JP2015103149A - 管理システムおよび管理システムの制御方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】状況に応じてユーザ(販売会社のオペレータやサービスマン等のサービス提供者)にとって見る必要が高い顧客の情報から逐次表示するユーザエクスペリエンスの高い表示をセキュアに提供すること。
【解決手段】デバイス管理サーバ101では、複数の拠点ネットワークに設置された画像形成装置102から収集され稼働情報を、異なるアクセス権が設定された各テナント別機器情報記憶部402で分離して管理する。代表データ変換部403は、セキュアに分離管理されている複数のテナントの稼働情報の一部を顧客単位で集計し、該集計した稼働情報のなかの一部の情報を秘匿または除外して記憶部404で管理する。表示優先順位判断部407及び表示情報送信部408は、デバイス管理サーバ101で管理されている稼働情報を、注目度の高い顧客の情報や異常な集計値を示す顧客の情報を優先し、ユーザに提供する。
【選択図】図4
【解決手段】デバイス管理サーバ101では、複数の拠点ネットワークに設置された画像形成装置102から収集され稼働情報を、異なるアクセス権が設定された各テナント別機器情報記憶部402で分離して管理する。代表データ変換部403は、セキュアに分離管理されている複数のテナントの稼働情報の一部を顧客単位で集計し、該集計した稼働情報のなかの一部の情報を秘匿または除外して記憶部404で管理する。表示優先順位判断部407及び表示情報送信部408は、デバイス管理サーバ101で管理されている稼働情報を、注目度の高い顧客の情報や異常な集計値を示す顧客の情報を優先し、ユーザに提供する。
【選択図】図4
Description
本発明は、デバイスを管理する管理システムおよび管理システムの制御方法に関するものである。
近年、顧客の画像形成装置(複写機やプリンタ)等のネットワークデバイスの機器管理、障害復旧、印刷状況の改善提案、などをアウトソーシングで行うデバイス管理サービスを、インターネット上のサーバでクラウドサービスとして実現する方法がある。デバイス管理サービスでは、サービス提供者がサービス提供先の顧客の運用状況をWebUIに表示して、状況の把握や監視を行う必要がある。さらに、問題が発生している顧客が存在しないかを確認する目的や、特定の顧客の運用状況を他の顧客と比較する目的のために、1つのWebUIに複数の顧客の情報を一覧表示する必要がある。
クラウドサービスでは、顧客のデータを分離してマルチテナント構造で管理することが多い。しかし、マルチテナント構造では、複数顧客のデータに対して1回のクエリ文でアクセスできないため、複数顧客のデータを取得するには時間がかかるといった問題がある。そのため、サービス提供者にとって見る必要が高い顧客から逐次表示する、ユーザエクスペリエンスの高い表示方法が必要となる。
特許文献1には、予めユーザが情報のカテゴリ毎に表示優先順位を定め、サーバから配信される情報のカテゴリを識別し、優先順位の高い情報から順次表示する技術が開示されている。
しかしながら、特許文献1では、情報に対してカテゴリとその優先順位が固定的であり、状況に応じて優先順位を動的に変更することができない。デバイス管理サービスにおいて運用状況を把握する際には、同じ情報でも状況に応じて優先順位が変動する。例えば、ある運用値が同じく目標値を下回っている2つの顧客であっても、集計の開始当初で下回っている顧客より、十分な集計期間を経たあとに下回っている顧客の方が、問題度が高い。また、同じ運用状況であっても、より多くの料金を支払っている等で注目度が高い顧客の方が、優先度が高い場合もある。このため、特許文献1の技術をデバイス管理サービスに用いても、顧客の情報を適切な優先順位で表示することができない。
また、上述のように、デバイス管理サービスでは、顧客のデータをテナント毎に分離してセキュリティを保った状態で管理することが多く、顧客の情報の表示優先順位を決めるためには、同一の記憶部で複数顧客の情報を比較する必要がある。しかし、テナントごとに分離してセキュリティ管理している情報を、セキュアに分離されていない同一の記憶領域で比較することは、セキュリティや情報保護の観点で好ましくない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものである。本発明の目的は、状況に応じてユーザ(販売会社のオペレータやサービスマン等のサービス提供者)にとって見る必要が高い顧客の情報から逐次表示して、ユーザエクスペリエンスの高い表示をセキュアに提供することができる仕組みを提供することである。
本発明は、複数の拠点ネットワークに設置されたネットワークデバイスの稼働情報を収集する管理システムであって、収集され稼働情報を、異なるアクセス権が設定された複数のテナントに分離して管理する第1管理手段と、前記第1管理手段により分離されて管理されている複数のテナントの稼働情報の一部を、グループ単位で集計して管理する第2管理手段と、前記第2管理手段により管理されている前記集計された稼働情報を、ユーザに対して提供する提供手段と、を有し、前記第2管理手段は、前記集計された稼働情報のなかの一部の情報を秘匿または除外して管理することを特徴とする。
本発明によれば、状況に応じてユーザにとって見る必要が高い顧客の情報から逐次表示して、ユーザエクスペリエンスの高い表示をセキュアに提供することができる。
以下、本発明を実施するための形態について図面を用いて説明する。
まず、本発明の一実施例を示すデバイス管理システムを構成している各装置について、図1を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施例を示すデバイス管理システムの構成の一例を示す図である。
図1は、本発明の一実施例を示すデバイス管理システムの構成の一例を示す図である。
図1に示すように、本実施例のデバイス管理システムでは、デバイス管理サーバ101、画像形成装置102、情報処理装置103、クライアント端末104が、ネットワーク105を介して接続されている。
本実施例では、管理システムの管理対象となる顧客(例えば、顧客A、顧客B)やテナントという単位で、画像形成装置102をグルーピングして管理している(詳細は後述する)。グルーピングの単位は、顧客に限定するものではなく、組織や拠点などの単位であってもよい。
顧客Aの環境は、デバイス管理サーバ101と直接通信できる画像形成装置102が設定されている環境である。一方、顧客Bの環境は、デバイス管理サーバ101と直接通信できない画像形成装置102に対して、情報処理装置103が仲介してデバイス管理サーバ101と接続している環境である。
クライアント端末104は、パーソナルコンピュータに限定するものではなく、同機能を持つ画像形成装置や携帯端末などでもよい。また、ネットワーク100やネットワーク105は、上述の各装置の間で情報をやり取りするための通信回線であり、インターネット、イントラネットの種別や、有線・無線は問わない。
デバイス管理サーバ101は、複数の拠点ネットワークに設置されたネットワークデバイス(図1の例では画像形成装置102)の稼働情報を収集する管理システムであり、1以上のサーバから構成される。本実施例では、デバイス管理サーバ101が、各顧客の拠点ネットワーク100から収集したネットワークデバイス(画像形成装置102)のログ情報や障害情報などの稼働情報を蓄積して、レポーティングする機能を有する。例えば、レポーティング機能の一種として、後述する図7、図8で示すような、特定の顧客のデバイス稼働状況や運用状況に絞ったタイムリーな確認画面をクライアント端末104に表示する。この機能は、例えば、販売会社のオペレータやサービスマン向けに提供される。
なお、本実施例では、デバイス管理サーバ101が管理するネットワークデバイスの例として、プリンタや複写機等の画像形成装置を用いて説明するが、ネットワークデバイスは画像形成装置に限定されるものではない。
次に、デバイス管理システムを構成する各装置のハードウェア構成について説明する。
図2は、画像形成装置102のハードウェア構成を例示する図である。
図2は、画像形成装置102のハードウェア構成を例示する図である。
図2に示すように、画像形成装置102は、画像処理ユニット201、印刷ユニット202、および読み込みユニット203を有する。画像形成装置102が複合機ではない場合は、読み込みユニット203が存在しない構成であってもよい。
画像処理ユニット201は、CPU204、メモリ205、ハードディスク206、ユーザインタフェース207を有する。CPU204は、各種プログラムを実行し、さまざまな機能を実現するユニットである。メモリ205は、各種情報を一時的に記憶するユニットである。CPU204は、ハードディスク206に記憶されているプログラムをメモリ205にロードし実行する。また、メモリ205は、CPU204の一時的な作業記憶領域としても利用されるユニットである。
ハードディスク206は、各種データを記憶するユニットであり、フラッシュメモリなどの同機能を持つ他のハードウェアでもよい。ユーザインタフェース207は、ユーザからの処理依頼を受け付けたり、ユーザに対して画面を出力するためのユニットである。
NIC(Network Interface Card)208は、画像形成装置102をネットワーク100等に接続するためのユニットである。図2に示した例は、画像形成装置の代表的なハードウェア構成であり、画像形成装置102はこの構成に限定されるものではない。例えば、画像形成装置102は、FAXボードや外部制御装置が接続されている構成であってもよい。
図3は、デバイス管理サーバ101、情報処理装置103、クライアント端末104のハードウェア構成を例示する図である。
図3において、301はCPUであり、各種プログラムを実行し、さまざまな機能を実現するユニットである。メモリ302は、各種情報を一時的に記憶するユニットである。CPU301は、ハードディスク303に記憶されているプログラムをメモリ302にロードしプログラムを実行する。また、メモリは、CPU301の一時的な作業記憶領域としても利用されるユニットである。
ハードディスク303は、各種データを記憶するユニットであり、フラッシュメモリなどの同機能を持つ他のハードウェアでもよい。ユーザインタフェース304は、ユーザからの処理依頼を受け付けたり、ユーザに対して画面を出力するためのユニットである。
NIC305は、デバイス管理サーバ101、クライアント端末104をネットワークに接続するためのユニットであり、NIC305を使用してネットワーク100や105に接続可能である。
図3に示した例は、デバイス管理サーバ101、情報処理装置103、クライアント端末104の代表的なハードウェア構成であり、デバイス管理サーバ101、情報処理装置103、クライアント端末104の構成はこれに限定されるものではない。なお、デバイス管理サーバ101は、1以上からのサーバからなるシステムであってもよい。
以下、デバイス管理システムのソフトウェア構成について説明する。
図4は、デバイス管理システムを構成する各装置のソフトウェア構成を例示する図である。
図4は、デバイス管理システムを構成する各装置のソフトウェア構成を例示する図である。
最初に、画像形成装置102を構成するソフトウェアについて説明する。
機器情報送信部420は、画像形成装置102を使用することで発生する各種情報を、デバイス管理サーバ101に送信する。各種情報とは、ジョブの実行履歴、エラー発生情報、稼働情報、消耗品情報、設定情報、操作履歴、修理情報、問合せ情報など、画像形成装置102を利用することで発生する情報であり、特定の情報に限定されるものではない。以下では、前記各種情報を機器情報と称する。
機器情報送信部420は、画像形成装置102を使用することで発生する各種情報を、デバイス管理サーバ101に送信する。各種情報とは、ジョブの実行履歴、エラー発生情報、稼働情報、消耗品情報、設定情報、操作履歴、修理情報、問合せ情報など、画像形成装置102を利用することで発生する情報であり、特定の情報に限定されるものではない。以下では、前記各種情報を機器情報と称する。
なお、機器情報送信部420の機能を実現するプログラムは、画像形成装置102のハードディスク206に記憶されており、CPU204がメモリ205にプログラムをロードし実行することで、この機能は実現される。また、図4には示していないが、機器情報送信部420がない画像形成装置102があってもよい。機器情報送信部420がない画像形成装置102の機器情報は、情報処理装置103により収集されてデバイス管理サーバ101に送信される。詳細は後述する。
次に、情報処理装置103を構成するソフトウェアについて説明する。
機器情報収集部430は、機器情報送信部420がない画像形成装置102に対して、前記機器情報を収集する。情報を収集する方法や間隔については限定しない。機器情報送信部431は、機器情報収集部430が収集した機器情報をデバイス管理サーバ101に送信する。これにより、デバイス管理サーバ101に対して機器情報を送信できない画像形成装置102に対しても、情報処理装置103が仲介することで機器情報の収集と送信が可能となる。なお、機器情報収集部430、機器情報送信部431の機能を実現するプログラムは、情報処理装置103のハードディスク303に記憶されており、情報処理装置103のCPU301がメモリ302にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
機器情報収集部430は、機器情報送信部420がない画像形成装置102に対して、前記機器情報を収集する。情報を収集する方法や間隔については限定しない。機器情報送信部431は、機器情報収集部430が収集した機器情報をデバイス管理サーバ101に送信する。これにより、デバイス管理サーバ101に対して機器情報を送信できない画像形成装置102に対しても、情報処理装置103が仲介することで機器情報の収集と送信が可能となる。なお、機器情報収集部430、機器情報送信部431の機能を実現するプログラムは、情報処理装置103のハードディスク303に記憶されており、情報処理装置103のCPU301がメモリ302にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
次に、デバイス管理サーバ101を構成するソフトウェアについて説明する。
機器情報受信部401は、画像形成装置102や情報処理装置103から送信された機器情報を受信する。デバイス管理サーバ101側では、1以上の拠点を持つ顧客からの情報(機器情報)を、1以上のテナントに分離して、それぞれテナント別機器情報記憶部402として管理している。もちろん、1つの顧客の情報を1つのテナントとして管理してもよい。なお、異なる顧客は必ず異なるテナントに属する。
機器情報受信部401は、画像形成装置102や情報処理装置103から送信された機器情報を受信する。デバイス管理サーバ101側では、1以上の拠点を持つ顧客からの情報(機器情報)を、1以上のテナントに分離して、それぞれテナント別機器情報記憶部402として管理している。もちろん、1つの顧客の情報を1つのテナントとして管理してもよい。なお、異なる顧客は必ず異なるテナントに属する。
機器情報受信部401は、認証などの手段を用いてどのテナントから受信した機器情報なのかを識別する。テナント別機器情報記憶部402は、機器情報受信部401が受信した機器情報をテナント別に記憶する。機器情報にはテナント毎の機密情報や個人情報が含まれるため、セキュリティや情報保護のためにテナント別の機器情報を分けて記憶する。
各テナントの情報(テナント別機器情報記憶部402)は、論理的(または物理的)にデータベース(DB)上で分離して管理されており、各テナントには担当オペレータのみ参照可能なように異なるアクセス権が設定されている。即ち、テナント別機器情報記憶部402のように分離されて記憶されているテナント別の機器情報は、担当のオペレータのみが参照可能なようにそれぞれアクセス権が設定され、セキュアな情報として保護されている。なお、図示しないが、各テナントがいずれの顧客に属するかを示す情報もデバイス管理サーバ101側で記憶管理されているものとする。
なお、テナント別の機器情報を、テナント別に記憶する手段としては、DBを別にする方法、テーブルを別にする方法、テーブル内のIDで区別する方法、テナント別にアクセス権を変える方法などがあるが、これら特定の方法に限定しない。
一方、顧客間でWebUIに表示する優先順位を決めるためには、同一の記憶部(例えばハードディスク303やメモリ302)で複数顧客の機器情報を比較する必要がある。しかし、テナント別機器情報記憶部402で分けて管理した情報をセキュアに分離されていない同一の記憶部で比較することは、セキュリティや情報保護の観点で好ましくない。本実施例では、代表データ変換部403が、テナント別機器情報記憶部402でテナント別に記憶された機器情報の一部を顧客単位で集計し、該集計した情報から機密情報や個人情報を除き、且つ顧客間で機器情報の運用状況を比較可能な代表データ(機器情報代表データ405)に変換する。これにより、セキュリティを保ちつつ顧客毎のデータを比較することができるようになる。
ここで、機密情報や個人情報を除く方法を例示する。例えば、機器が安定稼働している割合を表す安定稼働率という情報については、安定稼働率の運用実績値そのものではなく、顧客毎に定めた目標値を満たしているかという情報を代表データとして変換する。このような代表データを使用することで、セキュリティや情報保護を確保した上で、目標値を満たしていない顧客の方に注意が必要、といった顧客間の優先度を比較することができる。なお、機器情報代表データ405は、上記例に限定されるものではない。
記憶部404は、機器情報以外を記憶するためのもので、機器情報代表データ405と操作者注目度情報406を記憶する。機器情報代表データ405は、テナント別機器情報記憶部402で管理されている複数のテナントの機器情報の一部がグループ単位(ここでは顧客単位)で集計され、さらに集計された稼働情報のなかの一部の情報が秘匿または除外されたものである。詳細は図6で後述する。
操作者注目度情報406は、サービス提供者である操作者がどの顧客に注目しているかを表す情報で、図5で後述する。サービス提供者が注目する背景として、自分が運用を担当する顧客、利益の大きい顧客、等が考えられる。この操作者注目度情報406を用いることで、サービス提供者が注目する顧客を判断することができる。記憶部404は、後述する図7や図8のような表示を行うサービスを提供するための情報を記憶するために、上述のようにテナント毎に分離して情報記憶する各テナント別機器情報記憶部402とは別に設けられたものである。
表示優先順位判断部407は、クライアント端末104から機器情報の表示要求を受信した際に、機器情報代表データ405と操作者注目度情報406から、表示する顧客の優先順位を判断する。表示優先順位判断部407は、機器情報代表データ405を用いることで、より注意が必要な顧客を識別して優先順位を高くし、併せて操作者注目度情報406を用いることで、サービス提供者が注目する顧客の優先順位も高くする判断を行う。これら2つの情報を判断材料とすることで、表示優先順位判断部407は、サービス提供者が優先的に見たい顧客を動的に判断することができる。
表示情報送信部408は、表示優先順位判断部407で判断した優先順位に従ってテナント別機器情報記憶部402から順番に機器情報を取得し、クライアント端末104に機器情報を送信する。なお、表示情報送信部408は、送信する際に、テナント別機器情報記憶部402から取得した機器情報を顧客単位で集計して送信してもよい。また、表示情報送信部408は、記憶部404の機器情報代表データ405から顧客単位で集計された情報を、表示優先順位判断部407で判断した優先順に取得して、送信してもよい。機器情報代表データ405から顧客単位の情報を送信する場合、個人情報が秘匿又は除外された情報を送信するため、ユーザに提供されるデータは、よりセキュリティを確保したものとなる。また、個人情報を除外した情報と、個人情報が除外されていない情報の、どちらの情報を送信するかを、ユーザ権限や設定等で選択制御するようにしてもよい。
なお、図4に示したデバイス管理サーバ101を構成するソフトウェアの機能を実現するプログラムは、デバイス管理サーバ101のハードディスク303に記憶されており、デバイス管理サーバ101のCPU301がメモリ302にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
なお、デバイス管理サーバ101の機能は、1つのサーバで実現してもよいし、1以上からのサーバからなる管理システムにより実現してもよい。1以上からのサーバからなる管理システムにより実現する場合、デバイス管理サーバ101の機能を、収集したデータを記憶する1以上のストレージサーバや、WebUIを提供する管理機能等を提供する1以上の管理サーバ等で実現してもよい。
次に、クライアント端末104を構成するソフトウェアについて説明する。
表示部440は、デバイス管理サーバ101から受信した表示情報を表示する。表示情報が順次送信される場合は、受信した表示情報から逐次表示することができる。デバイス管理サーバ101で優先順位が高いと判断された情報から受信して逐次表示することで、サービス提供者が見たい情報から逐次表示することが可能となる。なお、表示部440機能を実現するプログラムは、クライアント端末104のハードディスク303に記憶されており、クライアント端末104のCPU301がメモリ302にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
表示部440は、デバイス管理サーバ101から受信した表示情報を表示する。表示情報が順次送信される場合は、受信した表示情報から逐次表示することができる。デバイス管理サーバ101で優先順位が高いと判断された情報から受信して逐次表示することで、サービス提供者が見たい情報から逐次表示することが可能となる。なお、表示部440機能を実現するプログラムは、クライアント端末104のハードディスク303に記憶されており、クライアント端末104のCPU301がメモリ302にプログラムをロードし実行することで、これらの機能が実現される。
図5は、デバイス管理サーバ101の記憶部404が管理する操作者注目度情報406のデータ構成の一例を示す図である。
ユーザID501は、デバイス管理サーバ101にアクセスしている操作者を識別する情報である。顧客ID502は、デバイス管理サーバ101で管理する顧客を識別する情報である。本実施例では、同じ顧客に対しても、操作者ごとに、注目度情報を記憶することができる。例えば、「○○商事」という顧客に対して、「SalesAdmin001」という操作者は注目度が高いが、「SalesUser001」という操作者は注目度が高くない、という管理ができる。
担当顧客503は、顧客毎に操作者が担当している顧客か否かを識別する情報であり、不図示の担当設定画面で操作者が担当する顧客を選択する。操作者が担当している顧客の場合には担当顧客503に「true」、そうでない場合には担当顧客503に「false」が格納される。表示優先順位判断部407は、操作者が担当する顧客の方が操作者にとって注目度が高く、表示優先順位が高いと判断する。
アクセス回数504は、操作者が顧客に対して単位期間あたり何回アクセスしているかを示す情報である。表示優先順位判断部407は、アクセス回数が多い顧客の方が操作者にとって注目度が高く、表示優先順位が高いと判断する。
注目フラグ505は、操作者が注目する顧客であることを示す情報であり、図7で後述する注目フラグ709で設定することで、操作者が明示的に注目顧客であることを設定する。表示優先順位判断部407は、注目フラグが付いている顧客(「あり」の顧客)の方が操作者にとって注目度が高く、表示優先順位が高いと判断する。
なお、表示優先順位判断部407は、運用状況の表示要求を受信した際に、識別した操作者に対して担当顧客503、アクセス回数504、注目フラグ505から総合的に注目度の順位を付け、表示優先順位を判断する。順位づけのアルゴリズムについては特に限定しない。順位付けする際の、担当顧客503、アクセス回数504、注目フラグ505のパラメータの重みづけについては、不図示の設定画面により設定されたり、遺伝的アルゴリズムにより操作者毎に最適化されてもよい。
図6は、デバイス管理サーバ101の記憶部404が管理する機器情報代表データ405のデータ構成の一例を示す図である。
顧客ID601は、デバイス管理サーバ101で管理する顧客を識別する情報である。業種602は、顧客の業種を示す情報で、不図示の顧客情報登録画面で設定する。地域603は、顧客の地域を示す情報で、同じく不図示の顧客情報登録画面で設定する。デバイス規模604は、顧客が所持する画像形成装置102の台数規模を示す情報である。デバイス管理サービスでは、顧客の業種、地域、台数規模により印刷適正枚数や安定稼働率の特徴に違いがあるため、顧客の業種、地域、台数規模等の情報は、図8で後述する顧客の運用状況を比較表示する際の、比較対象を絞り込むための条件となる。
集計締め日605は、画像形成装置102から収集した機器情報を運用状況として集計する際に、集計の区切りの日を表す。表示優先順位判断部407は、集計締め日605も優先順位の判断に使用する。例えば、安定稼働率(月)606が「NG」の顧客があった場合、集計締め日605が現在日付に近い顧客の方が運用状況の改善期間が少ないため、優先順位が高いと判断する。安定稼働率とは、収集した機器情報から画像形成装置102がエラーなどで使用できない使用不可時間を計算し、「(顧客の営業時間−使用不可時間)÷顧客の営業時間」で計算する。これにより、顧客の営業時間の中で画像形成装置102を安定的に使用できた割合を確認することができる。
安定稼働率(月)606は、画像形成装置102を安定稼働していた割合が、顧客毎に設定された目標値を満たしているか否かを表す情報であり、満たしている場合は「OK」、満たしていない場合は「NG」が格納される。テナント別機器情報記憶部402では、安定稼働率の数値(%)や、画像形成装置102毎の安定稼働率、または顧客のグループ単位での安定稼働率の数値を記憶する。しかし、これらの情報は顧客の機密情報も含むため、代表データ変換部403が顧客別に目標値を満たしているか、という情報に変換して、安定稼働率(月)606に記憶している。図示しないが、安定稼働率(月)は過去の複数月の情報を記憶している。また、集計の単位は月に限定するものではなく、4半期、週、日、など他の単位でもよい。表示優先順位判断部407は、安定稼働率(月)606が「NG」の顧客は運用状況に注意や改善が必要なため、表示優先順位が高いと判断する。また、「○3f○電機」のように安定稼働率(月)を計算するための機器情報が収集されていない顧客(安定稼働率(月)606に「未収集」が格納されている顧客)も注意が必要なため、表示優先順位が高いと判断する。
印刷適正枚数は、収集した機器情報から、画像形成装置102の平均印刷枚数が予め画像形成装置102ごとに設定された印刷下限枚数と印刷上限枚数の範囲に入っているか否かで、画像形成装置102の使用状況が適正な状態であるかを表す情報である。印刷下限枚数を下回る場合は、使用されていない画像形成装置102としてUnderという判定が行われる。印刷上限枚数を上回る場合は、過剰に使用されている画像形成装置102として、Overと判断される。サービス提供者は、Under、Overと判定された画像形成装置102の配置を変更するなどで、適正状態の画像形成装置102を増やすことが必要となる。
印刷適正枚数(月)607は、平均印刷枚数が適正と判断される画像形成装置102の割合が、顧客毎に設定された目標値を満たしているか否かを表す情報であり、満たしている場合は「OK」、満たしていない場合は「NG」が格納される。印刷適正枚数も安定稼働率と同様に、テナント別機器情報記憶部402では具体的な数値や画像形成装置102毎の値を記憶しているが、代表データ変換部403が顧客別に平均値が適正な状態であるかに変換して、印刷適正枚数(月)607に記憶している。印刷適正枚数(月)607も過去の複数月の情報を記憶し、集計の単位も月単位に限定しない。表示優先順位判断部407は、印刷適正枚数(月)607が「NG」の顧客、または印刷適正枚数(月)を計算するための機器情報が収集されていない顧客(「未収集」の顧客)は、運用状況に注意や改善が必要なため、表示優先順位が高いと判断する。「NG」と「未収集」のどちらの表示優先順位を高く判断してもよい。
表示優先順位判断部407は、運用状況の表示要求を受信した際に、識別した操作者の提供先顧客に対して、集計締め日605、安定稼働率(月)606、印刷適正枚数(月)607から総合的に注目度の順位を付け、表示優先順位を判断する。さらに顧客ごとに優先順位をつけるだけではなく、安定稼働率や印刷適正枚数といった単位で優先順位をつけることもできる。例えば、「○○電機」の場合、安定稼働率(月)606は「未収集」のため表示優先順位が高いと判断するが、印刷適正枚数(月)607は「OK」のため表示優先順位が低いと判断する。順位づけのアルゴリズムについては、操作者注目度情報406と同様に限定しない。また、機器情報代表データ405の種類は、安定稼働率と印刷適正枚数に限定されるものではなく、機器情報から算出可能な運用状況データであれば他のデータであってもよい。
図7は、クライアント端末104がデバイス管理サーバ101から表示情報を受信したときに、クライアント端末104の表示部440が表示する、顧客別運用状況の一覧画面の一例を示す図である。本画面は、サービス提供者が提供先の顧客の運用状況を一覧表示し、運用状況に問題がないかを確認する目的で使用される。
操作者表示部701は、サービス提供者である操作者の情報を表示する領域で、不図示の認証画面を経て特定された操作者のIDを出力する。注目顧客表示部702は、操作者が注目する顧客を表示する領域である。デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が、操作者注目度情報406で表示優先順位が高いと判断した顧客の情報を注目顧客表示部702に表示する。
運用状況表示部703は、顧客別の運用状況を表示する領域で、本実施例では顧客名、機器の安定稼働率、機器毎の印刷適正枚数を表示しているが、表示内容は上記に限定されるものではない。
注目フラグ709は、注目する顧客を操作者が明示的に指定するフラグである。注目フラグ709を有効にすることで、操作者注目度情報406の注目フラグ505が有効「あり」になる。
情報取得中記号704は、デバイス管理サーバ101から情報を取得中の状態を表す記号である。表示する記号の種類は限定するものではなく、デバイス管理サーバ101で判断された優先順位の順番を表示しても良い。
要注意顧客表示部705は、運用に注意が必要な顧客を表示する領域である。デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が、機器情報代表データ405で表示優先順位が高いと判断した顧客の情報を要注意顧客表示部705に表示する。
警告コメント表示部706は、表示優先順位判断部407が判断した注意が必要な理由を表示する領域である。「○○不動産」の例では、機器情報の集計値が運用目標値を下回っていることを警告するメッセージの例として「集計値が目標値を下回っています。」のコメントを表示している。また、「○○電機」の例では、機器情報が顧客の環境が一定期間受信できていないことを警告するメッセージの例として「安定稼働率を測定するための集計値が10日以上収集されていません。」のコメントを表示している。
通常顧客の表示部707は、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407により、優先順位が高くないと判断された顧客の運用状況を表示する領域である。
図7に示すように、優先順位が高いと判断された顧客から順次表示することで、操作者は注目すべき顧客からより早く運用状況を見ることができる。また、操作者注目度情報406と機器情報代表データ405の両方を用いて優先順位を判断することで、操作者が注目する顧客と、操作者は注目していないが運用に注意が必要な顧客から、総合的に判断された優先順位で表示することができる。
以上のように、図7の顧客別運用状況の一覧画面は、グループ単位(ここでは顧客単位)で集計された稼働情報を、グループごとに俯瞰表示するためのものである。図7の顧客別運用状況の一覧画面では、担当顧客503、アクセス回数(/月)504、注目フラグ505等の注目度指標に従い、注目度の高いグループ(注目顧客)の情報を優先して提供する。また、顧客別運用状況の一覧画面では、安定稼働率(月)606、印刷適正枚数(月)607等の集計値が、異常な集計値を示すグループ(注目が必要な顧客)の情報を優先して提供する。
図8は、クライアント端末104がデバイス管理サーバ101から表示情報を受信したときに、クライアント端末104の表示部440が表示する、注目顧客に対する運用状況の比較表示画面の一例を示す図である。本画面は、サービス提供者が特定の顧客の運用状況を改善するために、注目顧客と条件が似ている顧客の中で運用状況が好調な顧客と、不調な顧客を比較表示するために使用される。
注目顧客表示部801は、操作者が注目する1つの顧客を表示する領域である。注目顧客は、不図示の注目顧客の選択画面で選択指定された特定の顧客の情報が表示される。また、セッション情報やクッキー情報の中に保存されている顧客が注目顧客と判断されてもよい。さらに、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が、操作者注目度情報406で表示優先順位が高いと判断した顧客が表示されてもよい。
運用状況表示部802は、運用状況表示部703と同様に顧客別の運用状況を表示する領域である。
絞り込み条件指定部803は、注目顧客と条件が類似する顧客を検索する際の条件を指定する。本画面例では、顧客の地域、業種、デバイス台数規模、月の集計の区切りを示す締め日の中から選択できる。図8の例では、注目顧客である「○○不動産」と顧客の「地域」と「デバイス台数規模」が類似する顧客の中で、運用状況が好調な顧客と、運用状況が不調な顧客を検索する設定となっている。条件の項目は、上記に限定されるものではない。
好調顧客表示部804は、注目顧客と絞り込み条件が類似する顧客の中で、運用が好調な顧客を表示する領域である。デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が、上記絞り込まれた顧客の機器情報代表データ405で表示優先順位が高いと判断した顧客の情報を表示する。なお、好調顧客表示部804に表示する顧客を判断する場合、表示優先順位判断部407は、より好調な顧客の優先順位が高くなるように判断する。例えば、表示優先順位判断部407は、安定稼働率(月)606や印刷適正枚数(月)607が「OK」の顧客は運用状況が好調なため、表示優先順位が高いと判断する。
不調顧客表示部805は、注目顧客と絞り込み条件が類似する顧客の中で、運用が不調な顧客を表示する領域である。デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が、上記絞り込まれた顧客の機器情報代表データ405で表示優先順位が高いと判断した顧客の情報を表示する。なお、不調顧客表示部805に表示する顧客を判断する場合、表示優先順位判断部407は、より不調な顧客の優先順位が高くなるように判断する。例えば、表示優先順位判断部407は、安定稼働率(月)606や印刷適正枚数(月)607が「NG」の顧客は運用状況が不調なため、表示優先順位が高いと判断する。
操作者は、好調顧客表示部804に表示される運用状況が好調な顧客と、不調顧客表示部805に表示される不調な顧客を、注目顧客801に表示される注目顧客と比較表示することで、注目顧客や不調な顧客の運用を効果的に改善することができる。また、表示優先順位判断部407が注目顧客と比較する際に、比較対象の顧客が前回の集計締め日から少しの期間が経過していない場合、今月の機器情報代表データ405ではなく先月の機器情報代表データ405で比較する。これは、集計締め日から経過日数が少ない場合は集計された機器情報代表データ405に信憑性が低いためであり、より信憑性が高い機器情報代表データ405を用いることで、効果のある比較情報を提供することができる。
図8の注目顧客比較表示画面は、グループ単位(ここでは顧客単位)で集計された稼働情報をグループごとに比較して表示するためのものである。図8の注目顧客比較表示画面では、業種602、地域603、デバイス規模604、集計締め日605等の条件で類似する特徴を持つグループの情報を優先して提供する。
クライアント端末104は、デバイス管理サーバ101から順番に情報を取得し、取得できた情報から逐次表示するが、その方法はいくつかある。その方法の1つとして、クライアント端末104の表示部440で、Javascriptに代表されるスクリプトを実行することで実現する方法がある(Javaは登録商標)。
図9は、クライアント端末104が顧客別運用状況の一覧画面や注目顧客に対する運用状況の比較表示画面をスクリプトにより逐次表示する際の、クライアント端末104とデバイス管理サーバ101の間の処理シーケンス図である。以下の処理は、図4に示したソフトウェア構成において、デバイス管理サーバ101のCPU301とクライアント端末104のCPU301がそれぞれ各プログラムを実行することにより実現される。
始めに、S901において、クライアント端末104の表示部440が、デバイス管理サーバ101に対して運用状況の一覧表示要求(図7の運用状況の一覧表画面または図8の注目顧客に対する運用状況の比較画面の表示要求)を行う。この一覧表示要求に応じて、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407は、S902において、どの顧客のどの情報から表示するかの優先順位を判断する。なお、S902の詳細は後述する図11で説明する。
さらに、S903において、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407は、上記S902で判断した優先順位に基づいて機器情報を取得するスクリプトと、画面のベースとなる初期HTMLをクライアント端末104に送信する。
初期HTMLとは、図7や図8でグラフが表示される前の画面を意味し、クライアント端末104の表示部440は、S904において、初期HTMLに基づいて画面を表示する。このとき、表示前のグラフについては、情報取得中記号704を表示する。
次にS905において、クライアント端末104の表示部440は、上記S903で受信したスクリプトを実行し、上記S902で判断された表示優先順位に従って、デバイス管理サーバ101に対して機器情報の取得要求を行う。
S906において、デバイス管理サーバ101では、表示情報送信部408が、上記取得要求で指定された顧客の機器情報をテナント別機器情報記憶部402から取得し、S907において、上記S906で取得した機器情報をクライアント端末104に送信する。なお、表示情報送信部408は、送信する際に、テナント別機器情報記憶部402から取得した機器情報を顧客単位で集計して送信してもよい。また、表示情報送信部408は、S906で、上記取得要求で指定された顧客の機器情報として、顧客単位で集計された情報を、機器情報代表データ405から取得し、S907で送信してもよい。
S908において、クライアント端末104の表示部440は、デバイス管理サーバ101から受信した機器情報を、運用状況表示部703、802に表示(描画)する。
なお、S909〜S912についても、S905〜S908と同様に、クライアント端末104は、上記S902で判断された表示優先順位に従ってデバイス管理サーバ101から機器情報を取得し、取得できた情報を表示部440に表示する。これら同様の処理を繰り返し、表示すべき顧客の情報をすべて表示すると、処理シーケンスは終了する。なお、本実施例では、機器情報の取得要求を直列処理に行ったが、S905とS911を並列処理で行うことで全体の表示時間を短くしてもよい。
また、逐次表示する別の方法の1つとして、WebSocketに代表されるデバイス管理サーバ101から機器情報をPush送信することで実現する方法がある。以下、図10を用いて詳細に説明する。
図10は、デバイス管理サーバ101が機器情報をPush送信することで顧客別運用状況の一覧画面や注目顧客に対する運用状況の比較表示画面を逐次表示する際の、クライアント端末104とデバイス管理サーバ101の間の処理シーケンス図である。以下の処理は、図4に示したソフトウェア構成において、デバイス管理サーバ101のCPU301とクライアント端末104のCPU301が各プログラムをそれぞれ実行することにより実現される。
図10は、デバイス管理サーバ101が機器情報をPush送信することで顧客別運用状況の一覧画面や注目顧客に対する運用状況の比較表示画面を逐次表示する際の、クライアント端末104とデバイス管理サーバ101の間の処理シーケンス図である。以下の処理は、図4に示したソフトウェア構成において、デバイス管理サーバ101のCPU301とクライアント端末104のCPU301が各プログラムをそれぞれ実行することにより実現される。
始めに、S1001において、クライアント端末104の表示部440が、デバイス管理サーバ101に対して運用状況の一覧表示要求(図7の運用状況の一覧表画面または図8の注目顧客に対する運用状況の比較画面の表示要求)を行う。この表示要求に応じて、デバイス管理サーバ101は、図9で示した上述した初期HTMLをクライアント端末104に送信する(S1002)。
クライアント端末104の表示部440は、S1003において、上記初期HTMLに基づいて画面を表示する。次に、クライアント端末104は、S1004において、デバイス管理サーバ101に対してコネクションを接続するとともに、機器情報の取得要求を行う。
この取得要求に応じて、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407は、S1005において、どの顧客のどの情報から表示するかの優先順位を判断する。なお、S1005の詳細は後述する図11で説明する。
次に、S1006において、デバイス管理サーバ101は、優先順位が高い顧客の機器情報をテナント別機器情報記憶部402から取得し、S1007において、表示情報送信部408は、取得した機器情報をクライアント端末104に送信する。なお、表示情報送信部408は、送信する際に、テナント別機器情報記憶部402から取得した機器情報を顧客単位で集計して送信してもよい。また、表示情報送信部408は、S1006で、上記取得要求で指定された顧客の機器情報として、顧客単位で集計された情報を、機器情報代表データ405から取得し、S1007で送信してもよい。
S1008において、クライアント端末104の表示部440は、デバイス管理サーバ101から受信した機器情報を、運用状況表示部703、802に表示(描画)する。
S1009〜S1011についても、上記S1006〜S1008と同様に、デバイス管理サーバ101は、S1005で判断した表示優先順位に従って機器情報を取得し、取得できた情報をクライアント端末104に送信する。これら同様の処理を繰り返し、表示すべき顧客の情報をすべて送信すると、S1012でデバイス管理サーバ101はコネクションを接続し、処理シーケンスは終了する。なお、本実施例では機器情報の取得要求を直列処理に行ったが、S1006とS1009を並列処理で行うことで全体の表示時間を短くしてもよい。
本実施例では、図9と図10を用いてクライアント端末104がデバイス管理サーバ101から順番に情報を取得し、取得できた情報から逐次表示する方法を示した。しかし、上記2つの方法に限定されるものではない。
図11は、デバイス管理サーバ101の表示優先順位判断部407が図9のS902や図10のS1005において顧客の表示優先順位を判断する際の処理の一例を示すフローチャートである。以下の処理は、図4に示したデバイス管理サーバ101のソフトウェア構成において、デバイス管理サーバ101のCPU301が各プログラムを実行することにより実現される。
最初にS1101において、表示優先順位判断部407は、運用状況の一覧取得要求(図7の運用状況の一覧表画面または図8の注目顧客に対する運用状況の比較画面の表示要求)に、図8の803で指定可能な絞り込み条件が存在するかを判断する。そして、絞り込み条件が存在すると判断した場合(S1101でYesの場合)、表示優先順位判断部は、S1102において、機器情報代表データ405から絞り込み条件に一致する顧客を絞り込み、S1103に処理を移行する。一方、絞り込み条件が存在しないと判断した場合(S1101でNoの場合)、表示優先順位判断部407は、そのままS1103に処理を移行する。
S1103において、表示優先順位判断部407は、運用状況の一覧取得要求を行ったユーザIDと操作者注目度情報406から、注目度の高い顧客に点数を付ける。例えば、担当顧客である顧客には5点、アクセス回数が多い顧客順に5点〜1点、注目フラグがある顧客には5点を付けて、合計点を比較する方法がある。
次にS1104において、表示優先順位判断部407は、機器情報代表データ405から注意が必要な顧客に点数を付ける。例えば、安定稼働率(月)606、印刷適正枚数(月)607において、「NG」には5点、「未収集」には3点、「OK」には0点を付ける。さらに、次回の集計締め日までの期日が、5日未満には×1倍、5日以上10未満には×0.8倍、10日以上には0.5倍で、先の点数に乗算し、顧客間で点数を比較する方法がある。これにより、次回の集計締め日までの期間を考慮して、注意が必要な顧客の点数を付けることができる。
最後にS1105において、表示優先順位判断部407は、S1103とS1104で付与した点数を足し合わせて比較し、点数の高い順に表示優先順位を付ける。点数の付け方は上記に限定されるものではない。
以上示したように、サービス提供者(例えば販売会社のオペレータやサービスマン等)がWebUIに表示する状況に応じて、管理システムが顧客間での表示優先順位を動的に判断し、より優先度の高い顧客の情報からWebUIに表示できる。また、顧客間での表示優先順位の判断を、個人情報を秘匿又は除外したデータの比較により行うことにより、収集したデータのセキュリティを保つことができる。よって、サービス提供者が注目している顧客や、注意が必要な顧客、さらに特定の顧客と類似性のある顧客等のデバイス稼働状況や運用状況に絞ったタイムリーな確認画面を、セキュリティを保持しつつサービス提供者に提供できる。
なお、上記実施例では、デバイス管理サーバ101の表示情報送信部408が優先順に顧客の情報をクライアント端末104に送信し、クライアント端末104が受信順に表示する構成を示した。しかし、デバイス管理サーバ101の表示情報送信部408が顧客の情報を優先順に並べた表示画面を作成してクライアント端末104に送信し、クライアント端末104が前記顧客の情報を優先順に並べた表示画面を受信して表示するようにしてもよい。
なお、上述した各種データの構成及びその内容はこれに限定されるものではなく、用途や目的に応じて、様々な構成や内容で構成されることは言うまでもない。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
以上、一実施形態について示したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラムもしくは記憶媒体等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
また、上記各実施例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
(他の実施例)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、複数の機器から構成されるシステムに適用しても、1つの機器からなる装置に適用してもよい。
本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づき種々の変形(各実施例の有機的な組合せを含む)が可能であり、それらを本発明の範囲から除外するものではない。即ち、上述した各実施例及びその変形例を組み合わせた構成も全て本発明に含まれるものである。
Claims (10)
- 複数の拠点ネットワークに設置されたネットワークデバイスの稼働情報を収集する管理システムであって、
収集され稼働情報を、異なるアクセス権が設定された複数のテナントに分離して管理する第1管理手段と、
前記第1管理手段により分離されて管理されている複数のテナントの稼働情報の一部を、グループ単位で集計して管理する第2管理手段と、
前記第2管理手段により管理されている前記集計された稼働情報を、ユーザに対して提供する提供手段と、を有し、
前記第2管理手段は、前記集計された稼働情報のなかの一部の情報を秘匿または除外して管理することを特徴とする管理システム。 - 前記第2管理手段は、グループごとの注目度指標を管理し、
前記提供手段は、前記集計された稼働情報をグループごとに俯瞰表示する場合には、前記注目度指標に従い、注目度の高いグループの情報を優先して提供することを特徴とする請求項1に記載の管理システム。 - 前記提供手段は、異常な集計値を示すグループの情報を優先して提供することを特徴とする請求項1又は2に記載の管理システム。
- 前記提供手段は、前記集計された稼働情報をグループごとに比較表示する場合には、類似する特徴を持つグループの情報を優先して提供することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の管理システム。
- 前記提供手段は、指定されたグループと類似する特徴を持つグループの情報を優先して提供することを特徴とする請求項4に記載の管理システム。
- 前記提供手段は、指定される条件において類似する特徴を持つグループの情報を優先して提供することを特徴とする請求項4又は5に記載の管理システム。
- 前記提供手段は、前記集計された稼働情報をグループごとに表示する場合に、特定のグループに対してメッセージをつけて提供を行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の管理システム。
- 前記グループは、管理システムの管理対象となる顧客であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の管理システム。
- 前記秘匿または除外される情報は、個人情報であることを特徴とする請求項1乃至8のいずれか1項に記載の管理システム。
- 複数の拠点ネットワークに設置されたネットワークデバイスの稼働情報を収集する管理システムの制御方法であって、
収集され稼働情報を、異なるアクセス権が設定された複数のテナントに分離して第1管理手段に記憶し管理する第1管理ステップと、
前記第1管理手段で分離されて管理されている複数のテナントの稼働情報の一部を、グループ単位で集計して第2管理手段に記憶し管理する第2管理ステップと、
前記第2管理手段で管理されている前記集計された稼働情報を、ユーザに対して提供する提供ステップと、を有し、
前記第2管理ステップは、前記集計された稼働情報のなかの一部の情報を秘匿または除外して管理することを特徴とする管理システムの制御方法。
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