JP2015177169A - 太陽電池モジュール - Google Patents

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Abstract

【課題】防湿性を高めて信頼性の高い太陽電池モジュールを提供する。
【解決手段】 本発明の太陽電池モジュールは、配線シートの一方の面に光電変換素子を載置した光電変換装置と、バックシートを有する太陽電池モジュールであって、バックシートは、配線シートの他方の面に、バックシート上に形成された接着層を介して貼りつけることにより、信頼性の高い太陽電池モジュールを提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は太陽電池モジュールに関するものである。
太陽光エネルギを直接電気エネルギに変換する光電変換装置は、近年、特に地球環境問題の観点から、エネルギ源としての期待が急速に高まっている。光電変換装置は、屋外で使用することが多く、強度、耐湿性等を確保するために封止し、太陽電池モジュールとすることが一般的である。
図7は特許文献1の裏面電極型太陽電池モジュールの構造部材が積層された状態を示す断面図である。また、図8は、特許文献1の裏面電極型太陽電池モジュールを示す断面図である。透明基板51上にEVA(エチレンビニルアセテート)樹脂からなる第1の封止材である封止材52aが配置される。裏面電極型太陽電池セル53と封止材52aとが接するように、封止材52a上に裏面電極型太陽電池ストリング55が配置される。裏面電極型太陽電池ストリング55上にEVA樹脂からなる第2の封止材である封止材52bが配置される。封止材52b上に裏面保護シート56が配置される。
次に、封止材52aが裏面電極型太陽電池ストリング55の裏面電極型太陽電池セル53に圧着されるとともに、封止材52bが裏面電極型太陽電池ストリング55の配線シート54に圧着された状態で加熱処理されることによって、封止材52aと封止材52bとが一体化された状態で硬化される。
具体的には、圧着および加熱処理は、たとえば、真空圧着および加熱処理が可能なラミネータ装置を用いて行なわれる。ラミネータ装置により加熱されつつ加圧されることによって、封止材52aおよび封止材52bは、熱変形され、かつ、熱硬化される。封止材52aと封止材52bとが一体化されて封止材52となることにより、封止材52中に裏面電極型太陽電池ストリング55が包み込まれるように封止される。
その結果、図8に示すように、封止材52aと封止材52bとが一体化されてなる封止材52中に、裏面電極型太陽電池ストリング55が封止されてなる裏面電極型太陽電池モジュール50が作製される。
特開2012−23301号公報
特許文献1の光電変換装置(特許文献1では太陽電池ストリング)は、封止材で封止される。封止材であるEVAシートには吸湿性があるが、太陽電池モジュール本体の表面や裏面は透明基板51および裏面保護シート56で保護されているため、水分が浸入することはない。しかし、太陽電池モジュール本体の側面はEVAシートが露出しているため、防湿性の観点からは、太陽電池モジュール本体の側面を構成する樹脂の面積は小さい方が好ましい。そのため、封止材を薄型化する必要があった。しかしながら、EVA樹脂などの封止材をシート状に形成できる厚さには限界があり、封止材を薄くすることによって太陽電池モジュール本体の側面の防湿性を向上させることが難しかった。本発明は上述の課題を解決するためになされたものであり、防湿性を高めて信頼性の高い太陽電池モジュールを提供するものである。
本発明の太陽電池モジュールは、配線シートの一方の面に光電変換素子を載置した光電変換装置と、バックシートを有する太陽電池モジュールであって、バックシートは、配線シートの他方の面に、バックシート上に形成された接着層を介して貼りつけてなるものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、受光面側に透明受光面基板を有し、バックシートの周辺部は、接着層を介して透明受光面基板に接着されてなるものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、接着層はオレフィン系の接着層であるものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、接着層の厚さは30μから100ミクロンであるものである。
また、本発明の太陽電池モジュールは、受光面と反対側の面に端子ボックスへの接続部を有し、接続部における太陽電池モジュール本体の厚さは、接続部以外の太陽電池モジュール本体の厚さより厚いものである。
本発明により、防湿性が向上した、信頼性の高い太陽電池モジュールを提供することができる。
本発明の第1の実施の形態である太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。 本発明の第1の実施の形態である太陽電池モジュール本体および太陽電池モジュールを示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態である太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。 本発明の第2の実施の形態である太陽電池モジュール本体および太陽電池モジュールを示す断面図である。 本発明の第3の実施の形態である太陽電池モジュールを示す平面図である。 本発明の第3の実施の形態である太陽電池モジュールを示す部分断面図である。 従来例の裏面電極型太陽電池モジュールの構造部材が積層された状態を示す断面図である。 従来の裏面電極型太陽電池モジュールを示す断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態に係る説明する。以下の説明では同一
て、それらについて詳細な説明は繰り返さない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態である太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。バックシート11は、アルミニウム箔の両面をPET樹脂などでラミネートしたものが用いられる。また、バックシート11上には、接着剤が60μm程度塗布されて接着層12が形成されている。接着剤としては、オレフィン系接着剤を使用する。オレフィン系接着剤はEVAなどの封止材に比べ、化学的安定性および防湿性に優れている。他にエポキシ系、ウレタン系樹脂などが使用可能である。また、接着層12の厚みは30μmから100μmが好ましい。
接着層12を形成したバックシート11上に光電変換装置15を載置する。光電変換装置15は、配線シート13上に光電変換素子14を配置したものである。配線シート13はその上に戴置された複数の光電変換素子14を電気的に接続するものであり、PET(ポリエチレンテレフタレート)などの樹脂シート上に銅箔をパターニングした配線を配置したものである。光電変換素子14は、シリコン基板の受光面と反対側にn電極およびp電極を配置した裏面電極型の光電変換素子である。n電極およびp電極は配線シート13の銅配線とはんだなどで電気的に接続される。
光電変換装置15上にEVAやオレフィン系樹脂などの樹脂シートで形成された受光面側封止材16を戴置する。受光面側封止材16の厚みは一般的に400μm以上である。さらに、受光面側封止材16上に太陽電池モジュールの受光面を形成する透明受光面基板であるカバーガラス17を重ねる。
図2は、本発明の第1の実施の形態である太陽電池モジュール本体および太陽電池モジュールを示す断面図である。図1のように積層した各部品をラミネータで処理することにより、図2(a)に示される太陽電池モジュール本体10を得ることができる。
受光面側封止材16は、ラミネータで加熱真空圧着される際に、カバーガラス17の裏面全面と接着される。また、光電変換装置15の受光面側である上面の凹凸に合わせて変形し、光電変換装置15の上面および側面と隙間なく接着される。
光電変換装置の受光面側を覆う封止樹脂である受光面側封止材16は、光電変換装置の受光面側の凹凸に合わせて変形できるように、ラミネート工程で柔軟に変形しやすく、また、凹部に充填される樹脂を確保するだけの厚みがあること好ましい。したがって、光電変換装置の受光面側を覆う封止樹脂は、厚みは400μm以上の封止材を用いることが好ましい。
光電変換装置15を構成する配線シート13の受光面と反対側の面である裏面は、接着層12を介してバックシート11に接着されている。配線シート13の裏面は、滑らかな平面であるため、接着層12が薄くても隙間を生じることなく、バックシート11に接着することができる。また、接着層12のうち、配線シート13に接着していない周辺部分は、受光面側封止材16に接着されることにより、光電変換装置15を封止することができる。ラミネータで処理されるとき、加熱圧着されるが、カバーガラス17はバックシート11よりも硬いので、バックシートの周辺部は、カバーガラス17の方向に曲げられて接着層12を介して受光面側封止材16と接着される。
以上説明してきたような構造とすることにより、太陽電池モジュール本体の側面に露出するEVA樹脂を薄くすることができる。防湿性の高い太陽電池モジュールを形成することができる。このような太陽電池モジュール本体を直接架台に取り付けても、防湿性を確保することができる。
次に、図2(b)に、太陽電池モジュール本体10にフレーム20を取り付けて形成される太陽電池モジュール1を示す。
太陽電池モジュール本体10の側面は、フレーム枠21に取り付けられたブチルゴムやシリコンゴムなどで形成された封止樹脂22に当接して密着する。したがって、受光面側封止材16や接着層12の端面から水分が太陽電池モジュール本体10の内部に侵入することを防いでいる。しかしながら、封止樹脂が経年変化で劣化し、水分が太陽電池モジュール本体の端面に達することがある。そのような場合において、本実施例の太陽電池モジュールは、接着層12が薄いので、バックシートと配線シートの間に封止材を挟む構造と比べて、側面の樹脂の面積が小さいので、水分が太陽電池モジュール本体内部に侵入しにくい。
また、接着層を形成せず、光電変換装置の受光面側に配置した封止材のみで封止することも考えられるが、光電変換装置を周辺部の封止材のみで固定すると、ラミネート工程で配線シートまたはバックシートの細かい凹凸によって気泡が発生する問題がある。本実施例のように接着層12を設けることにより、接着層12が細かい凹凸を吸収し、光電変換装置15の裏面を接着できるので、配線シートとバックシートの間に気泡が発生する問題が生じることがなく、太陽電池モジュールの生産性を向上させることができる。
(実施の形態2)
図3は、本発明の第2の実施の形態である太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。バックシート11上に接着層12を塗布している点は第1の実施の形態と同じである。第1の実施の形態と比較して、受光面側封止材16’が光電変換装置15とほぼ同じ大きさであり、カバーガラス17やバックシート11よりも小さい点が異なる。
図4は、本発明の第2の実施の形態である太陽電池モジュール本体および太陽電池モジュールを示す断面図である。図3のように積層した各部品をラミネータで処理することにより、図4(a)に示される太陽電池モジュール本体を得ることができる。
太陽電池モジュール本体10’の端部において、バックシート11は、カバーガラス17の方向に曲げられて、接着層12を介してカバーガラス17に接着されている。受光面側封止材16’は、カバーガラス17に接着されている。また、受光面側封止材16’は、光電変換装置15の上面および側面と隙間なく接着される。本実施形態では、太陽電池モジュール本体10’の側面においては、カバーガラス17とバックシート11が接着層12を介して接触している。従って、太陽電池モジュール本体10’の側面に封止材が露出していないので、太陽電池モジュール本体は高い防湿性を得ることができる。
さらに、太陽電池モジュール本体10’にフレーム20を取り付けることにより、図4(b)に示される太陽電池モジュール1’が形成される。太陽電池モジュール本体10’の側面は、フレーム枠21に取り付けられたブチルゴムやシリコンゴムなどで形成された封止樹脂22に当接して密着する。太陽電池モジュール本体10’の側面においては、カバーガラス17とバックシート11が接着層12を介して接触している。従って、太陽電池モジュール本体10’の側面に封止材が露出していないので、封止樹脂22が劣化しても水分が太陽電池モジュール本体内部に侵入しにくく、防湿性をさらに高めることができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態である太陽電池モジュールを示す平面図である。同図は、太陽電池モジュールの受光面側とは反対側の裏面側からみたものであり、バックシートは省略されている。
ほぼ正方形の光電変換素子14は配線シート13の受光面側に縦横に並べられ、配線シート13の銅配線の接続パターンによって、隣設する光電変換素子と接続されている。また、光電変換装置15の辺部においては、銅などの金属をリボン状に形成したバスバーが配線シート13の受光面側に設置されている。バスバー31a、31b、31c、31e、31fは、光電変換素子14の接続方向を180度回転させている。
バスバー31dは正極側バスバーであり、バスバー31gは負極側バスバーである。バスバー31dは、配線シート13の受光面側に設置され、リード線32aが接続されている。また、バスバー31gは、配線シート13の受光面側に設置され、リード線32bが接続されている。リード線32aは、配線シート13に設けられた切欠き33aを通って配線シート13の裏面側に導かれる。また、リード線32bは、配線シート13に設けられた切欠き33aを通って配線シート13の裏面側に導かれる。
EVAやオレフィン系樹脂で形成された樹脂シート34は、配線シートの裏面側に設けられ、大きさは140mm×110mmの矩形状であって厚さは560μmの樹脂シートである。樹脂シート34上にPET製のフィルム35が配置される。フィルム35の大きさは120mm×80mmで厚さは500ミクロンである。リード線32a端部は、端子ボックス接続用配線であるリード線37aとはんだ付けされている。また、リード線32bの端部は、端子ボックス接続用配線であるリード線37bとはんだ付けされている。リード線37aと37bは、ポリイミドなどの絶縁材料でできたテープ38で連結されており、ラミネート工程でリード線の位置決めを容易に行うことができる。リード線37aおよび37bは、バックシートの開口部から引き出されて太陽電池モジュール1の裏面に設置された端子ボックスに接続される。
樹脂シート34は、ラミネート工程の際に、リード線によって生じる段差によって、局所的に光電変換素子に圧力を加える効果を緩和し、ラミネート工程で光電変換素子が破損することを防いでいる。
また、受光面側から見たとき、テープ38が光電変換素子14の隙間から見えることを防ぐために、フィルム35をバックシートと同じ色に着色しておくと良い。また、フィルム35に代えて、バックシートと同じ色に着色した樹脂シートを重ねても良い。また、樹脂シート34をバックシートと同じ色に着色する場合は、フィルム35を省略することも可能である。
図6は本発明の第3の実施の形態である太陽電池モジュールを示す部分断面図であり、図5におけるA−A’断面を示したものであり、端子ボックスへの接続部を示したものである。尚、下側が受光面側で上側が裏面側である。PET(ポリエチレンテレフタレート)などのフィルム13aと配線層13bからなる配線シート13の受光面側に光電変換素子14が載置され光電変換装置15が形成されている。光電変換装置15の受光面側は、受光面側封止材16およびカバーガラス17が順に積層されている。
配線シート13の裏面側の端子ボックスを配置する位置に樹脂シート34およびPET樹脂のフィルム35が重ねられている。フィルム35上にリード線32aおよびリード線32bが配置されている。リード線37aおよび37bは、フィルム35上にあるため、ラミネータで処理したときに封止材樹脂にリード線が埋まりすぎることを防ぐことができる。
配線シート13、樹脂シート34及びフィルム35の裏面側には、接着層12が形成されたバックシート11が貼り付けられている。バックシート11及び接着層12は、樹脂シート34およびフィルム35の形状に沿って配置されている。また、バックシート11および接着層12には、開口部36a、36bが形成されており、開口部36aを通ってリード線37aが太陽電池モジュールの裏面から引き出されている。また、開口部36bを通ってリード線37bが太陽電池モジュールの裏面から引き出されている。太陽電池モジュールの裏面から引き出されたリード線37a、37bは、それぞれ端子ボックスに接続される。
このようにして、太陽電池モジュール1が端子ボックスに接続するための接続部39が形成されるが、接続部39は、樹脂シート34が積層されているため、太陽電池モジュール本体10の接続部39以外の部分に比べて厚く形成されている。
樹脂シートがない場合、端子ボックス取り付け部分に対応するバックシート表面には、部分にはリード線による段差があり、ラミネート工程後において段差部分に気泡が残存する場合があったが、ラミネート工程において変形性に富む樹脂シートにより、リード線周辺の段差が緩やかになるため、気泡が残存しにくくなる。また、リード線による段差により、リード線直下の光電変換素子に、ラミネート工程においてプレスする圧力が集中してセル割れが発生しやすかったが、樹脂シートにより、ラミネート工程における圧力の集中を緩和することができるので、セル割れを防止することができる。
また、樹脂シート34により厚みが増すため、端子ボックス取り付け部の機械的強度を向上させることができる。
今回開示された実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、1’…太陽電池モジュール
10、10’…太陽電池モジュール本体
11…バックシート
12…接着層
13…配線シート
14…光電変換素子
15…光電変換装置
16、16’…受光面側封止材
17…カバーガラス
20…フレーム
21…フレーム枠
22…封止樹脂
31a、31b、31c、31d、31e、31f、31g…バスバー
32a、32b…リード線
33a、33b…切欠き
34…樹脂シート
35…フィルム
36a、36b…開口部
37a、37b…接続線
38…テープ
39…接続部

Claims (5)

  1. 配線シートの一方の面に光電変換素子を載置した光電変換装置と、バックシートを有する太陽電池モジュールであって、
    前記バックシートは、前記配線シートの他方の面に、前記バックシート上に形成された接着層を介して貼りつける太陽電池モジュール。
  2. 前記太陽電池モジュールは、受光面側に透明受光面基板を有し、
    前記バックシートの周辺部は、前記接着層を介して前記透明受光面基板に接着されてなる請求項1記載の太陽電池モジュール。
  3. 前記接着層は、オレフィン系の接着層である請求項1または2に記載の太陽電池モジュール。
  4. 前記接着層の厚さは、30μmから100μmである請求項1から3のいずれかに記載の太陽電池モジュール
  5. 前記太陽電池モジュールは、受光面と反対側の面に端子ボックスへの接続部を有し、
    前記接続部における太陽電池モジュール本体の厚さは、接続部以外の太陽電池モジュール本体の厚さより厚い請求項1から4のいずれかに記載の太陽電池モジュール。
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