JP2015105690A - シフトチェンジ規制装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1速段位置から下段のニュートラル位置に変速操作する際、シフトドラム54の回転を規制し、解除操作を受けるとシフトドラムの回転を許容する回転規制機構8と、回転規制機構と操作ケーブル91を介し接続され、解除操作を受けて回転規制機構を解除する解除操作部材9とを備え、回転規制機構は、シフトドラムに設けられて外周方向に突出する係合部81と、係合部に突入して当接しシフトドラムの回転を規制するストッパ部84と、シフトドラムの回転中心線Xと平行に設けられ、内燃機関3の内側に向いた一端寄りの軸外周面にストッパ部が設けられ、内燃機関の外側に向いた他端寄りの軸外周面に操作ケーブルが接続される接続部85が設けられる揺動軸82とを備えるシフトチェンジ規制装置。
【選択図】図3
Description
本実施形態に係るシフトチェンジ規制装置は、鞍乗り型車両等の車両に搭載される内燃機関に内装された変速機に組み込まれて構成されるものであり、本実施形態では車両は自動二輪車(本発明における「車両」)1である。
自動二輪車1の車両前端部には車体フレーム2のヘッドパイプ20が設けられ、車体フレーム2は、ヘッドパイプ20から左右に分かれて後下がりに傾斜しつつ後方へ延びる一対のメインフレーム21を有している。ヘッドパイプ20には、前輪11を支持するフロントフォーク22が操向可能に支持され、フロントフォーク22の上部には操向用のバーハンドル23が連結されている。メインフレーム21には、後輪12を支持するリヤフォーク24がピボットボルト25を中心として懸架手段を介して上下揺動可能に支承されている。車体フレーム2には、内燃機関3が搭載されている。
変速機5は、マニュアル変速式の多段変速機であり、クランク軸41の後方で斜め下方位置には、クランク軸41と平行な変速機5のメイン軸51が、下側クランクケース40Bにおいて、回転自在に支持される。また、クランク軸41およびメイン軸51の後方で、上側クランクケース40Aと下側クランクケース40Bの分割面40aに挟まれて、クランク軸41と平行なカウンタ軸52が回転自在に支持される。
すなわち、運転者による変速操作を受けて回動したスピンドルシャフト55が、変速操作機構53の一部を構成する間欠送り機構56(図3参照)を介してシフトドラム54を回動し、それによってシフトフォーク(図3参照)が所定の位置に移動されて変速ギヤ群の接続を切り替える。
変速機5は公知の常時噛合い式の歯車変速機であり、また間欠送り機構56自体も公知のものであるので、詳細な説明は省略する。
なお、クラッチ操作レバー71は、図1に示されるように、バーハンドル23の左側のハンドルグリップ23aの車体中心側に位置して取り付けられたクラッチ操作部本体70の先端側に設けられている。
クラッチを介する動力伝達機構自体は公知のものであり、詳細な説明は省略する。
したがって、ペダルアーム57の回動をスピンドルアーム58の回動として伝達するリンク機構が形成され、運転者がチェンジペダル57aを足で操作する変速操作が、スピンドルシャフト55の回動として伝達され、間欠送り機構56を介して、シフトドラム54が所定の回転位置まで回転される。
図3に示されるように、クランクケース40の後部がなす変速ケース40Cには、クランク軸41(図1参照)と平行に、スピンドルシャフト55とシフトドラム54が回転自在に支持されており、前述のように、変速ケース40Cの左壁44を貫通したスピンドルシャフト55の左端部にはスピンドルアーム58が固定されている。
スピンドルシャフト55とシフトドラム54との間には略図示する間欠送り機構56が設けられ、前述のように変速操作によるスピンドルシャフト55の回動によりシフトドラム54が所定の回転位置まで回転される。
一方、シフトドラム54の円筒外周面54aには、円筒外周面54aの展開図である図4に示されるようなパターンで、3条のドラム溝54bが設けられており、それぞれに1つのシフトフォーク61の一端側が係合し、シフトフォーク61の他端側は、変速機5のメイン軸51とカウンタ軸52の変速ギヤ群のシフタとなる変速ギヤに係合している。
したがって、シフトドラム54は、ニュートラル位置および所定の変速段への変速に応じて所定角度位置、1速段位置から5速段位置の各位置に回転される。
変速ケース40Cの左壁(本発明における「支持壁」)44には回転軸54cの端部に臨む開口部45が形成されており、開口部45にはさらに変速ケース40Cの内側に向けて延在する支持筒部45aが形成されている。
そして、図3中V−V矢視による回転規制機構の断面図である図5に示されるように、シフトドラム54の回転軸54cの端部には、外周方向に突出し、後述のストッパ部84と係合する係合部81が設けられている。
内ハウジング80Aには、開口部45に嵌装された状態で、シフトドラム54の回転軸54cの端部が挿入、遊貫される内ハウジング開口80Aaが設けられている。
この状態のシフトドラム54の回転位置は、1速段位置からニュートラル位置へ移行する位置に設定されており、仮に運転者が不用意に1速段位置からニュートラル位置へ変速操作をしようとしても、シフトドラム54の回転が規制されニュートラル位置への変速操作が防止される。
そして、回転規制機構8と、操作ケーブル91を介して回転規制機構8と接続され、解除操作を受けて回転規制機構8を解除する解除操作部材9とを備えて、シフトチェンジ規制装置10が構成されている。
したがって、回転規制機構8のうち、ストッパ部84および揺動軸82を変速ケース40Cと別体のストッパハウジング80に収容してユニット化し、これを変速ケース40Cの側壁44に嵌装するようにしたので、種々の内燃機関3に外部から追加設置することが可能となり、汎用性を一層高めることができる。
すなわち、位置センサ75の検出軸76は、シフトドラム54の回転軸54cの端部に回転中心線Xに沿って設けられた中空穴54fに挿入されるとともに、回転軸54cの端部に設けられたキー溝54gに挿入されるピン76aを備え、位置センサ75と回転軸54cとの接続が、容易かつ確実となっている。
したがって、回転規制機構8を備えた内燃機関3で、さらにシフトドラム54の回転センサ75を設ける場合に、ストッパハウジング80に貫通して延出したシフトドラム54の回転軸54cの端部に接続するようにして、回転センサ75をストッパハウジング80に保持するようにしたので、回転規制機構8と回転センサ75の設置を両立させて大型化せずに配置できるものとなっている。
したがって、共通の締結部材65によってストッパハウジング80と共締めにより位置センサ75を固定することで、部品点数削減と固定方法の簡素化が図られている。
そして、ストッパ部84は、揺動軸82の軸端に一体形成されているので、部品点数削減が図られる。
また、図5に示されるように、係合部81がその回転方向に対して、ストッパ部84の先端84aに当接、規制された状態において、ストッパ部84が係合部81から受ける力Fの方向がストッパ部84の延出方向Sに一致するように設定されており、ストッパ部84に働く力Fを圧縮荷重にして曲げが生じ難くして、作用する力Fに対してストッパ部84の剛性が高められている。
図7は、図6中VII矢視による、同じく背面立面図であり、図1中VII矢視に相当する。
図8は、図7中VIII矢視による、同じく底面図であり、図1中VIII矢視に相当する。
クラッチ操作レバー71は、図示されるように、ハンドルグリップ23aを握った左手の親指以外の指を伸ばしてハンドルグリップ23aに近付けるように握ることで、クラッチ操作が行われる。
また、図7に示されるように、立面視で解除操作レバー9はクラッチ操作レバー71の下方に位置している。
したがって、図6に示されるように、ハンドルグリップ23aを握ってクラッチ操作レバー71を操作しながら、左手の親指で解除操作レバー9を押して回転規制機構8の解除操作をすることができる。
解除操作レバー9は、図7に示されるように、クラッチ操作レバー71と上下にずらして配置されていることから、相互の操作に影響を与えることなく、2つの操作も可能である。
下部材90Bは、図7に示されるように下方に延び、解除操作レバー9を略水平に揺動回転可能にピン95a支持するレバー保持ブラケット部95と、操作ケーブル91のチューブ91bを固定するチューブ固定部96を備える。
したがって、解除操作レバー9の操作部9bが押されて解除操作が行われると、解除操作レバー9はレバー保持ブラケット部95のピン95aを支点に揺動回転し、操作ケーブル91のワイヤ91aが引き寄せられる。
そのため、通常でのクラッチ操作レバー71の操作に影響を与えず、回転規制機構8の解除操作が必要な時には、バーハンドル23を握った状態で解除操作レバー9を操作して、容易に解除操作を行うことが可能となっている。
また、解除操作レバー9は、取付け部材90によってクラッチ操作部本体70に締結することで容易に取付けられるので、取付けにあたっての既存のバーハンドル23の変更を抑制できる。
例えば、本発明における変速機、内燃機関は請求項1の要件を備える変速機、内燃機関であればよく、例えば内燃機関は実施形態のDOHC型水冷式L型4気筒4ストロークサイクル内燃機関に限定されず、多様な気筒配置のものであってよい。
また、車両は自動二輪車に限定されず、同様にシフトチェンジが行われ、バーハンドルを備える鞍乗型車両等の小型車両であってよい。
また、各機器の左右の配置は、説明の便宜上、図示のものに特定して記載したが、上記実施形態に示すものと左右逆となる配置のものであってもよく、本発明に含まれる。
Claims (8)
- 複数の変速段とニュートラルが設けられ、変速操作を受けてニュートラルから所定の変速段に変速され、
シフトドラム(54)が、変速ケース(40C)に回転自在に支持されてニュートラル位置および所定の変速段への変速に応じて所定角度位置に回動され、ニュートラル位置が1速段位置の下方操作位置に設定された、内燃機関(3)に内装された変速機(5)のシフトチェンジ規制装置(10)であって、
変速操作により1速段位置からニュートラル位置に操作する際に、前記シフトドラム(54)の回転を規制し、規制を解除する解除操作を受けると同シフトドラム(54)の回転を許容する回転規制機構(8)と、
操作ケーブル(91)を介して前記回転規制機構(8)と接続され、解除操作を受けて前記回転規制機構(8)を解除する解除操作部材(9)とを備えるシフトチェンジ規制装置(10)において、
前記回転規制機構(8)は、前記シフトドラム(54)に設けられて外周方向に突出する係合部(81)と、
同係合部(81)に突入して当接することで前記シフトドラム(54)の回転を規制するストッパ部(84)と、
前記シフトドラム(54)の回転中心線(X)と平行に設けられ、前記内燃機関(3)の内側に向けられた一端寄りの軸外周面に前記ストッパ部(84)が設けられ、前記内燃機関(3)の外側に向けられた他端寄りの軸外周面に前記操作ケーブル(91)が接続される接続部(85)が設けられる揺動軸(82)とを備えて構成されたことを特徴とするシフトチェンジ規制装置。 - 前記ストッパ部(84)および揺動軸(82)が、前記変速ケース(40C)と別体のハウジング(80)内に収容され、同ハウジング(80)は、前記変速ケース(40C)のシフトドラム(54)を支持する支持壁(44)に形成され前記シフトドラム(54)の回転軸(54c)端部に臨む開口部(45)に嵌装されたことを特徴とする請求項1に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記内燃機関(3)には前記シフトドラム(54)の回転位置を検出する位置センサ(75)が、前記ハウジング(80)を貫通して同シフトドラム(54)の回転軸(54c)端部に接続されるように、前記ハウジング(80)に保持されて設けられたことを特徴とする請求項2に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記ハウジング(80)は前記内燃機関(3)に嵌装された状態で、共通の締結部材(65)によって前記位置センサ(75)と共締めにより前記変速ケース(40C)に固定されることを特徴とする請求項3に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記係合部(81)が、前記シフトドラム(54)の回転軸(54c)端部に直接形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか一項に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記ストッパ部(84)が、前記揺動軸(82)の軸端に一体形成されたことを特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか一項に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記係合部(81)がその回転方向(R)に対して、前記ストッパ部(84)の先端(84a)に当接、規制された状態において、同ストッパ部(84)が同係合部(81)から受ける力(F)の方向を同ストッパ部(84)の延出方向(S)に一致させてなることを特徴とする請求項1ないし請求項6のいずれか一項に記載のシフトチェンジ規制装置。
- 前記解除操作部材(9)は、前記内燃機関(3)を搭載した車両(1)に設けられたバーハンドル(23)のハンドルグリップ(23a)近傍であって、同バーハンドル(23)に設けられた操作レバー(71)と前記ハンドルグリップ(23a)との間で、且つ前記操作レバー(71)と上下にずらした位置に配置されたことを特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか一項に記載のシフトチェンジ規制装置。
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| JPH11115526A (ja) * | 1997-10-13 | 1999-04-27 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | 自動二輪車の変速装置 |
| JP2001074139A (ja) * | 1999-09-05 | 2001-03-23 | Honda Motor Co Ltd | 車両の前後進切り替え装置 |
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