JP2015182017A - 低エネルギー電磁波反応装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】0.03〜300GHz帯の全部または一部の帯域の周波数の低エネルギー電磁波を出力する低エネルギー電磁波周波数可変型の低エネルギー電磁波発振ユニット2と、低エネルギー電磁波発振ユニット2からの低エネルギー電磁波を伝送する低エネルギー電磁波伝送ユニット3と、反応原料充填スペース8に充填された反応原料に対し低エネルギー電磁波伝送ユニット3からの低エネルギー電磁波を照射する低エネルギー電磁波照射ユニット4とを備え、反応原料充填スペース8を、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体7により形成するものとする。
【選択図】図1
Description
低エネルギー電磁波を反応原料に照射してその反応原料を加熱反応させる低エネルギー電磁波反応装置であって、
0.03〜300GHz帯の全部または一部の帯域の周波数の低エネルギー電磁波を出力する低エネルギー電磁波周波数可変型の低エネルギー電磁波発振ユニットと、
前記低エネルギー電磁波発振ユニットから出力された低エネルギー電磁波を伝送する低エネルギー電磁波伝送ユニットと、
反応原料を充填するための反応原料充填スペースを有し、この反応原料充填スペースに充填された反応原料に対し、前記低エネルギー電磁波伝送ユニットからの低エネルギー電磁波を照射する低エネルギー電磁波照射ユニットとを備え、
前記反応原料充填スペースを、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体により形成したことを特徴とするものである。
また、反応原料充填スペースが、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体により形成されるので、反応原料の充填を容易に実施することができるとともに、耐圧性の向上や反応の効率化、安全性の向上等を図ることができる。
図1に示されるように、本実施形態に係る低エネルギー電磁波反応装置1は、低エネルギー電磁波を反応原料に照射してその反応原料を加熱反応させるものであって、低エネルギー電磁波周波数可変型の低エネルギー電磁波発振ユニット2と、低エネルギー電磁波を反応系に導くための低エネルギー電磁波伝送ユニット3と、反応原料に低エネルギー電磁波を照射する耐圧型の低エネルギー電磁波照射ユニット4とを備えて構成されている。
低エネルギー電磁波発振ユニット2は、0.03〜300GHz帯の全部または一部の帯域の周波数の低エネルギー電磁波を出力するものであって、この低エネルギー電磁波を出力するための低エネルギー電磁波発生器としては、マグネトロン、クライストロン等の発振管方式や各種半導体方式が存在するが、何れの方式を用いることも可能である。但し、出力される低エネルギー電磁波の可変周波数帯域を広く取ることが可能な半導体方式は、特に好ましい。なお、出力される低エネルギー電磁波の周波数の可変帯域は特に限定はされないが、0.5GHz程度以上の帯域幅を出力制御できることが好ましい。
この低エネルギー電磁波発振ユニット2において、可変周波数帯域の中の任意の周波数に設定制御された低エネルギー電磁波は、低エネルギー電磁波伝送ユニット3を通じて低エネルギー電磁波照射ユニット4に伝送される。
低エネルギー電磁波伝送ユニット3は、低エネルギー電磁波発振ユニット2から出力された低エネルギー電磁波を実質的に減衰することなく低エネルギー電磁波照射ユニット4まで伝送できることが肝要であり、そのための伝送路として導波管あるいは同軸線路が一般的である。いずれの伝送方法を用いるかは特に限定されないが、導波管の場合には物理的に伝送不可能となるカットオフ周波数が存在するために伝送できる周波数が限定されるが、同軸線路ではこの制約が無いので低エネルギー電磁波伝送ユニット3として、より好ましい。
低エネルギー電磁波照射ユニット4は、同軸構造をなして水平方向に延びる外部導体5および内部導体6と、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体7とが組み合わされて構成されている。
外部導体5および内部導体6は、有底筒体7の底面から適宜上方位置にてその有底筒体7に対し直交布置されている。有底筒体7の円柱状空間部は、反応原料を充填し反応処理するための反応原料充填スペース8とされている。有底筒体7の底部内には、撹拌子9等が配設され、該撹拌子9等を用いた撹拌操作により、反応原料の周方向への偏在を抑止して反応の均一化、定量性が向上可能である。
なお、有底筒体7の上方開口部は、蓋体10によって着脱可能に塞がれ、蓋体10には、耐圧バルブ11が介挿された配管が反応原料充填スペース8に連通可能に接続されている。
反応原料充填スペース8内に充填された反応原料に対して低エネルギー電磁波照射ユニット4からの低エネルギー電磁波を照射した場合、両者間の物性値差異等に基づく境界面での照射不良(反射率の増大)が生起し易い。そこでこの様な不都合を回避、抑制するために、急激な物性値変化を抑制するための材料および/または形状を有するインピーダンス調整ブロック12を低エネルギー電磁波照射ユニット4における外部導体5と内部導体6との間隙にそれら導体5,6と同軸をなすように布置することが好ましい。これにより、低エネルギー電磁波が円滑に反応原料側に伝送、吸収されることになり、反応原料境界面での反射波の増大等の照射不良が抑制されることになる。
なお、インピーダンス調整ブロック12の構成材料としては、例えば絶縁性材料が好適であり、その形状としては、各導体5,6と同軸をなす円筒状の胴部と、この胴部の先端側に反応原料充填スペース8内に差し込まれる円錐状または半球状の頭部を有する形状のものが好適である。
低エネルギー電磁波照射ユニット4から照射された低エネルギー電磁波は、反応原料充填スペース8内の反応原料に照射されることになる。ここで実施される反応の種類は特に限定されることは無く任意である。但し、水あるいは有機溶媒等を用いた各種溶液反応、またはこれらの溶液中に固形物が混在したスラリー反応等は、特に好ましい反応例である。これらの反応においては、低エネルギー電磁波の照射によって温度が上昇すると、溶媒の蒸気圧が上昇して蒸発が活発化する。このような蒸発による溶媒の散逸を抑止するため、反応原料充填スペース8を構成する有底筒体7を含む低エネルギー電磁波照射ユニット4の全体を、耐圧型の気密構造とするのが好ましい。これらの耐圧即ち使用できる最高圧力は例えば1MPa以上で有ることが好ましく、10MPaであれば更に好ましい。
以上に述べたように構成される低エネルギー電磁波反応装置1においては、低エネルギー電磁波発振ユニット2で0.03〜300GHzの周波数範囲の任意の低エネルギー電磁波が発生、増幅される。ここで発生された低エネルギー電磁波が低エネルギー電磁波伝送ユニット3を通じて低エネルギー電磁波照射ユニット4に伝送される。この低エネルギー電磁波照射ユニット4において、反応原料充填スペース8に充填された反応原料に対して低エネルギー電磁波が照射されることになる。ここで、インピーダンス調整ブロック12の挿入あるいは反応原料の充填高さを低エネルギー電磁波照射ユニット4の内部導体6よりも高位置に維持することによって、低エネルギー電磁波がより効果的に反応原料に照射されることになる。一方、低エネルギー電磁波照射ユニット4における外部導体5および内部導体6が、有底筒体7の底面から適宜上方位置にてその有底筒体に対し直交布置される結果、反応原料充填スペース8の底面での撹拌子9等を用いた撹拌操作が可能となり、反応の均一化、定量性が向上する。
また、反応原料充填スペース8が、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体7により形成されるので、反応原料の充填を容易に実施することができるとともに、耐圧性の向上や反応の効率化、安全性の向上等を図ることができる。
図2には、図3に示されるように内径25mmの有底筒体7における反応原料充填スペース8に水を40mmの高さ位置まで充填し、低エネルギー電磁波照射ユニット4における内部導体6と有底筒体7の内壁面との隙間を2mmとして、種々の周波数の低エネルギー電磁波を照射した場合の反射率のシミュレーション結果を示すグラフが示されている。
図2に示されるグラフの縦軸は反射率を示しており、数値が小さいほど反射率が少なく良好であることを表す。ここで、周波数が1.8〜2.7GHzの広帯域で反射率が10%(グラフ中の−10)以下となることを示しており、本発明装置の有効性が確認できる。
2 低エネルギー電磁波発振ユニット
3 低エネルギー電磁波伝送ユニット
4 低エネルギー電磁波照射ユニット
5 外部導体
6 内部導体
7 有底筒体
8 反応原料充填スペース
9 攪拌子
10 蓋体
11 耐圧バルブ
12 インピーダンス調整ブロック
Claims (4)
- 低エネルギー電磁波を反応原料に照射してその反応原料を加熱反応させる低エネルギー電磁波反応装置であって、
0.03〜300GHz帯の全部または一部の帯域の周波数の低エネルギー電磁波を出力する低エネルギー電磁波周波数可変型の低エネルギー電磁波発振ユニットと、
前記低エネルギー電磁波発振ユニットから出力された低エネルギー電磁波を伝送する低エネルギー電磁波伝送ユニットと、
反応原料を充填するための反応原料充填スペースを有し、この反応原料充填スペースに充填された反応原料に対し、前記低エネルギー電磁波伝送ユニットからの低エネルギー電磁波を照射する低エネルギー電磁波照射ユニットとを備え、
前記反応原料充填スペースを、鉛直方向に延びる円柱状空間部を有する有底筒体により形成したことを特徴とする低エネルギー電磁波反応装置。 - 前記低エネルギー電磁波照射ユニットは同軸構造を呈する外部導体と内部導体と有し、該内部導体が前記反応原料充填スペースに直交布置される請求項1に記載の低エネルギー電磁波反応装置。
- 前記内部導体が、前記反応原料充填スペースに充填された反応原料に埋没する位置に布置される請求項2に記載の低エネルギー電磁波反応装置。
- 前記外部導体と内部導体との間隙に、インピーダンス調整ブロックが挿入される請求項2または3に記載の低エネルギー電磁波反応装置。
Priority Applications (1)
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|---|---|---|---|
| JP2014061131A JP2015182017A (ja) | 2014-03-25 | 2014-03-25 | 低エネルギー電磁波反応装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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| JP2014061131A JP2015182017A (ja) | 2014-03-25 | 2014-03-25 | 低エネルギー電磁波反応装置 |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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| JP2014061131A Pending JP2015182017A (ja) | 2014-03-25 | 2014-03-25 | 低エネルギー電磁波反応装置 |
Country Status (1)
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|---|---|
| JP (1) | JP2015182017A (ja) |
Citations (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS54486A (en) * | 1977-04-08 | 1979-01-05 | Cgr Mev | Device for locally heating living tissue using high frequency electromagnetic wave |
| JPH04305148A (ja) * | 1990-07-11 | 1992-10-28 | Internatl Business Mach Corp <Ibm> | マイクロ波処理方法、ポリイミド製造方法及びマイクロ波装置 |
| US20070108194A1 (en) * | 2005-10-21 | 2007-05-17 | Matthias Meyer | Microwave autoclave |
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2014
- 2014-03-25 JP JP2014061131A patent/JP2015182017A/ja active Pending
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