JP2015177123A - インプリント装置、および物品の製造方法 - Google Patents

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義一 宮島
新井 剛
Takeshi Arai
剛 新井
裕 三田
Yutaka Mita
裕 三田
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Abstract

【課題】基板上にインプリント材を塗布する塗布部にインプリント材を供給する上で有利なインプリント装置を提供する。
【解決手段】
パターンが形成されたモールドを用いて基板上のインプリント材を成形するインプリント装置は、インプリント材を収容するタンク、および前記タンクに収容されたインプリント材を前記基板に向けて吐出するディスペンサを有する塗布部を用いて前記基板上にインプリント材を塗布する処理を行う塗布ステーションと、前記タンクにインプリント材の供給を行う供給ステーションと、前記塗布部を搬送する搬送部と、を含み、前記供給ステーションにおける前記供給は、前記塗布部が前記搬送部により前記供給ステーションまで搬送された後に行われる。
【選択図】図1

Description

本発明は、インプリント装置、および物品の製造方法に関する。
基板上のインプリント材をモールドにより成形するインプリント装置が、磁気記憶媒体や半導体デバイスなどの量産用リソグラフィ装置の1つとして注目されている(特許文献1参照)。インプリント装置は、基板上に供給されたインプリント材とモールドとを接触させた状態でインプリント材を硬化させ、硬化したインプリント材からモールドを剥離(離型)することにより、基板上にパターンを成形する。
特開2013−251462号公報
特許文献1に記載されたインプリント装置には、基板上にインプリント材を塗布する塗布部が設けられている。しかしながら、特許文献1には、インプリント材を収容するタンクを塗布部が有する場合において、当該タンクにインプリント材を供給するために塗布部を搬送する構成については記載されていない。
そこで、本発明は、基板上にインプリント材を塗布する塗布部にインプリント材を供給する上で有利なインプリント装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の一側面としてのインプリント装置は、パターンが形成されたモールドを用いて基板上のインプリント材を成形するインプリント装置であって、インプリント材を収容するタンク、および前記タンクに収容されたインプリント材を前記基板に向けて吐出するディスペンサを有する塗布部を用いて前記基板上にインプリント材を塗布する処理を行う塗布ステーションと、前記タンクにインプリント材の供給を行う供給ステーションと、前記塗布部を搬送する搬送部と、を含み、前記供給ステーションにおける前記供給は、前記塗布部が前記搬送部により前記供給ステーションまで搬送された後に行われる、ことを特徴とする。
本発明の更なる目的又はその他の側面は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施形態によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、例えば、基板上にインプリント材を塗布する塗布部にインプリント材を供給する上で有利なインプリント装置を提供することができる。
第1実施形態のインプリント装置の構成を示す図である。 形成ステーションおよび塗布ステーションの構成を示す概略図である。 塗布部の断面を示す図である。 第1実施形態のインプリント装置におけるインプリント処理および塗布処理の流れについて説明するための図である。 第1実施形態のインプリント装置におけるインプリント処理および塗布処理の流れについて説明するための図である。 搬送部による塗布部の搬送を説明するための図である。 搬送部による塗布部の搬送を説明するための図である。 搬送部による塗布部の搬送を説明するための図である。 供給部の構成例を示す図である。 供給部の構成例を示す図である。 供給部の構成例を示す図である。 保管部の構成例を示す図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施の形態について説明する。なお、各図において、同一の部材ないし要素については同一の参照番号を付し、重複する説明は省略する。
<第1実施形態>
本発明の第1実施形態のインプリント装置100について説明する。インプリント装置100は、半導体デバイスなどの製造に使用され、基板上のインプリント材をモールドにより成形してパターンを基板に形成するインプリント処理を行う。例えば、インプリント装置100は、パターンが形成されたモールド5を基板上のインプリント材(樹脂)に接触させた状態で当該インプリント材を硬化させる。そして、インプリント装置100は、モールド5と基板1との間隔を広げ、硬化したインプリント材からモールド5を剥離(離型)することによって基板上にパターンを形成することができる。インプリント材を硬化する方法には、熱を用いる熱サイクル方法と光を用いる光硬化法とがあり、第1実施形態では、光硬化法を採用した例について説明する。光硬化法とは、インプリント材として未硬化の紫外線硬化樹脂を基板上に供給し、モールド5とインプリント材とを接触させた状態でインプリント材に紫外線を照射することにより当該インプリント材を硬化させる方法である。
第1実施形態のインプリント装置100は、形成ステーション100aと、塗布ステーション100bと、供給ステーション100cと、交換ステーション100dと、搬送部14と、制御部17とを含みうる。形成ステーション100aでは、パターンが形成されたモールド5を用いて基板上のインプリント材を形成するインプリント処理が行われる。塗布ステーション100bでは、インプリント材を収容するタンク7a、およびタンク7aに収容されたインプリント材を吐出するディスペンサ7bとが一体に構成された塗布部7を用いて基板上にインプリント材を塗布する塗布処理が行われる。供給ステーション100cでは、塗布部7のタンク7aにインプリント材を供給する処理が行われる。交換ステーション100dでは、塗布部7を交換する処理が行われる。搬送部14は、塗布ステーション100bと供給ステーション100cと交換ステーション100dとの間において塗布部7を搬送する。制御部17は、例えばCPUやメモリを有し、インプリント装置100の各部を制御する。
以下の説明では、インプリント装置100に、複数の形成ステーション100aと、1つの供給ステーション100cと、1つの交換ステーション100dとが設けられる例について説明する。図1に示す例では、4つの形成ステーション100a〜100aが設けられている。ここで、例えば、1つの形成ステーション100aに対して供給ステーション100cと交換ステーション100dとが1つずつ設けられてもよい。この場合、インプリント装置100が、形成ステーション100aと供給ステーション100cと交換ステーション100dとを1つずつ含むように構成されてもよい。また、1つの形成ステーション100aに対して供給ステーション100cと交換ステーション100dとが複数設けられてもよい。図1では、塗布ステーション100bの記載を省略しているが、塗布ステーション100bは、複数の形成ステーション100aの各々に対して少なくとも1つずつ設けられうる。
形成ステーション100aおよび塗布ステーション100bの構成について図2を参照しながら説明する。図2は、形成ステーション100aおよび塗布ステーション100bの構成を示す概略図である。形成ステーション100aは、モールド5を保持するインプリントヘッド3と、光(紫外線(UV))を射出する光源を有する照射部6と、モールド5と基板1との相対位置を計測するアライメント計測部11とを含みうる。塗布ステーション100bは、基板上にインプリント材を塗布する塗布部7と、塗布部7を駆動する駆動部10と、塗布部7を搬送部14の搬送アーム14aに渡すアーム13とを含みうる。また、インプリント装置100は、基板1を保持すると共に、形成ステーション100aと塗布ステーション100bとの間において基板1を移動させる基板ステージ2を含みうる。基板ステージ2はベース定盤4の上を移動し、インプリントヘッド3は、ベース定盤4により支柱(不図示)を介して支持されたブリッジ定盤12に固定されている。塗布部7は、駆動部10を介してブリッジ定盤12によって支持されている。
モールド5は、通常、石英など紫外線を透過させることが可能な材料で作製されており、基板側の面における一部の領域(パターン領域)には、基板1に転写する凹凸のパターンが形成されている。また、基板1には、例えば、単結晶シリコン基板やSOI(Silicon on Insulator)基板などが用いられうる。基板1の上面(被処理面)には後述する塗布部7によってインプリント材が供給される。
インプリントヘッド3は、真空吸着力や静電力などによりモールド5を保持するモールド保持部3aと、モールド保持部3aを支持部材3bを介してZ方向に駆動するモールド駆動部3cとを含む。インプリントヘッド3は、Z方向にモールド5を駆動する機能だけでなく、XY方向やθ方向(Z軸周りの回転方向)におけるモールド5の位置を調整する調整機能や、モールド5の傾きを補正するためのチルト機能などを有していてもよい。また、基板ステージ2は、例えば真空吸着力や静電力などにより基板1を保持する基板チャック2aと、基板チャック2aを機械的に保持して移動可能に構成された基板駆動部2bとを含み、基板1のXY方向における位置合わせを行う。基板ステージ2は、XY方向に基板1を移動させる機能だけでなく、Z方向に基板1を移動させる機能や、θ方向における基板1の位置を調整する調整機能などを有していてもよい。ここで、第1実施形態のインプリント装置100では、モールド5と基板1との間の距離を変える動作がインプリントヘッド3によって行われるが、それに限られるものではなく、基板ステージ2によって行われてもよいし、双方で相対的に行われてもよい。
照射部6は、インプリント処理の際に、基板上のインプリント材に光を照射し、当該インプリント材を硬化する。照射部6は、例えば、インプリント材を硬化させる光(紫外線)を射出する光源と、当該光源から射出された光をインプリント処理において適切な光に調整するための光学素子とを含みうる。ここで、第1実施形態では光硬化法が採用されているため、紫外線を射出する光源が照射部6に含まれうるが、例えば熱硬化法が採用される場合には、照射部6の代わりに、インプリント材としての熱硬化性樹脂を硬化させるための熱源が用いられうる。また、アライメント計測部11は、モールド5に設けられたマークと基板1に設けられたマークとの位置ずれを検出し、モールド5のパターン領域とモールド5のパターンが転写される基板上のショット領域との相対位置を計測する。
塗布部7は、図3に示すように、インプリント材を収容するタンク7aと、タンク7aに収容されたインプリント材を基板1に向けて吐出する複数のノズルを含むディスペンサ7bとを有し、基板上にインプリント材を供給する。図3は、塗布部7の断面を示す図である。タンク7aの内部には、タンク7aに収容されたインプリント材の量を検出する検出器7cが設けられている。検出器7cは、例えば、インプリント材と空気との体積抵抗率の差や誘電率の差を検知原理とし、タンク7aに収容されたインプリント材の液面の位置を検知することによりインプリント材の量を検知することができる。ディスペンサ7bは、タンク7aに収容されたインプリント材をそれぞれ吐出する複数のノズルを有し、各ノズルから吐出されるインプリント材の量を制御する。これにより、所望の塗布パターンでインプリント材を基板上に塗布することができる。また、駆動部10は、基板上にインプリント材を塗布するときに塗布部7が配置される塗布位置と退避位置との間において塗布部7を駆動する。アーム13は、駆動部10によって退避位置に配置された塗布部7を搬送部14の搬送アーム14aに引き渡す。
次に、第1実施形態のインプリント装置100におけるインプリント処理および塗布処理の流れについて、図4および図5を参照しながら説明する。基板ステージ2により基板1が保持されると、制御部17は、図4(a)に示すように、モールド5のパターンを転写すべき基板上のショット領域が塗布部7に下に配置されるように基板ステージ2を制御する。塗布部7の下にショット領域が配置されると、制御部17は、図4(b)に示すように、ショット領域にインプリント材が供給されるように塗布部7を制御する。塗布部7によりインプリント材がショット領域に供給された後、制御部17は、図4(c)に示すように、基板上のショット領域がモールド5のパターン領域の下に配置されるように基板ステージ2を制御する。ショット領域がパターン領域の下に配置されると、制御部17は、図4(d)に示すように、モールド5が−Z方向に移動してモールド5のパターン領域と基板上のインプリント材とが接触するようにインプリントヘッド3を制御する。そして、制御部17は、モールド5と基板上のインプリント材とを接触させた状態で所定の時間を経過させる。これにより、基板上のインプリント材を、モールド5に形成されたパターンの隅々まで充填することができる。
制御部17は、図5(a)に示すように、モールド5と基板上のインプリント材とを接触させた状態において、モールド5のパターン領域と基板上のショット領域との相対位置をアライメント計測部11に計測させる。アライメント計測部11による計測の後、制御部17は、その計測結果に基づいてモールド5のパターン領域と基板上のショット領域との位置合わせを行う。パターン領域とショット領域との位置合わせを行った後、制御部17は、図5(b)に示すように、基板上のインプリント材にモールド5を介して光(紫外線)を照射するように照射部6を制御する。そして、制御部17は、図5(c)に示すように、モールド5が+Z方向に移動するようにインプリントヘッド3を制御し、光の照射によって硬化した基板上のインプリント材からモールド5を剥離する。これにより、モールド5のパターンを基板上のインプリント材に転写することができる。上述のインプリント処理および塗布処理は、基板上における複数のショット領域の各々について行われる。
このように基板上における複数のショット領域の各々に対してインプリント処理および塗布処理を行っている間に、塗布部7のタンク7aに収容されたインプリント材の量が少なくなるとインプリント処理が停止しうる。そこで、第1実施形態のインプリント装置100には、塗布部7のタンク7aにインプリント材を供給する処理を供給部15によって行う供給ステーション100cと、塗布部7を交換する処理を行う交換ステーション100dとが設けられている。また、インプリント装置100には、塗布ステーション100bと供給ステーション100cと交換ステーション100dとの間において塗布部7を搬送する搬送部14とを含む。そして、インプリント装置100は、例えば、タンク7aに収容されたインプリント材の量が所定量以下であると判断したとき、搬送部14に塗布部7を搬送させ、タンク7aへのインプリント材の供給または塗布部7の交換を行う。インプリント材の量が所定量以下であるとの判断は、タンク7aに設けられた検出器7cの検出結果に基づいて制御部17によって行われうる。
まず、搬送部14の構成例について説明する。搬送部14は、塗布部7を保持する搬送アーム14aおよび搬送アーム14aを駆動する搬送駆動部14bを含み、塗布ステーション100bと供給ステーション100cと交換ステーション100dとの間において塗布部7を搬送する。例えば、塗布部7のタンク7aに収容されたインプリント材の量が所定量以下であると制御部17によって判断されると、図6に示すように、塗布部7は、駆動部10によって塗布位置から退避位置に駆動される。退避位置に駆動された塗布部7は、図7(a)に示すようにアーム13によって保持され、図7(b)に示すようにアーム13から搬送アーム14aに引き渡されて搬送アーム14aによって保持される。そして、供給ステーション100cにおいてタンク7aにインプリント材を供給する場合には、塗布部7を保持した搬送アーム14aは、搬送駆動部14bによって供給ステーション100cの前まで駆動される。搬送アーム14aは、供給ステーション100cの前に配置されたとき、図8に示すように、供給ステーション100cに配置された供給部15の供給口15aと排出口15bとに塗布部7を接続する。供給部15の供給口15aはインプリント材をタンク7aに流入するための管によって構成され、排出口15bはタンク7aに残存したインプリント材を排出するための管によって構成されうる。また、供給部15に供給口15aが設けられ、タンク7aのインプリント材が所定量以下になったときにインプリント材の供給のみを行うようにしてもよい。さらに、供給部15に供給口15aが設けられ、タンク7aからインプリント材の排出と、タンク7aへのインプリント材の供給とを供給口15aで共有してもよい。
一方で、交換ステーション100dにおいて塗布部7を交換する場合には、塗布部7を保持した搬送アーム14aは、搬送駆動部14bによって交換ステーション100dの前まで駆動される。搬送アーム14aは、交換ステーション100dの前に配置されたとき、交換ステーション100dの保管部16に塗布部7を置き、保管部16に保管された新たな塗布部8を保持する。そして、搬送アーム14によって保持された新たな塗布部8が、搬送部14によって塗布ステーション100bに搬送される。ここで、第1実施形態の搬送部14は、搬送アーム14aと搬送駆動部14bとを含む構成としているが、それに限られるものではなく、塗布ステーション100bにおける駆動部10とアーム13とを更に含む構成としてもよい。
次に、供給ステーション100cにおける供給部15の構成例について図9を参照しながら説明する。図9は、供給ステーション100cにおける供給部15の構成例を示す図である。供給部15は、供給口15aと排出口15bとに接続された塗布部7のタンク7aにインプリント材を供給する。例えば、供給部15は、インプリント材を循環させるためのポンプ15cと、新規のインプリント材が収容された第1タンク15hと、塗布部7のタンク7aに残存したインプリント材を収容する第2タンク15jと、切換弁15dおよび15gとを含みうる。また、供給部15は、インプリント材を濾過するフィルタ15eと、インプリント材に含まれる異物(パーティクル)の量を計測する計測部15fとを含みうる。そして、塗布部7が供給口15aと排出口15bとに接続されると、供給部15は、ポンプ15cと切換弁15dおよび15gとを制御して、第1タンク15hに収容された新規のインプリント材を供給口15aからタンク7aに供給する。このとき、供給部15は、新規のインプリント材をフィルタ15eと計測部15fとを通過させ、計測部15fによって異物の量が許容値(第1許容値)以下であることを確認してからタンク7aに供給している。
ここで、タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測部15fによって計測し、その計測結果に基づいて、残存したインプリント材を破棄するか否かを決定する構成としてもよい。例えば、塗布部7が供給口15aと排出口15bとに接続されると、供給部15は、ポンプ15cを起動させ、塗布部7のタンク7aに残存したインプリント材が計測部15fを通過するように切換弁15dおよび15gを制御する。そして、供給部15は、タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測部15fによって計測する。このとき、制御部17は、計測部15fによる計測結果に基づいて、タンク7aに残存したインプリント材を破棄するか否かを決定する。タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量が第1許容値以下であれば、供給部15は、切換弁15gを制御し、第1タンク15hに収容された新規のインプリント材を供給口15aからタンク7aに供給する。一方で、タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量が第1許容値より多ければ、供給部15は、切換弁15dを制御し、タンク7aに残存したインプリント材を排出口15bを介して第2タンク15jに流入させる。そして、供給部15は、タンク7aからインプリント材を排出した後、切換弁15dおよび15gを制御し、第1タンク15hに収容された新規のインプリント材を、フィルタ15eと計測部15fとを介して供給口15aからタンク7aに流入させる。
第1実施形態のインプリント装置100では、複数の塗布ステーション100bを含み、複数の塗布部7が用いられている。そのため、供給ステーション100cの供給部15は、図10に示すように、複数の塗布部7に対して並行してインプリント材の供給を行うことができるように構成されている。図10に示す構成の供給部15では、同じ種類のインプリント材が複数の塗布部7に対して供給される。そして、供給部15において並行してインプリント材の供給を行うことができる塗布部7の数は、インプリント装置内で使用可能な塗布部7の最大の数であることが好ましい。しかしながら、インプリント装置内で使用されている複数の塗布部7に対して同時にインプリント材の供給を行うことは稀である。そのため、供給部15において並行してインプリント材の供給を行うことができる塗布部7の数は、当該塗布部7の最大の数より少なくてもよい。即ち、供給部15は、当該塗布部7の最大の数より少ない数の塗布部7に対して並行にインプリント材の供給を行うことができるように構成されていてもよい。また、供給ステーション100cでは、異なる種類のインプリント材が複数の塗布部7に供給されてもよい。この場合、図11に示すように、供給ステーション100cに、互いに異なる種類のインプリント材を供給する複数の供給部15が設けられうる。図11では、4つの供給部15a〜15dによって4種類のインプリント材が4つの塗布部7にそれぞれ供給される例が示されている。
次に、交換ステーション100dにおける保管部16の構成例について図12を参照しながら説明する。図12は、交換ステーション100dにおける保管部16の構成例を示す図である。保管部16は、使い終わった塗布部7を複数保管することができる第1領域16aと、新規のインプリント材が充填されたタンク7aを有する新たな塗布部8が複数保管されている第2領域16bとを含みうる。そして、図12(a)のように使い終わった塗布部7が搬送部14により第1領域16aに置かれ、図12(b)のように保管部16に保管された新たな塗布部8が搬送部14に保持されて塗布ステーション100bに搬送されることで塗布部7の交換が行われる。このような塗布部7の交換は、例えば、供給部15の計測部15fによって検出された異物の量が第2許容値より多い場合や、供給部15においてインプリント材を供給する時間を設けることができない場合に行われうる。第2許容値とは、例えば、第1許容値より大きい数値に設定されうる。
ここで、タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測部15fによって計測した結果に基づいて、供給ステーション100cでインプリント材の供給を行うか、交換ステーション100dで塗布部7の交換を行うかを決定してもよい。例えば、塗布部7が供給口15aと排出口15bとに接続されると、供給部15は、ポンプ15cを起動させ、タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測部15fによって計測する。このとき、制御部17は、計測部15fによる計測結果に基づいて、供給ステーション100cでインプリント材の供給を行うか、交換ステーション100dで塗布部7の交換を行うかを決定する。タンク7aに残存したインプリント材に含まれる異物の量が第2許容値以下であれば、制御部17は、供給ステーション100cでインプリント材の供給を行うことを決定する。一方で、異物の量が第2許容値より大きければ、制御部17は、交換ステーション100dで塗布部7の交換を行うことを決定する。また、計測部15fによる計測結果に基づいてインプリント材の供給または塗布部7の交換を決定することに限られず、塗布部7の使用期間や供給ステーション100cでのインプリント材の供給回数などに基づいて決定してもよい。
上述のように、第1実施形態のインプリント装置100は、インプリント材を収容するタンク7aと、タンク7aに収容されたインプリント材を吐出するディスペンサ7bとが一体に構成された塗布部7を用いて基板上へのインプリント材の塗布が行われる。そして、インプリント装置100は、塗布部7のタンク7aにインプリント材を供給する供給ステーション100cと、塗布部7を交換する交換ステーション100dとを含む。これにより、タンク7aに収容されたインプリント材の量が少なくなることによるインプリント処理の停止を低減し、スループットが低下することを抑制することができる。ここで、第1実施形態のインプリント装置100は、供給ステーション100cと交換ステーション100dとの双方を含むように構成されているが、いずれか一方を含むように構成されていてもよい。
<物品の製造方法の実施形態>
本発明の実施形態にかかる物品の製造方法は、例えば、半導体デバイス等のマイクロデバイスや微細構造を有する素子等の物品を製造するのに好適である。本実施形態の物品の製造方法は、基板に供給された樹脂に上記のインプリント装置を用いてパターンを形成する工程(基板にインプリント処理を行う工程)と、かかる工程でパターンを形成された基板を加工する工程とを含む。更に、かかる製造方法は、他の周知の工程(酸化、成膜、蒸着、ドーピング、平坦化、エッチング、レジスト剥離、ダイシング、ボンディング、パッケージング等)を含む。本実施形態の物品の製造方法は、従来の方法に比べて、物品の性能・品質・生産性・生産コストの少なくとも1つにおいて有利である。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態に限定されないことはいうまでもなく、その要旨の範囲内で種々の変形および変更が可能である。

Claims (13)

  1. パターンが形成されたモールドを用いて基板上のインプリント材を成形するインプリント装置であって、
    インプリント材を収容するタンク、および前記タンクに収容されたインプリント材を前記基板に向けて吐出するディスペンサを有する塗布部を用いて前記基板上にインプリント材を塗布する処理を行う塗布ステーションと、
    前記タンクにインプリント材の供給を行う供給ステーションと、
    前記塗布部を搬送する搬送部と、
    を含み、
    前記供給ステーションにおける前記供給は、前記塗布部が前記搬送部により前記供給ステーションまで搬送された後に行われる、ことを特徴とするインプリント装置。
  2. 前記塗布部の交換を行う交換ステーションを更に有し、
    前記交換ステーションにおける前記交換は、前記塗布部が前記搬送部により前記交換ステーションまで搬送された後に行われる、ことを特徴とする請求項1に記載のインプリント装置。
  3. 前記タンクに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測する計測部と、
    前記計測部による計測結果に基づいて、前記供給ステーションで前記供給を行うか、前記交換ステーションで前記交換を行うかを決定する制御部と、
    を更に含むことを特徴とすることを特徴とする請求項2に記載のインプリント装置。
  4. 前記タンクに残存したインプリント材に含まれる異物の量を計測する計測部と、
    前記計測部による計測結果に基づいて、前記残存したインプリント材を破棄するか否かを決定する制御部と、
    を含むことを特徴とする請求項1又は2に記載のインプリント装置。
  5. 前記塗布部は、前記タンクに収容されたインプリント材の量を検出する検出器を有する、ことを特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  6. 前記検出器は、前記タンクに収容されたインプリント材の液面の位置を検知することにより当該インプリント材の量を検出する、ことを特徴とする請求項5に記載のインプリント装置。
  7. 前記供給ステーションは、前記タンクにインプリント材を供給する供給部を含み、
    前記インプリント装置では、前記供給部の数より多い数の前記塗布部が使用されている、ことを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか1項に記載のインプリント装置。
  8. 前記供給部は、複数の前記塗布部に対して並行して前記供給を行うことができるように構成されている、ことを特徴とする請求項7に記載のインプリント装置。
  9. 前記供給部が前記供給を行うことができる前記塗布部の数は、前記インプリント装置内で使用可能な前記塗布部の最大の数より少ない、ことを特徴とする請求項8に記載のインプリント装置。
  10. 前記供給ステーションでは、同じ種類のインプリント材が複数の前記塗布部に供給される、ことを特徴とする請求項8又は9に記載のインプリント装置。
  11. 前記供給ステーションは、異なる種類のインプリント材を複数の前記塗布部に供給するように構成されている、ことを特徴とする請求項8又は9に記載のインプリント装置。
  12. パターンが形成されたモールドを用いて基板上のインプリント材を成形するインプリント装置であって、
    インプリント材を収容するタンク、および前記タンクに収容されたインプリント材を前記基板に向けて吐出するディスペンサとを有する塗布部を用いて前記基板上にインプリント材を塗布する処理を行う塗布ステーションと、
    前記塗布部の交換を行う交換ステーションと、
    前記塗布部を搬送する搬送部と、
    を含み、
    前記交換ステーションにおける前記交換は、前記塗布部が前記搬送部により前記交換ステーションまで搬送された後に行われる、ことを特徴とするインプリント装置。
  13. 請求項1乃至12のうちいずれか1項に記載のインプリント装置を用いてパターンを基板に形成する工程と、
    前記工程でパターンを形成された前記基板を加工する工程と、
    を含む、ことを特徴とする物品の製造方法。
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