JP2015155665A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】内燃機関の排ガスのSOx濃度を精度良く検出できる制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の排ガスの酸素濃度(空燃比)を検出可能な限界電流式のセンサを用いて、排ガスのSOx濃度を検出する。センサへの印加電圧を第1電圧から第2電圧まで徐々に降下させる掃引処理を実行するとともに、排ガスの酸素濃度を一定の値に維持するように機関を制御しながら、掃引処理の実行中におけるセンサの出力電流の波形と、所定の基準値との関係に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。ここで、第1電圧はセンサにてSOxが還元されて生じる硫黄がセンサに蓄積される印加電圧であり、第2電圧はセンサにて硫黄がSOxへ酸化される印加電圧であり、基準値は上記一定の値の酸素濃度に対応するセンサの限界電流値である。
【選択図】図8
【解決手段】内燃機関の排ガスの酸素濃度(空燃比)を検出可能な限界電流式のセンサを用いて、排ガスのSOx濃度を検出する。センサへの印加電圧を第1電圧から第2電圧まで徐々に降下させる掃引処理を実行するとともに、排ガスの酸素濃度を一定の値に維持するように機関を制御しながら、掃引処理の実行中におけるセンサの出力電流の波形と、所定の基準値との関係に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。ここで、第1電圧はセンサにてSOxが還元されて生じる硫黄がセンサに蓄積される印加電圧であり、第2電圧はセンサにて硫黄がSOxへ酸化される印加電圧であり、基準値は上記一定の値の酸素濃度に対応するセンサの限界電流値である。
【選択図】図8
Description
本発明は、内燃機関の排ガスの酸素濃度を検出可能な限界電流式のセンサ(例えば、いわゆるA/Fセンサ)を用いて排ガスのSOx濃度を検出する装置に関する。
従来から、排ガスの酸素濃度を検出するセンサとして、酸素イオンを伝導可能な固体電解質と、固体電解質を挟むように設けられた一対の電極(測定用電極および基準用電極からなる電極対)と、測定用電極を覆うように設けられた拡散律速層(拡散抵抗層)と、を有する限界電流式のセンサが知られている。
上記センサを用いて排ガスの酸素濃度を検出する原理は、以下の通りである。まず、電極対の間に所定の電位差が生じるように電極対に電圧が印加されると、排ガス中の酸素が測定用電極にてイオン化される。酸素イオンは、固体電解質を通過して基準用電極に移動した後、基準用電極にて再結合されて酸素に戻る。この一連の電気化学反応に起因する電子の移動が、電極対から電流として出力される。拡散律速層が測定用電極への酸素の移動を律速しているため、電極対から出力される電流の大きさと、排ガスの酸素濃度と、は一対一に対応する。よって、電極対から出力される電流を測定すれば、その測定された電流に基づいて排ガスの酸素濃度が特定(検出)される。
従来の検出装置の一つ(以下「従来装置」という。)は、電極対へ印加される電圧の大きさが異なると測定用電極にて分解される分子が異なることを利用し、酸素以外の成分の濃度(例えば、H2O濃度。すなわち、湿度)を検出する。具体的には、従来装置は、2組の電極対(上流側の電極対、下流側の電極対)を有するセンサを用いる。従来装置は、まず、上流側の電極対に酸素を分解する大きさの電圧を印加し、排ガス中の酸素をセンサの外部へ排出する。次いで、従来装置は、下流側の電極対にH2Oを分解する大きさの電圧を印加し、同電極対から出力される電流を測定する。そして、従来装置は、その電流に基づき、排ガスのH2O濃度を特定する。これにより、従来装置は、H2Oに起因して出力される電流を酸素に起因して出力される電流と区別して測定できるので、H2O濃度を精度良く検出できる(例えば、特許文献1を参照。)。
以下、排ガスの酸素濃度を検出可能な限界電流式のセンサを「酸素濃度センサ」と称呼し、同センサが有する電極対へ印加される電圧を「センサへの印加電圧」と称呼し、同電極対から出力される電流を「センサの出力電流」と称呼する。また、内燃機関を「機関」と称呼する。
機関の燃料に含まれる硫黄成分の量は、一般に極微量である。しかし、機関が使用される地域等によっては、硫黄濃度が比較的高い燃料が用いられる場合がある。その場合、燃焼時に生じるSOxが排ガスの白煙化等の原因となり得る。そこで、燃料の硫黄濃度を測定することが求められている。本発明の発明者は、燃料の硫黄濃度に関連するパラメータとして、排ガスのSOx濃度を検出することを検討した。
具体的には、本発明の発明者は、従来装置にて採用された方法を用いて排ガスのSOx濃度を検出できるか否かを検討した。本検討の結果、SOxを分解する(換言すると、SOxを硫黄へ還元する)大きさの電圧を酸素濃度センサの電極対に印加すると、SOxだけでなくSOx以外の排ガス中の成分の分解も生じ、SOxに起因する出力電流だけを区別して測定することが容易ではないことが分かった。すなわち、従来装置にて採用された方法によっては、排ガスのSOx濃度を精度良く検出することは困難である。
本発明の目的は、機関の排ガスのSOx濃度を精度良く検出することが可能な制御装置を提供することにある。
上記課題を解決するための、本発明による制御装置は、
排ガスの酸素濃度を検出可能な限界電流式のセンサを備えた内燃機関に適用され、排ガスのSOx濃度を検出するための処理部を備えている。
排ガスの酸素濃度を検出可能な限界電流式のセンサを備えた内燃機関に適用され、排ガスのSOx濃度を検出するための処理部を備えている。
この処理部は、
排ガスの酸素濃度を一定の値に維持するように前記機関を制御しながら、
前記センサへの印加電圧を、前記センサにてSOxが還元されて生じる硫黄が前記センサに蓄積される第1電圧から、前記センサにて硫黄がSOxへ酸化される第2電圧まで、徐々に降下させる掃引処理を実行するとともに、
前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の波形と、前記一定の値の酸素濃度に対応する前記センサの限界電流の値である基準値と、に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。
排ガスの酸素濃度を一定の値に維持するように前記機関を制御しながら、
前記センサへの印加電圧を、前記センサにてSOxが還元されて生じる硫黄が前記センサに蓄積される第1電圧から、前記センサにて硫黄がSOxへ酸化される第2電圧まで、徐々に降下させる掃引処理を実行するとともに、
前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の波形と、前記一定の値の酸素濃度に対応する前記センサの限界電流の値である基準値と、に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。
本発明の発明者による実験および考察によれば、センサへの印加電圧を上記「第1電圧」から上記「第2電圧」まで降下させる「掃引処理」を実行したとき、「センサの出力電流の波形」には、センサにて硫黄がSOxへ再び酸化されることに起因する出力成分(「排ガスのSOx濃度」に起因する出力成分)及び「排ガスの酸素濃度」に起因する出力成分が含まれるものの、実質的に他の成分に起因する出力成分は含まれない。
そこで、本発明の装置は、「排ガスの酸素濃度を一定の値に維持」させながら掃引処理を実行することにより、酸素濃度に起因する出力成分を一定にし、酸素濃度の変動が「出力電流の波形」を乱すことを防ぐ。そして、本発明の装置は、その酸素濃度に起因する出力成分(すなわち、上記「基準値」)を考慮しながら、出力電流の波形を分析する。その結果、本発明の装置は、センサの出力電流からSOx濃度に起因する出力成分だけを区別して測定することができる。
よって、上記構成を備えた本発明の装置は、排ガスのSOx濃度を精度良く検出することが可能である。
ところで、上述したように、本発明の装置は、排ガスのSOx濃度を検出する過程において、SOx濃度に起因する出力成分を検出している。この出力成分は、SOx濃度と一対一に対応するので、実質的にSOx濃度を表している。そこで、本発明における「SOx濃度」は、排ガスのSOx濃度そのもの及びSOx濃度に一対一に対応する値の少なくとも一方、と言い換えられ得る。
なお、本発明の装置は、従来装置のように単に印加電圧ごとに出力電流を測定するのではなく、掃引処理という本発明に特有の処理により、排ガス中のSOxに起因する出力電流成分だけを区別して測定することができる。その結果、従来装置では排ガス中のSOxと他の成分とを区別することが困難であったことに対し、本発明の装置は排ガスのSOx濃度を精度良く検出できる。このように、本発明は、従来装置と比較した有利な効果を有する。
次いで、本発明の制御装置の複数の態様(態様1〜3)について述べる。
・態様1
上記「基準値」は、実際に掃引処理が実行されるときに取得されてもよく、予め実験等によって定められたマップ等を参照して取得されてもよい。
上記「基準値」は、実際に掃引処理が実行されるときに取得されてもよく、予め実験等によって定められたマップ等を参照して取得されてもよい。
基準値を実際に掃引処理が実行されるときに取得する場合、基準値の取得と掃引処理の実行とが過度に離れると、センサの出力特性が経時変化した場合等にSOx濃度の検出精度が低下する可能性がある。そこで、SOx濃度を出来る限り精度良く検出するために、基準値の取得と掃引処理の実行とが出来る限り近いタイミングにて行われることが好ましい。
そこで、本態様の制御装置は、
前記第2電圧が、排ガスの酸素濃度を検出するときに用いられる印加電圧に一致し、
前記基準値が、前記掃引処理にて前記センサへの印加電圧が前記第2電圧(すなわち、酸素濃度の検出用の電圧)まで降下した時点における前記センサの出力電流の値である、
ように構成され得る。
前記第2電圧が、排ガスの酸素濃度を検出するときに用いられる印加電圧に一致し、
前記基準値が、前記掃引処理にて前記センサへの印加電圧が前記第2電圧(すなわち、酸素濃度の検出用の電圧)まで降下した時点における前記センサの出力電流の値である、
ように構成され得る。
発明者の実験等によれば、掃引処理が実行されると、通常は第2電圧が「排ガスの酸素濃度を検出するときに用いられる印加電圧」に達するよりも前に、センサに蓄積された全ての硫黄の再酸化が完了する。そのため、第2電圧自体は硫黄の酸化が生じ得る電圧ではあるものの、印加電圧が第2電圧であるときの出力電流は、実質的に酸素に起因する出力成分だけを含む。
そこで、本態様の装置は、印加電圧が第2電圧まで降下した時点の出力電流を基準値として用いる。更に、本態様の装置は、掃引処理が終了した時点において基準値を取得するので、基準値の取得と掃引処理とを実質的に連続して行うことになる。よって、本態様の装置は、基準値の取得と掃引処理の実行とが離れたタイミングにてなされる場合に比べ、より精度良く排ガスのSOx濃度を検出できる。
・態様2
一方、基準値を予め実験等によって定められたマップ等を参照して取得する場合、例えば酸素濃度の測定用に準備されている「酸素濃度と限界電流との対応関係」を利用することができる。
一方、基準値を予め実験等によって定められたマップ等を参照して取得する場合、例えば酸素濃度の測定用に準備されている「酸素濃度と限界電流との対応関係」を利用することができる。
そこで、本態様の制御装置は、
前記処理部が、排ガスの酸素濃度と限界電流の値との間の対応関係を予め記憶し、
前記基準値が、前記対応関係に前記一定の値の酸素濃度を適用して得られる限界電流の値である、
ように構成され得る。
前記処理部が、排ガスの酸素濃度と限界電流の値との間の対応関係を予め記憶し、
前記基準値が、前記対応関係に前記一定の値の酸素濃度を適用して得られる限界電流の値である、
ように構成され得る。
上記構成によれば、掃引処理中の排ガスの酸素濃度(一定の値)を知る必要はあるものの、上記態様1のように基準値を定めるための測定等を別途行う必要がない。よって、本態様の装置は、SOx濃度の検出を簡易かつ速やかに行うことができる。更に、「対応関係」が予め記憶されているので、本態様の装置は、掃引処理中の排ガスの酸素濃度(一定の値)がSOx濃度の測定ごと異なったとしても、確実に基準値を定めることができる。
・態様3
発明者の実験等によれば、掃引処理の実行中におけるセンサの出力電流の波形は、排ガスのSOx濃度に対応して変化する極値(出力電流のピーク値)を有する(例えば、図4を参照。)。本態様の装置は、排ガスのSOx濃度を検出する一態様として、この極値と基準値との差の絶対値からSOx濃度を求める。
発明者の実験等によれば、掃引処理の実行中におけるセンサの出力電流の波形は、排ガスのSOx濃度に対応して変化する極値(出力電流のピーク値)を有する(例えば、図4を参照。)。本態様の装置は、排ガスのSOx濃度を検出する一態様として、この極値と基準値との差の絶対値からSOx濃度を求める。
具体的には、本態様の制御装置は、
前記処理部が、前記波形の特徴を示す値として「前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の極値」を用いるとともに、前記極値と前記基準値との差の絶対値が大きいほどSOx濃度が高くなるように排ガスのSOx濃度を検出し、
前記第2電圧が、前記極値が出力される印加電圧よりも小さい印加電圧である、
ように構成され得る。
前記処理部が、前記波形の特徴を示す値として「前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の極値」を用いるとともに、前記極値と前記基準値との差の絶対値が大きいほどSOx濃度が高くなるように排ガスのSOx濃度を検出し、
前記第2電圧が、前記極値が出力される印加電圧よりも小さい印加電圧である、
ように構成され得る。
上記構成によれば、複雑な計算を要することなく、排ガスのSOx濃度を検出できる。なお、極値と基準値との差の絶対値と、排ガスのSOx濃度と、の間の対応関係は、予め実験等によって定められ得る。
<実施形態>
[装置の概要]
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置(以下「実施装置」という。)が適用される内燃機関10の概略構成を示している。
[装置の概要]
図1は、本発明の実施形態に係る制御装置(以下「実施装置」という。)が適用される内燃機関10の概略構成を示している。
機関10は、火花点火式内燃機関(いわゆるガソリンエンジン)である。機関10は、以下の構成を有する。
・本体部20
燃料噴射弁21、点火プラグ22、燃焼室23、燃料ポンプ24、燃料供給管25、ピストン26、コンロッド27、及び、クランクシャフト28が、本体部20に属する。
・吸気系統30
吸気弁31、吸気ポート32、吸気マニホールド33、スロットル弁34、吸気管35、及び、エアクリーナ36が、吸気系統30に属する。
・排気系統40
排気弁41、排気ポート42、排気マニホールド43、排ガス浄化触媒44、及び、排気管45が、排気系統40に属する。
・アクセルペダル51
・複数のセンサ61〜64
限界電流式の酸素濃度センサ61、クランクポジションセンサ62、エアフローメータ63、及び、アクセル開度センサ64が、複数のセンサに含まれる。
・電子制御装置71
・本体部20
燃料噴射弁21、点火プラグ22、燃焼室23、燃料ポンプ24、燃料供給管25、ピストン26、コンロッド27、及び、クランクシャフト28が、本体部20に属する。
・吸気系統30
吸気弁31、吸気ポート32、吸気マニホールド33、スロットル弁34、吸気管35、及び、エアクリーナ36が、吸気系統30に属する。
・排気系統40
排気弁41、排気ポート42、排気マニホールド43、排ガス浄化触媒44、及び、排気管45が、排気系統40に属する。
・アクセルペダル51
・複数のセンサ61〜64
限界電流式の酸素濃度センサ61、クランクポジションセンサ62、エアフローメータ63、及び、アクセル開度センサ64が、複数のセンサに含まれる。
・電子制御装置71
限界電流式の酸素濃度センサ61(以下「センサ61」という。)は、図2に示されるように、固体電解質層61A、測定用電極61B及び基準用電極61Cから構成されるセンサセル61D、拡散律速層61E、センサ制御部61F、第1アルミナ層61G、第2アルミナ層61H、第3アルミナ層61I、第4アルミナ層61J、第5アルミナ層61K、並びに、ヒータ61Lを有する。更に、センサ61には、大気導入路61M、及び、内部空間61Nが形成されている。センサ61は、センサセル61Dを1つ有する「1セル・センサ」である。
センサ61は、先端部(拡散律速層61Eが存在する側の先端部)が排ガスに曝されるように、排気マニホールド43に設けられている。なお、排ガス浄化触媒44によって排ガスのSOx濃度が変化する可能性を考慮し、センサ61は、排ガス浄化触媒44よりも上流側に設けられている。
固体電解質層61Aは、酸素イオンを伝導可能なジルコニア等から形成されている。測定用電極61B及び基準用電極61Cは、白金およびロジウム等の白金族元素またはそれらを含む合金から構成されている。測定用電極61B及び基準用電極61Cは、固体電解質層61Aを挟むように配置されている。測定用電極61Bは固体電解質層61Aの一方の側の壁面上(具体的には、内部空間61Nを画成する壁面上)に配置され、基準用電極61Cは固体電解質層61Aの他方の側の壁面上(具体的には、大気導入路61Mを画成する壁面上)に配置されている。
センサ制御部61Fは、測定用電極61Bがカソード(cathode)であり且つ基準用電極61Cがアノード(anode)であるように、センサセル61Dと接続されている。センサ制御部61Fは、ヒータ61Lに電力を供給可能であるように、ヒータ61Lと接続されている。センサ制御部61Fは、電子制御装置71に接続されている。
センサ制御部61Fは、電子制御装置71からの指示信号を受信して同指示信号に対応する電圧をセンサセル61Dに印加し、センサセル61Dから出力される電流の値を電子制御装置71に送信する。センサ制御部61Fは、電子制御装置71からの指示信号を受信して同指示信号に対応する電力をヒータ61Lに供給する。
なお、センサセル61Dへの電圧の印加は、測定用電極61Bと基準用電極61Cとの間(電極対の間)に電子制御装置71からの指示信号に応じた電位差を生じさせるように、測定用電極61B及び基準用電極61Cに電圧を印加することにより、行われる。
内部空間61Nは、固体電解質層61A、拡散律速層61E、第1アルミナ層61G及び第2アルミナ層61Hによって画成された空間である。内部空間61Nは、拡散律速層61Eによってセンサ外部(排気マニホールド43の内部)と隔てられている。拡散律速層61Eは、多孔質構造を有しており、排気マニホールド43から内部空間61Nへの排ガスの移動(ひいては、排ガスの固体電解質層61Aへの拡散)を律速させる。大気導入路61Mは、センサ61の外部の大気に開放されている。
センサ61は、通常、排気マニホールド43内を流れる排ガスの酸素濃度を検出するために用いられる。具体的には、酸素濃度の測定用の電圧(以下「通常電圧」という。)がセンサセル61Dに印加されると、内部空間61Nに存在する排ガスに含まれる酸素が、測定用電極61Bにてイオン化される。酸素イオンは、測定用電極61Bから固体電解質層61Aを通過して基準用電極61Cに移動する。基準用電極61Cに到達した酸素イオンは、再結合されて酸素に戻り、大気導入路61Mに放出される。この一連の電気化学反応に起因する電子の移動が、センサセル61Dからの出力電流としてセンサ制御部61Fにおいて測定される。拡散律速層61Eの働きにより、出力電流の大きさ(換言すると、電極対の間を移動する酸素イオンの量)と、排ガスの酸素濃度と、は一対一に対応する関係を有する。すなわち、センサセル61Dからの出力電流は、排ガスの酸素濃度に対応する大きさを有する。なお、この出力電流は、一般に「限界電流」と称呼される。
ところで、「排ガスの酸素濃度」は、燃焼前の混合気の空燃比に主に依存して定まる。逆に、排ガスの酸素濃度に基づき、混合気の空燃比が推定され得る。そこで、排ガスの酸素濃度は「排ガスの空燃比」とも称呼される。この称呼に従えば、例えば、理論空燃比の混合気が燃焼して生じる排ガスの酸素濃度は実質的にゼロであり、同排ガスの空燃比は理論空燃比である。また、以下、センサセル61Dへの印加電圧は「センサ61への印加電圧」と称呼され、センサセル61Dからの出力電流は「センサ61の出力電流」と称呼される。
図3の(A)は、排ガスの空燃比A/Fと、センサ61への印加電圧Vsと、センサ61からの出力電流Isと、の関係を表す概略図である。図示されるように、排ガスの空燃比A/Fと出力電流Is(限界電流)の大きさとは、印加電圧Vsが特定の範囲内にあるとき、一対一に対応する関係を有する。そこで、この範囲内における電圧が通常電圧V0として用いられる(図中の一点鎖線を参照。)。なお、通常電圧V0は、一般に実験等に基づいて定められる固定値(例えば、0.4V)である。図3の(B)は、印加電圧Vsが通常電圧V0であるときの、排ガスの空燃比A/Fと出力電流Isとの関係を表す概略図である。図示されるように、出力電流Isに基づき、排ガスの空燃比A/Fが一意に特定される。
実施装置において、センサ61の出力電流Isの値は、センサ制御部61Fにて測定されて電子制御装置71に送信される。そして、電子制御装置71は、受信したセンサ61の出力電流Isの値を図3の(B)に示す対応関係に適用することにより、排ガスの空燃比A/Fを特定(検出)する。
このように、実施装置が適用される機関10が備えるセンサ61は、排ガスの酸素濃度と一対一に対応する電流(限界電流)を出力する特性を有するセンサであり、酸素イオンを伝導可能な固体電解質と、固体電解質を挟むように設けられた測定用電極および基準用電極(電極対)と、測定用電極を覆うように設けられた拡散律速層と、を有している。本構成を有するセンサにおいて、センサへの印加電圧は、電極対の間に電位差を生じさせるために電極対に印加される電圧と言い換えられ得る。また、センサの出力電流は、電極対から出力される電流と言い換えられ得る。
再び図1を参照すると、クランクポジションセンサ62は、クランクシャフト28の回転位置を表す信号を出力するように構成されている。エアフローメータ63は、機関10に吸入される単位時間あたりの空気量(吸入空気量)を表す信号を出力するように構成されている。電子制御装置71は、これら信号に基づき、燃焼室23に導入される空気量を算出する。アクセル開度センサ64は、アクセルペダル51の開度を表す信号を出力する。電子制御装置71は、この信号に基づいて機関10へ要求される出力を定める。
電子制御装置71は、CPU、ROM及びRAM等を含む周知のマイクロコンピュータを主体とした電子回路である。電気制御装置71のCPU(以下「CPU」という。)は、燃料噴射弁21、スロットル弁34及びセンサ61等に指示信号を送信するとともに、上記複数のセンサ61〜64から出力される信号を受信するように構成されている。
[SOx濃度の検出方法]
図4〜7を参照しながら、実施装置におけるSOx濃度の検出方法について説明する。実施装置は、センサ61を用いて排ガスのSOx濃度を検出する。発明者による実験および考察によれば、センサ61への印加電圧Vsを特定の第1電圧V1から特定の第2電圧V2まで徐々に降下させたとき、センサ61の出力電流Isが、排ガスのSOx濃度に対応した固有の波形を描くことが分かった。以下、センサ61への印加電圧Vsを第1電圧V1から第2電圧V2まで徐々に降下させる処理を「掃引処理」と称呼する。
図4〜7を参照しながら、実施装置におけるSOx濃度の検出方法について説明する。実施装置は、センサ61を用いて排ガスのSOx濃度を検出する。発明者による実験および考察によれば、センサ61への印加電圧Vsを特定の第1電圧V1から特定の第2電圧V2まで徐々に降下させたとき、センサ61の出力電流Isが、排ガスのSOx濃度に対応した固有の波形を描くことが分かった。以下、センサ61への印加電圧Vsを第1電圧V1から第2電圧V2まで徐々に降下させる処理を「掃引処理」と称呼する。
まず、掃引処理の概要について説明する。図4は、掃引処理を行ったときのセンサ61の出力電流の波形の一例を表す概略図である。印加電圧Vsが第1電圧V1から第2電圧V2まで降下するときの出力電流Isの波形(図中、実線で表される、点Aから点Bを経て点Cに至る波形)が、排ガスのSOx濃度に対応して変化する。ただし、本波形は、排ガスのSOx濃度だけでなく、掃引処理中の排ガスの空燃比(酸素濃度)にも対応して変化する。そこで、実施装置は、出力電流Isの波形から排ガスのSOx濃度のみを表す値を抽出し、その値に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。この検出を精度良く行うために、実施装置は、掃引処理中の排ガスの空燃比を一定の値に維持するように機関10を制御する。この一定の値に対応する出力電流Isは、排ガスの空燃比に対応する出力成分(基準値Iref)として用いられる。
なお、図示されるように、第1電圧V1及び第2電圧V2は、酸素濃度の測定用の通常電圧V0よりも大きい。よって、センサ61を用いて酸素濃度を測定している場合において、掃引処理を始めるとき、実施装置は、印加電圧Vsを通常電圧V0から第1電圧V1まで変更させる(図中、破線で示される、点Dから点Aまでの波形を参照。)。また、掃引処理が終わったとき、実施装置は、印加電圧Vsを第2電圧V2から通常電圧V0まで降下させる(図中、破線で示される、点Cから点Dまでの波形を参照。)。本図に示す例においては、実施装置は、便宜上、掃引処理の実行中(点A−点B−点Cの期間)だけでなく、それら掃引処理の前後の期間(点D−点Aの期間、及び、点C−点Dの期間)においても、排ガスの空燃比を一定の値に維持する。
具体的には、センサ61が排ガスの空燃比を検出するために用いられているとき、センサ61への印加電圧Vsは通常電圧V0である(図中の点Dを参照。)。実施装置は、掃引処理を実行するとき、印加電圧Vsを通常電圧V0から第1電圧V1に変更させる(図中の点Aを参照。)。これにより、センサ61にて(具体的には、測定用電極61Bの表面等にて)SOxが硫黄に還元され、この還元によって生じた硫黄がセンサ61に(測定用電極61Bの表面等に)蓄積される。センサ61に蓄積される硫黄の量は、排ガスのSOx濃度に対応する。
この理由は、硫黄(S)は、センサ61が通常用いられる温度下で固体であり、センサから揮発することなくセンサに蓄積するためである。更に、排ガスの酸素濃度が高いほどセンサ61における限界電流の値が大きくなることと同様に、排ガスのSOx濃度が高いほどセンサ61に単位時間あたりに蓄積されるSOxの量が増えるためである。
なお、第1電圧V1は通常電圧V0よりも大きいので、印加電圧Vsが第1電圧V1であるとき、排ガス中の酸素もセンサ61にてイオン化され、排ガス中のSOx以外の成分(例えば、H2O)もセンサ61にて分解され得る。しかし、酸素イオンはセンサ61の酸素測定原理(上記参照。)に従ってセンサ61から排出され、SOx以外の成分が分解されて生じる物質(例えば、H2)は上記温度下で一般に気体であるためセンサ61に蓄積されない。よって、印加電圧Vsが第1電圧V1であるとき、センサ61には実質的に硫黄だけが蓄積される。
このように、第1電圧V1は、センサ61にてSOxが硫黄へ還元されて生じる硫黄がセンサ61に蓄積される印加電圧である。本例において、第1電圧V1は、予め実験等によって同還元および蓄積が生じると確認された電圧(例えば、1.0V)であり、電子制御装置71のROMに記録されている。
印加電圧Vsが通常電圧V0から第1電圧V1に変更されたとき、上述したSOxの還元等に起因し、図示されるようにセンサ61の出力電流Isが増大する(図中の点Aを参照。)。このときの出力電流Isは第1の値I1である。
次いで、実施装置は、排ガスの空燃比を一定の値に維持しながら掃引処理を行い、印加電圧Vsを第1電圧V1から徐々に降下させる。掃引処理の実行中、センサ61にて、硫黄からSOxへの酸化、酸素の分解、及び、排ガス中のSOx以外の成分の分解が生じる。そのため、出力電流Isには、それら各々に起因する出力成分が含まれる。しかし、発明者の実験等によれば、SOx以外の成分に起因する出力成分は極めて小さく、SOx濃度を検出する観点においては無視できる。よって、掃引処理の実行中の出力成分Isには、実質的に、硫黄(具体的にはSOx)に起因する出力成分、及び、酸素に起因する出力成分、が含まれる。
そのため、掃引処理の実行中に排ガスの酸素濃度が過度に変動すると、出力電流Isがその変動を反映して大きく変化し、硫黄(具体的にはSOx)に起因する出力成分を測定する精度が低下する場合がある。そこで、実施装置は、排ガスの空燃比を一定の値に維持しながら掃引処理を行う。これにより、出力電流Isに含まれる酸素に起因する出力成分が一定に維持される(一定の値の酸素濃度に対応する限界電流の値に維持される)ので、酸素濃度の変動に起因して出力電流Isが乱れることがない。
その結果、出力電流Isは排ガスのSOx濃度に対応した固有の波形を描く。具体的には、出力電流Isは、図示されるように、第1の値I1から一旦低下した後に再び増大する波形を描く(図中の点A、点B及び点Cを繋ぐ実線を参照。)。例えば、この波形における極小値(以下「ピーク値Ipeak」という。)が、排ガスのSOx濃度に対応した値を有する。すなわち、出力電流Isの波形は、排ガスのSOx濃度に対応するピーク値Ipeakを有する。
実施装置は、ピーク値Ipeakが出力された後の所定の時点にて掃引処理を終了する(図中の点Cを参照。)。掃引処理が終了される時点の印加電圧Vsが、第2電圧V2である。このように、第2電圧V2は、上述した排ガスのSOx濃度に対応した固有の波形を得るための印加電圧であり、センサ61にて硫黄がSOxへ酸化(再酸化)される印加電圧である。なお、掃引処理が終了される時点の出力電流Isは、第2の値I2である。
その後、実施装置は、印加電圧Vsを通常電圧V0に戻す(図中の点Dを参照。)。上述したように、本図に示す例においては、実施装置は、印加電圧Vsを通常電圧V0に戻すまで、排ガスの空燃比を掃引処理中の空燃比と同じ一定の値に維持する。そこで、実施装置は、印加電圧Vsを通常電圧V0に戻したときの出力電流Isを、基準値Irefとして用いる。
実施装置は、基準値Irefと、掃引処理中に得られた出力電流Isの波形(図中の実線)と、に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する。これにより、実施装置は、排ガスのSOx濃度に起因する出力成分を、他の成分に起因する出力成分とは区別して分析することができる。
本検出の一例として、実施装置は、図示されるように、「ピーク値Ipeakと基準値Irefとの差の絶対値DEFis」に基づき、排ガスのSOx濃度を特定(検出)する。具体的には、発明者の実験等によれば、図5に示されるように、この差の絶対値DEFisが大きいほど、SOx濃度Csoxが高い。そこで、実施装置は、掃引処理時の出力電流Isの波形および基準値Irefから上記差の絶対値DEFisを算出し、その差の絶対値DEFisを図5の対応関係に適用することにより、排ガスのSOx濃度Csoxを特定(検出)する。なお、図5の対応関係は、予め実験等によって定められ、電子制御装置71のROMに記録されている。
基準値Irefは、上述したように、出力電流IsからSOx濃度に起因する出力成分のみを抽出するために用いられる。そこで、基準値Irefは、例えば、「センサの出力電流が排ガスの酸素濃度のみに依存する場合において、排ガスの酸素濃度が上記一定の値であるように機関が制御されているときの、センサの出力電流」と言い換えられる。
なお、掃引処理の実行時に出力電流のピーク値Ipeakが生じる原理は、現時点では明らかではない。しかし、対象物の電気化学的性質を測定する一般的方法であるサイクリックボルタンメトリーにおいて、電子または酸化物の律速現象に起因し、酸化還元電位の近傍に応答電流のピークが生じることが知られている。この現象に類似する現象が、本発明の掃引処理時において生じていると考えられる。
[SOx濃度の他の検出方法]
実施装置は、必ずしも上記差の絶対値DEFisに基づいて排ガスのSOx濃度を検出する必要はなく、他の種々の検出方法を採用し得る。すなわち、実施装置は、種々の方法によって出力電流の波形を分析し得る。
実施装置は、必ずしも上記差の絶対値DEFisに基づいて排ガスのSOx濃度を検出する必要はなく、他の種々の検出方法を採用し得る。すなわち、実施装置は、種々の方法によって出力電流の波形を分析し得る。
例えば、実施装置は、図6に示されるように、「掃引処理時の出力電流Isの波形と、基準値Irefと、によって囲まれる領域の面積AREAis」に基づき、排ガスのSOx濃度を特定(検出)し得る。具体的には、この面積AREAisが大きいほど、SOx濃度Csoxが高い。そこで、実施装置は、出力電流Isの波形から上記領域の面積AREAisを算出し、その領域の面積AREAisを事前に定めたマップ等(図示省略)に適用することにより、排ガスのSOx濃度Csoxを検出し得る。
更に、例えば、実施装置は、図7に示されるように、「出力電流Isがピーク値Ipeakである時点(図中の点B)と、出力電流Isが基準値Irefである時点(図中の点E)と、の間における出力電流Isの変化率の絶対値tanθis」に基づき、排ガスのSOx濃度を特定(検出)し得る。具体的には、この変化率の絶対値tanθisが大きいほど、SOx濃度Csoxが高い。そこで、実施装置は、出力電流Isの波形から上記変化率の絶対値tanθisを算出し、その変化率の絶対値tanθisを事前に定めたマップ等(図示省略)に適用することにより、排ガスのSOx濃度Csoxを検出し得る。
ところで、SOx濃度の検出精度の観点から、図6に示される検出方法においては、第2電圧V2は、通常電圧V0と一致することが好ましい。一方、図4及び図7に示される検出方法においては、ピーク値Ipeakが取得されれば十分であるので、第2電圧V2は必ずしも通常電圧V0と一致する必要はない。このように、実施装置は、第2電圧V2として、実験等によってセンサ61にて硫黄からSOxへの酸化が生じると予め特定された印加電圧を用いてもよく、実際に掃引処理が実行されているときに硫黄の酸化が生じていると出力電流Isに基づいて確認されたときの印加電圧を用いてもよい。
実施装置は、掃引処理においてセンサ61への印加電圧Vsを「徐々に」降下させればよく、種々の降下の態様を採用し得る。例えば、印加電圧Vsは、連続的に降下されてもよく、出力電流Isの波形を分析する観点(上記参照)において適切な間隔にて離散的に降下されてもよい。更に、印加電圧Vsの降下速度(単位時間あたりの印加電圧Vsの降下量)は、センサ61にて硫黄からSOxへの再酸化が生じる速さ、再酸化に伴う出力電流の変化を検知する感度、及び、実施装置に要求される検出精度等を考慮して定められ得る。また、掃引処理の開始から終了まで同じ降下速度で電圧を降下させてもよく、異なる降下速度で電圧を降下させてもよい。ただし、SOx濃度の検出精度を高めるために、測定ごとに印加電圧Vsの降下速度を相違させない(同じ降下速度にて各測定を行う)ことが好ましい。
実施装置は、掃引処理中の排ガスの空燃比(一定の値)として、実験等によって予め定められた掃引処理専用の目標値を用いてもよく、実際に掃引処理が開始されるときの現実の空燃比を用いてもよい。
実施装置は、第1電圧V1として必ずしも予め実験等によってSOxの還元が生じると確認された電圧を用いる必要はない。例えば、第1電圧V1として、実際に掃引処理が実行される前に、第1電圧V1よりも小さいと分かっている印加電圧(例えば、酸素濃度を検出するための通常電圧V0)から徐々に印加電圧Vsを上昇させ、SOxの還元が生じていると出力電流Isに基づいて確認されたときの印加電圧Vs、が用いられ得る。
なお、実施装置は、排ガスのSOx濃度を検出する過程において、SOx濃度に起因する値(図4のDEFis、図6のAREAis、及び、図7のtanθis)を検出している。この値は、SOx濃度と一対一に対応するので、実質的にSOx濃度を表している。そこで、実施装置が検出する対象(SOx濃度)は、排ガスのSOx濃度そのもの及びSOx濃度に一対一に対応する値の少なくとも一方、と言い換えられ得る。
[実際の検出例]
図8〜9を参照しながら、上述した検出方法を実際に機関10に適用した際の検出例について、説明する。本例において、実施装置は、排ガスのSOx濃度を検出する条件(詳細は後述される。)が成立した時点以降の特定の期間(時刻t1〜t2の間)に掃引処理を実行し、排ガスのSOx濃度を検出する。
図8〜9を参照しながら、上述した検出方法を実際に機関10に適用した際の検出例について、説明する。本例において、実施装置は、排ガスのSOx濃度を検出する条件(詳細は後述される。)が成立した時点以降の特定の期間(時刻t1〜t2の間)に掃引処理を実行し、排ガスのSOx濃度を検出する。
具体的には、図8の時刻t0にて、排ガスの空燃比は、SOx濃度の検出とは関わりなく、機関10への要求出力等に基づいて変化している。時刻t0において、センサ61を用いて排ガスの空燃比を測定するために、センサ61への印加電圧Vsは通常電圧V0に設定されている。時刻t0におけるセンサ61の出力電流Isは、排ガスの空燃比に対応する値I0である。
その後、所定のタイミングにて、実施装置は、掃引処理を始めるために印加電圧Vsを通常電圧V0から第1電圧V1に上昇させる。そして、図中の時刻t1にて、印加電圧Vsが第1電圧V1に到達する(図中の点Aを参照。)。本例において、実施装置は、時刻t1における排ガスの空燃比af1を維持したまま、掃引処理を実行する。すなわち、実施装置は、掃引処理の実行中における排ガスの空燃比を一定の値af1に維持するように、機関10を制御する(例えば、時刻t1における機関10の運転状態をそのまま維持する。)。なお、図中の点A、点B及び点Cは、図4、図6及び図7における点A、点B及び点Cにそれぞれ対応する。ただし、図4、図6及び図7に示す例とは異なり、本例では、掃引処理の実行中以外の時点での空燃比は特に一定の値には制御されていない。
実施装置は、時刻t1から時刻t2までの期間において、掃引処理を実行する。具体的には、実施装置は、排ガスの空燃比を一定の値af1に維持しながら、印加電圧Vsを第1電圧V1から第2電圧V2まで一定の速度で徐々に下降させる。実施装置は、掃引処理中の出力電流Isの波形(図中の点A−点B−点Cを繋ぐ波形)を、電子制御装置71のRAMに記録する。本例において、第2電圧V2は、通常電圧V0と同じ電圧に設定されている。
実施装置は、RAMに記録した出力電流Isの波形に基づき、ピーク値Ipeakを算出する(図中の点Bを参照。)。更に、実施装置は、掃引処理が終了する時刻t2における出力電流Isを、基準値Irefとして用いる(図中の点Cを参照。)。実施装置は、ピーク値Ipeakと基準値Irefとの差の絶対値DEFisを算出する。そして、実施装置は、その差の絶対値DEFisを、差の絶対値DEFisと排ガスのSOx濃度との対応関係を表すマップ(電子制御装置71のROMに記録されている。図5を参照。)に適用することにより、排ガスのSOx濃度Csoxを検出する。
掃引処理が終了した後(時刻t2以降)、印加電圧Vsは通常電圧V0に維持され、再び排ガスの空燃比が検出される。時刻t2以降、排ガスの空燃比は再び機関10への要求出力等に基づいて変化する。
なお、実施装置は、上記差の絶対値DEFisを算出した後、SOx濃度Csoxを求めることなく、差の絶対値DEFisそのものを「SOx濃度に一対一に対応する値」として何らかの処理(例えば、高SOx濃度を知らせる警告、及び、燃料の硫黄濃度の測定)に用いてもよい。
[他の検出例]
実施装置は、必ずしも図8に示したようにSOx濃度の検出を行う必要はない。例えば、実施装置は、図9に示されるように、掃引処理を終了する印加電圧Vsである第2電圧V2を、通常電圧V0とは一致しない印加電圧に設定し得る。具体的には、本例において、実施装置は、掃引処理中、RAMに記録される出力電流Isを時々刻々と監視する。そして、実施装置は、ピーク値Ipeakが出力されたことを確認した後の任意の時点にて掃引処理を終了する。このように実施装置が掃引処理を終了させたときの印加電圧Vsが、第2電圧V2である(図中の点Cを参照。)。
実施装置は、必ずしも図8に示したようにSOx濃度の検出を行う必要はない。例えば、実施装置は、図9に示されるように、掃引処理を終了する印加電圧Vsである第2電圧V2を、通常電圧V0とは一致しない印加電圧に設定し得る。具体的には、本例において、実施装置は、掃引処理中、RAMに記録される出力電流Isを時々刻々と監視する。そして、実施装置は、ピーク値Ipeakが出力されたことを確認した後の任意の時点にて掃引処理を終了する。このように実施装置が掃引処理を終了させたときの印加電圧Vsが、第2電圧V2である(図中の点Cを参照。)。
本例においては、掃引処理の終了時t2の出力電流Isは、排ガスの空燃比だけでなくSOx濃度に起因する出力成分を含む可能性がある。そのため、図8の検出例のように掃引処理の終了時(図8の時刻t2)の出力電流Isを基準値Irefとして用いることができない。そこで、本例においては、基準値Irefとして、センサ61とは異なる他の酸素濃度センサ(図示省略)によって測定した掃引処理中の出力電流、又は、掃引処理中の機関10の運転状態から推定した排ガスの空燃比を図3の(B)のマップに適用して得られる出力電流、が用いられる。なお、他のセンサが用いられる場合、SOx濃度の検出精度を高めるため、他のセンサの出力特性とセンサ61の出力特性とが同じであること、又は、他のセンサの出力電流をセンサ61の出力電流に換算(補正)した後に用いること、が好ましい。
本検出例は、図8の検出例に比べ、SOx濃度を検出する工程が複雑になり得る。しかし、本検出例は、図8の検出例に比べ、掃引処理を実行する時間長さを短くできるという利点がある。
更に、実施装置は、掃引処理中の排ガスの空燃比(酸素濃度)として、掃引処理の開始時(時刻t1)における排ガスの空燃比af“以外”の空燃比を用い得る。例えば、掃引処理時の排ガスの空燃比として、予め設定された単一の固定値、又は、予め準備された複数の固定値から選択した値などが用いられ得る。
なお、上述したように、掃引処理時の出力電流Isの波形は、センサ61に蓄積された硫黄が再酸化することによって生じる。そのため、実施装置によって検出される排ガスのSOx濃度は、厳密には、センサ61に硫黄が蓄積された時点の(掃引処理の開始時の)排ガスのSOx濃度を表すことになる。一方、センサ61の構成および配置等によっては、SOx濃度を検出するために十分な量の硫黄を蓄積するために、ある程度の時間長さを要する場合がある。その場合、実施装置によって検出されるSOx濃度は、硫黄がセンサに蓄積されている期間中における排ガスのSOx濃度の平均値を表すことになる。
[装置の作動]
図10を参照しながら、実施装置の実際の作動について説明する。実施装置において、電子制御装置71内のCPUは、図10に示したルーチンを実行し、排ガスの空燃比(酸素濃度)を一定の値に維持するように機関10を制御しながら掃引処理を行い、排ガスのSOx濃度を検出する。
図10を参照しながら、実施装置の実際の作動について説明する。実施装置において、電子制御装置71内のCPUは、図10に示したルーチンを実行し、排ガスの空燃比(酸素濃度)を一定の値に維持するように機関10を制御しながら掃引処理を行い、排ガスのSOx濃度を検出する。
具体的には、CPUは、所定の時間が経過する毎に、図10の「SOx濃度の検出」ルーチンを実行する。本ルーチンの処理を始めると、CPUは、ステップ1005に進み、「SOx濃度の検出のための条件」が現時点にて成立しているか否かを判定する。本例において、この条件は、(1)機関10が定常運転されており、且つ、(2)機関10を搭載した車両が直近に給油されてから現時点までに一度もSOx濃度の検出が行われていない場合に成立する。
上記条件が成立する場合、CPUは、ステップ1005にて「Yes」と判定し、ステップ1010に進む。本ステップにて、CPUは、センサ61への印加電圧Vsを第1電圧V1まで上昇させる指示信号をセンサ61に(センサ制御部61Fに)送信する。本指示信号に従い、センサ61は、印加電圧Vsを第1電圧V1まで上昇させる。なお、CPUは、本指示信号を送信する前には、印加電圧Vsを通常電圧V0に維持するための指示信号をセンサ61に送信している。
次いで、CPUは、ステップ1015に進む。本ステップにて、CPUは、「排ガスの酸素濃度を一定の値に維持する制御」を始める。本例において、CPUは、現時点(掃引処理の開始時点)における排ガスの空燃比(酸素濃度)を維持するように、吸入空気量を考慮しながら燃料噴射量を調整し、排ガスの空燃比を維持する。よって、本例における一定の値は、掃引処理が開始される時点における排ガスの酸素濃度の値である。本制御によって排ガスの酸素濃度(空燃比)が安定化されることから、本制御は「安定化制御」とも称呼される。
次いで、CPUは、ステップ1020に進む。本ステップにて、CPUは、印加電圧Vsを第1電圧V1から第2電圧V2まで徐々に下降させる指示信号をセンサ61に送信しながら、センサ61から受信した出力電流Isの波形をRAMに記録する。本例において、第2電圧V2は、通常電圧V0と同じ電圧に設定されている。
次いで、CPUは、ステップ1025に進む。本ステップにて、CPUは、印加電圧Vsが第2電圧V2(=通常電圧V0)に到達した時点における出力電流Isを、基準値IrefとしてRAMに記録する。その後、CPUは、ステップ1030に進み、安定化制御を終了する。
次いで、CPUは、ステップ1035に進む。本ステップにて、CPUは、RAMに記録された掃引処理中の出力電流Isの波形に基づき、出力電流Isのピーク値Ipeakを算出する。例えば、CPUは、出力電流Isの変化率を掃引処理の開始時点から所定時間ごとに計算し、同変化率がゼロである時点(同変化率が正から負に逆転した時点)の出力電流Isをピーク値Ipeakとして算出する。又は、例えば、CPUは、RAMに記録された出力電流Is(サンプル値)のうちの最小値をピーク値Ipとして算出してもよい。
次いで、CPUは、ステップ1040に進む。本ステップにて、CPUは、ピーク値Ipeakと基準値Irefとの差の絶対値DEFisを算出する。そして、CPUは、ステップ1045に進む。本ステップにて、CPUは、「SOx濃度Csoxと、上記差の絶対値DEFisと、の関係」を表すルックアップテーブル(図中のMap(DEFis))に、算出された差の絶対値DEFisを適用することにより、SOx濃度Csoxを特定する。すなわち、ステップ1045にて、SOx濃度Csoxが検出される。
その後、CPUは、ステップ1095に進み、本ルーチンを一旦終了する。なお、本ルーチンのステップ1005が実行されたときに「SOx濃度の検出のための条件」が成立しない場合、CPUは、ステップ1005にて「No」と判定し、ステップ1095に直接進んで本ルーチンを終了する。
このように、実施装置は、排ガスの酸素濃度(空燃比)を一定の値に維持するように機関10を制御しながら掃引処理を行い、掃引処理中のセンサ61の出力電流Isの波形と基準値Irefとに基づいて排ガスのSOx濃度Csoxを特定(検出)する。これにより、実施装置は、排ガス中のSOx以外の成分(例えば、酸素およびH2O)の影響を出来る限り排除し、排ガスのSOx濃度Csoxを精度良く検出できる。
<その他の実施形態>
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、実施装置が適用される機関10が備えるセンサ61はセンサセル61Dを1つ有する1セル・センサであるが、機関10は、センサ61に代えて複数のセンサセル61Dを有するセンサ(例えば、2セル・センサ)を備えてもよい。
本発明は上記実施形態に限定されることはなく、本発明の範囲内において種々の変形例を採用することができる。例えば、実施装置が適用される機関10が備えるセンサ61はセンサセル61Dを1つ有する1セル・センサであるが、機関10は、センサ61に代えて複数のセンサセル61Dを有するセンサ(例えば、2セル・センサ)を備えてもよい。
図11は、2セル・センサの概略構成を示す模式図である。2セル・センサ62は、図示されるように、固体電解質層62A1、測定用電極62B1及び基準用電極62C1から構成されるセンサセル62D1、並びに、固体電解質層62A2、測定用電極62B2及び基準用電極62C2から構成されるセンサセル62D2、を有する。センサセル62D1は上流側セルとも称呼され、センサセル62D2は下流側セルとも称呼される。
2セル・センサ62は、更に、拡散律速層62E、センサ制御部62F、第1アルミナ層62G、第2アルミナ層62H、第3アルミナ層62I、第4アルミナ層62J、第5アルミナ層62K、第6アルミナ層62L、並びに、ヒータ62Mを有する。加えて、2セル・センサ62には、大気導入路62N、及び、内部空間62Oが形成されている。なお、2セル・センサ62は、センサ61と同様(図2を参照。)、排気マニホールド43に設けられればよい。
2セル・センサ62は、上流側セル62D1を用いて排ガス中の酸素を内部空間61Nの外に放出した後、下流側セル62D2を用いて排ガスのSOx濃度を検出することができる。よって、2セル・センサ62を用いてSOx濃度を検出する場合、下流側セル62D2の出力電流には酸素に起因する出力成分が実質的に含まれないことになるので、1セル・センサが用いられる場合(実施装置の場合)に比べ、排ガスの酸素濃度の変化がSOx濃度の検出に及ぼす影響が小さい。しかし、2セル・センサ62であっても、上流側セル62D1にて排ガス中の酸素が完全には除去されず、下流側セル62D2に向かう排ガスに僅かに酸素が含まれる場合がある。そこで、2セル・センサ62を備えた機関に本発明の制御装置または方法を適用することにより、SOx濃度を精度良く検出することができる。
更に、実施装置が適用される機関10はガソリンエンジンであるが、本発明の制御装置または方法は、ディーゼルエンジンにも適用することができる。
実施装置は、掃引処理中の排ガスの空燃比(酸素濃度)を一定の値に維持する制御(安定化制御)として、掃引処理を始める時点での機関10の運転状態を、掃引処理を終える時点までそのまま維持する方法を用いている(図10のステップ1015を参照。)。この方法によれば、掃引処理中の排ガスの空燃比を必ずしも時々刻々と取得する必要はない。しかし、本発明の装置は、安定化制御として、掃引処理中の排ガスの空燃比を時々刻々と取得しながら、排ガスの空燃比をフィードバック制御するように機関10を制御してもよい。例えば、実施装置は、機関10への要求出力に基づいて吸入空気量が決定された後、排ガスの空燃比が一定の値に一致するように燃料噴射量をフィードバック制御する方法、を用い得る。更に、本発明の装置は、機関10がディーゼルエンジンである場合、安定化制御として、機関10への要求出力に基づいて燃料噴射量が決定された後、排ガスの空燃比が一定の値に一致するように吸入空気量およびEGR量等を調整する方法、を用い得る。加えて、本発明の装置は、機関10がモータ等と組み合わせて用いられる場合(例えば、機関10がハイブリッド自動車に搭載される場合)、排ガスの空燃比を一定の値に維持するように機関10を制御しながら、出力の過不足をモータによって補う方法、を用い得る。
更に、本発明の装置は、排ガスのSOx濃度に基づいて燃料に含まれる硫黄成分の量(硫黄濃度)を推定するように構成され得る。燃料の硫黄濃度は、一般に、燃料の種類等に依存して定まる。そこで、燃料の硫黄濃度を推定する観点からは、機関に燃料が供給される毎に排ガスのSOx濃度が取得されればよい。
10…内燃機関、21…燃料噴射弁、22…点火プラグ、41…排気マニホールド、61…限界電流式の酸素濃度センサ(空燃比センサ)、71…電子制御装置
Claims (4)
- 排ガスの酸素濃度を検出可能な限界電流式のセンサを備えた内燃機関に適用され、排ガスのSOx濃度を検出するための処理部を備えた制御装置であって、
前記処理部は、
排ガスの酸素濃度を一定の値に維持するように前記機関を制御しながら、
前記センサへの印加電圧を、前記センサにてSOxが還元されて生じる硫黄が前記センサに蓄積される第1電圧から、前記センサにて硫黄がSOxへ酸化される第2電圧まで、徐々に降下させる掃引処理を実行するとともに、
前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の波形と、前記一定の値の酸素濃度に対応する前記センサの限界電流の値である基準値と、に基づいて排ガスのSOx濃度を検出する、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置において、
前記第2電圧が、排ガスの酸素濃度を検出するときに用いられる印加電圧に一致し、
前記基準値が、前記掃引処理にて前記センサへの印加電圧が前記第2電圧まで降下した時点における前記センサの出力電流の値である、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1に記載の制御装置において、
前記処理部が、排ガスの酸素濃度と限界電流の値との間の対応関係を予め記憶し、
前記基準値が、前記対応関係に前記一定の値の酸素濃度を適用して得られる限界電流の値である、
内燃機関の制御装置。 - 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の制御装置において、
前記処理部が、前記波形の特徴を示す値として前記掃引処理の実行中における前記センサの出力電流の極値を用いるとともに、前記極値と前記基準値との差の絶対値が大きいほどSOx濃度が高くなるように排ガスのSOx濃度を検出し、
前記第2電圧が、前記極値が出力される印加電圧よりも小さい印加電圧である、
内燃機関の制御装置。
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