JP2015128548A - 光走査型内視鏡 - Google Patents

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真男 ▲高▼橋
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將 松井
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將 松井
徹 向本
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徹 向本
貴裕 小林
Takahiro Kobayashi
貴裕 小林
駿介 鳥海
Shunsuke Toriumi
駿介 鳥海
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Abstract

【課題】圧電体や電極等の部材が破損し難い光走査型内視鏡を提供する。
【解決手段】光走査型内視鏡を、支持部材と、支持部材の一部の面に接着され、接着された面で支持部材に支えられる振動部材と、振動部材に取り付けられており、射出端より照射光が射出される光ファイバと、振動部材の表面であって支持部材に接着されていない非接着領域に形成されており、印加される駆動電圧に従って振動部材を振動させるための第1の電極群と、から構成する。
【選択図】図6

Description

本発明は、光源より射出された照射光で体腔内を走査するための光走査型内視鏡に関する。
人の体腔内の生体組織を撮像する光走査型内視鏡が知られている。この種の光走査型内視鏡の具体的構成が、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載の光走査型内視鏡は、圧電アクチュエータを備えている。圧電アクチュエータは、圧電体及び電極を有する二軸アクチュエータである。圧電アクチュエータは、光ファイバの射出端付近に取り付けられており、印加される駆動電圧に従って光ファイバの射出端付近を振動させる。光ファイバの射出端付近が振動すると、光ファイバの射出端が所定の面上で渦巻状に移動する。これにより、光ファイバの射出端より射出される光が生体組織を渦巻状に走査し、走査された生体組織からの戻り光に基づいて走査領域の2次元的な画像が生成されてモニタに表示される。
特表2010−503890号公報
図12は、従来の光走査型内視鏡500の、圧電アクチュエータ551近傍の内部構造を示す内部構造図である。
図12に示されるように、光走査型内視鏡500は、円筒部材550を備えている。円筒部材550の内周面には、円筒状のマウント部材555が接着剤などにより取り付けられている。マウント部材555に形成された貫通孔556には、円筒状の圧電アクチュエータ551が挿入され通された上で接着されている。具体的には、圧電アクチュエータ551は、マウント部材555の軸線方向に長尺な圧電体553を有している。圧電体553の外周面には二対の電極554が形成されている。各電極554は、圧電体553の全長に亘る長尺な形状を持つ。圧電アクチュエータ551(圧電体553及び電極554)は、先端側端面が自由端となるように、後端側部分の表面がマウント部材555の貫通孔556の内周面とほぼ隙間無く接着されている。これにより、圧電アクチュエータ551は、マウント部材555によって片持ち梁状に支持される。
圧電アクチュエータ551の中空部には、光ファイバ520が圧電アクチュエータ551の先端側端面から所定長が突出する位置まで挿入され通される。光ファイバ520は、圧電アクチュエータ551の先端側端面から突出される所定長の突出部分の根元付近が圧電アクチュエータ551の先端側端面と接着剤557により固定されている。
圧電アクチュエータ551の各電極554は、ケーブル566を介して不図示の駆動回路と電気的に接続されている。駆動回路により各対の電極554間に駆動電圧が印加されると、圧電体553の全体が駆動電圧に応じて光ファイバ520の軸線方向と直交する方向に所定の周期で振動する。圧電アクチュエータ551の振動に伴い光ファイバ520の上記突出部分が振動すると、光ファイバ520の先端側端面(自由端)が所定の渦巻状の軌跡を描きながら移動する。
圧電体553及び電極554の後端側部分はマウント部材555と接着されているため、圧電体553及び各電極554の後端側部分には、軸線方向と直交する方向に振動しようとする力と、その振動を妨げようとする力とが働き、圧電体553及び電極554の内部に応力が発生する。圧電アクチュエータ551の振動に伴って応力が圧電体553及び電極554の内部に蓄積されることにより、圧電体553及び電極554が破損するおそれがある。
本発明は、上記の事情を鑑みてなされたものであり、圧電体や電極等の部材が破損し難い光走査型内視鏡を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明の実施形態の光走査型内視鏡は、支持部材と、支持部材の一部の面に接着され、接着された面で支持部材に支えられる振動部材と、振動部材に取り付けられており、射出端より照射光が射出される光ファイバと、振動部材の表面であって支持部材に接着されていない非接着領域に形成されており、印加される駆動電圧に従って振動部材を振動させるための第1の電極群と、を備える。
このような構成によれば、第1の電極群に駆動電圧が印加されたとき、振動部材のうち、支持部材に接着で支えられている部分には、実質的に、振動部材を振動させようとする力が発生せず、その振動を妨げようとする力も働かない。そのため、振動部材及び第1の電極群における内部応力(振動を妨げるような力)の蓄積が抑えられ、この内部応力による振動部材及び第1の電極群の破損が避けられる。
また、振動部材は、支持部材に形成された貫通孔に挿入され通されており、貫通孔内に位置する振動部材の外周面は、貫通孔の内周面と接着されていてもよい。
また、光走査型内視鏡は、支持部材の表面に形成されており、第1の電極群とそれぞれ電気的に接続された第2の電極群を更に備える構成としてもよい。この場合、振動部材は、第2の電極群を介して第1の電極群に印加される駆動電圧に従って振動する。
また、第1の電極群と第2の電極群とは、可撓性を有する導線によって電気的に接続されていてもよい。
また、振動部材は、第1の電極群に印加される駆動電圧に従って振動する圧電体であってもよい。
また、光ファイバは、振動部材に形成された中空部に挿入され通された上で、振動部材に取り付けられていてもよい。
本発明によれば、圧電体や電極等の部材が破損し難い光走査型内視鏡を提供することができる。
本発明の第1の実施形態における内視鏡システムのブロック図である。 本発明の第1の実施形態における光走査ユニットの内部構造図および断面図である。 本発明の第1の実施形態における光走査ユニットの拡大した内部構造図である。 本発明の第1の実施形態における光走査ユニットの外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態における圧電アクチュエータの断面図である。 本発明の第2の実施形態における光走査ユニットの内部構造図および断面図である。 本発明の第2の実施形態における圧電アクチュエータの外観斜視図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における光走査ユニットの断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における光走査ユニットの内部構造図および断面図である。 本発明の第2の実施形態の変形例における光走査ユニットの内部構造図である。 本発明の第1の実施形態の変形例における光走査ユニットの内部構造図である。 従来の内視鏡システムにおける光走査型内視鏡の内部構造図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して、本発明の第1の実施形態の光走査型内視鏡について説明する。
図1は、本実施形態における光走査型内視鏡200を備える内視鏡システム100のブロック図である。内視鏡システム100は、共焦点顕微鏡の原理を応用して設計されたシステムであり、高倍率かつ高解像度で体腔内の生体組織を観察するのに好適に構成されている。図1に示されるように、内視鏡システム100は、光走査型内視鏡200、プロセッサ部300およびモニタ400を備えている。
光走査型内視鏡200は、光ファイバ20、光走査ユニット21a、走査ドライバ22、光コネクタ23、電気コネクタ24、サブCPU25およびサブメモリ26を備えている。
プロセッサ部300は、光源30、光ファイバ31、光分波合波器32、光ファイバ33、光ファイバ34、受光器35、信号処理回路36、CPU37およびCPUメモリ38を備えている。
光源30は、R(Red)、G(Green)、B(Blue)の各色のレーザ光を混合することにより生成された白色光を射出する。なお、光源30は、上記の白色光を射出する光源に限られない。別の形態の光源30として、例えば蛍光観察用の励起光を射出するレーザ光源が考えられる。
光源30から射出された白色光(以下、「照射光」と記す。)は、光ファイバ31を介して光分波合波器32に入射される。光分波合波器32は、例えば光ファイバカップラであり、光ファイバ31より入射された照射光を光ファイバ33に入射させる。光ファイバ33に入射された照射光は、光コネクタ23を介して光走査型内視鏡200に入射される。
光走査型内視鏡200に入射された照射光は、光ファイバ20、光走査ユニット21aを介して人の体腔内の生体組織に照射される。生体組織に照射された照射光は、生体組織で反射され、物体光として光走査ユニット21aに入射される。光走査ユニット21aに入射された物体光は、光ファイバ20、光コネクタ23、光ファイバ33を介して光分波合波器32に入射される。
光分波合波器32に入射された物体光は、光ファイバ34を介して受光器35に入射される。受光器35に入射された物体光は、電気信号に変換されて信号処理回路36に送信される。信号処理回路36は、受光器35より受信した電気信号に対して所定の処理を施して撮像信号を生成しモニタ400に出力する。モニタ400は、信号処理回路36より受信した撮像信号に基づいて撮像画像を表示する。
サブメモリ26は、光走査型内視鏡200の識別情報や各種プロパティなどの種々の情報を格納している。サブCPU25は、光走査型内視鏡200のシステム起動時にサブメモリ26から情報を読み出して、電気コネクタ24を介してプロセッサ部300のCPU37へ転送する。CPU37は、サブCPU25より転送された情報をCPUメモリ38に格納する。CPU37は、格納された情報を必要時に読み出して走査ドライバ22の制御に必要な信号を生成して、サブCPU25に送信する。サブCPU25は、CPU37から送信された制御信号に従って走査ドライバ22を制御する。走査ドライバ22は、サブCPU25の制御下で光走査ユニット21aを駆動制御する。
図2(a)は、光走査ユニット21aの内部構造を示す内部構造図である。図2(b)は、光走査ユニット21aの、図2(a)における線分A−A´で示される位置でのXY面内における断面図である。以下では、説明の便宜上、光走査ユニット21aの長手方向(軸線方向)をZ方向と定義し、Z方向に直交しかつ互いに直交する2方向をそれぞれ、X方向およびY方向と定義する。また、X、Y、Z方向は、それぞれ正負の2つの方向を有する。図2(a)および図2(b)中の矢印は、それぞれX、Y、Z方向の正の方向を示している。
図2(a)および図2(b)に示されるように、光走査ユニット21aは、円筒部材50aを備えている。円筒部材50aの内周面には、円筒状のマウント部材55aが接着剤などにより取り付けられている。図2(a)に示されるように、マウント部材55aの端面61aには、Z方向に長尺な円筒状の圧電アクチュエータ51aの端面60aが接着されている。以下では、圧電アクチュエータ51aのマウント部材55aと接着されている側を後端側、その反対側を先端側と定義する。また、図2(a)中、先端側、後端側はそれぞれ、Z軸の正の方向、負の方向として示す。
圧電アクチュエータ51aは、Z方向に長尺な圧電体53aを有している。圧電体53aの外周面には二対の電極54が形成されている。各電極54は、圧電体53aの全長にわたって長尺な形状を有する。圧電アクチュエータ51aは、先端側の端面が自由端となるように、後端側の端面60a(固定端)がマウント部材55aの先端側の端面61aに接着されている。これにより、圧電アクチュエータ51aは、マウント部材55aによって片持ち梁状に支持される。
図3は、図2(a)に示される圧電アクチュエータ51aとマウント部材55aとの接着箇所の拡大図である。図3に示されるように、マウント部材55aにはZ方向に沿って貫通する中空部(以下、「貫通孔」と記す。)56aが形成されている。圧電アクチュエータ51aの外径D2は、貫通孔56aの内径D1よりも大きい。そのため、光走査ユニット21aの組立時、圧電アクチュエータ51aの端面60aとマウント部材55aの端面61aとが当て付き、端面60aに予め塗布された接着剤により、端面60aと端面61aとが接着される。
また、図2(a)に示されるように、マウント部材55aと圧電アクチュエータ51aは、マウント部材55aの貫通孔56aと圧電アクチュエータ51aの中空部とが、Z方向と平行な同軸上に並んで配置されている。また、マウント部材55aの貫通孔56aには、光ファイバ20が挿入されている。貫通孔56aに挿入された光ファイバ20は、さらに圧電アクチュエータ51aの中空部に挿入され、圧電アクチュエータ51aの先端側の端面から所定長が突出する位置まで通される。光ファイバ20は、圧電アクチュエータ51aの先端側の端面から突出される所定長の突出部分の根元付近が圧電アクチュエータ51aの先端側の端面と接着剤57aにより固定されている。
図4は、光走査ユニット21aの外観斜視図である。ただし、図4では、説明の便宜のため、円筒部材50aや光学系52を省略している。
マウント部材55aは、表面に複数の電極パターンが形成された絶縁体、いわゆる、MID(Molded Interconnected Device)部品で構成されている。マウント部材55aの材料として、例えば、アルミナなどのセラミック材料や、PEEK(ポリエーテルエーテルケトン)などの樹脂材料などが用いられる。
マウント部材55aの外周面には、フレキシブルケーブル70(図2(b)参照)を接続するための平坦面65aが形成されている。マウント部材55aには、端面61aから平坦面65aにかけて複数の電極パターン64aが形成されている。圧電体53aに形成された複数の電極54(54X、54X´、54Y、54Y´)とマウント部材55aに形成された電極パターン64aとは、マウント部材55aの端面61aにおいて、ハンダまたは導電性接着剤66aを介して電気的に接続されている。これにより、走査ドライバ22より出力される駆動電圧を、フレキシブルケーブル70および電極パターン64aを介して各対の電極54間に印加することが可能となる。
図5は、圧電アクチュエータ51aのXY面内における断面図である。圧電体53aは、走査ドライバ22により、電極54Xと電極54X´との間に駆動電圧が印加されるとX方向に振動し、電極54Yと電極54Y´との間に駆動電圧が印加されるとY方向に振動する。各対の電極54間に印加される駆動電圧の大きさ及び位相を周期的に変化させることにより、圧電アクチュエータ51aはXYの2方向に振動する。圧電アクチュエータ51aの振動に伴い光ファイバ20の上記突出部分が振動すると、光ファイバ20の先端側の端面(自由端)がXY平面に近似する面内で所定の渦巻状の軌跡を描きながら移動する。
図2(a)に示されるように、光ファイバ20の先端側の端面の前方(先端側)には、光学系52が配置されている。光学系52は、複数枚のレンズを持つレンズユニット58およびカバーガラス59を備えている。光ファイバ20の先端側の端面より射出される照射光は、レンズユニット58およびカバーガラス59を介して人の体腔内の生体組織を所定の渦巻状の軌跡で走査する。生体組織を走査した照射光の戻り光は、物体光としてカバーガラス59に入射される。カバーガラス59に入射された物体光は、レンズユニット58を介して光ファイバ20の先端側の端面付近に集光される。レンズユニット58は共焦点光学系であり、生体組織で照射光が集光される位置と、光ファイバ20の先端側の端面付近で集光される位置とは光学的に共役である。光ファイバ20のコア径は非常に小さいため、生体組織からの物体光のうち、その集光位置に対応する物体光のみが光ファイバ20に入射される。光ファイバ20に入射された物体光は、光コネクタ23を介してプロセッサ部300に入射される。
プロセッサ部300に入射された物体光は、図1に示されるように、光ファイバ33、光分波合波器32および光ファイバ34を介して受光器35で受光されて電気信号に変換される。信号処理回路36は、この電気信号を圧電アクチュエータ51aの振動に同期させながら処理して撮像信号を生成する。モニタ400は、信号処理回路36で生成された撮像信号に基づいて生体組織の2次元的な画像を表示する。
以上説明したように、圧電体53aは、外周面は固定されておらず、後端側の端面60aのみがマウント部材55aの先端側の端面61aと接着されている。マウント部材55aと圧電体53aとの接着面積が極僅かに抑えられているため、各対の電極54間に駆動電圧が印加されたとき、圧電体53aおよび電極54に対して作用する、振動を妨げようとする力が抑えられる。このように、第1の実施形態では、従来問題視されていた内部応力(振動を妨げようとする力)の発生・蓄積が抑えられるため、この内部応力による圧電体53a及び電極54の破損が避けられる。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態にかかる内視鏡システムについて説明する。第2の実施形態にかかる内視鏡システムは、光走査ユニット21bの構成が異なること以外は、第1の実施形態の内視鏡システム100と同じである。
図6(a)は、第2の実施形態にかかる光走査ユニット21bの内部構造を示す内部構造図である。図6(b)は、光走査ユニット21bの、図6(a)における線分B−B´で示される位置でのXY面内における断面図である。
図6(a)および図6(b)に示されるように、光走査ユニット21bは、円筒部材50bを備えている。円筒部材50bの内周面には、円筒状のマウント部材55bが接着剤などにより取り付けられている。マウント部材55bにはZ方向に沿って貫通する中空部(以下、「貫通孔」と記す。)56bが形成されている。マウント部材55bに形成された貫通孔56bには、円筒状の圧電アクチュエータ51bが挿入され通された上で接着されている。具体的には、圧電アクチュエータ51bは、Z方向に長尺な圧電体53bを有している。圧電体53bの外周面には、二対の電極54が形成されている。圧電アクチュエータ51bは、先端側の端面が自由端となるように、外周面のうち後端側の領域83が貫通孔56bの内周面とほぼ隙間無く接着されている。これにより、圧電アクチュエータ51bは、マウント部材55bによって片持ち梁状に支持される。
圧電アクチュエータ51bの中空部には、光ファイバ20が圧電アクチュエータ51bの先端側の端面から所定長が突出する位置まで挿入され通される。光ファイバ20は、圧電アクチュエータ51bの先端側の端面から突出される所定長の突出部分の根元付近が圧電アクチュエータ51bの先端側の端面と接着剤57bにより固定されている。
また、図6(b)に示されるように、マウント部材55bの外周面には、フレキシブルケーブル70を接続するための平坦面65bが形成されている。また、マウント部材55bには、先端側の端面61bから平坦面65bにかけて、第1の実施形態におけるマウント部材55aと同様に、複数の電極パターン(不図示)が形成されている。圧電体53bに形成された複数の電極54とマウント部材55bに形成された電極パターンとは、マウント部材55bの端面61bにおいて、それぞれハンダまたは導電性接着剤66bを介して電気的に接続されている。これにより、走査ドライバ22より出力される駆動電圧を、フレキシブルケーブル70およびマウント部材55bに形成された電極パターンを介して各対の電極54間に印加することが可能となる。
図7は、圧電アクチュエータ51bの外観斜視図である。図7に示されるように、二対の電極54(54X、54X´、54Y、54Y´)は、圧電体53bの外周面のうち先端側の領域82に形成されており、後端側の領域83には形成されていない。走査ドライバ22により各対の電極54間に駆動電圧が印加されると、圧電体53bは全体が振動せず、実質的に、電極54が形成されている領域82のみがXYの2方向に振動する。
以上説明したように、圧電体53bは、マウント部材55bの貫通孔56bの内周面と接着されている外周面(領域83)には、電極54が形成されていない。そのため、各対の電極間に駆動電圧が印加されたとき、領域83には、実質的に、圧電体53bを振動させようとする力が発生せず、その振動を妨げようとする力も働かない。これにより、従来問題視されていた内部応力(振動を妨げようとする力)の発生・蓄積が抑えられるため、この内部応力による圧電体53b及び電極54の破損が避けられる。
以上が本発明の例示的な実施形態の説明である。本発明の実施形態は、上記に説明したものに限定されず、本発明の技術的思想の範囲において様々な変形が可能である。
例えば、第1の実施形態では、図3に示されるように、マウント部材55aの先端側の端面61aは、貫通孔56aが形成されている箇所以外は平坦であるが、別の実施形態では、マウント部材55aの端面61aは平坦でなくてもよい。
図8(a)および図8(b)は、それぞれ第1の実施形態の変形例における光走査ユニット21aのうち、圧電アクチュエータ51aとマウント部材55aとの接着箇所のYZ面内における断面図である。図8(a)に示される変形例では、マウント部材55aの端面61aは、貫通孔56aの開口端周縁が一段落とし込まれた凹形状となっている。また、貫通孔56aの開口端周縁には接着剤が予め塗布されている。圧電アクチュエータ51aの後端側の端面60aが端面61aに当て付けられると、圧電アクチュエータ51aの端面60a付近の外周面と端面61aの凹形状とにより、当該外周面を取り囲う円環状の溜まり溝62aが規定されるとともに、端面60aと端面61aとの間から漏れ出る接着剤が端面61a全体に広がらず溜まり溝62aに留まる。図8(a)に示される変形例では、端面60aと端面61aとを当て付けたときの接着剤の広がりが抑えられるため、光走査ユニット21aの組み立てが容易となる。
また、図8(b)に示される変形例では、マウント部材55aの端面61aの貫通孔56aの開口端周縁が先端側へ突出する突起状縁部63aとなっている。図8(b)に示される変形例では、突起状縁部63aが圧電アクチュエータ51aの中空部に収まるように、マウント部材55aに対する圧電アクチュエータ51aの位置が調整される。このような位置調整が可能であるため、マウント部材55aに対する圧電アクチュエータ51aの適正な位置が容易に決められる。
また、第1の実施形態では、図4に示されるように、電極パターン64aは、マウント部材55aの先端側の端面61aから平坦面65aにかけて形成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、電極パターン64aは、マウント部材55aの先端側の端面61aから、その外周面を介して後端側の端面まで引きまわれていてもよい。この場合、電極パターン64aとフレキシブルケーブル70とは、マウント部材55aの後端側の端面において電気的に接続される。また、電極パターン64aは、マウント部材55aの端面61aにのみ形成されていてもよい。この場合、電極パターン64aとフレキシブルケーブル70とは、マウント部材55aの端面61aにおいて、電気的に接続される。
また、第1の実施形態では、図5に示されるように、圧電体53aの外周面にのみ複数の電極54が形成されているが、本発明はこれに限定されない。例えば、圧電体51aの内周面にも1つ以上の電極が形成されていてもよい。この場合、走査ドライバ22から出力された駆動電圧は、圧電体53aの外周面に形成された複数の電極54と、内周面に形成された電極との間に印加される。これらの各電極間に印加される駆動電圧の大きさ及び位相を周期的に変化させることにより、圧電アクチュエータ51aはXYの2方向に振動する。
図9は、第1の実施形態の変形例における光走査ユニット21aの内部構造を示す内部構造図である。また、図10は、第2の実施形態の変形例における光走査ユニット21bの内部構造を示す内部構造図である。図9に示される変形例では、各電極54と電極パターン64a(図4参照)とが、それぞれ可撓性を有する複数の導線67aによって電気的に接続されている。図10に示される変形例では、各電極54とマウント部材55bに形成された電極パターンとが、それぞれ可撓性を有する複数の導線67bによって電気的に接続されている。導線67a及び67bは、圧電アクチュエータ51aの振動に合わせて撓む。導線67a(又は67b)が撓むことにより、圧電アクチュエータ51a(又は51b)の振動時に導線67a(又は67b)に荷重が集中しない。そのため、電極54と電極パターン64aとの電気的接続(又は電極54とマウント部材55bに形成された電極パターンとの電気的接続)の耐久性が向上する。
また、本発明の第1の実施形態では、図2に示されるように、圧電体53aに形成された複数の電極54は、電極パターン64aおよびフレキシブルケーブル70を介して走査ドライバ22と接続されているが、本発明はこれに限定されない。図11は、第1の実施形態の変形例における光走査ユニット21aの内部構造を示す内部構造図である。なお、図11では、説明の便宜上、円筒部材50aや光学系52を省略している。図11に示される変形例では、各電極54は、それぞれ可撓性を有する複数のケーブル68aを介して走査ドライバ22と接続されている。この場合、各ケーブル68aは、円筒部材50aに形成された孔やマウント部材55aの平坦面65a上などを介して、各電極54から圧電アクチュエータ51aの後端側に向かって配置されている。
また、本発明の第2の実施形態では、図6に示されるように、圧電体53bに形成された複数の電極54は、マウント部材55bに形成された電極パターンおよびフレキシブルケーブル70を介して走査ドライバ22と接続されているが、本発明はこれに限定されない。第2の実施形態の電極54は、図11に示される光走査ユニット21aの複数の電極54と同様に、それぞれ複数の可撓性を有するケーブルを介して走査ドライバ22と接続されていてもよい。
20 光ファイバ
21a、21b 光走査ユニット
22 走査ドライバ
23 光コネクタ
24 電気コネクタ
25 サブCPU
26 サブメモリ
30 光源
31 光ファイバ
32 光分波合波器
33 光ファイバ
34 光ファイバ
35 受光器
36 信号処理回路
37 CPU
38 CPUメモリ
50a、50b 円筒部材
51a、51b 圧電アクチュエータ
52 光学系
53a、53b 圧電体
54、54X、54X´、54Y、54Y´ 電極
55a、55b マウント部材
56a、56b 貫通孔
57a、57b 接着剤
58 レンズユニット
59 カバーガラス
60a 端面
61a、61b 端面
62a 溜まり溝
63a 突起状縁部
64a 電極パターン
65a、65b 平坦面
66a、66b ハンダ(または導電性接着剤)
67a、67b 導線
68a ケーブル
70 フレキシブルケーブル
82 領域
83 領域
100 内視鏡システム
200 光走査型内視鏡
300 プロセッサ部
400 モニタ
500 光走査型内視鏡
520 光ファイバ
554 電極
550 円筒部材
551 圧電アクチュエータ
553 圧電体
555 マウント部材
556 貫通孔
566 ケーブル

Claims (6)

  1. 支持部材と、
    前記支持部材の一部の面に接着され、接着された面で該支持部材に支えられる振動部材と、
    前記振動部材に取り付けられており、射出端より照射光が射出される光ファイバと、
    前記振動部材の表面であって前記支持部材に接着されていない非接着領域に形成されており、印加される駆動電圧に従って該振動部材を振動させるための第1の電極群と、を備える、
    光走査型内視鏡。
  2. 前記振動部材は、前記支持部材に形成された貫通孔に挿入され通されており、
    前記貫通孔内に位置する前記振動部材の外周面は、該貫通孔の内周面と接着されている、
    請求項1に記載の光走査型内視鏡。
  3. 前記支持部材の表面に形成されており、前記第1の電極群とそれぞれ電気的に接続された第2の電極群を更に備え、
    前記振動部材は、前記第2の電極群を介して前記第1の電極群に印加される駆動電圧に従って振動する、
    請求項1または請求項2に記載の光走査型内視鏡。
  4. 前記第1の電極群と前記第2の電極群とは、可撓性を有する導線によって電気的に接続されている、
    請求項3に記載の光走査型内視鏡。
  5. 前記振動部材は、前記第1の電極群に印加される駆動電圧に従って振動する圧電体である、
    請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の光走査型内視鏡。
  6. 前記光ファイバは、前記振動部材に形成された中空部に挿入され通された上で、該振動部材に取り付けられている、
    請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の光走査型内視鏡。
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