JP2015137990A - ナビゲーション装置及びコンピュータプログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】適切に渋滞状況に応じた好適な経路に誘導ルートを切り替える「ナビゲーション装置及びコンピュータプログラム」を提供する。【解決手段】目的地が設定されたならば、受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して求めた所要走行時間が最短となる経路を誘導ルートGRに設定し、目的地までの渋滞が存在しないと仮定して求めた所要走行時間が最短となる経路を基準ルートBRとして設定し、誘導ルートGRの案内を開始する(a)。渋滞状況が変化し、渋滞の状況を考慮して求めた所要走行時間が基準ルートBRが誘導ルートGRよりも小さくなったならば、誘導ルートGRを基準ルートBRと同じ経路に更新する(c)。また、渋滞状況が変化し、渋滞の状況を考慮して求めた所要走行時間が、誘導ルートGRの所要走行時間より所定時間以上小さくなる経路が発生したならば、当該経路に誘導ルートを更新する(e)。【選択図】図4

Description

本発明は、自動車に搭載されるナビゲーション装置において、交通状況を考慮した目的地までの好適な経路を誘導ルートとして設定する技術に関するものである。
自動車に搭載されるナビゲーション装置において、交通状況を考慮した目的地までの好適な経路を誘導ルートとして設定する技術としては、渋滞区間を考慮した目的地までの好適な経路を誘導ルートとして設定した後に、交通情報受信装置で交通情報を受信したときに、受信した交通情報が表す渋滞区間を迂回する新たなルートを自動的に探索し、探索した新たなルートに誘導ルートを切り替える技術が知られている。
また、このようなナビゲーション装置において、誘導ルート上に渋滞区間が発生して当該渋滞区間を迂回する新たなルートに誘導ルートを切り替えた後に、切り替え前の誘導ルート上の渋滞が解消された場合に、誘導ルートを切り替え前の誘導ルートに復帰する技術も知られている(たとえば、特許文献1、2)。
特開2006-119055号公報 特開2005-291820号公報
上述した切り替え前の誘導ルート上の渋滞が解消された場合に、誘導ルートを切り替え前の誘導ルートに復帰する技術によれば、切り替え前の誘導ルート自体が渋滞区間を考慮して設定された経路であるために、当該切り替え前の誘導ルートが、当該切り替え前の誘導ルート上の渋滞が解消された場合における最適なルートであるとは限らない。すなわち、たとえば、当該切り替え前の誘導ルート自体が、目的地までの他のルート上の渋滞区間を迂回するように設定されたルートである場合には、当該切り替え前の誘導ルート上の渋滞が解消された場合であっても、その時点で当該他のルートの渋滞区間も解消していれば、当該他のルートが、当該切り替え前の誘導ルートよりも好適な目的地までのルートとなる。
そこで、本発明は、より適切に渋滞区間の発生状況に応じた好適な経路に、誘導ルートを切り替えることのできるナビゲーション装置を提供することを課題とする。
前記課題達成のために、本発明は、誘導ルートに沿った走行を案内するナビゲーション装置に、現在位置を算出する現在位置算出手段と、目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、発生中の渋滞の状況を表す交通情報を受信する交通情報受信装置と、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して前記誘導ルートに設定すると共に、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して基準ルートに設定するルート設定手段と、前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さくなった場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新するルート更新手段とを備えたものである。
ここでこのようなナビゲーション装置は、前記ルート設定手段において、前記誘導ルートと前記基準ルートの分岐点を現時点における前記現在位置が通過したならば、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して、探索したルートに前記基準ルートを更新するように構成することが好ましい。
また、このようなナビゲーション装置は、前記ルート更新手段において、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生したならば、当該ルートに前記誘導ルートを更新するように構成してもよい。
また、この場合、ナビゲーション装置は、前記ルート更新手段はにおいて、前記ルート設定手段が前記基準ルートを設定したときに、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す当該基準ルート上の渋滞区間を監視渋滞区間に設定し前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記監視渋滞区間の渋滞の状況の変化の発生を監視すると共に、前記監視渋滞区間の渋滞の状況が変化したならば、前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さいかどうかを調べ、小さい場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新し、かつ、定期的に、または、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記誘導ルート上の渋滞の状況が変化したときに、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生しているかどうかを調べ、当該ルートが発生している場合に当該ルートに前記誘導ルートを更新するように構成してもよい。
このようなナビゲーション装置によれば、現在案内している誘導ルートよりも、基準ルートの方が渋滞を考慮した所要走行時間が小さくなった場合には、当該基準ルートと同じルートに誘導ルートを更新する。ここで、基準ルートは、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となるルート、すなわち、渋滞が発生していない場合の最適ルートであり、過去に誘導ルートとして設定された基準ルートと異なる各ルートは全て当該基準ルート上の渋滞区間を迂回するためのルートであると考えられる。
したがって、以上のように基準ルートと同じルートに更新することにより、当該時点における最適なルートに誘導ルートを設定できる蓋然性が大きい。
したがって、本発明によれば、より適切に渋滞区間の発生状況に応じた好適な経路に、誘導ルートを切り替えることができるようになる。
以上のように、本発明によれば、より適切に渋滞区間の発生状況に応じた好適な経路に、誘導ルートを切り替えることのできるナビゲーション装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る車載システムの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る車載システムの表示例を示す図である。 本発明の実施形態に係るルート設定処理を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係るルート設定処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係るルート設定処理の処理例を示す図である。 本発明の実施形態に係るルート設定処理の処理例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
図1に、本実施形態に係る車載システムの構成を示す。
車載システムは自動車に搭載される装置であり、図示するように、ナビゲーション装置1と、操作部2と、表示装置3と、車両状態センサ4と、GPS受信機5と、交通情報受信機6とを備えて構成される。ここで、車両状態センサ4は、角加速度センサや地磁気センサなどである方位センサや、車速パルスセンサなどである車速センサなどの、車両状態を検出する各種センサである。また、交通情報受信機6は、FM多重放送などにより広域放送される交通情報や路側機から送信される交通情報を受信する装置であり、交通情報には、渋滞が発生している区間である渋滞区間や渋滞の程度などの情報が含まれる。
そして、ナビゲーション装置1は、地図を表す地図データを記憶したDVDやHDDなどの記憶装置である記憶部11、現在状態算出部12、操作部2や表示装置3を用いたGUIをユーザに提供するGUI制御部13、ルート探索部14、メモリ15、制御部16、案内画像生成部17を有する。
但し、以上のナビゲーション装置1は、ハードウエア的には、マイクロプロセッサや、メモリや、その他のグラフィックプロセッサやジオメトリックプロセッサ等の周辺デバイスを有する一般的な構成を備えたCPU回路であって良く、この場合、以上に示したナビゲーション装置1の各部は、マイクロプロセッサが予め用意されたプログラムを実行することにより具現化するプロセスとして実現されるものであって良い。また、この場合、このようなプログラムは、記録媒体や適当な通信路を介して、ナビゲーション装置1に提供されるものであって良い。
さて、このような構成において、ナビゲーション装置1の現在状態算出部12は、以下の処理を繰り返し行う。
すなわち、現在状態算出部12は、車両状態センサ4やGPS受信機5の出力から推定される現在位置に対して、記憶部11から読み出した地図データが示す、前回決定した現在位置の周辺の地図とのマップマッチング処理などを施して、現在位置として最も確からしい座標と、現在の進行方向として最も確からしい方向とを、それぞれ現在位置、現在進行方位として決定し、メモリ15に設定する。
また、制御部16は、ユーザの目的地設定要求に応じて、ユーザから操作部2、GUI制御部13を介して目的地の設定を受け付け、これをメモリ15にセットする。そして、制御部16は、目的地の設定を受け付けたならば、ルート探索部14にルート設定処理の実行を開始させて、メモリ15にセットされた目的地までの誘導ルートを設定させる。このルート探索部14が行うルート設定処理の詳細については後述する。
また、制御部16は、メモリ15にセットされた現在位置が目的地近傍となったならば、目的地到着と判定し、ルート探索部14にルート設定処理を終了させ、メモリ15にセットされている目的地と誘導ルートをクリアする処理も行う。
また、制御部16は、以下の案内画像生成処理を繰り返す。
すなわち、制御部16は、メモリ15にセットされた現在進行方位、または、北方向が上になるように表示方位に決定し、予め成されたユーザ設定や初期設定に応じて地図縮尺を決定し、現在位置を基準とした現在位置周辺の、決定した表示方位と決定した地図縮尺とに応じて定まる所定の大きさの地理的範囲を地図表示範囲として決定する。
そして、案内画像生成部17に、決定した地図表示範囲中の地図データに基づく地図上に、当該地図上でメモリ15にセットされた現在位置に対応する地図上の位置への現在位置マークを描画した案内画像の生成を行わせる。また、制御部16は、誘導ルートの経路データがメモリ15にセットされている場合には、案内画像生成部17に、決定した地図表示範囲中の地図上で誘導ルートを表す誘導ルート図形を案内画像中に描画させる。また、制御部16は、メモリ15にセットされた目的地が地図表示範囲に含まれる場合、地図上で目的地の位置を示す目的地マークも案内画像生成部17に案内画像中に描画させる。
一方、案内画像生成部17は、制御部16の制御に従って、以上の各描画を行って案内画像を生成し、GUI制御部13を介して表示装置3に表示する。
図2に、このようにして表示装置3に表示される案内画像と通過地点リストを示す。
図示するように案内画像200は、現在位置周辺の範囲である地図表示範囲内の地図を表す地図画像201上に、現在位置を表す現在位置マーク202や、誘導ルートを表す誘導ルート図形202が表示されたものとなる。
以下、上述のように誘導ルートを設定するためにルート探索部14が行うルート設定処理の詳細について説明する。
図3に、ルート設定処理の手順を示す。
図示するように、ルート設定処理において、ルート探索部14は、まず、必要地理的範囲の地図データを記憶部11から読み出し、メモリ15に設定されている現在位置から目的地までの所要走行時間が最短となる経路を、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況(渋滞区間や渋滞の程度)を考慮して探索し、探索した経路を誘導ルートに設定する(ステップ302)。
次に、ルート探索部14は、現在位置から目的地までの所要走行時間が最短となる経路を、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮せずに、すなわち、いかなる道路区間にも渋滞が一切発生していないものとして探索し、探索した経路を基準ルートに設定する(ステップ304)。
ここで、経路の所要走行時間は、経路を構成する各道路区間の所要走行時間の和として求まり、各道路区間の所要走行時間は、当該道路区間の区間長を当該道路区間の標準走行速度で除算して算出できる。各道路区間の標準走行速度は、たとえば、当該道路区間の高速道路、主要道、一般道といった道路の種別に応じて、予め設定された速度を用いる。
ただし、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して現在位置から目的地までの所要走行時間が最短となる経路を探索する場合には、経路上の渋滞区間に含まれる道路区間の所要走行時間については、道路区間の区間長を渋滞の程度に応じ定まる走行速度で除算して算出する。また、交通情報が表す渋滞の状況を考慮して所要走行時間が最短となる経路を探索する場合において、交通情報に渋滞区間の所要走行時間の情報が含まれる場合には、渋滞区間の所要走行時間を経路上の渋滞区間に含まれる道路区間の所要走行時間の和として用いて、経路の所要走行時間を算出するようにしてもよい。
なお、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮せずに、現在位置から目的地までの所要走行時間が最短となる経路を探索する場合には、経路上の渋滞区間に含まれる道路区間の所要走行時間も、渋滞区間に含まれない道路区間の所要走行時間と同様に算出する。
次に、設定されている誘導ルートと基準ルートが同じであるかどうかを調べ(ステップ306)、同じであればステップ310に進み、同じでなければ、現在位置から目的地方向に進んで基準ルートから誘導ルートが分岐する地点を着目分岐点に設定すると共に、基準ルート上に存在する渋滞区間を監視渋滞区間に設定する(ステップ308)。ただし、ステップ308では、基準ルートの着目分岐点よりも目的地側に存在する渋滞区間のみを監視渋滞区間に設定するようにしてもよい。
そして、以上のようにしてステップ306または308からステップ310に進んだならば、現在位置の誘導ルートからの逸脱の発生と(ステップ310)、現在位置の着目分岐点の通過の発生と(ステップ312)、交通情報受信機6で受信した交通情報より求まる監視渋滞区間の渋滞状況の変化の発生と(ステップ314)、ルートサーチタイミングの到来の発生と(ステップ316)を監視する。なお、着目分岐点が設定されていないときには、現在位置の着目分岐点の通過は発生しない。また、監視渋滞区間が設定されていないときには、監視渋滞区間の渋滞状況の変化は発生しない。
また、ルートサーチタイミングは、交通情報受信機6で誘導ルート上の新たな渋滞区間の発生を表す交通情報を受信したタイミングとしてもよいし、定期的(たとえば、数分毎)に到来するタイミングとしてもよい。
そして、現在位置の誘導ルートからの逸脱が発生したならば(ステップ310)、ステップ302からの処理に戻り、現時点の現在位置を用いて、誘導ルート、基準ルートを設定し直すと共に、誘導ルートと基準ルートとが同じ経路でなければ着目分岐点、監視渋滞区間を設定し、ステップ310-316の監視に戻る。
一方、現在位置の着目分岐点の通過が発生した場合には(ステップ312)、ステップ304からの処理に戻り、現時点の現在位置を用いて、基準ルートを設定し直すと共に、誘導ルートと基準ルートとが同じ経路でなければ、着目分岐点、監視渋滞区間を設定し、ステップ310-316の監視に戻る。
一方、監視渋滞区間の渋滞状況の変化が発生した場合には(ステップ314)、現時点の現在位置から目的地までの、誘導ルートの、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮した所要走行時間を算出する(ステップ326)。
そして、次に、現時点の現在位置から目的地までの、基準ルートの、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮した所要走行時間を算出する(ステップ328)。
そして、基準ルートの所要走行時間が誘導ルートの所要走行時間より小さいかどうかを調べ(ステップ330)、小さくなければ、そのままステップ308-312の監視に戻り、小さければ、誘導ルートを基準ルートと同じ経路に更新し、着目分岐点の設定と監視渋滞区間の設置とをクリアし(ステップ332)、ステップ310-316の監視に戻る。
一方、ルートサーチタイミングの到来が発生した場合には(ステップ316)、まず、現時点の現在位置から目的地までの、誘導ルートの、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮した所要走行時間を算出する(ステップ318)。
そして、現時点の現在位置から目的地までの所要走行時間が最短となる経路を、交通情報受信機6が受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して探索して比較ルートに設定する(ステップ320)。
そして、比較ルートの所要走行時間が誘導ルートの所要走行時間よりも所定時間Th(たとえば、10分)以上小さいかどうかを調べ(ステップ322)、小さく無ければステップ310-316の監視に戻る。
一方、比較ルートの所要走行時間が誘導ルートの所要走行時間よりも所定時間Th(たとえば、5分)以上小さければ(ステップ322)、誘導ルートを比較ルートと同じ経路に更新し、着目分岐点の設定と監視渋滞区間の設置とをクリアし(ステップ324)、ステップ306からの処理に戻り、誘導ルートと基準ルートとが同じ経路でなければ、着目分岐点、監視渋滞区間を設定し、ステップ310-316の監視に戻る。
以上、ルート探索部14が行うルート設定処理について説明した。
以下、以上のようなルート設定処理の処理例を示す。
まず、図4にルート設定処理の第1の処理例を示す。
いま、図4aに示すように、現在位置Nにいるときに目的地Tが設定され、現在位置Nから目的地Tまでの渋滞が存在しない場合の所要走行時間が最小のルートとして、交差点P1、P2、P3、P4を通るルートが探索されて基準ルートBRに設定されたものとする。また、基準ルートBR上に渋滞区間J1が存在するために、現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した所要走行時間が最小のルートは基準ルートBRとはならず、渋滞を考慮した所要走行時間が最小のルートとして、交差点P1、P5、P6、P3、P4を通るルートが探索されてと誘導ルートGRに設定されたものとする。
すると、この場合、基準ルートBRと誘導ルートGRとの分岐地点となる交差点P1が着目分岐点に、渋滞区間J1が監視渋滞区間に設定される。
そして、図2に示したような案内画像200による誘導ルートGRに沿った走行案内が開始される。
そして、図4bに示すように現在位置Nが着目分岐点点P1に到達する前に、基準ルートBR上の監視渋滞区間J1が解消されると(渋滞が無くなると)、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した基準ルートBRの所要走行時間と, その時点における現在位置Nから目的地Tまでの誘導ルートGRの所要走行時間とが比較され、基準ルートBRの所要走行時間の方が小さい場合には、図4cに示すように誘導ルートGRが基準ルートBRと同じルートに更新される。また、着目分岐点と監視渋滞区間とはクリアされ、この誘導ルートGRと基準ルートBRとが設定されている間は、着目分岐点の通過と監視渋滞区間の渋滞状況の変化とは検出されなくなる。
また、その後、誘導ルートGRに沿って進行し図4dに示すように、誘導ルートGR上に渋滞区間J2が発生し、図4aに示す前回の誘導ルートGR上のP6-P3の間に渋滞区間J3が発生したために、交差点P1、P5、P6、P4を通るルートがその時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した所要走行時間が最小、かつ、当該所要走行時間が、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの誘導ルートGRの渋滞を考慮した所要走行時間よりも、所定時間Th以上小さいルートとなると、図4eに示すように、誘導ルートGRが交差点P1、P5、P6、P4を通るルートに更新されると共に、交差点P1が着目分岐点に設定され、渋滞区間J2が監視渋滞区間に設定される。
次に、図5にルート設定処理の第2の処理例を示す。
いま、図5aに示すように、図4aに示した場合と同様に、現在地Nにいるときに目的地Tが設定され、交差点P1、P2、P3、P4を通るルートが基準ルートBRに設定され、基準ルートBR上に渋滞区間J1が存在するために、交差点P1、P5、P6、P3、P4を通るルートが誘導ルートGRに設定され、基準ルートBRと誘導ルートGRとの分岐地点となる交差点P1が着目分岐点に設定され、渋滞区間J1が監視渋滞区間に設定されているものとする。
そして、その後、誘導ルートGRに沿って進行し、図5bに示すように、現在位置が着目分岐点P1を通過すると、その時点の現在位置Nから目的地Tまでの渋滞が存在しない場合の所要走行時間が最小のルートが探索され、新たな基準ルートBRとして設定される。そして、設定された新たな基準ルートBRが交差点P5、P2、P3、P4を通るルートである場合、基準ルートBRと誘導ルートGRとの分岐地点となる交差点P5に着目分岐点が更新される。
そして、その後、誘導ルートGRに沿って進行中に、図5cに示すように、着目分岐点P5に到達前に、基準ルート上渋滞区間J1が解消されると、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した基準ルートBRの所要走行時間と、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した誘導ルートGRの所要走行時間とが比較され、基準ルートBRの所要走行時間の方が小さい場合には、図5dに示すように誘導ルートGRが基準ルートBRと同じルートに更新される。また、着目分岐点と監視渋滞区間とはクリアされ、この誘導ルートGRと基準ルートBRとが設定されている間は、着目分岐点の通過と監視渋滞区間の渋滞状況の変化とは検出されなくなる。
次に、図6にルート設定処理の第3の処理例を示す。
いま、図6aに示すように、図4aに示した場合と同様に、現在位置Nにいるときに目的地Tが設定され、交差点P1、P2、P3、P4を通るルートが基準ルートBRに設定され、基準ルートBR上に渋滞区間J1が存在するために、交差点P1、P5、P6、P3、P4を通るルートが誘導ルートGRに設定され、基準ルートBRと誘導ルートGRとの分岐地点となる交差点P1が着目分岐点に設定され、渋滞区間J1が監視渋滞区間に設定されているものとする。
そして、その後、誘導ルートGRに沿って進行中に、着目分岐点P1に到達前に、図6bに示すように、誘導ルートGR上に渋滞区間J4が発生したために、交差点P1、P5、P6、P4を通るルートが、誘導ルートGRよりもよりも渋滞を考慮した所要走行時間が所定時間Th以上小さいルートとなると、図6cに示すように、当該交差点P1、P5、P6、P4を通るルートに誘導ルートGRが更新される。なお、更新後の誘導ルートGRと基準ルートBRの分岐点は交差点P1であるので、この場合、着目分岐点は交差点P1に維持される。
そして、その後、誘導ルートGRに沿って進行中に、着目分岐点P1に到達前に、図6dに示すように、基準ルート上渋滞区間J1が解消されると、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した基準ルートBRの所要走行時間と、その時点における現在位置Nから目的地Tまでの渋滞を考慮した誘導ルートGRの所要走行時間とが比較され、基準ルートBRの所要走行時間の方が小さい場合には、図6eに示すように誘導ルートGRが基準ルートBRと同じルートに更新される。また、着目分岐点と監視渋滞区間とはクリアされ、この誘導ルートGRと基準ルートBRとが設定されている間は、着目分岐点の通過と監視渋滞区間の渋滞状況の変化とは検出されなくなる。
以上、本発明の実施形態について説明した。
なお、以上の実施形態では、渋滞区間や渋滞の程度の情報を全て交通情報受信機6で受信した交通情報から取得するようにしたが、交通情報受信機6で交通情報を取得できないエリアについては、予め統計的に求めて設定しておいた各道路区間の渋滞の発生傾向の情報より、渋滞区間や渋滞の程度の情報を取得するようにしてもよい。
以上のように、本実施形態によれば、現在案内している誘導ルートよりも、基準ルートの方が渋滞を考慮した所要走行時間が小さくなった場合には、当該基準ルートと同じルートに誘導ルートを更新する。ここで、基準ルートは、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となるルート、すなわち、渋滞が発生していない場合の最適ルートであり、過去に誘導ルートとして設定された基準ルートと異なる各ルートは全て当該基準ルート上の渋滞区間を迂回するためのルートであると考えられる。
したがって、以上のように基準ルートと同じルートに更新することにより、当該時点における最適なルートに誘導ルートを設定できる蓋然性が大きい。
るため、当該時点における最適なルートである蓋然性が大きい。
したがって、本発明によれば、より適切に渋滞区間の発生状況に応じた好適な経路に、誘導ルートを切り替えることができるようになる。
また、現在の誘導ルートから基準ルート以外へのルートへの誘導ルートの切り替えは、切り替え後のルートが切り替え前のルートより渋滞を考慮して算出した所要走行時間が所定時間以上小さくなる場合にのみ行われる。よって、頻繁な誘導ルートの切り替わりや、誘導ルートの切り替わりの直後に切り替わり前のルートに誘導ルートが戻ってしまうことなども抑制することができる。
また、図3に示したルート設定処理によれば、ステップ316のルートサーチタイミングの到来までは、基準ルート上の渋滞区間である監視渋滞区間の渋滞状況の変化のみを監視すればよいので、処理負荷が過大となることもない。
1…ナビゲーション装置、2…操作部、3…表示装置、4…車両状態センサ、5…GPS受信機、6…交通情報受信機、11…記憶部、12…現在状態算出部、13…GUI制御部、14…ルート探索部、15…メモリ、16…制御部、17…案内画像生成部、200…案内画像、201…地図画像、202…現在位置マーク、202…誘導ルート図形。

Claims (8)

  1. 誘導ルートに沿った走行を案内するナビゲーション装置であって、
    現在位置を算出する現在位置算出手段と、
    目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、
    発生中の渋滞の状況を表す交通情報を受信する交通情報受信装置と、
    前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して前記誘導ルートに設定すると共に、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して基準ルートに設定するルート設定手段と、
    前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さくなった場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新するルート更新手段とを有することを特徴とするナビゲーション装置。
  2. 請求項1記載のナビゲーション装置であって、
    前記ルート設定手段は、前記誘導ルートと前記基準ルートの分岐点を現時点における前記現在位置が通過したならば、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して、探索したルートに前記基準ルートを更新することを特徴とするナビゲーション装置。
  3. 請求項1または2記載のナビゲーション装置であって、
    前記ルート更新手段は、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生したならば、当該ルートに前記誘導ルートを更新することを特徴とするナビゲーション装置。
  4. 請求項3記載のナビゲーション装置であって、
    前記ルート更新手段は、
    前記ルート設定手段が前記基準ルートを設定したときに前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す当該基準ルート上の渋滞区間を監視渋滞区間に設定し、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記監視渋滞区間の渋滞の状況の変化の発生を監視すると共に、前記監視渋滞区間の渋滞の状況が変化したならば、前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さいかどうかを調べ、小さい場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新し、かつ、
    当該ルート更新手段は、
    定期的に、または、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記誘導ルート上の渋滞の状況が変化したときに、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生しているかどうかを調べ、当該ルートが発生している場合に当該ルートに前記誘導ルートを更新することを特徴とするナビゲーション装置。
  5. 発生中の渋滞の状況を表す交通情報を受信する交通情報受信装置を備えたコンピュータによって読み取られ実行されるコンピュータプログラムであって、
    前記コンピュータを、
    誘導ルートに沿った走行を案内する案内手段と、
    現在位置を算出する現在位置算出手段と、
    目的地の設定を受け付ける目的地受付手段と、
    発生中の渋滞の状況を表す交通情報を受信する交通情報受信装置と、
    前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して前記誘導ルートに設定すると共に、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して基準ルートに設定するルート設定手段と、
    前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さくなった場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新するルート更新手段として機能させることを特徴とするコンピュータプログラム。
  6. 請求項5記載のコンピュータプログラムであって、
    前記ルート設定手段は、前記誘導ルートと前記基準ルートの分岐点を現時点における前記現在位置が通過したならば、渋滞が発生していないと仮定して算出した所要走行時間が最小となる現時点における前記現在位置から前記目的地に至るルートを探索して、探索したルートに前記基準ルートを更新することを特徴とするコンピュータプログラム。
  7. 請求項5または6記載のコンピュータプログラムであって、
    前記ルート更新手段は、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生したならば、当該ルートに前記誘導ルートを更新することを特徴とするコンピュータプログラム。
  8. 請求項7記載のコンピュータプログラムであって、
    前記ルート更新手段は、
    前記ルート設定手段が前記基準ルートを設定したときに前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す当該基準ルート上の渋滞区間を監視渋滞区間に設定し、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記監視渋滞区間の渋滞の状況の変化の発生を監視すると共に、前記監視渋滞区間の渋滞の状況が変化したならば、前記誘導ルートよりも前記基準ルートの方が、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が小さいかどうかを調べ、小さい場合に、前記誘導ルートを前記基準ルートと同じルートに更新し、かつ、
    当該ルート更新手段は、
    定期的に、または、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す前記誘導ルート上の渋滞の状況が変化したときに、前記交通情報受信装置で受信した交通情報が表す渋滞の状況を考慮して算出した現時点における前記現在位置から前記目的地までの所要走行時間が、前記誘導ルートよりも所定時間以上小さいルートが発生しているかどうかを調べ、当該ルートが発生している場合に当該ルートに前記誘導ルートを更新することを特徴とするコンピュータプログラム。
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