JP2015128461A - 吸収性物品用のホルダーパンツ - Google Patents
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Abstract
【解決手段】着用者の鼠径部側を覆う前身頃と,着用者の臀部側を覆う後身頃2と,着用者の股下において前身頃と後身頃2を繋ぐ股下部3と,着用者の腹周りを周回するように覆うウエスト部4を有する。後身頃2は,伸長性を有するプレーン部分と,プレーン部分よりも上下方向の伸長性が低いホールド部分を有する。ホールド部分は,股下部3からウエスト部4の左右両脇側に至るように形成された帯状の下側臀部領域21と,股下部3からウエスト部4の背側中央部分に至るように形成された帯状の臀裂領域22を含む。
【選択図】図3
Description
例えば,特許文献2には,下腹部を広い範囲に亘って引き締めて腹部のシルエットを美しく補整することができるようにした下半身用衣類が開示されている。特許文献2の下半身用衣類は,前身頃側に,前面中央下部から腹部両側を経て両側ウエスト部まで斜め上に帯状に伸びる略V形帯状領域が形成されている。この略V形帯状領域は,他の領域よりも腹部への引き締め力が大きく設定されている。
また,特許文献3には,骨盤廻りの筋肉に働きかけて姿勢を良くすることができ,しかも取扱が簡便で違和感なく着用することのできるガードルが開示されている。特許文献3のガードルは,後身頃に,着用状態で殿裂の上方から左右の臀部上方を通って左右の大転子近傍に延びる緊締部が形成されている。この緊締部は,緊締部が延在する方向の緊締力が,延在する方向と直交する方向の緊締力より小さくされている。
具体的に説明すると,本発明は以下の構成を有する。
ホルダーパンツは,着用者の鼠径部側を覆う前身頃1と,着用者の臀部側を覆う後身頃2と,着用者の股下において前身頃1と後身頃2を繋ぐ股下部3と,着用者の腹周りを周回するように覆うウエスト部4と,を有する。
後身頃2は,プレーン部分と,ホールド部分とを有している。プレーン部分は,通常の下着と同様に,一定の伸長性を有する部分である。他方,ホールド部分は,プレーン部分よりも上下方向の伸長性が低くなっている部分である。なお,「上下方向の伸長性が低い」とは,要するに,上下方向に引張したときに伸び難いことを意味する。
ここで,後身頃側のホールド部分は,下側臀部領域21と,臀裂領域22とを含む。
下側臀部領域21は,着用者の臀部の下側(臀溝)のラインに沿って,股下部3からウエスト部4の左右両脇側に至るように形成された略U形の帯状の領域である。
臀裂領域22は,着用者の臀部の裂部のラインに沿って,股下部3からウエスト部4の背側中央部分に至るように形成された略I形の帯状の領域である。
ここで,ホールド部分は,着用者の鼠径部のラインに沿って,股下部3からウエスト部4の左右両脇側に至るように形成された帯状の鼠径領域11を有することが好ましい。
なお,本願明細書において,「A〜B」とは,A以上B以下であることを意味する。
図2及び図3に示された実施形態において,本発明のホルダーパンツ100は,いわゆるボクサーパンツ型に形成されている。ボクサーパンツ型とは,図2及び図3に示されるように,着用者の鼠径部及び臀部を覆う布地に加えて,着用者の脚周り(特に大腿筋周り)を覆う布地を有するタイプである。
前身頃1及び後身頃2は,その領域を,プレーン部分とホールド部分に分けることができる。図1及び図2において,「プレーン部分」は白色の無地で示した領域であり,「ホールド部分」は縦縞の縞模様で示した領域である。「プレーン部分」とは,通常の下着(パンツ)と同様に,上下方向及び左右方向に一定の伸長性を有する領域である。他方,「ホールド部分」とは,プレーン部分と比較して,上下方向の伸長性が低くなっている領域である。要するに,プレーン部分(白色無地)とホールド部分(縦縞模様)を比較すると,ホールド部分(縦縞模様)の方が上下方向に伸びにくくなっている。このため,前身頃1と後身頃2において,上下方向の伸長性は,プレーン部分>ホールド部分となっている。
なお,左右方向の伸長性に関していえば,プレーン部分とホールド部分は同一の伸長性であってもよいし,プレーン部分の方が高くなっていてもよいし,ホールド部分の方が高くなっていてもよい。
具体的に,JIS L 1096−B法では,以下の条件で伸び率が測定される。
すなわち,幅50mm長さ300mmの試験片を縦方向及び横方向に3枚ずつ調整し,全幅をつかむように引張試験機又はこれと同等の性能を持つ装置にセットした後,200mm間隔(L0)に印を付け14.7Nの荷重を加える。引張試験機は,例えば島津製作所社製のものを用いればよい。そして,1分間保持後の印間の長さ(L1)を測定し,次式によって伸び率(%)を求める。
伸び率(%) = {(L1−L0)/L0}×100
つまり,通常の下着であれば,布地の伸長性を一定以上の値として,着用者の肌との密着性を高くしている。しかし,本発明のホルダーパンツ100のように,吸収性物品を着用者の肌に密着させるために用いられる物品の場合,パンツ全体の伸長性を高くしてしまうと,布地がいたずらに伸びてしまい,長時間着用し続けると吸収性物品がずれ落ちてくるという不具合があった。吸収性物品のずれ落ちを防止することは,ホルダーパンツの最も重要な役割であるにも関わらず,従来の下着等は密着性を高めることをばかりを目的としており,吸収性物品のずれ落ちを十分に防止することができなかった。このため,本発明のホルダーパンツ100では,特定の部分(ホールド部分)において上下方向の伸長性をあえて低下させて,密着性を多少犠牲にしつつも,吸収性物品のずれ落ちを効果的に防止することとしている。ただし,本発明のホルダーパンツは,ホールド部分以外のプレーン部分においては,通常の伸長性を有しているため,着用者の肌との密着性も十分に担保されている。
まず,前身頃1について説明する。図2に示されるように,前身頃1のホールド部分(縦縞模様)として,鼠径領域11が存在している。鼠径領域11は,着用者の鼠径部のラインに沿って,股下部3からウエスト部4の左右両脇側に至るように形成された帯状の領域である。鼠径領域11は,左右のそれぞれ一本ずつ形成されている。図2に示された例において,左右の鼠径11は,股下部3を挟んで分離されている。ただし,左右の鼠径11は,股下部3近傍で繋がって略V形をなすものであってもよい。また,図2に示されるように,鼠径領域11は,着用者の鼠径部のラインに沿って,緩やかにカーブしている。さらに,鼠径領域11は,股下部3側からウエスト部4側に向かうにつれて,徐々に幅広となっている。
4…ウエスト部 4A…ウエスト開口部 5…レッグ部
5A…レッグ開口部 11…鼠径領域 12…中央領域
13…レッグ領域(前身頃) 21…下側臀部領域 22…臀裂領域
23…ヒップ領域 24…レッグ領域(後身頃) 25…尾骨領域
100…ホルダーパンツ 200…吸収性物品
白色無地…プレーン部分 縦縞模様…ホールド部分
Claims (5)
- 着用者の股下に吸収性物品を保持するためのホルダーパンツであって,
前記着用者の鼠径部側を覆う前身頃(1)と,
前記着用者の臀部側を覆う後身頃(2)と,
前記着用者の股下において前記前身頃(1)と前記後身頃(2)を繋ぐ股下部(3)と,
前記着用者の腹周りを周回するように覆うウエスト部(4)と,を有し,
前記後身頃(2)は,
伸長性を有するプレーン部分と,
前記プレーン部分よりも上下方向の伸長性が低いホールド部分と,を有し,
前記ホールド部分は,
前記股下部(3)から前記ウエスト部(4)の左右両脇側に至るように形成された帯状の下側臀部領域(21)と,
前記股下部(3)から前記ウエスト部(4)の背側中央部分に至るように形成された帯状の臀裂領域(22)と,を含む
ホルダーパンツ。 - 前記下側臀部領域(21)と前記臀裂領域(22)は,前記股下部(3)近傍において合流し,境界なく形成されている
請求項1に記載のホルダーパンツ。 - 前記プレーン部分は,
前記下側臀部領域(21)の内側の領域が前記臀裂領域(22)によって左右に区切られることによって形成された左右のヒップ領域(23)と,
前記下側臀部領域(21)の外側の領域であるレッグ領域(24)と,を有する
請求項2に記載のホルダーパンツ。 - 前記プレーン部分は,さらに,
前記股下部(3)近傍における前記下側臀部領域(21)と前記臀裂領域(22)の合流地点に形成された尾骨領域(25)と,を有する
請求項3に記載のホルダーパンツ。 - 前記前身頃(1)は,
伸長性を有するプレーン部分と,
前記プレーン部分よりも上下方向の伸張性が低いホールド部分と,を有し,
前記ホールド部分は,
前記着用者の鼠径部のラインに沿って,前記股下部(3)から前記ウエスト部(4)の左右両脇側に至るように形成された帯状の鼠径領域(11)を有する
請求項1から請求項4のいずれかに記載のホルダーパンツ。
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