JP2015123748A - 検査システム - Google Patents
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Abstract
【課題】この発明は、一連の検査にかかる時間を短縮でき、検査パターンの作成や設定にかかる時間を削減でき、検査を効率化することができる検査システムを実現することを目的とする。【解決手段】この発明は、車両に搭載される電子制御装置と、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、電子制御装置の検査を行うシミュレータと、検査の実行に基づいて算出される演算値を、電子制御装置から取得するコントローラとを有し、コントローラは、電子制御装置から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を出力することを特徴とする。【選択図】図1
Description
この発明は検査システムに係り、特に、車両などに搭載される電子制御装置の機能を検査する検査システムに関する。
車載用の電子制御装置の機能の開発には、シミュレータを利用して行う手法があり、シミュレータはHILS(Hardware In the Loop Simulation)システムと呼ばれる。
エンジンの制御を行う電子制御装置(ECM:Engine Control Module)の機能開発を行う場合に、シミュレータではエンジン挙動を模擬したソフトウェア(以下、「エンジンモデル」と記す。)が動作しており、HILSシステムにワイヤハーネスを通じて接続された電子制御装置が、HILSシステムとの間で擬似センサ信号とアクチュエータ駆動信号とを送受信し、実際のエンジンを制御するのと同様に、HILSシステム内のエンジンモデルを制御させる。これにより、HILSシステムは、実際の車両がない環境で電子制御装置の動作を自動検査し、電子制御装置の機能開発を可能としている。
エンジンの制御を行う電子制御装置(ECM:Engine Control Module)の機能開発を行う場合に、シミュレータではエンジン挙動を模擬したソフトウェア(以下、「エンジンモデル」と記す。)が動作しており、HILSシステムにワイヤハーネスを通じて接続された電子制御装置が、HILSシステムとの間で擬似センサ信号とアクチュエータ駆動信号とを送受信し、実際のエンジンを制御するのと同様に、HILSシステム内のエンジンモデルを制御させる。これにより、HILSシステムは、実際の車両がない環境で電子制御装置の動作を自動検査し、電子制御装置の機能開発を可能としている。
ところで、電子制御装置の開発時には、故障診断機能の機能確認を行なっている。具体的な一例としては、ハーネスの断線等の異常時に電子制御装置が適切な処理を実施しているか等の確認を行っている。
従来の電子制御装置の故障診断機能を確認する検査システムとしては、例えば特開2011−161947号公報に開示されるものがある。この公報には、電子制御装置に発生させる故障パターンを車両状態と時間とを組み合わせた条件で設定し、設定された故障を擬似的に発生させることで、擬似故障を発生させる条件を細かく設定でき、擬似故障の発生する条件の自由度を高めることができ、正確に擬似故障発生ポイントを設定できる自動検査システムが開示されている。
従来の電子制御装置の故障診断機能を確認する検査システムとしては、例えば特開2011−161947号公報に開示されるものがある。この公報には、電子制御装置に発生させる故障パターンを車両状態と時間とを組み合わせた条件で設定し、設定された故障を擬似的に発生させることで、擬似故障を発生させる条件を細かく設定でき、擬似故障の発生する条件の自由度を高めることができ、正確に擬似故障発生ポイントを設定できる自動検査システムが開示されている。
ところで、電子制御装置の検査を行う検査システムは、電子制御装置のロジックの複雑化に伴って自動検査の実行数は膨大化している。
このような状況対して、前記公報に開示される検査システムでは、自動検査の結果に関わらず、あらかじめ設定した検査パターンが終了するまで検査を継続するため、検査が完了するまでに時間がかかってしまう。また、検査対象ごとに各種検査に合ったパターンを作成しなければならない上、検査にかかる時間や検査方法が変わる度に検査パターンを更新し直す必要があった。
このような状況対して、前記公報に開示される検査システムでは、自動検査の結果に関わらず、あらかじめ設定した検査パターンが終了するまで検査を継続するため、検査が完了するまでに時間がかかってしまう。また、検査対象ごとに各種検査に合ったパターンを作成しなければならない上、検査にかかる時間や検査方法が変わる度に検査パターンを更新し直す必要があった。
この発明は、そのような問題を解決したもので、一連の検査にかかる時間を短縮でき、検査パターンの作成や設定にかかる時間を削減し、検査を効率化することができる検査システムを実現することを目的とする。
この発明は、車両に搭載される電子制御装置と、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、前記電子制御装置の検査を行うシミュレータと、前記検査の実行に基づいて算出される演算値を、前記電子制御装置から取得するコントローラとを有し、前記コントローラは、前記電子制御装置から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を出力することを特徴とする。
この発明は、一連の検査にかかる時間を短縮でき、1つの検査パターンを各種電子制御装置に利用することによって、検査パターンの作成や設定にかかる時間を削減し、電子制御装置の検査を効率化することができる。
本実施形態にかかる検査システムは、電子制御装置のロジックの複雑化に伴って自動検査の実行数は膨大化しているといった課題に鑑み、検査中の電子制御装置において演算値の変化が検知されたら、現在実行中の検査パターンを終了させることによって、一連の検査にかかる時間を短縮し(自動検査時間の短縮化を図り)、様々な検査内容を網羅した1つ若しくは所定数の検査パターンを各種電子制御装置で共用する(検査パターンの共通化する)ことによって、検査パターンの作成や設定にかかる時間を削減し、効率的に電子制御装置の検査を実行することを目的とするものである。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
以下、図面に基づいて、この発明の実施例を説明する。
図1〜図2は、この発明の実施例を示すものである。図1において、車両に搭載される電子制御装置1の検査を行う検査システム2は、HILS(Hardware In the Loop Simulation)システムからなるシミュレータ3を用いて構成され、検査制御装置4とコントローラ5とを含んでいる。検査システム2は、シミュレータ3と検査制御装置4とコントローラ5とをシステム内の通信ライン6により接続している。
検査システム2は、検査時に、シミュレータ3をCAN(Cotrol Area Network)等の通信ラインを構成するハーネス7により開発過程の電子制御装置1(例えばECU:Engine Control Unit)に結線し、電子制御装置1を通信ライン8によりコントローラ5に接続する。
シミュレータ3は、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、電子制御装置1の検査を行う。検査制御装置4は、シミュレータ3による検査の開始および終了を制御する。コントローラ5は、電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得する。
検査システム2は、検査時に、シミュレータ3をCAN(Cotrol Area Network)等の通信ラインを構成するハーネス7により開発過程の電子制御装置1(例えばECU:Engine Control Unit)に結線し、電子制御装置1を通信ライン8によりコントローラ5に接続する。
シミュレータ3は、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、電子制御装置1の検査を行う。検査制御装置4は、シミュレータ3による検査の開始および終了を制御する。コントローラ5は、電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得する。
シミュレータ3は、運転手を模擬するドライバモデル9、エンジンを模擬するエンジンモデル10(車両モデル含む)、故障診断テスタを模擬したテスタモデル11を有し、擬似車両として機能する。また、シミュレータ3は、シミュレータ3と電子制御装置1とを接続するハーネス7の断線や、様々なハーネス7ヘのショートを可能にする断線/ショート発生器12を有している。
ドライバモデル9は、運転パターンに適合した運転状態を実現するためのアクセルペダル開度設定情報・ブレーキペダル開度設定情報をエンジンモデル10に供給する。エンジンモデル10は、ドライバモデル9から入力するアクセルペダル開度設定情報・ブレーキペダル開度設定情報(運転パターン)や電子制御装置1から入力するアクチュエータ駆動信号に基づいて、スロットルバルブ・ブレーキや燃料噴射弁を動作させてエンジンの運転を模擬する。エンジンモデル10は、模擬したエンジンの運転状態に応じた模擬の車速情報をドライバモデル9に出力し、また、模擬したエンジンの運転状態に応じた模擬のセンサ信号をハーネス7により電子制御装置1に出力する。テスタモデル11は、エンジンモデル10が模擬するエンジンの故障診断をする。
シミュレータ3にハーネス7を介して接続された電子制御装置1は、シミュレータ3内のエンジンモデル10が模擬するエンジンについての模擬のセンサ信号をハーネス7により入力し、アクチュエータ駆動信号を演算してハーネス7によりエンジンモデル10に出力する。電子制御装置1に入力する模擬のセンサ信号には、空燃比センサ、クランク角センサ、エアフローメータなどのセンサ信号がある。エンジンモデル10に出力するアクチュエータ駆動信号には、燃料噴射弁などのアクチュエータ信号がある。
ドライバモデル9は、運転パターンに適合した運転状態を実現するためのアクセルペダル開度設定情報・ブレーキペダル開度設定情報をエンジンモデル10に供給する。エンジンモデル10は、ドライバモデル9から入力するアクセルペダル開度設定情報・ブレーキペダル開度設定情報(運転パターン)や電子制御装置1から入力するアクチュエータ駆動信号に基づいて、スロットルバルブ・ブレーキや燃料噴射弁を動作させてエンジンの運転を模擬する。エンジンモデル10は、模擬したエンジンの運転状態に応じた模擬の車速情報をドライバモデル9に出力し、また、模擬したエンジンの運転状態に応じた模擬のセンサ信号をハーネス7により電子制御装置1に出力する。テスタモデル11は、エンジンモデル10が模擬するエンジンの故障診断をする。
シミュレータ3にハーネス7を介して接続された電子制御装置1は、シミュレータ3内のエンジンモデル10が模擬するエンジンについての模擬のセンサ信号をハーネス7により入力し、アクチュエータ駆動信号を演算してハーネス7によりエンジンモデル10に出力する。電子制御装置1に入力する模擬のセンサ信号には、空燃比センサ、クランク角センサ、エアフローメータなどのセンサ信号がある。エンジンモデル10に出力するアクチュエータ駆動信号には、燃料噴射弁などのアクチュエータ信号がある。
検査制御装置4は、シミュレータ3の動作を検査するとともに、コントローラ5を介して電子制御装置1の動作を検査する検査手段13を備えている。さらに、検査制御装置4は、運転パターン設定手段14、エンジンモデル制御手段15、テスタモデル制御手段16、断線/ショート発生器制御手段17、コントローラ制御手段18を有している。
運転パターン設定手段14は、ドライバモデル9の運転パターンを設定する機能を有し、ドライバモデル9に運転パターン指示情報を出力する。エンジンモデル制御手段15は、エンジンモデル10をコントロールする機能を有し、エンジンモデル10にエンジンモデル設定変更指示情報を出力するとともに、エンジンモデル10からエンジンモデル制御情報を入力する。
テスタモデル制御手段16は、テスタモデル11をコントロールする機能を有し、テスタモデル11にテスタ駆動指示情報を出力するとともに、テスタモデル11から故障診断通信で得られる情報を入力する。断線/ショート発生器制御手段17は、断線/ショート発生器12をコントロールする機能を有し、断線/ショート発生器12に断線/ショート指示情報を出力する。コントローラ制御手段18は、コントローラ5を介して電子制御装置1をコントロールする機能を有し、電子制御装置1から制御情報を入力する。
検査システム2は、シミュレータ3によって、運転パターン設定手段14で設定された規定の運転パターンに対応する信号をドライバモデル9で出力させ、電子制御装置1の本来の制御対象である実機であるエンジンが、ドライバモデル9が発生する規定の運転パターンに沿って動作する際に、電子制御装置1からアクチュエータ駆動信号を受けて生成するセンサ信号と同等の信号を、擬似センサ信号としてハーネス7で結線した電子制御装置1に出力する。
検査システム2は、シミュレータ3内のエンジンモデル10を電子制御装置1で制御する際に、検査手段13によって、運転パターン設定手段14、エンジンモデル制御手段15、テスタモデル制御手段16、断線/ショート発生器制御手段17、コントローラ制御手段18との間で情報を送受信し、電子制御装置1及びシミュレータ3の動作を検査する。
運転パターン設定手段14は、ドライバモデル9の運転パターンを設定する機能を有し、ドライバモデル9に運転パターン指示情報を出力する。エンジンモデル制御手段15は、エンジンモデル10をコントロールする機能を有し、エンジンモデル10にエンジンモデル設定変更指示情報を出力するとともに、エンジンモデル10からエンジンモデル制御情報を入力する。
テスタモデル制御手段16は、テスタモデル11をコントロールする機能を有し、テスタモデル11にテスタ駆動指示情報を出力するとともに、テスタモデル11から故障診断通信で得られる情報を入力する。断線/ショート発生器制御手段17は、断線/ショート発生器12をコントロールする機能を有し、断線/ショート発生器12に断線/ショート指示情報を出力する。コントローラ制御手段18は、コントローラ5を介して電子制御装置1をコントロールする機能を有し、電子制御装置1から制御情報を入力する。
検査システム2は、シミュレータ3によって、運転パターン設定手段14で設定された規定の運転パターンに対応する信号をドライバモデル9で出力させ、電子制御装置1の本来の制御対象である実機であるエンジンが、ドライバモデル9が発生する規定の運転パターンに沿って動作する際に、電子制御装置1からアクチュエータ駆動信号を受けて生成するセンサ信号と同等の信号を、擬似センサ信号としてハーネス7で結線した電子制御装置1に出力する。
検査システム2は、シミュレータ3内のエンジンモデル10を電子制御装置1で制御する際に、検査手段13によって、運転パターン設定手段14、エンジンモデル制御手段15、テスタモデル制御手段16、断線/ショート発生器制御手段17、コントローラ制御手段18との間で情報を送受信し、電子制御装置1及びシミュレータ3の動作を検査する。
検査システム2は、検査において、運転パターン設定手段14により車両状態と時間とを組み合わせた条件で故障を設定し、設定された故障をエンジンモデル10により擬似的に発生させる。発生した擬似故障は、電子制御装置1に入力される。
また、検査システム2は、検査において、断線/ショート発生器制御手段17により一つあるいは複数の故障(ハーネス7の断線又はショート故障、センサの特性ずれ故障など)を個別の条件で設定し、設定されたハーネス7の断線又はショートといった故障を断線/ショート発生器12により擬似的に発生させ、設定されたセンサの特性ずれ故障をエンジンモデル10により擬似的に発生させる。発生した擬似故障は、電子制御装置1に入力される。
さらに、検査システム2は、検査において、運転パターン設定手段14により設定された故障を、エンジンモデル10により擬似的に発生させる。検査手段13は、電子制御装置1の有する故障診断通信機能を利用して、エンジンモデル10が発生する擬似故障のデータをテスタモデル11によりテスタモデル制御手段16を介して収集する。
また、検査システム2は、検査において、断線/ショート発生器制御手段17により一つあるいは複数の故障(ハーネス7の断線又はショート故障、センサの特性ずれ故障など)を個別の条件で設定し、設定されたハーネス7の断線又はショートといった故障を断線/ショート発生器12により擬似的に発生させ、設定されたセンサの特性ずれ故障をエンジンモデル10により擬似的に発生させる。発生した擬似故障は、電子制御装置1に入力される。
さらに、検査システム2は、検査において、運転パターン設定手段14により設定された故障を、エンジンモデル10により擬似的に発生させる。検査手段13は、電子制御装置1の有する故障診断通信機能を利用して、エンジンモデル10が発生する擬似故障のデータをテスタモデル11によりテスタモデル制御手段16を介して収集する。
検査システム2は、電子制御装置1と、シミュレータ3と、検査制御装置4と、コントローラ5とを備えている。シミュレータ3は、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、電子制御装置1の検査を行う。検査制御装置4は、少なくともシミュレータ3による検査の開始および終了を制御する。コントローラ5は、電子制御装置制御手段19を有している。コントローラ5は、コントローラ制御手段18から受けた定数変更指令情報を通信ライン8により電子制御装置1に出力してコントロールする機能を有し、電子制御装置1からハーネス7により制御情報を入力してコントローラ制御手段18に出力する。
コントローラ5は、通信ライン8により電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得する。コントローラ5は、電子制御装置制御手段19によって、電子制御装置1から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力する。
検査制御装置4は、コントローラ5から現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を取得したら、現在実行中の検査パターンを終了させ、電子制御装置1における検査項目が全て終了していない場合は、現在実行中の検査パターンとは異なる検査パターンによる検査の実行を開始する。
コントローラ5は、検査の実行に基づいて電子制御装置1が算出する演算値として、例えば、電子制御装置1に対する診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値を取得し、これらの値の少なくともいずれか1つの変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力する。
なお、コントローラ5は、診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値の全ての変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力してもよいし、いずれか2つの変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力してもよい。
コントローラ5は、通信ライン8により電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得する。コントローラ5は、電子制御装置制御手段19によって、電子制御装置1から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力する。
検査制御装置4は、コントローラ5から現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を取得したら、現在実行中の検査パターンを終了させ、電子制御装置1における検査項目が全て終了していない場合は、現在実行中の検査パターンとは異なる検査パターンによる検査の実行を開始する。
コントローラ5は、検査の実行に基づいて電子制御装置1が算出する演算値として、例えば、電子制御装置1に対する診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値を取得し、これらの値の少なくともいずれか1つの変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力する。
なお、コントローラ5は、診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値の全ての変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力してもよいし、いずれか2つの変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力してもよい。
電子制御装置1の検査を行う検査システム2は、図2に示すように、自動検査の処理を行う。
検査システム2は、処理がスタートすると(101)、検査手段13により各手段14〜17の検査パターンを設定し(102)、外気温度等の環境設定をし(103)、エンジンモデル10により模擬のエンジンの運転を行って電子制御装置1の検査を開始する(104)。
検査においては、シミュレータ3及び検査制御装置4によって、設定された故障(例えば、ハーネス7の断線/ショート、センサの特性ずれ)を擬似的に発生させることで、電子制御装置1及びシミュレータ3の動作を検査する。
検査の開始(104)後において、コントローラ5により電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得し(105)、検査終了条件が成立したかを判断する(106)。
検査終了条件の成立、不成立は、電子制御装置1に対する診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値の変化の有り、無しにより判断する。コントローラ5は、取得した前記値の変化を検知しないと、検査終了条件が不成立であると判断(NO)する。コントローラ5は、取得した前記値の少なくともいずれか1つの変化を検知したら、検査終了条件が成立したと判断(YES)する。また、他の実施形態として、コントローラ5が、取得した前記値のすべてについて変化を検知した場合に、検査終了条件が成立したと判断(YES)してもよい。
判断(106)がNOの場合は、演算値の取得(105)に戻る。判断(106)がYESの場合は、コントローラ5は現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力し、この制御信号を取得した検査制御装置4は検査を終了させる(107)。
検査システム2は、演算値の取得(105)から検査の終了(107)に合わせて、エンジンモデル制御手段15によるエンジンモデル制御情報の取得(108)、およびコントローラ制御手段18による電子制御装置制御情報の取得(109)を、並列に行う。取得される情報には、エンジンモデル制御情報や電子制御装置制御情報だけでなく、電子制御装置1が有する故障診断通信機能を利用して収集した擬似故障のデータも含まれる。
検査システム2は、前記処理(105)から処理(109)で得た情報に基づき、全検査項目の検査が終了したかを判断する(110)。
この判断(110)がNO場合は、検査パターンの設定(102)に戻る。この判断(110)がYESの場合は、検査手段13で検査結果を確認し(111)、検査の処理をエンドにする(112)。
検査システム2は、処理がスタートすると(101)、検査手段13により各手段14〜17の検査パターンを設定し(102)、外気温度等の環境設定をし(103)、エンジンモデル10により模擬のエンジンの運転を行って電子制御装置1の検査を開始する(104)。
検査においては、シミュレータ3及び検査制御装置4によって、設定された故障(例えば、ハーネス7の断線/ショート、センサの特性ずれ)を擬似的に発生させることで、電子制御装置1及びシミュレータ3の動作を検査する。
検査の開始(104)後において、コントローラ5により電子制御装置1から検査の実行に基づいて算出される演算値を取得し(105)、検査終了条件が成立したかを判断する(106)。
検査終了条件の成立、不成立は、電子制御装置1に対する診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値の変化の有り、無しにより判断する。コントローラ5は、取得した前記値の変化を検知しないと、検査終了条件が不成立であると判断(NO)する。コントローラ5は、取得した前記値の少なくともいずれか1つの変化を検知したら、検査終了条件が成立したと判断(YES)する。また、他の実施形態として、コントローラ5が、取得した前記値のすべてについて変化を検知した場合に、検査終了条件が成立したと判断(YES)してもよい。
判断(106)がNOの場合は、演算値の取得(105)に戻る。判断(106)がYESの場合は、コントローラ5は現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を検査制御装置4のコントローラ制御手段18に出力し、この制御信号を取得した検査制御装置4は検査を終了させる(107)。
検査システム2は、演算値の取得(105)から検査の終了(107)に合わせて、エンジンモデル制御手段15によるエンジンモデル制御情報の取得(108)、およびコントローラ制御手段18による電子制御装置制御情報の取得(109)を、並列に行う。取得される情報には、エンジンモデル制御情報や電子制御装置制御情報だけでなく、電子制御装置1が有する故障診断通信機能を利用して収集した擬似故障のデータも含まれる。
検査システム2は、前記処理(105)から処理(109)で得た情報に基づき、全検査項目の検査が終了したかを判断する(110)。
この判断(110)がNO場合は、検査パターンの設定(102)に戻る。この判断(110)がYESの場合は、検査手段13で検査結果を確認し(111)、検査の処理をエンドにする(112)。
このように、検査システム2は、電子制御装置1から取得した演算値の変化を検知した場合に、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を出力するコントローラ5を備えることによって、目的とする検査が終了するのと同時に検査パターンの自動実行を途中で停止させることができる。このため、検査システム2は、検査パターンにかかる時間を削減でき、一連の検査にかかる時間を短縮できる。
また、検査システム2は、電子制御装置1が算出した演算値の変化により検査を終了させるので、ある程度長い時間の検査パターンを作成しておけば検査パターンの更新が不要となり、様々な検査内容を網羅した検査パターンを作成すれば、1つの検査パターンを各種電子制御装置に利用することができる。このため、検査システム2は、検査パターンの作成や設定にかかる時間が削減でき、電子制御装置1の検査を効率的に行うことができる。
なお、上述実施例では、電子制御装置1の内部演算値の変化を、検査を終了させるためのトリガとして使用したが、電子制御装置1の内部演算値の変化を、故障発生条件、故障終了条件等に用いることもできる。
また、検査システム2は、電子制御装置1が算出した演算値の変化により検査を終了させるので、ある程度長い時間の検査パターンを作成しておけば検査パターンの更新が不要となり、様々な検査内容を網羅した検査パターンを作成すれば、1つの検査パターンを各種電子制御装置に利用することができる。このため、検査システム2は、検査パターンの作成や設定にかかる時間が削減でき、電子制御装置1の検査を効率的に行うことができる。
なお、上述実施例では、電子制御装置1の内部演算値の変化を、検査を終了させるためのトリガとして使用したが、電子制御装置1の内部演算値の変化を、故障発生条件、故障終了条件等に用いることもできる。
この発明は、電子制御装置から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させることによって、検査にかかる時間の短縮、検査の効率化を図ることができるものであり、車載用の電子制御装置だけでなく他の産業用機器に搭載される電子制御装置を対象にした検査システムにも利用できる。
1 電子制御装置
2 検査システム
3 シミュレータ
4 検査制御装置
5 コントローラ
6 通信ライン
7 ハーネス
8 通信ライン
9 ドライバモデル
10 エンジンモデル
11 テスタモデル
12 断線/ショート発生器
13 検査手段
14 運転パターン設定手段
15 エンジンモデル制御手段
16 テスタモデル制御手段
17 断線/ショート発生器制御手段
18 コントローラ制御手段
19 電子制御装置制御手段
2 検査システム
3 シミュレータ
4 検査制御装置
5 コントローラ
6 通信ライン
7 ハーネス
8 通信ライン
9 ドライバモデル
10 エンジンモデル
11 テスタモデル
12 断線/ショート発生器
13 検査手段
14 運転パターン設定手段
15 エンジンモデル制御手段
16 テスタモデル制御手段
17 断線/ショート発生器制御手段
18 コントローラ制御手段
19 電子制御装置制御手段
Claims (3)
- 車両に搭載される電子制御装置と、所定の検査パターンに含まれる複数の検査内容を順次実行して、前記電子制御装置の検査を行うシミュレータと、前記検査の実行に基づいて算出される演算値を、前記電子制御装置から取得するコントローラとを有し、前記コントローラは、前記電子制御装置から取得した演算値の変化を検知したら、現在実行中の検査パターンを終了させるための制御信号を出力することを特徴とする検査システム。
- 少なくとも前記シミュレータによる検査の開始および終了を制御する検査制御装置を有し、前記検査制御装置は、前記コントローラから前記制御信号を取得したら、現在実行中の検査パターンを終了させ、前記電子制御装置における検査項目が全て終了していない場合は、前記検査パターンとは異なる検査パターンによる検査の実行を開始することを特徴とする請求項1に記載の検査システム。
- 前記コントローラは、前記電子制御装置に対する診断の完了を判定する演算値、診断の頻度を検出する演算値、燃料学習値の少なくともいずれか1つの変化を検知したら、前記制御信号を出力することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の検査システム。
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|---|---|---|---|
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| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2013267023A JP2015123748A (ja) | 2013-12-25 | 2013-12-25 | 検査システム |
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Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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