JP2015143155A - 図書保管管理システムの図書点検装置、図書点検方法、及びプログラム - Google Patents

図書保管管理システムの図書点検装置、図書点検方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】図書が誤って収容されているコンテナを低コスト及び低労力で調べることができる図書保管管理システムの図書点検装置を提供する。
【解決手段】書庫に搬送されるコンテナ12に付されているコンテナ識別データD1を読み取り、コンテナ識別データD1にコンテナ12に収容される図書32を示す図書識別データD3を関連付けて記憶し、書庫への図書入庫及び図書出庫を管理するとともに、第1のカウント手段103によりコンテナ12に収容されている図書の観測結果に基づいてコンテナ12に収容されている第1の図書数を取得し、第2のカウント手段106により記憶手段2で管理されているコンテナ12の第2の図書数を取得し、処理手段107により第1の図書数と第2の図書数とが不一致の場合に不一致であることを示す点検データD5をコンテナ識別データD1と関連付けて記憶手段2に記憶する。
【選択図】図1

Description

本発明は、図書をコンテナに収容し、コンテナを書庫に搬入することにより図書を管理する図書保管管理システムの図書点検装置、図書点検方法、及びプログラムに関する。
多量の図書を保有する大規模図書館などでは、図書の収容効率の高い閉架書庫が採用される場合が多い。そして、閉架書庫に対する図書の取り出し及び返却を効率化するために、自動入出庫システムが導入されている。
自動入出庫システムは、貸し出しが要求された図書を書庫から取り出してカウンターまで搬送し、この取り出された図書に対する貸し出し登録を受ける処理、返却された図書に対する貸し出し登録を削除し、この返却された図書を書庫まで戻して収容位置を記録する処理、などを自動化している。この自動入出庫システムにより、閉架書庫に対する図書の取り出し及び返却の作業を、正確かつ迅速に実行することができる。
自動入出庫システムにおいては、保管される多数の図書の管理を容易に行うために、それぞれの図書に図書識別媒体としてバーコード又はRFIDタグなどが付される。各図書は、複数冊ごとにコンテナに収容され、コンテナ単位で書庫へ入庫又は書庫から出庫される。
図書の取り出し又は貸し出しが要求された場合、この要求された図書を収容しているコンテナが書庫から自動出庫され、ステーションまで搬送される。図書館員は、ステーションに搬送されたコンテナの中から、要求された図書を取り出し、図書に貼り付けられたバーコード又はRFIDタグなどを読み取り、利用者に要求された図書を渡す。
図書の返却が要求された場合、この返却の要求された返却図書を収容すべきコンテナが書庫から自動出庫され、ステーションまで搬送される。図書館員は、返却図書に添付されたバーコードラベル又はRFIDタグなどを読み取り、ステーションまで搬送されたコンテナに、この返却図書を収容し、コンテナを書庫に入庫する。
特許第2851237号公報 特許第3290423号公報
図書館では定期的に、通常業務として図書の点検作業(一般に蔵書点検と言われている)が行われている。
図書識別媒体がRFIDタグの場合には、コンテナに図書が入ったままの状態でこのコンテナに収容されている図書の識別データを読み取り可能である。しかしながら、図書識別媒体がバーコードの場合、従来の図書点検においては、コンテナを搬出し、さらにそのコンテナに収容されている図書を一冊ずつ取り出して図書に付されているバーコードを読み取る必要があり、点検作業の労力が極めて大きく、作業時間が膨大となる。
そして、図書識別媒体がバーコードであり、あるコンテナに収容されるべき図書が他のコンテナに収容された場合、図書館の図書数が多いほどこの入れ違いとなった図書の発見が困難であり、コンテナに誤って収容された図書が実質的に紛失扱いになる場合がある。
例えば、各コンテナに収容されている図書を1冊ずつ取り出して図書のバーコードを読み取り、データベースのデータと突き合わせる点検作業を、図書数50万冊、コンテナ数25000個の通常規模の自動入出庫システムで行う場合、それぞれのコンテナで図書が正しく収容されているか否かを2分で点検したとしても、全てのコンテナについて点検を終了するまでに、延べで2分×25000コンテナ=50000分≒830時間かかり、点検時間及び点検労力が大きく、その点検の正確性とともに図書館の運営にも支障をきたす可能性が大きい。
したがって、バーコードを用いる自動入出庫システムについて、図書館側から簡易かつ効率的な図書点検の手法の開発を強く要望されていた。
規模の小さい図書館であれば、図書に付されている図書識別媒体をバーコードからRFIDタグに変更することも考えられる。しかしながら、図書数が数十万冊の中・大規模の図書館では、図書識別媒体をバーコードからRFIDタグに変更することは、コスト負担と大きな貼り手間とを必要とし、かつ、反復利用される図書館用図書へのRFIDタグの使用は未だ開発途上であり、その導入には困難性があった。
本発明は、以上のような事情に鑑みてなされており、低コスト及び低労力で、コンテナに図書が誤って収容されているか点検することができる図書保管管理システムの図書点検装置、図書点検方法、及びプログラムを提供することを目的とする。
実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置は、読み取り手段、記憶手段、第1のカウント手段、第2のカウント手段、処理手段を備える。読み取り手段は、書庫に搬送されるコンテナに付されているコンテナ識別データを読み取る。記憶手段は、コンテナ識別データに、コンテナに収容される図書を示す図書識別データを関連付けて記憶し、書庫への図書入庫及び図書出庫を管理する。第1のカウント手段は、コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいてコンテナに収容されている図書数である第1の図書数を取得する。第2のカウント手段は、記憶手段で管理されているコンテナの図書数である第2の図書数を取得する。処理手段は、第1の図書数と第2の図書数とが不一致の場合に、不一致であることを示す点検データをコンテナ識別データと関連付けて記憶手段に記憶する。
本発明の態様においては、低コスト及び低労力で、コンテナに図書が誤って収容されているか点検することができる図書保管管理システムの図書点検装置、図書点検方法、及びプログラムを提供することができる。
第1の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の構成の一例を示すブロック図。 第1の実施形態に係る図書点検装置の処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の構成の一例を示すブロック図。 第2の実施形態に係る図書点検装置の処理の一例を示すフローチャート。 第2の実施形態に係る点検データの例を示す図。 第2の実施形態に係る訂正データの第1の例を示す図。 第2の実施形態に係る訂正データの第2の例を示す図。 書棚の一例を示す斜視図。 書棚におけるコンテナの収容形態の一例を示す正面図。 コンテナの構成の一例を示す斜視図。 コンテナの図書の収容状態の一例を示す斜視図。 1階ステーションの構成の一例を示す斜視図。 操作表示ユニットで表示される入庫図書確認画面の一例を示す画面図。 回転機構部の一例を示す斜視図。 回転機構部の一例を示す上面図。 回転機構部に備えられる回転台とモータとの一例を示す斜視図。 図書保管管理システムに備えられる制御システムの構成の一例を示すブロック図。 統括制御盤の詳細構成の一例を示すブロック図。 コンテナの撮影動作の一例を示すフローチャート。 点検端末に表示される図書点検画面の第1の例を示す画面図。 図書点検画面の第2の例を示す画面図。 第3の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の構成の一例を示すブロック図。 第4の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の概略構成を示すブロック図。 第5の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の一例を示すシステム構成図。 第6の実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の一例を示すブロック図。 第6の実施形態に係る図書点検装置の処理の一例を示すフローチャート。 第6の実施形態に係る正面画像データ表示例を示す図。 比較例として、同一のコンテナを、停止した状態で、エリアカメラにより、1回撮影した映像データの表示例を示す図。 第6の実施形態に係るバーコードリーダと撮影装置との設置位置の例を示す図。
以下、図面を参照しながら各実施形態について説明する。なお、以下の説明において、同一又は実質的に同一の機能及び構成要素については、同一符号を付し、必要に応じて説明を行う。
(第1の実施形態)
本実施形態においては、観測結果(観察結果も含む)に基づいて取得されるコンテナに収納されている図書数が、データベースで管理されているコンテナ内の図書数と一致しない場合に、その旨を記憶し、図書数の一致しないコンテナをさらに詳細な点検の対象に決定する図書保管管理システムの図書点検装置について説明する。
まず、本実施形態の骨子を説明する。
例えば図書館などのような大量の図書を保管管理する施設では、図書保管管理システム(自動入出庫システム)が急速に普及してきた。従来の図書保管管理システムは、一例として、各コンテナに複数冊の図書をまとめて収容し、それぞれの図書に添付されたバーコードを用いて図書の入出庫を管理する。
図書館では、数年ごとに、定例業務として図書点検が行われる。この図書点検としては、図書に添付されているバーコードの読み取りによって個別に図書を点検し、図書保管管理システムで管理されている図書在庫と実在庫との差異を発見する方法が実施されてきた。このように、図書の1つ1つを取り出してバーコードを読み込む図書点検方法は、図書数が多くなるほど、作業労力及び作業時間が増え、実施が困難になる。
本実施形態に係る図書点検装置、図書点検方法、及びプログラムは、上記のような図書点検の課題を解決する観点から、従来全く存在しなかった新しい着想に基づいてなされたものであり、図書保管管理システムにおける図書点検を低コスト、低労力で行い、作業効率を向上させる。
すなわち、従来の図書点検は、一冊一冊図書のバーコードを読み取ることによって個別に図書を点検していたのに対し、本実施形態は、コンテナ内の図書の総数について、コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいて取得された図書数と、データベースに基づいてカウントされた図書数とが不一致か否かを検出し、この極めて狭められた範囲の不一致のコンテナのみを点検対象のコンテナとする。不一致のコンテナに対する個別の図書の点検は、例えば特許第3290423号公報の画像を用いた点検を用いることにより、容易に図書名を特定することができる。
本実施形態において、観測結果に基づく図書数とデータベースで管理されている図書数とが不一致と判断されるコンテナの数は、一致と判断されるコンテナの数より、極めて少ないと考えられる。すなわち、以下の(a)及び(b)の理由により、一致と判断されたコンテナをより詳細な点検の対象から除外することで、図書点検作業を低コスト、低労力で、効率よく行うことができる。
(a)一致と判断されるコンテナは、図書点検の対象期間に図書の入出庫が全くなかったか、又は、正常に処理されたものである。
(b)コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいた図書数と、データベースに基づいた図書数とが一致すると判断されたにも係わらず図書の収容が正しくないケースは、あるコンテナの図書が他のコンテナの図書と同数入れ替わった場合に生じる。このケースを統計的に考察する。蔵書50万冊でコンテナ数25000個規模の図書保管管理システムにおいて、1/1000の確率で正規の方法によらない出庫ミス1冊が発生したとして、そのコンテナに別のコンテナからたまたま1冊の図書が入り込む確率は、(1/1000)2であり、優に無視の範囲である。ましてやn冊が入れ替わった結果、図書数が一致するという確率は、(1/1000)2×nで論をまたない。したがって、観測結果に基づいて取得されたコンテナの図書数と、データベースに基づくコンテナの図書数とが一致した場合は、完全にミスなしと判断してよい。なお、出庫ミスの発生確率が1/1000程度となることは、これまでの図書保管管理システムの運転実績から得ることができる。
ここで、図1を用いて、本実施形態に係る図書点検装置100の基本構成の一例を説明する。
本実施形態に係る図書点検装置100において、情報処理装置6は、読み取り装置102からコンテナ12を識別するコンテナ識別データD1を受信する。
また、情報処理装置6は、第1のカウント部103から、コンテナ12に収容されている図書の観測結果に基づいて取得された図書数を受信する。
さらに、情報処理装置6は、記憶媒体104に記憶されているプログラム105を読み込んで実行し、これにより、第2のカウント部106、処理部107、訂正部108として機能する。
情報処理装置6は、データベース2を参照し、各種データを書き込み及び読み出すことができる。
読み取り装置102は、コンテナ12に付されているコンテナ識別データD1を読み取る。コンテナ識別データとしては、例えば、バーコード、二次元コードなどが用いられる。
第1のカウント部103は、観測結果に基づいてコンテナ12に収容されている図書数を取得し、情報処理装置6に送信する。例えば、第1のカウント部103は、撮影装置によって撮影された映像データを表示する映像表示装置と、映像データを観察した点検者からコンテナ12に収容されている図書数を受ける入力装置とを含むとしてもよい。例えば、第1のカウント部103は、光学的、電気的、又は、その他の手法でコンテナ12に収容されている図書数を自動検出する検出装置を含むとしてもよい。検出装置は、例えば、コンテナ12に収容されている図書に対する距離を測定するレーザ変位計でもよく、コンテナ12の映像を解析する映像解析装置でもよく、コンテナ12の映像データを撮影する撮影装置を含むとしてもよい。
データベース2は、コンテナ識別データD1に、コンテナ12に収容される図書32を示す図書識別データD3を関連付けて記憶し、書庫への図書入庫及び図書出庫を管理する。
また、データベース2は、コンテナ識別データD1に、コンテナ12が点検候補に属するか否かの判断に用いられるコンテナ特徴データD12と、コンテナ12の図書数が不一致でありコンテナ12がより詳細な点検の対象と決定された場合に、コンテナ12における不一致の原因の図書を特定する訂正データD6とを関連付けて記憶する。データベース2は、第1のカウント部103が撮影装置を含む場合に、コンテナ識別データD1に、撮影装置によって撮影されたコンテナ12に収容されている図書32の映像データを関連付けて記憶するとしてもよい。データベース2は、第1のカウント部103がレーザ変位計を含む場合に、コンテナ識別データD1に、レーザ変位計によって測定された測定データを関連付けて記憶するとしてもよい。また、データベース2は、第1のカウント部103が映像解析装置を含む場合に、コンテナ識別データD1に、映像解析装置によって生成された各種データ(合成された映像データ、合成された映像データに基づいて検出された図書数など)を関連付けて記憶するとしてもよい。
コンテナ特徴データD12は、例えば、コンテナ12に対する図書入庫及び図書出庫の履歴を示す履歴データを含む。
第2のカウント部106は、データベース2に記憶されているコンテナ識別データD1と、コンテナ識別データD1と関連付けられている図書識別データD3とに基づいて、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を取得する。
処理部107は、第1のカウント部103によって取得された図書数と第2のカウント部106によって取得された図書数とが不一致の場合に、このコンテナ12で不一致が発生しておりこのコンテナ12をより詳細な点検の対象とすることを示す点検データD5をコンテナ識別データD1と関連付けてデータベース2に記憶する。
ここで、処理部107は、コンテナ特徴データD12に基づいて、コンテナ12が点検候補に属さないことを示す場合に、コンテナ12を非点検対象と決定する。例えば、コンテナ特徴データD12が履歴データを含む場合、処理部107は、履歴データに基づいて、点検対象期間においてコンテナ12に対する図書入庫及び図書出庫のいずれも発生していない場合に、コンテナ12を非点検対象と決定する。
訂正部108は、処理部107によってコンテナ12に図書数の不一致が発生しているとされた場合に、訂正操作に基づいて、コンテナ12における不一致の原因の図書を特定する訂正データD6の入力を受け、コンテナ識別データD1に、訂正データD6を関連付けてデータベース2に記憶する。
図2は、本実施形態に係る図書点検装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS1において、読み取り装置102は、書庫に搬送されるコンテナ12に付されているコンテナ識別データD1を読み取る。
ステップS2において、データベース2は、コンテナ識別データD1に、コンテナ12に収容される図書を示す図書識別データD3を関連付けて記憶し、書庫への図書入庫及び図書出庫を管理する。
ステップS3Aにおいて、第1のカウント部103は、コンテナ12に収容されている図書32の観測結果に基づいてコンテナ12に収容されている図書数を取得する。
ステップS3Bにおいて、第2のカウント部106は、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を取得する。
ステップS4において、処理部107は、第1のカウント部103によって取得された図書数と第2のカウント部106によって取得された図書数とが不一致か否か判断する。
不一致の場合、ステップS5Aにおいて、処理部107は、不一致であることを示す点検データD5をコンテナ識別データD1と関連付けてデータベース2に記憶し、コンテナ12をより詳細な点検の対象に決定する。
一致の場合、ステップS5Bにおいて、処理部107は、コンテナ12をより詳細な点検の対象から除外する。
上記のような構成を持つ図書保管管理システムの図書点検装置100の効果について説明する。
本実施形態に係る図書点検装置100は、例えば書店などで利用されているバーコードを読み取って図書情報を記憶し管理するシステムとは大きく異なる。すなわち、本実施形態に係る図書点検装置100は、観測結果に基づく実在庫の図書数とデータベース2で管理されている図書数とに差異のあるコンテナのみを、例えば特許第3290423号によるより詳細な点検の対象とするものであり、点検対象のコンテナを極めて小数に絞り込むことができ、不一致の原因の図書を、低コスト及び低労力で、効率的に発見することができる。
(第2の実施形態)
本実施形態においては、図書32を収容しているコンテナ12の映像を表示する映像表示装置と、映像の表示されたコンテナに収容されている図書数(冊数)の目視入力を受ける入力装置と、入力装置から入力された図書数と、データベース2でコンテナ12に収容されているとして管理されている図書数との比較結果を示す点検データD5を生成する情報処理装置6とを備える図書保管管理システムの図書管理装置100について説明する。
本実施形態においては、外部から読み取り可能な識別データとして、例えばバーコードを用いるが、他の識別データが読み取られるとしてもよい。
図3は、本実施形態に係る図書保管管理システム1の図書点検装置100の構成の一例を示すブロック図である。
本実施形態において、コンテナ12は、搬送コンベア28の進行方向F1に垂直なコンベア幅方向F2について2つのブロックに区切られている。コンテナ12のそれぞれのブロックの中では、図書32の背表紙がコンベア幅方向F2で外側を向くように配置されている。さらに、コンテナ12には、コンベア幅方向F2で外側を向くようにバーコード12cが付されている。
本実施形態では、搬送コンベア28のコンベア幅方向F2における一方の側に図書保管管理システム1の撮影装置3a及びバーコードリーダ36bが設置される場合を例に説明するが、搬送コンベア28のコンベア幅方向F2における他方の側に、他の撮影装置、他のバーコードリーダが設置され、同様の処理を図書保管管理システム1が実行するとしてもよい。
本実施形態のように、コンベア幅方向F2における一方の側にのみ撮影装置3a及びバーコードリーダ36bが設置される場合には、コンテナ12の向きを逆にする回転機構部を備えることで、コンテナ12の双方のブロックについて図書が適切に収容されているか否かを点検可能である。
図書保管管理システム1及びこの図書保管管理システム1に適用される図書点検装置100は、データベース2、コンテナ位置検出器36a、バーコードリーダ36b、撮影装置3a、情報処理装置6を含む。端末TRaは、映像表示装置4a及び入力装置5aを備える。端末TRbは、出力装置4b及び入力装置5bを備える。
この図3において、バーコード12cは、図1のコンテナ識別データD1に相当する。バーコードリーダ36bは、図1の読み取り装置102に相当する。撮影装置3a、端末TRaは、第1のカウント部103に相当する。
図書保管管理システム1のコンテナ位置検出器36a、バーコードリーダ36b、撮影装置3aは、書棚に返却されるコンテナ12を搬送するための搬送コンベア28の経路中の撮影部36に設置される。
本実施形態において、書庫は、複数のコンテナ12を収容する。各コンテナ12は、複数の図書を収容可能である。図書は背表紙がコンベア幅方向F2の外側を向いてコンテナ12に収容される。それぞれの図書には、バーコードが付されている。
データベース2は、コンテナ識別データD1、映像データD2、図書識別データD3、コンテナ収容位置データD4、点検データD5、訂正データD6、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8等を関連付けて記憶・管理する。なお、コンテナ収容位置データD4、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8は、図1のコンテナ特徴データD12に相当する。
コンテナ識別データD1は、コンテナ12を表す。
映像データD2は、コンテナ12に収容されている全ての図書を背表紙側から撮影したデータである。
図書識別データD3は、コンテナ12に収容されている図書を表す。コンテナ12に複数の図書が収容されている場合には、複数の図書識別データD3が、コンテナ識別データD1に関連付けられる。
コンテナ収容位置データD4は、書庫におけるコンテナ12が収容される位置を表す。
点検データD5は、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数と映像データD2の視認によって入力されたコンテナ12の図書数との組合せを含み、コンテナ12がより詳細な点検の対象か否かの判断に用いられるデータである。
訂正データD6は、不一致の原因である図書を特定するデータである。例えば、訂正データD6は、点検データD5で図書数の不一致がある場合に、不足している図書又はコンテナ12に収容されるべきではない図書を指定する。
コンテナ稼動時間データD7は、コンテナ12が搬送された時間データを表し、例えばコンテナ稼動時期を表す。
点検履歴データD8は、点検した時間データ(例えば確認日)、及び、点検回数を表す。
コンテナ識別データD1及び図書識別データD3は、図書の入庫及び出庫時に、コンテナ12に付されているバーコード12c及び図書に付されているバーコードに基づいて読み取られる。このデータベース2に記憶されているデータをアクセスすることにより、どのコンテナにどの図書が収容されているか、どのコンテナに何冊の図書が収容されているか、などを把握可能となる。
コンテナ位置検出器36aは、搬送コンベア28で搬送されるコンテナ12が撮像位置に到達したことを検知する。
バーコードリーダ36bは、識別データを読み取る機器の一例であり、コンテナ位置検出器36aによりコンテナ12が検出された状態で、コンテナ12の側面に付されているバーコード12cを自動的に読み取り、読み取ったバーコードに対応するコンテナ識別データD1を情報処理装置6に送る。
撮影装置3aは、搬送コンベア28の一方の側に設置される。撮影装置3aは、コンテナ位置検出器36aによりコンテナ12が検出された状態で、コンテナ12の一方の列に収容されている全ての図書を背表紙側から撮影し、撮影された映像データD2を情報処理装置6に送る。撮影装置3aは、例えばデジタルカメラ、デジタルスチルカメラ、デジタルビデオカメラなどを適用可能である。撮影装置3aは、電気信号により撮影及びデジタル映像データを出力することができればよい。なお、例えば、複数の撮影装置3aが設置され、複数の映像データD2が撮影され、1つのコンテナ識別データD1に対して複数の映像データD2が関連付けて記憶され、複数の映像データD2が図書点検に用いられてもよい。
撮影装置3aは、撮影した被写体の光学像(静止映像又は動画像)の情報を、映像データD2として情報処理装置6に出力する。映像データD2は、例えばデジタル映像データとする。撮影装置3aから出力された映像データD2は、所定の映像圧縮処理によりデータ量が削減された後、コンテナ識別データD1と対応させて映像保管のためのデータベース2に記憶される。
情報処理装置6は、バーコードリーダ36bからコンテナ識別データD1を受け、撮影装置3aから映像データD2を受け、コンテナ識別データD1と映像データD2とを関連付けてデータベース2に記憶する。
情報処理装置6は、データベース2を参照し、コンテナ識別データD1と関連付けられている図書識別データD3の数に基づいて、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を求め、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を含む点検データD5をデータベース2に記憶する。
情報処理装置6は、コンテナ12の点検時に、データベース2から、コンテナ12を示すコンテナ識別データD1に関連付けられている映像データD2、点検データD5を読み出し、映像表示装置4aに送る。
情報処理装置6は、例えば、プロセッサ、サーバなどである。
映像表示装置4aは、情報処理装置6から受けた映像データD2と点検データD5を表示する。
点検者8aは、映像表示装置4aによって表示された映像データD2及び点検データD5を目視し、コンテナ12に収容されている図書数(コンテナ12の一方の列に収容されている図書の総数)をカウントし、コンテナ12の図書数を入力装置5aで入力する。
入力装置5aは、入力されたコンテナ12の図書数を情報処理装置6に送る。
そして、情報処理装置6は、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数と、点検者8aによって入力されたコンテナ12の図書数とを組合せた点検データD5を生成し、コンテナ識別データD1と点検データD5とを関連付けてデータベース2に記憶する。
点検管理者8bは、入力装置5bを操作し、情報処理装置6に、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数と点検者8aが目視で認識したコンテナ12の図書数とが不一致のコンテナ12をより詳細な点検の対象として出力するコマンドを送る。
情報処理装置6は、コマンドに基づいてデータベース2の点検データD5を読み出し、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数と、点検者8aによって入力されたコンテナ12の図書数とが不一致であることを示す点検データD5と関連付けられているコンテナ識別データD1を抽出し、不一致の発生しているコンテナ識別データD1に関連付けられている図書識別データD3、点検データD5、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8を抽出し、より詳細な点検の対象のコンテナに関する抽出された各種のデータを出力装置4bに送る。
出力装置4bは、情報処理装置6から受けた不一致の発生している詳細な点検の対象のコンテナのコンテナ識別データD1、このコンテナ識別データD1に関連付けられている図書識別データD3、点検データD5、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8を出力する。
入力装置5bは、点検管理者8bの訂正操作に基づいて、不一致の原因となっている図書を特定する訂正データD6を生成し、コンテナ識別データD1及び訂正データD6を情報処理装置6に送る。
情報処理装置6は、コンテナ識別データD1と訂正データD6とを関連付けてデータベース2に記憶する。
情報処理装置6は、コンテナ識別データD1の示すコンテナ12に対するコンテナ稼動時間データD7及び点検履歴データD8を生成し、コンテナ識別データD1とコンテナ稼動時間データD7及び点検履歴データD8とを関連付けてデータベース2に記憶する。
本実施形態に係る図書点検装置100は、搬送コンベア28で搬送される複数のコンテナ12を連続的に切り替えながら処理を行う。
搬送コンベア28は、バーコードリーダ36bの読み取り及び撮影装置3aによる撮影のタイミングにおいて、コンテナ12の移動速度を落とす。
図4は、本実施形態に係る図書点検装置100の処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS101において、バーコードリーダ36bは、コンテナ12に付されているバーコード12cを読み取り、撮影装置3aは、コンテナ12の一方のブロック(列)に収容されている図書の全体映像を撮影する。
ステップS102において、情報処理装置6は、読み取られたバーコード12cに対応するコンテナ識別データD1と、撮影装置3aで撮影された映像データD2とを関連付けてデータベース2に記憶する。
ステップS103において、情報処理装置6は、撮影作業を終了するか否か判断する。
撮影を終了しない場合、ステップS104において、情報処理装置6は、撮影対象となる次コンテナ12へ移行し、処理はステップS101に戻る。
撮影を終了する場合、ステップS105に処理は進む。
ステップS105において、情報処理装置6は、データベース2から、コンテナ12を示すコンテナ識別データD1に関連付けられている図書識別データD3の数をカウントし、データベース2で管理されているコンテナ12に収容されている図書数を求め、このデータベース2で管理されているコンテナ12に収容されている図書数を含む点検データD5とコンテナ識別データD1とを関連付けてデータベース2に記憶する。
ステップS106において、情報処理装置6は、データベース2から、コンテナ12を示すコンテナ識別データD1に関連付けられている映像データD2及び点検データD5を読み出し、映像表示装置4aに送り、映像表示装置4aは、映像データD2及び点検データD5を表示する。
点検者8aは、映像表示装置4aによって表示された映像データD2及び点検データD5を目視で確認する。
入力装置5aは、点検者8aが目視によって確認したコンテナ12内の図書数を受け、コンテナ12内の図書数を情報処理装置6に送る。
ステップS107において、情報処理装置6は、入力装置5aから図書数を受ける。
ステップS108において、情報処理装置6は、データベース2に基づいて認識されたコンテナ12に収容されている図書数と、点検者8aによって入力されたコンテナ12の図書数との組合せを示す点検データD5を生成し、このコンテナ12の図書数が整合するか否かを示す点検データD5とコンテナ識別データD1とを関連付けてデータベース2に記憶する。この点検データD5が図書数の不一致を示すコンテナ12は、点検管理者8bによって実施されるより詳細な点検の対象となる。
ステップS109において、情報処理装置6は、点検を終了するか否か判断する。
点検が継続される場合、ステップS110において、情報処理装置6は、点検対象のコンテナ12を変更し、処理はステップS106に戻る。
点検が終了された後、ステップS111において、入力装置5bは、点検管理者8bから、図書数の不一致が発生しているコンテナ12を出力することを命ずるコマンドを受け、コマンドを情報処理装置6に送る。情報処理装置6は、入力装置5bからのコマンドを受ける。
ステップS112において、情報処理装置6は、データベース2から点検データD5を読み出し、図書数の不一致が発生しているが訂正データD6の生成されていないコンテナ識別データD1を認識し、このコンテナ識別データD1と関連付けられている映像データD2、図書識別データD3、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8をデータベース2から読み出し、図書数の不一致が発生しているコンテナ識別データD1、映像データD2、図書識別データD3、点検データD5、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8を出力装置4bに送る。出力装置4bは、情報処理装置6からの図書数の不一致が発生しているコンテナ識別データD1、映像データD2、図書識別データD3、点検データD5、コンテナ稼動時間データD7、点検履歴データD8を出力する。
ステップS113において、入力装置5bは、点検管理者8bから、図書数の不一致が発生しているコンテナ12について、不足している図書又はコンテナ12に収容されるべきではない図書を指定するデータを受け、訂正データD6を生成し、コンテナ識別データD1と訂正データD6とを、情報処理装置6に送る。
情報処理装置6は、入力装置5bから受けたコンテナ識別データD1と訂正データD6とを関連付けてデータベース2に記憶する。
ステップS114において、情報処理装置6は、訂正を終了するか否か判断する。
訂正を終了する場合には、処理が終了される。
訂正を終了しない場合には、処理はステップS112に戻る。
図5は、本実施形態に係る点検データD5の例を示す図である。
コンテナ識別データD1ごとに、点検前の点検データ、1回目の点検データ、2回目の点検データが関連付けられている。この図5の例では、点検者8aが目視によって確認した図書数を分子側に配置し、データベース2で管理されている図書数を分母側に配置している。分子と分母とで数値が整合しない場合に、不一致であることが認識可能である。
図6は、本実施形態に係る訂正データD6の第1の例を示す図である。
コンテナ12内に存在するべきであるのに不足していると認識された図書識別データD3に、コンテナ12に存在しないことを示す訂正データD6「出庫中」が関連付けられている。
図7は、本実施形態に係る訂正データD6の第2の例を示す図である。
不一致の発生したコンテナ12に収容されるべきではないが収納されている図書がある場合に、コンテナ12の映像データD2に対して、このコンテナ12に収容されるべきではない図書を特定する訂正データD6(矢印)が関連付けられている。
図8は、書棚群11の一例を示す斜視図である。この図8は、ダブルコンテナ方式の書棚群11を例示している。ダブルコンテナ方式の書棚群11は、2つのコンテナの組み合わせを収容する。
書棚群11は、例えば図書館の書庫内に設置される。この書棚群11は、互いに一定間隔をあけて対向するように設置された複数対(図示の場合は3対)の書棚(11a,11b)、(11c,11d)、(11e,11f)から構成される。これら各書棚11a〜11fには、それぞれに複数の図書32が収容された複数のコンテナ12,12,……が収容されている。
ここで、上記書棚11a,11b相互間には、スタッカークレーン13が設置される。このスタッカークレーン13は、書棚11a,11b相互間に形成された空間内を移動し、いずれかの書棚11a,11bから所望のコンテナ12を取り出して出庫用ラックステーション14に移送する。この出庫用ラックステーション14に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア15を介してコンテナ搬出口16に移送された後、図示しない垂直搬送機を介して、1階向コンテナ搬入口17または2階向コンテナ搬入口18に搬送される。
このうち、1階向コンテナ搬入口17に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア19を介して利用者カウンターである1階ステーション20のコンテナ受入部20aに搬送される。また、2階向コンテナ搬入口18に移送されたコンテナ12は、搬送コンベア21を介して利用者カウンターである2階ステーション22のコンテナ受入部22aに搬送される。
一方、1階ステーション20のコンテナ受入部20aに搬送されたコンテナ12は、コンテナ排出部20bに移送され、搬送コンベア23を介して1階向コンテナ搬出口24に搬送される。また、2階ステーション22のコンテナ受入部22aに搬送されたコンテナ12は、コンテナ排出部22bに移送され、搬送コンベア25を介して2階向コンテナ搬出口26に搬送される。そして、1階向コンテナ搬出口24または2階向コンテナ搬出口26に搬送されたコンテナ12は、上記垂直搬送機を介して地階のコンテナ搬入口27に移送され、搬送コンベア28を介して入庫用ラックステーション29に移送された後、スタッカークレーン13により書棚11aまたは11bに入庫される。
なお、他の書棚11c,11d相互間及び書棚11e,11f相互間にも、それぞれスタッカークレーン(図示せず)が設置されている。そして、上記と略同様の動作により、各書棚11c〜11fと1階または2階ステーション20,22との間で、コンテナ12を搬送することができる。
また、上記搬送コンベア15,19,21の経路途中には、搬送されるコンテナ12を180°回転させて向きを変えるための、回転機構部30,31a,31bがそれぞれ設置されている。なお、これら回転機構部30,31a,31bの詳細な構成や動作については、後述する。
図9は、本実施形態に係る書棚11a,11bにおけるコンテナ12,12,……の収容形態の一例を示す正面図である。
各書棚11a,11bは、それぞれ、複数(図示の場合は11枚)のコンテナ受け11a1,11a1,……及び11b1,11b1,……を、垂直方向に一定間隔で配置した構造を持つ。
各コンテナ受け11a1,11a1,……及び11b1,11b1,……には、書棚11a,11bの相互間に設置されたスタッカークレーン13に対して、つまり、書棚11a,11bのコンテナ12を入出庫する間口に対して奥行き方向に、それぞれ2つずつのコンテナ12,12が収容される。
スタッカークレーン13は、各コンテナ受け11a1,11a1,……及び11b1,11b1,……上にそれぞれ収容されたコンテナ12,12,……の中から、スタッカークレーン13に対して手前側にあるか奥側にあるかを問わず、取り出し要求されたコンテナ12を取り出して出庫用ラックステーション14に移送し、搬送コンベア15により出庫する動作、搬送コンベア28を介して入庫用ラックステーション29に搬送されてきたコンテナ12を、書棚11aまたは11bに入庫する動作を行う。
このスタッカークレーン13は、書棚11a,11b相互間に形成された空間を、書庫の床面と天井とに敷設されたレールR1,R2に支持されて書棚11a,11b間を移動可能なスタッカーマスト13aと、このスタッカーマスト13aに支持されて垂直方向に昇降可能な昇降フレーム13bと、この昇降フレーム13bに回転自在に支持され、書棚11a,11bに対してコンテナ12の取り出しや返却を行う回転荷台13cとから構成される。
このため、スタッカーマスト13a及び昇降フレーム13bを適宜移動させることにより、回転荷台13cを書棚11a,11b上の所望のコンテナ12の収容位置に移動させることができる。スタッカークレーン13は、自己に対して奥側となるコンテナ12を入出庫する場合に、その手前側のコンテナ12を一旦図示しない仮置き台に置いて作業を実行する。
このように、書棚11a,11bのコンテナ12を入出庫する間口に対して奥行き方向に、それぞれ2つずつのコンテナ12,12を収容する形態の図書保管管理システムにおいて、書庫内に収容された各コンテナ12,12,……内における図書32,32,……の収容状態を映像によって目視可能とすることは有効である。
図10は、コンテナ12の構成の一例を示す斜視図である。図3の説明では、コンテナは、2つのブロックに区分けされるとして説明しているが、この図10では、コンテナ12は、その内部が略直交する仕切り板12a,12bによって、4つのブロックA,B,C,Dに分割されている。コンテナ12の一方の列は、ブロックA,Bから構成される。コンテナ12の他方の列は、ブロックC,Dから構成される。
図11は、コンテナ12の図書の収容状態の一例を示す斜視図である。各ブロックA,B,C,D内には、それぞれ複数の図書32,32,……が厚み方向に1列に並んで収容されるようになっている。つまり、コンテナ12内には、ブロックA,Bに収容された図書32,32,……の列と、ブロックC,Dに収容された図書32,32,……の列とが、2列に並んで収容されることになる。コンテナ12内で2列に並んだ各図書32,32,……同士は、互いにその背表紙32aを外側に向けるようにして収容されている。なお、コンテナ12は、その側面にバーコード12cが付されており、書棚11a,11b上に収容されるとする。また、各図書32,32,……にも、それぞれ固有のバーコードが付されている。
図12は、1階ステーション20の構成の一例を示す斜視図である。2階ステーション22については、1階ステーション20と同様な構成であるため、その説明を省略する。
1階ステーション20には、カウンター台33が設置されている。このカウンター台33の裏側には、コンテナ受入部20aとコンテナ排出部20bとが配置されている。そして、搬送コンベア19を介して1階ステーション20に搬送されてきたコンテナ12は、コンテナ受入部20aで受け入れられた後、コンテナ排出部20bに移送されて保持される。
カウンター台33には、コンテナ排出部20bに対応する部分に開口部33aが形成されている。そして、図書館員は、この開口部33aを介することにより、コンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12に対して、図書32の取り出しや返却を行なう。この場合、カウンター台33の開口部33aからは、コンテナ12内に厚み方向に2列になって収容されている図書32,32,……のうち、一方側の列の図書32,32,……がそれらの背表紙32aを含めて、外部に露出される。そして、このコンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12は、搬送コンベア23を介して1階向コンテナ搬出口24に搬送される。
カウンター台33上には、図書館員が図書32,32,……の入出庫に関する種々の操作を行なうとともに、コンテナ排出部20bに保持されたコンテナ12の中から、取り出すべき図書32の図書名や図書番号、及びその図書32の含まれるブロック番号等を表示するための、入力タッチパネル式の操作表示ユニット34と、図書32に付されたバーコードを読み取るためのバーコードリーダ35とが配設される。
図13は、操作表示ユニット34で表示される入庫図書確認画面の一例を示す画面図である。
入庫図書確認画面は、1階ステーション20のメンテナンス画面の一例である。図書館員は、この入庫図書確認画面を見て、コンテナ内に収容されている図書を確認する。
本実施形態において、操作表示ユニット34は、図書館員の操作に応じて、入庫した直近の複数個(例えば4個)のコンテナ12内の図書の映像をリアルタイムに表示することができ、これにより図書館員は入庫状態の図書を確認できる。入庫図書確認画面には、コンテナ12内の図書の映像に加えて、データベース2で管理されているコンテナ12内の図書数、図書識別データ(図書名)を表示している。
また、操作表示ユニット34は、図書館員の操作に応じて、コンテナ12の一方側のブロックA,Bのうちの左側のブロックAを拡大した映像、又は、コンテナの一方側のブロックA,Bのうちの右側のブロックBを拡大した映像、を表示する。
図14は、回転機構部30の一例を示す斜視図である。
図15は、回転機構部30の一例を示す上面図である。
図16は、回転機構部30に備えられる回転台30aとモータ30bとの一例を示す斜視図である。
この図14〜図16は、回転機構部30の詳細な構成を示しているが、他の回転機構部31a,31bについても同様の構成であるため、その説明は省略する。
搬送コンベア15上を搬送されるコンテナ12は、回転機構部30により180°回転させることによって、その向きを変えることができる。この回転機構部30によってコンテナ12の向きを変えることにより、例えば図8及び図12に示したように、1階ステーション20のカウンター台33のコンテナ排出部20bにコンテナ12が保持された状態で、開口部33aに対向する図書32,32,……の列を切り替えることができる。
回転機構部30は、図14〜図16に示すように、搬送コンベア15の一方側から搬送されてきたコンテナ12を回転台30aに搭載させ、回転台30aをモータ30bによって回転させた後、コンテナ12を搬送コンベア15の他方側に送り出す構成となっている。ただし、コンテナ12を回転させる必要がない場合には、搬送コンベア15の一方側から搬送されてきたコンテナ12は、そのまま回転台30aを素通りして搬送コンベア15の他方側に送り出される。
回転機構部30の近傍には、搬送コンベア15で搬送されるコンテナ12に付されたバーコード12cを自動的に読み取るためのバーコードリーダ30c,30dが設置されている。
図17は、図書保管管理システム1に備えられる制御システムの構成の一例を示すブロック図である。
中央処理装置37は、例えば情報処理装置6などに相当する。中央処理装置37は、バスライン38を介して無停電電源装置39と接続される。中央処理装置37は、バスライン38からファイルアダプタ40を経て、フレキシブルディスク41、制御システムの制御プログラムの記憶されたハードディスク42及びカートリッジテープ43と接続される。
中央処理装置37は、バスライン38からファイルアダプタ44を経て、図書情報の記憶されたハードディスク45と接続される。中央処理装置37は、バスライン38からファイルアダプタ46を経て、バックアップ情報の記憶されたハードディスク47と接続される。さらに、中央処理装置37は、バスライン38を介して、前述したデータベース2と接続される。
中央処理装置37は、バスライン38からシリアルインターフェースアダプタ49を経て、統括制御盤50と定置式検出器51と接続される。統括制御盤50は、詳細は後述するが、スタッカークレーン13、垂直搬送機、搬送コンベア15,19,21,23,25,28及び回転機構部30,31a,31bなどの動作を統括的に制御し、コンテナ12の位置を検出する定置式検出器51の検出結果に基づいて制御動作を行う。
中央処理装置37は、バスライン38からシリアルインターフェースアダプタ52を経て、コンソール53、ディスプレイ54、バーコードリーダ55(これらは、上記の図12に示した操作表示ユニット34及びバーコードリーダ35などに相当)及びシリアルプリンタ56と接続される。そして、これらコンソール53、ディスプレイ54、バーコードリーダ55及びシリアルプリンタ56は、1階ステーション20に設置される。
中央処理装置37は、バスライン38からシリアルインターフェースアダプタ57を経て、ディスプレイ58、バーコードリーダ59、シリアルプリンタ60及びバーコードプリンタ61と接続される。そして、これらディスプレイ58、バーコードリーダ59、シリアルプリンタ60及びバーコードプリンタ61は、2階ステーション22に設置される。
上記したバーコードリーダ55,59は、図15に示したバーコードリーダ30c,30d、図3に示したバーコードリーダ36bに相当する。
図18は、統括制御盤50の詳細構成の一例を示すブロック図である。バスライン38は、入出力回路62を介して制御回路63に接続される。この制御回路63は、各制御対象であるスタッカークレーン13、垂直搬送機64、搬送コンベア15,19,21,23,25,28及び回転機構部30,31a,31b毎に、それぞれ入出力回路65,66,67,68及び駆動回路69,70,71,72を介して制御信号を生成して送出する。
スタッカークレーン13、垂直搬送機64、搬送コンベア15,19,21,23,25,28及び回転機構部30,31a,31bに設けられ、それぞれがコンテナ12の位置を検出する定置式検出器51a,51b,51c,51dからの出力信号は、それぞれ対応する入出力回路65,66,67,68に供給されて、制御信号の生成に用いられる。
バーコードリーダ55,59の各出力は、入出力回路62に供給されて統括制御盤50の駆動、つまり、スタッカークレーン13、垂直搬送機64、搬送コンベア15,19,21,23,25,28及び回転機構部30,31a,31bの駆動に用いられる。また、制御回路63は、入出力回路73を介して撮影部36と接続される。
以下で、上記のような構成を持つ図書保管管理システム1の撮影動作についてより詳細に説明する。
図19は、コンテナ12の撮影動作の一例を示すフローチャートである。図19のステップT1〜T8は、上記図4のステップS101〜S104に相当する。
ステップT1において、コンテナ位置検出器36aは、コンテナ12の検出信号を発生し、この検出信号を、統括制御盤50、シリアルインターフェースアダプタ49及びバスライン38を介して中央処理装置37に送る。
ステップT2において、中央処理装置37は、コンテナ12を搬送している搬送コンベア28を停止させるコンベア駆動停止信号を統括制御盤50に出力し、搬送コンベア28を停止させる。
ステップT3において、中央処理装置37の統括制御盤50は、定置式検出器51cにより搬送コンベア28が停止したことを確認する。
ステップT4において、中央処理装置37は、バーコードリーダ36bを駆動し、コンテナ12のバーコードを読み取る。
ステップT5において、中央処理装置37は、撮影装置3aで撮影を行う。
ステップT6において、中央処理装置37は、コンテナ12のバーコード12cの読み取りと、撮影装置3aによる撮影とが正しく行われたか否かを判断する。
バーコード読み取りと図書撮影とが正しく行われたと判断された場合、ステップT7Aにおいて、中央処理装置37は、バーコードリーダ36bで読み取ったコンテナ12のバーコードに対応するコンテナ識別データD1と、撮影装置3aで撮影された映像データD2とを関連付けてデータベース2に記憶する。なお、映像データD2は、圧縮されてデータベース2に記憶されてもよい。
バーコード読み取りと図書撮影とが正しく行われなかったと判断された場合、ステップT7Bにおいて、中央処理装置37は、コンテナ12のバーコード12cの読み取りと、撮影装置3aによる撮影とが正しく行なわれなかった旨を示す情報をデータベース2に記憶し、その情報を操作表示ユニット34に表示する。
ステップT8において、中央処理装置37は、搬送コンベア28を起動させるコンベア起動信号を統括制御盤50に出力し、搬送コンベア28を駆動させる。
なお、中央処理装置37は、例えば、図書館員、点検者8a、点検管理者8b、利用者等による操作表示ユニット34の操作に基づいて、指定されたコンテナ12に対応する映像データD2をデータベース2から読み出し、映像データD2を操作表示ユニット34に映像表示させる動作も行う。
本実施形態によれば、書棚群11に返却されるコンテナ12を搬送するための搬送コンベア28の経路中に、コンテナ12内に互いに背表紙32a,32a,……を外側に向けて厚み方向に2列に収容された図書32,32,……が、背表紙32a,32a,……側から撮影される。撮影された映像データD2は、コンテナ識別データD1と対応付けてデータベース2に記憶される。データベース2に記憶された映像データD2は、任意に読み出され、映像表示される。これにより、書庫内に収容された各コンテナ12,12,……内における図書32,32,……の収容状態を映像によって目視可能である。
書庫内で各コンテナ12,12.……に収容されている図書32,32,……の収容状態を見る必要が生じた場合、図書館員、点検者8a、点検管理者8b、利用者は、コンテナ12を実際に書棚群11から1階または2階ステーション20,22まで取り出すことなく、必要なコンテナ12を指定してその映像データD2をデータベース2から読み出し、映像表示させ、そのコンテナ12内における図書32,32,……の収容状態を容易に見ることができる。これにより、図書32,32,……の管理の能率を向上させることが可能となる。
例えば、フリーロケーション方式の図書保管管理システム1では、図書32の返却時に、図書館員が図書32に付されたバーコードを読み取る作業を行い、中央処理装置37が、その読み取ったバーコードに対応する図書識別データと、その図書32を収容するコンテナ12のバーコードに対応するコンテナ識別データを関連付けてハードディスク45,47などに記憶する必要がある。
しかしながら、実際には、図書館員が誤って図書32のバーコードを読み取る作業を行なわずに、または、図書32のバーコードの損傷やバーコードリーダ35の不具合によりバーコードが正確に読み取れなかった状態で、その図書32をコンテナ12に収容して書庫に格納してしまうことがある。
このような場合、誤った返却が行われた図書32を検索するために、その図書32が過去に出庫及び入庫された月日や時刻を順次追跡調査し、その際に用いられた各コンテナ12の内部を目視により確認していく必要が生じる。この確認作業を行う場合、従来では、例えば確認すべき各コンテナ12を、1階または2階ステーション20,22に順次取り出して図書館員が確認していくため、確認作業が終了するまでに非常に長い時間を要する。
ところが、本実施形態では、コンテナ12を出庫させることなく、書庫内に収容された各コンテナ12,12,……内における図書32,32,……の収容状態を点検者8aが映像によって目視可能であり、少なくとも一人の点検者8aによって少なくとも1回カウントされたコンテナ12内の図書数と、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数とを比較する。
図20は、点検端末TRaに表示される図書点検画面の第1の例を示す画面図である。
端末TRaによって表示される図書点検画面は、映像データD2の表示部と、データベース2で管理されている点検対象のコンテナ12に収容されている図書識別データの表示部と、データベース2で管理されているコンテナ12内の図書数とを含む。
点検者8aは、端末TRaを操作し、映像データD2の全体、左側を拡大した映像、右側を拡大した映像を切り替えながら、映像データD2で確認されるコンテナ12の図書数を入力する。
情報処理装置6は、端末TRaからの図書数と、データベース2において点検対象のコンテナ12に収容されているとされている図書数とを比較した結果を示す点検データD5をデータベース2に記憶する。
図21は、図書点検画面の第2の例を示す画面図である。この図21において、図書点検画面は、点検者8aによってカウントされたコンテナ12内の図書の数の入力領域80aを含み、データベース2で管理されているコンテナ12内の図書数80bを表示している。
以上説明した本実施形態においては、コンテナ12に紛れ込んだ図書、コンテナ12に収容し忘れた図書を効率的かつ高精度に確認することができ、点検コストの増加を抑制することができる。
同じコンテナ12で正当でない図書の入庫と正当でない図書の出庫とが重複し、コンテナ12が正当でない図書を含むがコンテナ12の図書数が変化しない確率は非常に小さい。そこで、本実施形態においては、コンテナ12内の図書数に着目し、また、数え間違いがないように、コンテナ12内の図書数を少なくとも一人の点検者8aが1回以上カウント可能であり、これによりコンテナ12に収容されている図書32の正当性を判断している。本実施形態に係る図書点検装置100及び図書点検方法は、膨大な蔵書数を点検する場合の点検精度と点検労力とを比較考量し、図書保管管理システム1に導入されている。
本実施形態においては、コンテナ12の映像データD2のうち、左側を拡大、又は、右側を拡大することができ、たとえ薄い図書32などがコンテナ12に収容されていたとしても、この薄い図書32の背表紙を鮮明に表示することができ、数え間違いが発生することを防止する。
本実施形態においては、コンテナ12を実際に書庫から1階または2階ステーション20,22まで取り出さなくても、コンテナ12内における図書32,32,……の収容状態を容易に確認することができるので、図書32,32,……の管理の能率を一層向上させることが可能となる。
本実施形態においては、通常の図書館の運営を阻害することなく、図書点検を実施することができる。
なお、書庫内に収容された各コンテナ12,12,……内における図書32,32,……の収容状態を映像によって目視可能とすることは、上記のように、図書32の返却時に問題が生じた場合だけに限らず、一般的に、行方不明になった図書32を検索するために、その図書32を追跡調査する過程で、コンテナ12の内部を見たい場合に有効である。
映像データD2は、点検者8aによる点検作業及び紛失図書32の検索に図書館員が利用するだけでなく、一般の利用者が目的とする図書32を検索するための補助システムとしても利用してもよい。上記の説明では、コンテナ12を指定してそのコンテナ12に対応する映像データD2をデータベース2から読み出して映像表示することについて述べたが、コンテナ12とこのコンテナ12に収容されている図書32,32,……とは対応付けられて記憶されているため、図書32を指定することにより、その図書32の収容されたコンテナ12の映像を表示させることが可能となる。
撮影装置3aで撮影して得られた映像データD2は、例えば、圧縮処理されることにより、データ量を削減してデータベース2に記憶される。この場合データベース2は、大記憶容量でなくてもよく、データの書き替えが容易である。また、データベース2からは、必要なデータを必要なときに読み出し可能であり、点検者8a及び点検管理者8bは、映像表示及び表示画面のプリント出力などを行うことができる。
本実施形態においては、訂正データD6に基づいて、効率的に、コンテナ12とこのコンテナ12に収容される図書との関係の不一致を訂正することができる。
例えば、データベース2で管理されているコンテナ12に収容されている図書数が、点検者8aの目視によって確認された図書数より多い場合、コンテナ12に収容されているべきであるがコンテナ12内にない図書識別データD3に、出庫中であることを示す訂正データD6を付し、コンテナ12でどの図書が不足しているか確認容易とすることができる。
例えば、データベース2で管理されているコンテナ12に収容されている図書数が、点検者8aの目視によって確認された図書数より少ない場合、コンテナ12を呼び出して余分な図書を抜き取ることができる。
(第3の実施形態)
本実施形態では、上記第1の実施形態に係る図書点検装置100の第1のカウント部103が、図書数を自動検出する検出装置を含む場合について説明する。なお、本実施形態では、検出装置がレーザ変位計の場合を例として説明するが、例えば映像データD2を映像解析してコンテナ12に収容されている図書の数をカウントする映像解析装置などのような他の機器であってもよい。
図22は、レーザ変位計81を備える図書点検装置の一例を示すブロック図である。
レーザ変位計81は、例えば、コンテナ12に収容されている図書の上部又は背表紙までの距離を測定する。レーザ変位計81とコンテナ12内の図書とは相対的に移動しながら測定を行う。例えば、図書保管管理システムは、コンテナ12をコンテナ進行方向に所定の速度で動かし、レーザ変位計81は、レーザ変位計81とコンテナ12内の図書32との間の距離の時系列データ82を測定する。時系列データ82は、コンテナ識別データD1と関連付けてデータベース2に記憶されてもよい。
情報処理装置6は、時系列データ82に基づいて、距離の変化を検出し、コンテナ12内の図書数を求める。
情報処理装置6は、データベース2におけるコンテナ12の図書数と、レーザ変位計81によって求められた図書数とが整合するか否か判断する。
図書保管管理システムは、データベース2におけるコンテナ12の図書数と、レーザ変位計81によって求められた図書数とが整合しないと判断された場合に、このコンテナ12について、端末TRaを用いた点検者8aによる点検の対象、又は、端末TRbを用いた点検管理者8bによる詳細な点検の対象とする。
これにより、点検者8aによる点検対象又は点検管理者8bによる詳細な点検の対象となるコンテナ数を削減することができ、書庫の点検作業を効率化することができる。
なお、複数の手法でコンテナの図書数をカウントする場合には、比較を実行する順序は適宜決定することができる。例えば、レーザ変位計81又は映像解析装置によって得られた図書数がデータベース2で管理されている図書数と不一致の場合に、端末TRaによって得られた図書数がデータベース2で管理されている図書数と不一致か否か判断するとしてもよい。また、逆に、端末TRaによって得られた図書数がデータベース2で管理されている図書数と不一致の場合に、レーザ変位計81又は映像解析装置によって得られた図書数がデータベース2で管理されている図書数と不一致か否か判断するとしてもよい。
さらに、例えば、レーザ変位計81又は映像解析装置によって得られた図書数と、端末TRaによって得られた図書数と、データベース2で管理されている図書数とを、同時に比較し、不一致を検出してもよい。
(第4の実施形態)
本実施形態は、上記第1乃至第3の実施形態の変形例であり、点検されるコンテナを絞り込むことにより、点検作業をより効率化する。
図23は、本実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の概略構成を示すブロック図である。
データベース2は、コンテナ識別データD1に、点検データD5、点検履歴データD8、作業区分データD9、コンテナ稼動時間データD7、ステーション識別データD10、作業者識別データD11、を関連付けて記憶する。
本実施形態に係る点検履歴データD8、作業区分データD9、コンテナ稼動時間データD7、ステーション識別データD10、作業者識別データD11は、図1のコンテナ特徴データD12に相当する。
作業区分データD9は、コンテナ12に対して図書入庫作業が行われたか又は図書出庫作業が行われたかを示す。
コンテナ稼動時間データD7は、図書入庫作業又は図書出庫作業のためにステーションにコンテナ12を出した時間を示す。
ステーション識別データD10は、コンテナ12を出したステーションを示す。
作業者識別データD11は、コンテナ12に対する図書入庫作業又は図書出庫作業を行った作業者を示す。
情報処理装置6は、点検データD5、点検履歴データD8、作業区分データD9、コンテナ稼動時間データD7、ステーション識別データD10、作業者識別データD11が点検候補としての条件を満たさない場合に、コンテナ12を非点検対象と決定する。
具体的には、情報処理装置6は、点検データD5又は点検履歴データ8に基づいて、点検候補を、未点検コンテナ、点検済みコンテナ、全てのコンテナ、で切り替えることができる。
情報処理装置6は、作業区分データD9又はコンテナ稼動時間データD7に基づいて、点検候補を、図書出庫作業を行ったコンテナ、図書入庫作業を行ったコンテナ、全てのコンテナ、で切り替えることができる。
情報処理装置6は、コンテナ稼動時間データD7に基づいて、コンテナをステーションに出した時間に応じて、点検候補を決定することができる。
情報処理装置6は、ステーション識別データD10に基づいて、どのステーションに出したコンテナを点検候補とするか決定することができる。
情報処理装置6は、作業者識別データD11に基づいて、入出庫作業を行った図書館員、図書入庫作業を行った図書館員などの作業者に基づいて点検候補を決定することができる。
このように、本実施形態においては、点検データD5、点検履歴データD8、作業区分データD9、コンテナ稼動時間データD7、ステーション識別データD10、作業者識別データD11に基づいて、点検候補のコンテナを絞り込むことができる。これにより、点検候補のコンテナの数を削減でき、より効率的で迅速な書庫点検を行うことができる。
(第5の実施形態)
本実施形態においては、上記第2の実施形態の変形例について説明する。
上記第2の実施形態においては、点検者8aが図書数を入力するとしているが、これに代えて、点検者8aは、図書点検画面に表示されたデータベース2で管理されている点検対象のコンテナ12内の図書数と、自分のカウントした図書数とが整合するか否かの比較結果を入力してもよい。この場合、情報処理装置6は、コンテナ識別データD1と点検者8aによって入力された比較結果を端末TRaから受け、図書数が整合するか否かを示す点検データD5を生成し、コンテナ識別データD1と点検データD5とを関連付けてデータベース2に記憶する。
図24は、本実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の一例を示すシステム構成図である。
この図24において、サーバ83は、上記図3の情報処理装置6に相当する。図書点検装置は、サーバ83と、複数の点検用の端末TR1〜TRNとをハブ84を介して接続して構成される。端末TR1〜TRNは、例えば、ウェブアプリケーションを備える。複数の端末TR1〜TRNは、点検者によってカウントされた図書数をサーバ83に送る。
サーバ83は、複数の端末TR1〜TRNから受けた図書数に基づいて、点検対象のコンテナ12に収容されている図書が正当か否かを示す点検データD5を生成する。
上記各実施形態においては、図書保管管理システムが、コンテナ12内に図書32,32,……を2列に収容する場合について説明したが、図書保管管理システムは、例えば、図書32,32,……をその厚み方向に1列に収容するタイプのコンテナを用いてもよい。
(第6の実施形態)
本実施形態は、上記各実施形態の変形例である。本実施形態に係る図書点検装置は、コンテナ12に収容されている図書32の背表紙の正面方向から複数の映像データを撮影し、複数の映像データに基づいてコンテナ12の正面画像データを生成(合成)し、生成された正面画像データに基づいて、コンテナ12内の図書数を求める。
図25は、本実施形態に係る図書保管管理システムの図書点検装置の一例を示すブロック図である。
図書点検装置100aは、読み取り装置102と、撮影装置3aと、情報処理装置6と、データベース2とを含む。
情報処理装置6は、記憶媒体104に記憶されているプログラム105aを読み込んで実行することにより、コンテナ識別部109、映像データ記憶部110、合成部111、第1のカウント部103a、第2のカウント部106、処理部107、訂正部108として機能する。
読み取り装置102は、コンテナ12のコンテナ識別データD1を読み取り、コンテナ識別データD1を情報処理装置6に送る。読み取り装置102としては、例えば、バーコードリーダ36bが利用される。
撮影装置3aは、例えば搬送コンベア28の一方の側に、コンテナ12に収納されている図書32の背表紙に対向するように設置されている。
撮影装置3aは、コンテナ位置検出器36aによってコンテナ12が検出されてから、コンテナ位置検出器36cによってコンテナ12が検出されるまで、搬送コンベア28により搬送されているコンテナ12を図書32の背表紙の正面側から連続して撮影する。
そして、撮影装置3aは、連続的に、又は、所定の間隔で撮影されたコンテナ12の複数の映像データD131〜D13nを情報処理装置6に送る。
コンテナ識別部109は、読み取り装置102によって読み取られたコンテナ12に付されているコンテナ識別データD1を受ける。そして、コンテナ識別部109は、コンテナ識別データD1を、データベース2に記憶する。
なお、コンテナ識別部109は、撮影装置3aによって得られた映像データD131〜D13n、又は、合成部111によって合成された正面画像データD14に基づいて、コンテナ12に付されているバーコード12cを識別し、コンテナ12に対応するコンテナ識別データD1を求めてもよい。この場合、読み取り装置102は、省略することができる。
映像データ記憶部110は、撮影装置3aからコンテナ12の複数の映像データD131〜D13nを受け、映像データD131〜D13nとコンテナ識別データD1とを関連付けて、データベース2に記憶する。
合成部111は、データベース2に記憶された映像データD131〜D13nに基づいて、コンテナ12の正面画像データD14を合成し、正面画像データD14とコンテナ識別データD1とを関連付けて、データベース2に記憶する。例えば、合成部111は、一連の映像データD131〜D13nをつなぎ合わせ、コンテナ12の正面画像データD14を合成する。より具体的に説明すると、合成部111は、撮影された映像データD131〜D13nから、撮影装置3aの正面に対応する範囲のデータを選択し、選択されたデータをつなぎ合わせることで、コンテナ12の正面画像データD14を合成する。
第1のカウント部103aは、データベース2に記憶されている正面画像データD14に基づいて、例えばエッジ抽出、コーナー抽出、線抽出などの画像処理を実行し、コンテナ12に収納されている図書の数を検出する。そして、第1のカウント部103aは、検出された図書の数を処理部107に送る。第1のカウント部103aは、コンテナ識別データD1と、検出された図書数の数とを関連付けてデータベース2に記憶してもよい。
第2のカウント部106は、上述したように、データベース2に記憶されているコンテナ識別データD1と、コンテナ識別データD1と関連付けられている図書識別データD3とに基づいて、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を取得する。そして、第2のカウント部106は、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を処理部107に送る。
処理部107は、上述したように、第1のカウント部103aから受けた図書数と第2のカウント部106から受けた図書数とが不一致の場合に、このコンテナ12で不一致が発生しておりこのコンテナ12をより詳細な点検の対象とすることを示す点検データD5をコンテナ識別データD1と関連付けてデータベース2に記憶する。
本実施形態において、撮影装置3aは、例えばエリアカメラでもよく、ラインカメラでもよい。ラインカメラは、線状(一次元状)に配置された光センサを含み、線状(一次元状)の映像データを出力する。ラインカメラは、例えば、光センサの観測方向が図書32の背表紙の方向を向くように配置される。ラインカメラによってコンテナ12を搬送しながら連続的に又は所定間隔で撮影された一連の線状の映像データD131〜D13nは、合成部111によって面状(二次元状)の正面画像データD14に展開(変換)される。
なお、本実施形態において、エリアカメラとラインカメラとは併用されてもよく、又は、切り替え可能でもよい。
図26は、本実施形態に係る図書点検装置100aの処理の一例を示すフローチャートである。
ステップS201において、読み取り装置102は、コンテナ12に付されているコンテナ識別データD1を読み取る。コンテナ識別部109は、コンテナ識別データD1をデータベース2に記憶する。
ステップS202において、コンテナ位置検出器36aは、搬送コンベア28により搬送されているコンテナ12が撮影装置3aの撮影範囲A1に入ったか否か判断する。
コンテナ12が撮影範囲A1に入っていない場合には、ステップS202が繰り返される。
コンテナ12が撮影範囲A1に入った場合には、ステップS203において、撮影装置3aは映像データD131を出力する。
ステップS204において、映像データ記憶部110は、映像データD131とコンテナ識別データD1とを関連付けてデータベース2に記憶する。
ステップS205において、コンテナ位置検出器36cは、コンテナ12が撮影装置3aの撮影範囲A1から出たか否か判断する。
コンテナ12が撮影範囲A1から出ていない場合には、処理はステップS203に戻る。これにより、コンテナ12が例えば撮影範囲A1を移動する間、撮影装置3aによる撮影が繰り返され、映像データ記憶部110は、映像データD131〜D13nをデータベース2に記憶することができる。
コンテナ12が撮影範囲A1から出た場合、ステップS206において、合成部111は、各映像データD131〜D13nから撮影装置3aの正面の撮影範囲A2に対応するデータを選択する。合成部111は、映像データD131〜D13nの撮影範囲A2に対応するデータに基づいて、コンテナ12の正面を示す正面画像データD14を合成する。情報処理装置6は、正面画像データD14とコンテナ識別データD1とを関連付けてデータベース2に記憶する。
なお、例えば、コンテナ識別データD1は、映像データD131〜D13nのうちの少なくとも1つ、又は、正面画像データD14に基づいて生成されるとし、上記のステップS201は削除されてもよい。
ステップS207Aにおいて、第1のカウント部103aは、正面画像データD14に基づいてコンテナ12に収容されている図書数を検出する。第1のカウント部103aは、コンテナ識別データD1と正面画像データD14に基づいて検出された図書数とを関連付けてデータベース2に記憶してもよい。
ステップS3Bにおいて、第2のカウント部106は、データベース2で管理されているコンテナ12の図書数を取得する。
その後のステップS4,S5A,S5Bは、上記の通りである。
以上説明した本実施形態においては、撮影装置3aによって撮影された映像データD131〜D13nに基づいてコンテナ12に収容されている図書数を高精度に、かつ、自動で検出することができる。本実施形態においては、移動中のコンテナ12が撮影装置3aで撮影される。したがって、低コストで、低労力で、高速に、高精度に、図書点検を実行することができる。
図27は、本実施形態に係る正面画像データD14の表示例を示す図である。
正面画像データD14は、コンテナ12に収容された図書32の背表紙が正面から撮影された状態を表す。
これに対して、図28は、比較例として、同一のコンテナ12を、停止した状態で、エリアカメラにより、1回撮影した映像データの表示例を示す図である。
この図28に示すように、コンテナ12が1回撮影された場合、コンテナ12の中央付近に収容された図書32の背表紙は、撮影装置3aに対向した状態で撮影されるが、コンテナ12の両端側に収容された図書32の背表紙は、斜めから撮影される。この図28のように、例えば、コンテナ12内に大小の図書32が混在している場合、小さい図書が大きい図書に隠され、正確な図書の数がカウントされない場合がある。
出願人が試験したところ、図28に示す映像データを用いて図書点検を行った場合、コンテナ12内の図書32の数が正確にカウントされなかったコンテナは、全コンテナ12の例えば約3パーセントであった。点検対象のコンテナ数が例えば10,000個の場合、300個のコンテナに対し再点検が必要となる。1コンテナあたり2分間の点検時間が必要と仮定すると、再点検が必要な時間は2分/コンテナ×300コンテナ=600分=10時間となる。
これに対して、図27に示すように本実施形態に係る正面画像データD14に基づいて図書点検を行った場合には、コンテナ12内に収容された図書32の位置に依存することなくコンテナ12内の図書32の背表紙を正面から撮影することができる。図27で矢印の付されている図書は、図28では検出困難であるが、図27では検出可能な図書である。
このように、本実施形態では、コンテナ12に収容された図書の数を正確にカウントすることができる。したがって、本実施形態においては、再点検が必要となるコンテナ12の数を減らすことができ、点検時間を大幅に減らすことができる。また、本実施形態においては、撮影のために搬送コンベア28を停止させずに、コンテナ12を搬送しながら撮影をすることができるため、図書点検の作業時間を減少することができる。
さらに、本実施形態においてラインカメラを用いた場合、エリアカメラを用いた場合と比較して映像の解像度をさらに高くすることができる。例えば、水平方向2448画素×垂直方向2050画素の500万画素のエリアカメラと、7500画素のラインカメラとを比較すると、ラインカメラの垂直方向の画素数はエリアカメラの垂直方向の画素数の3倍以上になる。したがって、ラインカメラを用いた場合には、エリアカメラを用いた場合よりも鮮明な映像データを得ることが可能となり、高精度にコンテナ12内の図書32の数をカウントすることができる。
なお、本実施形態において、映像データ記憶部110、合成部111、第1のカウント部103aは、情報処理装置6とは異なる映像解析装置に備えられるとしてもよい。
正面画像データD14は、図書数のカウントのみに用いられるのではなく、例えば、コンテナ識別データD1の識別、上記第2の実施形態における訂正データD6(図7)、入庫図書確認画面(図13)、図書点検画面(図20、図21)に適用されてもよい。また、正面画像データD14の表示内容が、点検者8a又は点検管理者8bによって参照され、図書数の入力に用いられてもよい。正面画像データD14は、全体又は一部を拡大表示可能であり、正面画像データD14の表示部分を変更することができる。これにより点検者8a、点検管理者8bの見落としを防止することができる。
図29は、読み取り装置102として利用されるバーコードリーダ36bと撮影装置3aとの設置位置の例を示す図である。
コンテナ12は、出納ステーション112から垂直搬送機64及びコンテナ搬入口27を経由し、台車113に配置される。台車113にコンテナ12が設置された場合に、コンテナ12のバーコードは、バーコードリーダ36bによって読み取られる。コンテナ12及び台車113は、搬送コンベア28によって移動される。撮影装置3aは、充填率計測領域に設置されている。撮影範囲A1内の台車走行速度は低速である。本実施形態においては、コンテナ12を搭載した台車113を移動させながら撮影装置3aによりコンテナ12が撮影される。このように、コンテナ12を移動させながら撮影することにより、映像データD131〜D13nのうちコンテナ12を正面からとらえた部分を合成することができる。また、本実施形態では、一台の撮影装置3aによって高精度に図書数をカウントすることができ、撮影装置3aの台数が増加することを防止し、図書点検装置100aの製造コストを抑制することができる。
上記各実施形態は、適宜組合せることができ、その技術思想の範囲内で変更することができる。
また、上記の各構成要素についても適宜組合せることができ、あるいは、分割することができる。例えば、端末TRa,TRbは同一の端末でもよい。データベース2は、複数の記憶装置に分けられていてもよい。点検者8aと点検管理者8bとは、同一でもよい。端末TRa,TRb及び情報処理装置6の処理は、動作主体が変更されてもよい。情報処理装置6の機能は、複数の情報処理装置の協働により実現されてもよい。
100,100a…図書点検装置、102…読み取り装置、103,103a…第1のカウント部、104…記憶媒体、105,105a…プログラム、106…第2のカウント部、107…処理部、108…訂正部、109…コンテナ識別部、110…映像データ記憶部、111…合成部、1…図書保管管理システム、2…データベース、3a…撮影装置、TRa,TRb,TR1〜TRN…端末、4a…映像表示装置、4b…出力装置、5a,5b…入力装置、6…情報処理装置、8a…点検者、8b…点検管理者、D1…コンテナ識別データ、D2…映像データ、D3…図書識別データ、D4…コンテナ収容位置データ、D5…点検データ、D6…訂正データ、D7…コンテナ稼動時間データ、D8…点検履歴データ、D9…作業区分データ、D10…ステーション識別データ、D11…作業者識別データ、D12…コンテナ特徴データ、D131〜D13n…映像データ、D14…正面画像データ、12…コンテナ、12c…バーコード、28,15,19,21,23,25…搬送コンベア、32…図書、36…撮影部、36a,36c…コンテナ位置検出器、36b,35,55,59…バーコードリーダ、11…書棚群、13…スタッカークレーン、14…出庫用ラックステーション、16…コンテナ搬出口、17…1階向コンテナ搬入口、18…2階向コンテナ搬入口、20…1階ステーション、22…2階ステーション、24…1階向コンテナ搬出口、26…2階向コンテナ搬出口、27…コンテナ搬入口、29…入庫用ラックステーション、30,31a,31b…回転機構部、33…カウンター台、34…操作表示ユニット、37…中央処理装置、38…バスライン、39…無停電電源装置、40,44,46…ファイルアダプタ、41…フレキシブルディスク、42,45,47…ハードディスク、43…カートリッジテープ、49,52,57…シリアルインターフェースアダプタ、50…統括制御盤、51…定置式検出器、53…コンソール、54,58…ディスプレイ、56,60…シリアルプリンタ、61…バーコードプリンタ、62,65〜68,73…入出力回路、63…制御回路、64…垂直搬送機、69〜72…駆動回路

Claims (7)

  1. 図書保管管理システムの図書点検装置において、
    書庫に搬送されるコンテナに付されているコンテナ識別データを読み取る読み取り手段と、
    前記コンテナ識別データに、前記コンテナに収容される図書を示す図書識別データを関連付けて記憶し、前記書庫への図書入庫及び図書出庫を管理する記憶手段と、
    前記コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいて前記コンテナに収容されている図書数である第1の図書数を取得する第1のカウント手段と、
    前記記憶手段で管理されている前記コンテナの図書数である第2の図書数を取得する第2のカウント手段と、
    前記第1の図書数と前記第2の図書数とが不一致の場合に、不一致であることを示す点検データを前記コンテナ識別データと関連付けて前記記憶手段に記憶する処理手段と
    を具備する図書点検装置。
  2. 前記記憶手段は、前記コンテナ識別データと、撮影手段によって撮影された前記コンテナに収容されている図書の映像データと、を関連付けて記憶し、
    前記第1のカウント手段は、前記映像データを表示する映像表示手段と、前記第1の図書数の入力を受ける入力手段とを具備する、
    ことを特徴とする請求項1記載の図書点検装置。
  3. 撮影手段によって前記コンテナに収容されている図書を背表紙の正面方向から撮影した複数の映像データに基づいて、前記コンテナに収容されている図書の背表紙が正面から撮影されている正面画像データを合成する合成手段をさらに具備し、
    前記第1のカウント手段は、前記正面画像データに基づいて、前記第1の図書数を取得する、
    ことを特徴とする請求項1記載の図書点検装置。
  4. 前記記憶手段は、前記コンテナ識別データと、前記コンテナが点検候補に属するか否かの判断に用いられるコンテナ特徴データとを関連付けて記憶し、
    前記処理手段は、前記コンテナ特徴データに基づいて、前記コンテナが前記点検候補に属さないことを示す場合に前記コンテナを非点検対象とする、
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の図書点検装置。
  5. 前記コンテナ特徴データは、前記コンテナに対する図書入庫及び図書出庫の履歴を示す履歴データを含み、
    前記処理手段は、前記履歴データに基づいて、前記コンテナに対する前記図書入庫及び前記図書出庫のいずれも発生していない場合に、前記コンテナを前記非点検対象とする、
    ことを特徴とする請求項4記載の図書点検装置。
  6. 図書保管管理システムの図書点検方法において、
    読み取り手段によって、書庫に搬送されるコンテナに付されているコンテナ識別データを読み取ることと、
    記憶手段によって、前記コンテナ識別データに、前記コンテナに収容される図書を示す図書識別データを関連付けて記憶し、前記書庫への図書入庫及び図書出庫を管理することと、
    カウント手段によって、前記コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいて前記コンテナに収容されている図書数である第1の図書数を取得し、情報処理装置によって、前記記憶手段で管理されている前記コンテナの図書数である第2の図書数を取得することと、
    前記情報処理装置によって、前記第1の図書数と前記第2の図書数とが不一致の場合に、不一致であることを示す点検データを前記コンテナ識別データと関連付けて前記記憶手段に記憶することと、
    を具備する図書点検方法。
  7. 図書保管管理システムに適用されるプログラムにおいて、
    前記図書保管管理システムは、書庫に搬送されるコンテナに付されているコンテナ識別データを読み取る読み取り手段と、前記コンテナ識別データに、前記コンテナに収容される図書を示す図書識別データを関連付けて記憶し、前記書庫への図書入庫及び図書出庫を管理する記憶手段とを具備し、
    コンピュータに、
    前記コンテナに収容されている図書の観測結果に基づいてカウント装置によって取得された前記コンテナに収容されている図書数である第1の図書数を取得する機能と、
    前記記憶手段で管理されている前記コンテナの図書数である第2の図書数を取得する機能と、
    前記第1の図書数と前記第2の図書数とが不一致の場合に、不一致であることを示す点検データを前記コンテナ識別データと関連付けて前記記憶手段に記憶する機能と、
    を実現させるためのプログラム。
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