JP2015152193A - バーナ、およびそれを用いたボイラ、バーナの燃焼方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】バーナ20は、粉体燃料100と搬送ガス101とが混合された混合気105が供給されるバーナ本体21と、前記バーナ本体21の先端部に設けられ、前記混合気105を噴出させ、火炎を生成するノズル22と、前記ノズル22の外周側に設けられて、前記火炎に二次空気102を供給する二次空気供給流路23と、を備え、前記二次空気供給流路23には、前記二次空気102と、前記ノズル22から噴出される前記混合気105との撹拌を促進させる撹拌促進手段25が設けられている。
【選択図】図2
Description
特許文献1〜3には、一次空気と微粉炭との混合気を搬送する主流路と、主流路の外周側に設けられて二次空気を搬送する二次空気通路と、を備えた微粉炭バーナが開示されている。
特許文献3には、保炎性を高めるため、二次空気の流れを外周側へ縮小させながら集めるとともに、下流側に循環流を形成する保炎器を備えた構成が開示されている。さらに、特許文献3に開示された構成では、二次空気の流れを外周側に案内する第一および第二案内部材が二次空気の流路に設けられている。この案内部材によって外周側に案内された二次空気の流れは、その外周側に供給されて旋回流を生じる三次空気に交差し、循環流の形成を促進している。このような構成により、特許文献3に開示された構成では、保炎性を高めている。
また、第一案内部材と第二案内部材との隙間に微粉炭が詰まってしまい、保炎性が低下する可能性もある。
この発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡易な構成で高い保炎性を安定して発揮することができるバーナ、およびそれを用いたボイラ、バーナの燃焼方法を提供することを目的とする。
この発明に係るバーナは、粉体燃料と一次空気とが混合された混合気が供給されるバーナ本体と、前記バーナ本体の先端部に設けられ、前記混合気を噴出させ、火炎を生成するノズルと、前記ノズルの外周側に設けられて、前記火炎に二次空気を供給する二次空気供給流路と、を備え、前記二次空気供給流路の少なくとも一部には、前記二次空気と、前記ノズルから噴出される前記混合気との撹拌を促進させる複数の撹拌促進手段が設けられている。
このように構成することで、二次空気の流れに生じた微小渦により、混合気との撹拌を促進することができる。
このように構成することで、周方向において互いに近接する複数の突起間で、二次空気の流れに微小渦を生じさせることができる。
このように構成することで、突起の表面に沿って流れてきた二次空気の流れが、下流側端部のエッジ部で剥離し、微小渦を効率良く生成することができる。
付加物を備えた場合、付加物や、その下流側のバーナ本体の内周面が、粉体燃料の衝突により摩耗する。このような付加物を備えなくとも、上記撹拌促進手段によって保炎性が高められるため、付加物やバーナ本体の内周面の摩耗を防ぐことができる。
このように構成することで、高い保炎性を有したバーナを備えたボイラを実現できる。
このように構成することで、高い保炎性を有したバーナの燃焼方法を実現できる。
(第一実施形態)
図1は、この実施形態のバーナを備えたボイラの概略構成を示す図である。この実施形態では、炭化質燃料として石炭を用い、石炭を粉砕して粉体化した微粉炭をバーナで燃焼させる。
図1に示すように、この実施形態のボイラ10は、火炉11と、燃焼装置13と、過熱器15と、再熱器16と、節炭器17と、を備えている。
火炉11の出口には、煙道14が連結されている。過熱器15は、火炉11の上部に設けられている。再熱器16、節炭器17は、煙道14に設けられている。これら再熱器16、節炭器17は、火炉11の出口側から煙道14の流れ方向下流側に向かって順次設けられている。また、火炉11の上部に、蒸気ドラム(図示せず)が設けられている。
それぞれの燃焼装置13は、複数のバーナ20と、微粉炭供給手段30と、二次空気供給手段40とを備えている。
粉砕機50は、給炭機(図示せず)から供給された石炭を、燃焼に適した粒径に粉砕する。給炭管31は、一次空気101を搬送空気として、粉砕機50で生成された微粉炭100をバーナ20に空気搬送する。一次空気101は、空気供給源(図示せず)から、加圧されて給炭管31に供給される。
風箱41は、火炉11外壁に設けられている。風箱41は、二次空気供給源(図示せず)から、二次空気供給管42を介して二次空気102が加圧されて供給される。風箱41は、供給された二次空気102を、各バーナ20に送り込む。
火炎が生成されると、微粉炭100の燃焼ガス103が火炉11内を下から上に流れる。火炉11の火炉壁12の内側に設けられた水管には、蒸気ドラム(図示せず)から水が供給される。供給された水は、水管を下から上に流れる間に、火炉11内の燃焼ガス103で加熱されて飽和蒸気となる。
煙道14に設けられた再熱器16においては、タービンでの膨張過程の中途で取り出した蒸気を、燃焼排ガス104によって再度加熱し、タービンに戻すことも行われる。
節炭器17は、蒸気ドラム(図示せず)に供給する水を、燃焼排ガス104と熱交換することで予熱する。節炭器17を経た燃焼排ガス104は、熱交換器43にて二次空気供給管42を通過する二次空気102に熱エネルギを供給し、脱硫、脱硝、除塵等の処理を施されて、煙突から大気中に排出される。
この図2に示すように、バーナ20は、バーナ本体21と、ノズル22と、二次空気供給流路23と、を備えている。
バーナ本体21は、微粉炭100と一次空気101とが混合された混合気105が微粉炭供給手段30の給炭管31から供給される。バーナ本体21は、断面円形、断面楕円形、断面長円形等からなり、長手方向(図2では紙面上の左右方向)の先端部21aに向かうにしたがいその流路断面積が漸次縮小するテーパ形状とされている。このバーナ本体21の内部には、バーナ本体21の流路断面積を増加または減少させるための付加物を備えない構成とされている。
バーナ本体21の先端部21aには、ノズル22に向けてその流路断面積が拡径する拡径ジョイント部21bが形成されている。
ディフューザ部222は、コーン部221に連続して形成され、コーン部221から中心軸Cに沿った方向に離間するに従って、その内周面積が漸次拡大する形状をなしている。
図2、図3に示すように、ノズル22のコーン部221の内側には、整流部材26が設けられている。整流部材26は、コーン部221の長径方向に延びる第一整流板26aと、第一整流板26aに直交して短径方向に延びる第二整流板26b,26bとから形成されている。この整流部材26は、コーン部221の内周面に形成されたガイドレール27に沿って、基部22a側からコーン部221内に挿入されて、その位置が管理されている。
コーン部241は、その内周面241aが、ノズル22のコーン部221の外周面221aと平行に形成され、中心軸Cに沿ってその内周面積が漸次縮小するテーパ状とされている。コーン部241の内周面241aとノズル22の基部22aとの間は開口しており、この開口がノズル22の後方から二次空気102を取り入れる二次空気取入口23aとされている。
図4に示すように、突起28A,28Bにおいて、二次空気102の流れ方向Fの下流側端部28dに、二次空気102の流れ方向Fに対して直交する先端面29fが形成されている。先端面29fの外周縁部が、突起28A,28Bにおいて、二次空気102の流れ方向Fに対して直交するエッジ部29とされている。
さらに、それぞれの突起28A,28Bにおいては、二次空気供給流路23の流路断面積の局所領域の差があるために、その表面28sの近傍における二次空気102の流速が、周方向に隣接する突起28B,28Aとの中間部の空間Sにおける流速よりも遅い。これにより、各突起28A,28Bの下流側端部28dにおいては、先端面29fの内側に向けて巻き込む方向の微小渦Wが形成される。このようにして形成される微小渦Wは、突起28A,28Bの断面積よりも小さなものとなる。また、微小渦Wは、ノズル22の周方向に向かって多数形成された突起28A,28Bのそれぞれの後流側(バーナ20の出口側)に生じる。つまり、微小渦Wは、ノズル22の周方向に沿って後流側(バーナ20の出口側)に向かうらせん状の渦として多数形成されることになる。
加えて、突起28A,28Bの下流側端部28dにおいては、先端面29fの外周縁部に形成されたエッジ部29において、突起28A,28Bの表面に沿って流れてきた二次空気102の流れFが剥離する。これにより、上記微小渦Wの形成が促進される。
上記バーナ20においては、バーナ本体21に、微粉炭100と一次空気101とが混合された混合気105が、微粉炭供給手段30の給炭管31から供給される。混合気105は、ノズル22から火炉11内に噴出され、トーチ(図示せず)によって混合気105の微粉炭100が着火されることで火炎を生成する。
二次空気102は、二次空気供給管42から風箱41を経て二次空気供給流路23の二次空気取入口23aに送り込まれる。この二次空気102は、二次空気供給流路23を通り、二次空気吹出口23bから火炉11内に噴出される。二次空気吹出口23bは、ノズル22の外周部を囲むように環状に形成されているので、二次空気は、ノズル22から噴出される混合気105(火炎)の外周側に噴出される。
さらに、撹拌促進部25において、各突起28A,28Bの下流側端部28dに形成される微小渦Wにより、二次空気102と混合気105との撹拌が促進される。
そこで、上述したようにして、撹拌促進部25に形成される微小渦Wと流れの乱れにより、二次空気102と混合気105との撹拌を促進することによって、微粉炭100は、微小渦Wと流れの乱れのなかでノズル22の近傍に長く留めることになり、固体成分に着火するまでに必要な時間を確保することができる。このため、混合気105の微粉炭100がノズル22の先端部から直線的に飛散(拡散)するのを抑え、ノズル22の近傍に長く留めることができる。その結果、火炎の保炎性が高まる。
水分の多い原炭を粉砕して微粉炭100を生成する場合、ボイラ10の排ガス等を導入して微粉炭100を高温で乾燥させている。このような微粉炭100を用いた混合気105は、酸素濃度が、理想的な燃焼状態に必要な理論酸素濃度よりも低い状態とされている。酸素濃度の低い混合気105がノズル22から噴出されて生成された火炎の下流側で、外周側から二次空気102により酸素が供給されると、NOx分が還元される。
このようなNOx還元の過程を経るにあたり、火炎を短くすることで、火炎の下流側においてNOx還元が行われる還元領域を長く確保することができる。その結果、NOx発生量を抑えることが可能となる。
次に、この発明にかかるバーナ、およびそれを用いたボイラ、バーナの燃焼方法の第二実施形態について説明する。以下に説明する第二実施形態においては、第一実施形態とバーナ本体21内の構成のみが異なるので、第一実施形態と同一部分に同一符号を付して説明するとともに、重複説明を省略する。
図5に示すように、この実施形態におけるバーナ20は、バーナ本体21内に、流路面積縮小部材(付加物)91,92を備えている。
流路面積縮小部材91は、バーナ本体21の内周面に、バーナ本体21の中央に向けて突出するよう設けられている。また、流路面積縮小部材92は、バーナ本体21の中央部に、外周側に向けて膨出するよう設けられている。これら流路面積縮小部材91,92は、いずれも、バーナ本体21内における混合気105の流路の断面積が、流れ方向Fの上流側から漸次縮小した後、漸次拡大するような湾曲面91f、92fを有している。
これら流路面積縮小部材91,92により、混合気105はバーナ本体21内で偏流され、外周側で密度が高くなるようにしている。
なお、この発明は、上述した各実施形態に限定されるものではなく、この発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した各実施形態に種々の変更を加えたものを含む。すなわち、各実施形態で挙げた具体的な形状や構成等は一例にすぎず、適宜変更が可能である。
例えば、バーナ20やボイラ10の各部の構成は、撹拌促進部25を備えているのであれば、他のいかなる構成であってもよい。
また、突起28A,28Bは、ディフューザ部222、242の流れ方向Fの全長にわたって連続的に形成されていなくてもよい。撹拌促進部25として、流れ方向Fに連続する線状の突起28A,28Bではなく、点状の突起を設けるようにしてもよい。その場合、点状の突起の設置数や配置はいかなるものとしてもよい。例えば、流れ方向F及び周方向に半球状(ピラミッド状)の突起28A、突起28Bが千鳥状に配置されていてもよい。
また、突起28A,突起28Bは、いずれか一方のみを形成してもとしてもよい。いずれか一方に攪拌促進手段(突起)を配置する場合は、攪拌作用を促進させるうえで、周方向及び流れ方向Fにおいてランダムに配置することが望ましい。
11 火炉
12 火炉壁
13 燃焼装置
14 煙道
15 過熱器
16 再熱器
17 節炭器
20 バーナ
21 バーナ本体
21a 先端部
21b 拡径ジョイント部
22 ノズル
22a 基部
22d 外周面
23 二次空気供給流路
23a 二次空気取入口
23b 二次空気吹出口
24 ケーシング
24e 内周面
25 撹拌促進部
26 整流部材
26a 第一整流板
26b 第二整流板
27 ガイドレール
28A,28B 突起
28c 上流側端部
28d 下流側端部
28f 先端部
28s 表面
29 エッジ部
29f 先端面
30 微粉炭供給手段
31 給炭管
40 二次空気供給手段
41 風箱
42 二次空気供給管
43 熱交換器
50 粉砕機
91 流路面積縮小部材(付加物)
91f 湾曲面
92 流路面積縮小部材(付加物)
100 微粉炭(粉体燃料)
101 一次空気
102 二次空気
103 燃焼ガス
104 燃焼排ガス
105 混合気
221 コーン部
221a 外周面
222 ディフューザ部
222a 外周面
241 コーン部
241a 内周面
242 ディフューザ部
242a 内周面
S 空間
W 微小渦
Claims (6)
- 粉体燃料と一次空気とが混合された混合気が供給されるバーナ本体と、
前記バーナ本体の先端部に設けられ、前記混合気を噴出させ、火炎を生成するノズルと、
前記ノズルの外周側に設けられて、前記火炎に二次空気を供給する二次空気供給流路と、を備え、
前記二次空気供給流路の少なくとも一部には、前記二次空気と、前記ノズルから噴出される前記混合気との撹拌を促進させる複数の撹拌促進手段が設けられているバーナ。 - 前記撹拌促進手段は、前記二次空気供給流路から吹きだす前記二次空気の流れに複数の微小渦を形成する請求項1に記載のバーナ。
- 前記撹拌促進手段は、前記二次空気供給流路に対する内周側と、前記二次空気供給流路に対する外周側とに、周方向で頂点位置が重ならないように形成、または、周方向で千鳥状に形成された、前記二次空気の流れ方向に延在する複数の突起である請求項1又は2に記載のバーナ。
- 前記突起において、前記二次空気の流れ方向の下流側端部に、前記二次空気の流れ方向に交差するエッジ部が形成されている請求項3に記載のバーナ。
- 請求項1から4の何れか一項に記載のバーナと、
前記バーナによって生成される火炎により燃焼が行われる火炉と、
を備えるボイラ。 - 請求項1から4の何れか一項に記載のバーナの燃焼方法であって、
前記ノズルから前記混合気を噴出させ、火炎を生成するとともに、前記撹拌促進手段により、前記二次空気供給流路から前記火炎に供給する前記二次空気と、前記ノズルから噴出される前記混合気との撹拌を促進させるバーナの燃焼方法。
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