JP2015177251A - 情報処理装置及びその制御方法、プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】 ユーザによっては消費電力を低減させることよりも、最速の通信速度で通信したい場合もあるため、従来のように、省電力のために通信速度を低速に固定することはユーザの利便性を損なうことになる。
【解決手段】 消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置とその制御方法であって、通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定し、相手先の機器が省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させ、その設定された動作モードに従って、相手先の機器との通信を確立する。
【選択図】 図3
【解決手段】 消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置とその制御方法であって、通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定し、相手先の機器が省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させ、その設定された動作モードに従って、相手先の機器との通信を確立する。
【選択図】 図3
Description
本発明は情報処理装置及びその制御方法、プログラムに関するものである。
近年、ネットワークの通信速度の向上に伴い、ネットワークに接続されて通信を行う情報処理装置のネットワーク通信部の消費電力も増加している。この消費電力を低減するための技術として、ネットワーク通信部において、所定時間連続して通信がないときに、ネットワーク接続を維持しながらネットワーク通信部の消費電力を低減する技術が提案されている。この技術の一例として、EEE(Energy Efficient Ethernet)が挙げられる。EEEでは、所定時間連続してネットワーク通信が発生しないアイドル状態を検知すると、通常の動作時よりも消費電力の少ない省電力状態(Low Power Idle、以下LPI)に移行してネットワーク通信部の消費電力を低減させる。このような消費電力の低減方法をLPI方式と呼ぶ。このこの省電力機能は、情報処理装置と接続先の装置の双方が、その省電力機能に対応している場合に有効になる
一般に、ネットワーク通信を確立するとき、オートネゴシエーションによって、情報処理装置とその接続先の装置の双方が、上述の省電力機能に対応しているか否かの情報を取得する。この結果、双方がその省電力機能に対応している場合は、上述のアイドル状態を検知するとLPIに移行して省電力状態となることが可能となる。これに対して、オートネゴシエーションにおいて、接続先の装置がその省電力機能に非対応であると判定すると、その情報処理装置はLPIへ移行して消費電力状態となることができない。よって、この場合は、例え、ネットワーク通信がない時間が所定時間以上継続しても、消費電力を低減する省電力状態に移行できないことになる。
一般に、ネットワーク通信を確立するとき、オートネゴシエーションによって、情報処理装置とその接続先の装置の双方が、上述の省電力機能に対応しているか否かの情報を取得する。この結果、双方がその省電力機能に対応している場合は、上述のアイドル状態を検知するとLPIに移行して省電力状態となることが可能となる。これに対して、オートネゴシエーションにおいて、接続先の装置がその省電力機能に非対応であると判定すると、その情報処理装置はLPIへ移行して消費電力状態となることができない。よって、この場合は、例え、ネットワーク通信がない時間が所定時間以上継続しても、消費電力を低減する省電力状態に移行できないことになる。
これに対して、接続先の装置が省電力機能に非対応の場合であっても、ネットワーク通信部の消費電力を低減する技術として次のような技術がある。その技術は、接続先の装置が省電力機能に非対応と判定した場合、接続先と通信可能な最速の通信速度よりも遅い通信速度を設定して通信を行うものである(例えば、特許文献1参照)。例えば、情報処理装置と、その接続先の装置の最速の通信速度が1Gbpsである場合、接続先の装置が省電力機能に非対応と判定した場合であって、省電力状態に移行する条件が成立すると、通信速度を、より低速の100Mbpsに設定して通信を行う。これにより、ネットワーク通信部の消費電力は、最速の通信速度の場合よりも低減できることになる。
しかしながら上記従来技術では、接続先の装置が上述の省電力機能に非対応の場合、通信速度は、通信可能な最速の通信速度よりも遅い通信速度に固定されてしまうことになる。しかしユーザによっては、消費電力を低減させることよりも、最速の通信速度で通信したい場合もあるため、省電力のために、通信速度を低速に固定することは、ユーザの利便性を損なうことになる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、接続先の相手機器が省電力機能に対応していない場合であっても、ユーザの設定に応じて消費電力を制御できる技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る情報処理装置は以下のような構成を備える。即ち、
消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置であって、
通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させる設定手段と、
前記設定手段により設定された前記動作モードに従って、前記相手先の機器との通信を確立して通信する通信手段と、を有することを特徴とする。
消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置であって、
通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させる設定手段と、
前記設定手段により設定された前記動作モードに従って、前記相手先の機器との通信を確立して通信する通信手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、接続先の相手機器が省電力機能に対応していない場合であっても、ユーザの設定に応じて消費電力を低減させることができ、また通信速度を優先させたい場合にも対応できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
[実施形態1]
図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成を説明するブロック図である。
図1は、本発明の実施形態1に係る情報処理装置100のハードウェア構成を説明するブロック図である。
コントローラ110は、この情報処理装置100全体の動作を制御する。コネクタ101は、この情報処理装置100とネットワークを構成するLANケーブルとを接続する。トランス102は、情報処理装置100とネットワークを電気的に絶縁する。PHY103は、情報処理装置100において、ネットワークを介した接続先の装置と電気的な信号のやりとりを行う物理層である。本実施形態に係るPHY103は、通信速度1Gbps,100Mbps,10Mbpsのいずれかで通信可能である。MAC(Media Access Control)104は、PHY103で受信した信号を、この情報処理装置のデバイスが取り扱うフレームに変換する。CPU108は、ROM116に記憶されているプログラムをRAM109に展開して実行し、この装置の動作を制御する。RAM109は、CPU108による処理の実行時にワークエリアを提供しており、プログラムや各種データを一時保存する。ROM116は、CPU108が実行するプログラムや、情報処理装置100の設定値や初期データ等を保存している。操作部114は、情報処理装置100からユーザへのメッセージなどを表示したり、ユーザの操作による入力を受け付ける。この操作部114はタッチパネル115を備える。このタッチパネル115は、情報処理装置100からユーザへの情報を表示したり、ユーザによる操作される操作画面を表示する。ユーザは、タッチパネル115の画面に表示された操作画面の各種ボタン(図示省略)を押下することにより、この情報処理装置100に各種情報を入力することができる。
次にMAC104とPHY103との間の信号について説明する。
TXデータは、MAC104からPHY103へ送信される送信データ、TX情報群は、MAC104からPHY103への送信データの送信状態を表す。このTX情報群は、MAC104からの送信有効状態や送信エラー状態を含む。RXデータは、MAC104がPHY103から受信する受信データ、RX情報群はMAC104がPHY103から受信する受信データの状態を表す。RX情報群は、受信データの検出状態や受信データのエラー情報を含む。RXクロックは、MAC104がPHY103から受信するRXデータに同期するRXクロックである。管理情報は、PHY103とMAC104間で双方向でやり取りされる。
図2は、実施形態1に係る情報処理装置100の接続形態の一例を示す図である。図2において、情報処理装置100は図1を参照して説明した情報処理装置であるが、説明の簡略化のためPHY103,MAC104以外の構成を省略して示している。
HUB200は、複数の機器とネットワーク接続が可能であり、パケットの交換やパケットの同報転送が可能である。PHY210は、HUB200が他の機器とのネットワーク接続に使用するPHYで、PHY103と同等の機能を有する。実施形態1では、PHY210は、情報処理装置100のPHY103に接続されるものとする。MAC211はHUB200が搭載するMACであり、MAC104と同等の機能を有する。情報処理装置201は、HUB200を介して情報処理装置100とデータ通信を行う。PHY212は、情報処理装置201との接続に使用するPHYで、PHY103と同等の機能を有する。MAC213はPHY212に接続されるMACで、MAC104と同等の機能を有する。実施形態1におけるPHY210,PHY212は、通信速度1Gbps,100Mbps,10Mbpsのいずれかで動作可能である。203は、情報処理装置100とHUB200とを接続するネットワークケーブルである。
情報処理装置100のPHY103は、厳密にはコネクタ101及びトランス102を介してHUB200と接続しているが、図2では、コネクタ101及びトランス102を省略している。説明の簡略化のため、これ以降の説明においてもコネクタ101及びトランス102に関する説明を省略する。またHUB200のPHY210,PHY212のそれぞれも、情報処理装置100のPHY103同様に、コネクタ及びトランスを介して、各情報処理装置100、情報処理装置201と接続される。しかしここでも、説明の簡略化のため、それらコネクタ及びトランスを省略している。
スイッチ回路216は、MAC211,MAC213経由で受信したパケットを所定の方向へ転送する機能を有する。CPU217は、HUB200の動作を制御する。ROM218は、CPU217が実行するプログラム、HUB200の設定値や初期データ等を保存している。RAM219は、CPU217が実行するプログラムを一時的に格納し、またCPU217が処理を実行する際に、各種データを記憶するワークエリアを提供している。
尚、図2では、説明を簡略化するために、HUB200は情報処理装置100及び情報処理装置201の2つの装置のみに接続される構成としている。しかし、HUBは更に複数のPHY及びMACを備え、情報処理装置100、情報処理装置201以外の複数の機器と接続することが可能である。
実施形態1では、情報処理装置100のPHY103は、EEE(Energy Efficient Ethernet)のLPILow Power Idle)方式に対応しているものとする。EEEでは、所定時間連続してネットワーク通信が発生しないアイドル状態を検知すると、通常の動作時よりも消費電力の少ない省電力状態(LPI)に移行する。具体的には、PHY103で、一定時間パケットの送受信がなかった場合、PHY103及びMAC104の一部機能を停止し、PHY103及びMAC104における消費電力を低減させる。LPIでは、PHY103において通信速度の変更は発生せず、ネットワークのリンクの切断も発生しない。LPI方式による消費電力の低減を実現するには、PHY103の接続先であるPHY210もPHY103と同様にLPI方式による省電力機能を有することが必要である。
図3は、実施形態1に係る情報処理装置100がHUB200との間でネットワーク通信を確立するまでの動作を説明するフローチャートである。このフローチャートで示す処理を実行するプログラムはROM116に記憶されており、このプログラムは実行時にRAM109に展開され、CPU108の制御の下に実行される。
この処理は、ユーザが情報処理装置100の電源スイッチ(不図示)をオンして、情報処理装置100に電源が供給され、コントローラ110及びコントローラ110の各部にも電源が供給されて装置が起動することにより開始される。起動後、情報処理装置100はネットワーク通信を確立する動作を開始する。尚、このネットワーク通信を確立する動作は、情報処理装置100の起動時だけではなく、情報処理装置100の再起動時やHUB200の起動及び再起動時やネットワークケーブル203の接続時にも行われる。
こうしてネットワーク通信を確立する処理を開始するとCPU108はS300で、MAC104経由でPHY103を制御し、オートネゴシエーションを実行する。このオートネゴシエーションでは、情報処理装置100と接続相手であるHUB200は、自身の通信速度や半/全二重に関する情報を相手側に通知し、また相手側からこれら情報を取得する。更に、このオートネゴシエーションでは、情報処理装置100と接続相手であるHUB200との間で、自身がEEE対応であるか、非対応であるかを示す情報もやり取りされる。実施形態1における、通信速度、半/全二重に関する情報、EEE対応/非対応を示す情報の通知及び取得は、コントローラ110のPHY103で行われる。CPU108はMAC104経由でPHY103を制御し、これら情報の通知及び取得を行う。同様にHUB200においても、CPU217がスイッチ回路216及びMAC211を介してPHY210を制御し、これら情報の通知及び取得を行う。
次にS301に進みCPU108は、接続相手であるHUB200がEEEに対応しているか否かを判定する。ここでは、S300のオートネゴシエーションで取得したHUB200のEEE対応/非対応を示す情報を基に判定する。
まずHUB200がEEEに対応していないと判定した場合の動作を説明する。その場合はS302に進みCPU108は、操作部114のタッチパネル115に、図4に示すユーザ設定画面を表示する。
図4は、実施形態1に係る情報処理装置100の操作部114のタッチパネル115に表示されるユーザ設定画面の一例を示す図である。
図4に示す画面は、ユーザに対してネットワークの動作モードの設定を促すもので、ここでは省電力を優先する「省電力優先モード」と、通信速度を優先する「通信速度優先モード」のいずれかを選択できる。ここでユーザは、情報処理装置100を、通信速度よりも省電力優先で動作させたい場合は、その画面上に表示されている省電力優先モードボタン400を押下する。これにより情報処理装置100は省電力優先モードに設定される。逆に消費電力よりも通信速度を優先させて動作させたい場合、ユーザは通信速度優先モードボタン401を押下する。これにより情報処理装置100は、通信速度を優先するモードに設定される。従ってS303でCPU108は、タッチパネル115に表示したユーザ設定画面で、ユーザが押下したボタンに対応して、情報処理装置100を省電力優先モード或いは通信速度優先モードに設定する。
次にS304に進みCPU108は、省電力優先モード、通信速度優先モードのいずれが設定されたかを判定する。ここでユーザによって省電力優先モードボタン400が押下されて省電力優先モードに設定されていると判定するとS305に進む。S305でCPU108はMAC104経由でPHY103を制御し、PHY103の通信速度を10Mbpsに設定してS306に処理を進める。換言すると、有効であったPHY103の1Gbps及び100Mbpsの設定を無効にし、最も低速の10Mbpsの設定のみを有効にする。S306でCPU108は、PHY103の通信速度を変更したことにより、HUB200に対して再度オートネゴシエーションを要求する。このS306のオートネゴシエーションでは、再度、情報処理装置100とHUB200の間で、通信速度や半/全二重に関する情報、及びEEE対応/非対応を示す情報のやり取りが行われる。ここでは前述したようにPHY103の1Gbps及び100Mbpsの設定は無効になっているため、情報処理装置100自身の対応可能な通信速度10MbpsであることをHUB200に対して通知する。その結果、PHY103の通信速度は10Mbpsに決定される。半/全二重に関しては、情報処理装置100、HUB200のうちいずれか一方が半二重であれば双方ともに半二重に決定される。またEEE対応/非対応に関しては、前述したようにHUB200がEEE非対応であるため、EEE非対応に決定される。このオートネゴシエーションが完了するとS307に進む。
S307でCPU108は、MAC104経由でPHY103の通信設定を行う。この通信設定は、S306のオートネゴシエーションにより決定された通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応などを、PHY103に対して設定するものである。前述したようにHUB200がEEE非対応であるため、ネットワーク通信がアイドル状態時であっても消費電力を低減することができないノーマルモードにPHY103を設定する。またHUB200のCPU217は、スイッチ回路216及びMAC211経由でPHY210の通信速度を10Mbpsに設定し、半/全二重に関してはオートネゴシエーションの結果を設定に反映させる。こうしてS307の通信設定を完了するとS308に進み、CPU108はHUB200との間で通信を確立して、この処理を終了する。
一方、S304でCPU108が、通信速度優先モードに設定されていると判定したときは、S305の通信速度の設定やS306のオートネゴシエーションを行わずにS307に進んで通信設定を行う。この通信設定では、S300のオートネゴシエーションの結果に基づいて決定された通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応をPHY103に設定する。このときCPU108は、EEE対応/非対応に関しては前述と同様にノーマルモードにPHY103を設定する。また通信速度に関しては、S300のオートネゴシエーションにより取得したHUB200の最大通信速度にPHY103を設定する。この実施形態1では、HUB200のPHY210は通信速度1Gbps,100Mbps,10Mbpsのいずれかで動作可能である。従ってCPU108は、最高速の1GbpsにPHY103を設定する。また半/全二重に関しては前述と同様にオートネゴシエーションの結果を設定に反映させる。こうしてS307の通信設定を完了するとS308に進み、情報処理装置100とHUB200の間で通信を確立して、この処理を終了する。
次にS301の判定で、HUB200がEEEに対応している場合の動作を説明する。この場合はS307に進みCPU108は、通信設定を行う。EEE対応/非対応に関しては、HUB200がEEE対応であるため、ネットワーク通信が所定時間連続して発生しないアイドル状態になると消費電力を低減するLPI機能を有効にする設定を、CPU108がPHY103に対して行う。通信速度、半/全二重に関しては前述と同様に、オートネゴシエーションの結果をPHY103の設定に反映させる。こうしてS307の通信設定を完了するとS308に進み、情報処理装置100とHUB200の間で通信を確立して、この処理を終了する。この場合、情報処理装置100は、例えば所定時間が経過する間、ネットワーク通信が実行されないといった省電力への移行条件が成立するとLPIに移行して、消費電力を低減する省電力状態となることができる。
このように、接続先の装置がEEE対応であれば、省電力状態に移行する条件が成立すると省電力状態に移行して、消費電力を抑えることができる。また、接続先の装置がEEEに非対応であれば、ユーザは、省電力、或いは通信速度のいずれかを優先させた設定にすることができる。そして、ユーザが省電力を優先させるように設定すると、PHYの通信速度を低下させて消費電力を抑えることができる。また一方、ユーザが通信速度を優先させるように設定すると、PHYの通信速度を、可能な最高の通信速度に設定して高速に通信を行うことができる。
次に図5を参照して、実施形態1に係る情報処理装置100におけるLPIへの移行動作及びLPIの解除動作を説明する。
図5は、実施形態1に係る情報処理装置100において、LPI機能有効時のLPIへの移行及びLPIの解除動作の際に、PHY103とMAC104で行われるやりとりの一例を説明するシーケンス図である。
S500は、ネットワーク通信を確立した後、LPIに移行していない状態でPHY103がMAC104に対して信号を送信している状態である。このときPHY103はRXデータで、電気的なハイレベルとロウレベルが交互に変化するアイドルパターンを送信している。またRXクロックを送信している状態である。
S501は、PHY103が所定期間、データ通信(以下、トラフィック)がないトラフィックなしを検知した状態で、LPIへの移行条件が成立した状態である。
続いてS502でPHY103は、RXデータ、RX情報群を特定のパターンに変更することで、MAC104へLPIへ移行可能な状態を検知したことを通知する。MAC104は、それを受けてLPIへ移行する。その後S503で、PHY103はRXクロックの送信を停止する。このRXクロックの送信を停止することにより、MAC104におけるRXクロックに同期して動作する部分の消費電力の削減が可能となる。S504は、省電力状態の時にトラフィックが発生したにより、PHY103がLPI移行条件の解除(通常の動作モードへの復帰)を検知した状態である。続いてS505で、PHY103はRXデータ、RX情報群を特定のパターンでなくすことで、MAC104に、LPI移行可能な状態が解除(省電力からの復帰)されたことを通知する。それを受けてMAC104はLPIの解除(通常モードへの復帰)を行う。その後S506でPHY103は、RXデータで、電気的なハイレベルとロウレベルが交互に変化するアイドルパターンの送信を開始する。またS506ではRXクロックの送信も再開する。
以上がLPIへの移行及びLPIからの復帰を行う際のPHY103とMAC104のやりとりであるが、LPI機能が有効である場合は、図5に示すやりとりをネットワーク上に発生するトラフィクに応じて繰り返す。具体的に言えば、S506の後再び一定期間トラフィックなしを検出するとS502の状態に戻り、再びトラフィックが発生するとS505の状態に戻るという動作を繰り返す。
以上説明したように実施形態1によれば、HUB200がEEEに対応していない場合は、情報処理装置100のタッチパネル115に図4に示すユーザ設定画面を表示する。そしてユーザが、その画面で省電力優先モードを選択した場合は、情報処理装置100のPHY103の通信速度を10Mbpsに設定してオートネゴシエーションを行う。このオートネゴシエーションにより、情報処理装置100とHUB200は、最も低速の10Mbpsで通信を行う。その結果、PHY103及びMAC104の消費電力は、1Gbps或いは100Mbpsで通信する場合よりも少なくできる。
逆に、ユーザが通信速度優先を選択した場合は、情報処理装置100とHUB200は互いが設定可能な最大の通信速度である1Gbpsで通信を行うことが可能となる。
実施形態1では、情報処理装置100が省電力優先モードに設定された場合、10Mbpsで通信を行う場合を説明したが、例えば10Mbpsではなく、100Mbpsに設定してオートネゴシエーションを行うようにしても良い。この場合でも、PHY103及びMAC104の消費電力は、通信速度1Gbpsで通信する場合よりも少なくできるという効果が得られる。
更に図4に示す画面の代わりに、例えば図6に示す画面をHUB200がEEEに対応していない場合に情報処理装置100のタッチパネル115に表示するようにしても良い。
図6は、実施形態1に係る情報処理装置100のタッチパネル115に表示されるネットワークモードの選択画面の一例を示す図である。
この選択画面は、1000Base−T選択ボタン600、100Base−TX選択ボタン601、10Base−T選択ボタン602を含んでいる。ユーザは1000Base−T選択ボタン600、100Base−TX選択ボタン601、10Base−T選択ボタン602のいずれかを押下することにより、任意の通信速度を設定できる。CPU108は、この画面で選択された通信速度をPHY103に設定し、その設定した通信速度でHUB200と通信する。ここでユーザが100Base−TX或いは10Base−Tを選択した場合、PHY103及びMAC104の消費電力が1Gbpsで通信するときの消費電力よりも小さくなる効果が得られる。ここで1000Base−Tは通信速度1Gbpsに、100Base−TXは通信速度100Mbpsに、10Base−Tは通信速度10Mbpsに、それぞれ対応している。
以上説明したように実施形態1によれば、接続先の相手装置がEEEに対応していない場合は、ユーザが選択した優先モードに従って情報処理装置の動作を決定できる。具体的には、ユーザが通信速度を優先させるように設定すると、装置間の通信速度を低下することなく通信速度が維持される。また、ユーザが省電力を優先させるように設定すると、通信速度を低下させて通信のネゴシエーションが実行される。これにより、装置間の通信で消費される電力量を低減させることができる。
[実施形態2]
上述の実施形態1では、情報処理装置100とHUB200の間で行われるオートネゴシエーションで、情報処理装置100はHUB200のEEE対応/非対応を示す情報を取得し、その情報に基づいて情報処理装置100の動作を制御していた。これに対して本発明の実施形態2では、ユーザが予め所定のネットワーク関連の設定を行う場合について説明する。尚、実施形態2に係る情報処理装置及びHUBの構成は、実施形態1と同等であるため、その説明を省略する。
上述の実施形態1では、情報処理装置100とHUB200の間で行われるオートネゴシエーションで、情報処理装置100はHUB200のEEE対応/非対応を示す情報を取得し、その情報に基づいて情報処理装置100の動作を制御していた。これに対して本発明の実施形態2では、ユーザが予め所定のネットワーク関連の設定を行う場合について説明する。尚、実施形態2に係る情報処理装置及びHUBの構成は、実施形態1と同等であるため、その説明を省略する。
図7は、実施形態2に係る情報処理装置100におけるEEEの設定処理を説明するフローチャートである。ここでは、ユーザによるタッチパネル115の操作に応じて、情報処理装置100がイーサネットドライバのEEE関連設定を行う処理を説明する。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU108が、ROM116に記憶されているプログラムをRAM109に展開し、そのプログラムをCPU108が実行することにより達成される。またこの実施形態2に係る情報処理装置100では、ネットワーク関連の各種設定の1つにイーサネットドライバ設定を含み、このEEE関連設定を、イーサネットドライバ設定の1つとして説明する。
図8は、イーサネットドライバ設定やEEE関連設定の際に情報処理装置100のタッチパネル115に表示される各種画面例を示す図である。
図8(A)はイーサネットドライバ設定画面800、図8(B)はEEE設定画面810、図8(C)はEEE例外設定画面820、図8(D)はイーサネット種類設定画面830を示し、その詳細は後述する。
図7において、ユーザがタッチパネル115にタッチして所定の入力を行うと、S700でCPU108はその入力を検知して、図8(A)に示すイーサネットドライバ設定画面800をタッチパネル115に表示する。次にS701に進みCPU108は、イーサネットドライバのオートネゴシエーション機能が有効になっているか否かを判定する。実施形態2では、オートネゴシエーション機能の有効/無効の設定は、ユーザがイーサネットドライバ設定画面800の自動検出ボタン801を押下し、続いて表示される画面(不図示)を操作することによって行われる。また図8(A)の通信方式ボタン802及びイーサネット種類ボタン803は、オートネゴシエーション機能有効設定時にはイーサネットドライバ設定画面800に表示されない。なぜならオートネゴシエーションにより通信方式及びイーサネット種類は自動的に設定されるためである。図8では前述したような表示されない場合があるボタンを点線によって示している。EEE設定ボタン804も表示されない場合があるが、詳細については後述する。
S701で、オートネゴシエーション機能が有効になっていると判定するとS702に進み、CPU108はタッチパネル115のイーサネットドライバ設定画面800にEEE設定ボタン804を表示してS703に処理を進める。一方、S701でCPU108が、オートネゴシエーション機能が無効になっていると判定するとS720に進み、EEE設定ボタン804を表示しない。これまで説明してきたように、ネットワーク通信が所定期間、連続して発せしない場合に、LPIへ移行して消費電力を低減する機能を実現するには、オートネゴシエーションによってEEE対応/非対応を示す情報の通知及び取得が必要である。オートネゴシエーション機能が無効の場合、即ちオートネゴシエーションが実行されない場合、接続相手がEEE対応であるか否かを知る術がないため、自ずと消費電力を低減できない通常モードで通信を行うことになる。従って、この場合は、EEE関連の設定は不要となるため、S720でEEE設定ボタン804はイーサネットドライバ設定画面800に表示されない。従って、オートネゴシエーション機能が無効の場合はS720でCPU108は、タッチパネル115のイーサネットドライバ設定画面800に通信方式ボタン802及びイーサネット種類ボタン803を表示する。なぜなら接続相手の通信方式及びイーサネット種類が自動的に検出されないため、ユーザが通信方式及びイーサネット種類を設定する必要が生じるからである。こうしてオートネゴシエーション機能が無効の場合は、S720の後、イーサネットドライバのEEE関連設定動作を終了する。
一方、S702で表示したEEE設定ボタン804をユーザが押下すると、S703でCPU108は、イーサネットドライバ設定画面800に表示したEEE設定ボタン804の押下を検知する。そしてS704に進みCPU108は、図8(B)のEEE設定画面810をタッチパネル115に表示する。このEEE設定画面810には、EEE有効ボタン811、EEE無効ボタン812及びEEE例外設定ボタン813が設けられている。ここでユーザは、情報処理装置100をLPIに移行させて省電力機能を実現にしたい場合は、EEE有効ボタン811を押下する。逆にLPIに移行させる省電力機能を無効にしたい場合はEEE無効ボタン812を押下する。また、EEE例外設定ボタン813の詳細は後述するが、EEE有効ボタン811が押下されてLPIに移行する省電力機能が有効に設定された場合に、EEE例外設定ボタン813が表示される。逆に、EEE無効ボタン812が押下されてLPIに移行する省電力機能が無効に設定された場合は、EEE例外設定ボタン813は表示されない。
S705でCPU108は、EEE設定画面810でのEEE有効ボタン811或いはEEE無効ボタン812の押下を検知し、EEE有効ボタン811が押下されたかどうかを判定する。EEE有効ボタン811が押下されたと判定したときはS706に進みCPU108は、タッチパネル115に図8(C)のEEE例外設定画面820を表示する。一方、EEE無効ボタン812が押下されてEEE無効と判定すると、EEE例外設定画面820を表示せずに、イーサネットドライバのEEE関連設定動作を終了する。
図8(C)のEEE例外設定画面820には、自動ボタン821、ユーザ設定ボタン822が設けられており、更に、EEE例外設定を説明するメッセージ823が表示されている。このEEE例外設定を説明するメッセージ823は、ユーザに対してEEE例外設定の内容を具体的に説明するもので、実施形態2では「ネットワーク接続先の機器がEEE非対応の場合の通信速度設定」を表示している。ここでユーザは、自動ボタン821或いはユーザ設定ボタン822を押下することにより、情報処理装置100のネットワーク接続先の機器がEEE非対応である場合の通信速度を設定することができる。ここでユーザは、接続先機器がEEE非対応の場合の通信速度を自動的に設定したい場合は、自動ボタン821を押下する。一方、通信速度を自動ではなくユーザが任意に設定したい場合はユーザ設定ボタン822を押下する。
従ってS707でCPU108は、EEE例外設定画面820で自動ボタン821或いはユーザ設定ボタン822の押下を検知し、ユーザ設定ボタン822が押下されたかどうかを判定する。S707の判定でユーザ設定ボタン822が押下されたと判定するとS708に進みCPU108は、タッチパネル115に、図8(D)のイーサネット種類設定画面830を表示する。一方、S707で、ユーザ設定ではなく自動ボタン821が押下されたと判定したときはイーサネット種類設定画面830を表示せずにイーサネットドライバのEEE関連設定動作は終了する。
図8(D)のイーサネット種類設定画面830には、1000Base−Tボタン831、100Base−TXボタン832及び10Base−Tボタン833が表示されている。ここでユーザは、情報処理装置100のネットワーク接続先の機器がEEE非対応である場合、通信速度を、1000Base−Tボタン831,100Base−TXボタン832及び10Base−Tボタン833のいずれかを押下することにより設定する。S709でCPU108は、イーサネット種類設定画面830の1000Base−Tボタン831,100Base−TXボタン832,10Base−Tボタン833のいずれが押下されたかを検知する。そして、その検知したボタンに対応したPHY103の通信速度を設定する。具体的には、1000Base−Tボタン831が押下されたときは1Gbpsに、100Base−TXボタン832が押下されたときは100Mbpsに、10Base−Tボタン833が押下されたときは10Mbpsに、それぞれ通信速度を設定する。こうして通信速度を設定すると、イーサネットドライバのEEE関連設定動作を終了する。
以上が本実施形態2に係る情報処理装置において、ユーザがタッチパネル115を操作して、情報処理装置100のイーサネットドライバのEEE関連設定を行う場合の処理の説明である。
このフローチャートによれば、ユーザはEEEの設定を有効或いは無効に設定できる。そしてEEEの設定を有効にした場合、接続先の装置がEEEに対応していない場合に、PHYの通信速度をいずれの値に設定するかを指定することができる。
次に、こうしてイーサネットドライバのEEE関連設定がなされた情報処理装置100とHUB200の動作について説明する。
図9は、実施形態2に係る情報処理装置100がHUB200との間でネットワーク通信を確立するまでの動作を説明するフローチャートである。尚、このフローチャートで示す処理は、CPU108が、ROM116に記憶されているプログラムをRAM109に展開し、そのプログラムをCPU108が実行することにより達成される。
ここでも実施形態1と同様に、ネットワーク通信の確立動作を開始するとCPU108は、先ずS900で、MAC104経由でPHY103を制御し、オートネゴシエーションを実行する。ここでも実施形態1と同様に、オートネゴシエーションによって通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応を示す情報の通知及び、その取得を行う。次にS901に進み、実施形態1と同様にCPU108は、接続相手であるHUB200がEEEに対応しているか否かを判定する。S901でCPU108が、HUB200がEEEに対応していないと判定した場合の動作を説明する。その場合、S902に進みCPU108は、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応である場合の通信速度設定がユーザ設定かどうかを判定する。これは前述の図8(C)のEEE例外設定画面820を介して設定されたものである。
ここでユーザ設定が選択されていると判定するとS903に進みCPU108は、MAC104経由でPHY103を制御して、PHY103を所定の通信速度に設定する。この場合の所定の通信速度とは、図7のS708〜S709で説明した、図8(D)のイーサネット種類設定画面でユーザが設定した通信速度である。例えば、図8(D)の画面でユーザが10Base−Tボタン833を押下したときは、通信速度は、実施形態1と同様に、有効であったPHY103の1Gbps及び100Mbpsの設定を無効にし、10Mbpsの設定が有効となる。
そしてS903の通信速度設定に続いてS904でCPU108は、HUB200に対して再度オートネゴシエーションを要求する。ここでも、実施形態1と同様に、S904のオートネゴシエーションによって、情報処理装置100とHUB200との間の通信における通信速度、半/全二重が決定される。例えば、ユーザが設定した通信速度が10Mbpsの場合、HUB200との通信速度は10Mbpsに決定される。
続いてS905に進み、実施形態1と同様に、CPU108は、PHY103の通信設定を行う。即ち、S904のオートネゴシエーションの結果により決定された通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応をPHY103に対して設定する。このときHUB200も情報処理装置100と同様に、S904のオートネゴシエーションで決定された通信速度、半/全二重の設定を行う。そしてS906に進みCPU108は、HUB200との間で通信を確立して、この処理を終了する。
一方、S902でCPU108が、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応である場合に、通信速度の設定がユーザ設定ではなく自動であると判定した場合の動作を説明する。この場合の動作は、前述したS905〜S906の動作と基本的には同等である。但し、S905の通信設定では、S901のオートネゴシエーションによって決定された通信速度が、PHY103の通信速度に設定される。本実施形態2では実施形態1と同様に、情報処理装置100のPHY103,HUB200のPHY210ともに通信速度1Gbps,100Mbps,10Mbpsのいずれかで動作可能とすると、ここで決定される通信速度は最速の1Gbpsとなる。その結果、情報処理装置100とHUB200は通信速度1Gbpsで通信が確立される。
次にS901でCPU108が、HUB200がEEEに対応していると判定した場合の動作について説明する。この場合の動作は、S905〜S906の動作と基本的には同等である。つまりS901のオートネゴシエーションによって決定された通信速度で通信が確立される。更に、HUB200がEEE対応であるため、ネットワーク通信が所定期間連続して実施されないアイドル状態になると、LPIに移行して消費電力を低減する省電力状態となる。
以上説明したように実施形態2によれば、情報処理装置100のタッチパネル115に表示されるEEE設定画面810にEEE例外設定ボタン813を設け、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応の場合の通信速度をユーザが決めることができる。更に、EEE設定画面820に自動ボタン821及びユーザ設定ボタン822を設けることにより、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応の場合の通信速度を、自動或いはユーザが設定できる。
また、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応の場合の通信速度をユーザが設定する場合、ユーザは1Gbps,100Mbps,10Mbpsの中から任意の通信速度を設定できる。情報処理装置100は、HUB200がEEEに対応していない場合は、PHY103を、ユーザが設定した通信速度に設定してオートネゴシエーションを行う。例えば、ユーザが設定した通信速度が10Mbpsの場合、オートネゴシエーションにより情報処理装置100とHUB200は10Mbpsで通信を行う。その結果、情報処理装置100のPHY103及びMAC104における消費電力は1Gbps,100Mbpsで通信する場合の消費電力よりも少なくできるという効果が得られる。
逆に、ネットワーク接続先の機器がEEE非対応の場合の通信速度を自動にすると、情報処理装置100とHUB200は互いが設定可能な最大通信速度1Gbpsで通信することが可能となる。
更に、HUB200がEEEに対応している場合は、前述の実施形態1同様に、ネットワーク通信が所定期間にわたって実施されないアイドル状態になると、LPIに移行して消費電力を低減することができる。
[実施形態3]
前述の実施形態1では、HUB200がEEEに対応していない場合、情報処理装置100のタッチパネル115に図4或いは図6に示す画面を表示し、ユーザが押下したボタンに応じて、情報処理装置100の通信速度を変更していた。それに対して本発明の実施形態3では、HUB200がEEEに対応していない場合、情報処理装置100のタッチパネル115にHUB200がEEEに対応していないことを通知する画面を表示する。尚、実施形態3に係る情報処理装置100、HUB200の構成は、前述の実施形態1と同等であるため、その説明を省略する。
前述の実施形態1では、HUB200がEEEに対応していない場合、情報処理装置100のタッチパネル115に図4或いは図6に示す画面を表示し、ユーザが押下したボタンに応じて、情報処理装置100の通信速度を変更していた。それに対して本発明の実施形態3では、HUB200がEEEに対応していない場合、情報処理装置100のタッチパネル115にHUB200がEEEに対応していないことを通知する画面を表示する。尚、実施形態3に係る情報処理装置100、HUB200の構成は、前述の実施形態1と同等であるため、その説明を省略する。
図10は、実施形態3に係る情報処理装置100がHUB200との間でネットワーク通信を確立し、EEE非対応であることを通知する動作を説明するフローチャートである。尚、この処理は、CPU108が、ROM116に記憶されているプログラムをRAM109に展開し、そのプログラムをCPU108が実行することにより達成される。
まずS1000で、実施形態1,2と同様にCPU108は、ネットワーク通信を確立する動作を開始して、オートネゴシエーションを実行する。ここでも実施形態1,2と同様に、オートネゴシエーションによって通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応を示す情報の通知及び取得を行う。続いてS1001に進みCPU108は、PHY103の通信設定を行う。ここでは、S1000のオートネゴシエーションの結果、決定された通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応をPHY103に対して設定する。このときHUB200も情報処理装置100と同様に、その決定された通信速度、半/全二重、EEE対応/非対応の設定を行う。その後S1002に進みCPU108は、HUB200との間で通信を確立する。
こうして情報処理装置100とHUB200との間で通信が確立するとS1003に進みCPU108は、接続相手であるHUB200がEEEに対応しているか否かを判定する。ここでHUB200がEEEに対応していないと判定するとS1004に進みCPU108は、タッチパネル115に、ネットワーク接続先の機器がEEEに対応していないことを通知する画面を表示する。
図11は、実施形態3で、ネットワーク接続先の機器がEEEに対応していないことを通知する画面の一例を示す図である。
図11において、メッセージ1100は、ユーザに対してネットワーク接続先の機器、即ち、HUB200がEEEに対応していないことを通知するものである。これによりユーザは、接続先のHUB200がEEEに対応していないことを認識できる。更に、メッセージ1101によって、ネットワーク接続先の機器がEEE対応可能である場合、EEE設定を有効にするように促している。このネットワーク接続先の機器がEEEに対応していないことを通知する画面にはOKボタン1102が設けられており、ユーザは、これらメッセージを確認した後、OKボタン1102を押下する。
これによりS1005でCPU108は、このOKボタン1102が押下されたことを検知するとS1006に進み、CPU108は、ネットワーク接続先(相手先)の機器がEEEに対応していないことを通知する画面を非表示にする。
以上説明したように実施形態3によれば、接続先である装置、HUB200がEEEに対応していない場合は、タッチパネル115に図11に示す画面を表示することにより、ユーザは接続先である装置がEEEに対応していないことを認識できる。
例えば、HUB200が機能的にはEEE対応可能であるが、EEE機能を無効にする設定で使用されるネットワーク環境も想定される。そのような環境で使用されていたHUB200を、実施形態3に係る情報処理装置100に接続して新たにネットワーク環境を構成する場合を考える。この場合、ユーザはHUB200のEEE機能が無効になっていることを認識していない可能性がある。また或いはユーザは、そもそもHUB200がEEEに対応しているか否かを全く認識していない可能性もある。そのような場合に対して実施形態3が有効である。情報処理装置100は、接続先のHUB200がEEEに対応していないことをユーザに通知して、EEE設定を有効にするように注意を喚起する。このような通知及び注意の喚起によりユーザは、HUB200のEEE設定を無効から有効に変更することができる。この変更後、情報処理装置100とHUB200とが通信を確立した場合、ネットワーク通信が上述のアイドル状態になると、LPIに移行して消費電力を低減することが可能となることは言うまでもない。
尚、上述の実施形態1〜3では、省電力機能を実現する例として、EEE(LPI方式)を用いて説明したが、本発明はEEEに限定されるものではない。即ち、本発明は、一定時間の間に通信がない場合に、ネットワーク通信部の消費電力を低減する機能を有する装置に対して適用可能である。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
Claims (12)
- 消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置であって、
通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定する判定手段と、
前記判定手段により前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させる設定手段と、
前記設定手段により設定された前記動作モードに従って、前記相手先の機器との通信を確立して通信する通信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記判定手段は、前記相手先の機器とのネゴシエーションによって得られた情報に基づいて、前記相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
- 前記動作モードは、省電力を優先する動作モードと、通信速度を優先させる動作モードとを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 前記通信手段は、前記設定手段により前記省電力を優先する動作モードが設定されると、前記相手先の機器との通信速度を低下させて通信を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記通信手段は、前記設定手段により前記通信速度を優先する動作モードが設定されると、前記相手先の機器との通信速度を、通信可能な最速の通信速度に設定して通信を行うことを特徴とする請求項3に記載の情報処理装置。
- 前記設定手段は、ユーザに通信速度を選択させることにより前記動作モードを設定させることを特徴とする請求項1又は2に記載の情報処理装置。
- 情報処理装置であって、
前記情報処理装置の省電力機能を有効にするか無効にするかをユーザに設定させる手段と、
前記情報処理装置の省電力機能が有効に設定されたときに、通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応していない場合の通信速度をユーザに設定させる設定手段と、
前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していない場合、前記設定手段により設定された前記通信速度に従って前記相手先の機器との通信を確立して通信する通信手段と、
を有することを特徴とする情報処理装置。 - 前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していない場合、前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していないことを示す情報を表示する表示手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していない場合、前記相手先の機器の省電力機能を有効にすることを促す情報を表示する手段を更に有することを特徴とする請求項8に記載の情報処理装置。
- 前記省電力機能は、EEE(Energy Efficient Ethernet)のLPI(Low Power Idle)方式による機能であることを特徴とする請求項1乃至9のいずれか1項に記載の情報処理装置。
- 消費電力を低減する省電力機能を有する情報処理装置を制御する制御方法であって、
判定手段が、通信の相手先の機器が前記省電力機能に対応しているか否かを判定する判定工程と、
設定手段が、前記判定工程で前記相手先の機器が前記省電力機能に対応していないと判定されると、ユーザに動作モードを設定させる設定工程と、
通信手段が、前記設定工程で設定された前記動作モードに従って、前記相手先の機器との通信を確立して通信する通信工程と、
を有することを特徴とする情報処理装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至10のいずれか1項に記載の情報処理装置として機能させるためのプログラム。
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