JP2015137457A - フレームユニット - Google Patents

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Tadashi Wada
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Abstract

【課題】 建築物のスパンが大きい場合であっても補強が不要で、強度を保つとともに軽量化を可能とし、且つ木材の種類や大きさを選ばないフレームユニットを提供する。【解決手段】フレームユニット5は、各辺が複数積層した帯状の板材3からなる六角形のハニカム体1を形成し、枠体6で囲まれるフレーム面内に、ハニカム体1,1・・を連続的に連結してハニカム構造を形成することにより、建築物のスパンが大きい場合であっても補強が不要で、強度を保つとともに軽量化を可能とする。また、加工が容易で歩留まりが高く、木材に無駄を生じることなく、短時間で製作が可能であり、コスト削減に貢献する。【選択図】図2

Description

本発明は、建築物の屋根等に用いられるフレームユニットに関するものである。
従来より建築物の屋根等に用いられるフレームユニットとしては、特許文献1に示すように、フレーム面内をハニカム構造としたものが知られている。このハニカム構造は、高い強度が得られることから耐震壁等でよく用いられている。
特許第3244453号公報
しかしながら、上記従来のハニカム構造では、耐震の目的から金属によって形成されて専ら壁体として使用されている。木材に代えて屋根の梁材としての使用も考えられるが、建築物のスパンが大きい場合には、強度を保つために重量が増加して軽量化を図ることが困難であった。また、木材を大量に必要とするため、木材の種類や大きさを選ぶという不具合も生じていた。
そこで、本発明の目的は、上記従来のフレームユニットの問題点を解消するとともに、建築物のスパンが大きい場合であっても補強が不要で、強度を保つとともに軽量化を可能とするフレームユニットを提供することにある。
本発明のうち、請求項1に記載された発明は、木製のフレームユニットであって、各辺が複数積層した帯状の板材からなる六角形のハニカム体を形成し、枠体で囲まれるフレーム面内に、前記ハニカム体を連続的に連結してハニカム構造を形成することを特徴とするものである。
請求項2に記載された発明は、請求項1に記載された発明において、前記板材が、一枚の板材からなり、前記板材を多重に巻回して各辺で複数積層させることを特徴とするものである。
請求項3に記載された発明は、請求項1又は2に記載された発明において、前記板材の表面には、接着剤を塗布することを特徴とするものである。
請求項4に記載された発明は、請求項1乃至3の何れかに記載された発明において、前記枠体を正面視で横長矩形状に形成したことを特徴とするものである。
請求項5に記載された発明は、請求項1乃至3の何れかに記載された発明において、前記枠体を正面視でアーチ状に形成したことを特徴とするものである。
請求項1又は2に記載されたフレームユニットによれば、建築物のスパンが大きい場合であっても補強が不要で、強度を保つとともに軽量化を可能とする。また、加工が容易で歩留まりが高く、木材に無駄を生じることなく、短時間で製作が可能であり、コスト削減に貢献する。加えて、帯状の板材を製作すれば良いため、純国産の木材のみで製作可能であり、輸入材や鉄骨材を使用することなく、地産地消、COの削減にも貢献する。更に、ハニカム体の成形時に僅かにゴミが発生するものの、木材を殆ど無駄にしない。他にも、ハニカム体の大きさの変更は、板材の積層高さを変更したり、各辺の長さを変更すれば良く、対応が容易である。
請求項3に記載されたフレームユニットによれば、積層間の接着が強固に行われ、ハニカム体の強度を一層保つことが可能である。
請求項4及び5に記載されたフレームユニットによれば、ハニカム構造全体でより一層高い強度を均一に得ることが可能である。
ハニカム体の製作手順を示した説明図である。 フレームユニットの全体図を示す説明図である。 フレームユニットの使用例を示す説明図である。 フレームユニットの変更例及び使用例を示す説明図である。 フレームユニットの変更例及び使用例を示す説明図である。
以下、本発明のフレームユニットの実施形態について、図面に基づいて詳細に説明する。
図1は、ハニカム体の製作手順を示したものである。図2は、フレームユニットの全体図を示したものである。図3は、そのフレームユニットを梁として使用した例を示したものである。
先ず初めに、ハニカム体1について説明する。
ハニカム体1は、図1(a)に示すように、六角形状に形成されたベース2の外周に、図1(b)に示すように、厚みが1.2〜1.5mmの帯状の板材3を巻き付ける。この時、巻き付けた板材3の表面に、水性の接着剤を塗布することで、以降に巻き付けられる残りの板材3との間で接着が強固に行われることとなる。そして、図1(c)に示すように、板材3を所定の高さまで積層して六角形状のハニカム体1を形成した後、図1(d)に示すように、ベース2を中心から取り外すことで、ハニカム体1が形成される。
なお、六つの辺部材を接合した六角形状のハニカム体の破壊強度は、材質が杉や桧の場合では何れも3.22kNであるのに対し、本願発明のハニカム体1では、材質が杉の場合は5.15kN、桧の場合は9.8kNまで破壊強度が上昇した。
次に、フレームユニット1の組み立てについて説明する。
このようにして形成したハニカム体1,1・・を、図2に示すように、枠体6で囲まれるフレーム面内に、連続的に連結してハニカム構造を内部に形成することでフレームユニット5が形成される。
ここで、ハニカム体1,1・・同士の連結は、以下のように行われる。
先ず初めに、外周で六角形状に形成された各辺の四隅に孔を穿設する(図示せず)。そして、ハニカム体1,1外周で当接する面に接着剤を塗布した状態でハニカム体1,1同士を当接させ、重なった孔同士間にボルトを挿入して他方側からナットを螺合することで、ハニカム体1,1同士の連結が行われることとなる。
次に、図3に示すように、このようにして組み立てられたフレームユニット5の下縁両端に柱10,10を接合して所定間隔で複数配置すると共に、各フレームユニット5を桁材11で連結することで、フレームユニット5,5・・を梁として使用することができる。
上記の如く構成されるフレームユニット5は、各辺が複数積層した帯状の板材3からなる六角形のハニカム体1を形成し、枠体6で囲まれるフレーム面内に、ハニカム体1,1・・を連続的に連結してハニカム構造を形成することにより、建築物のスパンが大きい場合であっても補強が不要で、強度を保つとともに軽量化を可能とする。また、加工が容易で歩留まりが高く、木材に無駄を生じることなく、短時間で製作が可能であり、コスト削減に貢献する。加えて、帯状の板材を製作すれば良いため、純国産の木材のみで製作可能であり、輸入材や鉄骨材を使用することなく、地産地消、COの削減にも貢献する。更に、ハニカム体の成形時に僅かにゴミが発生するものの、木材を殆ど無駄にしない。他にも、ハニカム体の大きさの変更は、板材の積層高さを変更したり、各辺の長さを変更すれば良く、対応が容易である。
更に、板材3の表面には、接着剤を塗布することにより、積層間の接着が強固に行われ、ハニカム体の強度を一層保つことが可能である。
他にも、枠体6を正面視で横長矩形状に形成したことにより、ハニカム構造全体に、より一層高い強度を均一に得ることが可能である。
なお、本発明にかかるフレームユニットの構造は、上記した実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、板材の形状や大きさ等を適宜変更することができる。
例えば、板材3は、木材に杉か桧を用いることが好ましいが、他の木材であっても良く、積層してハニカム体1を形成するものであれば適宜変更可能である。
他にも、板材3が、一枚の板材を多重に巻き付ける構成に限らず、短尺の板材を複数順番に巻き付けて各辺で複数積層する構成であっても良く、適宜変更可能である。
また、図4に示すように、枠体15を正面視でアーチ状に形成したことにより、フレームユニット16は、ハニカム構造全体でより一層高い強度を均一に得ることが可能である。
更に、図5に示すように、フレームユニット5で家屋17の壁面や屋根等を形成しても良く、適宜変更可能である。
また、ハニカム体同士の連結は、必ずしもボルトとナットを用いたものである必要はなく、ハニカム体1,1同士に接着剤を用いて接着する方法や、リベットやビスを打設する方法であっても良く、適宜変更可能である。
1・・ハニカム体、2・・ベース、3・・板材、5・・フレームユニット、6・・枠体、10・・柱、11・・桁材、15・・枠体(アーチ状)、16・・フレームユニット、17・・家屋。

Claims (5)

  1. 木製のフレームユニットであって、
    各辺が複数積層した帯状の板材からなる六角形のハニカム体を形成し、枠体で囲まれるフレーム面内に、前記ハニカム体を連続的に連結してハニカム構造を形成することを特徴とするフレームユニット。
  2. 前記板材が、一枚の板材からなり、前記板材を多重に巻回して各辺で複数積層させることを特徴とする請求項1に記載のフレームユニット。
  3. 前記板材の表面に接着剤を塗布することを特徴とする請求項1又は2に記載のフレームユニット。
  4. 前記枠体を正面視で横長矩形状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフレームユニット。
  5. 前記枠体を正面視でアーチ状に形成したことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載のフレームユニット。
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