JP2015181580A - 放射線発生用装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】移動可能な放射線発生装置において、移動時には装置幅をコンパクトにでき、撮影時には装置が転倒しくい放射線発生用装置を提供する。【解決手段】放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部1と、放射線発生部を支持するアーム2と、アームを支持する支柱4と、支柱を支持する支持脚部(ベース部材)6とを備える。支柱に対してアームが開閉可能である。支持脚部(ベース部材)は、アームの開閉に連動して伸縮する伸縮部を備える。【選択図】図7

Description

本発明は、放射線発生用装置に関する。
近年、在宅医療用や、健診用の放射線発生用装置として、移動機構に放射線発生部を搭載して移動可能な放射線発生用装置が普及している。放射線発生用装置は、放射線発生部から放射線を発生させて撮影を行う際の構成と、移動機構を用いて移動を行う際の構成と、2つの側面の構成を有するものである。
特許文献1には、放射線発生部を支持する支持機構としてアームと、アームを支える支柱と、支柱およびアームを支える支持脚部および移動機構の車輪を有する装置が開示されている。
米国特許第6754306号明細書
放射線発生用装置の移動の際には、病院内の狭い通路、病室内の狭いベッド間を移動することが必要となるため、人や物との干渉をさけるために、装置幅をコンパクトにすることが必要である。
また、放射線発生用装置の撮影時に放射線発生部を高い位置に持ち上げて位置合わせをする際には、装置の重心位置が高くなるため、装置に加えられる外力により装置は転倒しやすくなる。このために、装置の土台部である支持脚部の幅を広くすることが必要である。
しかしながら、特許文献1の構成では、支持脚部を展開した状態で装置を移動させると、移動時の装置幅は、アームを展開した場合の装置転倒防止を考慮した広い幅となり、病院内の狭い通路、病室内の狭いベッド間を移動する際には移動しにくい。
本発明は、移動時には装置幅をコンパクトにでき、撮影時には装置が転倒しくい放射線発生用装置を提供することを目的とする。
本発明の一つの態様に係る放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持する支持脚部とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、前記支持脚部は、前記アームの開閉に連動して伸縮する伸縮部を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持する支持脚部とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、前記支持脚部に対して伸縮可能な複数の伸縮部と、前記複数の伸縮部のうち、いずれか一つの伸縮部の移動に応じて、他の伸縮部を移動する伸縮機構部と、を備えることを特徴とする。
本発明の他の態様に係る放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持するベース部材とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、前記ベース部材は、前記アームの開閉に連動して伸縮する伸縮部を備えることを特徴とする。
本発明によれば、移動時には装置幅をコンパクトにでき、撮影時には装置が転倒しくい放射線発生用装置を提供することが可能になる。
第1実施形態の放射線発生用装置の構成を示す図。 第1実施形態の伸縮機構部の構成を説明する図。 第1実施形態の位置ロック機構及び解除機構の構成を説明する図。 第2実施形態の放射線発生用装置の構成を示す図。 第2実施形態の操作部の構成を示す図。 第2実施形態の伸縮機構部の構成を説明する図。 第3実施形態の放射線発生用装置の構成を示す図。 第3実施形態の放射線発生用装置の構成を示す図。 第3実施形態の切替部の構成の構成を説明する図。 第4実施形態の放射線発生用装置の構成を示す図。 第4実施形態の伸縮機構部の構成を説明する図。 第4実施形態の伸縮棒制御のフローチャート図。 第4実施形態の制御テーブルを例示する図。 第5実施形態の第2の制御テーブルを例示する図。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施形態に記載されている構成要素はあくまで例示であり、本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって確定されるのであって、以下の個別の実施形態によって限定されるわけではない。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る放射線発生用装置の構成を示す図である。図1(a)は、移動時における放射線発生用装置の前方斜視図を示し、図1(b)は、撮影時における放射線発生用装置の前方斜視図を示している。
放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部1と、放射線発生部1を支持するアーム2と、アーム2を支持する支柱4と、支柱4を支持する支持脚部6とを備え、支柱4に対してアーム2が開閉可能である。放射線発生用装置は、支持脚部6に対して伸縮可能な複数の伸縮部10と、複数の伸縮部10のうち、いずれか一つの伸縮部10の移動に応じて、他の伸縮部10を移動する伸縮機構部22とを備える。
支柱4は装置が起立している状態では地面と垂直、もしくは、垂直に近い角度を成している。アーム2と支柱4との間にはヒンジ部5が設けられており、ヒンジ部5は、アーム2と支柱4とを連結し、アーム2を支柱4に対して開閉可能にする。放射線発生用装置の移動時の状態ではアーム2は支柱4に閉じた状態であり(図1(a))、撮影時の状態ではアーム2は支柱4に対して開いた状態となる(図1(b))。
回転部3は、放射線発生部1とアーム2の先端部との間に配置され、アーム2に対する放射線発生部1の回転角度を調整する。回転部3による回転角度の調整により、放射線発生部1の照射方向を調整することができる。
支持脚部6は支柱4を支持する部材である。支持脚ヒンジ部7は、支柱4が固定されているベース部材100と支持脚部6とを連結し、支持脚ヒンジ部7は支持脚部6をベース部材100に対して開閉可能に支持する。
尚、支持脚ヒンジ部7を設けずに支持脚部6およびベース部材100を一体化して構成することも可能である。ベース部材100は、支柱4を支持する部材でもあるため、支持脚部6をベース部材100として言い換えることもできる。
移動機構8により放射線発生用装置は移動可能である。移動機構8は、支柱4が固定されているベース部材100の下部と、支持脚部6の下部に取り付けられている複数のタイヤ、もしくはキャスタを地面に設置した状態で回転することで放射線発生用装置の全体を移動させることが可能である。放射線発生用装置を移動する際に、操作者はハンドル9を介して移動操作を行うことができる。
伸縮部10は支持脚部6に配置されており、放射線発生用装置の幅方向(図1のy方向)の少なくとも一方から連動して伸縮可能に構成されている。また、伸縮部10は、幅方向と交差する放射線発生用装置の移動方向(図1のx方向)の少なくとも一方から連動して伸縮可能に構成されている。
図1(b)に示す例では、伸縮部10は、支持脚部6の幅方向(y方向)から伸縮部10が左右に突出した構成を示しているが、本発明の趣旨は、この例に限定されるものではなく、幅方向のうち少なく一方から伸縮部10が突出した構成にしてもよい。アーム2を支柱4に対して開く動作に連動して伸縮部10を突出させることにより、撮影時には転倒しくい放射線発生用装置を提供できる。また、アーム2を支柱4に対して閉じる動作に連動して伸縮部10を後退させることにより、移動時には装置幅をコンパクトにすることができる放射線発生用装置を提供できる。
伸縮部10は、地面から浮いた状態で構成されているが、伸縮部10の少なくとも先端部分が地面と接触するように伸縮部10の形状を構成しても良い。これにより、伸縮部10と地面との間の隙間を低減することにより、撮影時の装置を安定的に支持することができ、転倒しくい放射線発生用装置を提供することができる。
(伸縮機構部の構成)
次に、図2を用いて伸縮部10を移動する伸縮機構部の構成を説明する。伸縮機構部は、複数の伸縮部10のうち、いずれか一方の伸縮部10について伸縮動作を行うと、他方の伸縮部10についても、伸縮動作を連動して行うことが可能な構成を有する。
図2に示す構成で、伸縮部10はリニアガイドレール11および摺動部52を介して支持脚部6と連結されており、伸縮部10は、リニアガイドレール11に沿って支持脚部6の幅方向(y+方向およびy−方向)に移動可能に構成されている。
引張ばね12により伸縮部10と支持脚部6とが連結されている。伸縮部10を支持脚部6から突出するように移動させると、伸縮部10の移動はワイヤ17を介してスライド部14に伝達される。
リニアガイドレール13は支持脚部6の移動方向(x方向)に沿って配置されており、スライド部14はリニアガイドレール13上を移動可能に構成されている。ワイヤ17は、プーリ16を介して、伸縮部10とスライド部14とを連結する。また、引張ばね15により支持脚部6とスライド部14とが連結されている。
引張ばね15は、常に引張ばね12よりも強い力が出るものを用いるものとする。すなわち、引張ばね12および引張ばね15の関係は、引張ばね15の引張力>引張ばね12の引張力、という関係を満たすものとする。この関係により、引張ばね15の引張力によりスライド部14は下方(x−方向)に移動し、スライド部14の移動による下方(x−方向)の引張力はワイヤ17に伝達される。
ワイヤ17に伝達された下方(x−方向)の引張力は、図2の紙面の左に配置されているプーリ16により、横方向(y+方向)の引張力に変換される。また、紙面の右に配置されているプーリ16により、下方(x−方向)の引張力は横方向(y−方向)の引張力に変換される。
紙面の左に配置されている伸縮部10は、伝達された引張力により横方向(y+方向)に移動して、支持脚部6から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。また、紙面の右に配置されている伸縮部10は、伝達された引張力により横方向(y−方向)に移動して、支持脚部6から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。これにより、通常状態では、伸縮部10は、支持脚部6内に引っ込んだ状態となる。
図2では、スライド部14の移動を左右のプーリ16を介して、左右の伸縮部10に伝達する構成になっているため、左右の伸縮部10の移動を連動して行うことができる。例えば、スライド部14が下方(x-方向)に移動する動作により、複数の伸縮部10を、支持脚部6から引っ込んだ位置(収納位置)に連動して移動させることが可能になる。例えば、アーム2の開閉と連動させてスライド部14を移動するように構成すれば、アーム2の開閉と伸縮部10の移動を連動させることが可能になる。この構成は、後の第3実施形態で具体的に説明する。
複数の伸縮部10の連動は、収納位置への移動に限定されるものではなく、伸縮部10を突出させる伸縮動作についても連動して行うことが可能である。例えば、2本の伸縮部10のうち、一方の伸縮部10を突出させる伸縮動作を行うと、他方の伸縮部10も連動して突出させることができる。尚、図2の構成では、伸縮部10がy方向(左右方向)に2つ配置されている構成を例示的に示しているが、更にx方向に伸縮部10を配置する構成を組み合わせることが可能である。この場合、操作者による一つの伸縮部に対する伸縮操作を他の複数の伸縮部についても反映することが可能になる。これにより、操作者による伸縮操作の負担を軽減することが可能になる。
(位置ロック機構の構成)
次に、スライド部14の位置を保持する位置ロック機構の構成を説明する。位置ロック機構の構成として、支持脚部6には、爪部19、ガイド部材20、圧縮ばね21が設けられている。ガイド部材20には、左右方向(y+方向、y-方向)の爪部19の移動をガイドする案内路が形成されており、ガイド部材20の内部には、爪部19を紙面の左から右に向かう方向(y+方向)に向けて付勢する圧縮ばね21が配置されている。爪部19はガイド部材20に形成されている案内路に従って左右方向に移動可能であり、爪部19は圧縮ばね21により付勢された状態になっている。爪部19の先端部がガイド部材20から出っ張るように構成されている。
また、スライド部14には爪部19と係合可能な溝部18が設けられている。
図2において、操作者による伸縮操作により、伸縮部10が支持脚部6から突出するように移動すると、伸縮部10の移動はワイヤ17を介してスライド部14に伝達される。例えば、図2の紙面右側の伸縮部10がy+方向に移動すると、伸縮部10のy+方向に移動に応じてスライド部14は上方(x+方向)に移動する。このとき、紙面右側の伸縮部10の伸縮動作の連動により、紙面左側の伸縮部10はスライド部14の移動に応じた分だけ引張ばね12の引張力によりy−方向に移動する。
スライド部14が上方(x+方向)に移動すると、溝部18に爪部19が嵌り、位置ロック機構はスライド部14の位置を保持する。スライド部14の位置を保持することにより、左右の伸縮部10が支持脚部6から突出した状態を保持することが可能になる。
(解除機構の構成)
次に、位置ロック機構の位置保持を解除する解除機構の構成を説明する。図3は、解除機構の構成を説明する図であり、位置ロック機構の断面構成を示している。図3では、爪部19は溝部18に嵌り、スライド部14の位置が保持された状態を示している。爪部19は、L字形状となっており、支持脚部6に設けられた長穴300を貫通して、爪部19の上部が支持脚部6から上方(z+方向)に突出するように構成されている。支持脚部6から突出した爪部19の上部は、操作者により操作可能である。操作者は、長穴300に沿って爪部19を図3の紙面の左方向(y−方向)にスライド操作することにより、溝部18に嵌り込んでいる爪部19の係合を解除することができる。これにより、位置ロック機構の位置保持を解除することができる。
位置ロック機構によるスライド部14の位置保持が解除されると、引張ばね12よりも引張力の大きい引張ばね15の引張力によりスライド部14は下方(x−方向)に移動する。
スライド部14の移動による下方(x−方向)の引張力はワイヤ17に伝達される。ワイヤ17に伝達された下方(x−方向)の引張力は、図2の紙面の左に配置されているプーリ16により、横方向(y+方向)の引張力に変換される。また、紙面の右に配置されているプーリ16により、下方(x−方向)の引張力は横方向(y−方向)の引張力に変換される。紙面の左に配置されている伸縮部10は、伝達された引張力により横方向(y+方向)に移動して、支持脚部6から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。また、紙面の右に配置されている伸縮部10は、伝達された引張力により横方向(y−方向)に移動して、支持脚部6から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。すなわち、スライド部14の位置保持を解除した後に、左右の伸縮部10が突出した位置から収納位置への移動を連動して行うことができる。
(実施例)
伸縮部10による装置幅の変化の例を説明する。病棟内での回診撮影を行う際、操作者(撮影技師、医師)は、病院内の狭い廊下やベッド間に装置を入れて操作を行う必要があり、廊下は、狭い箇所では幅1200mmである。すれちがいを考慮すると、装置幅は600mm以下とすることが望ましい。また、X線撮影時は、低床ベッドの高さを400mmと想定し、放射線発生部と放射線検出部との距離をSID(Source Image Distance)を1000mm、放射線発生部の焦点〜放射線発生部の筐体上部の距離を100mmとすると、装置高さは1500mmとなる。医療機規格から一般的に装置高さの半分の装置幅が必要であることより、撮影時の装置幅は750mm以上あることが望ましい。つまり、伸縮部10の伸縮ストロークは、(750mm−600mm)/2=75mmとなる。すなわち、図2のように左右に伸縮部10を配置した場合、片側の伸縮部10の伸縮ストローク(伸縮量)として75mmを確保すればよい。
以上のような構成により、操作者は、撮影時には伸縮部10を突出させるように移動させ、移動時には伸縮部10を収納位置に移動させて、伸縮部10を収納することで、装置幅を使用状況に応じて変更することが可能になる。すなわち、移動時には装置幅をコンパクトにでき、撮影時には装置が転倒しくい放射線発生用装置を提供することが可能になる。
(第2実施形態)
本実施形態では、伸縮部10の伸縮操作を行うための操作部を支柱4に設けた構成を説明する。以下に説明する図4〜図6において、第1実施形態と同一の構成については、同一の参照番号を付するものとし、重複した説明は省略するものとする。
図4は、第2実施形態に係る放射線発生用装置の構成を示す図であり、装置の移動時における側面からの断面図を示している。支持脚ヒンジ部7については、図4に図示していないが、図1で示した位置に構成することも可能である。伸縮機構部22は、図2で説明した伸縮部10、リニアガイドレール11、引張ばね12、リニアガイドレール13、スライド部14、プーリ16、ワイヤ17をまとめた構成である。 プーリ23は支柱4の移動機構8の後輪側の端部に配置されている。リニアガイドレール24は支柱4内の鉛直方向(z方向)に沿って配置されている。スライド部25はリニアガイドレール24上を移動可能に構成されている。スライド部25には、リニアガイドレール24上におけるスライド部25の位置を手動で移動させるための操作部500が支柱4から突出するように構成されている。
図5は、にスライド部25の操作部の構成を例示する放射線発生用装置の後方斜視図を示している。支柱4には長穴が鉛直方向(z方向)に沿って設けられており、長穴を貫通して操作部500が支柱4から突出するように構成されている。
支柱4から突出した操作部500は、操作者により操作可能である。操作者は、長穴に沿って操作部500を鉛直方向(z方向)にスライド操作することにより、スライド部25の位置を移動させることができる。
説明を図4に戻し、ワイヤ26はプーリ23を介してスライド部25と伸縮機構部22とを連結する。操作部500から入力された伸縮操作は、ワイヤ26を介して伸縮機構部22に伝達され、伸縮機構部22の伸縮部10は、伝達された伸縮操作に応じて、連動した伸縮動作を行う。
(伸縮機構部22の構成)
次に、伸縮機構部22の構成を説明する。図6は伸縮機構部22の構成を説明する図である。支持脚部6、伸縮部10、リニアガイドレール11、摺動部52、引張ばね12、リニアガイドレール13、スライド部14、プーリ16、ワイヤ17の構成は、図2で説明したとおりである。動滑車27はスライド部14上に設けられている。プーリ28は支持脚部6に設けられている。固定部29は支持脚部6の設けられており、ワイヤ26を支持脚部6に対して固定する。
ワイヤ26に対して図6の下方(x−方向)に引張力が作用すると、(x−方向)の引張力はプーリ28により上方(x+方向)の引張力に変換される。上方(x+方向)の引張力および引張ばね12の引張力の和が、引張ばね15の引張力よりも大きい場合、両者の差分の引張力が上方(x+方向)の引張力として、ワイヤ26を介して動滑車27に伝達される。伝達された上方(x+方向)の引張力により、動滑車27はスライド部14と共に上方(x+方向)に移動する。このとき、左右の伸縮部10は連動して、スライド部14の移動に応じた分だけ引張ばね12の引張力により、支持脚部6から突出するように移動する。
一方、操作部500の操作により、ワイヤ26に加えられる下方(x−方向)の引張力が低減すると、低減した引張力はプーリ28により上方(x+方向)の引張力に変換される。このとき、上方(x+方向)の引張力および引張ばね12の引張力の和が、引張ばね15の引張力よりも小さい場合、両者の差分の引張力が下方(x−方向)の引張力として、ワイヤ26を介して動滑車27に伝達される。
例えば、ワイヤ26の引張力がゼロとなる場合は、第1実施形態の伸縮部10の構成で説明したように、引張ばね12と引張ばね15との関係が、引張ばね15の引張力>引張ばね12の引張力、という関係を満たす。この関係から、引張ばね15の引張力によりスライド部14は下方(x−方向)に移動し、スライド部14の移動による下方(x−方向)の引張力はワイヤ17に伝達される。
伝達された下方(x−方向)の引張力により、動滑車27はスライド部14と共に下方(x−方向)に移動する。このとき、左右の伸縮部10は連動して、スライド部14の移動に応じて、突出した位置から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。
図3で説明したような位置ロック機構および解除機構の構成を支柱4とスライド部25に設けることも可能である。例えば、スライド部25に溝部18を設け、支柱4に爪部19、圧縮ばね21、ガイド部材20の構成を設けることで、支柱4上の所定の位置にスライド部25の位置を保持することができる。スライド部25の位置を保持することにより、左右方向(y方向)に配置された伸縮部10が支持脚部6から突出した状態を保持することが可能になる。
また、図3に示すような長穴300を支柱4に設け、爪部19のスライド操作により溝部18に嵌り込んでいる爪部19の係合を解除すれば、支柱4上の所定の位置に保持されたスライド部25の位置保持を解除することができる。スライド部25の位置保持を解除した後に、左右方向(y方向)の伸縮部10が突出した位置から収納位置への移動を連動して行うことができる。解除機構の位置保持の解除により、伸縮部10を連動して速やかに収納することが可能になる。
以上の構成により、操作者は、撮影を行う際、アーム2に近い支柱4側で伸縮操作を行うことが可能になり、操作性の向上を図ることが可能になる。また、また、菌が多い床付近にある支持脚部6側で操作することが不要となるため、操作者は清潔な状態を保ったまま装置の操作を行うことができる。
アーム2に近い支柱4側で伸縮操作を行うことにより、撮影時には伸縮部10を突出させるように移動させ、移動時には伸縮部10を収納位置に移動させて、伸縮部10を収納することで、装置幅を使用状況に応じて変更することが可能になる。すなわち、移動時には装置幅をコンパクトにでき、撮影時には装置が転倒しくい放射線発生用装置を提供することが可能になる。
(第3実施形態)
本実施形態では、アーム2の支柱4に対する開閉動作に連動して、伸縮部10が伸縮動作を行う構成を説明する。放射線発生用装置は、放射線を発生させる放射線発生部1と、放射線発生部1を支持するアーム2と、アーム2を支持する支柱4と、支柱4を支持する支持脚部6(ベース部材100)とを備え、支柱4に対してアーム2が開閉可能である。支持脚部6は、アーム2の開閉に連動して伸縮する伸縮部10を備える。図示はしないが、ベース部材100は、アーム2の開閉に連動して伸縮する伸縮部10を備えることもできる。撮影時にはアーム2を開く動作を行ない、移動時にはアーム2を閉じる動作を行う。ここでは、アーム2の開閉に連動して伸縮部10を伸縮させる。撮影時には伸縮部10を突出させ、移動時には伸縮部10を収納させることができる。
アーム2を支柱4に対して開く動作を開動作(振り上げ動作)といい、アーム2を支柱4に対して閉じる動作を閉動作(振り下げ動作)という。
以下に説明する図7〜図9において、第1実施形態および第2実施形態と同一の構成については、同一の参照番号を付するものとし、重複した説明は省略するものとする。
図7は、第3実施形態に係る放射線発生用装置の構成を示す図であり、装置の移動時における側面からの断面図を示している。支持脚ヒンジ部7については、図7に図示していないが、図1で示した位置に構成することも可能である。伸縮機構部22は、図2で説明した伸縮部10、リニアガイドレール11、引張ばね12、リニアガイドレール13、スライド部14、プーリ16、ワイヤ17をまとめた構成である。
本実施形態に係る放射線発生用装置は、アーム2の支柱4に対する開閉動作を伸縮機構部22に伝達するための伝達部を有する。伝達部には、アーム2と伸縮機構部22とを連結するワイヤ26が含まれる。伸縮機構部22は伝達された力により伸縮部10を移動する。
アーム2には、弾性力の付勢によりアーム2を支柱4に対して支持する支持部が配置されている。この支持部には、ガススプリング30が含まれ、支持部(ガススプリング30)はアーム2と支柱4とを連結する。ガススプリング30は、アーム2の開動作(振り上げ動作)、閉動作(振り下げ動作)における操作者の操作力を低減(補助)することが可能である。ガススプリング30に限らず、例えば、圧縮ばね等により操作力を低減できる構成を用いることも可能である。
伝達部は、ワイヤ26の他に、プーリ23およびプーリ31を有する。プーリ23は支柱4の移動機構8の後輪側の端部に配置されている。また、プーリ31は支柱4のアーム2側に配置されている。ワイヤ26は、プーリ23およびプーリ31を介して伸縮機構部22と伝達部を構成するガススプリング30とを連結する。アーム2が開動作(振り上げ動作)を行うと、ガススプリング30が伸長し、ワイヤ26がガススプリング30側に引っ張られる。ワイヤ26の引張力は伸縮機構部22に伝達される。
伸縮機構部22は、支持脚部6に対して伸縮部10を移動可能に支持する移動部(例えば、摺動部52)と、移動部が移動するための力を生成する生成部とを有する。生成部は、伸縮部10が支持脚部6から突出する方向に移動部(摺動部52)を付勢する第1の付勢部材(引張ばね12)と、伸縮部10が支持脚部6に収納される方向に移動部(例えば、摺動部52)を付勢する第2の付勢部材(引張ばね15)とを備える。このとき、第1の付勢部材(張ばね12)の力(引張力)は第2の付勢部材(引張ばね15)の力(引張力)よりも小さい。このため、伸縮機構部22に対して、伝達部から力(引張力)が伝達されない場合、伸縮部10は支持脚部6に収納される方向に移動した状態になる。
伸縮機構部22に力が伝達されると、生成部は、伝達部により伝達される力および第1の付勢部材(引張ばね12)の力(引張力)と、第2の付勢部材(引張ばね15)の力(引張力)と、の差分により移動部が移動するための力を生成する。アーム2が支柱4に対して開く場合、生成部は、力の差分により、伸縮部10を支持脚部6から突出する方向に移動部(摺動部52)を移動する力を生成する。
具体的には、伸縮機構部22に下方(x−方向)に引張力が伝達されると、伸縮機構部22は、図6で説明したような動作を行う。すなち、ワイヤ26に対して図6の下方(x−方向)の引張力が作用すると、引張力はプーリ28により上方(x+方向)の引張力に変換される。上方(x+方向)の引張力および引張ばね12の引張力の和が、引張ばね15の引張力よりも大きい場合、差分の引張力が上方(x+方向)の引張力として、ワイヤ26を介して動滑車27に伝達される。伝達された上方(x+方向)の引張力により、動滑車27はスライド部14と共に上方(x+方向)に移動する。このとき、左右の伸縮部10は連動して、スライド部14の移動に応じた分だけ引張ばね12の引張力により、支持脚部6から突出するように移動する。
アーム2が支柱4に対して閉じる場合、生成部は、力の差分により伸縮部を支持脚部6に収納する方向に移動部(摺動部52)を移動する力を生成する。具体的には、アーム2が閉動作(振り下げ動作)を行うと、伸張したガススプリング30に圧縮方向の力が加わり、ガススプリング30の長さが伸張分だけ短くなり、ワイヤ26への引張力は低減する。このとき、ワイヤ26は、伸縮機構部22の引張ばね15の引張力により伸縮機構部22側(x+方向)に引っ張られる。
この場合、伸縮機構部22は、図6で説明したような動作を行う。アーム2が閉動作(振り下げ動作)により、ワイヤ26に加えられる下方(x−方向)の引張力が低減すると、低減した引張力はプーリ28により上方(x+方向)の引張力に変換される。このとき、上方(x+方向)の引張力および引張ばね12の引張力の和が引張ばね15の引張力よりも小さい場合、両者の差分が下方(x−方向)の引張力として、ワイヤ26を介して動滑車27に伝達される。
伝達された下方(x−方向)の引張力により、動滑車27はスライド部14と共に下方(x−方向)に移動する。このとき、左右の伸縮部10は連動して、スライド部14の移動に応じて、突出した位置から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。例えば、アーム2が支柱4に対して閉じる場合、伝達部により伝達される力は低減される(例えば、ゼロとなる)。この場合、生成部は、第1の付勢部材(引張ばね12)の力と、第2の付勢部材(引張ばね15)の力との差分の力により伸縮部10を支持脚部6に収納する方向に移動部(摺動部52)を移動する力を生成する。
図7に示す構成で、ワイヤ26は、ガススプリング30と伸縮機構部22とを連結している部材であるが、ワイヤ26はアーム2と伸縮機構部22とを連結するように構成することも可能である。ヒンジ部5の構成として、ばね力により操作力を低減できる機能を有するスプリング蝶番を用いることで、ガススプリング30と同等の機能を実現することが可能になる。この構成によれば、ガススプリング30を装置構成に用いずに、スプリング蝶番を用いたヒンジ部5の構成により、アーム2の開動作(振り上げ動作)、閉動作(振り下げ動作)における操作者の操作力を低減することが可能になる。
ガススプリング30よりも軽いスプリング蝶番であれば、放射線発生用装置を軽量にすることができ、装置移動時の操作者の負担を軽減することが可能になる。
(切替部の構成)
撮影を行う場所や放射線発生用装置の周辺にある他の装置との相対的な位置関係によっては、アーム2の開閉動作に連動して伸縮部10の伸縮動作を行わないほうが、撮影環境や撮影条件に適する場合も生じ得る。このような場合、開閉動作の連動を行う場合と開閉動作の連動を行わない場合とを切替えることができれば、操作者は撮影環境や撮影条件に応じた操作が可能になる。
本実施形態の放射線発生用装置は、連動を行う場合にアーム2の開閉に応じた力を伝達部に伝達し、連動を行わない場合にアーム2の開閉に応じた力を伝達部に伝達しない切替部を更に備える。
次に、図7で説明したアーム2の開閉動作と連動して伸縮部10が移動(伸縮動作)する構成に加えて、連動を行う場合と連動を行わない場合とを切替えるための切替部の構成を説明する。
図8は、本実施形態に係る放射線発生用装置の構成を示す図であり、装置の移動時における側面からの断面図を示している。放射線発生部1、アーム2、支柱4、支持脚部6、移動機構8、伸縮機構部22、プーリ23、ワイヤ26、ガススプリング30、プーリ31の構成は図7と同様である。
リニアガイドレール24は支柱4内の鉛直方向(z方向)に沿って配置されている。リニアガイドレール33は支柱4内のアーム2側に鉛直方向(z方向)に沿って配置されている。スライド部34はリニアガイドレール33上を移動可能に構成されている。ワイヤ35は、プーリ31を介してガススプリング30とスライド部34とを連結する。
スライド部36はリニアガイドレール24上を移動可能に構成されており、スライド部36には、連動の切替えを行う切替部が設けられている。ワイヤ26は、伸縮機構部22とスライド部36とを連結する。
次に、スライド部36に設けられている切替部の構成を説明する。図9は、切替部の構成を説明する図である。スライド部36には、ヒンジ部39が設けられており、切替回転部40はヒンジ部39を中心として回転する。ヒンジ部39には、操作部900が設けられている。操作部900は、第2実施形態の図5で示したように、支柱4から突出するように構成されている。操作部900を操作者が回転操作することにより、切替回転部40を図9に示すように90°回転させることができる。
ヒンジ部39は、切替回転部40の回転位置を固定できる固定機構を有している。例えば、切替回転部40がスライド部36に対して直角となる位置に回転した場合や、切替回転部40がスライド部36に対して平行となる位置に回転した場合、ヒンジ部39の固定機構は切替回転部40の位置を固定する。操作者が操作部900を介して回転操作が加えられると、ヒンジ部39の固定機構による位置の固定は解除される。
また、スライド部36には、操作部900の操作に応じてスライド部36の移動を固定し、または固定を解除する固定機構が設けられている。固定機構の構成としては、例えば、操作部900の操作に応じて、磁石のONまたはOFFを切り替えることによりスライド部36の位置の固定と解除を行うことが可能である。
切替回転部40がスライド部36に対して直角となる位置に回転した場合、スライド部36の固定機構は、スライド部36の位置を固定する。これにより、スライド部36が自重により降下することを防ぐことが可能になる。
あるいは、切替回転部40がスライド部36に対して平行となる位置に回転した場合、スライド部36の固定機構は、スライド部36の位置の固定を解除する。これにより、スライド部36は、切替回転部40および操作部900と共に、スライド部34の移動に応じて移動することが可能になる。
切替回転部40がスライド部36に対して平行となる位置(図9の実線で示す位置)に回転した場合に、スライド部34がリニアガイドレール33上を上昇移動すると、スライド部34は切替回転部40を接触するように構成されている。
切替回転部40が、スライド部36に対して直角となる位置(図9の破線で示す位置)に回転した場合、スライド部34は、切替回転部40と接触することなく、リニアガイドレール33上を移動可能である。この状態では、アーム2の開閉動作は切替回転部40を介して、伸縮機構部22に伝達されないため、アーム2の開閉動作と連動した伸縮部10の移動(伸縮動作)は行われない。
切替回転部40がスライド部36に対して平行となる位置に回転した状態で、アーム2の開動作(振り上げ動作)を行うと、ガススプリング30が伸長し、ワイヤ35がガススプリング30側に引っ張られる。ワイヤ35の引張力はスライド部34に伝達され、スライド部34はリニアガイドレール33上を上昇する。スライド部34がリニアガイドレール33上を上昇移動すると、スライド部34は切替回転部40と接触する。切替回転部40の回転位置は、ヒンジ部39の固定機構により固定されるため、スライド部34の上昇に従ってスライド部36はリニアガイドレール24上を上昇移動する。
リニアガイドレール24上をスライド部36が上昇移動すると、ワイヤ26はスライド部36の上昇移動により引っ張られ、ワイヤ26の引張力は伸縮機構部22に伝達される。伸縮機構部22にx−方向の引張力が伝達されると、伸縮機構部22は、図6で説明したような動作を行う。このとき、アーム2の開動作に連動して、左右方向(y方向)に配置された伸縮部10は支持脚部6から突出するように移動する。
また、アーム2の閉動作(振り下げ動作)を行うと、伸張したガススプリング30に圧縮方向の力が加わり、ガススプリング30の長さが伸張分だけ短くなり、ワイヤ35への引張力は低減し、スライド部34は自重によりリニアガイドレール33上を降下する。スライド部34がリニアガイドレール33上を降下移動すると、スライド部34と接触している切替回転部40と共にスライド部36も自重によりリニアガイドレール24上を降下移動する。スライド部36の降下移動によりワイヤ26への引張力は低減する。低減した引張力は伸縮機構部22に伝達され、伸縮機構部22は、図6で説明したような動作を行う。このとき、アーム2の閉動作に連動して、左右方向(y方向)に配置された伸縮部10は支持脚部6から突出した位置から引っ込んだ位置(収納位置)に移動する。
本実施形態によれば、アーム2の支柱4に対する開閉動作に連動した、伸縮部10の伸縮動作が可能になる。撮影時にはアーム2の開動作に連動して、伸縮部10を突出させるように移動させ、移動時にはアーム2の閉動作に連動して、伸縮部10を収納位置に移動させて、伸縮部10を収納することで、装置幅を使用状況に応じて変更することが可能になる。
また、アーム2に近い支柱4側に配置した切替部により、操作者は、撮影環境や撮影条件に応じて、開閉動作の連動を行う場合と開閉動作の連動を行わない場合とを切替えることが可能になる。操作者の操作負担を軽減することが可能になる。
(第4実施形態)
本実施形態では、アーム2が伸縮可能な構成について説明する。以下に説明する図10〜図12において、第1実施形態、第2実施形態および第3実施形態と同一の構成については、同一の参照番号を付するものとし、重複した説明は省略するものとする。図10は、第4実施形態に係る放射線発生用装置の構成を示す図であり、装置の移動時における側面からの断面図を示している。支持脚ヒンジ部7については、図10に図示していないが、図1で示した位置に構成することも可能である。
本実施形態の放射線発生用装置では、アーム2は伸縮可能に構成されているものとする。アーム2は、支柱に対して開閉可能に支持されている固定アーム41と、固定アームに対して移動可能に保持されている可動アーム42と、可動アームを移動する移動部と、移動部の移動を検出する移動検出部とを備える。伸縮機構部22は、図2で説明した伸縮部10、リニアガイドレール11、引張ばね12、リニアガイドレール13、スライド部14、プーリ16、ワイヤ17をまとめた構成である。
本実施形態では、伸縮機構部22は、伸縮部10に対して、移動可能に保持されている第2の伸縮部49と、第2の伸縮部を移動する駆動部と、駆動部の駆動を検出する伸縮検出部とを更に備える。
固定アーム41は、ヒンジ部5を介して支柱4に連結されている。ヒンジ部5の回転により、固定アーム41は支柱4に対して開閉可能である。固定アーム41は中空構造を有しており、中空構造の内部には、可動アーム42の移動部および移動位置を保持するための保持部が設けられている。可動アーム42の一端(図10の上端側)は、移動部と連結しており、可動アーム42の他端(図10の下端側)には、回転部3を介して放射線発生部1が設けられている。
移動部は、ラック43およびピニオン44を有する。ラック43は固定アーム41の内部に配置されている。ピニオン44は、固定アーム41内に配置されており、可動アーム42の移動に応じてラック43上を回転可能に構成されている。
移動部の移動を検出する移動検出部として、ピニオン44には回転センサが設けられており、移動検出部はピニオン44の回転数を検出する。制御部45は、通信部(電気ケーブル46)を介して、移動検出部と接続している。制御部45は通信部(電気ケーブル46)を介した通信により、移動検出部からピニオン44の回転数の情報を取得することが可能である。
また、制御部45は、通信部(電気ケーブル47)を介して、ピニオン50(図11)を回転する駆動部(モータ)と接続している。制御部45は通信部(電気ケーブル47)を介した通信により、駆動部(モータ)の伸縮検出部(エンコーダ)から第2の伸縮部49の移動によるピニオン50の回転数の情報を取得することが可能である。尚、通信部の構成は、有線の電気ケーブル46、47を用いた構成に限定されるもではなく、制御部45は無線通信によりピニオン44、49の回転数の情報を取得することも可能である。
(伸縮機構部22の構成)
次に、本実施形態の伸縮機構部22の構成を説明する。本実施形態の伸縮機構部22は、伸縮部10と、伸縮部10に対して伸縮する方向に移動可能な第2の伸縮部49と、を有する。図11は、本実施形態の伸縮機構部22の構成を説明する図である。図11の構成において、図2および図6で説明した構成と同一の構成については、同一の参照番号を付するものとし、重複した説明は省略するものとする。
リニアガイドレール51は伸縮部10に固定されている。伸縮部10の長手方向の一方側は摺動部52が固定されており、リニアガイドレール11上を移動可能に構成されている。リニアガイドレール51は、摺動部52が固定されている伸縮部10の長手方向の他方側(反対側)に固定されている。
第二の伸縮部49は、摺動部48を介してリニアガイドレール51上を移動可能に構成されている。摺動部48がリニアガイドレール51上を移動することにより、第2の伸縮部49が伸縮部10に対して伸縮可能になっている。
ピニオン50は、伸縮部10側に配置されており、第2の伸縮部49には、ピニオン50と噛合うラック53が設けられている。ラック53は、第2の伸縮部49の移動範囲(突出した位置と収納位置との間の範囲)を確保した長さ分を設ければよい。ピニオン50の回転により、第2の伸縮部49は、図11の紙面の左右方向(y方向)に移動可能である。
また、ピニオン50には、ピニオン50を回転するための駆動部(モータ)が設けられており、駆動部(モータ)と図10に示した制御部45とは、通信部(電気ケーブル47)で接続されている。制御部45は、通信部(電気ケーブル47)を介した通信により、駆動部(モータ)の伸縮検出部(エンコーダ)から第2の伸縮部49の移動によるピニオン50の回転数の情報を取得する。制御部45は、移動検出部の検出結果と、伸縮検出部の検出結果と、を用いて、駆動部(モータ)の駆動を制御する。制御部45は、通信部(電気ケーブル46)を介して取得したピニオン44の回転数の情報と、通信部(電気ケーブル47)を介して取得したピニオン50の回転数の情報と、を用いてピニオン50の回転数が所定の回転数になるようにモータを制御する。
制御部45は、第2の伸縮部49の移動量と可動アーム42の移動量とを対応付けた制御テーブル(図13)を記憶する記憶部(メモリ)を有する。制御部45は、伸縮機構部22の駆動部(モータ)を制御する際に、制御テーブルを参照してピニオン50の回転数を決定する。制御部45は、決定した回転数に従ってモータを制御する。
図13は、本実施形態に係る放射線発生用装置の制御部45が有する制御テーブルを例示する図であり、可動アーム42の移動量(ピニオン44の回転数)と、第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)と、が一対一に対応するように構成されている。制御部45は、移動検出部より取得した可動アーム42の移動量(ピニオン44の回転数)に対応する第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)を決定する。例えば、移動検出部より取得した可動アーム42の移動量(ピニオン44の回転数)がn2の場合、n2に対応する第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)をN2として決定する。
このとき、伸縮検出部より取得したピニオン50の回転数(計測値)がNpである場合、制御部45は、Np=N2となるように駆動部(モータ)の回転を制御する。これにより、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量に連動して、第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。第2の伸縮部49の伸縮動作による突出量は、制御部45により、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量に連動して制御される。
図12は、操作者がアーム2を操作する際の制御部45の処理の流れを説明する図である。ステップS1では、制御部45が、ピニオン44の回転数の検出結果から、可動アーム42の伸縮量を算出し、アーム2の初期長を算出する。制御部45は、ピニオン44の回転数の検出結果とピニオンのピッチから可動アーム42の伸縮量を算出することが可能である。例えば、固定アーム41の長さをL1とし、可動アーム42の伸縮量をL2とすると、制御部45は、アーム2の初期長をL1+L2として取得する。
ステップS2では、制御部45は、更に、ピニオン44の回転数の検出結果を取得して、アーム2の長さを取得する。例えば、ここで取得したピニオン44の回転数の検出結果から取得する可動アーム42の伸縮量をL2’とすると、アーム2の長さはL1+L2’として取得される。
ステップS3では、制御部45がステップS1とステップS2の算出結果から、アーム2の長さに変化があるか否かを判定する。アーム2の長に変化が無い場合(L2=L2’)は(S3−No)、ステップS2に処理を戻し、同様の処理を繰り返す。一方、ステップS3の判定で、アーム長に変化がある場合(L2≠L2’)は(S3−Yes)、ステップS4に処理を進める。
ステップS4では、制御部45が制御テーブルを参照して、ピニオン50の回転数を決定し、制御部45は、決定した回転数に従ってモータを制御する。これにより、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量に連動して、第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。第2の伸縮部49の伸縮動作による突出量は、制御部45により、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量に連動して制御される。
本実施形態によれば、アーム2を伸縮可能な構成とすることで、放射線発生用装置の位置を動かさずに放射線発生部1について広い範囲の可動域を確保することができ、様々な撮影部位に対応して、放射線発生部1の位置合わせを行うことができる。
また、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量に連動して、第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。制御部45は、可動アーム42を伸ばす方向に動かす際には可動アーム42の伸張動作に連動して、第2の伸縮部49を突出させるように移動させる。また、制御部45は、可動アーム42を縮める方向に動かす際には可動アーム42の収縮動作に連動して、第2の伸縮部49を収納位置に移動させて、第2の伸縮部49を収納することで、装置幅を使用状況に応じて変更することが可能になる。
(第5実施形態)
本実施形態では、更に、アーム2の開閉角度θ(図1(b))に応じて、第2の伸縮部49(図11)の伸縮動作を連動して行う構成を説明する。本実施形態の構成は、第1〜第4実施形態と同様の構成を有するものであり、同一の構成については、同一の参照番号を付するものとし、重複した説明は省略するものとする。
アーム2は、支柱4に対して開閉した角度を検出する角度検出部を更に備える。角度検出部は、例えば、ヒンジ部5の回転軸にアーム2の開閉角を検出するセンサを設けることが可能である。あるいは、角度検出部の構成として、傾斜センサを用いて傾斜を検出することにより、アーム2の開閉角を検出することも可能である。
角度検出部は、通信部(電気ケーブル)を介して、制御部45と接続している。制御部45は通信部を介した通信により、角度検出部からアーム2の開閉角度の情報を取得することが可能である。また、制御部45は、第2の伸縮部49側の伸縮検出部の検出結果と、可動アーム42側の移動検出部の検出結果と、角度検出部によるアーム2の開閉角度の検出結果とを用いて、第2の伸縮部49の駆動部(モータ)の駆動を制御することが可能である。
制御部45の記憶部は、第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)とアーム2が開閉した角度とを対応付けた第2の制御テーブル(図14)を更に記憶している。制御部45は、第2の制御テーブルを用いて、アーム2が開閉した角度に対応した第2の伸縮部の移動量(ピニオン50の回転数)となるように、駆動部(モータ)の駆動を制御する。
図14は、本実施形態に係る放射線発生用装置の制御部45が有する制御テーブルを例示する図であり、第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)と、アーム2の開閉角度と、が一対一に対応するように構成されている。制御部45は、角度検出部より取得したアーム2の開閉角度に対応する第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)を決定する。例えば、角度検出部より取得したアーム2の開閉角度がθ2の場合、θ2に対応する第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)をNN2として決定する。
このとき、伸縮検出部より取得したピニオン50の回転数(計測値)がNNpである場合、制御部45は、NNp=NN2となるように駆動部(モータ)の回転を制御する。第2の伸縮部49の伸縮動作による突出量は、制御部45により、アーム2の開閉角度に連動して制御される。これにより、アーム2の開閉に連動して、第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。
可動アーム42が移動し、且つ、アーム2が支柱4に対して開閉した場合、制御部45は、制御テーブル(図13)を用いて取得した第2の伸縮部49の移動量と、第2の制御テーブル(図14)を用いて取得した第2の伸縮部49の移動量とを用いて、駆動部の駆動を制御する。
例えば、制御テーブル(図13)を用いて取得した第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)がN2であるとする。また、第2の制御テーブル(図14)を用いて取得した第2の伸縮部49の移動量(ピニオン50の回転数)がNN2であるとする。この場合、制御部45は、ピニオン50の回転数がN2+NN2となるように駆動部(モータ)の駆動を制御する。
このとき、アーム2の開閉に連動して伸縮部10も伸縮する。従って、アーム2の開閉により、伸縮部10および第2の伸縮部49は伸縮動作を連動して行う。本実施形態によれば、アーム2の開閉により、伸縮部10および第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。
また、アーム2を構成する可動アーム42の伸縮量およびアーム2の開閉角度に連動して、第2の伸縮部49の伸縮動作を連動して行うことが可能になる。制御部45は、可動アーム42を伸ばす方向に動かし、アーム2を開く方向に動かす際には、第2の伸縮部49を突出させるように移動させる。また、制御部45は、可動アーム42を縮める方向に動かし、アーム2を閉じる方向に動かす際には、第2の伸縮部49を収納位置に移動させて、第2の伸縮部49を収納することで、装置幅を使用状況に応じて変更することが可能になる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1 放射線発生部、2 アーム、4 支柱、6 支持脚部、10 伸縮部

Claims (20)

  1. 放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持する支持脚部とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、
    前記支持脚部は、前記アームの開閉に連動して伸縮する伸縮部を備える
    ことを特徴とする放射線発生用装置。
  2. 前記アームの開閉に応じた力を伝達する伝達部と、
    前記伝達された力により前記伸縮部を移動する伸縮機構部と、
    を更に備えることを特徴とする請求項1に記載の放射線発生用装置。
  3. 前記伝達部には、前記アームと前記伸縮機構部とを連結するワイヤが含まれることを特徴とする請求項2に記載の放射線発生用装置。
  4. 前記アームには、弾性力の付勢により前記アームを前記支柱に対して支持する支持部が配置されており、
    前記支持部は前記アームと前記支柱とを連結することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  5. 前記伸縮機構部は、
    前記支持脚部に対して前記伸縮部を移動可能に支持する移動部と、
    前記移動部が移動するための力を生成する生成部と、
    を有することを特徴とする請求項2または3に記載の放射線発生用装置。
  6. 前記生成部は、
    前記伸縮部が前記支持脚部から突出する方向に前記移動部を付勢する第1の付勢部材と、
    前記伸縮部が前記支持脚部に収納される方向に前記移動部を付勢する第2の付勢部材と、を備え、
    前記第1の付勢部材の力は前記第2の付勢部材の力よりも小さいことを特徴とする請求項5に記載の放射線発生用装置。
  7. 前記生成部は、
    前記伝達される力および前記第1の付勢部材の力と、前記第2の付勢部材の力と、の差分により前記移動部が移動するための力を生成することを特徴とする請求項6に記載の放射線発生用装置。
  8. 前記アームが前記支柱に対して開く場合、前記生成部は、前記差分により、前記伸縮部を前記支持脚部から突出する方向に前記移動部を移動する力を生成することを特徴とする請求項7に記載の放射線発生用装置。
  9. 前記アームが前記支柱に対して閉じる場合、前記生成部は、前記差分により前記伸縮部を前記支持脚部に収納する方向に前記移動部を移動する力を生成することを特徴とする請求項7に記載の放射線発生用装置。
  10. 前記アームが前記支柱に対して閉じる場合、前記伝達される力はゼロとなり、
    前記生成部は、前記第1の付勢部材の力と、前記第2の付勢部材の力と、の差分の力により前記伸縮部を前記支持脚部に収納する方向に前記移動部を移動する力を生成することを特徴とする請求項9に記載の放射線発生用装置。
  11. 前記伸縮部は、放射線発生用装置の幅方向の少なくとも一方から前記アームの開閉に連動して伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項1乃至10のいずれか1項に記載の放射線発生用装置。
  12. 前記伸縮部は、前記幅方向と交差する前記放射線発生用装置の移動方向の少なくとも一方から前記アームの開閉に連動して伸縮可能に構成されていることを特徴とする請求項11に記載の放射線発生用装置。
  13. 前記連動を行う場合に前記アームの開閉に応じた力を前記伝達部に伝達し、前記連動を行わない場合に前記アームの開閉に応じた力を前記伝達部に伝達しない切替部を更に備えることを特徴とする請求項2または3に記載の放射線発生用装置。
  14. 前記アームは、
    前記支柱に対して開閉可能に支持されている固定アームと、
    前記固定アームに対して移動可能に保持されている可動アームと、
    前記可動アームを移動する移動部と、
    前記移動部の移動を検出する移動検出部と、を備え、
    前記伸縮機構部は、
    前記伸縮部に対して、伸縮可能に保持されている第2の伸縮部と、
    前記第2の伸縮部を移動する駆動部と、
    前記駆動部の駆動を検出する伸縮検出部と、を更に備える
    ことを特徴とする請求項2または5に記載の放射線発生用装置。
  15. 前記移動検出部の検出結果と、前記伸縮検出部の検出結果と、を用いて、前記駆動部の駆動を制御する制御部を更に備えることを特徴とする請求項14に記載の放射線発生用装置。
  16. 前記制御部は、前記第2の伸縮部の移動量と前記可動アームの移動量とを対応付けた制御テーブルを記憶する記憶部を有し、
    前記制御部は、前記制御テーブルを用いて、前記可動アームの移動量に対応した前記第2の伸縮部の移動量となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とる請求項15に記載の放射線発生用装置。
  17. 前記アームは、
    前記支柱に対して開閉した角度を検出する角度検出部を更に備え、
    前記制御部は、
    前記移動検出部の検出結果と、前記伸縮検出部の検出結果と、前記角度検出部の検出結果と、を用いて、前記駆動部の駆動を制御することを特徴する請求項15または16に記載の放射線発生用装置。
  18. 前記制御部の前記記憶部は、前記第2の伸縮部の移動量と前記アームが開閉した角度とを対応付けた第2の制御テーブルを更に記憶しており、
    前記制御部は、前記第2の制御テーブルを用いて、前記アームが開閉した角度に対応した前記第2の伸縮部の移動量となるように、前記駆動部の駆動を制御することを特徴とる請求項16に記載の放射線発生用装置。
  19. 放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持する支持脚部とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、
    前記支持脚部に対して伸縮可能な複数の伸縮部と、
    前記複数の伸縮部のうち、いずれか一つの伸縮部の移動に応じて、他の伸縮部を移動する伸縮機構部と、
    を備えることを特徴とする放射線発生用装置。
  20. 放射線を発生させる放射線発生部と、前記放射線発生部を支持するアームと、前記アームを支持する支柱と、前記支柱を支持するベース部材とを備え、前記支柱に対して前記アームが開閉可能である放射線発生用装置において、
    前記ベース部材は、前記アームの開閉に連動して伸縮する伸縮部を備える
    ことを特徴とする放射線発生用装置。
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