JP2015120103A - 噴水装置及び噴水装置用フロート - Google Patents

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Abstract

【課題】フロートの回転を抑制するとともに、フロートの膨張・収縮による破損を防止する。
【解決手段】液体Wに対して浮上して配置される噴水装置1において、液体Wに対して浮上する、環状に形成されたフロート本体11と、フロート本体11の液体W中に位置する部分に設けられ、フロート本体Wの中心軸Cからの径方向に沿うとともに、中心軸Cに平行に設けられた板状のリブ15と、フロート本体11の内周部に設けられ、フロート本体11の中心軸Cと同軸的に配置された回転軸41を有するモータ40と、モータ40に設けられ、回転軸41周りに回転するインペラ50,60を有する水流発生機30とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、池にポンプを浮かせて、水(液体)を吹き上げる噴水装置及び噴水装置用フロートに関する。
従来より、プール内に貯められた水(液体)を冷却する冷却装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この冷却装置は、プール内の水を吸い込んで散水するポンプ(水流発生機)を有する構造である。散水された水は、空中で気化する際に熱が奪われることによって温度が下がった後、再びプールに戻る。このことによって、プール内に貯められた水の温度が低下する。
このような冷却装置を、散水する水を所望の噴水形状とする噴水装置として利用する方法も同様に知られている(例えば、特許文献2,3参照。)。このような噴水装置は、回転軸を縦向きに配置したモータで、インペラを回転させることで、散水を行う構成となっている。このため、インペラが回転すると、噴水装置全体は、インペラの回転とは逆向きに回転し、インペラの回転を相殺する。これにより、インペラの回転が十分に水に作用せず、十分な散水を行うことができない場合がある。このような問題の対策として、噴水装置を、プールの底面等にロープで係留する方法が知られている。すなわち、ロープで噴水装置の回転を防止することで、十分な散水を可能とする方法である。
特開2012−062641号公報 特開平4−182381号公報 特公平7−010397号公報
上述した噴水装置では、次のような問題があった。すなわち、ロープにより、噴水装置全体の回転を防止するための応力は、フロートの、ロープの取付部に発生する。一般に、フロートは十分な浮力を得るために、樹脂により中空に形成される。樹脂材料でフロートを形成すると、ロープの取付部が、フロートの回転を止めるだけの十分な強度を得られず、フロートが破損する場合がある。
また、フロートの中空部は、浮きとして機能するため、密閉されている。このため、気温の変化により、中空部内の空気が膨張・収縮すると、フロートも膨張・収縮する。中空部内の空気が、フロートの強度を超えて膨張・収縮する場合、フロートが破損し、十分な浮力を維持できない問題がある。
そこで本発明は、フロートの回転を抑制するとともに、フロートの膨張・収縮による破損を防止できる噴水装置を提供することを目的としている。
前記課題を解決し目的を達成するために、本発明の噴水装置及び噴水装置用フロートは次のように構成されている。
本発明の噴水装置は、液体に対して浮上して配置される噴水装置において、前記液体に対して浮上する、環状に形成されたフロート本体と、前記フロート本体の前記液体中に位置する部分に設けられ、前記フロート本体の中心軸からの径方向に沿うとともに、前記中心軸に平行に設けられた板状のリブと、前記フロート本体の内周部に設けられ、前記フロート本体の中心軸と同軸的に配置された回転軸を有するモータと、前記モータに設けられ、前記回転軸周りに回転するインペラを有する水流発生機とを備えることを特徴とする。
本発明の噴水装置用フロートは、モータと、前記モータの回転軸に取付けられるインペラを有する水流発生機を、液体に対して浮いた状態で支持する噴水装置用フロートについて、環状に形成されたフロート本体と、前記フロート本体の中心軸からの径方向に沿うとともに、前記中心軸に平行に設けられた板状のリブとを備えることを特徴とする。
本発明の噴水装置は、液体に対して浮上して配置される噴水装置において、前記液体に対して浮上し、内部に密閉された中空部を有する、環状に形成された樹脂製のフロート本体と、前記中空部と外部とを連通し、外気が通流する通気孔と、前記フロート本体の内周部に設けられた水流発生機とを備えることを特徴とする。
本発明の噴水装置用フロートは、水流発生機を液体に対して浮いた状態で支持する噴水装置用フロートにおいて、環状に形成され、内部に密閉された中空部を有する、環状に形成された樹脂製のフロート本体と、前記フロート本体に設けられ、前記中空部と外部とを連通し、外気が通流する通気孔とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、フロートの回転を抑制するとともに、フロートの膨張・収縮による破損を防止できる。
本発明の一実施の形態に係る噴水装置を示す縦断面図。 同噴水装置に組み込まれたフロートを示す断面図。 同フロートを示す下面図。 同噴水装置に組み込まれた外インペラを示す縦断面図。 同外インペラを図4中二点鎖線S1−S1線で切断し、矢印方向に見た断面図。 同噴水装置に組み込まれた内インペラを示す縦断面図。 同内インペラを示す下面図。 同フロートの変形例を示す平面図。
図1は本発明の一実施の形態に係る噴水装置1を示す断面図、図2は噴水装置1に組み込まれたフロート(噴水装置用フロート)10を示す縦断面図、図3はフロート10を図2の下面図、図4は噴水装置1に組み込まれた外インペラ50を示す縦断面図、図5は外インペラ50を図4中二点鎖線S1−S1線で切断し、矢印方向に見た断面図、図6は噴水装置1に組み込まれた内インペラ60を示す縦断面図、図7は内インペラ60を示す下面図である。
噴水装置1は、図1に示すように、係留ロープRで係留されつつ、プールPに貯留された水Wに浮上して配置されている。噴水装置1は、水(液体)Wに対して浮上する環状のフロート10と、このフロート10の内周部に収容され、水Wを吸い込んで吐出する機能を有するポンプ(水流発生機)30とを備えている。
フロート10は、プールPに貯められた水Wに対して、ポンプ30を浮いた状態に支持する機能を有している。なお、浮いた状態とは、貯留部の底面から離れた状態である。このため、ポンプ30が貯留部に貯められた液体中に浮いた状態を含む概念である。
フロート10は、中空であり、ポンプ30を浮いた状態で支持するだけの浮力を有する樹脂製のフロート本体11と、このフロート本体11に設けられたリブ15、把手リブ16とを有している。フロート本体11は、更に、下面側に設けられた係留具18を有している。この係留具18には、係留ロープRが取付けられる。なお、係留具18は、把手孔17を兼用しても良い。
フロート本体11は図2に示すように、環状に形成されている。フロート本体11は、複数の樹脂製の板を箱状に組み合わせることで、内部に密閉された中空部12が形成されている。フロート本体11には更に、中空部12と、フロート本体11の外部とを連通する通気孔13が設けられている。通気孔13は、図1に示すように、フロート10がポンプ30を支持しつつ、水Wに浮上した状態における、水面W1より上方に位置している。通気孔13は、中空部12と外部との間で、外気を通流する機能を有している。フロート本体11の中空部12には、更に、発泡材料14が設けられている。
フロート本体11の下面部外側には、図3に示すように、板状のリブ15が設けられている。このリブ15は、フロート本体11の中心軸Cに平行であるとともに、中心軸Cからの径方向に沿って配置されている。
リブ15は、図3に示すように、フロート本体11の下面に複数が配置されている。これら複数のリブ15は、例えば、中心軸Cについて相互に対称の位置に配置された一対のリブ15A,15Bである。
フロート本体11の外周部には、把手リブ(リブ)16が設けられている。この把手リブ16は、中心軸Cに沿うとともに、中心軸Cからの径方向に沿って配置されている。また、把手リブ16には、中心軸C周りの周方向に貫通する把手孔17が設けられている。なお、この把手孔17は、貫通する孔に限られず、凹状に形成された凹部であっても良い。
フロート10の内周部には、図1に示すように、ストレーナ20を介して、ポンプ30が取付けられている。このポンプ30は、ストレーナ20に、縦向きに取付けられた水中モータ(モータ)40と、この水中モータ40に取付けられた外インペラ50、内インペラ60とを有している。
水中モータ40は、フロート10に、ストレーナ20を介して取付けられている。水中モータ40は、フロート10の中心軸Cと同軸的に配置された回転軸41を有している。
水中モータ40の回転軸41には、外インペラ50、内インペラ60が取付けられている。
外インペラ50は、図4に示すように、回転軸41に取付けられる外インペラ本体51と、この外インペラ本体51の内周部に設けられた第1羽部52とを有している。第1羽部52は、図5に示すように、複数が、外インペラ本体51の中心から、放射状に配置されている。なお、図5では、複数の第1羽部51のうち、3枚のみを記載している。
内インペラ60は、図6に示すように、回転軸41に取付けられる内インペラ本体61と、この内インペラ本体61の外周部に設けられた第2羽部62とを有している。第2羽部62は、図7に示すように、複数が、内インペラ本体61の中心から、放射状に配置されている。なお、図6では、複数の第2羽部61のうち、3枚のみを記載している。
上述した本実施の形態に係る噴水装置1は次のように機能する。
水中モータ40を駆動すると、回転軸41と、この回転軸41に取付けられた内インペラ60及び外インペラ50が、下方からの正面視で、時計回り方向に回転する。フロート10には、回転軸41の回転とは逆向き、すなわち、反手時計回り方向に回転する力が生じる。この際、フロート10は回転軸41に沿って設置されているリブ15が水Wの抵抗を受け、これにより、回転が抑制される。このため、外インペラ50及び内インペラ60が、水Wに十分に作用し、所望の噴水形状を形成することが可能となる。また、フロート10の回転の抑制により、係留具18が係留ロープRから受ける応力が低減される。これにより、係留具18の破損を防止できる。
フロート10の外周部には、把手リブ16を設けることで、回転の更なる抑制を可能としている。また把手リブ16は、フロート10の輸送時に把手として機能することで、輸送を容易にすることが可能である。
更に、外部の気温の変化により、フロート10内の空気が膨張・収縮する場合であっても、中空部12と外部との間で、外気の通流を可能としている。これにより、フロート10内の空気の膨張・収縮による、フロート10の破損を防止できる。
万一、中空部12に、通気孔13から水Wが浸入したとしても、発泡材料14を用いているため、十分な浮力を維持することが可能である。
上述したように、本発明に係る噴水装置によれば、フロートの回転を抑制するとともに、フロートの膨張・収縮による破損を防止できる。
図8は、本発明の一実施の形態に係るフロート10の変形例であるフロート70を示す平面図である。なお、図8中Kは、中心軸Cからの径方向を示している。また、図8において、図3と同一機能部分の詳細な説明は省略する。
フロート70は、フロート本体71と、リブ75と、把手リブ77とを備えている。フロート70は、リブ75を除いて、上述したフロート10と同様の構造を有している。
リブ75は、フロート70の中心軸Cに沿うとともに、中心軸Cからの径方向Kに沿って配置されている。リブ75は、中心軸Cからの径方向Kに対し、水中モータ40の回転軸の回転方向とは逆向きに、所定角度θだけ傾いて形成されている。この所定角度θは、例えば30度である。
フロート70によれば、上述したフロート10と同様の効果を得ることが可能である。更に、リブ75を、水中モータ40の回転方向とは逆向きに傾けて配置している。これにより、ポンプ30を取付けて噴水装置とし、水中モータ40を駆動させた際に、リブ75が水Wから受ける抵抗が増加する。このため、噴水装置の回転を抑制する機能を更に高めることが可能である。
上述したように、本発明に係るフロートによれば、フロートの回転を抑制するとともに、フロートの膨張・収縮による破損を防止できる。
なお、本発明は前記実施の形態に限定されるものではない。例えば、上述した例では、2つのインペラを有するポンプを用いているが、インペラが1つであっても、同様に適用できる。この他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々変形実施可能であるのは勿論である。
1…噴水装置、10,70…フロート(噴水装置用フロート)、11,71…フロート本体、12…中空部、13…通気孔、14…発泡材料、15,15A,15B,75…リブ、16,76…把手リブ(リブ)、17…把手孔、18…係留具、20…ストレーナ、30…ポンプ(水流発生機)、40…水中モータ(モータ)、41…回転軸、50…外インペラ、51…外インペラ本体、52…第1羽部、60…内インペラ、61…内インペラ本体、62…第2羽部、C…中心軸、K…径方向、P…プール、R…係留ロープ、W…水(液体)、W1…水面。

Claims (8)

  1. 液体に対して浮上して配置される噴水装置において、
    前記液体に対して浮上する、環状に形成されたフロート本体と、
    前記フロート本体の前記液体中に位置する部分に設けられ、前記フロート本体の中心軸からの径方向に沿うとともに、前記中心軸に平行に設けられた板状のリブと、
    前記フロート本体の内周部に設けられ、前記フロート本体の中心軸と同軸的に配置された回転軸を有するモータと、
    前記モータに設けられ、前記回転軸周りに回転するインペラを有する水流発生機とを備えることを特徴とする噴水装置。
  2. 前記リブは、前記中心軸について相互に対称である位置に一対が配置されていることを特徴とする請求項1に記載の噴水装置。
  3. 前記リブは、前記中心軸に沿う方向の水中側からの平面視で、前記中心軸からの径方向に対し、前記インペラの回転方向とは逆側に所定角度傾いていることを特徴とする請求項1に記載の噴水装置。
  4. 前記リブには、凹部、又は、前記フロート本体の周方向に貫通する孔を有する把手部が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の噴水装置。
  5. モータと、前記モータの回転軸に取付けられるインペラを有する水流発生機を、液体に対して浮いた状態で支持する噴水装置用フロートについて、
    環状に形成されたフロート本体と、
    前記フロート本体の中心軸からの径方向に沿うとともに、前記中心軸に平行に設けられた板状のリブとを備えることを特徴とする噴水装置用フロート。
  6. 液体に対して浮上して配置される噴水装置において、
    前記液体に対して浮上し、内部に密閉された中空部を有する、環状に形成された樹脂製のフロート本体と、
    前記中空部と外部とを連通し、外気が通流する通気孔と、
    前記フロート本体の内周部に設けられた水流発生機とを備えることを特徴とする噴水装置。
  7. 前記中空部には、発泡材料が設けられていることを特徴とする請求項6に記載の噴水装置。
  8. 水流発生機を液体に対して浮いた状態で支持する噴水装置用フロートにおいて、
    環状に形成され、内部に密閉された中空部を有する、環状に形成された樹脂製のフロート本体と、
    前記フロート本体に設けられ、前記中空部と外部とを連通し、外気が通流する通気孔とを備えることを特徴とする噴水装置用フロート。
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