JP2015155233A - アンダーカバー - Google Patents
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Abstract
【課題】基板にその剛性を確保するためのリブが設けられたアンダーカバーにおいて、基板が衝撃荷重を受けたときの変形に伴うリブの破断を防ぎ、かつ、リブの役割である基板の剛性は確保する。【解決手段】アンダーカバー20は、車体12の下部を被う基板30にその剛性を確保するためのリブが設けられた構成である。リブは、基板の上面に設けられた上リブと、基板の下面に設けられた下リブ54とによって構成されている。上リブと下リブとの個々の高さは、基板が衝撃荷重を受けた際の基板の変形に伴う上リブと下リブとの個々の変形を、上リブと下リブとがそれぞれ破断しない所定範囲に抑える寸法に設定されている。上リブと下リブとの高さの和は、上リブと下リブとによって基板に要求される剛性を確保できる寸法に設定されている。【選択図】図1
Description
本発明は、車体の下部を被うアンダーカバーに関し、特に基板にその剛性を確保するためのリブが設けられた構成のアンダーカバーに関する。
車体の下部を被うアンダーカバーが知られている。アンダーカバーは、車体に搭載された部材を石跳ねなどから保護するとともに、車両走行時の空気の流れを整流する。そのため、アンダーカバーには車両走行時に受ける風圧に耐える剛性が要求される。
特許文献1に開示されたアンダーカバーでは、基板の上面(車体と対向する側の面)に車幅方向に延びたリブが一体成形されている。このアンダーカバーは、基板を薄型化することで軽量化を図りつつ、リブを設けることによって基板の剛性を確保している。
特許文献1に開示されたアンダーカバーでは、基板の上面(車体と対向する側の面)に車幅方向に延びたリブが一体成形されている。このアンダーカバーは、基板を薄型化することで軽量化を図りつつ、リブを設けることによって基板の剛性を確保している。
特許文献1のアンダーカバーでは、基板に所定の剛性を確保できるようにリブの高さが大きく設定されている。しかし、基板が衝撃荷重を受けて変形し、それに伴いリブが上下方向に撓む際には、リブが高く設定されている分、リブの先端側での変形量が大きくなってリブが破断しやすい。
本発明は、この課題を解決しようとするものであって、その目的は、基板にその剛性を確保するためのリブが設けられたアンダーカバーにおいて、基板が衝撃荷重を受けたときの変形に伴うリブの破断を防ぎ、かつ、リブの役割である基板の剛性は確保することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのもので、以下のように構成されている。本発明のアンダーカバーは、車体の下部を被う基板にその剛性を確保するためのリブが設けられた構成である。リブは、基板の上面に設けられた上リブと、基板の下面に設けられた下リブとによって構成されている。上リブと下リブとの個々の高さは、基板が衝撃荷重を受けた際の基板の変形に伴う上リブと下リブとの個々の変形を、上リブと下リブとがそれぞれ破断しない所定範囲に抑える寸法に設定されている。上リブと下リブとの高さの和は、上リブと下リブとによって基板に要求される剛性を確保できる寸法に設定されている。
さらに好ましくは、つぎのような構成とすることである。アンダーカバーにおいて、基板の複数箇所には、この基板を車体に結合する結合部が設けられている。上リブは、基板の上面に沿って車両の前後方向または左右方向へ延び、かつ、複数の結合部同士を結ぶように配置されている。下リブは、基板の下面に沿って車両の前後方向へのみ延びた状態に配置されている。
さらに好ましくは、下リブの一部が車両の前後方向に関して傾斜しており、この傾斜が、車両走行時に基板の下面に沿って流れる空気を、所定の狙いを達成可能に機能させうる方向へ導くように設定されていることである。
本発明では、上リブと下リブとの個々の高さが、基板が衝撃荷重を受けて変形しても上リブと下リブとがそれぞれ破断しない寸法に設定されている。そのため、例えば石跳ね等で基板が衝撃荷重を受けて変形し、それに伴って両リブが上下方向に大きく撓んでそれぞれ破断するのを回避できる。また、本発明では、上リブと下リブとの高さの和が、上リブと下リブとによって基板に要求される剛性を確保できる寸法に設定されている。そのため、リブの役割である基板の剛性は確保される。
本発明では、上リブが、基板を車体に結合する結合部同士を結ぶように配置されていることから、車両走行時の空気抵抗によって基板にかかる荷重を、結合部を通じて車体に受け持たせることができる。そのため、効率的に基板の剛性を向上させることができる。また、本発明では、下リブが車両の前後方向へ延びた状態に配置されていることから、車両走行時に下リブによって空気の流れを効率よく車両後方に導くことができる。そのため、車両走行時の空気抵抗を低減できる。
本発明では、下リブの一部が、車両走行時に基板の下面に沿って流れる空気を、所定の狙いを達成可能に機能させうる方向へ導くように設定されている。例えば、下リブは、基板の下面に沿って流れる空気を、車両にかかる空気抵抗が低減される方向へ導くように設定される。これによって、車両走行時の空気抵抗を低減できる。
以下、本発明を実施するための形態を、図面を用いて説明する。図1,2に示すように、車両10は、車体12、前輪14、後輪16、エンジンマフラー18、アンダーカバー20を含んで構成されている。
アンダーカバー20は、車体12の下部の前側、中央両側、および後側に計4個配置されている(図1参照)。これら4個のアンダーカバー20を説明するとき、それらの個々については前側のアンダーカバー20A、中央両側のアンダーカバー20Bおよび後側のアンダーカバー20Cとして区別し、これらを総称するときにはアンダーカバー20として説明する。
アンダーカバー20は、車両10の走行時の空気の流れを整流するとともに、配置された車体12の各部分を保護している(図1参照)。車両10の前側のアンダーカバー20Aは、両前輪14の間から車体12の前端にかけて配置されてエンジンを保護している。
アンダーカバー20は車体12の下部を被う基板30を骨格としている(図1乃至3参照)。基板30の複数個所には、基板30と車体12とを結合するための結合部40が設けられている。結合部40は基板30の外周の各頂点近傍および、隣合う頂点の中間に主として配置されている。各結合部40には挿通孔Hを有する取付座42が設けられ、これらの取付座42の挿通孔Hに挿通された図示しない結合手段(例えばボルト、クリップ)によって、基板30と車体12とが結合されている。
基板30には、その剛性を確保するためのリブ50が設けられている(図1乃至4参照)。リブ50は、基板30の上面(車体12と対向する側の面)および下面(路面と対向する側の面)からそれぞれ突出する上リブ52と下リブ54とによって構成されている。なお上リブ52および下リブ54は、図3,4で示す車両10の中央右側のアンダーカバー20Bと同様にして、前側のアンダーカバー20A、中央左側のアンダーカバー20Bおよび後側のアンダーカバー20Cにおいても、これらの基板30の上面および下面から突出形成されている。
上リブ52と下リブ54との個々の高さは、基板30が衝撃荷重を受けた際の基板30の変形に伴う上リブ52と下リブ54との個々の変形を、上リブ52と下リブ54とがそれぞれ破断しない所定範囲に抑える寸法に設定されている。上リブ52と下リブ54との高さの和は、上リブ52と下リブ54とによって基板30に要求される剛性を確保できる寸法に設定されている。
上リブ52は、基板30の上面に沿って車両10の前後方向または左右方向へ延び、かつ、隣り合う結合部40同士を結ぶように配置されている(図2,3参照)。なお、上リブ52の一部は、車両10の前後方向または左右方向に関して傾斜した状態で前後方向または左右方向へ延びている。各結合部40の位置に対応して、上リブ52は、基板30の外周にほぼ沿って外周全体にわたって設けられ、また、基板30の中央を適宜またいでいる。
下リブ54は、基板30の下面に沿って車両10の前後方向へのみ延びた状態に配置される前後リブ54Aと、前後方向に関して傾斜した傾斜リブ54Bとによって構成されている(図1参照)。前後リブ54Aは、車両10の左右方向に所定間隔をおいて基板30に複数設けられている。傾斜リブ54Bは、車両10の中央両側のアンダーカバー20Bにおいてこれらの基板30の後輪16近傍に設けられている。傾斜リブ54Bの傾斜は、車両走行時に基板30の下面に沿って流れる空気を、車両10にかかる空気抵抗が低減される方向へ導くように設定されている。詳述すると、傾斜リブ54Bは、車両10の後方ほど車幅方向の内方へ向かうように延び、基板30の下面に沿って流れる空気が後輪16を避けた箇所に導かれるように設定されている。
本発明は以上のように構成される。アンダーカバー20では、上リブ52と下リブ54との個々の高さが、基板30が衝撃荷重を受けて変形しても上リブ52と下リブ54とがそれぞれ破断しない寸法に設定されている。そのため、例えば石跳ね等で基板30が衝撃荷重を受けて変形し、それに伴って両リブ52,54が上下方向に大きく撓んでそれぞれ破断するのを回避できる。また、アンダーカバー20では、上リブ52と下リブ54との高さの和が、上リブ52と下リブ54とによって基板30に要求される剛性を確保できる寸法に設定されている。そのため、リブ50の役割である基板30の剛性は確保される。
アンダーカバー20では、上リブ52が、基板30を車体12に結合する結合部40同士を結ぶように配置されていることから、車両10の走行時の空気抵抗によって基板30にかかる荷重を、結合部40を通じて車体12に受け持たせることができる。そのため、効率的に基板30の剛性を向上させることができる。
アンダーカバー20では、前後リブ54Aが車両10の前後方向へ延びた状態に配置されていることから、車両10の走行時に前後リブ54Aによって空気の流れを効率よく車両10の後方に導くことができる。そのため、車両10の走行時の空気抵抗を低減できる。
アンダーカバー20では、傾斜リブ54Bが、車両10の走行時に基板30の下面に沿って流れる空気を、車両10にかかる空気抵抗が低減される方向へ導くように設定されている。そのため、車両10の走行時の空気抵抗を低減できる。
以上は本発明を実施するための最良の形態を図面に関連して説明したが、この実施の形態は本発明の趣旨から逸脱しない範囲で容易に変更または変形できるものである。上述の実施形態において、傾斜リブ54Bは、車両10の走行時に基板30の下面に沿って流れる空気が車両10の後輪16を避けた箇所に導かれるように設定されていた。しかしながら、傾斜リブ54Bの傾斜方向はこれに限定されるものではなく、車両10の走行時に基板30の下面に沿って流れる空気が、例えば車両10後部のサステンションメンバーのような後輪16以外の特定の部材を避けた箇所に導かれるように設定されていてもよい。これによって、車両10の走行時の空気抵抗を低減できる。
また、傾斜リブ54Bは、車両10の走行時に基板30の下面に沿って流れる空気が、車両10を構成する特定の部材が設けられた箇所にあえて導かれるように設定してもよい。これにより、基板30の下面に沿って流れる空気によって当該特定の部材を冷却できる。
10 車両
12 車体
20 アンダーカバー
30 基板
50 リブ
52 上リブ
54 下リブ
12 車体
20 アンダーカバー
30 基板
50 リブ
52 上リブ
54 下リブ
Claims (3)
- 車体の下部を被う基板にその剛性を確保するためのリブが設けられた構成のアンダーカバーであって、
リブは、基板の上面に設けられた上リブと、基板の下面に設けられた下リブとによって構成され、
上リブと下リブとの個々の高さは、基板が衝撃荷重を受けた際の基板の変形に伴う上リブと下リブとの個々の変形を、上リブと下リブとがそれぞれ破断しない所定範囲に抑える寸法に設定され、
上リブと下リブとの高さの和は、上リブと下リブとによって基板に要求される剛性を確保できる寸法に設定されているアンダーカバー。 - 請求項1に記載されたアンダーカバーであって、
基板の複数箇所に、この基板を車体に結合する結合部が設けられ、
上リブは、基板の上面に沿って車両の前後方向または左右方向へ延び、かつ、複数の結合部同士を結ぶように配置され、
下リブは、基板の下面に沿って車両の前後方向へのみ延びた状態に配置されているアンダーカバー。 - 請求項2に記載されたアンダーカバーであって、
下リブの一部が車両の前後方向に関して傾斜しており、この傾斜は、車両走行時に基板の下面に沿って流れる空気を、所定の狙いを達成可能に機能させうる方向へ導くように設定されているアンダーカバー。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014030427A JP2015155233A (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | アンダーカバー |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2014030427A JP2015155233A (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | アンダーカバー |
Publications (1)
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2014030427A Pending JP2015155233A (ja) | 2014-02-20 | 2014-02-20 | アンダーカバー |
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Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2019001384A (ja) * | 2017-06-19 | 2019-01-10 | マツダ株式会社 | 自動車のアンダカバー取付け構造 |
| JP2020157798A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 小島プレス工業株式会社 | フロアアンダーカバー |
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Citations (3)
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| JP2006347266A (ja) * | 2005-06-14 | 2006-12-28 | Fuji Heavy Ind Ltd | 車両用ディフューザー |
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-
2014
- 2014-02-20 JP JP2014030427A patent/JP2015155233A/ja active Pending
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