JP2015143632A - 超音波計測装置及び超音波計測方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】人工透析治療に用いられるチューブ内の流体の流れに影響を与えることなく、流体圧を計測可能とすること。【解決手段】超音波計測装置1は、超音波を血液回路チューブ5に送信し、その反射波の受信信号に基づいて、血液回路チューブ5の弾性変形を示す指標値である内径Rを算出する。そして、内圧変化量Δpと内径変化量ΔRとは比例関係にあることを利用し、この内径Rの内径初期値R0に対する変化量ΔRをもとに内圧変化量Δpを算出し、内圧初期値pに内圧変化量Δpを加算することで、血液回路チューブ5の内圧p(すなわち静脈圧)を算出する。【選択図】図1
Description
本発明は、超音波計測装置等に関する。
人工透析治療では、患者の血液を循環させる血液回路チューブ内の圧力(静脈圧)を計測・監視する必要がある。このような血液回路チューブの内圧を測定する方法として、歪みゲージ(ロードセル)を用いて血液回路チューブの歪みを測定し、この歪みから内圧(静脈圧)を計測する技術が知られている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、上述の特許文献1の技術のような歪みゲージ(ロードセル)を用いる方法では、歪みゲージを血液回路チューブの外面に押しつける必要があるため、チューブ内の血液の流れに影響を与える可能性があった。つまり、加圧することで血液回路チューブ内の圧力、すなわち静脈圧を変化させてしまうおそれがあり、取り扱いに細心の注意を払う必要がある。また、歪みゲージは、振動などの微小な外乱により測定精度が劣化するため、この点からも、血液回路チューブへの取り付けに細心の注意を払う必要があった。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、人工透析治療に用いられるチューブ内の流体の流れに影響を与えることなく、流体圧を計測可能とすることである。
上記課題を解決するための第1の形態は、流体圧により弾性変形するチューブに向けた超音波の送信および反射波の受信を制御する送受信制御部と、前記反射波の受信信号に基づき、前記チューブの弾性変形を示す指標値を算出する指標値算出部と、前記指標値に基づいて前記流体圧を算出する圧力算出部と、を備えた超音波計測装置である。
また、他の形態として、流体圧により弾性変形するチューブに向けた超音波の送信および反射波の受信を制御することと、前記反射波の受信信号に基づき、前記チューブの弾性変形を示す指標値を算出することと、前記指標値に基づいて前記流体圧を算出することと、を備えた超音波計測方法を構成しても良い。
この第1の形態等によれば、超音波を用いることで、チューブ内の流体の流れに影響を与えることなく流体圧を算出することができる。つまり、チューブに向けて送信した超音波の反射波の受信信号に基づいて、チューブの弾性変形を示す指標値を算出し、この指標値に基づいて流体圧が算出される。
また、第2の形態として、第1の形態の超音波計測装置であって、前記指標値算出部は、前記指標値として前記チューブの内径の変化量を算出する、超音波計測装置を構成しても良い。
この第2の形態によれば、チューブの弾性変形を示す指標値として、チューブの内径の変化量が算出される。例えば、円筒形状のチューブの場合、流体圧がチューブ内の壁面に対して等方的に作用し、チューブは等方的に拡大或いは縮小するように変形する。このような場合、内径の変化量は、弾性変形を示す指標として適当である。
第3の形態として、第1又は第2の形態の超音波計測装置であって、前記チューブは人工透析用の血液回路チューブであり、前記圧力算出部は透析被検者の静脈圧を算出する、超音波計測装置を構成しても良い。
この第3の形態によれば、人工透析用の血液回路チューブを対象として、血液回路チューブ内の血液の流れに影響を与えることなく、チューブ内の流体圧、例えば、透析被検者の静脈圧を計測することができる。
[全体構成]
図1は、本実施形態における超音波計測装置1の適用例を示す図である。
本実施形態の超音波計測装置1は、超音波を利用することで被検者7の人工透析時の静脈圧を計測する超音波計測装置であり、本体装置10と、超音波プローブ20とを備える。具体的には、超音波計測装置1は、透析装置3の血液回路チューブ5内の圧力を測定することで、被検者(透析患者)7の静脈圧を計測する。
図1は、本実施形態における超音波計測装置1の適用例を示す図である。
本実施形態の超音波計測装置1は、超音波を利用することで被検者7の人工透析時の静脈圧を計測する超音波計測装置であり、本体装置10と、超音波プローブ20とを備える。具体的には、超音波計測装置1は、透析装置3の血液回路チューブ5内の圧力を測定することで、被検者(透析患者)7の静脈圧を計測する。
透析装置3は、血液回路チューブ5を介して被検者7の血液を循環させて血液透析を行うものであり、超音波計測装置1によって計測される被検者7の静脈圧を監視しながら透析治療を行う。透析治療中は静脈圧が変化し得る。そのため、透析治療中は、静脈圧が低下する事態を監視する目的で、被検者の静脈圧が計測される。血液回路チューブ5は、断面が円形状でなる弾性変形するプラスチックチューブとして構成される。
本体装置10は、超音波プローブ20と有線接続され、超音波プローブ20を用いて血液回路チューブ5の内径を計測することで、被検者7の静脈圧を推定的に求める。血液回路チューブ5の内径は、血液回路チューブ5の弾性変形を示す指標値の1つである。また、本体装置10は、透析装置3との間で無線通信等によるデータの送受信が可能に構成されている。
超音波プローブ20は、数MHz〜数十MHzの超音波のパルス信号或いはバースト信号を送信し、その反射波を受信した受信信号を本体装置10に出力する。また、超音波プローブ20は、透析装置3が有する透析器(ダイアライザー)より下流側の静脈側の血液回路チューブ5に取り付けられている。
図2は、超音波プローブ20の構成を説明するための概略断面図である。図2では、血液回路チューブ5に取り付けた状態を、血液回路チューブ5の短軸方向の断面で示している。超音波プローブ20は、凹部同士を対向させて二つの部材22,24を組み合わせ、内部に血液回路チューブ5を収容する空間が形成されている。その内部空間には、略直方体状の音響インピーダンス整合用媒体である固形ゲル26が充填されており、さらに固形ゲル26の中央部に血液回路チューブ5が貫通されている。血液回路チューブ5が固形ゲル26の断面中央部を貫通するように位置決めされるため、弾性変形によって血液回路チューブ5が部材22,24の内面に当接することがないように構成されている。
また、超音波プローブ20は、一方の部材22の内面に露出させて配設した、超音波を送受信する複数の超音波振動子28を有し、信号線(図中の黒色太線)を介して内部空間に収容された血液回路チューブ5に向けた超音波の送受信が制御される。超音波振動子28は、図2に示すように、血液回路チューブ5の短軸方向に沿って一列のみに配設されることとしても良いし、長軸方向に各列を配設した複数列の構成としても良い。また、超音波プローブ20は、超音波を送信する超音波振動子28の切り替えや、超音波の送信方向やフォーカス位置(焦点)を変化させることが可能に構成されている。
[原理]
本実施形態では、超音波を利用することで血液回路チューブ5の内径を測定し、測定した内径から、被検者7の静脈圧を推定的に算出する、
本実施形態では、超音波を利用することで血液回路チューブ5の内径を測定し、測定した内径から、被検者7の静脈圧を推定的に算出する、
(1)血液回路チューブの内径の測定
図3は、超音波プローブを用いた測定を行っている状態の模式図であり、血液回路チューブ5の短軸方向の断面で示している。なお、断面ハッチングは省略している。超音波振動子28からは、図3において下に向かう方向に超音波が送信される。超音波は、音響インピーダンスが異なる部分において反射する。つまり、超音波振動子28から送信された超音波は、血液チューブの前壁5aの外面及び内面、後壁5bの内面及び外面において反射し、反射波は超音波振動子によって受信される。この反射波の受信時間や強度をもとに、血液回路チューブ5の内径が測定される。
図3は、超音波プローブを用いた測定を行っている状態の模式図であり、血液回路チューブ5の短軸方向の断面で示している。なお、断面ハッチングは省略している。超音波振動子28からは、図3において下に向かう方向に超音波が送信される。超音波は、音響インピーダンスが異なる部分において反射する。つまり、超音波振動子28から送信された超音波は、血液チューブの前壁5aの外面及び内面、後壁5bの内面及び外面において反射し、反射波は超音波振動子によって受信される。この反射波の受信時間や強度をもとに、血液回路チューブ5の内径が測定される。
図4は、深さDに対する反射波の強さを示すグラフの概略例である。深さDは、超音波の送信位置(すなわち、超音波振動子28の位置)からの距離に相当し超音波の送信時点から反射波の受信時点までの時刻Tと、超音波の送信速度とから求められる。図4に示すように、血液回路チューブ5の前壁5aの外面及び内面と、後壁5bの内面及び外面とに相当する位置(深さ)に、強い反射波のピークが表れている。このように、反射波のピークおよびその深さ方向の順位から、前壁5aの内面、及び、後壁5bの内面の位置(深さ)を判定し、内径Rを測定することができる。なお、各超音波振動子について反射波信号が得られるため、各超音波振動子の反射波信号それぞれに基づいて内径Rと思われる長さを測定し、そのうちの最大値を採用することで、血液回路チューブ5の断面中心を通る内径Rを確実に測定することができる。
(2)静脈圧の計測
血液回路チューブ5は、血管と同様に、等方的に収縮拡張する。つまり、血液回路チューブ5内を流れる血液の流体圧すなわち内圧pが変化し、この内圧pの変化によって、血液回路チューブ5が弾性変形してその内径Rが変化する。本実施形態では、この血液回路チューブ5の内圧pの変化Δpが内径Rの変化ΔRにほぼ比例することを利用して、血液回路チューブ5の内圧p、すなわち被検者7の静脈圧を計測する。
血液回路チューブ5は、血管と同様に、等方的に収縮拡張する。つまり、血液回路チューブ5内を流れる血液の流体圧すなわち内圧pが変化し、この内圧pの変化によって、血液回路チューブ5が弾性変形してその内径Rが変化する。本実施形態では、この血液回路チューブ5の内圧pの変化Δpが内径Rの変化ΔRにほぼ比例することを利用して、血液回路チューブ5の内圧p、すなわち被検者7の静脈圧を計測する。
図5は、血液回路チューブ5の短軸方向の断面図である。図5に示すように、血液回路チューブ5の内径を「R」、外径を「Q」、圧縮率を「k」、内圧を「p」とする。そして、内圧pが変化量Δpだけ変化したときの内径Rの変化を「ΔR」、血液回路チューブ5の長手方向の単位長さ当たりの体積Vの変化を「ΔV」とすると、次式(1)が成り立つ。但し、内圧pの変化によって外径Qは変化しないものとする。
Δp・k=−ΔV/V ・・(1)
Δp・k=−ΔV/V ・・(1)
また、チューブの体積Vは、次式(2)となる。
V=π(Q2−R2) ・・(2)
この式(2)から、次式(3)が成り立つ。
−ΔV/V=((R+ΔR)2−R2)/(Q2−R2) ・・(3)
V=π(Q2−R2) ・・(2)
この式(2)から、次式(3)が成り立つ。
−ΔV/V=((R+ΔR)2−R2)/(Q2−R2) ・・(3)
従って、式(1),(3)から、次式(4)が成り立つ。
Δp・k=((R+ΔR)2−R2)/(Q2−R2) ・・(4)
ΔR/(Q−R)、ΔR2、は充分に小さいため、式(4)は、次式(5)に近似できる。
Δp・k≒(2・R・ΔR)/(Q2−R2) ・・(5)
Δp・k=((R+ΔR)2−R2)/(Q2−R2) ・・(4)
ΔR/(Q−R)、ΔR2、は充分に小さいため、式(4)は、次式(5)に近似できる。
Δp・k≒(2・R・ΔR)/(Q2−R2) ・・(5)
このように、内径R、外径Q、及び、圧縮率kは、対象とする血液回路チューブ5によって定まる固定値であるため、内径変化量ΔRから内圧変化量Δpを求めることができる。また、血液回路チューブ5の設計諸元は既知であるため、内径が拡径し始める時点の内圧(以下「内圧初期値p0」という)は予め分かっている。よって、内径初期値R0からの内径変化量ΔRに基づき内圧変化量Δpを求めて、これを内圧初期値p0に加算することで内圧、すなわち血液回路チューブ5内を流れる流体圧を求めることができる。内径Rは、血液回路チューブ5の弾性変形を示す指標値であり、これを利用して流体圧を求めることができる。
[機能構成]
図6は、超音波計測装置1の機能構成を示す図である。図6によれば、超音波計測装置1の本体装置10は、操作部110と、表示部120と、音出力部130と、時計部140と、通信部150と、処理部200と、記憶部300とを備えて構成される。
図6は、超音波計測装置1の機能構成を示す図である。図6によれば、超音波計測装置1の本体装置10は、操作部110と、表示部120と、音出力部130と、時計部140と、通信部150と、処理部200と、記憶部300とを備えて構成される。
操作部110は、ボタンスイッチやタッチパネル、各種センサー等の入力装置によって実現され、なされた操作に応じた操作信号を処理部200に出力する。表示部120は、LCD等の表示装置によって実現され、処理部200からの表示信号に基づく各種表示を行う。音出力部130は、スピーカー等の音出力装置によって実現され、処理部200からの音信号に基づく各種音出力を行う。
時計部140は、水晶振動子及び発振回路でなる水晶発振器を有して構成される内部時計であり、現在時刻や、指定タイミングからの経過時間を計時する。通信部150は、無線LAN(Local Area Network)やBluetooth(登録商標)等の無線通信装置によって実現され、外部装置(主に、透析装置3)との通信を行う。
処理部200は、CPU(Central Processing Unit)やGPU(Graphics Processing Unit)等のマイクロプロセッサ、ASIC(特定用途向け集積回路:Application Specific Integrated Circuit)、IC(Integrated Circuit)メモリー等の電子部品によって実現され、記憶部300に記憶されたプログラムやデータ、操作部110からの操作信号等に基づいて各種演算処理を実行して、超音波計測装置1の動作を制御する。また、処理部200は、超音波測定制御部210と、内径算出部220と、静脈圧算出部230とを有し、静脈圧計測プログラム310に従った静脈圧計測処理(図7参照)を実行する。
超音波測定制御部210は、超音波プローブ20における超音波の送受信を制御する。具体的には、所定周期の送信タイミングで、超音波プローブから超音波を送信させる。また、超音波プローブ20において受信された超音波の反射波の信号の増幅等を行う。
内径算出部220は、超音波プローブ20における超音波の受信波をもとに、血液回路チューブ5の内径Rを算出する。すなわち、図4に示したような、深さDに対する反射波の強さの分布(変化)を求める。つまり、超音波の送信時点から、受信した当該超音波の反射波の強さを継続的に取得し、超音波の送信からの経過時間それぞれにおける受信波の強さを、当該経過時間に対応する深さDにおける反射波の強さとする。そして、反射波の強さのピークを検出することで、血液回路チューブの前壁5aの内面の位置と、後壁5bの内面の位置とを判定し、これらの位置間の長さを内径Rとする。
静脈圧算出部230は、内径算出部220によって算出された血液回路チューブ5の内径Rsから、静脈圧を算出する。すなわち、算出された内径Rと、内径初期値R0との差である内径変化量ΔR(=R0−R)を算出する。次いで、この内径変化量ΔRを用いて、式(5)から、内圧変化量Δpを算出する。なおこのとき、式(5)における内径Rは内径初期値Roとする。そして、算出した内圧変化量Δpを内圧初期値p0に加算することで、内圧pすなわち静脈圧を算出する。静脈圧算出部230が算出した静脈圧pは、算出時刻と対応付けて、計測値蓄積データ330として蓄積記憶される。
ここで、内径初期値R0は、血液回路チューブ5内に血液が流れていない状態、すなわち内圧pがゼロである状態での内径Rである。そして、内圧初期値p0は、内圧pをゼロから徐々に増加させたときに、内径Rが変化し始めるときの内圧pの値である。内径初期値R0、及び、内圧初期値p0は、血液回路チューブ5の外径Q、及び、圧縮率kとともに、チューブ構成データ320として記憶されている。
記憶部300は、ROMやRAM、ハードディスク等の記憶装置によって実現され、処理部200が超音波計測装置1を統合的に制御するためのプログラムやデータ等を記憶しているとともに、処理部200の作業領域として用いられ、処理部200が実行した演算結果や、操作部110からの操作データ等が一時的に格納される。本実施形態では、記憶部300には、静脈圧計測プログラム310と、チューブ構成データ320と、計測値蓄積データ330とが記憶される。
[処理の流れ]
図7は、静脈圧計測処理の流れを説明するためのフローチャートである。この処理は、処理部200が静脈圧計測プログラム310に従った処理を実行することで実現される。
図7は、静脈圧計測処理の流れを説明するためのフローチャートである。この処理は、処理部200が静脈圧計測プログラム310に従った処理を実行することで実現される。
先ず、超音波測定制御部210が、超音波プローブ20に超音波の送信及び受信を開始させる(ステップS1)。次いで、内径算出部220が、超音波プローブ20が受信した反射波をもとに、血液回路チューブ5の内径Rを算出する(ステップS3)。続いて、静脈圧算出部230が、血液回路チューブ5の内径初期値R0に対する内径Rの差である内圧変化量Δpを算出し(ステップS5)、この内圧変化量Δpを内圧初期値p0に加算して、現在の内圧pすなわち被検者の静脈圧を算出する(ステップS7)。そして、算出した静脈圧を、計測値蓄積データ330として蓄積記憶させたり、表示部120に表示出力する(ステップS9)。
その後、処理部200は、静脈圧計測を終了するか否かを判断し、終了しないならば(ステップS11:NO)、ステップS3に戻る。終了するならば(ステップS11:YES)、超音波測定制御部210が、超音波プローブ20に超音波の送受信を終了させる(ステップS15)。以上の処理を行うと、静脈圧計測処理を終了する。
[作用効果]
このように、本実施形態の超音波計測装置1によれば、超音波を用いることで、人工透析治療に用いられる血液回路チューブ5内の血液の流れに影響を与えることなく、血液回路チューブ5の内圧(静脈圧)の計測が可能となる。すなわち、超音波を血液回路チューブ5に送信し、その反射波の受信信号に基づいて、血液回路チューブ5の弾性変形を示す指標値である内径Rを算出する。そして、内圧変化量Δpと内径変化量ΔRとが所定関係にあることを利用し、この内径Rの内径初期値R0に対する変化量ΔRをもとに内圧変化量Δpを算出し、内圧初期値pに内圧変化量Δpを加算することで、血液回路チューブ5の内圧p(すなわち静脈圧)を算出する。
このように、本実施形態の超音波計測装置1によれば、超音波を用いることで、人工透析治療に用いられる血液回路チューブ5内の血液の流れに影響を与えることなく、血液回路チューブ5の内圧(静脈圧)の計測が可能となる。すなわち、超音波を血液回路チューブ5に送信し、その反射波の受信信号に基づいて、血液回路チューブ5の弾性変形を示す指標値である内径Rを算出する。そして、内圧変化量Δpと内径変化量ΔRとが所定関係にあることを利用し、この内径Rの内径初期値R0に対する変化量ΔRをもとに内圧変化量Δpを算出し、内圧初期値pに内圧変化量Δpを加算することで、血液回路チューブ5の内圧p(すなわち静脈圧)を算出する。
なお、本発明の適用可能な実施形態は、上述の実施形態に限定されることなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能なのは勿論である。
例えば、静脈圧ではなく、動脈圧を計測することも可能である。
また、血液が流れる血液回路チューブ5に対して超音波計測を行う実施形態を説明したが、他の流体が流れるチューブに対して本発明の超音波計測を適用することで、当該チューブに流れる流体圧を計測することができる。
また、血液が流れる血液回路チューブ5に対して超音波計測を行う実施形態を説明したが、他の流体が流れるチューブに対して本発明の超音波計測を適用することで、当該チューブに流れる流体圧を計測することができる。
1 超音波計測装置、10 本体装置、110 操作部、120 表示部、130 音出力部、140 時計部、150 通信部、200 処理部、210 超音波測定制御部、220 内径算出部、230 静脈圧算出部、330 記憶部、310 静脈圧計測プログラム、320 チューブ構成データ、330 計測値蓄積データ、20 超音波プローブ、28 超音波振動子、3 透析装置、5 血液回路チューブ、7 被検者
Claims (4)
- 流体圧により弾性変形するチューブに向けた超音波の送信および反射波の受信を制御する送受信制御部と、
前記反射波の受信信号に基づき、前記チューブの弾性変形を示す指標値を算出する指標値算出部と、
前記指標値に基づいて前記流体圧を算出する圧力算出部と、
を備えた超音波計測装置。 - 前記指標値算出部は、前記指標値として前記チューブの内径の変化量を算出する、
請求項1に記載の超音波計測装置。 - 前記チューブは人工透析用の血液回路チューブであり、
前記圧力算出部は透析被検者の静脈圧を算出する、
請求項1又は2に記載の超音波計測装置。 - 流体圧により弾性変形するチューブに向けた超音波の送信および反射波の受信を制御することと、
前記反射波の受信信号に基づき、前記チューブの弾性変形を示す指標値を算出することと、
前記指標値に基づいて前記流体圧を算出することと、
を備えた超音波計測方法。
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| US10864312B2 (en) | 2005-11-09 | 2020-12-15 | B. Braun Medical Inc. | Diaphragm pressure pod for medical fluids |
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-
2014
- 2014-01-31 JP JP2014016638A patent/JP2015143632A/ja active Pending
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