62´の両側接触領域62b´,62b´は駆動ピン41a,51aに向けて凸状に湾曲する凸状湾曲面を含むように形成されている。
このように、両側接触領域62b´,62b´を凸状湾曲面に形成することで、駆動ピン41a,51aの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
この実施形態において、緩衝部材60´は、弾性変形可能なゴム材料等により形成されており、地板10の長孔10b,10cの半円部分に嵌め込まれて固定される固定部61、駆動ピン41a,51aを受け入れる受入凹部62´を備えている。
受入凹部62´は、図6(a),(b),(c)に示すように、駆動ピン41a,51aに向けて拡開すると共に駆動ピン41a,51aから遠ざかる向きに先細るように形成され、又、駆動ピン41a,51aの移動方向Vにおいて駆動ピン41a,51aと非接触にて対向する非接触領域62aと、露光動作時の移動方向Vに対する駆動ピン41a,51aの両側部41a´,51a´と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域62b´,62b´を有するように形成されている。
ここでは、受入凹部62´の非接触領域62a及び両側接触領域62b´,62b´は、前述実施形態と同様に、駆動ピン41a,51aが緩衝部材60に接触した際(接触し始めて弾性変形していない状態)の移動方向Vにおける駆動ピン41a,51aの中心Cを通る中心線CLに対して線対称に形成されている。
また、受入凹部62´の両側接触領域62b´,62b´は駆動ピン41a,51aに向けて凸状に湾曲する凸状湾曲面を含むように形成されている。
このように、両側接触領域62b´,62b´を凸状湾曲面に形成することで、駆動ピン41a,51aの当接により弾性変形する際の変形量(反発力)を適宜調整することができ、それ故に、仕様に応じて、所望の緩和作用、反動(バウンド)防止作用を得ることができる。
上記実施形態においては、先羽根20及び後羽根30を備えた構成において、先羽根駆動レバー40及び後羽根駆動レバー50に対して、それぞれ緩衝部材60を採用した、すなわち二つの羽根部材を採用した場合を示したが、これに限定されるものではなく、例えば、一つの羽根部材を備え、単に開口部を開放した状態から閉鎖した状態に移動することでシャッタ動作を行う構成において本願発明を採用することもできる。
上記実施形態においては、緩衝部材として、直線状の平坦面をなす両側接触領域62b,62bを有する緩衝部材60、又は、凸状湾曲面を含む両側接触領域62b´,62b´を有する緩衝部材60´を示し、駆動ピンとして、円柱状をなす駆動ピン41a,51aを示したが、これらに限定されるものではなく、受入凹部が、駆動ピンに向けて拡開すると共に駆動ピンから遠ざかる向きに先細るように形成され、かつ、駆動ピンの移動方向において駆動ピンと非接触にて対向する非接触領域及び移動方向に対する駆動ピンの両側部と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域を有するものであれば、その他の形態をなす緩衝部材を採用してもよく、駆動ピンの両側部が両側接触領域と接触するものであれば、円柱状以外の形態をなす駆動ピンを採用してもよい。
以上述べたように、本発明のフォーカルプレンシャッタは、構造の簡素化、耐久性の向上等を達成しつつ、開口部を開閉する羽根部材の走行完了時の衝撃を効率よく緩和でき、又、衝撃に伴うバウンド等も抑制ないし防止でき、部品の摩耗や破損等を防止でき、所望のタイミングでシャッタ動作を行うことができるため、一眼カメラ、一眼レフカメラ、ミラーレスカメラ、レンジファインダカメラ等のカメラに適用できるのは勿論のこと、その他の露光用の開口部を備えた光学機器に対しても有用である。
10 地板
10a 開口部
20 先羽根(羽根部材)
30 後羽根(羽根部材)
40 先羽根駆動レバー(駆動部材)
41a 駆動ピン
41a´ 両側部
50 後羽根駆動レバー(駆動部材)
51a 駆動ピン
51a´ 両側部
60,60´ 緩衝部材
61 固定部
62,62´ 受入凹部
62a 非接触領域
62b,62b´ 両側接触領域
70 セット部材
CL 中心線
R 駆動ピンの曲率半径
r 非接触領域の曲率半径
10a 開口部
20 先羽根(羽根部材)
30 後羽根(羽根部材)
40 先羽根駆動レバー(駆動部材)
41a 駆動ピン
41a´ 両側部
50 後羽根駆動レバー(駆動部材)
51a 駆動ピン
51a´ 両側部
60,60´ 緩衝部材
61 固定部
62,62´ 受入凹部
62a 非接触領域
62b,62b´ 両側接触領域
70 セット部材
CL 中心線
R 駆動ピンの曲率半径
r 非接触領域の曲率半径
Claims (5)
- 露光用の開口部を有する地板と、前記開口部を開閉するべく前記地板に移動自在に設けられた羽根部材と、前記羽根部材を駆動する駆動部材と、前記駆動部材の駆動ピンを当接させて衝撃を緩和するべく前記地板に設けられたゴム製の緩衝部材とを含むフォーカルプレンシャッタであって、
前記緩衝部材は、前記駆動ピンに向けて拡開すると共に前記駆動ピンから遠ざかる向きに先細るように形成された受入凹部を有する
ことを特徴とするフォーカルプレンシャッタ。 - 前記受入凹部は、前記駆動ピンの移動方向において前記駆動ピンと非接触にて対向する非接触領域と、前記移動方向に対する前記駆動ピンの両側部と離脱可能に接触して弾性変形し得る両側接触領域とを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記受入凹部の非接触領域及び両側接触領域は、前記駆動ピンが前記緩衝部材に接触した際の移動方向における前記駆動ピンの中心線に対して線対称に形成されている、
ことを特徴とする請求項2に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記受入凹部の両側接触領域は、所定の傾斜角度をなす直線状の平坦面に又は前記駆動ピンに向けて凸状に湾曲する凸状湾曲面を含むように形成されている、
ことを特徴とする請求項2又は3に記載のフォーカルプレンシャッタ。 - 前記駆動ピンは、所定の曲率半径をなす外周面を画定する円柱状に形成され、
前記受入凹部の非接触領域は、前記駆動ピンの曲率半径よりも小さい曲率半径をなす凹状湾曲面を含むように形成されている、
ことを特徴とする請求項2ないし4いずれか一つに記載のフォーカルプレンシャッタ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013201303A JP2015068902A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | フォーカルプレンシャッタ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013201303A JP2015068902A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | フォーカルプレンシャッタ |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015068902A true JP2015068902A (ja) | 2015-04-13 |
Family
ID=52835644
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013201303A Pending JP2015068902A (ja) | 2013-09-27 | 2013-09-27 | フォーカルプレンシャッタ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015068902A (ja) |
-
2013
- 2013-09-27 JP JP2013201303A patent/JP2015068902A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
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| RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
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