JP2015120521A - 異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機 - Google Patents
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Abstract
【課題】 異物の介在をより確実に検出し得る異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機の提供。
【解決手段】 ピロー包装工程において被包装品を包装するフィルムのうち、被包装品の前後にシールが施されて所定の幅の横シール部となる予定領域に、異物が介在するかどうかを検出するために、被包装品のフィルムの送り方向に直交する方向に沿って設けられフィルムに横シール部が形成されるようフィルムを両側から挟んでヒートシールする一対のシール手段に対して送り方向上流側に配置され、横シール部の所定の幅と同等の幅とされるとともに予定領域を両側から挟む一対の挟み面を備え、一対の挟み面のうちの少なくとも一方は、予定領域における異物の介在によって変位可能に構成され、挟み面の変位を検出する検出部を備えた異物検出装置。
【選択図】 図3
【解決手段】 ピロー包装工程において被包装品を包装するフィルムのうち、被包装品の前後にシールが施されて所定の幅の横シール部となる予定領域に、異物が介在するかどうかを検出するために、被包装品のフィルムの送り方向に直交する方向に沿って設けられフィルムに横シール部が形成されるようフィルムを両側から挟んでヒートシールする一対のシール手段に対して送り方向上流側に配置され、横シール部の所定の幅と同等の幅とされるとともに予定領域を両側から挟む一対の挟み面を備え、一対の挟み面のうちの少なくとも一方は、予定領域における異物の介在によって変位可能に構成され、挟み面の変位を検出する検出部を備えた異物検出装置。
【選択図】 図3
Description
本発明は、ピロー包装工程において被包装品を包装するフィルムのうち、被包装品の前後にシールが施されて形成される横シール部に、異物が介在するかどうかを検出する異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機に関する。
この種の異物検出装置として、例えば下記特許文献1の技術が提案されている。また、特許文献1には、このような異物検出装置を備えた包装機が提案されている。なお、この包装機で包装される被包装品とは、例えば「ラーメン」や「はるさめ」等の即席食品であり、異物検出装置で検出される異物とは、被包装品のわずかな切れ端(欠片)である。
特許文献1の異物検出装置は、横シーラーに設けられている。横シーラーは、ピロー包装工程においてフィルムの送り方向に直交する方向にヒートシールカットする一対のシールカット手段を備えている。異物検出装置は、一対のシールカット手段のうち何れか一方のシールカット手段に設けられて独立に変位自在であり、且つ他方のシールカット手段に向けて付勢される接触式の異物検出板と、異物検出板の変位を検出するための変位検出センサーとを備えている。
この異物検出装置によれば、横シール部に異物が介在していると、シールカット手段どうしが噛み合う時に、異物に当接した異物検出板が独立に変位し、その変位を変位検出センサーが検出して、異物の介在を知ることができる。
上記従来の異物検出装置は、独立に変位自在であり且つ他方のシールカット手段に向けて付勢される接触式の異物検出板を備えている。しかしながら、異物検出板はシールカット手段に設けられており、フィルムの送り方向の幅が狭い範囲に収まるよう制限されている。このため、介在した(噛込まれた)異物が異物検出板から外れていると、異物が検出できない。
本発明はかかる事情に鑑み、異物の介在をより確実に検出し得る異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機の提供を目的とする。
本発明は、ピロー包装工程において被包装品を包装するフィルムのうち、被包装品の前後にシールが施されて所定の幅の横シール部となる予定領域に、異物が介在するかどうかを検出する異物検出装置であって、被包装品のフィルムの送り方向に直交する方向に沿って設けられフィルムに横シール部が形成されるようフィルムを両側から挟んでヒートシールする一対のシール手段に対して送り方向上流側に配置され、横シール部の所定の幅と同等の幅とされるとともに予定領域を両側から挟む一対の挟み面を備え、一対の挟み面のうちの少なくとも一方は、予定領域における異物の介在によって変位可能に構成され、挟み面の変位を検出する検出部を備えたことを特徴としている。
上記構成において、異物検出装置は、シール手段に対し送り方向上流側に配置され、挟み面の幅が横シール部の所定の幅と同等の幅に設定されているから、横シール部に介在する異物の確実な検出が可能となる。
本発明の異物検出装置では、一対の挟み面は、横シール部の所定の幅に相当するシール手段の送り方向の幅に比べて幅広とされた構成を採用できる。
上記構成によれば、横シール部の所定の幅が挟み面の幅に含まれるから、横シール部における異物の介在の検出が確実になる。
本発明の異物検出装置では、一対の挟み面は、シール手段に先んじてフィルムの予定領域に仮シール部を形成するための仮シール手段に備えられるとともに、仮シール部の形成のために加熱される面である構成を採用できる。
上記構成によれば、シール手段により横シール部が形成される前に、仮シール手段の挟み面によってフィルムの予定領域に仮シール部が形成されることで、仮シール部が形成されて横シール部が形成されるまでの間における、フィルム内での被包装品の移動が抑えられる。
本発明の異物検出装置では、検出部は、挟み面が変位することで電気的導通、非導通が切替わる接点であり、接点の切替わりで挟み面の変位を検出する構成を採用できる。
上記構成の異物検出装置によれば、接点の切替わりで挟み面の変位を検出することにより、予定領域での異物の噛込みが電気的に検出される。
本発明の包装機は、上記何れかに記載の異物検出装置を備えたことを特徴としている。
上記構成の包装機によれば、異物検出装置が、シール手段に対し送り方向上流側に配置されているからシール手段の幅に基づく制限を受けず、その分だけ挟み面の幅を広く設定することができ、その分だけ広い範囲での異物の検出が可能となる。
本発明に係る異物検出装置は、シール手段に対し送り方向上流側に配置されているからシール手段の幅に基づく制限を受けず、その分だけ挟み面(予定領域)の幅を広く設定することができ、その分だけ広い範囲での異物の検出が可能となって、異物の介在を確実に検出し得る。また、異物検出装置による異物の介在を確実に検出し得る包装機の提供ができる。
以下、本発明に係る異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機(この場合、ピロー包装機)の一実施形態を、図面を参照しつつ説明する。なお、本実施形態に係る包装機1では、後に詳述する横シール形成部2以外は、一般的なこの種の包装機1の構成であり、はじめに包装機1の概略を説明する。
包装機1は、搬送部3、ホーマー4、フィルム供給部5、包装用縦シール形成部(「センターシール形成部」とも称する)6、送り部7、横シール形成部(「エンドシール形成部」とも称する)2、および送り出し部8を、フィルムFの送り方向R上流側から送り方向R下流側へ向けて、順に備える。以下、送り方向R上流側、送り方向R下流側を、それぞれ単に上流側、下流側と称する。
ホーマー4は、フィルムロールFrからフィルム供給部5を介して供給される長尺状のフィルム(ラミネートフィルムが用いられている)Fを筒状(チューブ状)に形作る部分である。包装用縦シール形成部6は、包装用縦シーラー9を備え、ホーマー4によって筒状に形成されたフィルムFの両縁部を溶着(シール)して筒状フィルムF1とする部分である。
搬送部3は、包装用縦シーラー9によって筒状に形成された筒状フィルムF1内に被包装品10を供給可能とする部分である。送り部7は、その下流側に配置された横シール形成部2に、筒状フィルムF1に内装された被包装品10を、筒状フィルムF1とともに送る部分である。横シール形成部2は筒状フィルムF1に横シール部11を形成するとともに横シール部11を切断して、被包装品10を個装する部分である。送り出し部8は、横シール形成部2によって個装された被包装品10を下流側へ送り出す部分である。
ここで、横シール形成部2の構成を説明する。横シール形成部2は、送り方向Rにおいて、送り部7と送り出し部8との間に配置されている。横シール形成部2は、フィルムFの送り方向Rに並設される、上流側の第一形成部12と下流側の第二形成部13とを備える。
第一形成部12は、シール手段に相当する第二形成部13で筒状フィルムF1に施す本シールに先んじて、筒状フィルムF1に仮シールを行う部分である。この仮シールは、本シールが施されることで横シール部11となる予定領域に施される。本シールと仮シールとでは、筒状フィルムF1を押圧するシール圧力、シール温度が異なり、シール圧力およびシール温度ともに、本シールの方が仮シールに比べて大きい。このように、筒状フィルムF1の、同一の所定の領域に対して複数回(二回)シールを施す構成は、タンデム型の横シール形成部と称される。
第一形成部12は、支持枠14、搬送コンベヤ16、溝カム機構部18、上下の第一横シーラー部20を備える。支持枠14は、枠体22の組合わせにより直方体枠状に形成されている。搬送コンベヤ16は、支持枠14の内側に配置されている。搬送コンベヤ16は、下側に配置された駆動ギヤ24と、駆動ギヤ24の上方に、送り方向Rに離間して配置された従動ギヤ26と、駆動ギヤ24および従動ギヤ27に巻掛けられた無端搬送体28とを備える。無端搬送体28の上面28aは搬送路であり、無端搬送体28の上面28aは、送り部7と送り出し部8の上面の高さと略同一に設定されている。無端搬送体28の上面28aの上流側端、および下流側端は、支持枠14からはみ出るよう構成されている。
支持枠14の枠体22のうち、上流側・下流側で対向する枠体22の間に、溝カム機構部18が配置されている。溝カム機構部18は上下一対且つ前後一対で設けられ、案内溝30が形成され上下に対向して配置された溝カム32と、図3に示すように、案内溝30に嵌合して案内されるカムフォロア34と、カムフォロア34が取付けられる保持体36とを備える。
各溝カム32は、矩形板状に形成されている。下側の溝カム32は支持枠14(枠体22)に固定され、上側の溝カム32は支持枠14(枠体22)に、上下方向位置を調整可能に支持されている。溝カム32の、送り方向Rに直交する水平方向(以下、この方向を左右方向と定義する)において対向する表面には、前記案内溝30が形成されている。図2に戻って、一方の溝カム32に形成された案内溝30、例えば上側の案内溝30の形状は、直線部30aと曲線部30bとから形成されている。
直線部30aは、送り方向Rに沿うよう直線状に形成され、後述する所定の送り方向R長さに形成されている。曲線部30bは直線部30aの両側の端部に連続した円弧状に形成され、直線部30aの上側に配置されている。直線部30aは上側の溝カム32の表面のうち、下端から所定の高さ位置に配置されている。他方の溝カム32、例えば下側の案内溝30は、一方の溝カム32に形成された案内溝30と、溝カム32どうしの、送り方向Rに沿う上下対向面を中心線として、線対称に配置されており、一方の案内溝30と同様の構成である。
保持体36は、直方体形状のブロック体である。カムフォロア34は、保持体36に、案内溝30の案内方向に離間して一対で設けられている。カムフォロア34は、保持体36に横軸38を介して回転可能に取付けられたローラー体である。カムフォロア34は、案内溝30の幅よりわずかに小さい直径に設定されている。
第一横シーラー部20は、上下一対で設けられ、各第一横シーラー部20は、回転中心軸体40と、シーラーベース42と、横シーラー44と、給電装置46とを備える。特に、上側の第一横シーラー部20は、異物検出装置48を備える。
回転中心軸体40の端部は、左右方向で対向する溝カム32に挿通され、回転中心軸体40はその中心軸40a回りに回転自在に溝カム32に支持されている。保持体36は回転中心軸体40とともに中心軸40a回りに回転自在に構成されている。給電装置46は、この場合スリップリングが用いられている。給電装置46は、各回転中心軸体40のうち、溝カム32から突出した端部に設けられている。
シーラーベース42は、左右方向で対向する保持体36に、端部が保持されている。特に、上側のシーラーベース42は、中心軸40aを中心とする外側に配置された金属製の外側シーラーベース50と、外側シーラーベース50の内側に配置された金属製の内側シーラーベース51とを備える。外側シーラーベース50が保持体36に保持され、内側シーラーベース51は外側シーラーベース50の内側に保持されている。外側シーラーベース50は中心軸40a方向を長手方向とする板状に形成されている。
内側シーラーベース51は、横シーラー44を取付けるシーラー取付部53を備えている。外側シーラーベース50の内側面に、内側シーラーベース51が内側から挿入される挿入凹部54が形成されている。横シーラー44はシーラー取付部53の内側面に取付けられている。内側シーラーベース51は、左右方向両側に、外側シーラーベース50の左右方向端部側に、内側で対向する対向部55を備えている。
異物検出装置48は、外側シーラーベース50と内側シーラーベース51と協働で異物eを検出するものである。異物検出装置48は、ばね56(圧縮ばね)と、中心軸40aを中心とする内外方向で接離可能に設けられ、検出部に相当する第一接点部材57および第二接点部材58と、制御部59を備えている。
ばね56は、外側シーラーベース50の内側面と、対向部55に形成された凹部60の底面とをばね座として、外側シーラーベース50の内側面と、対向部55に形成された凹部60の底面との間に配置されている。このようなばね56は、シーラーベース42の左右端部寄りに配置されている。
ばね56は、内側シーラーベース51を内側に付勢するものであり、ばね56が最も伸長した状態では、外側シーラーベース50の内側面と対向部55の外側面との間には隙間61が生じるよう構成されている。また、外側シーラーベース50の内側面と、内側シーラーベース51の外側面との間には、前記隙間61と同等の幅の隙間62が生じるよう構成されている。
このような構成により、内側シーラーベース51は内外方向に変位可能となっている。内側シーラーベース51は内外方向に変位可能となっていることで、内側シーラーベース51に固定されている横シーラー44が、内外方向に変位可能に構成されている。
第一接点部材57は、外側シーラーベース50側に配置され、第二接点部材58は内側シーラーベース51側に配置されている。第一接点部材57は、絶縁体63を介して外側シーラーベース50に配置され、第一接点部材57は第一接点64を備えている。第二接点部材58は、対向部55に取付けられ、第二接点部材58は第二接点65を備えている。
第一接点64は、第一接点部材57の内側端から対向部55側へ向けて突出している。第二接点65は、第一接点部材57側へ向けて突出している。第一接点64と第二接点65は、中心軸40aを中心とする内外方向で対向している。第二接点65が第一接点64の外側に位置している。外側シーラーベース50の内側面と対向部55の外側面との間に隙間61に生じている状態で、この隙間61が小さくならない状態では、第一接点64と第二接点65とは、接触している。
左右の第一接点部材57は、電気配線66を介して給電装置46に接続されている。電気配線66は、回転中心軸体40を挿通するよう配線されている。制御部59は、第一接点64と第二接点65の接離を検出する検出回路が備えられたものであり、給電装置46に配線67を介して電気的に接続されている。
下側の第一横シーラー部20は、内側シーラーベース51、異物検出装置48は備えず、シーラーベース42と、横シーラー44とを備える。両第一横シーラー部20の横シーラー44は、第二形成部13によってヒートシールされることで形成される横シール部11の所定の幅(送り方向Rでの所定の幅)と同等の幅の挟み面68を備えている。
具体的には、第一横シーラー部20の横シーラー44の幅は、横シール部11の所定の幅に比べてわずかに大きく設定されている。そしてこの挟み面68は、フィルムFを筒状にすべく、上下両側からフィルムFを挟んでヒートシールする、すなわちフィルムFに仮シールを施す、一対の面(略平面であり、べた面とも称される)である。
本実施形態における異物検出装置48は、検出部、すなわち第一接点64および第二接点65の接離に基づいて、挟み面68(上側の挟み面68)の変位を検出するものである。そしてこの挟み面68は、仮シール部75の形成のために加熱される面である。
第二形成部13は、支持枠15、搬送コンベヤ17、上下の溝カム機構部19、上下の第二横シーラー部21を備える。支持枠15、搬送コンベヤ17、溝カム機構部19の構成は第一形成部12と同様であるので、図2に第一形成部12と同様の符号を付して、その説明を繰り返さない。また、第二形成部13は、異物検出装置48を有さない。
第二形成部13では、第一形成部12とは横シーラー部の構成が異なる。第二形成部13における各第二横シーラー部21は、回転中心軸体41と、シーラーベース43と、横シーラー45と、給電装置(図示せず)とを備える。上側の横シーラー45には、左右方向に沿う装着溝72が形成されており、装着溝72に左右方向を長手方向とするカッター73が装着されている。下側の横シーラー45には、左右方向に沿う受溝74が形成されている。カッター73の歯先が、受溝74に挿抜されるよう構成されている。
第二形成部13における横シーラー45は、挟み面69を備えている。挟み面69は、仮シールを施すことで筒状フィルムF1となったフィルムFの仮シール部75に、本シールを施すことで横シール部11を形成すべく、上下両側からフィルムF挟んでヒートシールする一対の面(左右方向を長手方向とするよう、送り方向Rに山谷を連続的に形成した面)である。
上記構成の包装機1は、被包装品10のピロー包装に用いられる。包装機1における、搬送部3、ホーマー4、フィルム供給部5、包装用縦シール形成部6、送り部7、送り出し部8の機能については従来と同様であるのでその説明を省略し、ピロー包装工程における横シール形成部2での作用を説明する。
上記したとおり、横シール形成部2は、送り方向Rにおいて、送り部7と送り出し部8との間に配置されている。したがって、送り部7では被包装品10は、筒状フィルムF1内に収容された状態で横シール形成部2に送られ、横シール形成部2で筒状フィルムF1に、仮シール、本シールの順でヒートシールが施されて横シール部11が形成され、被包装品10が個装されて送り出し部8へ送られる。
具体的に、第一形成部12において、筒状フィルムF1に仮シールが施される。すなわち、第一形成部12では、上下それぞれの溝カム機構部18の駆動によって、上下の保持体36がそれぞれ溝カム32の案内溝30に案内され、保持体36に保持されているシーラーベース42が、保持体36とともに案内溝30の形状に倣うように移動する。
そしてシーラーベース42に取付けられている上下の横シーラー44どうしの挟み面68が筒状フィルムF1を上下で挟んで、直線部30aを送り方向Rに、所定距離だけ移動する間に、筒状フィルムF1における、横シール部11が形成される予定領域に仮シールが施され、仮シール部75が形成される。なお、挟み面68が直線部30a以外では曲線部30bの形状に倣うよう移動するが、このような形式をハーメチック形式と称する。直線部30aの所定距離とは、挟み面68が筒状フィルムF1を上下で挟んで筒状フィルムF1に仮シールを行うことが可能な距離である。
第一形成部12においては、異物検出装置48が設けられている。異物検出装置48では、仮シール部75を形成する際には、第一接点部材57の第一接点64と、第二接点部材58の第二接点65が内外方向で接触するよう設定されている。このため前記検出回路は閉じており(閉回路)、導通状態にある。そして、制御部59がこの導通状態を検出している。
ここで、挟み面68が筒状フィルムF1を上下で挟んで筒状フィルムF1に仮シールを行う際、例えば被包装品10が「ラーメン」や「はるさめ」等の即席食品であり、異物eとして被包装品のわずかな切れ端(欠片)が、仮シール部75(予定領域)に介在した場合を想定する。
異物検出装置48は、外側シーラーベース50の内側面と、対向部55に形成された凹部60の底面とをばね座として、外側シーラーベース50の内側面と、対向部55に形成された凹部60の底面との間に配置されたばね56を備えている。ばね56は、シーラーベース42の左右端部寄りに配置され、内側シーラーベース51を内側に付勢している。ばね56が伸長した状態では、外側シーラーベース50の内側面と対向部55の外側面との間には隙間61が生じるよう構成されている。外側シーラーベース50の内側面と、シーラー取付部53の外側面との間には、隙間61と同等の幅の隙間62が生じるよう構成されている。このため、内側シーラーベース51、横シーラー44は内外方向に変位可能である。
すなわち、図4に示すように、仮シール部75(予定領域)に異物eが存在すると(挟み面68が異物eを挟むと)、異物eの厚みによって、隙間61,62を小さくするように、内側シーラーベース51および横シーラー44が外側に変位をする。そうすると、第一接点64に対し、第二接点65が外側へ変位して(第一接点64と第二接点65が相対的に離間して)、検出回路が開放されてこれが非導通状態となり、制御部59が非導通状態を検出する。これによって、仮シール部75に異物eが存在することが明らかになる。
次に、筒状フィルムF1に仮シール部75が形成された状態で、筒状フィルムF1(被包装品10)は、下流側へ送られ第二形成部13によって横シール部11が形成される。第二形成部13では、上下それぞれの溝カム機構部19の駆動によって、上下の保持体(図示せず)がそれぞれ溝カム32の案内溝30に案内され、保持体に保持されているシーラーベース43が、保持体とともに案内溝30の形状に倣うように移動する。
そして、シーラーベース43に取付けられている上下の横シーラー45どうしの挟み面69が筒状フィルムF1を上下で挟んで、直線部30aを送り方向Rに、所定距離だけ移動する間に、図5に示すように、筒状フィルムF1に横シール部11が形成される。また、第二形成部13では、挟み面69による筋目が左右方向に沿って形成された横シール部11が形成されるとともに、横シール部11の送り方向R中央部がカッター73によって溶断され、被包装品10が個装される。すなわち、ピロー包装工程が終了する。
なお、仮シール部75に存在する異物eを第一形成部12において検出されている個装は、例えば第二形成部13から送り出し部8に送られる途中で排除される。あるいは、仮シール部75に異物eが介在している場合では、第二形成部13での横シール部11の形成、溶断はパスして、第二形成部13から送り出し部8に送られる途中で排除することもできる。
但し、異物検出装置48では、仮シール部75で異物eが介在していることを確実に検出することができるが、仮シール部75における異物eの位置は不明である。このため、仮シール部75での異物eの介在を検出した場合では、第二形成部13において横シール部11を溶断するにしてもパスするにしても、連続する二つの個装を排除することが好ましい。
本実施形態においては、第一横シーラー部20の横シーラー44は、第二形成部13によって形成される横シール部11と同等の所定の幅となる挟み面68を備えている。本実施形態では、挟み面68は、横シール部11の所定の幅(第二横シーラー部21の横シーラー45における挟み面69の幅)に比べて若干広く設定されている。したがって、横シール部11の範囲内のどこに異物eが介在していても、異物eは検出されている。
このように、異物検出装置48は、シール手段に相当する第二形成部13対し上流側に配置され、挟み面68の幅が横シール部11の所定の幅と同等の幅に設定されていることで、横シール部11に介在する異物eの、確実な検出が可能となる。
なお、第一形成部12では、第二形成部13で個装のために横シール部11を形成するのに先立って、筒状フィルムF1に仮シール部75を形成して筒状フィルムF1を仮止めする。仮シール部75によって筒状フィルムF1が仮止めされることで、フィルムF内での被包装品10の移動が規制された状態となる。
このように、フィルムF内での被包装品10の移動が規制されることによれば、フィルムFが下流側に送られて横シール部11を形成すべく、上下の横シーラー45どうしの挟み面69が筒状フィルムF1を上下で挟んでも、被包装品10そのものの一部を噛込むことがない。したがって、新たな異物eの発生を防止できる。また、仮シール部75が形成されることで、横シール部11が形成されるまでの間にフィルムFどうしは上下に離れないことから、フィルムFの弛みが発生しない。したがって、予め形成された仮シール部75に横シール部11を一致させて形成する制御が容易、且つ確実になる。
本発明は上記実施形態に限られるものではなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々変形が可能である。その他、各部の具体的構成についても同様である。例えば、図6で示すように、第一形成部12での挟み面68を、送り方向Rで分割してもよい。例えば、横シーラー44を送り方向Rで二分割することで、挟み面68を二分割し、分割されたそれぞれの挟み面68を、上記実施形態のようにばね56を用いて内外方向で変位可能とする構成が考えられる。この場合でも、二分割した挟み面68の幅の合計は、第二形成部13での挟み面69の幅と同程度に設定される。
このように、挟み面69を分割することにより、何れの挟み面69で異物eが噛み込まれたかを知ることができれば、仮シール部75での異物eの介在を検出した場合では、第二形成部13において横シール部11を溶断した後、連続する二つの個装を排除する必要がなく、異物eの介在がある個装のみを排除することができ、その分だけ不経済にならない。
上記実施形態では、挟み面68が直線部30a以外では曲線部30bの形状に倣うよう移動するハーメチック形式の場合で説明した。しかしながら、挟み面68がボックスモーションと称される動作をする装置にも適用できる。なお、ボックスモーションとは、挟み面68が連続した直線的な一定の軌跡(矩形の軌跡)を循環するなかで、フィルムFを挟んだ状態で、ハーメチック形式と同様にフィルムFの送り速度と同じ速度で所定距離だけ直線的に移動する領域を有する動作である。
上記実施形態では、第一形成部12での挟み面68の幅を、第二形成部13での挟み面69の幅より若干広くしたが、両挟み面68,69の幅が同程度であれば、逆に、異物eが噛み込まない程度だけ狭くしてもよい。
上記実施形態の異物検出装置48では、接点どうしの離間によって異物eの介在を検出した。しかしながら、逆に常時的に接点どうしを接触させた構成とし、異物eの噛み込みによって接点どうしが接触することで、異物eの介在を検出するよう構成することもできる。また、異物eの検出は、接点によるものでなくてもよく、正常な仮シールが施される挟み面68の位置に対する挟み面68の変位を検出できるセンサーを用いてもよい。また、挟み面68の変位を検出する検出部として、金属製の接点どうしの接触離間を利用する以外に、リミットスイッチ、近接スイッチ等を用い、これによって異物eの検出をすることも可能である。
上記実施形態では、異物検出装置48を第一形成部12に設けたが、第一形成部12に設けず、第一形成部12に対して上流側に配置することも可能であり、この場合、異物eの検出は仮シール部75の形成とは別に行うことになる。すなわち、フィルムFを挟み面で単に上下で挟んで、挟み面が変位することで電気的導通、非導通が切替わる接点を設け、接点の切替わりで挟み面の変位を検出することも可能である。
なお、上記各実施形態では、異物eを被包装品のわずかな切れ端(欠片)として説明した。しかしながら、異物はこれに限定されず、例えば、被包装品10が複数の包装品を積層した形態である場合、複数の包装品のうち何れかが他の包装品に対して送り方向Rに位置ずれしているような場合では、その位置ずれした包装品の包装体(フィルム)が予定領域に介在すると、これが異物となる。すなわち異物検出装置48は、筒状フィルムF1を挟み面68で挟んだ際に、包装体が介在していると、その分だけ挟み面68どうしの距離が大きくなるから、包装体の介在を検出することができる。
1…包装機、2…横シール形成部、7…送り部、8…送り出し部、10…被包装品、11…横シール部、12…第一形成部、13…第二形成部、16…搬送コンベヤ、18…溝カム機構部、20…第一横シーラー部、21…第二横シーラー部、36…保持体、42…シーラーベース、44…横シーラー、48…異物検出装置、50…外側シーラーベース、51…内側シーラーベース、54…挿入凹部、55…対向部、56…ばね、57…第一接点部材、58…第二接点部材、59…制御部、61,62…隙間、64…第一接点、65…第二接点、66電気配線、68,69…挟み面、75…仮シール部、e…異物、F1…筒状フィルム、R…送り方向
Claims (5)
- ピロー包装工程において被包装品を包装するフィルムのうち、被包装品の前後にシールが施されて所定の幅の横シール部となる予定領域に、異物が介在するかどうかを検出する異物検出装置であって、
被包装品のフィルムの送り方向に直交する方向に沿って設けられフィルムに横シール部が形成されるようフィルムを両側から挟んでヒートシールする一対のシール手段に対して送り方向上流側に配置され、
横シール部の所定の幅と同等の幅とされるとともに予定領域を両側から挟む一対の挟み面を備え、一対の挟み面のうちの少なくとも一方は、予定領域における異物の介在によって変位可能に構成され、挟み面の変位を検出する検出部を備えたことを特徴とする異物検出装置。 - 一対の挟み面は、横シール部の所定の幅に相当するシール手段の送り方向の幅に比べて幅広とされた請求項1記載の異物検出装置。
- 一対の挟み面は、シール手段に先んじてフィルムの予定領域に仮シール部を形成するための仮シール手段に備えられるとともに、仮シール部の形成のために加熱される面である請求項1または請求項2の何れか1項に記載の異物検出装置。
- 検出部は、挟み面が変位することで電気的導通、非導通が切替わる接点であり、接点の切替わりで挟み面の変位を検出する請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載の異物検出装置。
- 請求項1ないし請求項4のうちの何れか1項に記載の異物検出装置を備えたことを特徴とする包装機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013264060A JP2015120521A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013264060A JP2015120521A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2015120521A true JP2015120521A (ja) | 2015-07-02 |
Family
ID=53532553
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2013264060A Pending JP2015120521A (ja) | 2013-12-20 | 2013-12-20 | 異物検出装置、および異物検出装置を備えた包装機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2015120521A (ja) |
-
2013
- 2013-12-20 JP JP2013264060A patent/JP2015120521A/ja active Pending
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